ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。




─────────某所にて

「………………暇ですわね………。」
少女が一人呟く。と言っても、ただの少女では無い。
その身に大災害を複数取り込みし、人類の存続すら揺るがしかねない大いなる災厄。
…………その名をアルターエゴ:アングリードと名乗っている少女だ。
「とは言っても、余りにも強すぎるのも考え物ですわ。
最初は多くの人々が倒そうと躍起になって掛かってきたと言うのに、
今では誰一人として掛かって来ず、皆逃げて行ってしまいますわ。
これを退屈と言わず、何といえばよろしいのでしょう?」
ふぅ、と少女は小さく溜め息をつく。とは言っても実際に少女と言う訳では無い。
彼女は、並びに彼女と共に産まれた4人のアルターエゴは、あくまで少女と言う型に押し込まれた存在にすぎず、
その正体は、人理を脅かす大災害を溶け合わせ、融和させ、そして1つのカタチとさせた存在なのだ。
「こう………。何なのでしょうね、この私の型となった女性に何か趣味の一つでもあればよろしかったのですが、
この女性そう言った物を一切持ち合わせておりませぬ…。息苦しい事この上ありませんわ…。」
「だったら、別の事すればいいじゃん?」
悩んでいるアングリードの後ろから、よく似た顔の少女がひょいと顔を出した。
「ひゃああああああ!!!………って、ラストリットですの?驚かせないで下さいまし!」
顔をのぞかせた少女の名はラストリット。アングリードと同じ経緯を経て産まれたアルターエゴ。
同じ少女から生まれたこともあってその容貌は瓜二つだが、服装は全くもって異なっていた。
アングリードの方は貞淑かつ豪奢なドレスに身を包んでいるが、ラストリットの方はと言うと服らしい服をまず身につけていない。
ただ乳房と、股間と、そしてなぜか目の部分を覆うように包帯をぐるりと一周させているだけである。
しかしそんな服装であっても欲情を催したり襲おうなどと、生命を放棄した愚かしい考えを起こす男は誰一人いない。
何せ彼女もアルターエゴ。手を出そうものならこま切れ肉にされるか眷属として取り込まれるかの二者択一なのだから。
「全く…………、その恰好はどうにかなりませんですの?見ているこちらまで恥ずかしくなりますわ。
同じアルターエゴとして………、いえ……アークエネミーとしても恥ずかしいです!もう!!」
「えぇ〜?でもボクの型となったこのオンナノコの人格が望んだ格好だしぃ〜?
それにぃ〜、アングリードも実はこういうの、好きなんじゃないの〜?」
ラストリットはニマニマと笑いながらアングリードの顔を覗き込む。
「なッ!ななななななな!!何をおっしゃいますの!?
そ、そんな下品な!!え………、え!えっちなことなどに!わ、私が興味があるな………、んむっ………!!」
顔を真っ赤にしながらラストリットの言葉を否定するアングリードの口を、ラストリットは己の口をもって塞いだ。
んちゅ………っ、ぬちゅ───、くちゅる………………と艶めかしい音が周囲に響く。
「!!…………ッ!〜〜〜〜っ!………っぷはぁ!!ど………ッ!どういうつもりですの………!?」
「んん?いやぁ〜…、素直じゃ無いから、口じゃ無く体に聞こうかなぁ〜?なーんて。」
「ふ、ふざけないで下さいまし!!」
「そーぉ?じゃあ、真面目にやるよ?」
ラストリットの声色が、真剣なそれへと変わる。
「うぇ!?あ、ちょ、ちょっとお待ちを!物事と言うものには順序がございまして………ッ!?」
「今更おっそーい!」
ラストリットが目にも止まらぬ速さでアングリードの背後へと回り込む。
そしてパチン、パチンとドレスのボタンを丁寧に外していく。
「ちょ!ちょちょちょっと!?」
