最終更新:ID:E6awTNgkLA 2023年07月26日(水) 22:34:28履歴
「なれない、なれない、なれない」
「英雄になんか、なれっこない」
「英雄になんか、なれっこない」
【元ネタ】スリランカ伝承、インド神話、仏教
【CLASS】ライダー
【マスター】 公輪怜音(Fate/Empty Heart)
【真名】グルル
【異名・別名・表記揺れ】グルル・ラークシャ
【性別】女性体
【身長・体重】165cm・44kg
【肌色】黄色系 【髪色】紫〜紅紫のグラデーション 【瞳色】金紅
【スリーサイズ】85/59/82
【外見・容姿】赤と黒の袈裟を纏い、編笠を深々と被った人物
(宝具起動、その他による軽装への衣装替え時)袈裟に近いカラーリングをした、東洋系の民族衣装。動き易さを優先してか、脚部はやや派手目に露出している。
【地域】スリランカ
【年代】神代以降
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】ケモノ科・神性・魔性・浮遊
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:A 幸運:D 宝具:A
【CLASS】ライダー
【マスター】 公輪怜音(Fate/Empty Heart)
【真名】グルル
【異名・別名・表記揺れ】グルル・ラークシャ
【性別】女性体
【身長・体重】165cm・44kg
【肌色】黄色系 【髪色】紫〜紅紫のグラデーション 【瞳色】金紅
【スリーサイズ】85/59/82
【外見・容姿】赤と黒の袈裟を纏い、編笠を深々と被った人物
(宝具起動、その他による軽装への衣装替え時)袈裟に近いカラーリングをした、東洋系の民族衣装。動き易さを優先してか、脚部はやや派手目に露出している。
【地域】スリランカ
【年代】神代以降
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】ケモノ科・神性・魔性・浮遊
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:A 幸運:D 宝具:A
ライダーのクラススキル。乗り物全般を扱う能力に関連する。
ただ、厳密にはライダーが何かに「乗った」逸話はない。それ故にこのランクに留まる。
あくまで宝具によって引き出されるものを使いこなすためにある。
ただ、厳密にはライダーが何かに「乗った」逸話はない。それ故にこのランクに留まる。
あくまで宝具によって引き出されるものを使いこなすためにある。
魔力を攻撃に纏わせる能力。
生まれながらにして炎、あるいはそれに喩えられた熱と光を伴っていた(同一存在の)逸話から、このスキルを高ランクで所有。
発動の厳しい宝具の代わりに、これを常用してかっ飛ぶ。
生まれながらにして炎、あるいはそれに喩えられた熱と光を伴っていた(同一存在の)逸話から、このスキルを高ランクで所有。
発動の厳しい宝具の代わりに、これを常用してかっ飛ぶ。
インドラを遥かに上回るほど強く、という願いから生まれた存在。そして人同士の対立の末、魔へと堕ちたもの。
そこに残るのは龍を喰らい、神を恐れぬ怪物。作られた魔は、願いに裏付けられた武と技を以て人界に牙を剥く。
そこに残るのは龍を喰らい、神を恐れぬ怪物。作られた魔は、願いに裏付けられた武と技を以て人界に牙を剥く。
ランク:A 種別:対龍宝具 レンジ:1〜15 最大補足:5
悪しき龍を喰らうと言われるガルダの嘴、そして迦楼羅天や不動明王が背負うとされる炎が合わさった宝具。
即ち熱を湛えた二振の大剣。邪なるもの、災いを齎す龍を打ち倒すものとして形を成した刃は、相対するもの悉くを咬み砕き、灰へと還す。
純粋な攻撃宝具としても強力であり、斬撃意外にも魔力を使った遠隔攻撃も発生させられる。しかし竜種、悪性を持つものに対して発揮される特効効果が極めて高く、元来それらを切り刻むために用意された力である事は言うまでもない。
ただしこの宝具の炎は、魔性、悪性、邪竜……そういったもの全てに牙を剥く。
