kagemiya@ふたば

【氏名】サカサキ・サカサ(逆幸 逆)
【性別】女性【年齢】21歳
【出身】喪失帯『エノキアン・アエティール』学園都市
【身長】167cm【体重】55kg
【肌色】健康的【髪色】緑に金のメッシュ【瞳色】金
【スリーサイズ】90/55/86
【イメージカラー】ライムグリーン蛍光色
【属性】混沌・中庸
【魔術属性】虚
【起源】『逆さ』
【特技】逆さ言葉、アナグラムの解読、逆算
【好きなもの】逆さ言葉、トルネードポテト
【苦手なもの】ストレートな好意、正論
【魔術系統】召喚魔術エボケィション
【魔術回路】質：C　量：A+　編成：異常
【決戦の日】メビウスの輪
【位階・称号・二つ名】準特級召喚者*1、反詠唱アンチャント

いつもからからとギザ歯を見せて笑う、蛇のような少女。
髪色は緑で一部金色に染めている。腰まで届くくらいに長く、普段はポニーテールにしている。
服装の季節感が上下で真逆。上がセーターなら下は短パン、下がロングスカートなら上は薄手のタンクトップ。

在庫処分より作成。

喪失帯『エノキアン・アエティール』の住人。
15歳の頃までは特筆すべき能力のない、学園都市にありふれる4級召喚者のひとりだった。
しかし、とある精霊カストディアンと出会った事で彼女に転機が訪れる。

その精霊……“逆さ”の言霊スピリッツは、かなり前から学園都市付近に出没しては暴れており、近隣に甚大な被害を撒き散らしていた。
特級であるが故に討伐はまず不可能と断じられ、かといって調伏しようにも“逆さ”の言霊の言語はその発音・語順・音程の何もかもが逆さまな為に誰も意思疎通する事ができない。
学園都市側はこの精霊による被害を何とか抑え込むので精一杯で、長きに渡って統括理事会を悩ませ続けてきた。

ある日、学園都市郊外に赴いていたサカサは、偶然その近辺に出現したこの精霊と目が合ってしまう。
見ただけで分かる、魂で感じられる格の違いに彼女は死を覚悟したが……その時、誰かの声が聞こえた。
「聞こえますか」、と。
それは目の前の精霊から発せられる声であった。
同じ“逆さ”の起源を持つサカサは、この精霊の言葉を理解する事ができたのだ。
聞こえた声に対し、あまりの恐怖でまともな思考ができなくなっていた彼女は「聞こえるよ」と命の危機を忘れ呑気に返事を返した。
すると精霊は突如暴れるのを止める。実は“逆さ”の言霊は自分の言葉を理解してくれる相手を求めており、それが見つからない孤独感から暴れていたのだ。
その孤独感を払ってくれる理解者、サカサを見つけた事で精霊は沈静化。
“逆さ”の言霊は彼女に懐き、契約を交わして自ら彼女の『召喚獣』となった。

そうして相性抜群のパートナーを得た彼女はその才覚を瞬く間に開花させ、たった3年で最下位の4級から最上位である特級へと上り詰めた。
18歳という若さでの特級到達、そして精霊の調伏という大きな功績から、彼女は学園都市内でかなり有名になっている。
だがその知名度は決して良いものだけではなく、精霊が強いだけでサカサ自身は大した事がないと侮る者も少なくない。
しかしその戦闘センスは紛れもない本物であり、彼女の実力をその目で、あるいはその身で知っている者の中に彼女を侮る者は一人もいない。

・起動詠唱
『。え給り張逆てり来ざい
　。よのもる切裏、み食相、ち克
　。んさ戻に白らなるめ染く黒、り成と闇らなす差が光
　。のもす成仇にて総く遍、のもぬわ揃の足は其
　。んら在に処此も今は其どれさ
　。し無も顔、く無は名に其』

サカサが調伏した精霊カストディアンが、召喚魔術を経由する事で制御可能なレベルにまで落ちたもの。
（英霊という高位の存在をサーヴァント、人間でも使役できる状態に落とし込む『英霊召喚』と原理は同じ）
落ちたとは言え元が言霊の頂点たる精霊であるため、通常の召喚獣とは一線を画す強さと特異性を有する。

