kagemiya@ふたば

【氏名】クラウス・アスタルティア
【性別】男性
【年齢】推定500歳
【出身】北欧の小国
【身長・体重】168cm・29kg
【肌色】白【髪色】灰【瞳色】青
【令呪の位置】左胸

【属性】秩序・善
【魔術系統】神樹魔術
【魔術属性】地、水
【魔術特性】循環
【魔術回路】質：D 量：A 編成：変質(劣化)
【起源】傲慢


【契約サーヴァント】真アサシン

アスタルティアの秘儀。運命改変。世界の構成に働きかける、奇蹟の如き御技。世界樹の管理者たる証。
本来はあらゆる可能性の中から己の望む未来を引き寄せる大魔術だが、身体機能と魔術回路の劣化に伴い現在は殆ど扱う事が出来ない為、その性能は生存にのみ特化する。体内の刻印種によって起動し、常に術者である彼の生存の可能性だけを現実に投影しており、これがある限りクラウスはあらゆる死の運命から逃れ続ける。
無論限界はあり、本来の未来から余りにかけ離れた可能性を引き寄せる事は出来ない。どうあっても生存が不能となるほどに可能性を閉ざされてしまえば、如何なる改変も意味を失う。また、必要な魔力が尽きれば当然として発動出来ない。

神樹によって作り上げた、外部との接触の為の端末。普段姿を見せるクラウスの正体。
『真体』と呼称されるクラウス本来の肉体は、アスタルティア邸に半ば一体化した大樹と殆ど同化しており、更にアスタルティア邸を覆う木々から生命力を吸い上げている。言うなればアスタルティア邸を覆う森そのものがクラウスの肉体であり、無尽蔵の生命力を有する。

戦闘用に調整された躯体。
血に染め上げられた真紅のローブを身に纏う。このローブは血を浴びる事で魔力を生成する機能を有した一種の礼装であり、生成した魔力を駆動の為の動力とする。
ローブに隠されたその姿は、辛うじて人の形を為しているだけの樹木の塊。目や鼻さえも持たず、木の根や枝が絡み合ったようなグロテスクな顔を持つ。戦闘においては、主に肉体から伸びる枝を武器とする。
数百年前から戦闘の際にはこれを用いており、魔力確保の為に通り魔的に人を殺害してきた。これが土夏市に現在も残る赤マント伝説の一端にもなっている。

クラウスの肉体に埋め込まれた、数多の樹種。莫大な生命力と魔力を内包し、クラウスの肉体を保つと共に魔術回路としても働く。種から伸びる根はクラウスの全身に張り巡らせれており、彼の肉体そのものが完全に作り変えられ、最早生物よりも樹木に等しい。
クラウス自身の肉体に埋め込まれる以外にも、他者に対しても用いる事で己の支配下に置き、魔術の為の触媒とする事等にも用いられる。また、これを埋め込まれた者の肉体はやがてクラウス自身の様に樹木へと作り変えられていく。アスタルティア邸を覆う木々のうちの幾つかは、そうして完全にクラウスを生かす為の栄養源へと変わり果てた無辜の民や、アスタルティアの魔術師達である。

落ち窪んだ眼に、深く刻まれた皺。枯れ木のような老人。活動時を除き、アスタルティア邸内の大樹の幹に埋もれるように同化している。

聖杯戦争の陰で暗躍する黒幕の一人。
セイバールート、百合ルートにおいては表立った動きを見せないが、棗ルートにおいて聖杯戦争が己の思惑から外れ出した事に伴い行動を開始。
アサシンの制御を奪い、触媒として真アサシンを召喚。躯体レッドコートを用いて本格的に聖杯戦争へ参加する。
過った存在である棗の命を奪う事を第一の目的としつつ、聖杯を手に入れて望みを叶えんとする。

イメージカラー：純白、或いはその中に落ちた一滴の黒い染み
特技：暗躍
好きなもの：日光浴、正しい世界
苦手なもの：過った世界
天敵： 凍巳紗澄徒、アサナシオス・クリノス
願い：■■■■■

株分けされた世界樹と信じられる一本の樹を育て護らんとした一族、アスタルティアの魔術師。
一族の中でも異才、天才と称され、やがてその才覚を以て本来木々の成長を正しく導く為の魔術である『分枝掌握』による世界そのものの運営を試みるようになる。以後は、あらゆる未来、あらゆる可能性の中から世界が正しく在るための道だけを選び続け、己以外にそれを為せる者は居ないと信じ、数百年もの時をひたすらに永らえてきた。
■■■年前、万能の願望機を世界にとっての希望として、極東の島国をその設置場所として見出す。聖杯戦争の創始者のうちの一人、その本人。
しかし長く生きるうちに肉体と魂は劣化し、やがて一つの疑念を抱くに至る。
―――今有る世界は、過っているのではないか、と。
正しいと信じた選択の積み重ねは、何処かで間違え、淀んだ結果こそが現在なのでは無いか。疑念は膨れ上がり、やがて確信を得たクラウスは、この過った世界を自らと諸共に滅ぼす事こそが世界の運営者としての責務であると言う妄執に囚われていく。
第三次聖杯戦争の頃には、聖杯によって世界に終焉を齎す事をのみ目的としており、ロエサが姿を消した後には聖杯の管理を半ば強引に引き継ぐ事で聖杯戦争を管理下に置こうとする。
第四次の頃には聖杯の汚染を知っていた為に様子見に徹しつつも、己の遺伝子を用いて作った黒犬の使い魔を試作体の小聖杯とするが、これは体内に埋め込んだ刻印種が過剰な魔力によって暴走を引き起こした為、制御不能へと陥る。
その為に後継の小聖杯からは余分な機能を極力削ぎ落とし、更に自らが魔術師として劣化した事に伴って娘である芳乃によって育成させた。
そして、第五次聖杯戦争。開催を前にして、最終調整を目前とした生体小聖杯弐號を手中に収め、用済みである芳乃を処分しようとするも、弐號は逃亡。以降行方を掴めなくなる。
何れにせよ今有る聖杯は破綻しか齎さぬ物であるとしてその後の行く末を静観するのが、セイバールート、百合ルート。
己の定めた正しさから外れた不確定因子、新たな小聖杯が生まれる棗ルートにおいて、その本性を表し暗躍する事になる。

己の定めた正しさこそを至上とし、他のあらゆる価値を認めない極まった独善。破滅主義へと成り果てた、理想主義者の成れの果て。極めて傲慢で、他者を踏みにじる事に躊躇を持たない。

真アサシン

契約サーヴァント。
完全に道具として扱う。

万里小路棗

世界を滅ぼすとしても、その道筋は正しくあるべき、として不確定要素であるその存在を疎む。
許し難く、命を奪う事を目的とする一方で、その存在を利用して聖杯を得ようとする。

十影典河

嘗ての聖杯戦争の参加者である十影の子。さしたる価値もないと歯牙にかけていないが、棗ルートにおいては利用しようとする。

栗野百合

クリノスの末裔。
クリノスとは嘗て土地を巡るいざこざがあったが、ここ百年余は停戦し、土地の管理者としての立場も譲っている。
魔術師としての才は認めるが、未だ未熟として見下している。