それはこれを握る本人すら例外ではなく、敵対者に向ける熱を強めれば強めるほどに────ライダー本人の霊基をも燃やしてしまう。借り物の力を振るう代償は、軽々に済む事はない。
悪しき龍を喰らうと言われるガルダの嘴、そして迦楼羅天や不動明王が背負うとされる炎が合わさった宝具。
即ち熱を湛えた二振の大剣。邪なるもの、災いを齎す龍を打ち倒すものとして形を成した刃は、相対するもの悉くを咬み砕き、灰へと還す。
純粋な攻撃宝具としても強力であり、斬撃意外にも魔力を使った遠隔攻撃も発生させられる。しかし竜種、悪性を持つものに対して発揮される特効効果が極めて高く、元来それらを切り刻むために用意された力である事は言うまでもない。
ただしこの宝具の炎は、魔性、悪性、邪竜……そういったもの全てに牙を剥く。
それはこれを握る本人すら例外ではなく、敵対者に向ける熱を強めれば強めるほどに────ライダー本人の霊基をも燃やしてしまう。借り物の力を振るう代償は、軽々に済む事はない。
ランク:C 種別:対物宝具 レンジ:3 最大補足:1人
神々との交戦、交渉の末手に入れた霊薬を、約束を果たしつつも神に返すため、ガルダが用いた策。
ナーガたちに飲ませると約束した霊薬をおきながら、時間を稼いで霊薬をインドラに回収させた作戦。この時霊薬を載せておいたクシャの葉。
この葉に対象物1つ/1人を乗せることで、周囲の攻撃を防ぎながら数刻後に遠くへと転移させる。
超極小範囲の結界と、空間跳躍を併せた防御型の宝具。ある種の騎乗宝具と見做す事も出来るかもしれないが、自分自身には使えない。
クシャの葉のみがこの宝具の内容であって、元となった神話の中心的アイテムであるアムリタは付随しない。
神々との交戦、交渉の末手に入れた霊薬を、約束を果たしつつも神に返すため、ガルダが用いた策。
ナーガたちに飲ませると約束した霊薬をおきながら、時間を稼いで霊薬をインドラに回収させた作戦。この時霊薬を載せておいたクシャの葉。
この葉に対象物1つ/1人を乗せることで、周囲の攻撃を防ぎながら数刻後に遠くへと転移させる。
超極小範囲の結界と、空間跳躍を併せた防御型の宝具。ある種の騎乗宝具と見做す事も出来るかもしれないが、自分自身には使えない。
クシャの葉のみがこの宝具の内容であって、元となった神話の中心的アイテムであるアムリタは付随しない。
背部には展開機能を持つウイングユニット、脚部には足を覆う形で装甲が現れる。
ウイングユニットは展開することで炎の翼を発生させる他、ユニット基部内側にヴァジュラ型の砲門が内蔵されている。これを用いた熱線攻撃が可能わざわざそうしなくても熱線の使用自体はできる。
また、脚部装甲の先端はヒトのそれとはかけ離れた形状となり、鳥の足を思わせるような三叉のクローを備えている。
これを装備すると同時に本人の霊衣にも変化がかかり、東洋系の衣装をベースとしつつ脚や腕などが露わになる。
前述の通り、ライダー自身の存在を切り分けた姿にして、ライダーが駆る神鳥として登録された宝具。
やや機械的な外見に依っているのは、施しの英雄や神へと至った授かりの英雄の装備を参考にしたためである。
ウイングユニットは展開することで炎の翼を発生させる他、ユニット基部内側にヴァジュラ型の砲門が内蔵されている。これを用いた熱線攻撃が可能
また、脚部装甲の先端はヒトのそれとはかけ離れた形状となり、鳥の足を思わせるような三叉のクローを備えている。
これを装備すると同時に本人の霊衣にも変化がかかり、東洋系の衣装をベースとしつつ脚や腕などが露わになる。
前述の通り、ライダー自身の存在を切り分けた姿にして、ライダーが駆る神鳥として登録された宝具。
やや機械的な外見に依っているのは、施しの英雄や神へと至った授かりの英雄の装備を参考にしたためである。
スリランカにおいて羅刹 として扱われる、人に災いを齎す妖鳥グルル。
大元であるヒンドゥー教においては、龍を喰らう聖鳥とされるガルダ、あるいはそこから仏教に取り込まれ守護神とされた迦楼羅天。
小さな仙人たちの願いを受けたことでインドラより遥かに強い者として生まれたガルダは、生誕の瞬間から圧倒的な力を放っていたが、生まれの母はある賭けによって姉妹の奴隷となり囚われていた。
