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アーキタイプ/Archetypes

スターファインダー・ロールプレイング・ゲームの各基本クラスは、狡猾なオペレーティブから必殺のソルジャーといったサイエンス・ファンタジー設定によく見られるキャラクターと、共通する一般的な概念に基づいている。しかし、既存のクラスで簡単に表現できるもの以外にも、興味深く有用なキャラクターのコンセプトは広大な宇宙に存在する。プレイヤーは特定のクラス特徴を選択し、適切なテーマの選択(28ページを参照)、或いはマルチクラス(26ページを参照)によって複数のクラスの要素を組み合わせることで、これらのコンセプトに近付けることができるだろう。しかし、それ以外の標準的なクラスやテーマの範囲を超えるようなコンセプトでは、キャラクターの焦点に変更を加える必要がある。このような大きな相違を包含するために、君のキャラクターはアーキタイプを取得することができるのである。
アーキタイプとはテーマよりも具体的かつ掘り下げられたもので、クラスほど包括的かつ広範ではないキャラクター・コンセプトのことを指す。アーキタイプはそれぞれ基本クラスの典型的な一員の能力から大きく異なることを表している。アーキタイプはキャラクターの成長を微調整したいプレイヤーにとって、選択の幅を広げる。
アーキタイプは一般に通常のクラスでは得ることのできない能力を与えるか、或いは特定の適切な能力の部分への関与を容易にするものである。基本的にこれらの能力はいずれの基本クラスおよびテーマの背景にも縛られず、キャラクターが他の出典から入手することもできない。例えば、アーキタイプの"心術士"(128ページ参照)は、生まれつき念術を使用できるキャラクターや、不思議なエイリアンの技術に触れて念術の力を得たキャラクターに使用することができる。同じような背景や出来事がない限り他のキャラクターはこれらの力を得ることができないため、元々用意されたクラス特徴よりもアーキタイプの方がより適したものとなるだろう。

アーキタイプの獲得/Gaining an Archetype

アーキタイプは適合するクラスで、該当するアーキタイプが代替クラス特徴を提供する最も早いレベルに達した際に獲得することができる。そして、そのアーキタイプはレベル・アップの際にレベルを得るクラスの一部として扱う。例えば、君が"星見の先駆者"に関心を持つエンヴォイを演じていた場合、エンヴォイの2レベル("星見の先駆者"が代替クラス特徴を持つ最も早いレベル)を得た時点でそのアーキタイプを選択しなければならない。それ以降、エンヴォイのクラス・レベルを得る毎に、"星見の先駆者"アーキタイプの代替クラス特徴を得るか、エンヴォイのクラス特徴が変更または置き換えられるかどうかを確認する必要がある。アーキタイプを初めて獲得した場合、君のキャラクターに影響を与える代替または置換クラス特徴に目を通し、書き留めておくこと。一部のクラス(特にミスティックとテクノマンサー)では、これらの変更はアーキタイプ特徴を獲得するレベルの前後のレベルの特徴にも影響する。
マルチクラスを取得した場合、複数のクラスに同じアーキタイプを追加することはできない。例えば、2レベルのヴェスクのエンヴォイが"星見の先駆者"アーキタイプを選択し、後にマルチクラスを得てソルジャー・クラスのレベルを上げることにした場合、そのキャラクターは"星見の先駆者"アーキタイプをソルジャー・クラスに追加することはできない。ソルジャー・レベルを得た際には通常のキャラクターの成長に従う。そのキャラクターが後にエンヴォイのレベルを得た場合、エンヴォイのクラスには引き続き"星見の先駆者"アーキタイプが適用される。
また、一つのクラスに複数のアーキタイプを追加することはできない。例えば、"星見の先駆者"アーキタイプをエンヴォイのクラスに適用した場合、エンヴォイのクラスには他のアーキタイプを追加することができなくなる。マルチクラスにより新たなクラスのレベルを得た場合、適切なレベルに達した際に新たなクラスに新しいアーキタイプを追加することができる。
アーキタイプでクラス・レベルについて触れられている場合、それはアーキタイプに関連するクラスのレベルを指している。