「嫌なら、力ずくで止めても良いんだよ?まぁ、ボクの筋力に勝てるのならだけど」
「貴女…………わたくしの筋力がCと分かって言っておられるでしょう?」
アングリードが目を細め、少し怒りで声色を染めて言う。
「でも、嫌じゃないんでしょ?」
「この期に及んで何を────────────」
「だって、アングリードもボクも、きっとエ・グラトニールの奴も………何もやる事が無くて暇なんだもの………。」
「…………………それは………、そうですが…………。」
「それに、キミも知りたいんじゃない?いつもアークエネミー(ボク等)が襲う対象でしか無かった、
人間の感情、想い、触感、そして…………………………、快楽って奴を。」
「─────────………………………………………。」
ラストリットのその言葉を聞き、少女は図星を突かれたように押し黙った。
「やっぱり、元は別々の大敵であっても、考える事は一緒みたいだね。
ボクとキミは全く接点の無い大敵だったけど、コレは器の子の少女に引きずられているのかな?」
「……………知りません!…………もうっ、勝手になさい!」
「おっ?それはキミを好きにしても良いって事かな?」
「………………………………。」
アングリードはその言葉に頬を染めて、視線をラストリットからそらした。
「無言は、肯定と取らせてもらうよ〜っと」
そう言うとラストリットは器用な手順で少女の衣服を脱がし、あられもない肌を晒していく。
「こっち向いて」
「………。んもうっ」
アングリードは頬を染めながらラストリットのほうを見る。
既に少女は一糸纏わぬ裸体となっていた。しかし、その美しき肉体を見る者はラストリット以外いない。
「………綺麗だね。形も良いし、大きいし…………」
ラストリットはアングリードの乳房をその細い指で撫でまわしながら笑った。
「イヤミですの?貴方の方がワタクシよりも大きく美しいではありませんか」
「そんなんじゃないよ。ボクのは可愛い眷属(こどもたち)を産むのに適した肉体に自己改造しただけさ
何も手を加えていないキミの身体の方が、何倍も、何十倍も綺麗で、そして美しいよ?」
「……………………世辞がお上手なのですね………。」
「お世辞なんかじゃないけど………ありがとう。」
ぎゅっ、とラストリットの乳房を包む手に力が入る。
「んっ…………」
「あ、ごめん…………痛かった?」
「いえ…………、感じた事の無い感覚でしたので…………。
えっ………と………?くすぐったい………というのでしょうか?」
「ふぅーん、僕にも味合わせてよ。ほら」
そう言うとラストリットは、アングリードの手を自身の乳房へとあてがおうとする。
「え………?でも…………。」
「良いから」
「それ………じゃあ………………。」
恐る恐るアングリードはラストリットの乳房に手を伸ばし、その手の平に力を入れる。
「んっ!………んん、確かに、コレは何とも言い難いねぇ〜………
もっと、もっとやってよアン」
「なんですのその名前………。」
「だって、アングリードだと長いし、可愛くないでしょ?
だからボクも、ラストって呼んでいいよ!ほらほら、可愛いでしょ?」
「うーん、貴方のネーミングセンスって………。まぁ良いですわ。行きますわよー」
アングリードがその手の平に更に力を入れると、むにゅっ…、とラストリットの乳房が形を変える。
更にアングリードは興が乗って来たのか、色々な角度からその乳房を弄り、揉みしだいて楽しんだ。
「んっ……、んあっ………!ああっ………!……ん!うん!良い……。凄ぉーく良いよぉこれぇ……。
人間の三大欲求になるだけあるよぉ………。もっと!ねぇ、もっとぉ!!」
「そ、そこまで求められるとどんなものなのか気になりますわ………。
私にも、私にもやってみてくださいまし!」