母を解放するためにナーガたちと交渉した結果、神々の手元から不死の霊薬……アムリタを持ち帰るよう言われたガルダは、その超常的な能力を持って神々の元へ乗り込み、風の神ヴァーユを始めとして次々と薙ぎ倒していく。
ガルダと遭遇したヴィシュヌはその強さに感嘆し、ガルダがヴィシュヌのヴァーハナ(乗騎)となる条件でガルダを不死にする。そこへインドラまでもが現れガルダと戦闘になるが、仙人たちの想いによって名指しでインドラを上回る能力を手に入れていたガルダにはヴァジュラによる攻撃すら通用せず、インドラもまたヴァジュラと契りを交わすこととなった。ガルダが蛇/龍を食料とするようになったのはこの際であるようだ。
この後、ナーガたちとの取り引きを完遂させるために地上に戻ったガルダ。アムリタを持ち帰った事でガルダの母は解放されたが、ガルダはナーガたちにアムリタを飲む前に沐浴をせねばならないと説明し、アムリタをクシャの葉の上に置いていた。
だが、これこそがガルダとインドラの策であり、ナーガらが湯に浸かっている間にインドラがやってきてアムリタを回収。
アムリタの残りを少しでも摂取しようと霊薬の置いてあった葉を舐めたナーガ達であったが、そのせいで舌が切れて二又になった……という話であった。
ガルダをベースとした迦楼羅天もまた、仏教においては煩悩を司る悪龍を喰らう守護神とされ、不動明王の背負う炎にもその名が現れる。
インド圏ベースではあるものの、東アジア圏において広く存在が伝わる神霊である。
スリランカとインドにおける対立関係故に、神霊から悪鬼へと堕とされたグルル。
ある意味ではガルダの異霊 とも呼べるサーヴァントとしてのそれは、厄災を齎すもの、人を傷つけるものとして形を成しながら────それでも、誰かと同じように空へと手を伸ばす。
大元であるヒンドゥー教においては、龍を喰らう聖鳥とされるガルダ、あるいはそこから仏教に取り込まれ守護神とされた迦楼羅天。
小さな仙人たちの願いを受けたことでインドラより遥かに強い者として生まれたガルダは、生誕の瞬間から圧倒的な力を放っていたが、生まれの母はある賭けによって姉妹の奴隷となり囚われていた。
母を解放するためにナーガたちと交渉した結果、神々の手元から不死の霊薬……アムリタを持ち帰るよう言われたガルダは、その超常的な能力を持って神々の元へ乗り込み、風の神ヴァーユを始めとして次々と薙ぎ倒していく。
ガルダと遭遇したヴィシュヌはその強さに感嘆し、ガルダがヴィシュヌのヴァーハナ(乗騎)となる条件でガルダを不死にする。そこへインドラまでもが現れガルダと戦闘になるが、仙人たちの想いによって名指しでインドラを上回る能力を手に入れていたガルダにはヴァジュラによる攻撃すら通用せず、インドラもまたヴァジュラと契りを交わすこととなった。ガルダが蛇/龍を食料とするようになったのはこの際であるようだ。
この後、ナーガたちとの取り引きを完遂させるために地上に戻ったガルダ。アムリタを持ち帰った事でガルダの母は解放されたが、ガルダはナーガたちにアムリタを飲む前に沐浴をせねばならないと説明し、アムリタをクシャの葉の上に置いていた。
だが、これこそがガルダとインドラの策であり、ナーガらが湯に浸かっている間にインドラがやってきてアムリタを回収。
アムリタの残りを少しでも摂取しようと霊薬の置いてあった葉を舐めたナーガ達であったが、そのせいで舌が切れて二又になった……という話であった。
ガルダをベースとした迦楼羅天もまた、仏教においては煩悩を司る悪龍を喰らう守護神とされ、不動明王の背負う炎にもその名が現れる。
インド圏ベースではあるものの、東アジア圏において広く存在が伝わる神霊である。
スリランカとインドにおける対立関係故に、神霊から悪鬼へと堕とされたグルル。
ある意味ではガルダの
袈裟を纏い、編笠を深々と被って錫杖を鳴らすサーヴァント。僧兵、あるいは暗殺者を彷彿とさせるその姿とは対照的に、その笠の下から覗く顔はやや無邪気さの残るもの。髪を後ろで結っているが、あまり目立たない大きさで纏まっている。
身長こそ成人女性相応程度のものだが、顔立ちとしてはどこか幼さも感じられるもの。或いはそこに底の知れなさが同居したような、何か人離れした雰囲気を湛える。