代替クラス特徴/Alternate Class Features

アーキタイプはクラスが1以上のレベルで通常獲得するクラス特徴を置き換えたり、変更する代替クラス特徴を付与する。アーキタイプが代替クラス特徴を付与する可能性のあるレベルは2、4、6、9、12、18となる。アーキタイプはこれらのレベルの内の一部、または全てで代替クラス特徴を付与することができる。
各クラスには代替または置換クラス特徴の予め定められた表が用意されており、各クラスの"置換クラス特徴"の項目で定義されている。例えば2レベルの時点で"星見の先駆者"を選択したエンヴォイは、通常であれば2レベルで獲得できる"エンヴォイの即興"の代わりに、"星見の先駆者"によって与えられるクラス特徴である"問題対応訓練"を得ることができる。
場合によってはキャラクターが通常よりも遅いレベルでクラス特徴を獲得する、或いは全く獲得しないこともある。このような場合、通常では遅延したクラス特徴を獲得できるレベルで他のクラス特徴に置き換える。例えば、9レベルで代替クラス特徴を獲得するアーキタイプを持つメカニックは、10レベルになるまでクラス特徴の"オーバーライド"を得ることはできない。このキャラクターはメカニック・クラスが10レベルになった時点でクラス特徴の"オーバーライド"を得るが、通常では10レベルで通常得られる"メカニックの秘訣"は獲得できない。

その他の事項/Other Considerations

アーキタイプを獲得することで特定の派閥での訓練や所属を表す場合があるが、アーキタイプの獲得が派閥の一員となるために必須条件となることはない。例えば、"星見の先駆者"(129ページを参照)はスターファインダー協会に所属し、スターファインダーの探索に加わるための特別な訓練を受けたキャラクターのためのものである。しかし、スターファインダー協会に所属するために、必ずしもこのアーキタイプの取得が必要となる訳ではない。アーキタイプは協会内での一つの道を示しているに過ぎず、キャラクターが該当する派閥に加わるための唯一の選択肢にはならない。。
アーキタイプはクラスを問わず追加することができるが、アーキタイプによっては特定のクラスでしか適用できないことが記されていたり、選択するために満たすべき前提条件が定められたものもある。例えば特定の魔法系統の修得を必要とするアーキタイプであればミスティックとテクノマンサーだけが適用可能であったり、古代修道院の戦闘技術を奉ずる者向けに作られたアーキタイプはソラリアンとソルジャーだけが適用可能であるかもしれない。アーキタイプの説明には前提条件や制限の有無が示されている。

エンヴォイの代替および置換クラス特徴

アーキタイプが代替クラス特徴を提供するレベルを得た時点で、該当するアーキタイプを適用しているエンヴォイは示されたクラス特徴を変更するか置き換える。
複数レベル:2、4、6、12、18レベル:"エンヴォイの即興"を獲得しない。
9レベル:追加技能で"専門的技能"を獲得しない。

メカニックの代替および置換クラス特徴

アーキタイプが代替クラス特徴を提供するレベルを得た時点で、該当するアーキタイプを適用しているメカニックは示されたクラス特徴を変更するか置き換える。
複数レベル:2、4、6、12、18レベル:"メカニックの秘訣"を獲得しない。
9レベル:9レベルの時点で"オーバーライド"のクラス特徴を獲得せず、代わりに10レベルの時点で獲得する。通常では10レベルで得られる"メカニックの秘訣"は獲得できない。

ミスティックの代替および置換クラス特徴

アーキタイプが代替クラス特徴を提供するレベルを得た時点で、該当するアーキタイプを適用しているミスティックは示されたクラス特徴を変更するか置き換える。
2レベル:発動可能な最も高レベルのミスティック呪文で習得済の呪文数が1減少する。2レベルの時点で習得済の呪文数は1レベル呪文2つと0レベル呪文5つとなり、3レベルの時点では1レベル呪文3つと0レベル呪文6つとなる。4レベルの時点では1レベル呪文を4つ習得済となるが、2レベル呪文は1つ(ミスティック呪文で最も高いレベルが2レベルとなるため)といった具合に続く。
4レベル:通常では使用できる最も高レベルの繋絆呪文が使用できない。
6レベル:通常では獲得できる最も高レベルの"繋絆の力"を得ることができない。
9レベル:"癒しの接触"のクラス特徴を得られない、または奇数レベルのキャラクターが獲得できる特技(26ページを参照)を得ることができない。この特技は通常9レベルで得られる。
12レベル:11レベルと14レベルの時点で"技能接続"によるボーナス増加を得ることができない。従って、"技能接続"のボーナスは11レベルの時点では通常より1低く、14レベルでは通常より2低くなる(+3のままとなり、17レベルで+4となる)。
18レベル:通常では獲得できる最も高レベルの"繋絆の力"を得ることができない。既に最も高レベルの"繋絆の力"を得ることができない場合、代わりに通常では獲得できる最も高い2レベルの"繋絆の力"を得ることができない。

