ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。







────深い微睡の中に、両石閻霧は己を過去を思い出す。



水月の如き、揺らめくあの美しくも忘れたい日々のことを────





幼いころを思い出せと言われた時に、一番最初に思い出すのは両親の喜んだ笑顔だろう。
当時の私は、両親が何に対して喜んでいるのかは分からなかった。今思えば、ただ魔術の才能だけを見ていたんだと思う。
だがそんな理由が分からなくても、幼い私は両親が喜んでいるという目の前の事実だけで、心から嬉しかった。
子供というものは単純なもので、自分を庇護してくれる親が笑顔なら自然に笑顔になるものだ。
それは魔術師の子である私であっても例外ではなかった。

だが一つ私には、通常の仔と1つ違う大きな例外があった。
それは私の生まれた家が、どうしようもなく魔術師の家だったという事に尽きるだろう。

親が仔を選べないように、仔は親を選べない。
不幸の星の下に生まれたなどと言う慣用句があるが、魔術師の仔として生まれた者は、一部の例外を除けばすべてその慣用句に当てはまるだろう。
人として愛されることなく、ただ世継ぎの為、ただ真理に至るため、代替として愛され続けるだけの、魔導の傀儡。
それが────────魔術師の家系に生まれるという事だと私が悟ったのは、14になってからだった。





『魔術刻印の移植を執り行う』

そう唐突に、その日の朝に父が私に告げた。
母は大いに喜んでいた。この素晴らしい素質に魔術刻印が合わされば、両石家きっての逸材になると。
その当時に私は、既に自分の家が"当たり前"から乖離していることは理解していたし、魔術師がどういうものかも理解はしていた。
だからこそ、これから行われる事は世間一般では当たり前でないことだと分かっていた。魔術と冠詞がつくものは、大抵普通じゃないことだから。
普通じゃないからこそ、分からない。けれど私は、その魔術刻印というものが、特別なものであるという事は両親の反応から直感で理解できていた。

それと同時に、それを受け取るという事そのものが名誉なことであると、本能で理解していた。
魔術師としての基礎的な学習は進めていたし、自分たちの家が持つ長所……魔術基盤というものについても理解していた。
肉体改造────それが私の、両石家の持つ特性。それを今宵、私は引き継ぐことになる。その事実を理解していた。

だけれど、その結果どういったことが起きるのかまでは、当時の私は露ほども理解していなかった。





痛みがあった。


苦しみがあった。


拒絶。


体中の神経に、硫酸を流し込まれるかのような激痛。


自我が崩れていくような

肌が剥がれ落ちるような

内臓が解けていくような


痛み


痛み痛み


痛み痛み痛み痛み


痛み痛み痛み痛み
痛み痛み痛み痛み


痛み痛み痛み痛み
痛み痛み痛み痛み
痛み痛み痛み痛み
痛み痛み痛み痛み


唯々、痛み


全身を覆うような"それ"が納まった時


私は


違う私になり果てていた。


◆─────


両石家は、陰陽を司ることで根源を目指す魔術家系である。
故にその魔術は、陰陽の属性────即ち、男女に関連することに特化する。
古くで言えば、房中術を中心とする陰陽の交差……それに端を発する、性魔術。

それは長い年月をかけて、陰陽の垣根を超えるという禁忌に手を伸ばした。
即ち、男女の性差を超えた肉体の生成。それは少しずつ、ほんの少しずつ魔術刻印から両石家の血統因子に溶けるように侵食していった。
そして────────────────それは、両石閻霧という少女の肉体を以て芽を出した。


─────◆


「………………」

魔術刻印が身体に馴染んでから、1月が経過した。
あの身体を蝕んだ痛みはもう消えた。しかし、身体はあの頃の面影がないほどに変質した。
まだ未成熟だった私の肉体は、魔術刻印を移植されたことで急激な成長をしたのだ。

乳房は醜く膨れ上がり、股間には悍ましい男根が生成された。
魔術刻印がもたらした祝福(のろい)。それが私の肉体を、陰陽が混ざり合ったものにしたらしい。
それは確かに魔術が生み出したものであった。だが両親が望んでいた結果とは違うものとして映ったらしい。

事実、両親が明らかに私に対して拒絶の意を示しているのは、誰の目から見ても明らかだった。

「…………あの、お母さ」
「────」
「…」

話しかけようとすれば、立ち去られる。父も同じ。
思い返せば、父も母も、陰陽に関係する魔術を使うだけあり、それらの線引きには人一倍敏感だった。
ならばそれらが入り混じる今の私は、それは何よりも不気味に映るのだろうと察した。

それと同時に、今まで2人が自分に対して注いでいた愛は、いったい何だったのだろうと考えた。
今までの私と、今の私。確かに肉体は違うが、それでも同じ両石閻霧。違いはない。違いはないはずなのに。
どうして2人はそこまで私を拒むのだろう?

