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イソーキ/Ysoki

小柄で気弱なイソーキは、大きな種族に見過ごされがちである。しかし、持ち前の知恵と技術力によって、"スターシップにはネズミが必要だ"という古い格言を裏付ける様に、彼らは太陽系全体に広がっている。

能力値修正 +2【敏】、+2【知】、-2【筋】
ヒット・ポイント 2

サイズと種別

イソーキは(イソーキ)の副種別を持つ小型サイズの人型生物である。

頬袋/Cheek Pouches

イソーキは頬袋に合計1バルクまでの重さで1立方フィートまでの大きさのアイテムを収納することができ、即行アクションとして手と頬の間で1つのアイテムを移動させることができる。イソーキは機会攻撃を誘発しない移動アクションとして、自分のいるマスの地面に頬袋の中身をすべて吐き出すことができる。

暗視/Darkvision

イソーキは暗闇の中で60フィートまで見通すことができる。詳細については263ページを参照。

果敢/Moxie

イソーキは不利な状況でも恐れずに素早く行動することができる。イソーキは即行アクションとして伏せ状態から立ち上がることができる。更に不安定状態(276ページを参照)の場合でも、イソーキは攻撃に対する通常のペナルティーを受けず、立ちすくみ状態にもならない。自分より1サイズ以上大きい相手の接敵面をすり抜ける際の〈軽業〉判定時に、イソーキはその判定に+5の種族ボーナスを得る。

調達屋/Scrounger

イソーキは〈工学〉、〈隠密〉、〈生存〉判定に+2の種族ボーナスを得る。

イソーキについて

イソーキを演じる

君は恐らく・・・
  • 早口でよく喋る。言葉は進化を続ける芸術であると考え、常に新しい隠語や外来語を覚える。
  • 無限とも思える程の活力と情熱を持ち、興奮を引き起こす好機を逃すことはない。
  • あらゆる科学技術に憧れ、装置を分解して仕組みを知ることを好む。
  • どこであろうとも情報収集に長け、世渡り上手で友人も敵もすぐにできる。
他の種族は恐らく・・・
  • 躁状態で騒々しく、衝動的だと思われている。
  • 科学技術に関する技能に優れているが、分解するだけでなく元に戻して欲しいと思っている。
  • 君が自分の友人を守るための熱意に感謝している。
  • 体の大きさと子供の様な熱中具合から、君を過小評価している。

身体的特徴

身長は3〜4フィートで直立して歩く人型のネズミの様な姿をしている。毛皮に覆われて長い前歯、常にぴくぴく動く鼻、そして部分的に物を掴むのに適した尻尾のお陰で、無重力状態でもバランスを保ちながら行動することができる。小さくて器用な手は繊細な電子機器を扱うのに最適で、鋭い鼻は複雑な化学物質を匂いで識別することができる。イソーキの男女は似たような体型で似たような服装を好むため、他の種族からは見分けが付き難い。

故郷

イソーキという言葉は、古くから活気と尊敬に満ちた文化を持つアキトンに由来するが、宇宙飛行が一般的になる前の数千年前から、一部の世界にはラットフォーク(こう呼ばれることもある)の集団が存在していた。これらの異なる集団が収束進化した例なのか、それとも共通の祖先を持っていたのかは誰にも判らないが、現在ではこれらの文化のほとんどが、包括的なイソーキ種族の一部として認識されている。これは、イソーキの遺伝が多岐に渡るため、見た目や遺伝子で系統(多くの場合は直系の家族の繋がりも)がほとんど判断できないことが原因となっている。だが、それ以上にイソーキが他のラットフォークの集団よりも大きな種族からの尊敬を求め、維持してきたという事実がある。

社会と属性

イソーキの社会は混沌としていて自由奔放であり、典型的な棲家の中には中途半端な企画が溢れ、複数のイソーキが互いに話し合っている。機械を分解するのが好きな技術者や、防具を作るのが好きな兵士など、社会の中での役割に関わらず、ほぼ全てのイソーキは科学技術や小道具に対して深い愛情を持っている。彼らは伝統的にガラクタ屋として働いたり、スターシップの内部に押し込められたりと、他の種族から見て不快な役割や社会的地位を担ってきた。だが、これは自尊心の欠如などではなく、むしろその豊かさによるものなのである。イソーキは自身の価値を確信しているため、劣悪な環境で暮らしてもそれを恥とは思わない。大きな種族たちはイソーキを過小評価したり、苛めたりする傾向があるため、イソーキは友人や家族(イソーキでも他の種族でも関係なく)に対して義理堅い。重大な不正を目の当たりにしたイソーキは、結果がどうであれ問題に対処する必要があると感じることが多い。そのため、最も一般的なイソーキの属性は混沌にして善であるが、義理や迫害(或いは単純に非礼)を受けた際に立ち向かうため、容易に悪の属性に引き込まれることがある。

関係

友好的で才能に恵まれたイソーキは、ほとんどの文明社会に簡単に溶け込むことができる。時にはイソーキだけの居住区を作ったり、異星の文化と共存したりすることもある。イソーキの家族の規模は大きく、旅を好む傾向があるため、パクト・ワールドのイソーキには、ほとんどの主要な集落に従兄弟やその他の関係者が存在する可能性が高い。主要な種族の中では、千年に渡って交易を行ってきたラシュンタと最も良好な関係を築いている。また、人間の気骨とシーレンの共同体への献身を認めているが、後者はイソーキの嗜好からすると少々穏やかすぎる。アンドロイドの偏見に対する反抗心には共感するが、カサーサは飄々とし過ぎ、ヴェスクは優越感に浸り過ぎだと感じている。他にも種族に関わらず、イソーキは性格を素早く見抜けることを誇りとしており、他の種族の多くは、混雑したバーで会話を交わした程度でイソーキが自分のために戦ってくれたことに驚く。イソーキは怒るのも早いが許すのも早く、自分や他人も含めて不運を笑うのが好きで、時に疲れることもあるだろうが、退屈することはない。

冒険者

イソーキは友人や家族と強い絆で結ばれているが、その絆は彼らを家に閉じ込めるものではなく、世界の外に連れ出すものでもあるのだ。好奇心旺盛な若きイソーキの多くは宇宙を見るため、或いは自分自身の運命を見つけるためにスターシップの乗組員と契約し、すぐに乗組員を第二の家族として認識する。機械に強いという生粋の才能から、メカニックやテクノマンサーになることが多いが、オペレーティブやソルジャーが使う華麗で複雑な武器を楽しんだり、エンヴォイの機転の利いたお喋りを好むことも多い。

名前

イソーキの名前には短いものが多く、長い名前を与えられた者でも日常で使用する際には自然と短くなってしまう。イソーキにとって呼び名は実名と同じくらい重要なもので、他のイソーキやそれ以外の友人にも、"スナック"、"スパークス"、"トゥイッチ"、"ブンブン"、"ダートバス"など自分の個性や特徴を表す呼び名を付ける傾向がある。姓を名乗る者もいるが、多くは船の名前や居住地の名前を使っている。ベナ、コポニーサ、コーズ、ゴバ、ケッチ、キブ、ローロ、ニクニック、クィグ、レスク、シム、トウィクなどが代表的な名前である。

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