オペレーティブの代替および置換クラス特徴

アーキタイプが代替クラス特徴を提供するレベルを得た時点で、該当するアーキタイプを適用しているオペレーティブは示されたクラス特徴を変更するか置き換える。
複数レベル:2、4、6、12、18レベル:"オペレーティブの秘技"を獲得しない。
9レベル:"騙し討ち"で与えるダメージ量が通常より1d8少なくなる。

ソラリアンの代替および置換クラス特徴

アーキタイプが代替クラス特徴を提供するレベルを得た時点で、該当するアーキタイプを適用しているソラリアンは示されたクラス特徴を変更するか置き換える。
複数レベル:2、4、6、12、18レベル:"星の啓示"を獲得しない。
9レベル:9レベルの時点で"天頂の啓示"のクラス特徴を得ることができず、代わりに10レベルの時点で獲得する。また、通常では10レベルで得られる"星の啓示"も獲得できない。

ソルジャーの代替および置換クラス特徴

アーキタイプが代替クラス特徴を提供するレベルを得た時点で、該当するアーキタイプを適用しているソルジャーは示されたクラス特徴を変更するか置き換える。
複数レベル:2、4、6、12、18レベル:ボーナス戦闘特技を獲得しない。
9レベル:9レベルの時点で"副次戦闘スタイル"および"副次スタイル技術"を獲得せず、代わりに10レベルの時点で両方を獲得する。通常では10レベルで獲得する"戦闘特技"は獲得できない。"副次スタイル技術"を使用する場合、有効なソルジャー・レベルは-8として扱うことに変わりはない。

テクノマンサーの代替および置換クラス特徴

アーキタイプが代替クラス特徴を提供するレベルを得た時点で、該当するアーキタイプを適用しているテクノマンサーは示されたクラス特徴を変更するか置き換える。
2レベル:2レベルの時点で"魔術ハック"のクラス特徴を得られず、代わりに5レベルの時点で獲得する。
4レベル:発動可能な最も高レベルのテクノマンサー呪文で習得済の呪文数が1減少する。例えば5レベルの時点で習得済の呪文数は2レベル呪文2つと1レベル呪文4つとなり、6レベルの時点では2レベル呪文3つと1レベル呪文4つとなる。7レベルの時点では2レベル呪文を4つ習得済となるが、3レベル呪文は1つ(テクノマンサー呪文で最も高いレベルが3レベルとなるため)といった具合に続く。
6レベル:6レベルの時点で"呪文貯蔵庫"のクラス特徴を獲得しない。8レベルの時点で"魔術ハック"の代わりに"呪文貯蔵庫"のクラス機能を得る。アーキタイプの代替クラス特徴のレベルに応じて、12レベルおよび18レベルの時点で追加の"呪文貯蔵庫"スロットを得ることができる場合とできない場合がある。"呪文貯蔵庫"を得る時期に関わらず、最初の段階は6レベルで、2段階目は12レベルで、3段階目は18レベルで通常得られる"呪文貯蔵庫"として機能する。
9レベル:9レベルの時点で"技術的知識能力"は上昇しない。代わりに11レベルの時点で+3となり、通常では11レベルで得られる"魔術ハック"を獲得しない。
複数レベル:12、18レベル:追加の"呪文貯蔵庫"スロット(および関連する呪文を貯蔵する選択肢も含む)を獲得しない。

心術士/Phrenic Adept

多くのミスティックやテクノマンサーの多くは精神的な伝統や専門用語の訓練を受けている一方で、それらの術者クラスとは違った経緯で精神的な力を得るキャラクターも多く存在する。心術士はラシュンタやシーレンといった他の超自然的な力を持つ種族よりも遥かに大きなサイキック能力を引き出すことができるが、その能力は術者の力のような深さと広がりに欠ける。心術士はサイキック能力を主要な力の源として利用するのではなく、他の選択肢を増やすために利用しているのである。
心術士にはラシュンタとシーレンが多いが、他の種族でもこのようなサイキック能力を身につけることは可能である。ほとんどの術者は持てる全ての秘術の力をクラス修得の訓練に注ぎ込むため、心術士がミスティックやテクノマンサーであることは珍しいが、全くいない訳ではない。