上記の上下前後が逆転したような詠唱を紡ぐ事で、人の形をした玉虫色のエネルギーの奔流という姿で顕れる。
あらゆるものを逆にする能力を持ち、召喚獣に落ちた影響で効果が適応される範囲は狭まってしまったが対象を選ばないという点は未だ健在。
重力反転による浮遊や攻撃のベクトルを逆転させて反射、消耗という現象を逆にして回復したり外と内を裏返して対象を破壊したりなどその用法は多岐に渡る。
特に強力なのは、相手の召喚魔術エボケィションや契約術インボケィションに干渉し反転させる事で、それらを打ち消すというもの。
即ちサカサはありとあらゆる魔術に対する最強の対抗策を有しているといっても過言では無い。
この魔術を打ち消す魔術が「反詠唱アンチャント」の異名の由来となっている。
ただし確実に打ち消せる訳では無く、相手側の意志セレマの方がが強すぎると魔術への干渉ができない。
サカサは確かに特級として一級を超える能力を有しているが、特級という枠組み内ではまだ若く意志の強さは劣っており、打ち消しは基本的に通用しない。
それ故にサカサは自分に特級はまだ不相応だとして“準”特級を自称している。

魔術を打ち消す際、その魔術の詠唱を逆から唱えるという祈祷アーサナーを行う事で、干渉力を強化して打ち消しの成功率を高める事ができる。
相手が詠唱破棄したり、聞こえないように遠くで唱えたりしても問題は無い。
召喚獣や契約術を発動した術者と相対した時、そこに込められた意志を感じ取る事で脳裏に詠唱が浮かび上がってくる。
意志の強さは魔術の行使に欠かせない要素である以上、感じ取らせないように意志を弱める事は本末転倒である。
それ故に、どれ程優れた召喚者マイスターや契約者コントラクターであっても詠唱を秘匿する事は不可能なのだ。

正確な名称は『"負傷"の丸薬』。
極特定の客層に愛好されている消耗品の言霊具ウィッチクラフト。
経口摂取する事で、無傷の場合は体のどこかを負傷し、既に負傷している場合はその傷が深刻化する。
これ単体では自傷しかできないが、サカサは"逆さ"の召喚獣によって負傷を治療に反転させることで治療薬として使用できる。
治療薬を使わずに手間をかけてまでこれを用いるのは「敵に奪われて使われても問題ないから」。

【一人称】私【二人称】君、あなた【三人称】呼び捨て、○○くん/ちゃん/さん

天衣無縫、自由奔放という言葉が似合う少女。
「自分の好きなように生きる」をモットーとし、気に入った相手にはとことん絡む一方、気の乗らない事は全くやらず梃子でも動かない。
ノリと勢いが彼女の生きる指針であり、損得勘定などというものは存在しない。
行動に一貫性がなく、色んな店であの手この手でツケを積み上げたかと思えば適当な理由を付けて見知らぬ客たちに豪快に奢ったりしている。
思うがままに動き回り、周囲の人間も敵味方関係なく振り回しすトリックスター。
厄介なことに弁が立つため、彼女のノリに逆らおうとしてもいつの間にか巻き込まれてしまう。
加えて召喚者マイスターの頂点たる特級であり幾つもの実績を持つため、権力的・実力的に彼女を止められる人物はそう多くない。
上述したとおり準特級を自称しているが、誰にも止められないその振る舞いは正に天災、特級に相応しいと言える。

……というのが大半の人から見たサカサの印象だが、実際のところは少し違う。
軽薄そうに見えて本当はかなりの切れ者であり、そして何より義理堅い性格をしており、損得勘定が無いというのは大きな間違い。
確かに彼女はツケを溜め込んでいるが1か月以内には必ず返済しているし、知り合いを連れてきたり仕入れルートの開拓を手伝ったりとむしろ貢献している。
店側は彼女の口車に乗せられたからではなく、彼女なら大丈夫だという信頼があるからこそツケを許しているのだ。
また他人を振り回しているのも本当に危険なことから遠ざけるためでもあり、そのためならば自己犠牲も厭わない仲間想いな一面も有する。
彼女の奔放な振る舞いはそういった真相を隠して仲間や友人たちに心配をかけないための演技である。
まあそれはそれとして人との交流は大好きだし楽しければよいという考えは演技ではなく素なのでそういった事情が無くてもよく人を振り回している。

