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科学技術アイテム/Technological Items

スターファインダーの世界では科学技術はあらゆる所に存在し、"表7-26:科学技術アイテム"にあるような、冒険者にとって役立つ装置も数多く存在する。特に記載のない限り、アイテムの起動および解除は標準アクションである。発動することであるアクションを変更できるアイテムは、そのアクションの持続時間中、当該のアクションの一部とみなす(技能判定を変更できるアイテムなど)。

特に指定がない限り、科学技術アイテムはバッテリーを用い、バッテリー、チャージ、科学技術を使用するアイテムに対して機能する特殊能力の対象となる。アイテムに"消費"が指定されていない場合、そのアイテムはほとんど電力を必要とせず、充電なしで数十年、あるいは数世紀に渡って機能するように設計されたバッテリーを内蔵している。"消費"が指定されているアイテムには、購入時に完全充電されたバッテリーが使用される。これらのバッテリーは発電機または充電ステーション(234ページの"専門的サービス"を参照)を使用して通常通り充電するか、または交換することができる(バッテリーの価格については表7-9:"弾薬"を参照)。
名称/Name:アイテムの名称は当該のアイテムの俗称および特定のブランド名、または学名である。
型/Model:アイテムによっては複数の型があり、それぞれ効果が異なる。これらのアイテムには複数の型があり、それぞれの価格とレベルが記載されている。
価格/Price:アイテムを購入または作製する際に必要となる価格をクレジットで表したもの。各アイテムの価格は一般的な量産品のものである。ブランド名の付いたアイテムは通常2倍、高級品は3倍以上する。
レベル/Level:アイテムのレベルは、そのアイテムを作製するために最低限必要なレベルを示し、キャラクター・レベルと比較したアイテムの効果の大まかな目安でもある。
手/Hands:アイテムが携帯用である場合、この項目はそのアイテムを適切に使用して恩恵を得るために、いくつの手が空いていなければならないかを示す。GMの裁量によるが、特に扱い難いか重い場合などを除き、ほとんどのアイテムは使用していない間は片手で持つことができる。
バルク/Bulk:アイテムのバルク(167ページを参照)を示す。
容量/Capacity:機能するためにチャージを必要とするアイテムの最大容量が記載されている。チャージを保持するアイテムは、バッテリーで補充することができる(190ページを参照)。
消費/Usage:この項目には、そのアイテムが使用されたときに消費されるチャージ数が記されている。この値は起動毎に設定されているもの、あるいは一定時間毎に設定されているものなどがある。アイテムがある間隔で一定量のチャージを消費する場合、その時間が経過する前にアイテムの使用を止めたとしても、その間隔分のチャージが消費される。例えば、1分間に2チャージ消費するアイテムは、起動が30秒間だけであっても2チャージを消費する。

もちろん、ほとんどの居住地には膨大な数の技術的装置があり、実世界での書物で紹介できる数を遥かに超えている。一般的に、実世界と同等の機能を持つ細かな装備品(目覚まし時計、カメラ、所有する搭乗物の電子キー、タイマー、時計など)はGMの承認があれば購入可能で、価格は5クレジット、バルクは軽バルクとする。

技術的アイテムの説明

科学技術アイテムは下記の"表7-26:科学技術アイテム"に示されている。項目が区分毎に分類されている場合、該当する区分とそれに属するものは1つの項目の中に記載されている。

表7-26:科学技術アイテム
名称/型レベル価格バルク容量消費
ケーブル線
ケーブル線(チタニウム合金)15/10フィート-L/10フィート--
ケーブル線(アダマンティン合金)2500/10フィート-L/20フィート--
通信ユニット
個人171801/時間
星系内64,000-20--
無限1232,000-40--
ロック
単純11002--
平均的31,0002--
良質63,6002--
高度1460,0002--
医療装備
基本医療キット110021--
医療パッチ150111
高等医療キット52,70021--
生体スプレー5440111
医療ラボ77,000250--
携帯用ライト
ビーコン12521101/時間
懐中電灯111101/時間
ランタン111101/時間
スポットライト12521101/時間
拘束具
拘束紐15----
手枷4350-1--
その他
シグナル・ジャマー様々レベルの2乗×100-121/10分
起爆装置1150151/使用
消火器1151201/ラウンド
ツールキット120---
グラップラー2700-201/分
ホロスキン2500-201/10分
工学専門ツールキット2445---
レーザー・マイクロフォン52,7252101/分
偵察ドローン64,550-201/分
動体検知器76,0001101/時間
Xレイ・バイザー915,000-401/ラウンド
再生ベッド1645,000220--

