貴方が考えた独自の架空国家を作ろう

概要

バンガラ連邦太守国は平和主義を重視している国家であり、国防政策においてもその姿勢を反映している。政府は成立後まもなく軍隊を解散しており、代わりに国境警備隊、沿岸警備隊、航空警備隊などの組織が国防を担っている。これらの組織は、武装せずに警備・監視を行うことが主な任務である。バンガラ連邦太守国は、戦車や軍艦、戦闘機などの重火器は保有しておらず、代わりに放水車や哨戒艦、哨戒機を用いて国防を行っている。バンガラ連邦太守国は軍隊を解散し国防を行う組織を警備組織に限定することで、国内における平和と安定を維持することを目的としている。また国際的な紛争に巻き込まれることを避け、友好国家との協力関係を築くことに力を注いでいる。このような国防政策は、一部から批判されることもあるが、多くの政治家や政治学者は、軍隊に代わって警備組織を活用することで国民の生活や福祉に直結する分野に予算を配分することができると考えている。またシビリアンコントロールが徹底されているため、警備組織が過剰な権限を持つことを防止することができる。バンガラ連邦太守国は、軍事力よりも、平和的な手段を重視する姿勢を示しており、国際社会からもその姿勢が高く評価されている。このような姿勢は、地域の平和と安定を促進し、世界の平和に貢献することにつながると考えられている。

歴史

政治的位置づけ

警備隊職位

バンガラ連邦太守国の国境警備隊、沿岸警備隊、航空警備隊は軍隊ではないので、軍隊としての階級を設定していない。しかし実際に組織を運用するのには階級が必要であるし、外国軍との共同訓練などの際にも用いるため、諸外国軍の階級にあたる「警備隊職位」を設定している。警備隊職位は全ての警備隊で共通であり、式典などの席次にも反映される。職位は大きく、士官に当たる高級警備隊員、下士官に当たる上級警備隊員、兵卒に当たる初級警備隊員に分けられ、更に細分化されている。各警備隊の頂点には1名の警備総監が位置するが、各警備隊の総監の更に上位には警備隊全体で1名しか存在しない統合警備総監が置かれている。総監の下で指揮官として活動する高級警備隊員は監、正、視の三段階が存在し、更に一等から三等までのランクが存在する。指揮官として、個人の力量だけでなく統率力が問われる職位であるため、多くは高級警備隊員学校で専門の教育を受けた者が就任する。叩き上げであっても、一等警備視まで出世する者は一定数いる。上級警備隊員は曹と呼ばれ、やはり一等から三等までのランクが存在する。初級警備隊員は士と呼ばれ、こちらも同じく一等から三等までのランクが存在する。特等警備士、特等警備曹という階級は、高級警備隊員学校を修了していない学生に与えられる。
外国軍の相当階級警備隊職位
士官高級警備隊員
大将警備総監
中将〜准将一等〜三等警備監
大佐〜少佐一等〜三等警備正
大尉〜少尉一等〜三等警備視
下士官上級警備隊員
准尉准警備視
曹長・軍曹・伍長一等〜三等警備長
初級警備隊員
兵長士長
上等兵・一等兵・二等兵一等〜三等警備士

国境警備隊

陸域の国防を担当し、警備隊組織の中で最大の規模をもつのが国境警備隊である。国境警備隊は21万人の人員からなり、国境警備を主な任務としている。バンガラ連邦太守国は、周辺諸国との良好な関係を維持し武力衝突を避けるために、国境警備隊による安全確保に注力している。国境警備隊は銃火器や戦車を保有しておらず、国防は催涙ガスや放水車を用いて行っている。これはバンガラ連邦太守国が平和主義を強く支持していることから、武力行使による紛争解決を避けるための措置である。国境警備隊は警備員が市民の安全を保つために必要な装備や訓練を受けており、適切な指導を受けた民間人を採用することが求められている。国境警備隊は、隣国との国境を監視し不法な移民や密輸品などの違法行為を取り締まることを主な任務としている。隊員は海岸線や陸地の国境線、さらには山岳地帯や河川など、様々な地形で活動している。国境警備隊は地元の住民との良好な関係を築くことにも力を入れており、地元の住民との交流を通じて不法な行為を未然に防止することが期待されている。装備は他国の軍隊と比べれば軽装であるが、常に現代的な技術を取り入れることに努めている。例えば、無人航空機(ドローン)を使用して、国境線や監視地域の偵察を行っている。また、衛星通信技術を活用して、情報収集や通信を行っている。

