Starfinderルール翻訳を行うwiki

〈コンピュータ〉 (【知】; 修得時のみ)/Computers

コンピュータ・システムの操作、運用、ハッキングを行うことができる。コンピュータ・システムのユーザー・インターフェースに物理的にアクセスできない場合、アクセスして操作するにはハッキングキットを用いる必要がある。コンピュータに関する詳細は213ページに記載されている。
コンピュータは通常、1人または複数の承認されたユーザーにルート権限を与えるように設定されている。ルート権限を持つ者はコンピュータのあらゆる情報または機能へのアクセスに〈コンピュータ〉判定を必要とせず、通常の操作のみでアクセスすることが可能である。ファイアウォールはコンピュータの特定の領域を遮断し、別のユーザーにその領域へのルート権限を許可することもできる。
〈コンピュータ〉技能の多くの作業の基本難易度は、13+(4×コンピュータのティア)に等しい。この難易度は他の状況に応じてGMが調整することができる。

対策が施されていないシステムへのアクセス/Access Unsecured System

標準アクションとして〈コンピュータ〉を使い、セキュリティー対策が施されていないコンピュータ・システムの最も基本的な機能にアクセスすることができる。対策やファイアウォールが施されていない公共のコンピュータの情報や機能にアクセスするための難易度は、一般に10となる。〈コンピュータ〉技能の他の作業とは異なり、この作業で"出目20"を選択した場合、未修得のシステムにもアクセスを試みることができる。その際の所要時間は2分となる。対策を施されたコンピュータ・システム、または対策が施されていないシステムでも保護された領域にアクセスするには、〈コンピュータ〉判定によりシステムをハッキングする必要がある。

コンピュータの作成/Craft Computer

〈コンピュータ〉で必要なランクを満たしている場合、コンピュータを作成することができる。作成のルールについては235ページを参照すること。

偽造書類の作成と判別/Create or Detect Forgery

〈コンピュータ〉を使って公文書を偽造することが可能である。これには1d4分を要する。GMは偽造書類を作成するための〈コンピュータ〉判定を非公開で行う。この判定は、その文書の真偽を調べる者の対抗〈コンピュータ〉判定を受ける。
偽造を発見するための〈コンピュータ〉判定の難易度は、偽造した文書の種類やその他の状況に応じて、以下の表に示すようにGMによって決定される。
状況難易度修正値
知識や命令と矛盾する文書-2
読み手がよく知っている種類の書類-2
読み手が知らない種類の書類+2
読み手が書類をざっと見たのみ+2
偽造者が類似する書類の見本を持っている+8

システムまたはモジュールの破壊または修理/Destroy or Repair System or Module

〈コンピュータ〉を使用してコンピュータ・システムのティア毎に10分間の作業を行うことで、機能しなくなったシステムまたはモジュールを修復したり、削除または無効にされたシステムまたはモジュールを破壊することができる。この難易度はコンピュータ・システムのティアに基づく。機能しないモジュールやシステムを修理する際の判定に5以上の差で失敗すると、誤ってそのモジュールおよびシステムを破壊してしまう。コンピュータ・システムを破壊または修理するための〈コンピュータ〉判定で"出目20"を選択することはできない。

偽装シェルの判別/Detect Fake Shell

コンピュータにアクセスできるがルート権限を持たない場合、実際には"偽装シェル"(217ページ参照)にしかアクセスできない可能性がある。全アクションを使いこの判定に成功すると、"偽装シェル"にアクセスしたことに気付く。この難易度はコンピュータのハッキング難易度+5に等しい(214ページの"表7-22コンピュータのティア"を参照)。

モジュールの無効化と操作/Disable or Manipulate Module

コンピュータのルート権限を持つキャラクターは、標準アクションとして難易度10の〈コンピュータ〉判定で対抗策およびモジュールを無効化したり操作することができる。コンピュータにアクセス(但し、ルート権限ではない)できる場合、〈コンピュータ〉判定で任意の対抗策およびモジュールの起動、追加、無効化、操作を試みることができる。ファイアウォールの内側にある対抗策やモジュールに影響を与えたい場合は、先にシステムをハッキング(下記参照)し、アクセス権を得る必要がある。対抗策やモジュールを起動または無効化するには標準アクションを必要とする。モジュールの追加や除去には通常、コンピュータのティア毎に1分を要する。これらの作業の難易度は全て、システムをハッキングするための難易度と等しい。モジュールの無効化および操作するための〈コンピュータ〉判定で"出目20"を選択することはできない。

ルート権限の取得/Gain Root Access

コンピュータにアクセスできる場合、認証を昇格させてルート権限を取得することができる。これは同一のコンピュータをハッキングするのと同様に機能するが、難易度が20増加する。多くの場合、ルート権限を得ることは非常に困難で、コンピュータの基本機能を超えるあらゆる作業はモジュールや対抗策を破壊、修復、無効化、操作するための個別の判定として試みなければならない。ファイアウォールにルート権限を持つ別の認証された使用者が設定されている場合、ルート権限を個別に取得する必要がある。コンピュータのルート権限を取得すると、システムをハッキングして〈コンピュータ〉判定に成功した他の者にルート権限を認証するように変更することができる。

システムのハッキング/Hack System

〈コンピュータ〉を使用し、まだアクセスしていないコンピュータ・システムをハッキングすることができる。コンピュータ・システムのハッキングには通常、コンピュータ・システムのティア毎に1回の全アクションが必要となる。〈コンピュータ〉判定の難易度を5増加させる毎に、この時間を半減させることができる(最小で1回の全アクション)。この判定に成功すると、ファイアウォール(217ページを参照)で保護されていないコンピュータのあらゆる領域にアクセスできるようになる。これによってコンピュータの基本的な機能を使用できるようになり、さらにアクセスが必要となる判定を行うことが可能となる。ファイアウォールの内側にあるコンピュータの領域にアクセスするには、ファイアウォール毎に〈コンピュータ〉判定を追加で行う必要がある。
システムをハッキングする際の〈コンピュータ〉判定に失敗すると、対抗策が施されていた場合に対抗策を発動させる場合がある。対策が施されたシステムを無効化または破壊せずに、ハッキングするための〈コンピュータ〉判定で"出目20"を選択した場合、対抗策は自動的に発動する。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

メニュー2

コア・ルールブック

  • 第11章:Game Mastering
  • 第13章:Pathfinder Legacy

Pact Worlds

開くメニュー

【メニュー編集】

メンバーのみ編集できます

メンバー募集!