ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。


─────



さす根源へのれん



六基の魂を燃料とし、七つ目の魂が根源へと回帰かえる孔を穿ち、
根源へと至る道を作る。それが─────聖杯戦争の正しき使い道だ。


では──────、最後に死んだ英霊が根源に孵らなければ──────?


英霊は、いや英霊だけでない。この世全ての存在は根源より生まれる。
故に、死した英霊は全て、例外ではなく、根源へと回帰する。


─────────そう、"この世"全ての存在は───────────


では────その英霊が────"この世の者"では────"無かったら"?


もしも世界の外────この世の者ではない英霊が、聖杯戦争の最後に死した場合────
その繋がる根源が────この世の物である保証は─────────何処にも無い。


【基本情報】

【元ネタ】クトゥルフ神話
【CLASS】フォーリナー
【マスター】無し
【真名】アザトース[真]
【性別】全て
【身長・体重】∞cm・∞kg
【外見・容姿】触手、内蔵、節足、他この世全ての生物の部位が
       全身に絡み合った沸騰する混沌。中心には胎児のように封じられた少女がいる。
【地域】宇宙の中心
【年代】原初〜現代
【属性】混沌・-
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・魔性
【ステータス】筋力:- 耐久:Ex 敏捷:Ex 魔力:Ex 幸運:E 宝具:A

【クラス別スキル】

領域外の生命:Ex

人類の知覚領域の外より現れた生命体であることを示すスキル。
文字通り、『この世の物ではない』彼女は測定不能のこのスキルを持つ。
彼女の存在を感じ取り、知覚するだけでそのものはその常識外の存在に精神を削り取られる。

【保有スキル】

世界侵食:Ex

根源そのもの、世界を生み出した原初の神ゆえに持つスキル。
彼女がこの世界に存在し続けるだけで、彼女が作った世界、
俗にいう『クトゥルフ神話』の常識に世界が書き換わっていく。

本来、アークエネミー状態の彼女ならば宝具として扱われるものだが、
フォーリナーたる彼女の場合はスキルとして常に発動し続けている。

【宝具】

我が愛しき神話体系ディア・マイ・ミトロジィ

ランク:Ex 種別:侵界宝具 レンジ:無限 最大捕捉:無限
完全に彼女が"外宇宙の根源"として覚醒した際に変化する彼女の真の姿。
その彼女の繋がった先の外宇宙に存在する、高位存在の能力・権能を全て行使できる。

その肉体からは『千匹の仔を孕みし森の黒山羊』が如く常に悪性神性や幻想種を生み続け、
また『全にして一、一にして全なる者』が如くあらゆる場所に隣接するため、一切の攻撃が通じない。
他にも無限に等しい数の高位存在の能力を駆使する。

攻撃を通す為には、彼女の持つ『全にして一、一にして全なる者』の権能を超える為、
無限に遍在し無限の力を持つ存在がその己の力全てを捨てる覚悟を持って彼女の中に突入するしかない。

【Weapon】

『無限に生み出される権能・神性・幻想種』

彼女が繋がった根源より生み出された、異界の高位存在共の権能、
全世界生物の石化やあらゆる生物の産出、無限の変化や魔術の行使などと言った、
ありとあらゆる事を可能とする。これらを用いて、この世界を全て"そちらがわ"の世界へと書き換える。
それが完了するまで、彼女は顕現を止めはしない。

『ヨグ=ソトースの権能』

向こう側の世界に存在する『一にして全、全にして一』なる門の神。
ありとあらゆる場所に存在し、そして何処にも存在し得ない矛盾の神。
その高位存在──仮称:ヨグ=ソトース──の権能により、彼女は全ての攻撃を受けない。
例えるならば、無限の城壁で囲っているようなものであり、
それを貫くには、やはり無限の攻撃しか方法はない。

