ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

SNっぽい聖杯戦争での舞台


舞台設定

この聖杯戦争は土夏市で行われる。
参加者は投稿時に活躍させたい場所や日常シーンで使う場所1つ書き込む。
このマスターはカフェでのんびりしているシーンがあるんですよ!とか
休日は波止場で釣りしてるとかでいい。
詳細に書き込むのも有り。

地形・地域名

新土夏

追加者:「」イバー
設定:新土夏駅周辺で現在開発が進められているニュータウン。オフィスビルや総合商店などの高層建造物が集中して建てられている。
駅近くの整備はある程度完了し既に新都市としての賑わいを見せているが、上を見れば建設途中の物件の赤い鉄骨が残っている。

旧土夏

追加者:黒「」
土夏市大火災で被害を受けたかつての土夏市の中心地。一戸建てや商店街など平屋の建物が多く、高層建築物はあまりない。
表通りこそかつての賑わいを取り戻しているが、裏路地に入れば未だに取り壊され再建されていない建物や空き地がまだらに見える。
亡霊が出ると言う噂や正直治安も良くはないため夜は人通りも少ない。
黒瀬正峰は終業後に時折裏通りで彷徨いている姿が目撃されており、肝試し目的の生徒がいないか注意するため夜回りをしていると思われている

咲茅川

追加者:姫島「」
 さくちがわ。土夏市を流れる一級河川。新土夏と旧土夏を隔てる境界線であり、土夏大橋を始めとする幾つかの橋梁が掛かっている。
 江戸時代以前は、この川を境として旧土夏側に集落が集中しており、新土夏の開発が始まったのは明治以降のこと。
 新土夏の側は元々八重洲と呼ばれており、鳩羽市との市境を流れる咲茅川の支流、関口川との間に形成された三角州地帯だった。
 八重洲では、土地が肥沃なことから農業が特に盛んであり、嘗ては広大な田園風景が広がっていたが、維新以降は様相を一変させる。
 河川を越えて私鉄が路線を通し、駅を設置したことで、その沿線の開発が急速に進行し、やがては新土夏の基礎となる新都市部を形成していった。

咲茅の滝

追加者:姫島「」
 土夏市境、咲茅川と関口川の源流にもなっている滝。松原寺のすぐ裏手に存在しており、参拝ついでに見物に来る者も多い。
 比較的落差があり、滝壺は深め。上流から流れてきた河川が此処で一旦滞留し、その後再び二つの流れに分かれて土夏市及び鳩羽市に流れ出していく。
 龍神伝説が残っており、この滝壺には嘗て龍神が住んでいて、豪雨で水嵩が増すと水面近くにその姿が浮かび上がる……というような伝承が記録されている。

郊外の森

追加者:バサ「」
土夏市郊外の森。昼間でも鬱蒼と茂った樹々によって薄暗く、あまり人が寄り付かない。
一級とまでは行かないものの、市内の霊地としては及第以上のものではあり、この土地を押さえようとする魔術師もいるかもしれない。
密林での戦闘を得意とするバーサーカーにとっては絶好の狩場。

鳩羽はとわ

追加者:監督役の「」
土夏市の北西部に面した隣町。鳩羽市内には山が多く〇〇県の中では発展が遅れている方の地域。
土地だけは余っているので大学のような広い敷地面積を必要とする学術施設は鳩羽市に集中している。
ここ数年で自殺者の件数が急増しており、市内では社会問題となっている。

新土夏エリアの建造物

火蜥蜴学園

追加者:企画者
設定:マスター1とマスター2が確定で通っている学園。
赤っぽい制服が人気らしい。
新土夏になってから建設され歴史が浅い。
名の由来は火災から立ちなおる象徴として地元に伝わるある伝説と西洋のサラマンダー伝説によるもの。
外国人デザイナーに頼んで作ってもらった校章デザインは、西洋の紋章のようで格好いいと男子に評判。

純喫茶『ストックホルム』

追加者:「」竹梅
火蜥蜴学園にほど近いところにある喫茶店。
門構えこそ古めかしいが、メニューはコーヒーを初めとしてパンケーキや大盛りパフェなど高校生向けのものが多い。
サンドイッチ程度の軽食も提供するため、放課後寄り道する学園生は少なくない。
竹内太桜の実家でもある。

展望タワー『サマー'sワン』

追加者:「」村麻呂
比較的最近に作られた土夏市の新名所。200mを超える展望台からは市内を一望できる。
特に夜の夜景は素晴らしいが夜8時までしか運営していないため夏場は夜景を見れる時間が限られてしまう。
デートスポットとしても人気であるが、一階にあるレストランのカルボナーラが密かに口コミを呼び繁盛している。
名前は「土夏市で1番高い、1の数字のような塔にしよう」というスポンサーの意向を反映して名付けられた。
が、絶望的にダサく近年新名称を募集するキャンペーンなどを企画する予定。そんな中壊されたりしたら可哀想だよねぇ…!

