架空国家を作ろう

カリフォーニエン Kalifornien
エルヴィン特別市の摩天楼
国民食たるカリフォーニエン・ピザ
空母フロンティア、現在は記念艦として係留されている
国立中央博物館のエントランスには完全復元されたティラノサウルスの骨格が展示されている
郊外の自動車道
カリフォーニエンは肉食が盛んな国でもある
多くの人がイメージとして持つヤシの木はよく道路沿いに生えている
国の所在地
国旗
国章
国の標語:Sehe, dieses neues Land!! (見よ、この新しき大地を！)
国歌:神よ我らを護りたまえ
公用語	ドイツ語(カリフォーニエンドイツ語)
首都	エルヴィン特別市
最大都市	エルヴィン特別市(市内人口677.06万人)
政府
政治形態	議会制民主主義/立憲君主制
第24代カリフォーニエン大公	Erwin Schrack von Kalifornien
首相	Ritz Ergrühwe
副首相/外務長官	Sednew Rochte
財務長官	Schään J Kuriyama
国防長官	Keinz Ritzcarlton
司法長官	Joachim von Gauk
エルヴィン特別市市長	Lisa Petra Asada
概要
面積	253万5152㎢(ハワイ含む)
水面積率	2.4%
最高標高	4421m、デン・ピッツ
平均標高	167m
人口	9016.2万人
人口密度	35.18
平均寿命	男76.77歳、女83.91歳
識字率	99%以上
GDP	4.02兆ドル
一人当たりGDP	45180ドル
失業率	4.91%
インフレ率	6.9%
通貨	マルク、KLM
時間帯	UTC-8
ISO3166-1	KLF
ドメインコード	.kl
国際電話番号	+02
歴史
人類の西海岸到達	前19000年？
ヨーロッパ人による西海岸到達	1776年4月16日
独立宣言	1838年8月30日
ハワイ併合	1851年7月19日
クリミア派兵	1853年10月14日
中立宣言	1914年11月11日
国際連盟加盟	1920年1月10日
エルヴィン五輪開会	1956年5月5日
パスファインダーの火星着陸	1995年6月7日

　北アメリカ大陸の西部から南部にかけて位置する国家。西海岸で太平洋と、南部ではメキシコ湾でカリブ海に接しており、また中部太平洋に離島領土としてハワイ諸島を有する。カリフォーニエンは大公Erwin Schrack von Kalifornien(エルヴィン・シュラック=フォン=カリフォーニエン)を国家元首とする大公国としての形式を取っており、この点では人口・領土ともに世界最大である。
　広大な国土ゆえに変化に富んだ地理地形をしており、そこでは豊かな自然相を見ることができる。歴史の浅い新興国家としての側面を持ち得れど、こうした風土はカリフォーニエンが他の欧米諸国とはまたすこし違った文化や歴史を形成するのに役立っている。
　カリフォーニエンは民主化された先進工業国であり、21世紀の現代では国際連合を軸とした国際外交を基調に、国際的な関係を維持発展している。発展途上国へのODAや投資、技術援助また国連分担金負担額対GDP比などは先進諸国の中でも高位の部類であり、こうしたデータからはカリフォーニエンが世界中に貢献している様子が見て取れる。同国の科学技術、医療、スポーツ、食、ファッションその他は世界に常に一定の影響を与え続けており、こうした点でもカリフォーニエンの果たす役割は小さくない。
　一方で隣国、米国との関係は必ずしも常に良好であったわけでもなかった。米国との関係改善はカリフォーニエン外交政策上、常に最優先課題と設定されてきており、近年はそれが目を結びつつある。

　以下に、各国語でカリフォーニエンの国名を表記する。カリフォーニエンは大公国であるが、正式名称は『カリフォーニエン』であり、この名称が国連や国際会議、スポーツの国際大会などでも用いられる。

• 日本語 : カリフォーニエン
• ドイツ語/カリフォーニエンドイツ語 : Kalifornien
• フランス語 : Californie
• 英語 : California
• 中国語 : 加國/加国

