最終更新: nevadakagemiya 2021年09月24日(金) 00:11:46履歴
「私は、もっと殺したいんですよ」
イメージカラー:黒と茶と黄とピンクのマーブル
特技:とくに無し
好きなもの:カツレツとレバニラ
苦手なもの:トマトと青菜、酒
天敵:とくにない。敢えて言うなら警察
願い:生き返って、もっと多く人を殺したい
【一人称】私 【二人称】あなた、〇〇さん、〇〇くん 【三人称】彼、彼女、あの人
【氏名】久瀬新五郎(クゼ・シンゴロウ)
【性別】男
【年齢】享年42歳
【出身】東京
【身長・体重】173cm・58kg
【肌色】【髪色】【瞳色】
【外見・容姿】黒縁の眼鏡を着用した、どこにでも居そうな少し冴えないやや痩せ気味の男
【令呪の位置】左肩
【属性】混沌・悪
【魔術系統】なし
【魔術属性】なし
【魔術特性】なし
【魔術回路】質:- 量:- 編成:-
【起源】『悦ぶ』
【収監刑務所】東京拘置所
【階位・称号・二つ名】屍辱鬼
【契約サーヴァント】“満月”のバーサーカー
【性別】男
【年齢】享年42歳
【出身】東京
【身長・体重】173cm・58kg
【肌色】【髪色】【瞳色】
【外見・容姿】黒縁の眼鏡を着用した、どこにでも居そうな少し冴えないやや痩せ気味の男
【令呪の位置】左肩
【属性】混沌・悪
【魔術系統】なし
【魔術属性】なし
【魔術特性】なし
【魔術回路】質:- 量:- 編成:-
【起源】『悦ぶ』
【収監刑務所】東京拘置所
【階位・称号・二つ名】屍辱鬼
【契約サーヴァント】“満月”のバーサーカー
一人目は刺した場所が悪くてすぐに死んだ。二人目は強く弄び過ぎてすぐに死んだ。三人目は力加減を間違えてすぐ死んだ。
安定したのは六人目から。なら、それまでの経験を生かせばすぐ殺せる 。
彼は、どこをどう刺せば死ぬのか、どこを叩けば死ぬのか、どこをどう曲げれば死ぬのか、どこをどう捏ねれば死ぬのかを実体験で理解している。
安定したのは六人目から。なら、それまでの経験を生かせば
彼は、どこをどう刺せば死ぬのか、どこを叩けば死ぬのか、どこをどう曲げれば死ぬのか、どこをどう捏ねれば死ぬのかを実体験で理解している。
或いは、自分の本性を偽り無害に見せかける技能。
後述の、ある人格の欠陥から身に着けたものであり、生前からこの技能で以って自分を普通の人間であると周囲を欺いてきた。
今回の聖杯戦争において、彼は加齢によって犯行当時よりも老けた外見を利用し『上司からのパワハラで自殺したサラリーマンの田所秀史(タドコロ・ヒデシ)*1』と自分を偽る。
後述の、ある人格の欠陥から身に着けたものであり、生前からこの技能で以って自分を普通の人間であると周囲を欺いてきた。
今回の聖杯戦争において、彼は加齢によって犯行当時よりも老けた外見を利用し『上司からのパワハラで自殺したサラリーマンの田所秀史(タドコロ・ヒデシ)*1』と自分を偽る。
生まれつき、喜怒哀楽の「喜」以外の感情が欠落している人格の欠陥。
彼はその異常さを自覚しており、周囲に溶け込むために表面上は「怒」「哀」「楽」の感情があるかのように……普通の人間のように振る舞い続けた。
人の心を持たず、それを真似る生まれついての怪物。怒りで我を失わず、相手の境遇に同情もせず、そして達成感を感じれども決して満ち足りない。
ただ、笑いながら延々と少年少女達を殺し続ける怪物。それが久瀬新五郎の本質である。
彼はその異常さを自覚しており、周囲に溶け込むために表面上は「怒」「哀」「楽」の感情があるかのように……普通の人間のように振る舞い続けた。
人の心を持たず、それを真似る生まれついての怪物。怒りで我を失わず、相手の境遇に同情もせず、そして達成感を感じれども決して満ち足りない。
ただ、笑いながら延々と少年少女達を殺し続ける怪物。それが久瀬新五郎の本質である。
どこにでもいるサラリーマンと言った風体のスーツ姿の冴えない眼鏡の男。唯一目を引くのは死因である首の周りの縄の跡。
