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アステルテ
基本情報

概要

作成途中

デザイン

近年の電子装備の発達を鑑み、無人砲塔化が検討されたがこれは結局、アヴィオニクスや砲システムの保護を鑑みると挑戦的な割に削減される重量が見合わず、断念された。アスタルテのシルエットは比較的大柄な車体と平たい砲塔の組み合わせであり、砲塔前面投影面積を削減しつつ、ベルト式オートローダーの採用を可能とした。砲塔内部は1.9m程もある巨大なシェルを納めるため大半を弾薬庫とオートローダーが占め、ローダーチューブを挟んで砲手と社長が砲塔内に配置されている。搭乗員上半身は分厚い複合装甲の背後に設置されたスラグの飛散や後部の弾薬庫誘爆から保護する装甲カプセルで保護され、下半身は車体に置かれる。居住性はお世辞にも良くはないが、コンパクトな車体設計の結果ではなく、旧ソビエト製戦車とは異なり生残性は良好である。砲塔後部の弾薬庫は一体式装薬、分離式装薬双方に対応し、キャニスターに収容された24発の即応弾が配置される。正面から見た場合、一応は複合装甲に保護され、側面/上面もモジュラー式装甲で保護されているが、被弾に弱い点は事実である。一方、貫通されてもメタルジェットやペネトレーターのスラグを隔離可能であれば戦闘能力に支障は無い点が重要視された。これは特にETC化により装薬の低感度が図られたアスタルテでは重要な意味を持つ。砲弾が装填されるキャニスターはそれ自体が硬質鋼製の防爆ケーシングとなっており、可能な限り被弾時のスラグや爆風から砲弾を保護する。もし誘爆したとしても被弾誘爆により吹き上げた燃焼ガスはブローオフエジェクターに誘導され、他の砲弾やモジュール保護する特徴的な設計である。
車体後方にも隔離された弾薬庫が存在するが、装薬8発、弾頭8発の計16ケースのみ収容可能であり、かつ一体装薬式に対応しない。携行弾数の低下はかなり疑問視されたが、OR的には充分である事、専用の再装填車両を用いれば砲塔後部からキャニスターごと4分程でリロード可能な点が評価され、これ以上の装甲厚を犠牲とした携行弾数の増加は計られなかった。

武装

主砲

西側3.5世代戦車標準であった120mm戦車砲ではなく、新規開発のBHI製の「17T3M」140mm滑腔砲が採用された。17T3Mは西側で提案されている130mm滑腔砲を上回り、2A83 152mm滑腔砲すら凌駕するべく挑戦的のテクノロジーが盛り込まれた。まず、17T3Mは従来の雷管式発火ではなく、プラズマ固体装薬点火を利用する電子熱化学砲(ElectroThermal-Chemical gun)である。専用のパワーユニットは車体前部に搭載され、FLARE式プラズマインジェクターから190 kJのプラズマ流が装薬内に注入されることで燃焼過程をブーストする。ETC技術は固体装薬ながら発火が液体装薬のように均一となり、それでいて安定的な初速の向上が可能である。また、低感度装薬を利用することで被弾時誘爆の危険性が大幅に低減される。ただし、BHIでは動力学的発火プロセスのシュミレートが容易であることから強装化が容易である点が重要視された。事実、17T3Mの砲口エネルギーは28 MJと140mm砲の中でも飛び抜けた値を持っている。
17T3Mは極めて強力な砲ではあるが、最大の問題は砲架も含めたシステム重量は5800 kgとなっており、更に2t近い点火用パワーパックも含めると全システム重量は従来砲の3倍近い。これはアスタルテが大型化を遂げる最大の要因となった。

オートローダー

 1.9m程もある一体装薬式の巨大なCL140T3「クーダ」APFSDSを運用するため、延長した砲塔後部に隔離された2対の対向ベルト式オートローダーを搭載する。弾薬は車体に対して水平に配置され、コンベアに装填された状態で存在する。コンベアが駆動すると弾薬はチューブに導入され、ラマーが戦闘室内に押しやり装填される。

装甲

「砂漠の王」のコンセプトの元、世界最大の重量で妥協した最高峰の防御性能を持つ戦車として設計された。砲塔形状はほぼ正方形に近く、車体全般を保護しているがそのうちかなりの割合がモジュラー式装甲であり、実態のある砲塔は意外にもコンパクトである。これは側面や、後背にある砲弾の保護はさることながら、砲塔上部から入射したトップアタック式の対戦車ミサイルから車体を保護するのに極めて有効に動作する。(例えば、砲塔側部を通過し車体上部まで貫通する為には、70cm近いNERA層と複合装甲、更にERAを突破する必要がある。)実砲塔基部はかなり分厚い複合装甲で保護され、NERAも含めて実装甲厚は1m近い。砲塔装甲厚はRHA換算1700mm〜2000mm vs KEとも言われているが、140mmAPFSDSも破断による停弾が見込めるという。アスタルテの重量は全てのモジュラー式装甲を外した状態では68t、一般的には85t、市街地戦向け増加装甲キットを装備した最大では90tとなり、展開能力に大きな問題を抱えている。

装甲構造

グラスファイバーケーシングとCMC製断片化素材からなる「アージュ」重ERAがモジュラー式装甲の1段目に配置されている。アージュはタンデムHEATに対応する2層の反応層と1層の受動層(硬質鋼、セラミックス、エラストマー、鋼サンドイッチ)を持ち、RPG-29程度であればこの時点でメタルジェットは拡散し、貫徹力は10mm程度まで減衰する。2層目はエラストマー/劣化ウランミルフィーユ、又はエラストマー/硬質鋼ミルフィーユから成るNERA層であり、メタルジェットを拡散させ、ペネトレーターに横向きの応力を与える事で侵徹を阻害する。3層目はセラミックスバルクを保護する目的で配置された劣化ウランプレートが置かれ、小口径砲弾や破断したペネトレーターはここで停弾する。このプレートを貫徹するようなペネトレーターに対し、最も効果的で、ERAを除いた実装甲性能の70%の由来である4層目のタングステン拘束セラミックス複合装甲が構える。これは極めて高圧のタングステンによって固められたセラミックス(恐らく炭化ホウ素)であり、セラミックスの破砕難易度が単なるサンドイッチより著しく上がっている。良く設計された最新鋭のペネトレーターでもこれの貫徹は困難を極める。DM53の様にセグメント化したロッドは弾け飛び、M829A4の様な太い単一ロッドは折れことで強制停止弾させられ事がBHIにより主張されており、これは大きな説得力を持つ。5層目はタングステン拘束セラミックスに加えられた衝撃を吸収するエラストマーであり、6層目は構造材である硬質鋼である。

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