今まで私を愛したのは何だったんだろう?
今まで私を可愛がったのは何故なのだろう?
今まで私を育ててくれたのは、何が理由なのだろう?

なんで2人は、その全てを捨てて今の私を拒むのだろう?


今まで注がれた愛とは、何だったんだろう?





最初こそ、自分が悪いと思っていた。
自分に不備があるから、自分が欠陥だから、こうして突き放されるのだと。
だから、せめて一人でも、魔術の鍛錬は欠かさずに行った。だからこうして今日も瞑想にふける。
人の肉体を知り、己の肉体を知り、そして精神を知る。そういった一連の行為を通して私は魔術を知った。

……けれど、その日に瞑想を通して見えてきた景色は、いつもとは違うものだった。


水面のような揺らぎが見えた。

そして更に意識を深層へと潜らせると、其処には幻想的な泡沫が浮かぶ。
更にその奥に浮かぶ、奇妙な珊瑚や魚、蛇状のホログラムが浮遊する、異様な光景。
その最奥には、銀色に輝く荒野が薄く見えた。恐ろしく、悍ましく、尚も蠱惑的な、妖しい魅力を持つ世界。

理性よりも原初の感覚、本能とも言い表せられるナニカが、恐怖の悲鳴を上げる。
けれど私は、その光景に惹かれるように、空に延びる花弁のように、一歩、また一歩と歩を進めていく。
何かが手招いている。何かが自分を呼んでいる。誰が? 何が? 分からなかったが、そこに行くべきと言う義務感とも言えるような何かが自分にはあった。

一歩

二歩

三歩

そして扉が開く。視界が開かれる。そこには現実離れした光景が広がっていた。
辿り着いたそこには、格子状に分かれた光に包まれる、すり鉢構造の景色があった。


『▅▇▂▇█────▂▅▂ちゃんどら█▂▇█────██▂弥琉陀▅▂█▂█▅▇』

『▅デミウ▇▂▇█────▂▅▂█▂▇万歳███▂▅▂█▂█▅▇』

ノイズ混じりに響く周囲の人々の声。
その中心に立ち、まるで流砂の如く人を率いる人たち。
まるで荒唐無稽ながらも、どこか幻想的で美しい光景。
誘うような、手招くような、そんな感覚を覚える光景がそこにあった。

「…………なにこれ?」

疑問があった。でもそれ以上に、えも言えぬ高揚感があった。
ここにいる人たちは、目を見ればわかる。その全てが自分の行動に意味と自信を持って行動しているのが見て取れた。
そう、すなわち、今の自分の行動に対して不満もなければ躊躇もない。あらゆるものから解き放たれた、そんな解放感。
それが彼らにはあった。 そして、それが今の自分には存在しないものだと悟るのに、そう時間はかからなかった。

「────」

ふと振り向くと、私の袖を引く手があった。
気が付いたときには、私の周囲には人が集っていた。

「……満たしてくれるというの? 私を」

分かっている。此れは現実ではない。此れは夢想だ。幻だ。────────それでも。
その手を取る。手を握る。美しい少女たちが、かわいらしい少年たちが、私の心の隙間を満たすように、周囲を囲う。


そのひと時は、一言で表すのならばまさに、夢のような時だった。
魔術刻印を得てから、ずっと続いていた空虚が、埋められていくかのような充足感。

足りなかった。
飢えていた。
それが今、満たされている。

だけれど、どのようなときも、永劫に続く訳がない。
どのような時間も、いずれは終わりが来る。水面に映る月と同じように、いずれは儚く消失する。
いかないで、と口にする刹那すら許されず風景が薄らいでいく。そんな中で、何かが空間に響くのを感じた。


『█▅█▇▂█▇█▇▂』


聞き取れなかった。
けれど、それが私にとって、強く意味を持つ物であるという事は、直感で理解できた。
そして、夢想の光景が薄らいで消えゆくその瞬間に、その言葉の響いた彼方に、それが見えた。

■■■■■■■。

言葉に出来ないナニカ。

白銀の荒野の中央。ただ1人佇むそれは、あまりにも人間の脳が処理するには悍ましすぎた。
認識するだけで吐き気がする。視界に入るだけで脳が狂う。なのに、それから眼を話すことが出来ない。
それを認識すると同時に、脳細胞の1つ1つに、何かが響く。それはまるで、この空間そのものが何かを訴えかけているように感じた。

