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カサーサ/Kasatha

4本の腕を持つカサーサは、パクト・ワールドの遥か彼方にある瀕死の恒星を周回する惑星からやって来た種族で、高潔で神秘的な人々として評されている。彼らは時代遅れの戦士、古代の叡知、そして風変わりな伝統で知られる。

能力値修正 +2【筋】、+2【判】、-2【知】
ヒット・ポイント 4

サイズと種別

カサーサは(カサーサ)の副種別を持つ中型サイズの人型生物である。

砂漠渡り/Desert Stride

カサーサは砂漠、丘、山などの非魔法的な移動困難な地形を通常の速度で移動することができる。

4本腕/Four-Armed

カサーサは4本の腕を持っており、4本分の武器や装備品を振り回すことが可能である。腕が複数あることで装備アイテムの数は増えるが、戦闘中の攻撃回数は増加しない。

歴史家/Historian

詳細な歴史的教練と広範な学問的背景知識により、カサーサは〈文化〉判定に+2の種族ボーナスを得る。

天性の気高さ/Natural Grace

カサーサは〈軽業〉と〈運動〉判定に+2の種族ボーナスを得る。

カサーサについて

カサーサを演じる

君は恐らく・・・
  • 歴史に知恵を求め、習慣や伝統に品格を見出す。
  • 自分自身と仲間の均衡と安定性を保つように努力する。
  • 必要に応じて遠隔武器を使用するが、本質的には近接武器の方がより高潔だと考えている。
  • 公衆の面前ではスカーフで口元を隠し、食べ物は注意深くスカーフの下に入れ、飲み物にはストローを使う。
他の種族は恐らく・・・
  • 君の習慣を理解せず、優雅な伝統への尊敬を原始的なものと勘違いしている。
  • 君の超然とした態度に憤慨し、上から見ていると思い込んでいる。
  • 他の種族の故郷を奪わんと狙っているのではないかと恐れている。
  • 君の文化的知識を尊重するが、堅苦しくて柔軟性に欠けると思っている。

身体的特徴

カサーサは灰色の肌をした人型生物で、4本の腕を持ち真っ黒な目をしている。鼻は突き出ておらず、頭は滑らかで細長い。首の端から後ろに向かって伸びた頭蓋骨に沿うように皮膚が覆っている。人間に比べて細身であるが、筋繊維が発達しているため驚くほどの強靭さを持つ。カサーサの男女の身体的な違いは僅かで、他の人種からは見落とされることも珍しくない。

故郷

カサーサは赤色巨星を周回する巨大な砂漠の惑星、カサスで進化を遂げた。自分たちの太陽が恒星規模での死期に近付いていることを知っていたが、ギャップの直後まで異世界に植民するという考えを習慣的に歓迎することができなかった。その頃、彼らの祖先である次元界を股に掛けるウィッチワードたちが帰還し、アキトンと呼ばれる完璧な世界の場所を伝えた。
この約束の地を開拓すると決意したカサーサは、光速よりも遅い巨大な移民船の建造を開始した。それから数百年後、大移民船イダリがパクト・ワールド星系に到着した。だが、乗り組んでいた者たちが驚いたことに、現地の科学技術は進歩しており、カサーサのジャガーノートはアキトンに侵攻するにはあまりにも脆弱であった。代わりにカサーサの多くはその惑星や周辺の世界に平和的に移住したが、大多数のカサーサはイダリに留まってヴェルセスとディアスポラの間の軌道上で、回転ドラム式農場や製造ベイの手入れをしながら、他の種族との交易を行うことを選んだ。

社会と属性

人類がまだ洞窟に暮らしていた頃、カサーサの技術はそれに先んじたものであったが、社会的にも技術的にも長い間停滞していた。そして一連の黙示録的な災害の後、安定と均衡の重要性を学んだ。カサーサの文化では如何なる質問も、その答えは過去にある。彼らの母星の記録がパクト・ワールドのいずれの記録よりもギャップを遡っているという事実は、カサーサの歴史に対する敬意を高めるものである。親しい者以外には口元を隠さなければならないことや、投擲武器やエネルギー武器よりも近接武器を使った方が威厳があるという鋼の信念など、部外者には奇異にも見える習慣が文化に根付いている。
カサーサの社会は一般的に家母長制の流浪の民族で、数多くの"名門家"、氏族、副氏族で構成されており、個人や家族単位で思い思いに動き回っている。カサーサは他の種族は個人の尊厳の重要性を理解していないと考えているため、自分たちの習慣を他の種族に教えようとはしない。そのため、カサーサは神秘的で素っ気なくて賢明、或いはその3つを兼ね備えていると言われている。それぞれのカサーサは一般的な作法と、自ら作り出した新しい作法を組み合わせた独自の作法に従う。生涯を通してより多くの作法を身につけていくため、最年長のカサーサは過去を讃えることに多くの時間を費やす。このような個人的な慣習の蓄積は、全てのカサーサが青年期の終わりに受ける1年間の旅である"精錬の儀"を起点とする。この期間に若きカサーサたちは自分の限界に挑み、他の文化から学び、通常では考えられないような行動を行うことで、伝統の価値を認めるようになるのだ。
多くのカサーサは慣習を重視することから、秩序にして中立の属性であるが、若者たちの中にはしばしば混沌とした理想主義者や自己中心的な者も存在する。

関係

カサーサは全ての種族と開けた貿易を維持しようと努めており、中にはより友好的な関係にある種族もある。ヴェスクは手段を選ばず征服しようとする残忍で恥ずべき存在であり、イソーキは騒々しく品位に欠ける存在だと考えている。過去の叡知に適切な敬意を払うラシュンタとは良好な関係を築けると考えており、アンドロイドやシーレンなど適切な道に導ける程の十分な若さを持つ種族にも興味を抱いている。人間は時にカサーサたちを戸惑わせる。全ての人間が気紛れだと結論付けようとしても、自分たちとほとんど変わらぬ名誉を重んじる人間に出会うこともあるのだ。

冒険者

カサーサは星の周期と宇宙の均衡に関する哲学をパクト・ワールドに初めて持ち込んだ。今日、ソラリアンのほとんどはカサーサである。その体格と決闘を好む性質は優れた兵士にもなり得、古代の伝統を研究する者の多くはミスティックになる。精錬の儀を受けたカサーサは申し分ない探検家や冒険家となり、最近の世代ではこれらの旅が恒久的に続けられることもある。

名前

カサーサはファーストネームで名乗り、フルネームには親や氏族、副氏族、カサスの名門家との関係、歴史上の英雄との関係などを表す名前が必ず含まれており、そのような要素が6つ含まれていることも珍しくない。例えば、イスと名乗るカサーサは、"ルー系の魂の分身であるハドゥラン家タルマ氏族のイス・コクレティア・カル・マラス"というのが正式な名前である。カサーサのファーストネームの例としては、アルトロヌス、イサール、ゴルセン、ハディフ、ジェヒル、カラ、マエダル、メトヴェスカ、ナイヌーラ、レム、セネセル、トロール、ウマナ、ヴォロテオ、ザイなどがある。

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