ケーブル線 (アダマンティン合金、チタニウム合金)/Cable Line (Adamantine Alloy, Titanium Alloy)

工業用高強度ケーブルは通常、数百本におよぶ高耐久性プラスチック製コードで編まれており、強度を増すために金属(一般的にはアダマンティンまたはチタニウム合金)で被覆されていることが多い。

通信ユニット/Comm Unit

個人用通信ユニットはポケットサイズの装置で、小型の携帯用コンピュータ(アップグレードおよびモジュールのないティア0のコンピュータとして扱われる)と携帯用通信装置を組み合わせたもので、他の通信ユニットと"惑星内"の距離(272ページを参照)で音声と文字の両方で無線通信を行うことができる。個人用通信ユニットには電卓や懐中電灯(15フィートの円錐形で光源が1段階上昇)、幾つかの娯楽機能(ゲームや局所的情報空間へのアクセスなど)も含まれている。個人用通信ユニットをアップグレードし、他の装置(完全なコンピュータやスキャナーなど)として機能させることができる。アップグレードには追加する装置の価格の110%に相当するクレジットが必要となる。

"星系内"や"無限"の距離で機能する通信ユニットは携帯性には劣るが、必要な電力を供給する発電機が内蔵されている。これらのユニットの短期的な使用は、ほとんどの主要な居住地で購入することができる(234ページを参照)。
パクト・ワールドの通信については430ページを参照すること。

起爆装置/Detonator

この円錐形の装置は、ボタンを押すだけで爆薬(グレネードなど)の準備および起爆を行う。起爆装置を爆薬の特定のパッケージにプログラムするのに1分を要し、その後に起爆装置は幾通りの方法の内の一つで起動させることができる。起爆装置はボタンを押す(アクション不要)、4桁の命令コード(移動アクション)、網膜や指紋をスキャンするような複雑な入力方法(全アクション)で点火するように設定できる。君は起爆装置を設置する際に、点火方法を選択する。起爆装置は爆薬が500フィート以内にある場合にのみ起爆するが、起爆装置によってはシグナル・ジャマーなどの対抗策に弱くなるリスクは増えるが信号増幅技術を利用できるものもある。爆薬の価格、効果、重量はグレネード(183ページを参照)と同じである。〈工学〉技能の"爆発物の準備"で静止した物体に起爆装置と接続された爆薬を設置することに成功した場合、爆薬のダメージは物体の硬度の半分を無視する。

消火器/Fire Extinguisher

標準アクションとして消火器を準備し、中型サイズ以下の任意のクリーチャー1体または物体1つの"炎上"効果を終了させることができる。大型サイズのクリーチャーまたは物体の消火には2ラウンドを要し、サイズ分類が大型を超えて一段階大きくなる毎に必要なラウンド数は倍増する。消火器は20ラウンド機能し(連続する必要はない)、購入価格の10%で再チャージできる。

グラップラー/Grappler

グラップラーは移動アクションとしてケーブル線に取り付けることができるハイテク固定装置である。ケーブル線をグラップラーに通すことも可能で、それには1分の時間が必要となるが、ケーブル線の硬度とHPがグラップラーの硬度とHPに加算される(逆も同様)。グラップラーにはクランプがあり、根元からケーブル線に沿ってスライドさせることができるため、"結び目のあるロープ"のように簡単に登ることができる(136ページの〈運動〉を参照)。

ケーブル線が通されたグラップラーをAC5に対する遠隔攻撃で、幅5フィート以上の動かない物体に取り付けることができる。グラップラーを動いている物体や小さな物体に発射した場合、対象の物体にグラップラーを取り付けるには、その物体のKAC+8に対して命中させる必要がある。取り付けた後は移動アクションとして解除命令を出すか、取り付けのために行なった攻撃ロールに等しい〈運動〉判定でグラップラーをこじ開ける、あるいはグラップラーが破壊されるまで、グラップラーは固定されたままとなる。グラップラーに取り付けられた、または通されたケーブル線が破壊されたがグラップラー自体にダメージがなかった場合、ケーブル線は破壊されるがグラップラーは無傷となる。この場合、グラップラーはケーブル線によって追加された硬度とHPを失う。