ニコニコと目を細め、愛想笑いのような微笑みを浮かべる顔からは、凄惨な殺人を繰り返した殺人鬼であるとは到底想像できない。
……それもそうだろう、生前から自分が「そういうもの」であると理解されないように、無害な人間として周囲を欺き続けてきたのだから。
ニコニコと目を細め、愛想笑いのような微笑みを浮かべる顔からは、凄惨な殺人を繰り返した殺人鬼であるとは到底想像できない。
……それもそうだろう、生前から自分が「そういうもの」であると理解されないように、無害な人間として周囲を欺き続けてきたのだから。
イメージカラー:黒と茶と黄とピンクのマーブル
特技:とくに無し
好きなもの:カツレツとレバニラ
苦手なもの:トマトと青菜、酒
天敵:とくにない。敢えて言うなら警察
願い:生き返って、もっと多く人を殺したい
【一人称】私 【二人称】あなた、〇〇さん、〇〇くん 【三人称】彼、彼女、あの人
久瀬新五郎。201*年に起きた、ある連続強姦殺人事件の犯人。
半月足らずで53件の十代前半の少年少女達を標的に強姦殺人を繰り返し、その中には死亡後に陵辱された者、死亡した後も陵辱を受け続けた者、頭部や腹部への刺し傷に対する陵辱行為が原因で命を落とした者もいる猟奇殺人鬼。
発見された死体はそのどれもが激しい陵辱行為により損壊しておりく、中には「旅行の際に持ち運びやすくするため」と言う理由で内臓を摘出され、手足と頭部を切り離されたものもあった。
54人目の被害者となった少年が暴行と陵辱で重傷を負いつつも隙を突いて逃げ出す事に成功し、それが切っ掛けで犯行が発覚。
その被害少年の証言により逮捕された事で、彼の凶行は終焉を迎える事となる。
猟奇的な連続殺人犯として逮捕された際、テレビで報道された彼の「平凡でどこにでも居そうな男の姿」は大衆を驚かせ、一時世間を賑わせた。
報道された彼の半生も、五男三女の大家族の末っ子として産まれた以外は特に代わり映えのしないもの。
平凡な家庭に生まれ、平凡な学生時代を過ごし、平凡なサラリーマンとなった事。まるで、どこにでも居るであろう人間が殺人鬼に変貌したかのような印象を大衆に抱かせる事となる。
けれども、大衆は知らない。彼が生まれついての怪物であった事を。
彼が自分の中の怪物を自覚した原因が中学生の頃に出会った、車に轢かれて死にかけている野良猫だったと言う……普通ならば誰も気に留めないようなものであった事を。
今まさに命を終えようとしている野良猫の姿に得体の知れない興奮を覚えた彼は、その死体を拾い上げて級友達が幽霊屋敷と呼んでいた廃屋へと駆け込む。
その薄暗い廃屋の中で彼は割れた窓ガラスの破片を手に取れば、野良猫の腹を切り開き、その傷口を性器に見立てた陵辱行為を開始。これが彼の生まれて初めての射精と生物の殺害であった。
そうして内臓を陵辱されながら絶命した生き物の姿に生まれて初めての性的興奮を覚えながらも、それでもどこか満ち足りないものを感じていた彼は考える。
考えて、考えて、そして「人間相手が相手なら満足出来るかもしれない」と結論付けた彼は、それから二十年近い歳月を準備期間に費やした
人間を捕まえたり、死体を隠すのには車が必要だ。
免許を取れるようになったら、車を買おう。大きい車なら尚良い。
人間を殺したり犯したりするのに独り暮らしする必要がある。
どうせなら、小さくても一軒家がいい。それも、辺鄙な場所であれば尚良い。
どうせ殺すなら、若くてかわいい少年や少女が良い。
彼等が安心できるような、人間を演じられるようになろう。目立たない人間であるなら尚良い。
それから、それから、それから、それから……。
平凡に見せかけた人生の中で準備に準備を重ね、三十歳を少し過ぎてようやく準備を終えた彼はついに犯行を開始し、漸くご馳走に在りつけた獣のように53人の若い命を貪った。
悍ましい彼の本性を見聞きし判決を下した裁判長は静かに、そして震える声で次のように裁判を締めくくった。
