Starfinder-jp

君は聴覚、味覚、触覚、視覚、嗅覚の五感を駆使し、危険を察知し、細かい部分に気付いたり、隠れた物やクリーチャーを知覚することができる。

〈知覚〉を使い、周りで起こっていることに気付くことができる。これは〈知覚〉技能の最も基本的な作業である。この技能はGMが決定する様々な理由で使用することができる。不意討ちラウンドで行動できるかどうかを確認するため、視界の端にある重要なものを発見するため、或いは近くにいる隠れた状態のクリーチャーの存在に気付くため、〈知覚〉判定を試みることがあるだろう（但し、不可視状態のクリーチャーには自ら知らせない限り気付くことはできない：264ページを参照）。〈知覚〉判定は通常はアクションを伴わないが、これを行なうには意識があり、少なくとも幾つかの感覚を使える状態でなければならない。難易度はGMが決定する。物事を"感知"するための〈知覚〉判定で"出目20"を選択することはできない。
物事を"感知"するための〈知覚〉判定の難易度は状況に応じてGMが決定し、他の状況に応じて調整することができる。いくつかの状況の例とその基本的な難易度については、後述の"捜索"で示されている表を参照すること。

移動アクションとして〈知覚〉を使用し、クリーチャーの外見が変えられたものであることに気付くことができる。君が周囲で変装している者に対して特に注意を払っている場合、GMは君がアクションを行わずとも、"変装を見破る"を行なえるようにすることがある。この判定は変装したクリーチャーが行う〈変装〉判定への対抗判定となる。成功すれば対象のクリーチャーが変装しており、見かけとは違うことに気付くが、必ずしもその変装をしているクリーチャーの正体が誰で何者なのかまでは判らない。変装したクリーチャーが君の知る特定の人物に成りすましている場合、GMは君の〈知覚〉判定にボーナスを与えることもある。
幻影やホログラムを透視する占術魔法や走査機は、ありふれた科学技術を使用しない変装を透視できないが、変装を構成する幻影やホログラム要素を無効化することはできる。
"変装を見破る"ための〈知覚〉判定の難易度は、対象の変装したクリーチャーがどの程度、他の人物に成りきっているか、またGMが決定するその他の状況に応じて調整される。

親しさ	難易度修正値
親密	-10
親しい友人	-8
友人、知人	-6
見覚えがある	-4

移動アクションとして〈知覚〉を使用し、特定のものを探すことができる。例えば、自ら存在を知らせた不可視状態のクリーチャーや、その範囲にいることが判明している隠れた状態のクリーチャーを発見したり、近くの罠や障害を探し出すことができる。また、視認困難状態の貨物や隠れた状態の宝物など、すぐに目に付かないものを探すために範囲を"捜索"することもできる。この場合には20フィート×20フィートまでの範囲（特に散らかっていたり複雑な場所であるとGMが判断した場合は、それよりも狭い範囲）を"捜索"するのに1分を必要とする。難易度はクリーチャーの〈隠密〉判定、関係する罠や障害、GMによって決定される。戦闘中でない場合は"捜索"のための〈知覚〉判定で"出目20"を選択することができる。
"捜索"のための〈知覚〉判定の難易度は状況、或いは他の条件を反映させるためにGMが調整することができる。以下の表では幾つかの状況の例とその典型的な基本的を示している。

状況	難易度
戦闘の音を聞きつける	0
強い臭いを感じる	0
会話の細部を聞き取る	0
目に見えるクリーチャーに気付く	0
食品が腐っているかどうかの判断	5
小型または中型サイズのクリーチャーの足音を聞きつける	10
囁き声の会話の細部を聞き取る	15
標準的な表示のない貨物ハッチを発見する	15
自動扉が開く音を聞きつける	20
標準的な隠された区画を発見する	20
ピストルを抜く音を聞きつける	20
自分の足元から5フィート下で穴を掘っているクリーチャーを感知する	25
すりに気付く	〈手先の早業〉との対抗判定
〈隠密〉を使っているクリーチャーを感知する	〈隠密〉との対抗判定
隠された罠を発見する	罠によって変動