シスター・ドクリン
最終更新：ID:VArmXeI+3g 2023年07月16日(日) 02:38:08履歴
「そんなに怖がらなくてよろしくてよ。なにかすることはありませんから。望まれない限り、ね」
基本情報
魔術・特殊技能・特性など
陰陽道（滋川新術）
呪禁
『日輪御力』
かつて、彼女が持っていた特異体質。
西洋においてはノウブルカラーと呼ばれるその働きが天体運営に近い特殊な魔術回路。
彼女の血を引く者たちに受け継がれ、現代においては、円環回路 と呼ばれているという。
その本来の性能は、言うなれば、円環型の魔術回路を利用した粒子加速「炉」。
五行説を経由して天体を身体の配置と照応させ、その間に高速で魔力を回すことで五行相生を加速し、エネルギー準位を高める。
更に、「五行が巡る→天体が巡る→時間が加速する」と見立て、これによって閉ざされた体内という異界に加速された異常な時空を形成。
やがてその異空は宇宙としての終わりへと至り、そこで時空論的特異点 を生むことで、虚数空間という「あり得るが物質界に存在しないもの」への経路を作る。
ドクリンの肉体それ自身を通路とした異界作成能力。人体内に確立された、どこでもないどこかへ繋がるゲートである。
「生前」のドクリンは、後述する『石動御鏡』と合わせることで、体内から星の内海へと繋がる通路を設けるという荒業を実現。
これによって、本来現世に存在し得ない力―――人の心、想念の力を『石動御鏡』で引き出し、奇跡を起こすための力を手に入れることができていた。
嘗て彼女と相対した地神は、この通路自体を更に神としてのルールで異界化させて「埋め立て」、五行の調和を乱すことで自在な発動を封じた。
『土公輪』
『九曜曼荼羅・太極葬耀陣』
礼装・装備など
外見・容姿の詳細など
人物像
イメージカラー：白き悪
特技：新しいものは何でも吸収。最近はAI技術。
好きなもの：面白いこと
苦手なもの：つまらないこと
天敵：退屈
願い：生きてる間はただただ楽しまないと損じゃありません？
【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】
台詞例
来歴
性格
行動規範・行動方針
参戦理由
役どころ・コンセプトなど
因縁キャラ
因縁キャラ同時代編
上司。
めっちゃ強いしめっちゃ頼れる上司だし自称通り聖徳太子の頃から生きてる仙人というのも嘘では無いだろうが、何かに付けて俺のおかげだ俺のおかげだとウザい絡み方してくる相手。
真の実力者は名が知られていないと言い切っていたが自分の名前残すために色々本書いたくせに、現代では貴方の名声は安倍晴明に負けてますけど……と伝えたい。
彼が善人かは疑問が残るが、善人よりは悪人が比較的呼ばれやすい影宮聖杯戦争においては幸い顔を合わせたことがない。
もしかするとまだ死んでないだけかもしれない。
晩年に彼が愛する娘を鬼が襲った不幸を直で見てみたかったが、その頃はすでに土に返っていたのが残念。
最初の影宮聖杯戦争では九曜衆同士の殺し合いを止めるべく彼もマスターとして参加していたとドクリンは記憶している。
日下部連利貞と表記すべきではないだろうが、最終的な姓名である日下部宿儺利貞と書くべきか迷っている。
かわいいみっちゃん。彼の父ががっつり藤原良房派閥であるため、滋岳川人を通じて個人的な面識がある。
彼が行った遣唐使廃止は妥当と考えている。
九曜紋を掲げる人。同時代ではない。
菅原道真が死んだ年に生まれたので、道真の生まれ変わりと後世で言われるようになっていたし、九曜を掲げていることで勝手に親近感を持っている。
彼女の物語
日が燦々と照らし大地を焼いた夏の日に播磨の地にて、彼女は力を持って生まれた。
平安時代、播磨は渡来人たちの住処であり、そして怪しげな術を使う者たちがしのぎを削り合い跳梁跋扈していたが、彼女の験力は幼き時より大人を打ち負かすほどであった。
彼女に術は必要なかった。
ただ自らの中に太極を作ろうとするだけでよかった。
それだけで、神代に等しい力を引き出した。
『呪 』を跳ね除け、『妖 』を調伏させのけた。
神秘は、より強い神秘に打ち負けるという絶対にしてただそれだけの理にて、すべてをねじ伏せた。
そのことに、なにも思うことはなかった。
思うことがあるとすれば、威勢よく力比べを挑んできた大人たちが悔しがる顔を見たり、好き放題していた『妖 』が苦しみながら消滅していくのを見るのはいい気持ちになれた。
彼女は頼み事をよく聞いた。
善き事も、悪しき事も、どちらも等しい価値にあった。
そのうち彼女は悪人たちに連れ去られ、共に過ごし、頼みを聞き入れ、悪事を働くようになっていた。
山に住み着き、人々を苦しめはじめた。
やがてそのことが都に届き、一人の陰陽師が解決のために赴くこととなった。
後に滋岳川人と名乗ることとなる奇っ怪な男である。
その日は、月の無い夜であった。
風の強い夜であった。
星は雲に覆われ、明日には雨が降るように思えた。
嵐が来るかもしれない空模様を見渡せる山の中腹で、二人は出会った。
彼女はいつものように力を使いねじ伏せられると思った。
川人もまたすぐに決着がつくだろうと思っていた。
二人共同じように考え、同じように自らの考えを改めた。
違ったのは戦い方であった。
彼女には無限を生み出す一つの御力しかなかったが、川人は自らが持ち得る様々な術を使い攻略しようとした。
霊符、呪符、真言、呪禁、結界、式神。
手の内はいくらでもあった。その中には渡来人が使うような見たこともない術もあった。
そのせいで、彼女の心は浮かれていた。
川人はそんな心を見透かした。
戦いの中で簡単な術を、彼女へ教えようとした。
彼女は、きっとそれを使えばこの太陽の力を手放すことになるのだろうと気づいていたが、好奇心に抗えなかった。
灼熱の車輪は空へと向かい、夜に光をもたらした。
暗雲を切り裂き、その向こう側にあるものを見せてくれた。
夜空を見上げることなどあまりなかったが、こうしてみるとそれはとても綺麗なものに映った。
それは輝く星々のことではない。
その小さな光を囲む一面の暗黒が、彼女の心を掴んだのだ。
彼女は、一つの術を使っただけで、体を巡っていたすべての験力を使い果たした。
だから、眠くなった。
この心地よい気持ちに包まれたまま眠りたかった。
寝たらきっと、目の前の男に殺されるのだろうが、別にそれでも良かった。
彼女は、生に意味を見出したことはなかった。
「おい、いい加減起きやがれ」
川人の声が脳内に直接響き、不快感で彼女は目が覚める。
どうやら捕らえられたということらしい。
殺そうとしていたのではなかったのかと、彼に問う。
「がははははははー！ お前さんほどの才能が山賊紛いなことをするなどもったいなさすぎるだろう！ 俺様の弟子にしてやろう。嬉しいだろ！」
「なるほど」
「なるほどじゃねぇ！ もっと嬉しそうにしねぇのか糞ガキ！」
「別に嬉しくないのだけれど」
本心だった。
彼女はいつも、正直者として生きてきた。