「あなたには私達の言葉が届く事は無いのでしょう。私に出来る事は、あなたのような怪物が二度と生まれない事を祈る事だけです」
半月足らずで53件の十代前半の少年少女達を標的に強姦殺人を繰り返し、その中には死亡後に陵辱された者、死亡した後も陵辱を受け続けた者、頭部や腹部への刺し傷に対する陵辱行為が原因で命を落とした者もいる猟奇殺人鬼。
発見された死体はそのどれもが激しい陵辱行為により損壊しておりく、中には「旅行の際に持ち運びやすくするため」と言う理由で内臓を摘出され、手足と頭部を切り離されたものもあった。
54人目の被害者となった少年が暴行と陵辱で重傷を負いつつも隙を突いて逃げ出す事に成功し、それが切っ掛けで犯行が発覚。
その被害少年の証言により逮捕された事で、彼の凶行は終焉を迎える事となる。
猟奇的な連続殺人犯として逮捕された際、テレビで報道された彼の「平凡でどこにでも居そうな男の姿」は大衆を驚かせ、一時世間を賑わせた。
報道された彼の半生も、五男三女の大家族の末っ子として産まれた以外は特に代わり映えのしないもの。
平凡な家庭に生まれ、平凡な学生時代を過ごし、平凡なサラリーマンとなった事。まるで、どこにでも居るであろう人間が殺人鬼に変貌したかのような印象を大衆に抱かせる事となる。
けれども、大衆は知らない。彼が生まれついての怪物であった事を。
彼が自分の中の怪物を自覚した原因が中学生の頃に出会った、車に轢かれて死にかけている野良猫だったと言う……普通ならば誰も気に留めないようなものであった事を。
今まさに命を終えようとしている野良猫の姿に得体の知れない興奮を覚えた彼は、その死体を拾い上げて級友達が幽霊屋敷と呼んでいた廃屋へと駆け込む。
その薄暗い廃屋の中で彼は割れた窓ガラスの破片を手に取れば、野良猫の腹を切り開き、その傷口を性器に見立てた陵辱行為を開始。これが彼の生まれて初めての射精と生物の殺害であった。
そうして内臓を陵辱されながら絶命した生き物の姿に生まれて初めての性的興奮を覚えながらも、それでもどこか満ち足りないものを感じていた彼は考える。
考えて、考えて、そして「人間相手が相手なら満足出来るかもしれない」と結論付けた彼は、それから二十年近い歳月を準備期間に費やした
人間を捕まえたり、死体を隠すのには車が必要だ。
免許を取れるようになったら、車を買おう。大きい車なら尚良い。
人間を殺したり犯したりするのに独り暮らしする必要がある。
どうせなら、小さくても一軒家がいい。それも、辺鄙な場所であれば尚良い。
どうせ殺すなら、若くてかわいい少年や少女が良い。
彼等が安心できるような、人間を演じられるようになろう。目立たない人間であるなら尚良い。
それから、それから、それから、それから……。
平凡に見せかけた人生の中で準備に準備を重ね、三十歳を少し過ぎてようやく準備を終えた彼はついに犯行を開始し、漸くご馳走に在りつけた獣のように53人の若い命を貪った。
悍ましい彼の本性を見聞きし判決を下した裁判長は静かに、そして震える声で次のように裁判を締めくくった。
「あなたには私達の言葉が届く事は無いのでしょう。私に出来る事は、あなたのような怪物が二度と生まれない事を祈る事だけです」
どことなく頼りなさそうな冴えない言動と、少しのんびりした喋り方の……それ位しか特徴的な部分が見当たらない、どこにでも居そうな男。
それが、彼が普段から周囲に合わせる為、周囲を欺くために演じている人格。
本質は喜怒哀楽の内の「喜」以外の感情を持たず、そして「生き物が死んでいく姿」や「生き物の姿形が崩れていく姿」に性的興奮を覚える異常者。
その上で自分の感情の欠落や異常性を自覚しており、無害で平凡な普通の人間として演じて周囲を欺く文字通りの人の皮を被った怪物。
標的としていた少年少女が十代前半なのも、年齢が低過ぎれば親が近くにいる危険性があり、年齢が高すぎれば抵抗されてしまう危険性があると考えての事。
