貴方が考えた独自の架空国家を作ろう

▲アムリタ・マハラナビズ
アムリタ・マハラナビズとはバンガラ連邦太守国の古物研究家である。年齢は二十八歳。専門は古代インド文化の研究で、その過程で古い文献を読み解くためにサンスクリット語を学んだそうだ。そのおかげで今では簡単な日常会話程度であれば、サンスクリット語で話せるようになっているらしい。もっとも、日常的にサンスクリット語を使う場面はほとんどないそうだが。

概要

性格は温厚で社交的だが、あまり自己主張の強い方ではないようだ。また、かなりマイペースな性格でもあるらしい。だが、その分だけ思慮深く物事を見る目を持っている。また、年下の人間に対しては面倒見が良い一面があり、彼女の世話になったという人物も少なくはないという。趣味は読書で、暇さえあれば本を読んでいるそうだ。また、古物の収集も趣味の一つで、自宅には膨大な量の書物と共に様々な骨董品が並べられているらしい。バンガラーバード大学で古典語文学を専攻していた頃、たまたま出席した学生向けの講義で講師を務めていたラジェスワル・ジュンイと出会い、感銘を受けたことがきっかけで彼の助手となったそうだ。それ以来、ラジェスワルとは十年以上もの付き合いが続いていることになるのだが、その間に恋人としての関係に発展したことはなかったのだという。元々は、ダッカにある連邦外務省に勤務するエリート官僚だったらしい。だが、ある時を境にして、彼女は突然大学へ戻ると言い出した。それは、長年に渡って仕えてきた主人であるラジェスワルの悪癖が原因だった。彼はある時期になると、頻繁に外遊を行うようになる。その時も、やはり主人の付き添いで国外へ出ることになったのだとか。だが、その際には必ずと言って良いほど、愛人を連れ歩くのだったという。

人物

アムリタは、基本的に化粧っ気のない女である。いつも地味な色の服を着用しており、髪形や服装の好みについてもこれといったこだわりは無いらしい。ただし、さすがに長い黒髪を無造作に束ねているだけでは見栄えが悪いと思ったのか、最近は赤いリボンを使ってポニーテールにまとめていることが多いそうだ。また、肌の色は白人のように白くはなく、ベンガル人らしい褐色である。身長は百六十二センチほどで、体格はやや痩せ型。胸の大きさは控えめで、全体的に華奢な印象を受ける。顔立ちは極めて端正かつ美しいと言えるだろう。瞳の色がやや薄く、神秘的な雰囲気を漂わせているが、それもまた魅力の一つになっているようだ。現在はダッカに住んでいるそうで、自宅の書斎に籠って研究を続けているらしい。ただ、その書斎には鍵がかけられていて、中に入ることはできないそうだ。また、友人知人がいる様子もなく、その私生活については謎に包まれたままだという。彼女と初めて出会った人は彼女のことを、どこか浮世離れした不思議な女性だと感じる。まるで、世俗とは無縁の場所で生まれ育った妖精のような……。それは、彼女が古物学者という特殊な職業に就いていることも理由の一つなのだろう。

備考

彼女にとって、ラジェスワルとの出会いは人生における大きな転機であった。それまでの彼女は、自分には何の才能もないと思っていたのだ。だから、優秀な後輩たちが次々と出世していく中で、自分はこのまま一生を小さな研究室の中で終えていくしかないだろうと諦めていたそうだ。ところが、ある日のこと、その考えを改める出来事があった。偶然にも、大学でラジェスワルの講義を聞く機会に恵まれたのだ。そして、彼は彼女にこう言った。――あなたはとても聡明だ。それに、何よりも強い意志を持っている。私は、あなたの才能を高く評価していますよ、と。それからというもの、彼女の生活は一変していった。それまで思い悩んでいたことが嘘みたいに、世界が大きく広がっていったのだとか。そのきっかけを与えてくれた彼に、アムリタは深い感謝を抱いていた。同時に、この出会いこそが運命なのだとも感じていたという。だが、ラジェスワルの傍にいるためには、まず彼と同じ地位にまで上り詰めなければならなかった。そのために、彼女は必死になって勉強を続けた。その結果、ようやく留学のチャンスを掴んだのは二年前のことだった。しかし、いざ外国へ行くことが決まった時、ふと考えたのは、果たして自分の役目が終わったらどうするのかという不安だった。その時、ラジェスワルはすでに結婚していたし、子供もいたそうだ。もしも自分がいなくなった後で、彼が不幸になるようなことがあったとしたなら……?

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