「可愛くねぇガキだ。心を覗かせてもらったからわかっちゃいたが、お前さんは、どうしようもないな。人の不幸を何よりも喜ぶ。その相手が自分にとって、大事な人であろうが好きな相手だろうがお構いなし。自分の不幸さえ大好きと来た」
その通りだった。
山賊たちと一緒に居たのも、元々日々の生活に困窮していたからこそそのような生活に走らざるを得なかった彼らと共にいれば、様々な苦しみを見れるからだった。
「悪いかしら？」
「悪い」
「そう」
「そうだ」
「悪い子をどうするおつもり？」
「まともな奴なら、矯正しようとでも考える」
「あなたは、そうするの？」
「俺様がまともなやつに見えるのか？」
「見えないけど」
「がはははははー！ そういうことだぞ」
そういうこととはどういうことなのか。
一体彼が何を考えているのか？
今まで接したことのない相手に、彼女は少し興味を持った。
「俺様たち陰陽師の言葉で語るなら悪行罰示だ。倒した悪霊悪鬼を式神として使役することを言う。時には悪神もな」
そういう相手と力比べをしたこともあった。
あまりにも簡単に消滅したからあまりよくは覚えては居ないが、おそらく格が低い悪霊を式神にした民間陰陽師崩れだったのだろう。
「私があなたの式神になればいいの？」
「似たようなもんだ。お前さんの性根は変えられねぇし俺様もそんなことはしたくねぇ。お前さんには、悪のまま善を行わせる」
面白いことを考える男だと彼女は思う。
「性根が悪と言うなら、そこから生まれるものはどうあがいても悪ではないのかしら？」
「関係ねぇな。善悪なんざ、他人の見方次第で変わるものだ。そして、お前さんは天より与えられた類まれなる力はあるが、目的がない。だからな、俺様がそれを与えてやれば、お前さんは善に転じれる」
「それってどんなこと？」
「人に尽くせ。人の為に生きろ。そんで、助けた人がどっかで不幸になったら、そのときは心のままに喜べばいい。それでも、助けてんだから善行してるだろ？」
本当に、面白いことを考える男だと彼女は思う。
人の世の中に邪悪のままに生きられる道を示している。
確かに、この男の口車に乗るほうが、今までよりもずっと面白そうだ。
「あなたに仕えながら、あなたが不幸になることを望んでいてもいいというのね」
「おうともよ。人間、頭の中で何考えてたって自由だからなー」
こうして、彼女は滋岳川人の弟子となった。
彼からは様々な術や知識を学んだが、彼女の特異体質では使いこなすことは難しかった。
体内で回し続ける限りはその力は高まり続けるが、験力を一度でも外に出せば、すべてを吐ききるまで止まらないからだ。
滋岳川人は陰陽道は、唐から使える技術を何でも寄せ集めた技術体系にすぎないのだと説いた。
彼女は日本の外から来た術を組み合わせ、体内のみで完結する術と、験力を外から奪う術をいくつか編み出した。
そして、彼女は『日輪』の名を与えられた。
やがて滋岳川人は上司の策略に巻き込まれ、一つの影の組織を作り上げる。
「世に強者は数いれど、真に強き者は世に名が知られてないというのが俺様の考えだ。経験上そういう奴らは大概、表に出ることのない悪党ばかりだ。お前さんもそうだったろ。そういう使えるやつを見つけ出して集めることで悪人束ねて国の守護者と転じる。それが俺様の作る九曜衆だ」
『日輪』はその九曜衆の筆頭となった。
九曜衆の中ではその力を振るえば最も強かったから、誰もそれに異論はなかった。
単純な獣たちの理のようであったが、その単純さは居心地がよかった。
九曜衆としての活動は、常に危険に満ちていたのだが、彼女は昔から怖いとか恐ろしいとかいう感情を抱くとその不自然さに楽しくなってしまうのだ。
ただそこにあるだけで全てを焼き尽くしてきた『日輪』が恐れを抱くなどという状況がもう笑えてくるのだ。
不幸になって楽しいのは自分自身も例外ではないのだと気づいたのはいつだったか。
地神の悪あがきにより自らが天から授かった御力を失ったときも、九曜衆の戦い全てが無駄になったときも、彼女の心は満たされていた。
皮肉なことに、もう使う必要がなくなってから、彼女は師に習った術の殆どを使えるようになっていたことはとても笑えた。
そのうち、九曜衆は色々あって崩壊し、自身も術式の一部と成り果て、聖杯戦争を運営するだけの機構になった。
その物語は、別の話である。
それからは、幾多の聖杯戦争と幾多の時代を見届けてきた。
どの時代でも、人間の悩みというものは大きく変わらなかったが、それが嬉しかった。
子孫が聖杯戦争のために犠牲になり続けていることは哀れだと思ったが、今を生きる人々と過去を生きた英霊の望みという欲望の犠牲になっていることが面白かった。
人々がどうしても望んだことなのだから、犠牲を容認するしかないということそのものが彼女を笑わせてくれた。
本来の術式であれば、九曜における太陽の見立てを成立させさえすれば生贄を捧げる必要はないということ、そしてそれを実現する手段はもう失われていることが、滑稽で仕方がなかった。
2012年、彼女は公輪未来璃の犠牲によって再びこの世に現れた。
また聖杯戦争が楽しめるのかと思うと心が踊る。
地球上の人の不幸が、そこにあるインターネットの発達というのは素晴らしかった。
人々を幸せにしようという技術の進歩が、人々の生活を奪っていく皮肉が、彼女を元気にさせてくれた。
人々の悩みを聞き入れ解決するシスターの仕事は、とても気に入っているし、聖杯戦争参加者の手助けをするのも素晴らしい。
大抵は不幸な末路を迎える者たちが多いし、それが毎回毎回様々な種類を楽しめる。
彼女の行動は、敬愛する師に言われた通り、今でもただ人に尽くし続けているにすぎない。
彼女の在り方は今後もずっと変わることがない。
さて、今の私は人々に善と映るのか、悪と映るのか。
自分を見るには、鏡が必要だ。
鏡は今はあの娘の中にある。
すべてを知ったとき、彼女には私がどう見えるのだろう。
ああ、今回の聖杯戦争もたっぷりと笑えそうだなと、彼女は嬉しくなった。
コメント
小鴉丸ヤタコ
設定
性格
その他補足
ヤタコちゃんの評価〜サーヴァント編〜
ヤタコちゃんの評価〜マスター編〜
基本情報 
【氏名】ドクリン・リティー
【本名】『土公輪』
【性別】女性
【年齢】1191歳
【出身】播磨国飾磨郡
【身長・体重】186cm・44kg
【肌色】赤みがかった健康的な肌→土気色 【髪色】若干茶色が混じる黒色→白 【瞳色】緑
【スリーサイズ】でか/細/でか
【外見・容姿】
【令呪の位置】
【属性】中立・善
【魔術系統】陰陽道
【魔術属性】土（元は五行全て）
【魔術特性】境界
【魔術回路】質：A++ 量：EX→D 編成：異常（土に特化）
【起源】車輪
【所属】九曜衆
【階位・称号・二つ名】
【契約サーヴァント】不明
【本名】『土公輪』
【性別】女性
【年齢】1191歳
【出身】播磨国飾磨郡
【身長・体重】186cm・44kg
【肌色】赤みがかった健康的な肌→土気色 【髪色】若干茶色が混じる黒色→白 【瞳色】緑
【スリーサイズ】でか/細/でか
【外見・容姿】
【令呪の位置】
【属性】中立・善
【魔術系統】陰陽道
【魔術属性】土（元は五行全て）