十代前半ぐらいの年頃なら、親も目を離し肉体も未成熟で抵抗されても抑え込める。弱く、無防備な相手を狙う、狡猾で悪辣な殺人鬼としての性質も持っている
それが、彼が普段から周囲に合わせる為、周囲を欺くために演じている人格。
本質は喜怒哀楽の内の「喜」以外の感情を持たず、そして「生き物が死んでいく姿」や「生き物の姿形が崩れていく姿」に性的興奮を覚える異常者。
その上で自分の感情の欠落や異常性を自覚しており、無害で平凡な普通の人間として演じて周囲を欺く文字通りの人の皮を被った怪物。
標的としていた少年少女が十代前半なのも、年齢が低過ぎれば親が近くにいる危険性があり、年齢が高すぎれば抵抗されてしまう危険性があると考えての事。
十代前半ぐらいの年頃なら、親も目を離し肉体も未成熟で抵抗されても抑え込める。弱く、無防備な相手を狙う、狡猾で悪辣な殺人鬼としての性質も持っている
普通のバーサーカーであったならば殺す為、生き返る為の道具として扱うだろう。
けれども召喚された者は自分の先達ともいうべき存在であった場合、道具として扱わずに「先生」と呼んで多くを学ぼうとするだろう。
けれども召喚された者は自分の先達ともいうべき存在であった場合、道具として扱わずに「先生」と呼んで多くを学ぼうとするだろう。
“満月”のバーサーカー
契約サーヴァント。偉大な先達である彼……もとい彼女の事は「先生」と呼ぶ。
自分よりも多く、そして長く殺した手腕は同じ殺人鬼として尊敬に値するものであるのか、「生き返った後」のために多くを彼女から学ぼうとする。
そして、許されるなら生き返った後も彼女と共に在り、そして彼女の生まれたシリアルキラーの本場アメリカに居を移したいとも考えるようになる。何が本場だステイツに謝れ。
また、生前は「クールー病とかありますからねぇ……」と避けてきた食人も彼女との交流を深める内に生き返ったらチャレンジする事の一つとして挙げるだろう。
少なくとも久瀬新五郎から見るならば相性最高な、そして間違いなく最低最悪の主従である。
涼井舞奈
標的。今回の件において、一番「滅茶苦茶にしたい」存在。
特に青いインナーカラーが良い。実に良い。滅茶苦茶にしながら、指で梳きたい。
最初の内は『田所秀史』として穏やかに優しく接触し、頃合いを見て……或いは正体が暴かれたならば餌食にしようと執拗に命を狙ってくる。
もし仮に……仮に彼女の遺体がまだ火葬されていなかった場合、それを「生き返った後の自分へのご褒美」として奪おうとする危険性もある。
勿論、彼女の遺体のそばに居る人間を殺してでも。
「通り魔事件。酷い話もあったものですね…… そんなにいっぱい刺されて、本当に酷い傷だ」
「とても、苦しかったでしょう。血が込み上げて、助けも呼べなかったでしょう…… 本当に大変、でしたね」
「私は、ただのサラリーマンで…… ちょっと未練が残ってしまっただけですよ」
「そういう意味では、私達は似た者同士なのかもしれませんねぇ……」
「私は、その髪の差し色……好きですよ。えぇ、とても素敵ですよ、舞奈さん」
鎖是子々
興味深い相手。今まで餌食にしてきたどの相手とも違う、奇妙な存在。
自分の本性を見抜き、挑発までしてそれを曝け出させ、その上で自分が獲物としての無価値さと共犯者として価値を示す今まで会った事のない相手。
その初体験の奇妙さに興味を持ったからこそ、彼女の提示した協定に乗る事も考え、一先ずは受け入れるだろう。そう、一先ずは。
「はぁ…… そういう人って初めてでしたから、驚いちゃいました。けど、なるほど、なぁるほどぉ」
「こういうのって取り引きや駆け引きと言うのですか? 私は思いつきませんでしたけど、確かに便利、なんですかね?」
「すいませんねぇ、ずぅっと人を殺す事ばっかり考えてたもので、こういう事に気が回らなくって、はははは」
津々良凌
興味の対象外。生き返るために、ただ排除する以外に意味が無い相手。
