最終更新: nevadakagemiya 2021年09月19日(日) 23:31:48履歴
「クソっ! 死んでたまるか………! 死んでたまるか………! 二度も死ぬなんざごめんだっ!」
【氏名】津々良 凌
【性別】男性
【年齢】36歳
【出身】日本
【身長・体重】183cm・75kg
【肌色】黄色【髪色】染めたのが元に戻りつつある金色(元は黒)【瞳色】黒
【令呪の位置】左手
【契約サーヴァント】
【性別】男性
【年齢】36歳
【出身】日本
【身長・体重】183cm・75kg
【肌色】黄色【髪色】染めたのが元に戻りつつある金色(元は黒)【瞳色】黒
【令呪の位置】左手
【契約サーヴァント】
凌はたまたま生まれついて魔術回路を持つ人間だったというだけで神秘には一切携わることの無かった人間である。
なので聖杯戦争に参加していても魔術に関する技能は全く習得していない。
社会の裏側に携わって生きてきたので荒事には多少慣れがある程度。
なので聖杯戦争に参加していても魔術に関する技能は全く習得していない。
社会の裏側に携わって生きてきたので荒事には多少慣れがある程度。
顔立ちはやや縦に長い馬面の美形崩れといった調子だが、ストレスに晒されたことによる痩けた頬や落ちくぼみ気味の眼窩などによって悪相という印象が先に立つ。
髪の毛もかつてはきちんと染めていたはずが怠っていたのか、染めた金髪に黒髪が混じり、ダメージで縮れているなど映え無さが目立つ。
それなりに高身長で肩幅もしっかりあるので体格の良さは感じさせるが、痩せているので上着を脱いだりすると思ったより威圧感が薄れる。
裏社会の人間特有のどことなく漂う影の匂いがするので、まともな社会人ではないということを察するのは会ったばかりの人間でもそう難しくはないだろう。
基本的に聖杯戦争期間は安物のスーツと開襟シャツで通す。これ以外に衣服は持たないので昼も夜も似たような格好。
髪の毛もかつてはきちんと染めていたはずが怠っていたのか、染めた金髪に黒髪が混じり、ダメージで縮れているなど映え無さが目立つ。
それなりに高身長で肩幅もしっかりあるので体格の良さは感じさせるが、痩せているので上着を脱いだりすると思ったより威圧感が薄れる。
裏社会の人間特有のどことなく漂う影の匂いがするので、まともな社会人ではないということを察するのは会ったばかりの人間でもそう難しくはないだろう。
基本的に聖杯戦争期間は安物のスーツと開襟シャツで通す。これ以外に衣服は持たないので昼も夜も似たような格好。
津々良凌とは典型的な小悪党である。
不況の煽りを受け再就職に失敗して酒に酔っては暴力を振るう父とされるがままの母という良好ではない家庭環境で育ったが、それは言い訳にはならないだろう。
成人してからのある時期から反社会的なグループとつるむようになり、やがて暴力団の末端組織に席を置くようになる。
小賢しくも日和見が上手かったことから所属を転々としつつ、様々な悪事に手を染めて生きてきた。
一時期はそれなりに上手な世渡りで一財産を築き、かなり贅沢な暮らしをしていた時もあった。
だが美味い汁を啜り続ける生活も長くは続かない。
ギャンブルに負けて素寒貧になったところで所属していた事務所の詐欺が発覚しかかったことで上から蜥蜴の尻尾切りをされ、多額の借金を背負うことに。
さらに組織の金を持ち逃げしようとしたが失敗し、凌は責任を取らされることになる。
こうして足元をコンクリートで固められた凌は東京湾の沖の漁礁として海底で長い時を過ごすことになったのだった。
が。溺死寸前の頭の中に突如として響く声。
海水を飲みながら無我夢中で返事をした結果、気がつくと凌は住み慣れた東京の街に立っていた。
ちなみに凌も青春時代から不良一本という人間ではなく、かつては荒んだ家庭に嫌気を覚えつつも映画を純朴に愛するひとりの青年だった。
夢は映画監督になることで、大学卒業後しばらくは映像ディレクターとして貧しいながらも生計を立てていた。
社会の裏側に携わるようになったのは資金繰りに困ってそちらの方面の金融を頼ってしまったことからである。
不況の煽りを受け再就職に失敗して酒に酔っては暴力を振るう父とされるがままの母という良好ではない家庭環境で育ったが、それは言い訳にはならないだろう。
成人してからのある時期から反社会的なグループとつるむようになり、やがて暴力団の末端組織に席を置くようになる。
小賢しくも日和見が上手かったことから所属を転々としつつ、様々な悪事に手を染めて生きてきた。