【魔術特性】境界
【魔術回路】質：A++ 量：EX→D 編成：異常（土に特化）
【起源】車輪
【所属】九曜衆
【階位・称号・二つ名】
【契約サーヴァント】不明
魔術・特殊技能・特性など
陰陽道（滋川新術）
陰陽博士（陰陽寮の教育係）であった滋岳川人から直接学んだ陰陽術。
六甲六壬式、生命続命法、奇門遁甲など陰陽の秘術を納めている。
六甲六壬式、生命続命法、奇門遁甲など陰陽の秘術を納めている。
呪禁
かつて日本にあった典薬寮に所属する呪禁師が伝えていたまじないにより魔を祓う術。
典薬寮というように主に病気などに対する医者としての側面が強かった。
吉備真備によって呪禁師は廃止され、陰陽師へと統合されることとなる。
ドクリンは呪禁にある護身隠形呪をさらに強めた滋川護身隠形呪を完全にマスターしている。
典薬寮というように主に病気などに対する医者としての側面が強かった。
吉備真備によって呪禁師は廃止され、陰陽師へと統合されることとなる。
ドクリンは呪禁にある護身隠形呪をさらに強めた滋川護身隠形呪を完全にマスターしている。
『日輪御力』
かつて、彼女が持っていた特異体質。
西洋においてはノウブルカラーと呼ばれるその働きが天体運営に近い特殊な魔術回路。
彼女の血を引く者たちに受け継がれ、現代においては、
その本来の性能は、言うなれば、円環型の魔術回路を利用した粒子加速「炉」。
五行説を経由して天体を身体の配置と照応させ、その間に高速で魔力を回すことで五行相生を加速し、エネルギー準位を高める。
更に、「五行が巡る→天体が巡る→時間が加速する」と見立て、これによって閉ざされた体内という異界に加速された異常な時空を形成。
やがてその異空は宇宙としての終わりへと至り、そこで
ドクリンの肉体それ自身を通路とした異界作成能力。人体内に確立された、どこでもないどこかへ繋がるゲートである。
「生前」のドクリンは、後述する『石動御鏡』と合わせることで、体内から星の内海へと繋がる通路を設けるという荒業を実現。
これによって、本来現世に存在し得ない力―――人の心、想念の力を『石動御鏡』で引き出し、奇跡を起こすための力を手に入れることができていた。
嘗て彼女と相対した地神は、この通路自体を更に神としてのルールで異界化させて「埋め立て」、五行の調和を乱すことで自在な発動を封じた。
幼女時代のイメージイラスト（AI作成）と解説
『土公輪』
嘗て地神と相対し、その討滅と引き換えに、彼女は己が身に神を封じて、異界への門の制御権を失った。しかし、そうして埋め立てられた路は、異なる作用を発揮した。
こびりつく残滓の名は土公神。季節ごとに、家にまつわる場所を渡り歩く方位神。その中でも、彼女の内に残るものは、竈を司る性質が強く出ていた。
この神が属する土行の影響によって、五行に基づく魔術回路の正常な魔力循環は妨げられた。結果、異界から現世への流れが遮断される代わりに、滞留する魔力をその内に留めるようになった。
それは結果として、純粋な魔力の塊を一つところに押し留め、鍛造し、やがて土公神の影響のもとで、形ある一つへと変質した。即ち、エーテルである。
そのあり方は溶鉱炉のそれに近い。土により断熱され、内に籠もった魔力は、その中で捏ね上げられることで、地神の持つ「星」の力に基づく第五架空要素の製造機関と化した。
ここで鍛えられたエーテル塊こそが、影宮聖杯戦争に召喚されるサーヴァント達の身体となる。従って、彼女の存在なしに、武力闘争としての聖杯戦争はそもそも開始されないのである。
なお、この変質を受けて体質にも大きな変化が生じ、嘗ては色を確かに持っていたはずの彼女の髪の毛は、老人のそれのように白くなってしまった。
こびりつく残滓の名は土公神。季節ごとに、家にまつわる場所を渡り歩く方位神。その中でも、彼女の内に残るものは、竈を司る性質が強く出ていた。
この神が属する土行の影響によって、五行に基づく魔術回路の正常な魔力循環は妨げられた。結果、異界から現世への流れが遮断される代わりに、滞留する魔力をその内に留めるようになった。
それは結果として、純粋な魔力の塊を一つところに押し留め、鍛造し、やがて土公神の影響のもとで、形ある一つへと変質した。即ち、エーテルである。
そのあり方は溶鉱炉のそれに近い。土により断熱され、内に籠もった魔力は、その中で捏ね上げられることで、地神の持つ「星」の力に基づく第五架空要素の製造機関と化した。
ここで鍛えられたエーテル塊こそが、影宮聖杯戦争に召喚されるサーヴァント達の身体となる。従って、彼女の存在なしに、武力闘争としての聖杯戦争はそもそも開始されないのである。
なお、この変質を受けて体質にも大きな変化が生じ、嘗ては色を確かに持っていたはずの彼女の髪の毛は、老人のそれのように白くなってしまった。
『九曜曼荼羅・太極葬耀陣』
聖杯戦争を構成するこの術式に取り込まれており、現在の体は生贄と土とエーテルで作られている。
遠き平安の世にあって、地神の完全なる封神に失敗した彼女の身体には、土公神の神格がこびりついた。それ以降、彼女は「聖杯戦争」を運営するシステムとしてのあり方を受け入れた。
それは、魂自体を太極葬耀陣に情報ソースとして保存し、疑似聖杯となる天地・真偽の黄幡神を制御するインターフェースとして、聖杯戦争ごとに呼び出すものであった。
嘗て日輪と、或いは月香と呼ばれた一族から差し出された生贄は、遺伝的に彼女に近しい。そこから欠けた肉体情報を補完し、それでも不足する分は土塊で埋める。
そうすることで、日輪ならぬ土公輪は、この世に何度でも再生し、聖杯戦争を運行しては再び死するというループを実現したのである。
その根底には陰陽道における続命法のほか、シルクロードを介して中国に情報が伝わっていたユダヤ教の伝承と、それに伴う「土から作られた人間」という観念が利用されている。
遠き平安の世にあって、地神の完全なる封神に失敗した彼女の身体には、土公神の神格がこびりついた。それ以降、彼女は「聖杯戦争」を運営するシステムとしてのあり方を受け入れた。
それは、魂自体を太極葬耀陣に情報ソースとして保存し、疑似聖杯となる天地・真偽の黄幡神を制御するインターフェースとして、聖杯戦争ごとに呼び出すものであった。
嘗て日輪と、或いは月香と呼ばれた一族から差し出された生贄は、遺伝的に彼女に近しい。そこから欠けた肉体情報を補完し、それでも不足する分は土塊で埋める。
そうすることで、日輪ならぬ土公輪は、この世に何度でも再生し、聖杯戦争を運行しては再び死するというループを実現したのである。
その根底には陰陽道における続命法のほか、シルクロードを介して中国に情報が伝わっていたユダヤ教の伝承と、それに伴う「土から作られた人間」という観念が利用されている。
礼装・装備など
石動御鏡
壺切御剣と同じ発想で作られた人造疑似八咫鏡。神代の神秘を精緻に再現した代物である、という点では、現代に残存する宝具に等しい。
その主たる用途は、嘗て天照大神が天岩戸から自身の姿を見た逸話の通り、「姿を映す」こと……では、当然ない。