故に……津々良凌は久瀬新五郎の精神的な死角に成り得る。
「ヤクザですか。怖いですねぇ……あまり、お近づきになりたくない人ですね」
「映画はあまり見ないですね。最近はそういう時間も取れませんでしたし……」
「最後に見たのは……十年前ぐらいでしょうか。それも、何の映画を見ていたか。ははは、面目ない」
“殺戮”のランサー
理解の対象外。
ランサーは王であり英雄であり戦士であり、そこに矜持が存在するであろうが、久瀬新五郎はただの殺人鬼である。
強い、弱い、勝利、敗北、そんなものは関係なく、ただ殺せれば良いだけの怪物でしかない。
怪物には矜持も敬意も何もない。ただ、バーサーカーに対して相性が有利で戦うのが大変そうだと考える程度。とても面倒な障害物としか認識しない。
「あー…… はぁ、そうですか。確かに私も先生も兵隊とかそういう職業じゃないですからねぇ。はぁ……」
「あなたの方が強いのは、そりゃあ当たり前の事だと思いますが…… えっと、それが何か?」
「あっ、先生、石でもぶつけてみましょうか。ほら、石って昔から変わらない進歩と関係なさそうな凶器だと思うんですよ、私」
矢島静樹
標的。生前であったならば、親が近くに居る事を警戒して標的から外していた年頃の相手。だが今は違う。
柔い腹をかき混ぜたらどんな声を上げるだろうか?首を絞めながら辱めれば最期にどんな表情を浮かべるだろうか?
未体験の相手に強い興味を抱きながらも、表面上は穏やかに優しく接触を図る。
「可哀想に、こんな小さな子供まで…… 大変でしたね、静樹くん」
「お母さんと一緒に暮らしたい……素敵な願いですね。えぇ、本当に」
「叶うと、いいですね」
東京一郎
興味の対象外。先生と巡り合わせてくれた恩はあれど、彼の思想に興味は一切ない。
また、数年間の牢屋暮らしのせいで東京一郎が東京都知事だという事を知らず、「そういう名前の政治家が居たような気がする」程度の認識しか無い。
この殺人鬼が最後まで勝ち残れるかは定かではないが、仮に勝ち残って彼の元に辿り着いたなら……御高説を述べている最中だろうが当たり前のように排除しに掛かるだろう。
だって、化け物にヒトの言葉は難しすぎるのだから。
「はぁ…… そう言えばトーキョーイチローなんてあだ名の政治家が居たような」
「はははは、やっぱり少しぐらい政治に興味は持たないとダメですかねぇ」
「とりあえず、後の事は殺してから考えましょう。生き返れなかったなら、その時はその時」
「幽霊のまま誰にも気付かれずに殺して回るのも…… 先生と一緒なら、悪くないかもしれませんねぇ」
契約サーヴァント。偉大な先達である彼……もとい彼女の事は「先生」と呼ぶ。
自分よりも多く、そして長く殺した手腕は同じ殺人鬼として尊敬に値するものであるのか、「生き返った後」のために多くを彼女から学ぼうとする。
そして、許されるなら生き返った後も彼女と共に在り、そして彼女の生まれたシリアルキラーの本場アメリカに居を移したいとも考えるようになる。何が本場だステイツに謝れ。
また、生前は「クールー病とかありますからねぇ……」と避けてきた食人も彼女との交流を深める内に生き返ったらチャレンジする事の一つとして挙げるだろう。
少なくとも久瀬新五郎から見るならば相性最高な、そして間違いなく最低最悪の主従である。
涼井舞奈
標的。今回の件において、一番「滅茶苦茶にしたい」存在。
特に青いインナーカラーが良い。実に良い。滅茶苦茶にしながら、指で梳きたい。
最初の内は『田所秀史』として穏やかに優しく接触し、頃合いを見て……或いは正体が暴かれたならば餌食にしようと執拗に命を狙ってくる。
もし仮に……仮に彼女の遺体がまだ火葬されていなかった場合、それを「生き返った後の自分へのご褒美」として奪おうとする危険性もある。
勿論、彼女の遺体のそばに居る人間を殺してでも。
「通り魔事件。酷い話もあったものですね…… そんなにいっぱい刺されて、本当に酷い傷だ」