好きな物としてトルネードポテトを挙げている他、ぐるぐるウインナーやチョコバナナなども好物。
自宅で作れるけどわざわざ作ろうとは思わない、けど祭りの屋台などで売っていると買ってしまう、ちょっとだけ凝ったものが好き。
自炊はせず基本的にチェーン店や酒場でジャンクなものを買い食いし、お酒もワインや日本酒といった上品なものよりも缶ビールや缶チューハイなどお手頃なものを好む。
金遣いは荒いが高級な物は買わず、安いものを大人買いしたり仲間にぱーっと奢ったりする、宵越しの銭は持たないタイプの散財者。
言葉遊びも好きで、汎人類史で言うところの業界用語（銀座をザギンと言ったりセレマをマーセレと言ったり）の使い手。
道具に名前を付ける時はアナグラムをよく使い（例として"負傷"の丸薬は毒Poisonを入れ替えてノシオップnosioPと命名している）、知人にはよく妙なあだ名を付けている。
しりとりでサカサに勝てる者はこの世にいないという凄いのか凄くないのか微妙に分からない伝説を持っていたりもする。
一方でふざけたノリに付き合わないどころか正論で返してくる相手は苦手。
そういうノリが悪いし痛いところをズバズバ突いてくる人は指で脇腹をズバズバ突くに限る。
また若くして特級に至りながらも驕らず更に上を目指して努力しているが、そうやってストイックに頑張っているのを見られる・気づかれる事も苦手。
表向きは楽観的に振る舞っているのに裏では必死なんだとバレるのが恥ずかしいと思っているなど、年相応に若々しいところもある。
なお知ってしまった相手の記憶を失わせる為ならば手段を択ばないため気を付けるように。

自分の想いに嘘をつかず、思うがままに生きる。
その根底にあるのは「後悔を残したくない」という強い意志。
そのためならばどんな苦労も苦とせず、どんな苦難にも挑戦してみせる。

ムードメーカーでありトリックスター。
特級という格の違う存在でありながら親しみやすい頼れる先輩。

現状ナシ

「はろーはろー、ないすとぅーみーちゅー。初対面だよね？よし初対面と言う事にしておこう。
　という訳で私はサカサキサカサね。上から読んでも下から読んでもサカサキサカサなんだぜいぇーい。
　ちなみに漢字で書いてもどっちから読んでも逆幸逆なんだぜいぇーい」

「はいはーい皆さん静粛にー。今からサカサさんが大事なことを言いまーす。
　今日の晩ご飯だけどいいお店知りませんかー。おっ皆そんな一斉にズッコケてどしたの」

「おいおいそんな気張ってちゃ出せる本領も出せなくなっちゃうぜ。
　という訳でリラックスしよっか。はーい吸ってー、吐いてー、吸ってー、吸ってー、吸ってー、吸ってー、赤上げてー？」

「カーバカーバいーや。あっ流石にこれは分かるか」

「どんだけバカにされても別に気にしないよ私は。調子に乗ってくれるほど油断してくれるからね。
　相手の、そして自分の実力をちゃんと測れない人が生きられるほど、この世界は甘くない。
　強い意志の籠ってない暴言をべらべら叫んじゃう時点で自分が弱いって公言しちゃってるようなもんだぜ？」

「それじゃちょっと離れてー。準でも特級ってところを見せたげようか。
　────────かうろやに手派、棒相ぜく行」


敵を軽くバカにする時や"逆さ"の精霊に話しかける時は逆さ言葉で喋る
SSとかの時はルビを振ったり後ろに()を付けて正しい読みを貼り付けて読みやすくした方がよさそう

ノリの軽いお姉さんは好きですか？

台詞を逆にする時に使った便利なサイト：Nap.st