グラップラーでクリーチャー1体を対象とすることもできる。これは"組みつき"戦技として解決されるが、グラップラーを取り付けられたクリーチャーは手を使うことができ、対象の移動がグラップラーのケーブルの長さの範囲内に留まるよう制限されるだけである。対象は"組みつき"から逃れるための通常のルールに加え、〈運動〉判定(対象に"組みつき"を試みるための君の攻撃ロールに等しい難易度)に成功することで抜け出すことができる。もしくは、グラップラーに対して"武器破壊"戦技(246ページを参照)を行なうこともできる。戦技によって接続されたケーブルが破壊されなくとも、対象のクリーチャーは"組みつき"から逃れる。

グラップラーはグレネードとして投擲するか、KACを対象とする遠隔武器の銃口にセットすることができる。その場合は通常の武器の射程単位の半分を持ち、その武器に適用されている武器習熟とボーナスを使って攻撃する。グラップラーは再使用できる。

ホロスキン/Holoskin

このホログラム投影機はベルトや腕のストラップに取り付けられていることが一般的である。〈変装〉技能を用いて設定し、異なる外見を投影させることができる。ホロスキンを使用すれば、身体検査を伴う〈知覚〉判定を除き、君の〈変装〉判定の難易度を増加させずに主要な特徴、種族、クリーチャー種別を偽装することができる。

レーザー・マイクロフォン/Laser Microphone

この携帯型センサーを使用することで、通常は音を遮る素材を通して遠方の音を感知することができる。120フィートの範囲の"透過能力"(聴覚)を得るが、感知できるのは厚さ1インチ以下の素材に限られる。"透過能力"を使った〈知覚〉判定を試みる毎に全アクションを必要とし、その間は"立ちすくみ状態"になる。

ロック(単純、平均的、良質、高度)/Lock (Simple, Average, Good, Superior)

ロックは繰り返し使用できる非常に高度な装置で、対象の表面に取り付けることで任意の留め具や閉鎖具をしっかりと固定することができる。ロックは通常、コード、セキュリティチップ、音声命令で開く。〈工学〉判定に成功すると、ロックを無効化することができる。ロックには4段階の品質レベル(単純、平均的、良質、高度)があり、適切なキーやコードがない場合に〈工学〉判定によって開ける際の難易度を決定する。ロックは固定する、またはセキュリティチップで開ける際に両手を使用する。ロックを開けるための〈工学〉難易度を含む詳細については、141ページの〈工学〉技能を参照のこと。

医療装備 (高等医療キット、基本医療キット、医療ラボ、医療パッチ、生体スプレー)/Medical Gear (Advanced Medkit, Basic Medkit, Medical Lab, Medpatch, Sprayflesh)

医療装備を使用すると〈医術〉判定を試みることができ、致命傷を治療するための〈医術〉判定の難易度を決定することができる。詳しくは143ページの〈医術〉技能を参照のこと。
高等医療キット/Medkit, Advanced
高等医療キットには病気を診断し治療するための、より高度で専門的な道具が加わる。高等医療キットも基本医療キットと同様に使用できるが、致命傷を治療するための難易度は20に低下し、薬物、病気、毒を治療するための〈医術〉判定に+2の洞察ボーナスを得る。さらに、高等医療キットを使えば一時的に一人の患者用の医療ラボを設置することができる。その後、一時的な医療ラボを使用して、難易度30の〈医術〉判定で一人の患者に対して"長期的な看護"を施すことができる。
基本医療キット/Medkit, Basic
基本医療キットにはスプレー式の消毒薬、包帯、そして一般的な病気を診察、調査、治療するための携帯用の器具が入っている。基本医療キットでは"致命傷の治療"を行うための難易度25の〈医術〉判定を試みることができる。
医療ラボ/Medical Lab
完全な医療ラボにはベッドや診断機器、センサー、医療器具、そして小さな手術室までを備える。医療ラボは一般的に持ち運びはできず、超大型サイズ以上のスターシップおよび搭乗物に設置される。一度に最大3人の患者を治療することができ、各患者には1日2回まで〈医術〉技能の"致命傷の治療"を行うことができる。それ以外は高等医療キットと同様に機能する。
医療パッチ/Medpatch
医療パッチには複数の機能が統合された使い捨ての簡易な医療器具で、傷口や患部(明らかに病気や毒に冒されている部位など)に貼り付けるだけで、技能をほとんど必要としないように設計されている。医療パッチを使用すれば"未修得"であっても+10の状況ボーナスで〈医術〉判定を試みることができるが、"応急手当"、"長期的な容態安定化"、"病気の手当て"、"薬物と毒の手当て"の作業に限られる。
生体スプレー/Sprayflesh
生体スプレーは高度な生体工学医療機器で、中性のバイオマスを傷口や患部(明らかに病気や毒に冒されている部位など)に噴霧して使用する。君が〈医術〉のランクを持っている場合、1回分の生体スプレーを使用することで、その日の"致命傷の治療"の回数上限に達しているクリーチャーに対して"致命傷の治療"の判定を試みることができる。難易度25の〈医術〉判定に成功した場合、当該のクリーチャーが次にリゾルブ・ポイントを消費して10分間の休息を取ってスタミナ・ポイントを回復した際に、そのクリーチャーは代わりに君の〈医術〉判定による"致命傷の治療"の利益を得ることができる。君の〈医術〉が"未修得"であった場合、1回分の生体スプレーは1回分の医療パッチとして機能する。