身体つき自体は比較的細身。頑強さよりはしなやかさに依ったシルエットから繰り出される攻撃は、しなやかながらしかし想像以上に重い。
見せる表情は飄々としている。笑ったり、驚いたり、どこか上の空な時もあると常人と然程変わらないように映る。
しかし何も手を入れず、それでいて整った顔立ちと紫の炎のようにグラデーションのかかった髪、そして紅玉が如き瞳と合わさる事で現実離れした空気を作り出している。
人物としては能動的、かつ社交的な部類に入り、相応によく喋る。ただ、価値観が根本から人と違う部分が存在する。
これによって周囲の人物から奇異な目で見られる事に関しては本人も戸惑っており、「以前の自分であれば気にしなかったのに」「現在では非常に引っかかる」という反応を見せる。
何かを大事にする、執着するという感情自体には理解を示す上で、本人にその傾向がない。これが最もライダーの人離れした部分であり、価値観のズレの原因。
そのため、マスターとサーヴァントという関係を遵守する発言を見せ、実際にマスターの命を第一にして行動するものの、一方でマスターの命令そのものはふとした拍子に軽視する。良く言えば臨機応変。
怪物であるライダーにとっては人間は基本的に害する対象であり、触れることは叶わない。というのがライダーの認識で、接触とはイコール攻撃だとして、直接の交流は心のどこかで避けている傾向がある。
しかし他方には、インドやその他東アジア圏での自分────つまりガルダや迦楼羅としての自分への憧憬、ないし嫉妬を抱えており、人を攻撃しなければならない自分というものがコンプレックスにもなっている。怪物であるという根本と、守護者的なものへの憧れのせめぎ合いがライダーとしての彼女の人格の骨子となっている。
これは己のマスターに対しても同様。怪物から出たサーヴァントとして、あくまで距離を置くべきか。あるいはたった1人の相方として、その身を強く案ずるべきか。この悩みそのものは誰にも話せないまま、状況の進行に応じて答えを出していかなければならなくなる。
人というものに触れたことがない分興味、好奇心自体は多分に持ち合わせており、理解の可不可は別として人の見せるものには寛容。
服装などに関して顕著だが、身にまとうものに対しての拘りが少なく、薦められるものを薦められるままに着用してみたりする。
理性的に振る舞おうとしている、という部分も確かにあるものの、この霊基のグルルは好き好んで人間の環境を破壊しようという様子を見せない。
提供されるものを楽しみつつ、どこか一歩引いている。あまり入れ込まないように自分を抑え込んでいる。
ただ、なんらかの要因で煽られるとすぐに乗る。
ヒートアップしやすい性格であり、特に人間(この場合、人に属するサーヴァントなども含まれる)に挑発されるとそのままでは引き下がらない場合が多い。聖杯戦争に直接は関与しない状況であるほど顕著。
と、挑発などにはあまり強くないが、一方で交渉などでは割と強かな面を見せる。基本的に単独で、侮られる事のないように生きてきたが故の知恵であり、そのため人に何かをされる事にも耐性がない。
陽に属するように見えて案外コミュニケーション面は弱者。ただし生き死にが関わると別……というのがライダーの性格となる。
基本肉食。
野菜(というか植物)も食べることは食べるが、偏執的に肉を好む。サーヴァント故根本的には食事自体必要ないが、食べるものを聞くと肉と答える。
これはもうそういうものだよ、と開き直りつつ、とにかく肉を要求する。
しかし綺麗好きでもあり、肉の匂いが身体や服につきっぱなしになる事を良しともしない。
それ以外にはあまり選り好みをしない。多くのものが触れる機会のなかった未知とその延長線上にあり、激しく拒む理由を持ち合わせず、特段強く食いつく対象もない。
因みに、それが肉類か否かに関わらず「長いもの」にも惹かれる。
蛇ないし竜を彷彿とさせるからであるが、そのために麺類にも釣られる場合がある。あるいはソフトクリーム。
問題は戦闘面にある。