代替クラス特徴/Alternate Class Features

心術士は2、4、6、9、12、18レベルで代替クラス特徴を得る。
心的覚醒(超常)/Phrenic Awakening 2レベル
ラシュンタの種族特性(48ページを参照)に準じた限定的テレパシーを得る。種族によって既に限定的テレパシーを得ている場合(ラシュンタやシーレンなど)、代わりに限定的テレパシーの範囲が60フィート拡大する。
また、該当する言語を用いるクリーチャーとのテレパシーでの意思疎通に限り使用可能な言語として、さらに2つの追加言語を選択することができる。テレパシーによる意思疎通できない言語を、他の手段(〈文化〉技能のランクを上昇させるなど)によって完全に修得した場合、その際にテレパシーでのみ使用可能な新たな言語を選択することができる。
更に、《下級精神術》または《下級精神術》を前提条件とする特技で【魅力】の最低条件を満たす必要がなくなる。
心的防衛(変則)/Phrenic Defense 4レベル
精神術によって心的な攻撃に対する追加の防御力を得る。[感情]、[恐怖]、[精神作用]、[苦痛]の補足説明(269ページを参照)を持つ呪文および効果に対するセーヴィング・スローに初めて失敗した場合、リアクションとしてリゾルブ・ポイントを1消費することで失敗したセーヴィング・スローを直ちに再ロールすることができる。
2回目のセーヴィング・スローが失敗しても、君の強固な防御力によって呪文または能力の効果が軽減される場合がある。当該の呪文または能力がダメージを及ぼす場合、そのダメージを君のクラス・レベルに等しい量だけ減少させる。呪文または能力の持続時間が2ラウンド以上であれば、その持続時間を半減させる。
心的感知(擬呪)/Phrenic Senses 6レベル
心的な能力と、心的能力を持つクリーチャーを感知する力を得る。標準アクションとしてリゾルブ・ポイントを1消費することで"心的感知"を発動することができる。これはアーケイン・サイト呪文と同様に機能するが、[感情]、[恐怖]、[精神作用]、[苦痛]の補足説明を持つ魔法の源だけを見ることができる。〈神秘学〉判定に成功して魔法系統を識別できた場合、その魔法系統にいずれの補足説明が適用されているかも判別することができる。標準アクションとして君の周囲120フィート以内にいる特定のクリーチャーに精神集中し、対象が呪文発動および擬似呪文能力(340ページの"秘術的直感"を参照)を持っているかどうかを判別する場合、対象の能力の中で1つ以上がこれらの補足説明のいずれかを持っている必要があり、それらの能力の内で最も強力な能力の術者レベルだけを知ることができる。
"心的感知"が発動中、君は30フィートの範囲の非視覚的感知(感情)も獲得する。非視覚的感知の詳細については262ページを参照すること。
下級心的才覚(擬呪)/Lesser Phrenic Power 9レベル
君のサイキック能力は一部の特定の呪文の効果を複製することができるほど強まっている。1日に1回、次のリストから呪文を1つ擬似呪文能力として発動することができる:チャーム・モンスター、クレアオーディエンス/クレアヴォイアンス、サイコキネティック・ストラングレーション。13レベルの時点で1日に2回、17レベルの時点で1日に3回、この能力を使用することが可能となる。これらの呪文のセーヴ難易度は"10+呪文レベル+君の主要能力修正値"に等しい。
心的才覚(変則)/Phrenic Power 12レベル
君のサイキック能力は大幅に強化され、特定の上位レベル呪文の効果を複製することができるようになった。1日に1回、次のリストから呪文を1つ擬似呪文能力として発動することができる:コンフュージョン、マインド・プローブ、テレパシック・ボンド。16レベルの時点で1日に2回、20レベルの時点で1日に3回、この能力を使用することが可能となる。これらの呪文のセーヴ難易度は"10+呪文レベル+君の主要能力修正値"に等しい。
上級心的才覚(超常)/Greater Phrenic Power 18レベル
君のサイキック能力は強力な心的能力を付与できる程に成長した。1日に1回、以下に示す能力から1つを使用することができる。これらの能力のセーヴ難易度は"10+君のクラス・レベルの半分+君の主要能力修正値"に等しい。
・集団共感覚/Mass Synesthesia:標準アクションとしてクリーチャーの感覚を混乱させ、入力された感覚を誤った感覚として処理させる。例えば雑音が色の爆発を引き起こし、匂いが音として認識されたりする。2クラス・レベルにつき1体のクリーチャーを対象とすることが可能で、対象の2体は相互に30フィート以内かつ、君から100フィート以内に存在する必要がある。対象はそれぞれ意思セーヴに失敗するとよろめき状態となり、君のクラス・レベル毎に1ラウンドの間、全てのクリーチャーに対して視認困難(253ページを参照)を持つものとして扱う。視認困難の効果を無効化または軽減する能力は"集団共感覚"に影響しない。これは[精神作用]能力である。
・精神粉砕/Psychic Crush:標準アクションとして、自分の周囲60フィート以内にいるクリーチャー1体の心に侵入する。15d8の非致傷ダメージを与え、君のクラス・レベル毎に1ラウンドの間、対象を不調状態にする。対象が頑健セーヴに成功した場合、ダメージは半減し、不調状態にはならない。これは[苦痛]効果である。
・思考の盾/Thought Shield:移動アクションとして君のクラス・レベル毎に1ラウンドの間、[精神作用]効果に対するセーヴィング・スローに+5の強化ボーナスを与える。また、この期間中はクリーチャーの思考を読み取る呪文や効果に対する完全耐性を得る。