土夏地下街建設予定跡地

追加者:「」竹梅
18年前、新土夏開発の一環として建設が予定されていた地下アーケード。
その建設中に土夏市大火災が発生し、建築現場に大きな被害が出たこと、災害により開発・運営予定だった会社が相次いで倒産したことなどにより計画は中止された。
その後も地下に張り巡らされた地下道を埋め立てることのできる企業は表れず、中途半端に掘り進められたまま放置されている。
このような経緯であるがゆえ、「反社会的勢力が潜んでいる」、「実は政府の要人のためのシェルターである」などの都市伝説のネタにされやすい。
実際にはこの手の噂は根も葉もないものであるが、外の世界にうかつに顔を出せない者が身を潜めるにはもってこいの場所である。

ショッピングモール・アトム

追加者:「」ーチャー
新土夏近辺に建てられた映画館、レストラン等を併設する大型のショッピングモール。
1、2、3号館に加えてそれぞれの館を繋ぐアトリウムが中央にあり、屋内でありながら見晴らしもよく陽の光を良く取り入れるような構造となっている。
かつて旧土夏の商店街の客足を奪うのではないかという危惧もあったが、取り扱う品物や客層の違いもあってパイを奪い合うような状態とはなっていない。
一応24時間営業を謳っているものの、深夜となると多くの店が暖簾を下ろしてしまうため、22時以降は昼の雰囲気とは一転し薄暗く不気味な空間が広がる。

土夏海浜公園

追加者:百合「」
新土夏方面の入江を利用して整備された海浜公園。
人工の砂浜ビーチやボート施設、展望台、シャワー・ロッカー付きのマリンハウス、釣り人のための磯浜エリアも用意されているなど、都心に近い憩いの場として親しまれている。
公園部は街路樹や緑道など緑も豊かで、付近にはお洒落なカフェなども多い。夜には新都の夜景を一望できるデートスポットとしても人気を博している。

アクアパーク土夏

追加者:「」んかくん
海浜公園に隣接して建っている大型水族館。復興記念のシンボルとして多額を投じられて建設された。
これ目当てで土夏市を訪れる観光客がいるくらい人気のスポット。目玉は最近流行りのクラゲ展示室と太平洋を再現した巨大水槽。
シャチのマリンくんが当水族館のアイドル。

新土夏三丁目仲通り

追加者:「」コーレ
賑わいを見せる新土夏から少し外れた位置にある歓楽街。
都市開発によって乱立したビル群の合間に輝くネオン、顔を赤らめた人達の行き交う様子は、まさに古き良き「飲み屋街」そのもの。
裏通りは文字通り裏社会に通じる道ともなっており、輝かしき新土夏に落とされた影の側面……とも呼べる街。
外れにはピンク色にライトアップされた西洋の城モチーフのラブホテル「エス・エム」が聳え立っており、現在はニコーレ・リリエンタールの住居となっている。

ダイナー「パパ&ママ」

追加者:「」サシン
新土夏の裏路地にある個人経営の小洒落たレストラン
日中は洋食店、日が落ちればバーへと営業形態が変化する。
髭面のオーナーシェフが修行時代に各国を巡って集めた秘造のワインと、イタリアンテイストの軽食は絶品で
裏路地にありながら客足は絶えない。バイト募集中。

こども動植物園

追加者:「」守威護
園とうたっているものの、実体は新土夏のとあるビルの1フロアを改造し、小動物等をケージに入れて置いているだけの小さな施設。
ただ入場料は無料で、客もあまり多くないため小休止するにはそれなりに優れている場所である。
動物に快適な環境を整えるため少々エアコンが効きすぎているきらいはあるが。

土夏私立美術館「土夏アートの森」

追加者:「」竹梅
新土夏のやや外れの山沿いにある美術館。
近代芸術から国内・国外問わない古代の出土品、地元小中学生のイラストコンクールの受賞作まで幅広い方向性の作品が展示されている。
海外の有名アーティストを招いて設計された建物は近未来的な造形で人気が高い。
広い敷地の大半は近代アートを展示するための屋外展示スペース「思考の庭園」となっており、芸術品が散在する広い草原が広がっている。
また自然保護区域としての役割も持っており、付近ではここでしか見られない動物や草花も存在する。
数日前この建物に泥棒が侵入し貴重な歴史遺産が盗み出されたという噂がある。
深夜の「思考の庭園」は人目も監視カメラも存在しないだだっ広い平原だけど荒らしちゃダメだよ!

