kagemiya@ふたば

【氏名】エイブラハム＝フィンチ
【二つ名】殺神鬼、歩く黙示録
【性別】男性　【年齢】65歳
【出身】アメリカ　マサチューセッツ州
【身長】184ｃｍ　【体重】81ｋｇ
【肌色】若干灰　【髪色】白　【瞳色】灰色
【外見・容姿】ロングコートを着込んだ初老の男性
【イメージカラー】濃い灰色
【属性】秩序・悪
【魔術属性】水
【起源】始末
【特技】後片付け
【好きなもの】人間
【苦手なもの】神霊、幻想種


【サーヴァント・クラス】
【真名】

【一人称】私／俺　【二人称】アナタ様／貴様　【三人称】○○（さん、または呼び捨て）

普段は心優しい男性であり、街のボランティアをしたり孤児院の先生をやり生計を立てている。
しかし神性の血引く存在や幻想種の血混じる存在が目の前に現れた時にはその本性を表し、
恐ろしき形相と血も涙も無い冷酷なる性格を併せ持つ『殺神鬼』へと変貌する。

ウィルマース財団に依頼があれば、例え地球の裏であっても即座に駆けつけ、
そこに存在する幻想種、神性種、果ては神霊そのものを跡形も無く消し去り、そして討伐する。

この世界に未だかつて残っている幻想種、
並びに神性を苦しみの果てに絶滅させる事。

通常のサーヴァントであるならば通常通りに接する。
しかしそのサーヴァントが神性保持者の場合、最悪の場合召喚した瞬間令呪三画を以って自害を命ずる。

話の通じない乱入者枠。
しかしその心の奥底に在る真相を知り和解すれば仲間にもなる。

「良い子の皆さん、もう寝るお時間ですよ？
さぁさぁ保母さんに絵本を読んでもらいましょうね」

「早急に要件を言え。さもないと…その首と胴が綺麗に分かたれるぞ？」

「哀れだ。実に哀れだ。救済してやろう。その忌まわしき神々の呪縛より………」

「分からん奴だな。人類に仇なす存在である。これ以上に分かりやすい殺す理由が、何処にある？」

「ああそうだ。俺は例えそれが途方の彼方に在るモノであっても殺さねばならない。
それこそが俺の生きる理由であり、そして俺が此処に立つ理由だ。」

「人の可能性で…人の限界で神を越えねばならんのだ………ッ！！
英霊共（きさまら）の助けなんぞ！！死んでも借りるかァ！！」

ウィンゲート・ピースリー
同じウィルマース財団に所属する男にして、父の同期。
その生ぬるいやり方に対して怒りとやるせなさを覚えている。

知名まにま
同じ組織に身を置く少女。神を血を引いているため正直な所抹殺対象。
だが、あくまで保護対象であることから手を出せずにいる。
ピースリーが目を光らせているのもあり、正直苦手。

フランク・H・シンドー
何かと信用できない同じ組織に属する人間。
自信を避けるように行動していることにも感づいている。
よもや、悪性神性の１種ではないかと疑っている。

タイタス・クロウ
かつてウィルマース財団に所属していた男。
その神殺しの生涯と伝説は聞いており、神殺しとしては大いに尊敬している。
しかしシャッド＝メルの件で父を救えなかった件と、神霊の妻を娶っていると言う点から
非常に大きな憎しみと怒りを抱いている。

カリン・デイノヤーガ
同僚。自身より滅茶苦茶幼げな少女ではあるが、そのやり方は自分よりえげつないと言う。
恐ろしい彼が、財団内で唯一翻弄される相手。

ラインヒルデ・ライゼンシュタイン
同僚。上に同じく扱いづらい相手の1人。
というかペースを乱される。だが放っておけずピンチを助けることもしばしば

アーサー・マイヤー
入団した時期的には先輩にあたるが、そこまで敬意は払っていない。
むしろ神霊の討伐を邪魔するものとして見ている節がある。

アフメッド・ムヒッディン・ピリ
彼の体内にあるシュゴスに反応し召喚される可能性が高いサーヴァント。
恐らく出会ったらその正体をすかさず看破できるだろう。正し真名が分かるかは不明。
神の血を引いているわけではない生命体であるため、特に襲い掛かりはしない。

若い頃は聖堂教会に所属し、代行者を行って生活をしていた。
しかしそんな彼に一つの転機が訪れる。１９７■年、父が死んだ。
彼の父、ゴードン・フィンチは優れた精神感応(テレパス)魔術の使い手であり、
その魔術の才能を活かして、対神性組織『ウィルマース財団』に所属をしていた。
しかし、ある幻想種『シャッド＝メル』の調査中、その魔術の才能の高さが災いし死亡した。

