kagemiya@ふたば

「アガ、血、血が熱い血が」
「肉を溶がず血が巡る巡り巡り溢れるイイイイィィィギイイィィィィ」
『五の濠』の奥義『限定霊障』と同ランクの出力を恒常的に発揮する魔人技。
体表に刻まれた疑似魔術刻印が形成するエーテル体に『示現大罪』を受肉させることで怪力乱神を振るう。
「煮え血」イギの場合は造血。
自身の血液量を異常増加させ、それによる酸素供給のドーピング並びに血液自体に含まれる魔力を利用して肉体運動の超加速を可能にする。
だが当然血管は破裂し、全身のあらゆる箇所から大量出血する。
しかしその出血すら上回る造血速度により、肉体が焼け焦げバラバラになるまで行動できる。
『示現大罪』の拡大変容体は尻尾のないイモリ。

マリアンナが物心ついた当初から備えていた特殊魔術。
彼女の身体に何らかの損傷が生じた際、彼女自身の意思に関わらず発動。通常では到底治癒不可能な傷であっても緩やかに再生、治癒させる。
肉体の一部を完全に喪失した際にも発動し、数日の時間をかけて回復する。その際に痛みや違和感は伴わず、本人曰く「いつの間にか爪や髪の様に元通りになっている」らしい。
痛覚が無いわけではなく、損傷が大きすぎる場合は休眠状態になる。この状態では呼吸、栄養摂取を必要とせず、通常より長い時間をかけて再生する。

…だったが、『示現大罪』ムルルの人格を半端にインストールされ、更に強制的に起源覚醒させられた結果その性質は暴走し、傷がついてない状態においても自動的に肉体を修復しようと活動化、結果的には度が過ぎた免疫と修副作用により癌の様に肉体を蝕んでいる。

全身が焼け爛れ、至る所から滲む血を自身に放った炎によって蒸発させ続ける少女めいた形の化け物。
以前、少なくとも人間として正常であったであろう頃の面影は一切見受けられない。
アスベストで編まれたボロ着をかろうじて纏っている。

自ら動くことはほぼなく、絶えず炎上し続ける激痛に耐え続ける化け物。
肉は焦げ、血は蒸発し、それでも身体は再生し精神は増殖し続け、永遠に焼死の苦痛に晒され続けている生き地獄を過ごしている。
それでも「地面に染み込んだ血だまりの状態で生き続けるよりはマシ」らしいが。
無論魂は磨耗し、発狂するが、それすらも「再生」した状態で「増殖」される。
彼女が救われることは無いだろう。

イメージカラー：血よりも赤い炎
特技：炎上
好きなもの：炎
苦手なもの：自分
天敵：自分
願い：死にたい

【一人称】ナアガッ　【二人称】ゴガ・アギギ　【三人称】化け物

元々は平凡なキリスト教徒の少女。
『道化』ではなく、旧座長のムルードアによって起源覚醒させられた悪魔憑き。
だが、彼女はムルードア自身も知らぬことではあったが『アンナ』という特異な再生能力を持つ一群の一つだった。
再生と自己増殖という類似した性質を同時に帯びたマリアンナはその負荷に耐えきれず、自己を崩壊させる。
しかしそれでも彼女の肉体は再生し、その再生体に自身の精神を再インストールしてしまう。
結果として彼女は自らに火を放ち、生き続ける焼死体となって『能無し曲馬団』の中で飼われることになる。

常に焼け爛れた喉から干からびた悲鳴を上げ続け、およそ性格などというものは見受けられないが、時折判別できる言葉から他者を嫌い、遠ざけようとしているようだ。
自分の現状にも絶望しているが、絶えず実感させられる「自分が元から化け物であった」という事実に打ちのめされている。
そのせいで自分はこんな地獄の罰を受けていると思い込んでいる為か、あるいは以前母と思っていた女性から言われていた『人の為になることをしなさい』という教えの為か、この状態にあっても奇妙な信仰心の下、善なることをいつか為さねばならないという強迫観念に囚われている。

正しいことをしなければならない

消え去りたい
それが出来ないのなら、せめて何か正しいことをしたい

見ないで
触らないで
憐れまないで

松明
善意の怪物

ロッソ・スケイル

かつて自分をこの地獄に落とした悪魔。だが既に死亡し、なにより彼を恨む暇すらない苦痛の只中にあるためあまり特別な感情を抱いていない。

ユースド・ポケット

ときおり遠目に見える異形の団員。
歳が近いような気もするし、心のどこかでは話しかけて友達になりたいと思っている。
だが過ぎた望みだと諦めているようだ。

黒館杏奈

見知らぬ他人

最終的にはヘルシングの死の河(全部自分)に成り果てる系女子
何よりも自分が救われたいから、何か正しいことをしたがるよ
かわいいね