『Lizzzardonat's』

追加者:「」竹梅
新土夏のオフィス街に本社を構えるアパレル企業。
主に女性向けのアパレルを開発している他、靴の開発も行っている。
全体的に甘めのデザインにワンポイントでハードやゴシックなモチーフを混ぜ込んだ洋服が多い。
全国的な流行を引っ張ることができるほどのブランド力はないが、土夏の若い女性を見ているとそれなりに身につけている女性を見かけることができる。
新旧土夏併せて6つの直営店を構える他、『サマー'sワン』や『ショッピングモール・アトム』などにも出店している。
梅村海深の父親の勤め先。

ロゴス土夏

追加者:イリス「」
新土夏に建つ大型マンション。
オートロック。駅からのアクセスも良く、家賃はかなりお高め。富裕層や、大火災以降の都市開発後に移住してきた住民が多く住まう。


土夏市役所/土夏市立図書館

追加者:姫島「」
 市立図書館を併設した土夏の市役所。大正期の市制施行頃、新都市計画の中心地となる現在の新土夏に建設された、歴史ある建築物。
 ややアクセスの便が悪い小高い丘陵に立地しているが、これは現地の篤志家によって元々此処に建設されていた私設文庫(法定上の私立図書館)を、建物ごと改装・転用した為。
 市役所の建設計画が持ち上がった時には、私鉄による地方路線は既に通っており、其方の近くに建設した方が明らかに好都合であったが、財源不足から費用を抑える為にこのような方式を取ったとされる。
 18年前の大火災発生時には、連絡設備が整っていることなどから此処に緊急対策本部が設置され、各種ホールなどの設備を開放して旧土夏からの避難者を多数受け入れた。
 現在は、この時の被災経験をもとに各種防災設備が整備されつつあり、広大な公園の建設によって避難場所の確保が行われている。これらの公園は、新旧土夏エリアは勿論鳩羽市などからも人を集める人気スポットとなっている。

旧土夏エリアの建造物

十影宅

追加者:「」んかくん
典河の住居。旧土夏にある大きな洋館。装飾は控えめだが調和の取れた佇まいは設計者の趣味の良さを伺わせる。広い庭と温室が特徴的。
住人は典河ひとりきりだがこまめに典河の手で整備されているので荒んだ印象は無い。
温室には典河が栽培した色とりどりの草花が年中可憐に咲いている。実はこの温室自体が英霊の召喚陣の上に建っていてセイバーはそこから召喚された。
洋館の地下には典河の亡き両親の工房がある。魔術の修練のためたびたび典河は利用するが、実際にはほとんど手つかずのまま放置されている。

とかげ園跡

追加者:アデリナ「」
旧土夏の郊外に在った遊園地、とかげ園の跡地。
嘗ては子供向けの小規模な施設ながら賑わいを見せたが、土夏市大火災による直接的な被害に加え治安の悪化により業績不振に陥り廃園となった。
施設等は取り壊される事なく放置されており、その物悲しくも何処か不気味な雰囲気から、地元学生からは心霊スポットとして噂される。
現在はアデリナ・トゥーリベルクの仮住まい兼工房。

禄依館道場

追加者:雅美「」
古くから旧土夏内にある空手道場。
道場主は絹留豪越。大会入賞者なども多く排出している。
大火災の被害は奇跡的に免れており、後に道場主を筆頭として館員達が復興に尽力した過去がある。

スーパー「シーマニア」

追加者:「」井沢(「」ムサハン)
旧土夏にあるスーパー。地域ローカルだが土夏内にはこの一店しかない。
商店街やショッピングモールに比べるといくらかアクセスが悪いが、そのぶんお手頃な値段で生活必需品や食品が購入できる。
営業時間も長く、一人暮らしの土夏民には強い味方。
ただし、大火災からの復興間もなくに資材の乏しい状態で建てられたためか監視カメラなどの設備が足りておらず、相次ぐ万引き被害に経営者が頭を悩ませている一面も。