動体検知器/Motion Detector

この可搬型スキャナーはクリーチャーや搭乗物の移動など、範囲内の物理的な動きを検知することができる。動体検知器は30フィートまでの非視覚的感知(振動)を持つが、この装置を使用するにはラウンド毎に移動アクションを行う必要がある。

携帯用ライト (ビーコン、懐中電灯、ランタン、スポットライト)/Portable Light (Beacon, Flashlight, Lantern, Spotlight)

携帯用ライトは電気照明と呼ばれることもあるが、バッテリーを使って光源を作る数種類の装置の一つである。携帯用ライトは懐中電灯(20フィートの円錐形)、ランタン(半径10フィート)、ビーコン(半径50フィート)、スポットライト(100フィートの円錐形)のように、その型によって定められた範囲内の光源を1段階上昇させる。

再生ベッド/Regeneration Table

再生テーブルとは、パクト・ワールドで知られる最先端の医療技術を駆使し、死を含むほぼ全ての災難や負傷からクリーチャーの身体を完全な機能へと回復させる医療用ベッドである。量子固定されたナノマシンを浮遊状態で保持し、そこから生物クリーチャーの幹細胞や、アンドロイドやアキトンのアナサイトのような人造クリーチャーの機械部品など、ほぼあらゆる形態の物質に変化することができる。再生ベッドはクリーチャー自身の遺伝情報(またはそれに相当するデータ)を読み取り、大規模コンピュータの予測アルゴリズムを使ってどのような損傷や苦しみがあるかを判断し、その情報に基づいて対象を完全に健康な状態に回復させようとする。

再生ベッドを使用中の生きているクリーチャーは6レベルのミスティック・キュア呪文、リムーヴ・アフリクション呪文、レストレーション呪文を受けた際と同様の効果を得る。死亡しているクリーチャーは、レイズ・デッド呪文を受けた際と同様の効果を得る。再生ベッドの術者レベルは20であるとして扱う。

1つの正確な病気のセットとその量子状態粒子の消費に苦しむ1つの生き物に完全に同調する必要があるため、再生テーブルは1回だけ機能し、その後は不活性で役に立たない。

再生ベッドは一連の病気に苦しむクリーチャー1体に完璧に同調する必要があり、量子状態の粒子を消費するため一度しか使用できない。使用後は起動せず、何の効果も発揮しない。

拘束具 (拘束紐、手枷)/Restraints (Binders, Manacles)

拘束紐は使い捨ての単純な樹脂製の紐による拘束具で無防備状態、押さえ込まれた状態、同意するクリーチャーにのみ使用することができる(標準アクション)。一組の拘束紐は君が選択する2本の手足を固定する。クリーチャーは〈軽業〉判定(難易度 = 20 + 1.5 × 君のレベル)に成功すれば拘束紐から逃れることができる。

手枷は再利用可能な手首用の拘束具で、高強度の金属製かセラミック製である。この鍵はセキュリティチップ、コード、音声命令(製造時に決定する)で開錠することができる。手枷は無防備状態、押さえ込まれた状態、同意するクリーチャーにのみ使用することができる(標準アクション)。手枷は両腕で物体を持ったり使ったりすることを妨げる。クリーチャーは難易度30の〈軽業〉判定に成功すれば手枷から逃れることができる。