「とても、苦しかったでしょう。血が込み上げて、助けも呼べなかったでしょう…… 本当に大変、でしたね」
「私は、ただのサラリーマンで…… ちょっと未練が残ってしまっただけですよ」
「そういう意味では、私達は似た者同士なのかもしれませんねぇ……」
「私は、その髪の差し色……好きですよ。えぇ、とても素敵ですよ、舞奈さん」
鎖是子々
興味深い相手。今まで餌食にしてきたどの相手とも違う、奇妙な存在。
自分の本性を見抜き、挑発までしてそれを曝け出させ、その上で自分が獲物としての無価値さと共犯者として価値を示す今まで会った事のない相手。
その初体験の奇妙さに興味を持ったからこそ、彼女の提示した協定に乗る事も考え、一先ずは受け入れるだろう。そう、一先ずは。
「はぁ…… そういう人って初めてでしたから、驚いちゃいました。けど、なるほど、なぁるほどぉ」
「こういうのって取り引きや駆け引きと言うのですか? 私は思いつきませんでしたけど、確かに便利、なんですかね?」
「すいませんねぇ、ずぅっと人を殺す事ばっかり考えてたもので、こういう事に気が回らなくって、はははは」
津々良凌
興味の対象外。生き返るために、ただ排除する以外に意味が無い相手。
故に……津々良凌は久瀬新五郎の精神的な死角に成り得る。
「ヤクザですか。怖いですねぇ……あまり、お近づきになりたくない人ですね」
「映画はあまり見ないですね。最近はそういう時間も取れませんでしたし……」
「最後に見たのは……十年前ぐらいでしょうか。それも、何の映画を見ていたか。ははは、面目ない」
“殺戮”のランサー
理解の対象外。
ランサーは王であり英雄であり戦士であり、そこに矜持が存在するであろうが、久瀬新五郎はただの殺人鬼である。
強い、弱い、勝利、敗北、そんなものは関係なく、ただ殺せれば良いだけの怪物でしかない。
怪物には矜持も敬意も何もない。ただ、バーサーカーに対して相性が有利で戦うのが大変そうだと考える程度。とても面倒な障害物としか認識しない。
「あー…… はぁ、そうですか。確かに私も先生も兵隊とかそういう職業じゃないですからねぇ。はぁ……」
「あなたの方が強いのは、そりゃあ当たり前の事だと思いますが…… えっと、それが何か?」
「あっ、先生、石でもぶつけてみましょうか。ほら、石って昔から変わらない進歩と関係なさそうな凶器だと思うんですよ、私」
矢島静樹
標的。生前であったならば、親が近くに居る事を警戒して標的から外していた年頃の相手。だが今は違う。
柔い腹をかき混ぜたらどんな声を上げるだろうか?首を絞めながら辱めれば最期にどんな表情を浮かべるだろうか?
未体験の相手に強い興味を抱きながらも、表面上は穏やかに優しく接触を図る。
「可哀想に、こんな小さな子供まで…… 大変でしたね、静樹くん」
「お母さんと一緒に暮らしたい……素敵な願いですね。えぇ、本当に」
「叶うと、いいですね」
東京一郎
興味の対象外。先生と巡り合わせてくれた恩はあれど、彼の思想に興味は一切ない。
また、数年間の牢屋暮らしのせいで東京一郎が東京都知事だという事を知らず、「そういう名前の政治家が居たような気がする」程度の認識しか無い。
この殺人鬼が最後まで勝ち残れるかは定かではないが、仮に勝ち残って彼の元に辿り着いたなら……御高説を述べている最中だろうが当たり前のように排除しに掛かるだろう。
だって、化け物にヒトの言葉は難しすぎるのだから。
「はぁ…… そう言えばトーキョーイチローなんてあだ名の政治家が居たような」
「はははは、やっぱり少しぐらい政治に興味は持たないとダメですかねぇ」
「とりあえず、後の事は殺してから考えましょう。生き返れなかったなら、その時はその時」
「幽霊のまま誰にも気付かれずに殺して回るのも…… 先生と一緒なら、悪くないかもしれませんねぇ」
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