「ふふっ、やっぱりなんだかんだ言っても気になるんじゃんキミ。」
「………っ!そ、それとこれとでは別ですわ!」
「あんまり素直じゃなーいーとー。こうだよ」
ラストリットが突然アングリードの乳房につかみかかり、そして乳首に舌を当て、艶めかしく舐め始めた。
「ふわあぁっ!?な、んなに!?なんですのぉぉこれぇぇえ!?」
「あら、ちょっとイカせすぎちゃったかな?まぁいいや続けちゃお」
そう言ってラストリット悪い笑みをしながらぺろぺろとアングリードの乳首を舐めまわした。
「ちょ!ちょっとラスト!!待って!止めて!!イッちゃう!イッちゃうからぁ!!」
「『行く』ってぇ……、何処に?」
「あら………?そういえば………そうですわね。何故か勝手に口から………。」
「アンへんなのぉーっと。まぁいいや。とりあえず次行っちゃう?」
「?………次って?」
「そりゃ、こうするしかないでしょ!」
がばっ、とラストリットがアングリードの股に手を伸ばし、その秘唇へと触れようとする。
「そ、それはイケませんわ!!ダメ!ダメです!!」
「なんでー?別に良いじゃない女の子同士なんだから別に入れるわけじゃあないんだし」
「そういう問題ではございませ………ひぅぅぅんっ!!」
秘唇を優しくなでられたアングリードの神経を、彼女の全く知らない快感が走り、彼女はその快感にあられもない嬌声を上げる。
「おぉー、やっぱりここが、……その………凄く感じるんだ。やっぱり子供を創る最重要な部分だから感じやすいのかな?」
「そんな冷静に分析を述べながら………んぁっ!な、撫でないで……んひゃっ!?ちょ!…やめ…………ひぅっん!!」
「ふぅーん、乳首とはまた感じ方が違うようだねぇー。……………あ、良い事思いついた!」
「ちょ、ちょっと!?何を!?」
突然ラストリットは体勢を変更し、自分の秘唇をアングリードの秘唇にあてがうような態勢を取る。
その体勢は、さながら互いに向かい合って抱き合っている男女のそれであった。
「こうすれば、互いのここをこすり合わせて、気持ちよくなれるでしょう?」
「そ………………それはそうですけどぉ…………。」
「じゃ、いくよ。」
互いの秘唇がふれあい、今までに二人が味わった事の無いような快楽の波が二人を襲う。
「な………これぇ……んあっ!凄い!凄いよこれ!!はぁぁぁぁんっ!!」
「あっ!!ダメですこれぇぇぇ………んっ!んあっ!あぁんっ!!………っ!!」
アングリードのほうは声を抑えようと自分の口を手で押さえるが、それでも嬌声は抑えきれずに口から漏れ出していく。
「んっ…………ほ、ほらぁ…………、こうすると………お互いのおっぱいも…………擦りあえるよぉ………」
ラストリットが自身の乳房をアングリードの乳房に押し当てる。むにぃ、と互いの乳房が形を変える。
「こ、これ以上は…………あひっ!ご、ご勘弁…………んんっ、お願いします…………、はうっん!」
それだけでも互いの身体を快感が走るが、それでは既にラストリットは満足いかなかった。
自分の乳房を掴み、くにくにと弄りながら二人の乳房をもてあそぶ。
「ちょ、ちょっとぉぉお!!ふあぁぁああっ!!ひ、人の………んぁっ!
お、…………その、おっぱいで………あ、遊ばないでくださ…………んむっ!」
顔を真っ赤にしながらラストリットを止めるアングリードの口を、再びラストリットは口で塞ぐ。
ぬちゅる、ぐちゅちゅ…と舌が舌を絡める艶めかしい音が響く。
更に乳房が絡み合い、そして秘唇が撫で合う快感が同時にそのアルターエゴの霊基を襲い、
もはやアングリードは白目を剥きそうな程の快楽に溺れそうになっていた。
「あっ!なんか………来る……んっ!来ちゃう!すっごいの来るぅ!!」
「一緒に行こっアン、これ、こ…………これ……っが、快楽って…………感情なんだね………んあっ!」