まず、単純に「円形の金属物体」として、盾やチャクラムなどとして用いることができる。その頑丈さは折り紙付きであり、出力が低ければ宝具の一撃すら耐えうるだろう。
無論それは副次的な用い方であり、これ自体はれっきとした呪具である。八咫鏡の模倣である以上は、神話に擬えた機能も当然保有している。
具体的には、「対象の姿を映すことで、移動を強制する」。この場合の移動とは物理的な意味と概念的な意味を兼ね、天照を岩戸から出す切っ掛けになったことに由来する。
事物を鏡像として映すということは、映されたものが別の場所にあるように「見える」ということ。この見せかけを現実に反映することで、事実として対象を動かして見せるのである。
更に、例えば、道教や陰陽道にあっては鏡は占術に用いられる。この形質も、陰陽師が誂えた礼装である以上は当然備えており、八卦鏡の如く占術に取り入れることも可能。
また、その中でも凹面鏡については、その形状や写像の性質から、周辺の事物・気などを集めて吸収する特性を持つとされる。
日輪であったころのドクリンは、この吸収という機能について特に重宝しており、『九曜曼陀羅・ 陰陽陣』における封神実施時、討滅対象を確実に異界へ叩き込む補助としていた。
……しかし、ここまで語ってきた性質は、実のところを言えば、この礼装の本質であるとは言い難い。何故なら、同様の機能を持つ礼装を作成するだけならば、やりようは幾らかもあるからだ。
それこそ、日本国内に限定しても、神の残り香である神體を用いることで神話級の威力を持った術式は構築できるやもしれないし、そもそも神話をなぞる礼装というだけなら山のようにある。
再演だけならば、精霊の、換言すれば世界の分け御霊の力である宝具に並ぶ道理はない。では、この礼装の何が「宝具に等しい」のか。
―――この礼装には、星が使われているのだ。
この鏡は当初、多様な儀式を介して呪的に精錬された神鉄の模造品によって作られていた。しかし、ある時、九曜衆の手元に、「星」が転がり込んできた。
現代で言えば、隕鉄ということになろう。多量の鉄分を含む空から落着したモノ。それを鍛造し、鏡に付け加えたことで、この礼装には、「星」とのつながりが生まれた。
それは、天に輝くそれのことでもあり。同時に、地に鎮まるそれのことでもあった。
この礼装は、つまり、地球という惑星、大地、あるいは世界そのものと繋がっていたのだ。
この特性によって、日輪は、より正確には『日輪御力』は、その真価を発揮した。星と接続するその特性を用いることで、日輪の体内の異界は、星の内海と繋がった。
そこに満ちるのは、嘗て星の聖剣を形作った「人々の祈り」。極めて安直に表現すれば、「人の心の光」。それこそは、他のいかなる力にも勝る、究極の奇跡の源だった。
日輪は、自身の体質と礼装との併用によって、星の内海からそれらを引き出す術の確立に成功。以降の九曜衆の活動において、その力が、人に仇成す神を調伏せしめるのに十全以上の働きをしたことは、言うまでもない。
しかし、結局のところ、その奇跡は長続きしなかった。地神の封神に失敗した折、土公神の神格が日輪御力の内側をその神理で制圧したことで、内海へ至る路は閉ざされた。
その製法自体はドクリンの頭の中に収まっているが、隕鉄を材料に使用したため、壺切御剣のように無くなったらまた別のを生産して代用というわけにはいかない。
であるから、今ある鏡を使って、機能を復元するための実験に使う、という博打を打つこともできず、生き残った九曜衆にとっては、完全な手詰まりが訪れることになる。
それ以降、この鏡は心の光を映すこともなく、ドクリン自身がその体内に保管して、そのまま捨て置かれていたような状況だった。
次にこの礼装が姿を現すのは、1998年のこと。「前回」の影宮聖杯戦争勃発時、公輪家当主であった公輪芙蓉に譲渡された時であった。
それが更に流転の運命を辿り、何の因果か、公輪亞海の体内に宿ったというのは、不可思議の縁であろう。
その主たる用途は、嘗て天照大神が天岩戸から自身の姿を見た逸話の通り、「姿を映す」こと……では、当然ない。
まず、単純に「円形の金属物体」として、盾やチャクラムなどとして用いることができる。その頑丈さは折り紙付きであり、出力が低ければ宝具の一撃すら耐えうるだろう。
無論それは副次的な用い方であり、これ自体はれっきとした呪具である。八咫鏡の模倣である以上は、神話に擬えた機能も当然保有している。
具体的には、「対象の姿を映すことで、移動を強制する」。この場合の移動とは物理的な意味と概念的な意味を兼ね、天照を岩戸から出す切っ掛けになったことに由来する。
事物を鏡像として映すということは、映されたものが別の場所にあるように「見える」ということ。この見せかけを現実に反映することで、事実として対象を動かして見せるのである。
更に、例えば、道教や陰陽道にあっては鏡は占術に用いられる。この形質も、陰陽師が誂えた礼装である以上は当然備えており、八卦鏡の如く占術に取り入れることも可能。
また、その中でも凹面鏡については、その形状や写像の性質から、周辺の事物・気などを集めて吸収する特性を持つとされる。
日輪であったころのドクリンは、この吸収という機能について特に重宝しており、『九曜曼陀羅・ 陰陽陣』における封神実施時、討滅対象を確実に異界へ叩き込む補助としていた。
……しかし、ここまで語ってきた性質は、実のところを言えば、この礼装の本質であるとは言い難い。何故なら、同様の機能を持つ礼装を作成するだけならば、やりようは幾らかもあるからだ。
それこそ、日本国内に限定しても、神の残り香である神體を用いることで神話級の威力を持った術式は構築できるやもしれないし、そもそも神話をなぞる礼装というだけなら山のようにある。
再演だけならば、精霊の、換言すれば世界の分け御霊の力である宝具に並ぶ道理はない。では、この礼装の何が「宝具に等しい」のか。
―――この礼装には、星が使われているのだ。
この鏡は当初、多様な儀式を介して呪的に精錬された神鉄の模造品によって作られていた。しかし、ある時、九曜衆の手元に、「星」が転がり込んできた。
現代で言えば、隕鉄ということになろう。多量の鉄分を含む空から落着したモノ。それを鍛造し、鏡に付け加えたことで、この礼装には、「星」とのつながりが生まれた。
それは、天に輝くそれのことでもあり。同時に、地に鎮まるそれのことでもあった。
この礼装は、つまり、地球という惑星、大地、あるいは世界そのものと繋がっていたのだ。
この特性によって、日輪は、より正確には『日輪御力』は、その真価を発揮した。星と接続するその特性を用いることで、日輪の体内の異界は、星の内海と繋がった。
そこに満ちるのは、嘗て星の聖剣を形作った「人々の祈り」。極めて安直に表現すれば、「人の心の光」。それこそは、他のいかなる力にも勝る、究極の奇跡の源だった。
日輪は、自身の体質と礼装との併用によって、星の内海からそれらを引き出す術の確立に成功。以降の九曜衆の活動において、その力が、人に仇成す神を調伏せしめるのに十全以上の働きをしたことは、言うまでもない。