星見の先駆者/Starfinder Forerunner

スターファインダー協会(479ページを参照)の一員は、パクト・ワールドの人々が訪れたことのない場所を探索するために、かなりの時間と資金、労力を費やしている。彼らは古代文化の遺跡の調査や現代的な科学技術が存在しない世界の調査、パクト・ワールドと未だ接触したことのない文明の調査など、スターファインダーたちはギャップ前後の歴史の断片的な知識を求め、常に探索された空間の版図を押し広げているのである。探索には可能な限り探検、偵察、生存術に関する特別な訓練を受けた"星見の先駆者"が先行するか、少なくとも同行することになっている。
スターファインダー協会のメンバー全員が"星見の先駆者"である訳ではなく、また全ての前駆者がこのアーキタイプを取得する訳でもない。このアーキタイプは経験豊かな先達の下で何年も研鑽を積んできた専門家を表している。
"星見の先駆者"の大半はエンヴォイ、ミスティック、オペレーティブであるが、他のクラスのレベルを持つ者も存在する。

代替クラス特徴/Alternate Class Features

星見の先駆者は2、4、6レベルで代替クラス特徴を得る。
問題対応訓練(変則)/Trained for Trouble 2レベル
クラス技能として〈文化〉および〈生存〉技能を得る。このアーキタイプ以外の要因でこれらの技能が既にクラス技能になっている(または今後クラス技能になる)場合は1日に1回、その技能を使用した判定の際に2回ロールし、良い方の結果を適用することができる。
〈工学〉、〈生命科学〉、〈神秘学〉技能判定でクリーチャーを識別(133ページを参照)する場合、それらの技能が未修得であっても試みることができる。悪天候の中で地上を最大の速度で移動する際に〈生存〉技能判定を試みることができ、判定時に通常では地上移動速度の半分で移動した場合のボーナスを受ける。また、最大地上移動速度で移動中に自給自足するために〈生存〉判定を試みることができる。
臨機応変(変則)/Ready for Anything 4レベル
君は大規模な遠征のための事前の人材発掘や立案者として、ほとんど全ての準備ができるように訓練されている。この企画の経験や専門知識が君に様々な能力を与えてくれる。
戦闘の不意討ちラウンドで行動できる場合、その戦闘でのイニシアチブ判定に+2のボーナスを得る。
技能判定(133ページを参照)でクリーチャーの識別に成功した場合、有益な情報を通常よりも1つ多く知ることができる。このアーキタイプを取得したクラスが11レベルに到達すると、代わりに有益な情報を通常よりも2つ多く知ることができる。
解読(139ページを参照)のための〈文化〉判定を試みる際に、内容を違って解釈する可能性がなくなる(翻訳できない可能性はある)。また、〈コンピュータ〉技能が未修得で、コンピュータやダウンロードしたデータにアクセスできない場合であっても、解読のための〈文化〉判定を出目20(133ページを参照)を行うことができる。
現地応急処置(変則)/Field Fix 6レベル
君は安全な文明から遠く離れた見知らぬ地で多くの時間を過ごし、科学技術や搭乗物、そして自分自身や旅人を身近なもので応急処置する方法を学んだ。標準アクションとして1日に1回、リゾルブ・ポイントを1消費して自分のクラス・レベルと等しい値のスタミナ・ポイント(最大値まで)を回復できる。或いは10分かけてリゾルブ・ポイントを1消費すれば搭乗物や装備品、クリーチャー1体に対して自分のクラス・レベルと等しい値のヒット・ポイントを回復させることもできる。このアクションを行うために必要な材料は普段の活動の中で集めているものとして扱う。

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