一時期はそれなりに上手な世渡りで一財産を築き、かなり贅沢な暮らしをしていた時もあった。
だが美味い汁を啜り続ける生活も長くは続かない。
ギャンブルに負けて素寒貧になったところで所属していた事務所の詐欺が発覚しかかったことで上から蜥蜴の尻尾切りをされ、多額の借金を背負うことに。
さらに組織の金を持ち逃げしようとしたが失敗し、凌は責任を取らされることになる。
こうして足元をコンクリートで固められた凌は東京湾の沖の漁礁として海底で長い時を過ごすことになったのだった。
が。溺死寸前の頭の中に突如として響く声。
海水を飲みながら無我夢中で返事をした結果、気がつくと凌は住み慣れた東京の街に立っていた。
ちなみに凌も青春時代から不良一本という人間ではなく、かつては荒んだ家庭に嫌気を覚えつつも映画を純朴に愛するひとりの青年だった。
夢は映画監督になることで、大学卒業後しばらくは映像ディレクターとして貧しいながらも生計を立てていた。
社会の裏側に携わるようになったのは資金繰りに困ってそちらの方面の金融を頼ってしまったことからである。
お世辞にも褒められた人間ではない。はっきり言って人間のクズ。
弱者に強く出るが強者には阿る。自分のためなら平気で嘘をつき、裏切り、罠に嵌め、人を嘲笑う。
尊大で横柄な態度を取るが内面は小心者であり臆病。逆に言えば、この臆病さこそが凌の小智慧が効く素質を支えており、相手が自分より『上』か『下』か『どちらでもない』かを鋭敏に嗅ぎ取る。
自己中心的な人物であり、自分が得をするなら他者をいくら貶めようが気にはしない、あるいは見なかったことにする。
世の中の自分の思い通りにいかないものは全て周囲が悪いと決めつけ、自分のせいではないと責任を押し付けて逃れる。
火中の栗は他人に拾わせるものだというのを地で行くので恨みを買うことも多く、そのあたりを理解しつつも気を回しきらなかったことが凌の命運を尽きさせた。
効くのはあくまで小智慧であり、大局的に物を見るということはできない凡俗な人間。
上記は生前までの凌の話。
どうしても自分が矢面に立って命の遣り取りをしなければならない聖杯戦争では小心者ぶりが露呈し、取り繕う余裕もなく悲鳴を上げる。
身の安全のためならばプライドを捨てて見境なく誰とでも手を組もうとする。サーヴァントにも「何よりもオレのことを守れ」と身も蓋もなく命令する。
一度死んだという記憶が凌を追い詰めており、次はない、勝たなければ死んでしまう、という事実から常にどこか焦り疲弊している。
一方で一度死んだことでこれまでの自分の人生を冷静になって省みるようにもなっている。
聖杯戦争の序盤ではどうしようもない小物でしかないが、戦いを経るうちに参加者の生きようと願って戦う姿を見て少しずつ自分の人生に後悔の念を持ち出す。
己の過去の過ちを認め、他人を無思慮に傷つけてきたことを反省し、罪と向き合い出す。自分が仮に勝ち残って二度目の生を得るのは「虫が良すぎる」という感覚も持ち始める。
このあたりから少しずつ落ち着きを取り戻していくが、それは彼なりに覚悟を決めたことによるものである。
夢であった映画監督の道こそ捨ててしまったが、今でも映画のことは大好き。
特に好きなのはアメリカン・ニューシネマに属する映画だが、大作からマニアックな作品まで幅広く色んなジャンルに精通しており、知識も豊富。
こと映画の話をするときだけは瞳に稚気が戻り、夢を誠実に追っていた頃の輝きを取り戻す。
1本だけ凌の自主制作のドキュメンタリー映像が世に出ており、運悪くあまり多くの人の目には触れられなかったものの映画愛に溢れた十分視聴に耐えうるクオリティのものであった。
(だいぶ悪い方の比重が重いが)良くも悪くも人間臭く、自分の死を突きつけられれば脚は竦むしピンチになれば短気にもなる。
同時に(自分自身が当事者となってしまって身を振り返ったこともあるが)落ち込んでいる隣人がいれば(立ち直ってくれないと自分が困るからでもあるが)拙い言葉で励ましもする。
その多くが非道徳的な行いで身につけたものではあるが、小器用で様々な知識を持っており、意外なところでそれが発揮されたりもする。
土壇場になって英雄的な気質を発揮できるわけでもなく、基本的には悪人なのではあるが、だからといって善性が全く存在しないわけでもない。
若者の強い意志につい感化されることだってあるし、そういう意味でも普通の人間。
そんな彼であるからこそ、純粋にただ「生きたい」と望んだ彼だからこそ、最期にああした行動を取ったのかもしれない。