しかし、結局のところ、その奇跡は長続きしなかった。地神の封神に失敗した折、土公神の神格が日輪御力の内側をその神理で制圧したことで、内海へ至る路は閉ざされた。
その製法自体はドクリンの頭の中に収まっているが、隕鉄を材料に使用したため、壺切御剣のように無くなったらまた別のを生産して代用というわけにはいかない。
であるから、今ある鏡を使って、機能を復元するための実験に使う、という博打を打つこともできず、生き残った九曜衆にとっては、完全な手詰まりが訪れることになる。
それ以降、この鏡は心の光を映すこともなく、ドクリン自身がその体内に保管して、そのまま捨て置かれていたような状況だった。
次にこの礼装が姿を現すのは、1998年のこと。「前回」の影宮聖杯戦争勃発時、公輪家当主であった公輪芙蓉に譲渡された時であった。
それが更に流転の運命を辿り、何の因果か、公輪亞海の体内に宿ったというのは、不可思議の縁であろう。
外見・容姿の詳細など
画像参照。
人物像
イメージカラー：白き悪
特技：新しいものは何でも吸収。最近はAI技術。
好きなもの：面白いこと
苦手なもの：つまらないこと
天敵：退屈
願い：生きてる間はただただ楽しまないと損じゃありません？
【一人称】
台詞例
来歴
滋岳川人から陰陽道を学ぶ。陰陽寮は女人禁制であるため、官僚として正式にではなく播磨国にて学んだのであろう。
その後、彼が作り上げし影の集団、九曜衆筆頭『日輪』として活動。地神の一部を体内の異界に取り込んだ結果、衰弱する。
彼女が永遠となることを願った『木律』により影宮聖杯戦争を成り立たせる『九曜曼荼羅・太極葬燿陣』の術式に組み込まれ、聖杯戦争のたびに蘇ることとなる。
彼女は『九曜曼荼羅・太極葬燿陣』の起動と共に、生贄の肉体を利用して今の姿に形成される。
そのため今の状態はスワンプマンとも言えるため、厳密に本人と言えるかどうかには議論の余地が残るだろう。
そして生贄となった者の魂魄と体内に封印した地神によって、黄幡神の鏡面存在となる偽黄幡神を生成。
本来黄幡神だけでは魔力の器とならないのだが、真と偽が食い合うことによって無限のループが生まれることで魔力が漏れなくなり、これによって『疑似聖杯ヤオヨロズ』は誕生する。
また他の聖杯戦争においてはマスターは魔力が高いものや制作者などの設定された血筋が優先されるが、この聖杯戦争においては術式そのものである彼女が参加者を選んでおり、例外はない。
なお、聖杯戦争が終わっても、肉体が完全に朽ちて土に戻るまでは活動できる。
此度の聖杯戦争には公輪亞海の姉を素体として肉体を形成し、その後は監督役として聖杯戦争の管理をしている。
最近は影宮市の教会でシスターをしている。影宮神社で巫女のバイトもしている。メイドカフェにもシフトを入れてる。
新しいものを取り入れてきた陰陽師としての性質か、現在話題のAI学習などに手を出しており、電子の式神を作成、AI式神Vtuberとして活動させている。
なお、預託令呪は彼女がもっている。
続編であるStarshipGrave（シン・HAっぽい）においては肉体情報であった公輪未来璃と存在の置き換えがなされるため、登場することはない。
その後、彼が作り上げし影の集団、九曜衆筆頭『日輪』として活動。地神の一部を体内の異界に取り込んだ結果、衰弱する。
彼女が永遠となることを願った『木律』により影宮聖杯戦争を成り立たせる『九曜曼荼羅・太極葬燿陣』の術式に組み込まれ、聖杯戦争のたびに蘇ることとなる。
彼女は『九曜曼荼羅・太極葬燿陣』の起動と共に、生贄の肉体を利用して今の姿に形成される。
そのため今の状態はスワンプマンとも言えるため、厳密に本人と言えるかどうかには議論の余地が残るだろう。
そして生贄となった者の魂魄と体内に封印した地神によって、黄幡神の鏡面存在となる偽黄幡神を生成。
本来黄幡神だけでは魔力の器とならないのだが、真と偽が食い合うことによって無限のループが生まれることで魔力が漏れなくなり、これによって『疑似聖杯ヤオヨロズ』は誕生する。
また他の聖杯戦争においてはマスターは魔力が高いものや制作者などの設定された血筋が優先されるが、この聖杯戦争においては術式そのものである彼女が参加者を選んでおり、例外はない。
なお、聖杯戦争が終わっても、肉体が完全に朽ちて土に戻るまでは活動できる。
此度の聖杯戦争には公輪亞海の姉を素体として肉体を形成し、その後は監督役として聖杯戦争の管理をしている。
最近は影宮市の教会でシスターをしている。影宮神社で巫女のバイトもしている。メイドカフェにもシフトを入れてる。
新しいものを取り入れてきた陰陽師としての性質か、現在話題のAI学習などに手を出しており、電子の式神を作成、AI式神Vtuberとして活動させている。
なお、預託令呪は彼女がもっている。
続編であるStarshipGrave（シン・HAっぽい）においては肉体情報であった公輪未来璃と存在の置き換えがなされるため、登場することはない。
性格
享楽的で献身的。快楽と献身の狭間で彼女は揺れる。刺激に飢え、退屈を嫌う。
陰陽師としてのサガか、新しい技術への憧れか、蘇るたびに最先端の知識を吸収していく。
今では暇さえあればスマホを弄り、現代人と見紛うばかり。
味覚が鈍っているため、辛いものや苦いものが好き。そして、必要ならば土さえも口にする。
他者に対する感性は常識的で善人を好み、下衆な態度の相手には嫌悪を隠さない。
最もそれは自分の目の前にいる相手に対してのみであり、その他の場面ではドラマのキャラクターを見るように他人事。
彼女が信じる唯一絶対のものは『人のために尽くす』ことだけ。
根底に思想や理念などなく国家の調和を目指す技術に過ぎない陰陽道に従順な存在だ。
だからこそ、人々の願いを叶えるために自らを犠牲にする今の状態に満足している。
その結果として、人が人を傷つけることも許容する。
自身の子孫が聖杯戦争のための生贄となっていることも「卑しい行為。でもそれが人々の望みなのでしょう？」と気にしない。
かつて人による人の世のために神魔誅滅を掲げた生き残りが、打ち倒すべき理不尽なる神に成り果ててる矛盾を良しとする。
そんな彼女の在り方は陽の中の陰。
その行動こそ人の為なれど、心の内はシャーデンフロイデでルサンチマン。
誰かを助けるのは、幸福からいずれ転落するのが見たいから。
どれだけ個人が素晴らしくても、群衆の中では愚かな群れの一部にすぎない。
彼女は浅ましき人の欲望の饗宴を楽しみ、自らをも嘲笑う。
陰陽師としてのサガか、新しい技術への憧れか、蘇るたびに最先端の知識を吸収していく。
今では暇さえあればスマホを弄り、現代人と見紛うばかり。
味覚が鈍っているため、辛いものや苦いものが好き。そして、必要ならば土さえも口にする。
他者に対する感性は常識的で善人を好み、下衆な態度の相手には嫌悪を隠さない。
最もそれは自分の目の前にいる相手に対してのみであり、その他の場面ではドラマのキャラクターを見るように他人事。
