ランスロット【オルタ】
最終更新：ID:UHnRDvpglQ 2016年10月27日(木) 02:23:23履歴
【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ランスロット【オルタ】
【性別】女
【身長・体重】不定(異形時の大きさ)・178��(人間時の大きさ)・61kg(どの形態でも体重は変動しない)
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力A 耐久A++ 敏捷C 魔力C++ 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
狂化：C
魔力と幸運を除いたパラメーターをランクアップさせるが、言語能力が不自由になり複雑な思考が出来なくなる。
【固有スキル】
対魔力：―
魔除けの指輪によって本来ならバーサーカーでもこのスキルを所持するが、『騎士』ではなく暴虐を振るう獣と化した彼女に装備が応えることは無い。
無窮の武練：A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。
心技体の完全なる合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
精神が崩壊したバーサーカーに唯一マトモな補助を与えるスキルにして、一種の呪い。
精霊の加護：A-
本来は精霊からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。
自己消滅を願うバーサーカーに与えられる幸運とは常に死地を与えられることであり、それでもなお持ち前の実力で突破してしまうのは一種の喜劇である。
持ち主に常時Aランク相当のマイナス補正を与える。
被虐体質：B
集団戦において敵の標的になる確率が増すスキル。
死を望むバーサーカーにとっては攻撃とは無抵抗で喰らいたいものだが、無窮の武練と狂化により殺戮機械と化した身体はそれを許さない。
自傷:E
自らを傷つける技術の高さ。
このランクではただ単に自殺志願者のそれと変わらないが、狂化により増した耐久能力と無窮の武練は自身の手による死亡を決して許さない。
【宝具】
『縛鎖全開・無毀なる宝剣』(アロンダイト・リミテッド)
ランク：C 種別：対人宝具 レンジ：1 最大捕捉：1人
ランスロットの愛剣。最高の騎士に与えられる至高の宝剣は、狂化によって精神崩壊をした彼女を主と認めず機能のほぼ全てを制限。
残された能力は決して壊れない頑強さだけとなってしまった。しかし、機能が制限されたことによる魔力消費の減少と、狂化によって増した身体能力と無窮の武練の合わせ技により、セイバーの時とはまた違った脅威を持つ宝具と化している。
機能が制限されたことにより抑えられた魔力消費は、バーサーカーでありながらセイバー時とさほど変わらない燃費となっている。
ただしこの宝具を使用するには、『己が栄光の為でなく』の効果を取り消す必要がある。そのため、騎士としての自身を嫌悪するバーサーカーに使用させるには令呪による命令が必要となるだろう。
『己が栄光の為でなく』(フォー・サムワンズ・グロウリー)
ランク：B 種別：対人宝具 レンジ0 最大捕捉：１人
変身宝具。バーサーカーは『縛鎖制限・無毀なる宝剣』を使用しない時には、常にこの宝具の効果によって異形の怪物に変化している。ただし、ステータスは変動しない。
この宝具によって変化した異形の肉体で、『騎士は徒手にて死せず』によって宝具と化した装備品を身に着け闘うのがバーサーカーの基本戦術である。
あまりにも生前と変化させた異形の姿は、生前のバーサーカーを知る者にとってすら『ランスロット』と判断することは不可能に近く、すくなくともこの宝具を発動させている間は、バーサーカーの真名が判明することは無いだろう。
ただし、一度でもアロンダイトの発動を見られてしまえば、結局のところランスロットが異形の怪物に変装しているという状態でしかないため、効果は失われる。
バーサーカーは令呪による命令が無ければ、この宝具を解除しようとはしない。
『騎士は徒手にて死せず』(ナイト・オブ・オーナー)
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ１ 最大捕捉：30人
性能は『こちら』のランスロットと同じ。例え機能のほぼ全てを制限されていても、騎士としての自身を忌み嫌うバーサーカーにとって、騎士としての自身を象徴するアロンダイトの使用とは最終手段である。
そのため、所持した武器が宝具と化すこの宝具はバーサーカーにとって数少ない、騎士としての自身から逃避する手段であり、生前の自身の技量と逸話を思い出させる呪いでもある。
騎士としてのランスロットの姿に戻る。つまりは『縛鎖制限・無毀なる宝剣』を使用するにはこの宝具と『己が栄光の為でなく』を一時的に封印する必要がある。
【Weapon】
無毀なる宝剣
機能のほぼ全ては制限され、現在は壊れないだけの剣となっている。
持ち主のステータスをワンランクアップさせることもなければ、竜特攻も与えず、当然ビームも出せない。それでもなお失われない輝きは、バーサーカーにとって、余りに眩しい。
【解説】
ランスロット【オルタ】のバーサーカーとしての姿。狂戦士と化し騎士としての自身を捨てることは、贖罪と自己消滅を望む彼女にとっての癒しとはならず、むしろ自身の生前の罪をより再確認させ精神を崩壊させる結果となった。
宝具の効果によって変える姿は、最早人であることすら辞めて異形の怪物と化している。人型の範疇を超える程の変化による戦闘は、はっきり言ってランスロットになんら良い影響を与えないが、一応は複数の腕を生やしての多方面攻撃は脅威と言える。
しかしランスロット程の技量の持ち主にとってはそれは所詮本来の戦闘スタイルをかなぐり捨てた自暴自棄でしかない。最強の形態は人型に戻っての『縛鎖制限・無毀なる宝剣』を使用した戦闘。狂化によって増した身体能力と、無窮の武錬によって色あせない技量こそがバーサーカーとしてのランスロット最大の持ち味。
だが、もし仮になんらかの手段によって無窮の武錬と狂化・そして『己が栄光の為でなく』を封じられてしまった場合、そこに残るのはただひたすらに自害をし続けようとする狂人である。
その姿を生前の彼女を知る者が見てしまった場合、多くの場合は大きなトラウマとなってしまうだろう。
サーヴァントとしてのランスロットは、バーサーカー『としては』優良な燃費と類稀な技量を併せ持った、戦闘面では優良なサーヴァント。ただし奥の手であるアロンダイトの使用には令呪が必要なことと、仮に彼女が知る円卓のメンバーを見てしまった場合制御不可能になるのが欠点か。
聖杯への望みは自己消滅であることは変化していないが、更になりふり構わなくなってしまっている。もし戦闘に積極的でないマスターに召喚され、聖杯に積極的なマスターに再契約を求められた場合、喜々として従う。
さらに聖杯に望みを持つ者がランスロットを召喚し、勝ちぬいた結果聖杯に願望を伝えようとした場合、ランスロットは躊躇せずにマスターを殺めて自身の望みを伝えるだろう。
――――バーサーカーとしてのランスロットは誉れ高き、理想の騎士などではない。自身の罪に耐え切れず、精神を崩壊させた哀れな一人の人間である。
nevadakagemiya
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