最終更新:ID:gFlPTnt+6g 2021年01月12日(火) 02:16:13履歴
「人の生命も、人類の未来も。そんなもの、背負い込みたくはない」
「でも、俺は/私は、どこまで行っても自分勝手な人間だ」
「だから、勝ち抜く。全部終わらせて、自分の行く先を自分で決める為に」
【氏名】新見原三城(にいみはら-みき)
【性別】男性/女性
【年齢】18歳相当(精神年齢)
【出身】不明
【身長・体重】174cm・64kg/159cm・51kg
【肌色】アジア人系/アジア人系 【髪色】黒/黒 【瞳色】茶/茶
【スリーサイズ】意外と筋肉質/色々とそれなり
【外見・容姿】クラスに一人くらいはいそうな、特別目立つわけでもない程度に顔立ちの整った青年男性/女性。
【令呪の位置】左手
【属性】中立・中庸
【魔術系統】なし(コードキャスト)
【魔術属性】なし
【魔術特性】なし
【魔術回路】質:なし 量:なし 編成:なし
【起源】■■
【所属】無所属
【階位・称号・二つ名】なし
【契約サーヴァント】
【性別】男性/女性
【年齢】18歳相当(精神年齢)
【出身】不明
【身長・体重】174cm・64kg/159cm・51kg
【肌色】アジア人系/アジア人系 【髪色】黒/黒 【瞳色】茶/茶
【スリーサイズ】意外と筋肉質/色々とそれなり
【外見・容姿】クラスに一人くらいはいそうな、特別目立つわけでもない程度に顔立ちの整った青年男性/女性。
【令呪の位置】左手
【属性】中立・中庸
【魔術系統】なし(コードキャスト)
【魔術属性】なし
【魔術特性】なし
【魔術回路】質:なし 量:なし 編成:なし
【起源】■■
【所属】無所属
【階位・称号・二つ名】なし
【契約サーヴァント】
付け焼き刃で身につけた、電脳術式の利用術。能力水準的には完全な基礎レベルであり、礼装などを用いて術式を行使するのが精一杯。
霊子ハッカー…ウィザードとしての才能も乏しく、これ以上の成長は恐らく見込めないであろう。
霊子ハッカー…ウィザードとしての才能も乏しく、これ以上の成長は恐らく見込めないであろう。
脳内にアドレナリンが一滴たりとも分泌されていないのではないか、というほどに、彼/彼女は奮起という感情とは縁遠い。
その特性故に、彼/彼女はSE.RA.PHによる審判を受け入れ、晒される己の“空っぽさ”、“熱意のなさ”、“アイデンティティの欠如”を突きつけられる苦しみを受容した。
皮肉なことに、だからこそ、自身のあらゆるものを曝け出された後に残ったヒトガタは、聖杯戦争への参加権を得ることになった。
最初から身につけていた礼装にして一張羅。自らコードキャストを編むことが出来ない彼/彼女にとっては、礼装の一つ一つが貴重な衣服という資産である。
傷つき使えなくなったときにはあっさりと仕舞い込んでしまうが、よほどのことがなければ自ら捨てることもない。
傷つき使えなくなったときにはあっさりと仕舞い込んでしまうが、よほどのことがなければ自ら捨てることもない。
そのヒトガタに、果たして過去はあるだろうか。否や、そのようなものがあるはずもない。
月面都市 の群衆に紛れた、木っ端のウィザードか。奇遇にしてSE.RA.PHに触れた、才覚ある一般人か。
何れにせよ、失われたものだ。気がついたとき、それは既に、月という天体に埋もれたフォトニック結晶中の電脳に現れていたのである。
何もない空っぽを抱えたまま、彼/彼女は審判を受ける。何も分からない自らの空虚を曝け出され、自我自体の不安定性を指摘される。
自分とは何者か。その問いに応える術を持たないまま、ヒトガタはただ“諦めて”、裁きの言葉を聞き続けた。
その行為の果て。虚しいばかりの隙間を抱えたヒトガタが、およそ人らしい反応を失ったその頃に、運命は現れた。
サーヴァントは云う。あなたが望むのならば、応えよと。差し出したこの手を取り、契約を結べと。
ヒトガタは云う。自分には何もない。だが、何もないからこそ、自分は。
「俺/私は、諦める。己が何者なのか、それを探すことを」
「―――――探すんじゃない。なければ、また作ればいい」
それだけを願いとし。何もない未来を作る為に、どこまでも自分だけの為に、ヒトガタは運命の手を取った。
何れにせよ、失われたものだ。気がついたとき、それは既に、月という天体に埋もれたフォトニック結晶中の電脳に現れていたのである。
何もない空っぽを抱えたまま、彼/彼女は審判を受ける。何も分からない自らの空虚を曝け出され、自我自体の不安定性を指摘される。