「ここは────────」

その言葉と、その■■■■■の2つを同時に認識し、此処が何なのかをうすぼんやりと認識する。
ああ、そうか。誰が此処に呼んでいたのか分かった。何故ここに来るべきだと感じたのか分かった。

私だ

私自身が此処に私を呼んだのだ。
"あれ"は、あの光景は、私が望んだものなんだ。

ならばつまり

█▅█▇▂█▇█▇▂とは、私自身なんだと気付いた。
知らなくちゃいけない。知りたい。それが何なのか。
そう渇望を胸に抱いて目を覚ましたその時、私の中の空虚さは、既に消え去っていた。





あれ以来、あの幻想の世界を見続ける。
夢か、現か、どちらともつかぬ境界線上の狭間にて

私は夢想の絵画に酔う。
愛で満たされたその世界で、溺れ狂う。

何が正しくて
何が嘘なのか

間違っているのは自分なのか
間違っているのは世界なのか

微睡の淵に映るそれは、夜明けのように暖かく
夢の終幕を継げる現は、深海のように冷たくて

やがて思う。この世界が夢ならばいいのにと
やがて考える。この世界を否定すれば、夢の続きが見れるのかと

そして

私は決意する。

夢の続きを
愛に満たされた世界の続きを

その手で描く
現実に描く

ごめんなさい、と一言告げて
現に生きる人に、その手をかける

愛が欲しいから
愛に飢えているから


それが満たされるのが、夢の世界だけなんてごめんだ
だからこそ夢の世界を現実に。故に私は現実を否定する。

喩え
それが

この世界を、"今まで"を壊す事になろうとも





「…………あは……」

目の前に横たわる無数の人々を見下ろして、私は仄暗く微笑んでいることを初めて悟った。
あの夢を見始めて以来、私が本当に欲しかったのは愛だったと分かった。だけど現実に私への愛はない。
ならば、この手で愛を作ればいい。なんということは無い。分かりやすい話だった。無いならば、現を夢へと変貌させればいい。

そのために私は、この与えられた魔術を存分に使った。他人の陰陽を狂わせて、暴走させて、総て、凡て私の肉体の虜にした。
こうなると、この醜く感じていた乳房も男根も、淫靡で愛おしいものに見えてくる。これを使って私は、何人もと愛をはぐくんだ。
愛して、愛し合って、支配して、踏み躙って────────。


「貴方なんか、生むんじゃなかった」


愛に溺れ続けた私の楽園は、その両親の言葉を以て現実へと帰された。


違う、私が欲しかったのは拒絶なんかじゃない。
違う、私が欲しかったのはそんな眼差しじゃない。
私はただ、貴方たちにもう一度笑って欲しかっただけなのに。

ただ

もう一度だけ、

もう一度ただ、愛してほしかっただけなのに!


「────ッ! ────……!! …………、 ────」


なんで
どうして
私は


愛してほしかった貴方たちの首を絞めているのだろう


「……───っ、────! ……、 …・・・  ・  ・      」


何かをしゃべっている。また、私の何かを否定しているのか。
聞きたくない。五月蠅い。私を否定するのなら、愛さないのなら、貴方たちなんてもういらない。

だって私には、私を愛してくれる人たちが大勢いるのだから。
私は私が愛するものと、私を愛してくれるものたちだけに囲まれて暮らす。
私の愛で満たして、それでも薄れない愛が無いかをこの手で確かめて見せる。

そう決意した刹那、

ザッ────ザザ────ッと、ノイズが走るような音が少しだけ響いた。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


目の前に、"それ"が立っていた。


「────、わた、し────?」

嗚呼

そうだ。


これが私の、望んだ現実なんだ。
私が望んだ世界を、私が望んだ夢を、こうしてようやく私は実現できたんだ。

だからこそ私は、なりたい私と重なり合う。
……その新生した私の名と溶け合い、そして受け入れる。

────私の名は────────


「……月輪姫、それがこれからの、私の名前」

誰に言うでもなく、私はそのもう一つの名を呟いた。
天に妖しく輝き、人々の愛を受け愛を振りまく月の姫。
それが私の、新しい姿にして新しい在り方。

「……ふふ」

虚無感は満たされた。自分の中に欠けていた空白が、完全に埋まったのを肌で感じた。
けれど何故か、自分の中には渇望があった。どこまでも、どこまでも、飢えるような、乾くような思いがあった。
その思いを満たすために、私は私の周囲を愛で満たし続けた。

私が本当に望む、夢を現実に作るために。





そうして、私が自らの望む世界で自分を満たし続けて、数年が経ったある日の事だったか。
自分の望む形を満たせば満たすほどに、私がかつて訪れた夢の世界の中で自由に過ごせる体感時間が増えたように感じた。
曰く、あの空想の世界は水月砦という名前を持つらしく、私と同じようにこの世界を否定する者たちの精神が集う場所らしい。
この世界が気に入らない。この世界は間違っていると謡い、そしてその手を以てして世界を己の我力を以てして塗り替える者たち。
水月の下に集う否定者群────人は彼らを、いえ、私たちをこう呼ぶ。狂月の徒、ルナティクスと。