弱者に強く出るが強者には阿る。自分のためなら平気で嘘をつき、裏切り、罠に嵌め、人を嘲笑う。
尊大で横柄な態度を取るが内面は小心者であり臆病。逆に言えば、この臆病さこそが凌の小智慧が効く素質を支えており、相手が自分より『上』か『下』か『どちらでもない』かを鋭敏に嗅ぎ取る。
自己中心的な人物であり、自分が得をするなら他者をいくら貶めようが気にはしない、あるいは見なかったことにする。
世の中の自分の思い通りにいかないものは全て周囲が悪いと決めつけ、自分のせいではないと責任を押し付けて逃れる。
火中の栗は他人に拾わせるものだというのを地で行くので恨みを買うことも多く、そのあたりを理解しつつも気を回しきらなかったことが凌の命運を尽きさせた。
効くのはあくまで小智慧であり、大局的に物を見るということはできない凡俗な人間。
上記は生前までの凌の話。
どうしても自分が矢面に立って命の遣り取りをしなければならない聖杯戦争では小心者ぶりが露呈し、取り繕う余裕もなく悲鳴を上げる。
身の安全のためならばプライドを捨てて見境なく誰とでも手を組もうとする。サーヴァントにも「何よりもオレのことを守れ」と身も蓋もなく命令する。
一度死んだという記憶が凌を追い詰めており、次はない、勝たなければ死んでしまう、という事実から常にどこか焦り疲弊している。
一方で一度死んだことでこれまでの自分の人生を冷静になって省みるようにもなっている。
聖杯戦争の序盤ではどうしようもない小物でしかないが、戦いを経るうちに参加者の生きようと願って戦う姿を見て少しずつ自分の人生に後悔の念を持ち出す。
己の過去の過ちを認め、他人を無思慮に傷つけてきたことを反省し、罪と向き合い出す。自分が仮に勝ち残って二度目の生を得るのは「虫が良すぎる」という感覚も持ち始める。
このあたりから少しずつ落ち着きを取り戻していくが、それは彼なりに覚悟を決めたことによるものである。
夢であった映画監督の道こそ捨ててしまったが、今でも映画のことは大好き。
特に好きなのはアメリカン・ニューシネマに属する映画だが、大作からマニアックな作品まで幅広く色んなジャンルに精通しており、知識も豊富。
こと映画の話をするときだけは瞳に稚気が戻り、夢を誠実に追っていた頃の輝きを取り戻す。
1本だけ凌の自主制作のドキュメンタリー映像が世に出ており、運悪くあまり多くの人の目には触れられなかったものの映画愛に溢れた十分視聴に耐えうるクオリティのものであった。
(だいぶ悪い方の比重が重いが)良くも悪くも人間臭く、自分の死を突きつけられれば脚は竦むしピンチになれば短気にもなる。
同時に(自分自身が当事者となってしまって身を振り返ったこともあるが)落ち込んでいる隣人がいれば(立ち直ってくれないと自分が困るからでもあるが)拙い言葉で励ましもする。
その多くが非道徳的な行いで身につけたものではあるが、小器用で様々な知識を持っており、意外なところでそれが発揮されたりもする。
土壇場になって英雄的な気質を発揮できるわけでもなく、基本的には悪人なのではあるが、だからといって善性が全く存在しないわけでもない。
若者の強い意志につい感化されることだってあるし、そういう意味でも普通の人間。
そんな彼であるからこそ、純粋にただ「生きたい」と望んだ彼だからこそ、最期にああした行動を取ったのかもしれない。
何よりも自分の身の安全を守ることを命じ、時には横柄な態度も取る。呆れられて当然。少なくともサーヴァントの主としては失格。
だが事態が進行するにつれ、少しずつパラダイムシフトしていき、時にはサーヴァント側が見直すようなこともある。
だが事態が進行するにつれ、少しずつパラダイムシフトしていき、時にはサーヴァント側が見直すようなこともある。
偶然から戦闘に巻き込まれる有耶無耶の間に知り合う。
最初は世間知らずで御しやすそうという目論見で協力関係を申し出るが、物語が進行するにつれて徐々に感化され、自分自身の行いを省みるようになっていく。
他者の生きたいと願う気持ちを踏み躙って戦うことに戸惑う彼女へ「戦わなければお互いに死ぬ」と現実に即した助言を与えるように、段々とどこか自分の勝利を度外視した行動を取るようになる。
そして途中で舞奈を庇って二度目の死を迎え、脱落してしまうのだった。南無。
「生意気言いやがる。これだからガキは嫌いだ。………だがまあ、確かにもうオジサンって歳だったな………オレ」
「誰だって生き返りてぇし、生き返りてぇやつを蹴落として生き返ろうとするのは反吐が出るに決まってるだろ! オレだってそうだ!