「「んあああああああああああああっ!!!」」

誰もいない廃墟の街に、二人の少女の色香を帯びた嬌声が響いた。





「…………………お前ら、何やってんだ」

そこに飛んでやってきたのは、通りすがりのエ・グラトニールであった。
彼女もまた、2人の少女と同じように、一人の少女から分かたれたアルターエゴである。
いつもは邪悪な笑みで人々を狩ってはぐちゃぐちゃと食い散らかしているアルターエゴであるが、今現在その表情は疑問に染まっていた。
無理もない。目の前で自分と同じ顔のアルターエゴ2人が一糸纏わぬ姿で、乱れて絡み合っているのだから。
「ぐ………、グラトニール!?こ、コレは!その!!誤解!!誤解でございま─────」
「何って………………セックス。」
「貴女は少し恥じらいと言うものをお持ちになってくださいまし!!」
「セックスって………………………………何で?」
グラトニールは半分呆れ気味な表情でラストリットに聞く。
「簡単だよぉ、人間の快楽って奴を知りたくなってね。ほら、ボク等は元々災害、人間の感情なんて分かんないだろう?
だから手始めに、感情の中でも非常に強烈な快楽って奴を知ろうと………………」
得意顔になって始まるラストリットの話を、グラトニールは純粋な疑問の表情で遮る。
「感情………って、そんなもん…必要か?」
「………………え?」
「俺達は元は災害だぞ。そりゃあ今は人の型に押し込まれているが、悪意も快楽も無く人を滅ぼすだけの大敵だ。
それが感情を知るってのは、不必要な事だと俺は思うが……………。」
「えっ…………と、そのぉ……………」
「お前はどうなんだよアングリード。」
グラトニールがアングリードのほうを向く。アングリードは自分の横に無造作に放ってあったドレスを既に着ていた。
「そうですわね…………。人の感情は我らの領域の外………。災害たる我らが持つべき物ではありません。
憐憫、回帰、快楽、比較、堕落、本能、探求、異端、慙愧、幸福………。それらは全て『ヒト』の感情。
そんな物を我らが持てば、逆にそれが我ら災害に穴を穿つ致命的な弱点になりかねませんわ。」
「………で、でも………気持ち良いよ…………?ほら、アンもあんなに喜んでたじゃないかぁ!!」
「そ………………それは……………」
「…………やっぱり、俺達が感情を持つだなんて間違いだぜ。
そうやって無駄な悩みやら、後ろ髪惹かれるだのなんてもんを抱いちまう。
災害にそんなもんは不必要だ。災害はただぶち殺し、ぶち壊し、そして全てを無へと帰すもんだ。
それが感情を持つなんざ、災害にとって恥に他ならねぇ。『はじまりのアークエネミー』に顔向けできんのか?」
けっ、とグラトニールは地面に向かって唾を吐いた。その中には、さきほど食べた人間の骨の破片も混ざっている。
「『災害に感情は不必要』………………ですか、貴女が言うと含蓄が違いますわね。」
ドレスコートを完全に終えたアングリードが、くるりと回って微笑みながらグラトニールに言う。
「………………なんのことだ…………?俺?」
「ええ、貴女。…………正確には、貴女の中の1人、ですわ。
大層ご執着だったそうですわねぇ?パカルとか言う男性に…………。」
「はっ、皮肉ならもっと上手く言えよ?俺様は俺様で、そいつは俺の一部分でしかねぇ。
俺とは関係ないし、どうでも良い。俺様はその宝具を道具として使い潰すだけだ。」
「皮肉?今のは皮肉では無くて事実だと思うけど………。」
「っせぇなぁテメェは黙ってろ色情女ァ!!」
グラトニールがイラついた表情をしながらアンチマテリアルライフルを向ける。
「良いの?ボクをぶち破るとケイオスタイドはぶちまけられるよ?」
「………………チッ!!興が醒めた………帰るッ!」
グラトニールはアンチマテリアルライフルを懐に収め、そのまま踵を返した。
「それに…………、ボクはキミが毎日行っているあの虐殺と捕食、そしてそれと共に響く笑い声。
あれも…………立派な感情の一つだと思うよ?其れすらも、キミは否定するのかい?」
「────────────────────。」
グラトニールはその言葉に一切の言葉を返さず、そのまま飛び去って行った。
「んもう、素直じゃ無いんだからぁ〜。」
「でも、彼女の言っている言葉も一理ありますわ。
私達は元々はタダの災害、人理の大敵。感情と言う存在など…………。」
「アンまでそんな事言うのかい!?だったら、この僕たちの姿は何だよ!?
僕たちは確かに大敵であった!でも、今はアルターエゴなんだよ?少しくらい、夢見ても良いじゃないか!」
「…………それもそうですね………。この少女の人格が、想いがどのような物なのかは分かりませんが………。
今は、少しこの『感情』と言う不純物に従って色々と謳歌してみるのも、よろしいかもしれませんわね!」
アングリードは、ラストリットの必死の言葉にどこか共感したのか、はにかみながらそう言った。
「あ、そうだ!グラトニールにも呼びやすい名前付けてあげようよアン!
グラトニールだからぁ………、トニーとかどう?」
「それじゃあ男の子の名前でしょう……。エ・グラトニールだから、エグとかどうです?エグちゃん。」
「良いねぇ!それで行こう!ラスト、アン、エグの3人娘!!」
「3人ではないでしょう?”彼女”も、忘れないで上げて下さいまし。」
アングリードが目を細めながら、現在街を覆っている結界の中心部に目をやる。
「あ………、ごめん………。」
「まぁ、良いですわ。とりあえず、ここのお掃除はお願いいたしますわね。」
「えぇーっ!?二人でしようよぉー!!」
「元はと言えば貴女の提案でこんなぐっちょぐちょになったのでしょう!?
本日ワタクシ何処で寝ればいいと言うのです!しっかりと、綺麗にするのですよ!良いですね!?」
グイィ、とアンが顔を近づけてラストに対していう。流石のラストもこれにはたじたじになり、渋々承諾した。
「はぁー……、い」
「よろしい。ではワタクシはどこかにあると言う地下反乱組織の本拠地を探してまいりますわ。
見つかっても見つからなくてもきっかり3時間後に戻ってまいります。それでは」
「見つけたらもっと時間かけてもいいんじゃないかなぁ!?」
ラストの虚しいツッコミが天に響く。しかしそんなモノ何処吹く風。
アンは一切聞かず、その場所を後にした。

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