どうして私たちが狂気の下に世界を否定するのか? それはこの世界が気に入らないから。間違っているから。
私は私を否定した両親が間違いだと思っているし、私が愛に乾いている事実もまた間違っていると思っている。
だからこそ、その乾きを潤すために私はこうして日々人の肉体を歪に変えては私の愛に満たして、望む世界で私を満たす。

何故、こんな空間がこの世界に存在するか分からない。何故この世界に入ってから私の渇望がはっきりしたのかなど知る由もない。
けれど、私はそんなことどうでもいい。私は私が此処にいるのが心地いいし、私は私の為に私の望む世界で私を満たす。
だからこうしてルナティクスの一員となっている。ここが何なのか、どういう組織なのかなど、どうでもいいことだ。

────ザ────ザッ────ザザ

そう物思いに耽りながら、周囲を取り囲む少年少女の口腔を男根で犯しつくしていた時、ノイズが響いた。
それはどうも私だけに響いているらしく、格子で区切られた向こう側に映る集団は特に変わった様子はなくそれぞれがそれぞれの狂気に耽っている。
その響き渡るノイズの音は、私が初めてこの場所に訪れた時に響いた音に似ているように感じた。


『”狂月咒:月輪姫”様。水月砦内のリソース管理権が新たに解放されました』
「ふぅん…………。それって、どうなの? 何かわたしにとって、得な話?」

興味なくその話を聞き流す。
けれど私に話しかけているという事は、意思疎通ができる者なのか、それだけが気になる。
意思疎通ができるなら、あるいは私を愛させることが出来るのかもしれない。
そう考えると、気づいたときには私はその電子音声に応答をしていた。

『水月砦へ通常の人々を、接触や魔術を通し招待が可能となります。
 また、水月砦内部のリソースを用いて複数のルナティクスの扇動が可能となります』
「………………ふぅん」

どうでも良い話だった。意志の疎通は出来ると思ったが、どうも決まった文句を決まった疑問に返すだけのものと感じた。
けれど、聞こえた言葉は魅力的な話だと思った。他人を接触を通して、この場所……即ち、狂人たちの巣窟へと招待できるという事。
それは即ち、この夢の世界の住民を現実──より詳細に言えば、私の周囲──へと増やすことが出来るという事だ。

その後の解説は、特に耳に入っていない。
狂気を拡げ造物主へ捧げよだの、集いし世界の否定がデミウルゴスとなるなど、どうでもいい言葉の羅列が私の脳を素通りしていった。
本当に重要なのは、この夢の世界に私の愛した人たちを招待できるという事。それだけで私は、唾液がこぼれ出るほど悦楽を覚えていた。

「ほう、淫蕩に溺れているだけの小娘やと思えば、救い主になれるほどの素質があろうとはな」

声が響いた。
背後には趣味の悪い軍服姿の高身長の男が立っていた。
格子で区切られているはずなのに、その格子を軽々と踏み越えて他人の領域に踏み込むほどの、領域干渉能力を感じた。
まるで他人のプライベートスペースに対し、ズケズケと踏み込んでその精神を蹂躙するかのような、自己中心、無慙無愧の極みのような風貌を感じた。

「おっとそんな顔をするな。俺の咒は、シン・デミウルゴス。お前の先輩にあたる。
 とは言っても先輩風を吹かすつもりはない。まぁ貴様のやるべきこと、狂気の拡げ方を教えようと」
「どうでもいいわね。私は人を愛して、他人に愛されて、それを夢と現実の双方から拡げられればいい」
「なるほど。貴様の狂気のカタチは愛か」
「狂気だとかどうとかいうけど、私にとってはこれが気持ちいからやってるの。
 貴方もそうでしょう? 面白いからここにいる」
「まぁその通り。ゆくゆくはあの中心に立つ造物主のように狂気を流出させるものとならんと願っている。
 ああ、一つ教えておこうか。ここ水月砦はあの現在の造物主が作り出したものではなく────」

蘊蓄を語り始めた男から離れて、私は意識を現実へと戻す。
狂気を世界に広げる? 造物主? そんなもの────私には、どうでもいい。

私は私の欲する世界を目指す。
そのために、無辜の人々を狂気へと堕として私の性奴にする。
そこに何の違いもない。


だって私は、狂人(わたし)なのだから。

私の望みに間違いはなく、私の願いに、歪みはない。

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