【解説】

"この世界ではない"根源接続者であった剪定事象のラブクラフトが、
己に接続されている根源の力を、この世界に"流出"させるまでに至った姿。
世界を呑み込み、そして滅ぼす最終形態。彼女がかつて見た外宇宙の世界の根源、
仮称:アザトースと同じ物まで変化した最悪の"降臨者"。

通常、根源接続者がこのようなことになるはずはない。
例え外宇宙の根源と繋がっているとしても、その影響がここまで繋がるはずがない。
しかし、ある邪悪な思想持つ組織が意図的に聖杯戦争を模倣した儀式を敢行。
外宇宙からの存在である英霊と英霊六基分の魔力を彼女に捧げ、
聖杯戦争と同じ理論で彼女の根源との繋がりを拡げる。
結果として、最悪の邪神がこちらの世界に顕現した。

【アザトースと"された"彼女と、物語の世界のはずのクトゥルフが世界に存在する理由】

何故物語の中の登場人物であるはずのラバン・シュリュズベリィやタイタス・クロウが存在するのか?
何故物語の中の架空の大学であるはずのミスカトニック大学が実在にこの世界に存在しているのか?
その答えは、全て彼女の持つスキル、『世界侵食:Ex』の影響によって生み出されたものである。

彼女は最悪の確率で、この世界ではない世界の根源と繋がった根源接続者である。
ラブクラフトと名付けられた少女は、その繋がった根源から見た物を物語にした。
そしてそのまま死んだ。そちらの世界ではどうかは分からないが、こちらではその物語群、
即ち『クトゥルフ神話』が神話群として成立し、知名度を得て英霊となった。

ここで問題となったのが、彼女の中の外宇宙の根源(以下、外根源)との繋がりである。
英霊として彼女が登録されたことで、彼女はその描いた物語、そして外根源との繋がりを融和させ、
『存在する限り世界をその物語に塗り替えてゆく』宝具を得た。(別の彼女の可能性も似た宝具を持つ。)

その影響により、1つの平行世界の人類のテクスチャが薄れ神々が溢れ始め、
そしてその外宇宙と繋がりが多数発生。1つの世界が非常に不安定なものとなった。
このままでは世界だけでなく人類、星全てが危険にさらされると考えた星と人の抑止力は、
彼女の生み出した物語の一部を逆手と取り、対彼女専用の抑止力が生まれるようその世界の流れに手を加えた。
それがラバン教授やタイタス・クロウが、外宇宙に飛び出したり抑止の守護者となった理由である。

次に抑止力が手を付けたことは彼女の封印である。
座に存在するだけで世界に影響を及ぼす最悪の存在ではあるが、
それでも、彼女が実際に平行世界の何処かに現界しているよりも影響は少ない。
逆に言えば、彼女が現界するという事はそれだけで最悪の事態という事だ。
そこで世界は、彼女を在り方を一つのクラスに縛り付ける事で対策した。
通常の手法では呼べない英霊、打倒されるべき"大敵"のクラス。
即ち、アークエネミーと、彼女の在り方は定められた。

【因縁キャラ】

タイタス・クロウラバン・シュリュズベリィランドルフ・カーター
彼女が描いて、彼女が侵食させた物語の世界から生まれた、彼女を滅ぼすべき英霊たち。
"人の"抑止力が、彼女の描いた物語の世界に目をつけ、そしてそれに沿う形で作り上げた"対フォーリナー"の抑止力。
彼らは彼女がこの形態にならないうちに、世界が暗黒神話に侵食され滅びぬうちに、彼女を英霊の座から追放する事を真の使命とする。
万が一、彼女がこの姿となった時は──────────

星の戦士
外より飛来せし巨大戦士。それに同じく彼女が描いた神話の形を当てはめた物。
過程は違えど、上にある三人と同じように、彼女から生まれ彼女を滅ぼす"星の"抑止力。
彼一人では恐らくこの姿になったアザトースを滅ぼせない。しかし、上にある人の抑止力と協力すれば、
きっとこの最悪の邪神を打ち倒せることが出来るだろう。