自分とは何者か。その問いに応える術を持たないまま、ヒトガタはただ“諦めて”、裁きの言葉を聞き続けた。
その行為の果て。虚しいばかりの隙間を抱えたヒトガタが、およそ人らしい反応を失ったその頃に、運命は現れた。
サーヴァントは云う。あなたが望むのならば、応えよと。差し出したこの手を取り、契約を結べと。
ヒトガタは云う。自分には何もない。だが、何もないからこそ、自分は。
「俺/私は、諦める。己が何者なのか、それを探すことを」
「―――――探すんじゃない。なければ、また作ればいい」
それだけを願いとし。何もない未来を作る為に、どこまでも自分だけの為に、ヒトガタは運命の手を取った。
異様に諦めが良い、というその一点を除けば、その精神性は、大人に変化しきるまでの猶予を生きる青年のそれそのもの。
己の欲のままに堕落することも、ふと沸き起こった善心に従って行動することも、悪魔の囁きに耳を貸して悪逆を働くこともあり得る。
ただ、いずれにしても、妙なところで潔さを発揮してしまうが故に、その行為は極端へと至ることはない。
どちらかに傾くことはない。行きつ戻りつ、揺れる天秤のように、「結果としての中道」を歩き続けるだろう。
あらゆる過去を喪失し、自己の空虚を突き付けられ続け、それすらも諦めて受容した。
そんな彼/彼女の精神は、緩慢な死へと向かう月面世界にあって、滑稽なほどに代わり映えのしない、黴臭い代物だった。
当て所もない未来に惑い、拠り所とすべき過去は遠くへと流れ行く。ただ今を生きていくだけのモラトリアムを享受する、当たり前の“大人 ”。
ただ一つ、違うものがあるとすれば。最初から空っぽの自分自身故に、他のいかなるものにも執着を抱くことがないこと。
何かに縋ることを知らない彼/彼女は、執着することで生じる感情 を知らない。それは、ある意味で赤子よりもなお純粋な、奇妙な生命の在り方で。
そうして、多くを見聞きし、多くを感じ取りながらも、それらをただ一時のさざなみとして見送る凪が完成していた。
それでも、ヒトガタは進み続ける。諦めることすらも諦めてしまったのだから、止まるまで止まらないだけだ。
己の欲のままに堕落することも、ふと沸き起こった善心に従って行動することも、悪魔の囁きに耳を貸して悪逆を働くこともあり得る。
ただ、いずれにしても、妙なところで潔さを発揮してしまうが故に、その行為は極端へと至ることはない。
どちらかに傾くことはない。行きつ戻りつ、揺れる天秤のように、「結果としての中道」を歩き続けるだろう。
あらゆる過去を喪失し、自己の空虚を突き付けられ続け、それすらも諦めて受容した。
そんな彼/彼女の精神は、緩慢な死へと向かう月面世界にあって、滑稽なほどに代わり映えのしない、黴臭い代物だった。
当て所もない未来に惑い、拠り所とすべき過去は遠くへと流れ行く。ただ今を生きていくだけのモラトリアムを享受する、当たり前の“
ただ一つ、違うものがあるとすれば。最初から空っぽの自分自身故に、他のいかなるものにも執着を抱くことがないこと。
何かに縋ることを知らない彼/彼女は、執着することで生じる
そうして、多くを見聞きし、多くを感じ取りながらも、それらをただ一時のさざなみとして見送る凪が完成していた。
それでも、ヒトガタは進み続ける。諦めることすらも諦めてしまったのだから、止まるまで止まらないだけだ。
自分自身を見つけることは諦めた。その代わりに、誰かもわからない自分を、諦めない範囲で作っていく。
その為には、勝つ。勝って、他の誰にも制限されない中で、自分だけの自分を生きていく。
その為には、勝つ。勝って、他の誰にも制限されない中で、自分だけの自分を生きていく。
基本的に、サーヴァント、英霊という概念に対する理解が乏しい彼/彼女は、突如として自身の手を引いたその存在を、名前も知らぬ恩人と見做している。
恩を受けたからには返さなければならない、と、そういう意味で、彼/彼女はサーヴァントに対し、当初はなるべく物腰柔らかに接するだろう。
場合によっては、その願いの為に戦うことすら考えるかもしれない。
(以降はサーヴァントが決定次第追記)
恩を受けたからには返さなければならない、と、そういう意味で、彼/彼女はサーヴァントに対し、当初はなるべく物腰柔らかに接するだろう。
場合によっては、その願いの為に戦うことすら考えるかもしれない。
(以降はサーヴァントが決定次第追記)
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