それ以来彼はこの世のありとあらゆる幻想種を、神の血を引く者を、そして神々を憎んだ。
『この世に神はいても救いは無い。在るのは掛け値なしの絶望だけだ。ならば信仰など捨ててやろう。』
そう言い残して彼は聖堂教会を離脱。父の所属していたウィルマース財団に入団し復讐に身を投じていく。
聖堂教会で培った戦闘能力を活かし、着々と出世し現在はウィルマース財団神性討伐部隊隊長をしている。
しかしそのあまりにも残酷かつ冷酷なやり方、塵一つ残さずに幻想種を屠り去るやり方に、彼を恐怖する団員も多い。
実際に神性討伐部隊は過激派であり、現最高権力者であるアーサー・マイヤーや捕縛部隊長のピースリーの悩みの種となっている。
しかし、彼の父を良く知るピースリーは彼の悲しみも良く分かり、口を出せないでいる。
父へ捧げる復讐の為に、今日も彼は幻想種を殺し続ける。

「我、超高位存在たる汝らに問う。　汝ら、何ぞや？」
「汝ら、己が在り方を火と答えれば　我ら水流を以って汝らを掻き消そう」
「汝ら、己が在り方を水と答えれば　我ら積乱雲となり汝らを呑み込もう」
「汝ら、己が在り方を雲と答えれば　我ら轟風を以って汝らを塵芥としよう」
「汝ら、己が在り方を風と答えれば　我ら大木となりて汝らを受け止めよう」
「そして汝ら、己が在り方を木と答えれば　我ら炎を以って汝らを焼き尽くさん」

「救いを与えぬは神に非ず　破壊をもたらすは神に非ず」
「ならば我　己らに問う　汝ら　何ぞや」
「汝ら　悪なり　唯悪也ッ！！」

「ならば我らの行いは唯一つ。その悪たる汝らを屠り、引き裂き、そして唯殺めるのみ」
「神は死んだ！神は死んだ！！神は死んだ！！！この世こそ黙示録なり！」

「この場こそ黙示録也（アポカリプス・ナウ）ッ！！」

彼が独自に開発・改装した究極の対神礼装。彼曰く『人類の持ちうる最強の鉾』。
かつて所属していた聖堂教会の主武装である黒鍵の「護符としての力を直接肉体に流し込む」
という部分に着想を得て作られた。神々の加護や血を受けし者や幻想種に、直接『他の神話』の教えを流し込む。
通常ではそう言った使い方はなんら意味がなく、効果も薄い為やる意味はないと言われていた。
しかし、ある少年が遊び半分で残した論文『全神話神々最強ランキング』を見て彼は何かを思う。
通常なら子供の戯言と失笑するレベルの代物であったが、この神話毎に弱点を突くという発想は使えると考え、
それぞれの神話の持つ特徴を徹底的に分析。結果、各神話には相性が存在すると言う事に彼は気付いた。
例えるならアステカの神々や幻想種には、かつて征服されたスペインのカトリックに弱い…などと言うように。

その調査を元に彼はそれぞれの神話・神々・幻想種毎に属性を付与。そして相反する属性の神話体系を
神々や幻想種に穿ち流し込めば、力を暴走させ破裂させることが実証された。これを更に改良を続け、
結果として彼はあらゆる神話の幻想種を相手に単騎で勝利を得る程の力を得た。

しかし欠点も多く、まず当てなくてはならない事。それと属性を間違えれば最悪相手を強化することになりかねない事。
この２つの観点から彼以外に扱い切れる魔術師が非常に少なく、彼以外には財団内には３人程しかいない。
また、神殺しの礼装と言えども幻想種や神の恩恵を受けた者を相手にするのが精一杯であり、
本来の神性を相手にする場合まずダメージを与える事自体が難しい為歯が立たない事が多い。

彼はこの礼装を黒鍵より少し小さい、本来は銃先に付ける『銃短剣(バヨネット)』に付与。
ある運び屋より作ってもらった超大容量収納コートの内側に合計１０８本収納している。
一応他の討伐部隊軍も一人につき１０〜３０本程携帯している。

注射器に入った謎の液体。青、紫、紅色と色とりどりに変化する。別名ビースト：シュゴス。
機械であるウィンゲート・ピースリー以外の全員が保持しており、いざと言う時の非常手段としている。
元々は南極で発見された半液状の寄生生命体である新生命体を魔術により改造し、治療用としたもの。
寄生宿主を守るため割創などを埋める肉となる特性を活かし一時的な応急処置となる。

しかしその肉を埋める際にだす分泌液が神経に直接作用する為、再生時にはとんでもない痛みを伴う。
それはまさしく死んだ方がマシとも言える痛みであり、自殺頭痛や尿路結石に匹敵する。
その為まさに奥の手であり、通常はこれを使う前に死ぬか退避する。

だが彼の場合、不退転の覚悟を以って任務に挑んでいる為、これを常時数十本程保持している。
更に傷を負うごとに肉体に打ち込む手間を省くため、あらかじめ肉体の要所要所にその生命体を打ち込んでいる。
その為彼は非常に再生力が高く、特に剣や銃などを武器にする人間に対しては非常に高い耐久力を見せる。
しかし反面、中に寄生している存在を一気に焼き払われる火炎放射などには滅法弱い。