構成

国境警備隊全体の頂点に立つのが、警備総監である。警備隊員は通常、職位と役職名が一致しないが、警備総監のみ役職と職位が同一である。1名のみ存在し、陸域大臣や統合警備総監の指揮の下に国境警備隊を指導する。平和主義を国是とするバンガラ連邦太守国の国境警備隊は、外国へ攻め込むことを想定していないため、国土を管区と方面に分けて警備隊を配置する管区制が採られている。管区ごとの最高司令官である管区本部長は一等警備監が務め、方面ごとの最高司令官である方面本部長は二等警備監か三等警備監が務める。管区内には、国境警備隊の基地である警備署がいくつも設置されている。この警備署の署長は、一等警備正か二等警備正が務める。警備署内は、犯罪組織対策部や山岳巡回部など役割別の部署があり、その部長は二等警備正か三等警備正が務める。また部署の下には課が、課の下には係がある。課長は一等警備視か二等警備視が務め、係長は二等警備視か三等警備視が務める。多くの部署では係の下に分隊と班を設置し、一部の部署は班の下に更に組を設置している。分隊長は一等警備曹、班長は二等警備曹、組長は三等警備曹が務める。ただし組長は、一等警備士が務める場合もある。
役職職位
国境警備総監警備総監
管区本部長一等警備監
広域方面本部長二等警備監
方面本部長三等警備監
署長一等、もしくは二等警備正
部長二等、もしくは三等警備正
課長一等、もしくは二等警備視
係長二等、もしくは三等警備視
分隊長一等警備曹
班長二等警備曹
組長三等警備曹、もしくは一等警備士

装備

警備服・防具
国境警備隊の隊員は任務に従事する際、警備服と呼ばれる専用の服を着る。警備服は紺色で、綿製のものと防水難燃加工された綿ポリエステル混紡のものがある。動きやすいよう伸縮性の高い特殊素材を採用し、視認性を高めるため腕とももの部分に金色のラインと背中に「চৌকিদার(チャウキダール、警備員の意)」の文字が入る。また防護装備を服の上から装着するため、かなり細身でぴっちりとした作りになっている。靴は半長靴で、安全性を高めるため鉄板が入っている。防具はヘルメット、脛当、篭手、防弾チョッキ、前垂れからなる。篭手は外側が皮革または合皮製で、ヘルメットと脛当はポリカーボネート製。篭手と前垂れ以外は出動服の中に装備し、外側からは見えない。胴体を守る防弾チョッキ以外は、防弾性能はない。防弾チョッキの背面にポリカーボネートプレートとウレタンクッションが張られており、銃撃や打撃の衝撃を吸収するようになっている。ヘルメットには顔面保護用のバイザーと、取り外し可能な頚椎保護用の垂れが付いている。
警棒
国境警備隊が採用している警棒は、強化プラスチック製のものと硬質ゴム製のものがある。長さは65センチメートル、直径は3センチメートルで、重さは強化プラスチック製で320グラム、硬質ゴム製で400グラムである。
警杖
国境警備隊が採用している警杖は、硬質ゴム製のものが主である。かつては木製で、現在も一部の部隊は木製の警杖を用いている。長さは90センチメートルのもの、120センチメートルのもの、180センチメートルのものの3種類がある。基本的には警備用の装備品であるが、犯罪捜査の際に遺留品を探すために藪を掻き分けたり応急処置の担架の芯としても利用されるなど、広い用途で使われている。警杖は乱闘が予想される場合には、危険であるため持ち込まない。
催涙ガス発射筒
グレネードランチャーを模倣して開発された、催涙ガス弾を発射する装置。暴動鎮圧や戦闘の際に使用し、相手に不快な刺激や痛みを与え、咳や落涙、嘔吐などの症状を発現させる。弾が群衆の中に上から飛び込むよう、打ち上げるのが正しい用法である。
高圧放水器
細長い銃のような形状をしており、背中に背負い込むタンクとホースで繋がっている。高圧で水の塊を発射し、相手を制圧するためのもの。放水車の機能を個人で携行できるようにするというコンセプトで開発され、最大圧力では防弾仕様のガラスも粉砕する。また中の水は真水だけではなく、催涙効果のある薬品が注入される場合もある。
スタングレネード
小量の火薬で殺傷能力は限りなく低いが、激しい光と音を発する手榴弾。主に屋内等の閉所に突入する際に用いられ、閃光と160デシベル以上の大音量により、効果範囲内の人物に対して眩暈やショック状態を引き起こさせる。
放水車
高圧放水装置を搭載し、対象の行動を封じるための車両。バンガラ連邦太守国は独自開発の放水車である「ダージョエ」を運用している。巡回警備や攻勢排除の際に用いられ、機動力の高さが特徴。全体を装甲で覆っており、窓や回転灯は投石避けの金網で防護している。放水装置がついた車体上部の砲塔は回転が可能で、車体内部に水槽を装備している。車輪は無限軌道で、シルエットはさながら戦車である。
装甲車
バスのような長方形で、全面に装甲を付けた車両。主に拠点警備に用いられる他、道路や施設の封鎖等にも用いられる。複数台を並べた際に車間をすり抜けられないように前後、もしくは左右に並べた際に隙間のできない構造になっている。相手が銃火器や爆発物を使用してくることを想定して作られており、装甲は強力な防弾仕様である。