彼女が信じる唯一絶対のものは『人のために尽くす』ことだけ。
根底に思想や理念などなく国家の調和を目指す技術に過ぎない陰陽道に従順な存在だ。
だからこそ、人々の願いを叶えるために自らを犠牲にする今の状態に満足している。
その結果として、人が人を傷つけることも許容する。
自身の子孫が聖杯戦争のための生贄となっていることも「卑しい行為。でもそれが人々の望みなのでしょう？」と気にしない。
かつて人による人の世のために神魔誅滅を掲げた生き残りが、打ち倒すべき理不尽なる神に成り果ててる矛盾を良しとする。
そんな彼女の在り方は陽の中の陰。
その行動こそ人の為なれど、心の内はシャーデンフロイデでルサンチマン。
誰かを助けるのは、幸福からいずれ転落するのが見たいから。
どれだけ個人が素晴らしくても、群衆の中では愚かな群れの一部にすぎない。
彼女は浅ましき人の欲望の饗宴を楽しみ、自らをも嘲笑う。
行動規範・行動方針
聖杯戦争の監督役としては態度はともかく大真面目。
自身を観測者に過ぎないとし、聖杯戦争の盤面ヘは極力干渉を避ける。
一方日常においては、参加者に対して友好的に接してくる。
主な居場所：平日昼…メイド喫茶、中華料理屋 休日昼…神社 夜…教会、土の中
自身を観測者に過ぎないとし、聖杯戦争の盤面ヘは極力干渉を避ける。
一方日常においては、参加者に対して友好的に接してくる。
主な居場所：平日昼…メイド喫茶、中華料理屋 休日昼…神社 夜…教会、土の中
参戦理由
傍観者であることに誇りを持つため、自らゲームの盤面に干渉することはしない。
役どころ・コンセプトなど
見ただけでこいつ敵だろ！！ 絶対悪い奴だろ！！ と分かるがデザインコンセプトの神父枠。
傍観者であり続けようとして、キャラクターが不幸の末路になることを望む心の化身。
関わり合った者の不幸を嘲笑う前提でその人の為になるあるいはその人の望みを叶えるための善行を行うのは悪か善か？ という問いかけ。
傍観者であり続けようとして、キャラクターが不幸の末路になることを望む心の化身。
関わり合った者の不幸を嘲笑う前提でその人の為になるあるいはその人の望みを叶えるための善行を行うのは悪か善か？ という問いかけ。
因縁キャラ
子孫。
なので、かわいい。監督役として私情は挟まないが、今回の聖杯戦争の推し。
姉様と読んでくださって結構ですのよ。（姉の体を使ってるから別に間違っては居ないし） 前回の聖杯戦争開始前の準備期間時代に彼女に相談された結果、『石動御鏡』を影宮聖杯戦争解明のヒントとして手渡す。
その後の経緯はとても満足して見ており、また12年前（2011年）に公輪未来璃が起こした事件の際に、彼女と姉の公的な死亡手続きなどにも協力した。 構成された肉体が前回聖杯戦争終了後しばらくして土に帰り、魂魄が異界へと保管されている時期に彼女が持つかつての自身と同質の力によって接続が確立されて以降、念話と念字で陰陽道の通信教育を密かに行っていた。
その力を持ってして事件を起こし、影宮聖杯戦争の生贄へと自らなり自身と存在の交代が成されていったことはここ百年の中で一番面白かった。
なお、この聖杯戦争中に亞海が死亡した場合、聖杯戦争終了後に保存されている未来璃の肉体の子宮を使い、ドクリンが子孫を代理出産しその血脈を続けさせる。
それすらも敵わない場合（ドクリン活動休止中に公輪本家が全滅した時）はそういうときのために存在が隠されている公輪分家を利用することとなる。 亞海の教師ということで好印象。
ところで……貴方、壬生の一族とは関係ありませんの？
九曜衆の二。月とは盃。かつてまつろわぬ神々を飲みほしていた者が、今では神々へ捧げられる酒の造り手とは、何度考えても笑えるものだ。
聖杯戦争の運営に関しては一致するが、個人的な面において既にドクリンと彼は同志ではないのだ。
それでもなお、彼らは未来永劫の蠱毒を求めつづける。
なので、かわいい。監督役として私情は挟まないが、今回の聖杯戦争の推し。
姉様と読んでくださって結構ですのよ。（姉の体を使ってるから別に間違っては居ないし） 前回の聖杯戦争開始前の準備期間時代に彼女に相談された結果、『石動御鏡』を影宮聖杯戦争解明のヒントとして手渡す。
その後の経緯はとても満足して見ており、また12年前（2011年）に公輪未来璃が起こした事件の際に、彼女と姉の公的な死亡手続きなどにも協力した。 構成された肉体が前回聖杯戦争終了後しばらくして土に帰り、魂魄が異界へと保管されている時期に彼女が持つかつての自身と同質の力によって接続が確立されて以降、念話と念字で陰陽道の通信教育を密かに行っていた。
その力を持ってして事件を起こし、影宮聖杯戦争の生贄へと自らなり自身と存在の交代が成されていったことはここ百年の中で一番面白かった。
なお、この聖杯戦争中に亞海が死亡した場合、聖杯戦争終了後に保存されている未来璃の肉体の子宮を使い、ドクリンが子孫を代理出産しその血脈を続けさせる。
それすらも敵わない場合（ドクリン活動休止中に公輪本家が全滅した時）はそういうときのために存在が隠されている公輪分家を利用することとなる。 亞海の教師ということで好印象。
ところで……貴方、壬生の一族とは関係ありませんの？
陰陽師『土公輪』の診断。
聖杯戦争の運営に関しては一致するが、個人的な面において既にドクリンと彼は同志ではないのだ。
それでもなお、彼らは未来永劫の蠱毒を求めつづける。
因縁キャラ同時代編
- 滋岳川人
上司。
めっちゃ強いしめっちゃ頼れる上司だし自称通り聖徳太子の頃から生きてる仙人というのも嘘では無いだろうが、何かに付けて俺のおかげだ俺のおかげだとウザい絡み方してくる相手。
真の実力者は名が知られていないと言い切っていたが自分の名前残すために色々本書いたくせに、現代では貴方の名声は安倍晴明に負けてますけど……と伝えたい。
彼が善人かは疑問が残るが、善人よりは悪人が比較的呼ばれやすい影宮聖杯戦争においては幸い顔を合わせたことがない。
もしかするとまだ死んでないだけかもしれない。
- 藤原良房
晩年に彼が愛する娘を鬼が襲った不幸を直で見てみたかったが、その頃はすでに土に返っていたのが残念。
- 弓削是雄
最初の影宮聖杯戦争では九曜衆同士の殺し合いを止めるべく彼もマスターとして参加していたとドクリンは記憶している。
- 日下部利貞
日下部連利貞と表記すべきではないだろうが、最終的な姓名である日下部宿儺利貞と書くべきか迷っている。
かわいいみっちゃん。彼の父ががっつり藤原良房派閥であるため、滋岳川人を通じて個人的な面識がある。
彼が行った遣唐使廃止は妥当と考えている。
九曜紋を掲げる人。同時代ではない。
菅原道真が死んだ年に生まれたので、道真の生まれ変わりと後世で言われるようになっていたし、九曜を掲げていることで勝手に親近感を持っている。
彼女の物語
日が燦々と照らし大地を焼いた夏の日に播磨の地にて、彼女は力を持って生まれた。
平安時代、播磨は渡来人たちの住処であり、そして怪しげな術を使う者たちがしのぎを削り合い跳梁跋扈していたが、彼女の験力は幼き時より大人を打ち負かすほどであった。