ライダークラスではあるものの基本的に乗騎となるような宝具を出せず、魔力放出で代替しての移動が殆ど。そのためマスターを一緒に乗り物に積載しての強襲などができず、他のライダークラスのサーヴァントにはない不便を強いられる。
仕込み刀として作られた錫杖が基本武装であり、近接戦闘能力は高い部類に入る。
人間の型に嵌まらない動きが可能な事も相まって正面きっての戦闘能力は十分にはあるが、その分絡め手への対策はあまり持ち合わせていない。
第一宝具がライダーにもダメージを与えるものである事も相まって、第三宝具を解禁していない場合のライダーはサーヴァントとしてはやや脆い方に属する。
これを身軽さと生存本能で補う戦い方が主になるため、退けるタイミングでは意地やその場での精神状態をかなぐり捨てて離脱を選択できる性質。
肝心の第三宝具起動後はクラスに違わぬ機動力、爆発力や霊格そのものの上昇による性能向上こそ絶大なものの、今度は魔力消費が甚大となり長時間の維持に支障が出る。
加えてこの宝具の発動自体にも完全に怪物でない側に寄ってしまわないといけないという制約が存在するため、本人の精神状態が大きく影響する。
事実上三つ目の宝具を選択肢に入れられる事自体が展開が佳境に入って以降にならざるを得ない。
ライダー自身は己を怪物であると定義しつつも、そうでない自分を目指すという願望を持つ。
人の命に対する認識も同様で、召喚直後は非常に軽視している一方で、自身のマスター、そして他のサーヴァントとのやり取りを踏まえる事で生命への見方が変わっていく。
それ故に恐らく"いつかは"神鳥としての力を借り受ける自身を受け入れる事になるが、そうなるきっかけは彼女自身以上に、恐らく彼女が「守らなければいけないもの」を見つけられるかどうかに掛かっている。
イメージカラー:火種を残す灰
特技:
好きなもの:肉
嫌いなもの:蛇、神
天敵:自分自身
願い:「神鳥」と呼ばれる自分に成り代わる/何かを守れる自分になる
【一人称】私 【二人称】あなた、〇〇(呼び捨て) 【三人称】彼、彼女、あの方
身長こそ成人女性相応程度のものだが、顔立ちとしてはどこか幼さも感じられるもの。或いはそこに底の知れなさが同居したような、何か人離れした雰囲気を湛える。
身体つき自体は比較的細身。頑強さよりはしなやかさに依ったシルエットから繰り出される攻撃は、しなやかながらしかし想像以上に重い。
見せる表情は飄々としている。笑ったり、驚いたり、どこか上の空な時もあると常人と然程変わらないように映る。
しかし何も手を入れず、それでいて整った顔立ちと紫の炎のようにグラデーションのかかった髪、そして紅玉が如き瞳と合わさる事で現実離れした空気を作り出している。
人物としては能動的、かつ社交的な部類に入り、相応によく喋る。ただ、価値観が根本から人と違う部分が存在する。
これによって周囲の人物から奇異な目で見られる事に関しては本人も戸惑っており、「以前の自分であれば気にしなかったのに」「現在では非常に引っかかる」という反応を見せる。
何かを大事にする、執着するという感情自体には理解を示す上で、本人にその傾向がない。これが最もライダーの人離れした部分であり、価値観のズレの原因。
そのため、マスターとサーヴァントという関係を遵守する発言を見せ、実際にマスターの命を第一にして行動するものの、一方でマスターの命令そのものはふとした拍子に軽視する。良く言えば臨機応変。
怪物であるライダーにとっては人間は基本的に害する対象であり、触れることは叶わない。というのがライダーの認識で、接触とはイコール攻撃だとして、直接の交流は心のどこかで避けている傾向がある。
しかし他方には、インドやその他東アジア圏での自分────つまりガルダや迦楼羅としての自分への憧憬、ないし嫉妬を抱えており、人を攻撃しなければならない自分というものがコンプレックスにもなっている。怪物であるという根本と、守護者的なものへの憧れのせめぎ合いがライダーとしての彼女の人格の骨子となっている。
これは己のマスターに対しても同様。怪物から出たサーヴァントとして、あくまで距離を置くべきか。あるいはたった1人の相方として、その身を強く案ずるべきか。この悩みそのものは誰にも話せないまま、状況の進行に応じて答えを出していかなければならなくなる。
