七つの中国(ななつのちゅうごく)とは、中国大陸に7つの国家が乱立している状態を指す。2023年現在、中国大陸地域では東アジア共同体や中華連邦連盟の発足など世界の中では地域間の結束があるように見えるが、実際は広義での中国はいくつもの国家に分かれている。それらの国々のほとんどが自らを「正当な中国」であると主張している。「正当な中国であるかどうか」の承認は外交カードとなっており、信頼関係にある国家を自らの国家と同じ正当な中国(または中国王朝)であると認める動きもみられる。
国共内戦*1で大御民国は中国大陸からの撤退を余儀なくされ台湾島に放逐された。その後は「正当な中国」を主張し続けてきたが、資本主義と民主主義を基本とする大御民国の政治システムや経済システムが中国大陸と大御民国では全く異なってしまったがために大御民国による中華統一は非現実的であるという論調が世論では一般的となりつつある。
現在終息に向かっているが、中華回教国対カリフォルニエンの対立は最終的に戦争に発展した。同じ中国大陸の国家でも大御民国のような中立国となり難民を保護する国やカリフォルニエンについて参戦する国もある。大御民国は西側諸国であるが、中華回教国とも友好関係にあるためどちら側にも付かず自らの立場を利用して中立国となった。*13
大御民国の首都 タイペイ特別市?
国共内戦により放逐された大御民国は1970年代以降、世界の大部分の国から正当な中国と見なされなくなった。現在では少数の西側諸国を中心に大御民国が正当な中国と認められているがその他の第二・第三世界の国は中国大陸の国と関係を持っている。
ほとんどの国が資本主義・民主主義を採用している。*14民主主義の度合いも様々であるが、大体は完全な民主主義〜欠陥のある民主主義で収まっている。近年では多くの国家が従来の権威主義体制から民主主義体制へ変化してきており、1960年代には満州民国が、1980年代後半には大御民国が民主化を達成している。経済面においては多くの国が資本主義を採用しており、特に大陸の沿岸部では前例のない高度経済成長を経験している。しかし内陸部も中華経済から取り残されている訳では無い。ウイグル=チベット国のGDPは2023年現在、6.5兆ドル*15である。これは1999年の欧州連合のGDPに匹敵し、現在の大御民国のGDPおよそ7.5倍に相当する。つまりウイグル=チベット国は東アジア随一の経済大国といえる。1人あたりGDPは50万ドル(日本円で6700万円)と世界トップクラスで豊かな国である。一方で軍事面においては軍備が過剰と諸外国に指摘され続けていたため近年、軍縮を行った。
タグ
コメントをかく