貴方が考えた独自の架空国家を作ろう

▲ビレンドラモハン・マクホプダドヒェ
ビレンドラモハン・マクホプダドヒェとは、バンガラ連邦太守国の手話通訳士である。年齢は二十一歳。手話を習い始めたのは七歳の頃であり、以来十年間、父の仕事が忙しい日は、遊びとして弟と共に手話で会話してきたという。その努力の甲斐あってか、現在では簡単な日常会話程度であれば、相手が何を話しているのか大体わかるようになったそうだ。

概要

ビレンドラモハン自身も手話は堪能であるが、主に手話と通訳するのは彼の母国語であるベンガル語とタミル語の二言語だと言う。ちなみに、彼が習得した手話の中には、バンガラーバードで使われているものもあるらしい。通訳士として初めて、首都ダッカにある連邦外務省へと出仕することになった。そこで初めて目にする、連邦政府のお偉方の面々を前にして、彼は緊張しきっていたようだ。だが、そんな彼にも幸運なことに、上司となるラジェスワル・ジュンイから懇切丁寧な指導を受けられたおかげで、大きな失敗もなく最初の仕事を終えることができたのだという。性格はごく普通で、少年のような印象を受ける青年である。人見知りせず誰とも気軽に話すことができる一方、気弱な性格ゆえに自己主張が苦手だという。また、幼い頃から父の母語であったベンガル語を聞いて育ったため、母語でも方言訛りの強いベンガル語を話すのだとか。ただし、その点を除けば、至って普通の若者である。また、彼は子供の頃より、インドの将来を担う外交官になる夢を抱いており、今回の抜擢にも強い喜びを感じているそうだ。父は国境警備隊員だったそうで、三年前にガンジス河の氾濫によって生じた洪水で亡くなったそうだ。母は五年ほど前に病気にかかり、今も入院中であるらしい。

人物

現在は、首都ダッカにて連邦政府高官たちの通訳を務めている。バンガラ連邦太守国はマイノリティの人権擁護を強く推進している国で、聴覚障害者であっても問題なく一般の職業に就けるように政府や大企業の多くは手話通訳士を雇い入れている。そのため政府高官にも手話を用いる人物も少なくないのだ。とはいえ、まだ駆け出しの身であるため、要人との会議や式典の際などには、通訳を担当することはないそうだ。ただ、いずれは自分もそのような仕事をやってみたいと憧れており、そのため日々勉強を続けているという。通訳の腕についてはまだまだ未熟な部分が目立つものの、初対面の人物とであっても臆することなくコミュニケーションを取ることのできる能力は評価できるだろう。また、その物怖じしない態度は、多くの関係者から好感を持たれたらしく、少しずつではあるが信頼関係を築いているとのことだ。それにしても、自分のような若輩者が採用されて本当に良かったと思っているようで、その点に関しては何度も繰り返し安堵のため息を漏らしていた。だが、その一方で、やはり自分が出世するなどあり得ないことだと思ってもいるらしい。彼は自分自身の目で耳で世界を見て、そして感じたことを素朴に表現するのだ得意で、それが周囲から気に入られる一因となっている。

備考

彼は現在、家族を持たない独り身であり、実家暮らしをしているそうだ。自宅はかなり昔の時代に建てられた曾祖父以来の屋敷をそのまま使っているらしい。使用人は雇っておらず、家事などの身の回りのことは全て自分で行っているようだ。ビレンドラモハンは実に真面目で実直そうな青年で、これまで女性と交際したことは一度もないらしい。だが、それはあくまで本人の言葉であって、本当のところは不明だ。もし仮に交際経験がないとすれば、同年代の女性が相手では緊張してしまうからかもしれないし、あるいは単純に奥手だからなのかもしれない。いずれにせよ、彼が誠実な人物であることは間違いないだろう。だからきっと、彼ならば素敵な出会いに恵まれることだろう。過去には、彼と似たような境遇の男性が結婚まで漕ぎ着けたという事例もある。特にビレンドラモハンの場合、その機会はすぐに訪れるはずだ。ただ残念ながら彼は多忙であり、なかなか人とプライベートで会う時間を作ることができなかった。しかし幸いにして、今はまとまった休日がある。そこで、彼は久しぶりに故郷を訪れることにしたのだと言う。おそらくは、長らく疎遠になっていた弟に会うつもりなのではないだろうか。

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