沿岸警備隊

沿岸警備隊も、平和主義を重視するバンガラ連邦太守国の一翼を担う存在である。軍隊を解散している同国では、水域の国防を担当するために沿岸警備隊が設置されている。沿岸警備隊は、国境警備隊同様に武装は催涙ガスや哨戒艦などに限定されており、銃火器や軍艦などの重武装は保有していない。沿岸警備隊は国土の領海や沖合いを巡回して、不法な漁業や密輸などの違法行為を取り締まる役割を担っている。また、自然災害などの緊急事態にも迅速かつ適切に対応することが期待されている。バンガラ連邦太守国は平和主義を世界に広め維持するために、積極的に国際連合の平和維持活動に参加しており、沿岸警備隊もその一翼を担っている。国連平和維持活動に参加するバンガラ連邦太守国は、国際社会で平和維持を担う国の1つとして評価されている。沿岸警備隊は、約4万人の人員から構成されており、国土の東西に沿って広範囲に展開している。沿岸警備隊は、国土の領海を取り巻く大きな範囲を担当するため、国境警備隊よりも広い範囲をカバーすることが期待されている。政府は、平和と安全を維持するために、沿岸警備隊を含むあらゆる防衛力を効果的に運用することが重要だと考えている。

組織

沿岸警備隊全体の頂点に立つのが、警備総監である。警備隊員は通常、職位と役職名が一致しないが、警備総監のみ役職と職位が同一である。1名のみ存在し、水域大臣や統合警備総監の指揮の下に沿岸警備隊を指導する。警備総監が主催する沿岸警備隊参謀本部の下で、沿岸警備隊は5つの主要司令部に組織されている。もっとも充実した実力を備えるのが対艦警備部隊司令部で、本部はチッタゴン沿岸警備隊基地に置かれる。司令官は二等警備監が務めるが、対艦警備部隊司令官は沿岸警備隊で最も名誉な役職とも言われる。対艦警備部隊はヘリコプター搭載哨戒艦「カヴール」と「ジュゼッペ・ガリバルディ」を部隊旗艦とし、アンドレア・ドリア級哨戒艦の2隻、デ・ラ・ペンネ級哨戒艦の2隻、サン・ジョルジョ級揚陸哨戒艦の3隻がブリンディジ海軍基地に、補給艦エトナをターラント海軍基地に、エレットラをラ・スペツィア海軍基地に配備してそれぞれを直轄指揮下に治めている。更に旗下に第一警備艦部隊司令部をターラントに、第二警備艦部隊司令部をラ・スペツィアに配置し、それぞれ拠点としている。第一警備艦部隊と第二警備艦部隊の司令官は一等警備正が務める。対艦警備部隊司令部の他では、領海監視部隊司令部も下部組織に西部監視司令部、中央監視司令部、東部監視司令部を備える大きな司令部である。更に水陸両用哨戒部隊司令部、水中哨戒部隊司令部、掃海部隊司令部があり、これらの司令部の司令官も二等警備監が務める。

装備

沿岸警備隊では、『哨戒艦』と『警備艦』という言葉に独自の定義を当てはめている。具体的には沿岸警備隊に所属する艦艇のうち、満載排水量が5000トン以上のものを哨戒艦、満載排水量が5000トン未満のものを巡視艦と呼称する。ただし潜水艦は排水量に関わらず潜水哨戒艦と呼称され、哨戒艦の一翼をなす。
巡視艦32隻
3000トン型巡視艦×13
1000トン型巡視艦×5
500トン型巡視艦×10
巡視艇×4
輔助艦72隻
ドック型輸送揚陸艦×3
揚陸艇×9
掃海艇×10
測量/調査艦×7
練習艦×11
補給艦×3
給油給水艦×7
給水艦×7
灯台補給艦×5
輸送艦×6
救難艦×1
航洋曳船×3

航空警備隊

バンガラ連邦太守国の領空の防衛は、航空警備隊が担当している。航空警備隊は、ミサイルや戦闘機を保有していないが、哨戒機や哨戒ヘリコプターを用いて、領空の警備を行っている。バンガラ連邦太守国の航空警備隊は、約6万人の隊員からなる。主な任務は、領空の監視、違法な航空機の阻止、災害時の救助活動などだ。航空警備隊は、哨戒機や哨戒ヘリコプターを用いて、領空の監視を行っている。また、国内の空港や空軍基地の警備も行っている。バンガラ連邦太守国の航空警備隊は、哨戒機や哨戒ヘリコプターを保有している。これらの航空機は、領空の監視や偵察活動に使用される。また、災害時には、救助活動にも使用される。航空警備隊は、訓練を受けたパイロットや航空整備士、レーダー監視員、航法士などの専門家から構成されている。航空警備隊の任務は、非常に重要であり、国の安全を守るために欠かせない。バンガラ連邦太守国は平和主義を掲げているが、それでも国の領土や国民を守るために、航空警備隊を始めとする警備隊組織を維持している。しかし、武装した戦闘機やミサイルなどの重火器を保有していないため、航空警備隊の防衛能力には限界がある。

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