だがな、そりゃお前だって立場は一緒だろ! 死にたくねぇと思うことは悪いことじゃねぇ、それは悪いことであっちゃいけねぇ。ならせめて………踏みつけたやつのことを忘れないでやれ。
オレはそうしてこなかったことを、今更になって後悔してる………」
子供は嫌いだと言う凌と静樹の相性がいいわけもなく、最悪。なんならサーヴァント同士で戦闘になったこともあった。
凌が途中で脱落してしまうこともあり、結局最初から最後まで関係が改善することはなかった。
しかしはみ出し者の凌だが一般的な常識は備えており、静樹のような幼い子供を手にかけねば生き返られない罪悪感を吐露する一幕もある。
「気が合うなぁ小僧!オレもうるせぇガキは大嫌いだよ!」
「イヤなもんだな………確かにガキは嫌いだが殺したいほど憎いわけじゃねぇ。こんな殺し合いをさせるヤツの神経が分からねぇよ、オレは」
裏社会に携わる人間として、近寄ってきた新五郎の異常性を舞奈より先に嗅ぎ取っていて薄々本性に勘付いている。そのため煙たがり、たびたび舞奈にも忠告している。
しかし結局はちゃんと聞き入れてはもらえず、新五郎が本性を剥き出しにして舞奈へ襲いかかるのを止めることは出来なかった。
だが新五郎からの注目度が低かったことが功を奏し、髪の差し色のことを指摘されて蹲った舞奈の前で横合いから飛び込んできて新五郎を殴りつけ、間一髪凶行を阻止。
もっとも、返す刀によって凶刃が突き刺さり、凌は死亡してしまうのだが。
「薄気味悪いやつだ………堅気はもちろん外れ者ばかりの世界にだってそれなりに守らなきゃいけないルールってもんがある。アイツからはそういうお行儀良さの匂いがしねぇんだ」
「───うおおおおおおおおっ! くたばれ! この変態野郎!」
最初は世間知らずで御しやすそうという目論見で協力関係を申し出るが、物語が進行するにつれて徐々に感化され、自分自身の行いを省みるようになっていく。
他者の生きたいと願う気持ちを踏み躙って戦うことに戸惑う彼女へ「戦わなければお互いに死ぬ」と現実に即した助言を与えるように、段々とどこか自分の勝利を度外視した行動を取るようになる。
そして途中で舞奈を庇って二度目の死を迎え、脱落してしまうのだった。南無。
「生意気言いやがる。これだからガキは嫌いだ。………だがまあ、確かにもうオジサンって歳だったな………オレ」
「誰だって生き返りてぇし、生き返りてぇやつを蹴落として生き返ろうとするのは反吐が出るに決まってるだろ! オレだってそうだ!
だがな、そりゃお前だって立場は一緒だろ! 死にたくねぇと思うことは悪いことじゃねぇ、それは悪いことであっちゃいけねぇ。ならせめて………踏みつけたやつのことを忘れないでやれ。
オレはそうしてこなかったことを、今更になって後悔してる………」
子供は嫌いだと言う凌と静樹の相性がいいわけもなく、最悪。なんならサーヴァント同士で戦闘になったこともあった。
凌が途中で脱落してしまうこともあり、結局最初から最後まで関係が改善することはなかった。
しかしはみ出し者の凌だが一般的な常識は備えており、静樹のような幼い子供を手にかけねば生き返られない罪悪感を吐露する一幕もある。
「気が合うなぁ小僧!オレもうるせぇガキは大嫌いだよ!」
「イヤなもんだな………確かにガキは嫌いだが殺したいほど憎いわけじゃねぇ。こんな殺し合いをさせるヤツの神経が分からねぇよ、オレは」
裏社会に携わる人間として、近寄ってきた新五郎の異常性を舞奈より先に嗅ぎ取っていて薄々本性に勘付いている。そのため煙たがり、たびたび舞奈にも忠告している。
しかし結局はちゃんと聞き入れてはもらえず、新五郎が本性を剥き出しにして舞奈へ襲いかかるのを止めることは出来なかった。
だが新五郎からの注目度が低かったことが功を奏し、髪の差し色のことを指摘されて蹲った舞奈の前で横合いから飛び込んできて新五郎を殴りつけ、間一髪凶行を阻止。
もっとも、返す刀によって凶刃が突き刺さり、凌は死亡してしまうのだが。
「薄気味悪いやつだ………堅気はもちろん外れ者ばかりの世界にだってそれなりに守らなきゃいけないルールってもんがある。アイツからはそういうお行儀良さの匂いがしねぇんだ」
「───うおおおおおおおおっ! くたばれ! この変態野郎!」
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