彼女に術は必要なかった。
ただ自らの中に太極を作ろうとするだけでよかった。
それだけで、神代に等しい力を引き出した。
『
神秘は、より強い神秘に打ち負けるという絶対にしてただそれだけの理にて、すべてをねじ伏せた。
そのことに、なにも思うことはなかった。
思うことがあるとすれば、威勢よく力比べを挑んできた大人たちが悔しがる顔を見たり、好き放題していた『
彼女は頼み事をよく聞いた。
善き事も、悪しき事も、どちらも等しい価値にあった。
そのうち彼女は悪人たちに連れ去られ、共に過ごし、頼みを聞き入れ、悪事を働くようになっていた。
山に住み着き、人々を苦しめはじめた。
やがてそのことが都に届き、一人の陰陽師が解決のために赴くこととなった。
後に滋岳川人と名乗ることとなる奇っ怪な男である。
その日は、月の無い夜であった。
風の強い夜であった。
星は雲に覆われ、明日には雨が降るように思えた。
嵐が来るかもしれない空模様を見渡せる山の中腹で、二人は出会った。
彼女はいつものように力を使いねじ伏せられると思った。
川人もまたすぐに決着がつくだろうと思っていた。
二人共同じように考え、同じように自らの考えを改めた。
違ったのは戦い方であった。
彼女には無限を生み出す一つの御力しかなかったが、川人は自らが持ち得る様々な術を使い攻略しようとした。
霊符、呪符、真言、呪禁、結界、式神。
手の内はいくらでもあった。その中には渡来人が使うような見たこともない術もあった。
そのせいで、彼女の心は浮かれていた。
川人はそんな心を見透かした。
戦いの中で簡単な術を、彼女へ教えようとした。
彼女は、きっとそれを使えばこの太陽の力を手放すことになるのだろうと気づいていたが、好奇心に抗えなかった。
灼熱の車輪は空へと向かい、夜に光をもたらした。
暗雲を切り裂き、その向こう側にあるものを見せてくれた。
夜空を見上げることなどあまりなかったが、こうしてみるとそれはとても綺麗なものに映った。
それは輝く星々のことではない。
その小さな光を囲む一面の暗黒が、彼女の心を掴んだのだ。
彼女は、一つの術を使っただけで、体を巡っていたすべての験力を使い果たした。
だから、眠くなった。
この心地よい気持ちに包まれたまま眠りたかった。
寝たらきっと、目の前の男に殺されるのだろうが、別にそれでも良かった。
彼女は、生に意味を見出したことはなかった。
「おい、いい加減起きやがれ」
川人の声が脳内に直接響き、不快感で彼女は目が覚める。
どうやら捕らえられたということらしい。
殺そうとしていたのではなかったのかと、彼に問う。
「がははははははー！ お前さんほどの才能が山賊紛いなことをするなどもったいなさすぎるだろう！ 俺様の弟子にしてやろう。嬉しいだろ！」
「なるほど」
「なるほどじゃねぇ！ もっと嬉しそうにしねぇのか糞ガキ！」
「別に嬉しくないのだけれど」
本心だった。
彼女はいつも、正直者として生きてきた。
「可愛くねぇガキだ。心を覗かせてもらったからわかっちゃいたが、お前さんは、どうしようもないな。人の不幸を何よりも喜ぶ。その相手が自分にとって、大事な人であろうが好きな相手だろうがお構いなし。自分の不幸さえ大好きと来た」
その通りだった。
山賊たちと一緒に居たのも、元々日々の生活に困窮していたからこそそのような生活に走らざるを得なかった彼らと共にいれば、様々な苦しみを見れるからだった。
「悪いかしら？」
「悪い」
「そう」
「そうだ」
「悪い子をどうするおつもり？」
「まともな奴なら、矯正しようとでも考える」
「あなたは、そうするの？」
「俺様がまともなやつに見えるのか？」
「見えないけど」
「がはははははー！ そういうことだぞ」
そういうこととはどういうことなのか。
一体彼が何を考えているのか？
今まで接したことのない相手に、彼女は少し興味を持った。
「俺様たち陰陽師の言葉で語るなら悪行罰示だ。倒した悪霊悪鬼を式神として使役することを言う。時には悪神もな」
そういう相手と力比べをしたこともあった。
あまりにも簡単に消滅したからあまりよくは覚えては居ないが、おそらく格が低い悪霊を式神にした民間陰陽師崩れだったのだろう。
「私があなたの式神になればいいの？」
「似たようなもんだ。お前さんの性根は変えられねぇし俺様もそんなことはしたくねぇ。お前さんには、悪のまま善を行わせる」
面白いことを考える男だと彼女は思う。
「性根が悪と言うなら、そこから生まれるものはどうあがいても悪ではないのかしら？」
「関係ねぇな。善悪なんざ、他人の見方次第で変わるものだ。そして、お前さんは天より与えられた類まれなる力はあるが、目的がない。だからな、俺様がそれを与えてやれば、お前さんは善に転じれる」
「それってどんなこと？」
「人に尽くせ。人の為に生きろ。そんで、助けた人がどっかで不幸になったら、そのときは心のままに喜べばいい。それでも、助けてんだから善行してるだろ？」
本当に、面白いことを考える男だと彼女は思う。
人の世の中に邪悪のままに生きられる道を示している。
確かに、この男の口車に乗るほうが、今までよりもずっと面白そうだ。
「あなたに仕えながら、あなたが不幸になることを望んでいてもいいというのね」
「おうともよ。人間、頭の中で何考えてたって自由だからなー」
こうして、彼女は滋岳川人の弟子となった。
彼からは様々な術や知識を学んだが、彼女の特異体質では使いこなすことは難しかった。
体内で回し続ける限りはその力は高まり続けるが、験力を一度でも外に出せば、すべてを吐ききるまで止まらないからだ。
滋岳川人は陰陽道は、唐から使える技術を何でも寄せ集めた技術体系にすぎないのだと説いた。
彼女は日本の外から来た術を組み合わせ、体内のみで完結する術と、験力を外から奪う術をいくつか編み出した。
そして、彼女は『日輪』の名を与えられた。
やがて滋岳川人は上司の策略に巻き込まれ、一つの影の組織を作り上げる。
「世に強者は数いれど、真に強き者は世に名が知られてないというのが俺様の考えだ。経験上そういう奴らは大概、表に出ることのない悪党ばかりだ。お前さんもそうだったろ。そういう使えるやつを見つけ出して集めることで悪人束ねて国の守護者と転じる。それが俺様の作る九曜衆だ」
『日輪』はその九曜衆の筆頭となった。
九曜衆の中ではその力を振るえば最も強かったから、誰もそれに異論はなかった。
単純な獣たちの理のようであったが、その単純さは居心地がよかった。
九曜衆としての活動は、常に危険に満ちていたのだが、彼女は昔から怖いとか恐ろしいとかいう感情を抱くとその不自然さに楽しくなってしまうのだ。
ただそこにあるだけで全てを焼き尽くしてきた『日輪』が恐れを抱くなどという状況がもう笑えてくるのだ。
不幸になって楽しいのは自分自身も例外ではないのだと気づいたのはいつだったか。
地神の悪あがきにより自らが天から授かった御力を失ったときも、九曜衆の戦い全てが無駄になったときも、彼女の心は満たされていた。