アスタルティア邸

追加者:クラウス「」
旧土夏内にある洋館。クラウス・アスタルティアの住まい。
敷地内には木々が生い茂り、屋敷そのものが巨木と一体となったような様相を呈している。その異様な外観から幽霊屋敷とも噂される。
一度門を潜ると内部は異界化されており、見た目以上に広大な森となっている為、侵入者が屋敷に辿り着くことは困難であり、また、迷い込めば容易には抜け出せない。
十影宅とは同じ旧土夏内にあるが、位置的には離れている。

万里小路古書店

万里小路棗の家。
かつて父親が営んでいた書店。
成長するまではバイトを雇っていたが、現在では棗が一人で経営している。
棗は遺産をなるべく使いたくないため、流行りのラノベなども仕入れ経営を黒字にしようと頑張っている。
保護者がどこからか手に入れてきた国外の土産物や怪しい駄菓子も販売しており、そちらはコアなマニアに人気がある。

その他土夏

土夏総合病院

追加者:「」んかくん
設定:流の家系が経営している大病院であり、流自身の勤め先でもある。土夏市大火災の際は大勢の患者が運び込まれ、病床が一杯になった。
土夏市の再開発地区(通称新土夏)の山の手に建っており、魔術的には霊脈を捉えやすく悪くない立地。そのせいか怪談話が尽きないという噂。

都立土夏霊園

追加者:「」サシン
新土夏の山の手、土夏総合病院近辺よりも更に上に位置する山の霊園
比較的高所故の澄んだ空気と、見下ろせる海山の景色が安らかな眠りを守っている。
在住している霊園管理者は、元聖職者の人格者であり潮風による墓石の劣化を丁寧な手入れでしっかりと引き延ばしている。
その内の一角は、土夏市大火災による犠牲者の墓が並んでいる。

土夏大橋

追加者:「」ムハサン
土夏のシンボルの一つでもある大きな鉄橋。
黒いシックな外見は建築物マニアには人気が高いが、夏になると異常な熱さになるので赤とかに塗り替えるべきだと検討されている。

土夏旧臨海工業地域

追加者:姫島「」
 咲茅川の河口付近に、新旧土夏を跨ぐようにして存在する、臨海型の工業団地。戦中期には軍需産業の活発化で賑わっていたが、今ではすっかりその繁栄も過ぎ去った。
 現在は倉庫街として主に活用されており、輸送用の船舶が停泊して荷物の積み下ろしを行っているシーンを稀に見かけることがある。
 元々は河運を利用して上流から運ばれてきた物資を集積し取引する為の市場が広がっていた為、ある意味では先祖返りを起こしているとも言える。

新土夏駅

追加者:姫島「」
 大火災で失われた旧土夏駅を再建した駅舎。地方都市にあるものとしてはそれなりに大きなターミナル駅である。
 旧国鉄時代から存在していた旧駅舎は老朽化が進んでおり、利用者からも運営側からも改善要望が出されている程だった為、大火災を契機にそれが一新されたことについては歓迎する住人も多い。
 接続路線はJRと大手の私鉄路線が一本ずつ。戦前は港湾部と接続され、臨海部の工場地帯に関する産業輸送を担っていたことがあったが、現在ではその貨物用路線も廃止されている。

松原寺

追加者:「」ムハサン
設定:しょうげんじ。
大きな山門があり、マスターのうち一人が居住地にしていて、優れた霊地であるため陣地にするのに丁度よい寺。

松原寺菜園

追加者:姫島「」
 松原寺に併設された菜園。兼業農家であった本来の住職が開墾した、細やかな畑。
 栽培されているのは芋やトマトなど。花畑のような華やかさはないものの、冬ですら雪中に眠る緑は絶えない。
 霊地であることが関係しているのか、それとも元々土壌の質が良いのか、此処で育った作物は中々美味しいとかなんとか。

暴力団事務所

追加者:寺の息子「」
火災後に市を牛耳ろうとして進出した暴力団。
ヤクの売買、武器の売買、盗品の仲介、若者による犯罪集団結成の支援など、手段を選ばない。
先日、組長が裏社会の支配者気取りで市内に潜入し始めた聖堂教会の一員にちょっかいをかけて怪死。
混乱が広まっており統制がさらにとれなくなった。