　このほか、漢字文化圏での略字として「加」の字が使われることもある。

　本土は北アメリカ大陸の西部から南部にかけて広がり、国土の西で太平洋と、南部ではメキシコ湾・カリブ海と接する。また中部太平洋のハワイ諸島全域を領土としている。なお、ハワイは海外領土ではなくカリフォーニエン国内の一部である。
　カリフォーニエンは国土面積が約253万㎢と非常に広大であり、それ故に多種多様な地形や生態系が見られている。そのため、この全てを詳細に記述することは一旦取りやめ、ここでは国土の大部分を占めるカリフォルニア地域について主に記述することとする。カリフォルニア地域は北アメリカ大陸の太平洋沿岸部で、バハカリフォルニア半島の北部にかけての地域である。北部・東部でアメリカ合衆国と、南部でメキシコと国境を接する。
　カリフォーニエンの大都市は主にこのカリフォルニア地域に集中しており、首都のエルヴィンやエーベルン、ロサンゼルスは全てこの沿岸部にある。このためこの地域だけで国内の人口の7割を占めている一方で、ここは環太平洋造山帯の一部であり、海底には今なお活動中の火山や活発なマントル対流の影響から地震も多く、自然災害のリスクが低くない。地震はしばしば巨大津波を巻き起こし、1964年に発生したカリフォーニエン沖地震ではマグニチュード9.3を記録し、沿岸部では最大27mの津波が発生した。この地震・津波による死者は2万9000人を超え、同国史上最悪の災害となった。
　内陸部には大平原野が点在している。そのうち最大のものが中央平原大陸であり、これは関東平野の約3.5倍の面積を誇る。都市化されておらず、海水淡水化プラントより運ばれる水と、地下水の汲み上げにより大農業地帯となっている。また、沿岸部と北部では3〜4000m級の山地が連なり、山地平野部やその裾野では大規模放牧も行われている。
　カリフォーニエン内陸部はよく砂漠の地のイメージが持たれているが、実際には国内の砂漠率は1.9%ほどである。デスバレーのような岩石砂漠の中にも植生は点在しており、またその周囲には独立した生態系も確認できる。
　このほか、ハワイ諸島全域が領土となっている。カリフォーニエンの首都エルヴィンからハワイ・ホノルルビーチまでは旅客機で5時間から6時間ほどである。

　カリフォーニエンは世界でも有数の生態系の宝庫と考えられているが、その理由の一つに、ステップ、サバンナ、砂漠、高山帯、沿岸部と多種多様な地形が存在することと、太平洋から来る海風が山地に遮られ、特殊な天候が発生しやすいことが挙げられる。つまりカリフォーニエンの気候と一口で言っても、その場所によって多種多様に異なるのである。
　沿岸部太平洋側では主に地中海性気候であり、年間を通じて暖かい。一方で海沿いでは北太平洋海流とカリフォルニア海流がぶつかり、明け方はの有無が発生することが日常である。1日を通じての寒暖差が非常に大きく、朝は5度近い冬の気温だったとしても、日中は30度を超えるような日が冬を除くほぼ全ての季節で普通に見られる。このため観光客や短期滞在などで気候に慣れない人は服装を選ぶ点で注意が必要となる。日中半袖で過ごしていると、夕方車を降りた瞬間に息が白くなっていることに驚く、などということはカリフォーニエンを初めて訪れる観光客がよく体験する事例である。このため、夏でも朝や夜は暖房をつけている家庭も少なくない。また、日差しが非常に強く、紫外線も強い。このため日中はサングラスや帽子を着用せずに屋外へ出ることは勧められていない。
気温の寒暖差は内陸部へいくにつれさらに顕著となり、デスバレー周辺では明け方には0度近い気温が日中50度にも達する。一方で空気は乾燥しており、湿度は非常に低い。これはしばしば山火事を引き起こし深刻な問題ともなっている。

　21世紀に入って本格化したシェールガス革命は、カリフォーニエンを1世紀ぶりに石油純輸出国に変えた。カリフォーニエン国内では大規模な油田、ガス田、海底油田が確認されており、そのほとんどが現在も操業中である。シェールガスのほとんどはテッヘン南部から中西部にかけて広がっており、この周辺一帯でカリフォーニエンのエネルギー需要の実に8割を満たしている。その他に太平洋沿岸に海底油田が確認されているが、その大部分は1980年代後半以降に発見されたものであり、今でも新たに油田・ガス田が発見されることがある。
　カリフォーニエンでは、2022年に日量平均681.7万バレルの石油が採掘された。この増加ベースは加速しており、2023年には845万バレル程度にまで増加すると予想されている。
　このような石油のいわば「爆発的」な増産は、カリフォーニエンが従来産出していた石炭など他の化石資源の価格を低下させた。このため現在国内で生産される石炭のほとんどは対外輸出向けである。
このようなわけでエネルギー資源に関して、カリフォーニエンは資源大国である。

　1970年代まで、カリフォーニエン国内には研究用の低出力炉を除き原子力発電所は存在しなかった。主に放射線への強い忌避があったためである。1977年に当時の与党・社会民主党が原子力エネルギーの導入を決定すると、大気汚染などの観点でクリーンな原子力発電も導入された。野党の中にも例えばみどりの党など、環境保護の立場からこれに賛同する動きが見られ、以降かりかでは原子力発電所の建設が進められた。
　1996年には原電比率で火力発電を抜き、現在原子力発電は同国において最大の発電方法である。

　上述したように同国は資源大国ではあるが、資源消費大国でもあり、大規模な気候変動や有事への備えとして国家・民間を問わずエネルギー保全計画が進められている。

　カリフォーニエンの歴史について解説する