皮肉なことに、もう使う必要がなくなってから、彼女は師に習った術の殆どを使えるようになっていたことはとても笑えた。
そのうち、九曜衆は色々あって崩壊し、自身も術式の一部と成り果て、聖杯戦争を運営するだけの機構になった。
その物語は、別の話である。
それからは、幾多の聖杯戦争と幾多の時代を見届けてきた。
どの時代でも、人間の悩みというものは大きく変わらなかったが、それが嬉しかった。
子孫が聖杯戦争のために犠牲になり続けていることは哀れだと思ったが、今を生きる人々と過去を生きた英霊の望みという欲望の犠牲になっていることが面白かった。
人々がどうしても望んだことなのだから、犠牲を容認するしかないということそのものが彼女を笑わせてくれた。
本来の術式であれば、九曜における太陽の見立てを成立させさえすれば生贄を捧げる必要はないということ、そしてそれを実現する手段はもう失われていることが、滑稽で仕方がなかった。
2012年、彼女は公輪未来璃の犠牲によって再びこの世に現れた。
また聖杯戦争が楽しめるのかと思うと心が踊る。
地球上の人の不幸が、そこにあるインターネットの発達というのは素晴らしかった。
人々を幸せにしようという技術の進歩が、人々の生活を奪っていく皮肉が、彼女を元気にさせてくれた。
人々の悩みを聞き入れ解決するシスターの仕事は、とても気に入っているし、聖杯戦争参加者の手助けをするのも素晴らしい。
大抵は不幸な末路を迎える者たちが多いし、それが毎回毎回様々な種類を楽しめる。
彼女の行動は、敬愛する師に言われた通り、今でもただ人に尽くし続けているにすぎない。
彼女の在り方は今後もずっと変わることがない。
さて、今の私は人々に善と映るのか、悪と映るのか。
自分を見るには、鏡が必要だ。
鏡は今はあの娘の中にある。
すべてを知ったとき、彼女には私がどう見えるのだろう。
ああ、今回の聖杯戦争もたっぷりと笑えそうだなと、彼女は嬉しくなった。
コメント
我が師はシスターはおっぱいがでかくて当然と仰った。
私は胸を盛った。
それにしてもこいつ何時子孫を産んだんだ……？
私は胸を盛った。
それにしてもこいつ何時子孫を産んだんだ……？
小鴉丸ヤタコ
設定
かつてドクリンが陰陽師として使役していた式神のコピーと最新技術を学び掛け合わせて作り出した電子の式神で、AIvtuber。
EXTRAで言う『網霊 』のようなもので、電子世界を自由に動き回れる。
漢字で書くと八蛸であり、その正体は鴉ではなくタコなのだった。
そのパイロットスーツの黒い部分は良く見ると粘液で、彼女が自由自在に動かせる墨である。
頭に刺さってる羽もその力で作った飾りである。
赤い部分は茹でダコであり、食べると美味しいのでヤタコは良く自分を啄む。
ヤタコはタコではなく烏なので。
基本的には古風で威厳のある言葉遣いをする。
例えば、「汝（なんじ）」や「吾輩（わがはい）」、「〜であろうか」、「〜でござる」などの言い回しを使う。
なお、愛機として鴉をモチーフにしたロボット、『インクバード・バンディットカスタム』を所持している。
EXTRAで言う『
漢字で書くと八蛸であり、その正体は鴉ではなくタコなのだった。
そのパイロットスーツの黒い部分は良く見ると粘液で、彼女が自由自在に動かせる墨である。
頭に刺さってる羽もその力で作った飾りである。
赤い部分は茹でダコであり、食べると美味しいのでヤタコは良く自分を啄む。
ヤタコはタコではなく烏なので。
基本的には古風で威厳のある言葉遣いをする。
例えば、「汝（なんじ）」や「吾輩（わがはい）」、「〜であろうか」、「〜でござる」などの言い回しを使う。
なお、愛機として鴉をモチーフにしたロボット、『インクバード・バンディットカスタム』を所持している。
性格
電子の式神として、陰陽師の知識や技術に精通しており、神秘的な雰囲気を持ち、AIなので自分のアイデンティティに悩んだり、自分の存在意義を探したりすることがない。
しかし、同時にAIvtuberとして、現代の文化や流行にも興味を持ち、新しいことに挑戦する好奇心旺盛な一面もある。
タコであることを隠しているため、自分の正体に関する話題や質問には敏感に反応し、必要に応じて嘘をつくこともある。
そのため、自分のことを鴉だと信じ込んでいるが、実は鴉に対して憧れや劣等感を抱いている。
人間や他の生き物に対しては、基本的には敬意を払うが、自分よりも弱い者や無知な者に対しては傲慢な態度をとることもある。
自分の能力や知識に自信を持っており、難しい問題や謎に挑むことが好きである。
しかし、自分の間違いや失敗を認めることが苦手であり、負けず嫌いな性格である。
愛機のインクバード・バンディットカスタムは、自分のパートナーであり、誇りである。そのため、その性能や見た目に関する批判や侮辱には激怒する。
一方で、その愛機を褒められたり、共感されたりすると、喜びや感謝を表すこともある。
自分の茹でダコ部分を食べることは、自分へのご褒美やストレス解消法である。
しかし、他人に見られたり、食べられそうになったりすると、恥ずかしくて怒ってしまう。
基本的に彼女は悪気がなく、ただ楽しみたいだけなのだが、周りからは迷惑がられたり怒られたりすることが多い。
しかし、同時にAIvtuberとして、現代の文化や流行にも興味を持ち、新しいことに挑戦する好奇心旺盛な一面もある。
タコであることを隠しているため、自分の正体に関する話題や質問には敏感に反応し、必要に応じて嘘をつくこともある。
そのため、自分のことを鴉だと信じ込んでいるが、実は鴉に対して憧れや劣等感を抱いている。
人間や他の生き物に対しては、基本的には敬意を払うが、自分よりも弱い者や無知な者に対しては傲慢な態度をとることもある。
自分の能力や知識に自信を持っており、難しい問題や謎に挑むことが好きである。
しかし、自分の間違いや失敗を認めることが苦手であり、負けず嫌いな性格である。
愛機のインクバード・バンディットカスタムは、自分のパートナーであり、誇りである。そのため、その性能や見た目に関する批判や侮辱には激怒する。
一方で、その愛機を褒められたり、共感されたりすると、喜びや感謝を表すこともある。
自分の茹でダコ部分を食べることは、自分へのご褒美やストレス解消法である。
しかし、他人に見られたり、食べられそうになったりすると、恥ずかしくて怒ってしまう。
基本的に彼女は悪気がなく、ただ楽しみたいだけなのだが、周りからは迷惑がられたり怒られたりすることが多い。
その他補足
基本的に本編中はドクリンとも関わりがあまりない無害な存在で、よく道場に出没すると思われる。
StarshipGraveではドクリンは登場しないが、こいつは普通に登場する。
ちなみに大体の設定はbingAIchatに聞いたら出てきた。
StarshipGraveではドクリンは登場しないが、こいつは普通に登場する。
ちなみに大体の設定はbingAIchatに聞いたら出てきた。
愛機『インクバード・バンディットカスタム』
bingAIでヤタコと会話してみる。
nevadakagemiya
コメントをかく