廃ビル

追加者:「」ャスター
土夏市のやや外れにある廃ビル。当時はデパート等が入っている複合施設だったが、ショッピングモール・アトムの新設によって顧客を取られる。
経営不振に至り、デパートは閉店。以降新たに入るテナントもなく、廃ビルとして町から置き去りにされている。
今は誰も立ち寄らないが、青髪の女性が出入りしているという噂があり、内部はやたらと蜘蛛の巣が多い。


鳩羽市

国立療養所鳩羽病院

追加者:姫島「」
 長期療養用の設備を備えた、鳩羽市の医療施設。元々は、戦前から結核患者向けに全国に設置されていた療養所の一つだった。
 しかし、戦後の医療発展による結核患者数の減少と、経済発展と共に高まった公害問題解決への機運を受け、経営方針を転換。
 行政との連携で多数の公害病患者を受け入れられる体制を構築し、遠地からも療養する患者を集める形で発展を見せた。
 現在は、土夏総合病院が高度医療を担うのに対し、長期間病床を占有する入院患者や終末期医療への対応という形で棲み分けを行っている。
 なお、現在この施設には、松原寺住職代理・姫島寂円の妻、そして姫島円の母である佳苗が入院しており、時折両者が見舞いに訪れている。

怪談・伝承・都市伝説

咲茅川の龍神伝説

 上古代以来、主に旧土夏地域では、咲茅川にまつわる龍神伝説が伝えられている。
 幾つかのバリエーションはあるものの、その殆どは、「咲茅川の上流*1の龍神が荒ぶった時、高僧や高名な武者によって鎮められた。鎮まった龍神は追いやられ、元の川を離れて咲茅の滝壺を新たな在処とした」という粗筋。
 咲茅川水系の上流域では、しばしば水害があったことが知られており、古代の治水工事に関連して形成された伝承ではないか、というのが郷土史家の見解。
 一方、現地の祭祀遺跡から発見される祭具の特徴などから、諏訪における土着信仰との関連性を指摘する考古学者の声もある。

咲茅さま

 近年、地方官衙の遺構で発掘された木簡の記述などから存在が判明した、平安期頃の土夏に実在した流行り神の一種。
 上記の龍神信仰と、異界からのマレビト信仰が結びつき、捨て子などを龍神の子である「咲茅さま」として祀りあげ、それに願をかければあらゆる望みが叶うとされた。
 明らかに何者かによって人為的に発生させられた流行り神であり、住人による龍神の子への寄進行為が過激化して税収が断絶したこと。そして、それを受けて、行政側が咲茅さまを淫祠邪教として排除対象としたことが木簡には記されている。
 その一方で、咲茅さま信仰が壊滅させられたという事実は記されているのにも関わらず、その首謀者の名前が不明であることや、神徳が「願いが叶う」という曖昧なものであることなど、不可解な点も多い。

赤い服の男

 土夏市には古くから赤い服を着る「何か」の怪談・都市伝説が多い。その中からいくつか紹介する。

瓶楠郡に伝わる話
 かつて土夏市には旧日本軍の陸軍技術研究所があり、そこでは細菌兵器が開発されていた。
 あるとき強毒化された細菌が漏出してひとりの研究者が感染し、新型細菌兵器という国家機密を守るために存在を隠蔽された彼は裸に剥かれて地下の座敷牢に閉じ込められてしまった。物資不足を理由に解熱剤どころか満足な食事も与えられない。事実上の見殺しにされた彼は三日三晩の間、激しい熱と痛みに苛まれ苦悶に満ちた表情で事切れた。
 彼の死体は全身が膿疱だらけになって凄まじい悪臭を漂わせており、疱が弾けた部分は垂れ流される膿で赤く染まって水っぽくベロベロになって剥がれてしまっていたので、まるで赤いマントを全身に巻き長けているようだったという。
 数年後、陸軍技術研究所は国の命令で焼き払われた。研究所内でガス爆弾が暴発し、研究所の人間は皆死んでしまった。その際に炭疽菌が漏洩した疑いがあり生物災害を防ぐために建物ごと焼かれたのだ。
 唯一救出された陸軍将校は死の直前まで「赤い服の男が来る、赤い服の男が来る」と譫言を呟いていた。彼の身体はびらんガスで焼けただれて、まるで赤い服を着ているようだったという。