シグナル・ジャマー/Signal Jammer

この携帯型装置は元々スチュワードが軍事用に設計したものだが、企業や犯罪者にも使用されている。シグナル・ジャマーはアイテム・レベル1から20までのものがあり、ジャマーのアイテム・レベルの2乗×100クレジットで購入できる。シグナル・ジャマーは起動すると、4マイル以内の通信信号を遮断する。より大きな通信局(スターシップに搭載されているようなもの)に取り付けられた場合、その範囲は12マイルに拡大する。シグナル・ジャマーは全ての通信機器による通信の送受信を遮断する。シグナル・ジャマーはそれぞれ特定の通信媒体(ラジオや無線など)に影響を与えるよう設計されている。シグナル・ジャマーの効果を回避したり、ジャマーの位置を特定するために〈コンピュータ〉または〈工学〉判定を試みることができる。シグナル・ジャマーの回避または位置を特定するための難易度は15+シグナル・ジャマーのレベルで、この判定を試みるには1分を要する。

偵察ドローン/Spy Drone

偵察ドローンとは、特に遠距離で観測を行うために設計された超小型の遠隔操作ドローンである。これは1レベルのメカニックの飛行ドローンとして機能する(そして君は1レベルのメカニックであるかのように、偵察ドローンを操作するためのモジュールを追加したコンピューターを使って遠隔操作する)が、攻撃はできず、武器架台や特技、ドローン改造を追加する能力も持たない。偵察ドローンは技能として〈隠密〉を用いる。話すことはできないが1つの言語(購入時に君が選択)を理解し、(メカニックのドローンの"主制御装置"能力として)君が直接操縦する際に、君自身のボーナスを使用して〈知覚〉判定を試みることができる。
ドローンはアイテム価格の125%を支払うことで、次の科学技術アイテムのいずれかをアップグレードとして装着することができる:懐中電灯、グラップラー、ランタン、レーザー・マイクロフォン、動体検知器、スキャナー、Xレイ・バイザー。1つのアップグレードを購入して装着する際の価格には、該当する場合はドローンに装着済であったアップグレードと置き換える価格も含まれているものとする。

ツールキット/Tool Kit

ツールキットとは個別に購入する価値はないが、特定の作業に必要であったり、特定の技能判定に状況ボーナスを与えたりする一連の特殊な道具や装置を指す。ツールキットの種類を次に示す:
  • 変装キット("見た目を変える"際の〈変装〉判定に必要)
  • 工学キット(このキットがない場合の〈工学〉判定には-2のペナルティを受ける)
  • ハッキングキット(ほとんどの〈コンピュータ〉判定で必要。詳細は137ページを参照)
  • 航法士道具("地図と磁石で目的地を目指す"際の〈生存〉判定に+4のボーナスを得る)
  • 専門家道具(一つの職業の〈職能〉判定に+4のボーナスを得る)
  • 騎手キット("クリーチャーへの乗騎"の際の〈生存〉判定に+4のボーナスを得る)
  • 罠師道具(罠を仕掛ける、または解除する際の〈工学〉または〈神秘学〉判定に+4のボーナスを得る)

工学専門ツールキット/Tool Kit, Engineering Specialty

このキットはそれぞれ、〈工学〉技能の特定の用途に+2の状況ボーナスを与える。防具職人キットを使用すれば鎧の修理やサイズ変更、アップグレードに+2のボーナスが得る。武器職人キットを使用すれば武器の修理に+22のボーナスが得る。

Xレイ・バイザー/X-Ray Visor

このセンサーはゴーグルや分厚い眼鏡のように、目を覆う調節可能な視覚装置として装着する。X線を照射して収集した情報を画像として処理し、通常の視界に重ねて映し出す。これは60フィートの範囲の透過能力(視覚)を与えるが、通常の透過能力を妨げるものの5分の1の密度の物質(木やプラスチックなら2フィート、石なら1フィート、一般的な金属なら2インチ、鉛やスターメタルなら1インチ)によって遮断され、使用中は白黒の視覚に制限される。バイザーが作動している間は、他の特殊な視覚的感覚(夜目など)の利益は得られず、また60フィート以上では視覚に基づく〈知覚〉判定を試みることができない。センサーの作動および解除は移動アクションである。

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