kagemiya@ふたば

群馬殺伐理王国ぐんまさふぁりぱーく
そこはかつてモザイク市「群馬」と呼ばれていた地。
自然に纏わるサーヴァントが多く住み、人やサーヴァント問わず効能のある温泉で栄えたのどかな都市。
せせらぎのようなゆっくりで穏やかな時間の流れに癒しを求める人々が立ち寄り、賑わっていた観光モザイク市だった。

しかし202X年、群馬は獣の暴力に包まれた。
湯は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。
しかし人類は死滅していなかった！

今、この地にかつての優しい姿はない。
荒れ果てた大地を獣やけだものの如き輩が跋扈し、かつて穏やかだった者達はモヒカンとトゲ付き肩パットを身に着け暴力の徒と化す。
立ち並ぶビルの如き大樹の洞では悪逆どもが手ぐすねを引き、流転する王権を巡って日々血みどろの争いが巻き起こる。
ここは群馬殺伐理王国ぐんまさふぁりぱーく。獣と暴力とモヒカンに支配された弱肉強食の街。

コンセプトは『頭の悪い泥モザイク市神戸』

かつて、群馬と呼ばれたモザイク市の成れの果て。
廃墟となった街はビルめいた樹々に侵食され、隆起した大地は道々を引き裂き荒れ野へと変えた。
その荒野を跋扈するのは獣の如き悪鬼と、けだものが人の形を成した羅刹と、モヒカンにトゲ付き肩パッドの外道達。
彼等は力で以って群馬の地を蹂躙し、血で血を洗う抗争を繰り返しながら暴力で以ってこの地の王権を奪い合う。
ここは、地上の地獄である。

群馬殺伐理王国ぐんまさふぁりぱーくの中央に聳え立つ天を衝く巨大樹木であり、群馬各地に生えるビルの如き大樹の大元であり、この地獄の元凶。
群馬を襲撃した獣と暴力の群れが多数の危険礼装……史造兵器と言う名称の武装をノリと勢いでぶつけ合わせた結果、発生した群馬のグラウンド・ゼロ。
どこからか膨大な魔力を吸い上げて群馬全域へと拡散し、群馬荒野のサーヴァント達の現界を維持して万全の力を発揮させる群馬最大最悪の巨大構造体。
核となっているのは『MAGNUM』と呼ばれる史造兵器であると推測されている。

群馬の王となった者はこの大樹の根本に座し、このモザイク市を思うままの姿へと創り変えられると言うが、一週間以上在位した者が存在しないので真偽は不明。

群馬を跋扈する悪鬼羅刹外道どもが目指すもの。それを求めてやつらは群馬荒野にて日夜血で血を洗う抗争を繰り広げている。
その果て無き抗争の中で、強い暴力を振るって他を圧倒した者は「王」を名乗りマグヌムの樹の根本に座して群馬の王を名乗る。
けれども彼等の在位期間は極めて短い。暴力に支配された悪鬼羅刹外道どもが王を崇める道理は無く、逆に奴らに狙われるのは必然、。王となる＝群馬全てを敵に回すと言っても過言ではない。
その為、在位一週間を超えた者は未だなく、最短記録は驚きの12秒。誰かが王を名乗った直後に群れの内部分裂が起きて有耶無耶になる事すらある。

それでも彼等は王を目指す。力ある者が、この荒野を支配するに相応しいと言わんばかりに。

Ｑ．それで、実際の所はどうすれば群馬の王権を得られるのですか？
Ａ．ぜんぜんわからない。俺達は雰囲気で王権を奪い合っている。

かつて旧世界では利根川と呼ばれていた河川が元となった、群馬殺伐理王国ぐんまさふぁりぱーくを縦断する巨大霊脈……のようなもの。
この周辺の魔力は特に濃厚で、また定期的に発生する「ユノハナ」（下記参照）は高純度高密度の魔力物質でありながら人体に取り込みやすいと言う特徴がある。

しかし、このユノハナの採取には高いリスクが伴う。
ユノハナが発生すると同時に魔獣のような生物も出現してしまう為である。
大抵の場合は同時に発生したユノハナを摂取してしまう為、ユノハナを採取すると言う事はこの生物と戦わなくてはならないと言う事でもある。

こうして発生した生物達は群馬各地に散らばっており、野生の動物のようにのびのびと暮らしている。
人とか襲いながら。

群馬殺伐理王国ぐんまさふぁりぱーく名物。
粉末状の高純度高密度の魔力であり、経口摂取などで人体に取り込む事が出来る謎の物質。
群馬荒野の悪鬼羅刹外道どもはこのユノハナを積極的に取り込む事で魔力を蓄え、それで以って肉体を強化しており、中にはサーヴァントと殴り合える程の肉体を得たもの居る。

群馬荒野にて日夜抗争を繰り広げる悪鬼羅刹外道どもの呼称。群れと呼ばれるが、王を目指す力と意思があるならば例え独りであろうとも群れとして扱われる。
群馬殺伐理王国ぐんまさふぁりぱーくにおいて群れを率いるのに必要とされるのは強い暴力カリスマ。暴力が足りない群れは瞬く間に淘汰されるか、内部分裂によって自然崩壊する運命にある。

現在、群馬殺伐理王国ぐんまさふぁりぱーくにて唯一内外の出入りが出来る場所であり、まだ真っ当な人間とサーヴァント達が住む最後の砦。
嘗ては温泉街として賑わっていたのも今は昔。今は群馬を跋扈する獣と暴力に対抗する為のレジスタンス……群馬解放戦線の拠点となっている。
また、この地に存在する温泉には少量のユノハナのみ・・が定期的に発生しており、現在唯一魔獣との戦闘リスクが無くユノハナを採取出来る場所でもある。
こうして集めたユノハナを混ぜた温泉に浸かる事でレジスタンスの人間やサーヴァント達は一時的に魔力を蓄え、群馬に蔓延る暴力に対抗する力を得ている。

勿論、このユノハナの混ざった温泉を狙って獣と暴力の波は定期的に襲ってくる。

移設された群馬の都市聖杯を守る為に草津町中心に建造された塔の形をした堅牢な砦。
群馬のカレンシリーズ……今は嘗ての名を捨て、カレン・ユリアを名乗る管理AIと彼女を守る五騎の精鋭サーヴァントが統治する群馬解放戦線の司令部。
地下にはシェルターが用意されており、草津町が襲撃された際には非戦闘員はここに避難する事になっている。

「ここはもうひとり　いえ……どうつめてもふたりまでです！！」

サーヴァント名／マスター名	所属・拠点とする場所	簡易説明
オルトロス／クルトー大王	群馬荒野	群馬の一勢力「悪魔の軍勢アルメ・デ・ディアーブル」を率いるつがいのけだもの。群馬荒廃の大きな一因