梨咲燈村の民話
 昔、隣村から酒を買いに行った男が帰りの夜道で山姥に捕まった。山姥は男を柱に縛り付けるや食い殺そうとしたが、男が酒を持っているのに気がつくと女のものらしき腕を肴に酒盛りを始め、そのうち、大いびきをかいて眠り込んでしまった。
 夜が更けるうちに気が緩んでウトウトしていた男が「もし」という声を聞いて目を覚ますとそこには真っ赤な旅衣装をした血塗れの女が立っていた。女は自分は山姥に食い殺された旅人が化けて出たものだと説明すると、育てられた恩を返せなかった不孝が口惜しく今でも成仏できない、神通力で男を逃がす代わりに山姥が戸棚に隠している金銀財宝をこの人形と一緒に故郷の両親に渡して欲しいと取引を持ちかける。男は快諾し、金銀財宝と女幽霊に渡された赤い人形を持って命からがら逃げ出した。
 しかし助かってみると助兵心が出てくるもので、男は女幽霊との約束を破り山姥から奪った金で毎日酒を飲んで遊び暮らすようになった。そして、ある夜のこと。酔い潰れた男の前にあの夜の女幽霊が現れ、鬼のような表情で男を詰った。だが、男は女幽霊の言うことに聞く耳も持たず、焼けた火箸で女幽霊の目を思い切り突いてしまう。するとギャーと悲鳴を残し女幽霊はそれきり姿を消した。
 その翌日、男の博打友達が家を尋ねるとそこには囲炉裏の横で火膨れ塗れで死んでいる男の姿があった。男の手には女幽霊から渡されたという真っ赤な人形が握られ、その人形の目には二本の火箸が突き刺さっていたそうだ。

1973年頃、阜鴫花町周辺の小・中学校に広まった都市伝説
 瓶楠山にある祠には「赤マントさん」が祀られている。赤マントさんは赤いものが好きなので、もしも赤マントさんに出逢ったら赤いものを渡さなければならない。さもないと殺されて、血で服を真っ赤にされてしまう。
 また、夜になると赤マントさんが空を飛んでいるが、赤マントさんが飛んでいるのを見ると殺されてしまう。

 他、この都市伝説から派生したと思しきもの。
・外で赤いマントと3回唱えると空から赤マントさんが降りてきて殺される。(未蕾小学校)
・3時33分33秒に3階の窓から外を見ると赤マントさんが飛んでいる。見つかると連れて行かれてしまうから窓を開けてはいけない。(跳孤小学校)
・3階の入り口から3番目のトイレは3時から4時の間赤マントさんの世界に繋がっている。入ると戻ってこられない。(南恵取小学校)
・赤マントさんの好物は缶コーヒー。捕まっても缶コーヒーを渡すと助かる。(敷鹿小学校)
・赤いマントさんは缶コーヒーが嫌い。缶コーヒーを投げると逃げていくが、日が暮れる前に家に帰らないと怒った赤いマントさんに殺される。(門面小学校)

註-実際に瓶楠山に祀られているのは疱瘡神である。土夏は古くより天然痘に悩まされた地域で、それゆえに疱瘡神の祀り上げ/祀り捨ても多く、疱瘡神の祠は土夏のあちこちで散見される。赤マントという意匠も疱瘡除けからの連想だろう。

黒頭巾

 旧土夏で語られる深夜に出没する都市伝説、怪人。
 18年前の土夏大火災以降、旧土夏に現れ深夜に徘徊しているとされる。いくつかバリエーションがあり、全ての噂に共通するのは黒いフード付きの服を着た何者かと言うこと。
当初は土夏大火災で死んだボクサー志望の青年の幽霊とされていた。
 近年では暴漢に襲われる女性を助けた、徘徊老人を見つけ警察に保護を求めた、家出少女に家に帰るように諭した、酔っぱらいの吐いた吐瀉物や野良犬のフンを掃除していた、ヤクザと喧嘩していた、警官に追われてにげていた、刀を振り回してなにかと戦っていた等と言う噂話がネットコミュニティ上で書き込まれている。
 目撃したとされる姿も共通点は黒いフードを被っているというだけで空手の胴着を着ていた、ボディアーマーを着ていた、半裸だった、スーツを着ていた、鎖帷子をつけていた、竹刀を持っていた、箒を持っていた、さすまたをもっていた、刀やお札を持っていたと一貫しない。
 一説には一部の旧土夏住人が善意で自警をしているという噂もあるが、噂の域を出てはいない。
 確かなのは黒頭巾が有名になってから深夜の旧土夏の治安が少し良くなったと言うことである。

その正体は……

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