人というものに触れたことがない分興味、好奇心自体は多分に持ち合わせており、理解の可不可は別として人の見せるものには寛容。
服装などに関して顕著だが、身にまとうものに対しての拘りが少なく、薦められるものを薦められるままに着用してみたりする。
理性的に振る舞おうとしている、という部分も確かにあるものの、この霊基のグルルは好き好んで人間の環境を破壊しようという様子を見せない。
提供されるものを楽しみつつ、どこか一歩引いている。あまり入れ込まないように自分を抑え込んでいる。
ただ、なんらかの要因で煽られるとすぐに乗る。
ヒートアップしやすい性格であり、特に人間(この場合、人に属するサーヴァントなども含まれる)に挑発されるとそのままでは引き下がらない場合が多い。聖杯戦争に直接は関与しない状況であるほど顕著。
と、挑発などにはあまり強くないが、一方で交渉などでは割と強かな面を見せる。基本的に単独で、侮られる事のないように生きてきたが故の知恵であり、そのため人に何かをされる事にも耐性がない。
陽に属するように見えて案外コミュニケーション面は弱者。ただし生き死にが関わると別……というのがライダーの性格となる。
基本肉食。
野菜(というか植物)も食べることは食べるが、偏執的に肉を好む。サーヴァント故根本的には食事自体必要ないが、食べるものを聞くと肉と答える。
これはもうそういうものだよ、と開き直りつつ、とにかく肉を要求する。
しかし綺麗好きでもあり、肉の匂いが身体や服につきっぱなしになる事を良しともしない。
それ以外にはあまり選り好みをしない。多くのものが触れる機会のなかった未知とその延長線上にあり、激しく拒む理由を持ち合わせず、特段強く食いつく対象もない。
因みに、それが肉類か否かに関わらず「長いもの」にも惹かれる。
蛇ないし竜を彷彿とさせるからであるが、そのために麺類にも釣られる場合がある。あるいはソフトクリーム。
問題は戦闘面にある。
ライダークラスではあるものの基本的に乗騎となるような宝具を出せず、魔力放出で代替しての移動が殆ど。そのためマスターを一緒に乗り物に積載しての強襲などができず、他のライダークラスのサーヴァントにはない不便を強いられる。
仕込み刀として作られた錫杖が基本武装であり、近接戦闘能力は高い部類に入る。
人間の型に嵌まらない動きが可能な事も相まって正面きっての戦闘能力は十分にはあるが、その分絡め手への対策はあまり持ち合わせていない。
第一宝具がライダーにもダメージを与えるものである事も相まって、第三宝具を解禁していない場合のライダーはサーヴァントとしてはやや脆い方に属する。
これを身軽さと生存本能で補う戦い方が主になるため、退けるタイミングでは意地やその場での精神状態をかなぐり捨てて離脱を選択できる性質。
肝心の第三宝具起動後はクラスに違わぬ機動力、爆発力や霊格そのものの上昇による性能向上こそ絶大なものの、今度は魔力消費が甚大となり長時間の維持に支障が出る。
加えてこの宝具の発動自体にも完全に怪物でない側に寄ってしまわないといけないという制約が存在するため、本人の精神状態が大きく影響する。
事実上三つ目の宝具を選択肢に入れられる事自体が展開が佳境に入って以降にならざるを得ない。
ライダー自身は己を怪物であると定義しつつも、そうでない自分を目指すという願望を持つ。
人の命に対する認識も同様で、召喚直後は非常に軽視している一方で、自身のマスター、そして他のサーヴァントとのやり取りを踏まえる事で生命への見方が変わっていく。
それ故に恐らく"いつかは"神鳥としての力を借り受ける自身を受け入れる事になるが、そうなるきっかけは彼女自身以上に、恐らく彼女が「守らなければいけないもの」を見つけられるかどうかに掛かっている。
イメージカラー:火種を残す灰
特技:
好きなもの:肉
嫌いなもの:蛇、神
天敵:自分自身
願い:「神鳥」と呼ばれる自分に成り代わる/何かを守れる自分になる
【一人称】私 【二人称】あなた、〇〇(呼び捨て) 【三人称】彼、彼女、あの方
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