kagemiya@ふたば

自らの気配を断つスキル。
彼の暗殺に於いてはまさしく生命線であり、それ故か他のハサンと比べても少し性能が高い。

マスターからの魔力供給が断たれてもしばらくの間現界し続けられる。
孤独には慣れているという。

物質・生物問わず、切断しやすい箇所を見つけ出し、そこに正確に刃を叩き込むスキル。
ダイアモンドのような、固くはあれど弱点のあるものに対しては非常に高い効果を発揮し、転じて、何らかの攻撃で破られた逸話のある防御宝具に対しても、威力の上昇を得る。

だいぶ下手。

ランク：B++ 種別：対人宝具 レンジ：2~150 最大捕捉：1500人

技術系ザバーニーヤ。
まず一定の姿勢で静止しながらゆっくりと力を込めることで、自らの筋肉にエネルギーを蓄える(体重も増える)。
その後、溜めたエネルギーを一気に放出することで、一時的に筋力、敏速のステータスを激増させて強烈な斬撃を放つ。
溜めれば溜めるほど威力や速度も増すが、それだけ時間もかかる上溜めすぎるとエネルギーが暴発しかねない。

溜め中には気配遮断が効く。
なので、相手の動きを予測して、相手の動線上に予め移動しておいてから、迎撃風に使うのが主な使用方法となる。


また、難易度は高まるが溜めたエネルギーを直接素手から相手に伝えることで内部爆破する事も可能。
その場合自らにもダメージがあるが、動的エネルギーが伝わるものならエネルギー量次第で何でも破壊可能となる。

彼の技巧はその特性上、突く攻撃での貫通よりも斬る攻撃での両断の方が確実性の高い暗殺を可能とする。
そのため、彼が主に使用するダークは70cmほどの刃渡りを持つ特殊なもの。

それとは別に通常のダークも持つ。
こちらを宝具を使って投げることも出来るが、投擲があまり上手くないのであまり使わない。
実際に投げさせると5割くらいで当てられる。

『溜想断殺』の裏の使い方、動的エネルギーフィストの際に使う。
一回使うとボロボロになるぞ。

中東に伝わる暗殺教団の当主…ではない「ハサン・サッバーハ 」。

技術的に当主に相応しいとされ、顔を削り『溜断』の名を得た。
だが、いざ面を被る直前になってから、自らにその資格はないとして当主となることを拒んだという、言うなればハサンのなりかけ。

当主を辞退した後は程なく失踪したといい、伝承にも数行しか登場していない謎多き人物である。



また、彼と入れ替わりにハサンとなった者は、歴代でも有数の、里の防衛及び隠蔽の上手さを誇ったという。
技術一辺倒の彼は、そういう面で、確かに当主たりえなかったのかもしれない。

口は無愛想でありながら、心根は…というか口調以外全部優しい。
中立的な人物を疑うことなどはせず、出来うる限り平穏に物事が進むように願う者。
基本、純粋に敵として向かってくる者ならば無慈悲に断ずることが出来るが、追い詰めた後から命乞いをされたり、真っ当な理由を話されたりするとすぐとどめの刃が鈍るお人好しである。

『溜想断殺』の刃はその性質上振り下ろしてから止めることが出来ないので、待機させておいてから令呪使用で振り下ろさせる等すれば騙し討ちにも使えるぞ。


イメージカラー：清潔な黒
特技：野鳥の餌やり、昆虫観察、食べられる植物の見分け
好きなもの：果物、食べられる草
嫌いなもの：邪悪な敵
天敵：泣ける話
願い：暗殺教団の安寧


【一人称】私
【二人称】君、貴様
【三人称】○○

他のハサンにもあまり知られていないが、新しめのハサンには落伍者として知られている事も。
「お前誰？」も「あぁ落伍者の…」もメンタルにざくざく刺さるのでやめてあげよう。

「山の翁…の、影。溜断のハサン、参上した」

「敵を断ずるならば私に任せろ。…ただ、民草に手を出させるのはやめろ。…どうしても仕方のないことならば、手助けはする。だが、最後は君が自分でやってくれ」

「この草は食えるな…採取しておくか」

「山菜の……天ぷら…！素晴らしい！素晴らしいな日本は！！！」

「脚長蜂だ、攻撃性は高くないが気をつけろ」

「蟻の行列は、いつまでも見ていられるな…」

「あの…鶯というのは、なかなか可愛らしいな。今朝も庭に来ていたぞ」

「燕…と言ったか。……あれは美しいな…」

「振り下ろす刃に、容赦を乗せる暇もなし……貴様は、死に値した。『溜想断殺』！」

溜め攻撃好きなんですよね。それで思うんですけど、よくゲームの溜めキャラっているじゃないですか。あれで、たまに空中強攻撃の落下系統のやつで空中で溜めてから落下するのがいるんですよ。あれなんかかっこいいんですけど物理的に変だと思うんですよね。溜めた時と溜めない時で空中にいる時間違うんですよ？溜めてるんだからどちらかと言うと重くなっているはずなのに。ということで地上溜めメインなのをねりねりしてみました。はい。