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
もう一人の自分。彼も彼女と同じ内容の神話体系を描いている。
こちらの世界の"彼"はそれにより、描いた神話を世界的に有名として神話体系にした。
結果、彼女が英霊として登録されて事件を招いた。そこに天に見えざる手があったかどうかは定かではない。
彼が彼女と似た、世界をクトゥルフ神話へと塗り替えていく宝具を持つことや、
彼女が"見た"異世界と同じ神話を描いた事の関連性は不明。
恐らく、平行世界の自分の記憶や体験を読む能力が生前からあったのかもしれない。

オーガスト・ウィリアム・ダーレス
もう一人の自分、の親友。彼女の生前では彼にあたる人物はいなかった。
根源接続者出会った彼女は、生涯孤独に過ごした。故に、彼女の世界ではクトゥルフ神話は神話になっていない。
彼の宝具の影響は、この姿になった彼女の若干の影響を受ける。特に彼女から生み出される悪性神性には効果抜群である。
彼女が召喚されてから数時間は、霊基が不安定であるため彼の宝具での足止めが可能。

キング・アーサー(無限王)
彼女に対する世界の最終防衛ライン。彼女の無限の権能に対抗する、文字通り無限の"聖剣"。
その救世の具現に、滅亡と混沌の具現たる彼女は激しい憎悪を向ける。
彼女と、彼の、激闘が万が一発生した時世界がどうなるかは分からない。

ナイル・トトーティフ

───────き込むとき、らをいているのだ───────


彼女が"あちら側"を覗き込んだことによりこちらを補足し、
世界の壁すらも超えて人類への干渉を開始した"這い寄る混沌"。
あちら側にない『人類悪』や『人理の大敵』に対し強い関心を示す。
もし、彼女がこの姿になった時、即ちクトゥルフ神話が真実になった時、
彼が取る行動は…………………

【その他情報】

イメージカラー:瑠璃色
特技:世界上書き
好きなもの:混沌、破滅
嫌いなもの:抑止力、無限を作り出せるもの
天敵:タイタス・クロウ、ラバン・シュリュズベリィ、ランドルフ・カーター
願い:世界を我が神話の世界へと









一人の男が歩む。浮上したルルイエを歩む。


眼前に浮かぶは、沸騰する混沌。暗黒の根源神。アザトース。


周囲に蠢く邪神共を、神話生物共を、仲間たちが抑えている。


────────この景色に、見覚えがある───────


星の抑止力が、アザトースの邪神を産む権能を抑える。


人の抑止力が、眼前に神を捉えている。


────そして、宇宙(そら)の技術が、
四本針の時空駆ける時計が、光を放つ。


────嗚呼───、全ては、この時の為に───


遥か昔、人が神と生きし時、『世界』は人間に力を授けた。


────────それは、神への抑止力────────


人間の持つ集合無意識によって作られた、
神々の「権能」よりの世界の安全装置。


────────無限の力だと?『全にして一、一にして全なる者』だと?────────


────────そんなもの、生前この手で破っている────────


時計の文字盤が光を放つ。そして、男の霊基と一体化を果たす。


其は安全機構。外界より来たりし異邦者が、悪意を持って侵食を開始した時、
その対抗策を外界より見つけ、そしてその無限の遍在を以て打ち倒す抑止力。


────────放てば霊基どころか座の記録ごと砕けるだろう。
だが……………んな事ぁ知ったこっちゃねぇ────────


────────俺はタイタス・クロウ。人類の抑止力だ────────


「行けェ!!タイタス・クロウぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


「歯ァ食いしばれ!!!『無限偏在せし神殺しの譚(オムニバスサーガ・アウエアネス)』ッッッ!!!!」


神殺しの抑止力(タイタス・クロウ)、最後の戦い。

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