ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

 


「ちょーっと派手にやりすぎちゃったみたいだねぇ?神秘の秘匿ってご存知?」

「じゃあそういう訳で、大人しくキリに半殺しにされてね?」


基本情報

【氏名】キリア・サナトキクロス
【性別】女性
【年齢】19歳
【出身】ギリシャ
【身長・体重】148cm・43kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】橙
【スリーサイズ】70/46/69
【外見・容姿】真っ赤なフード付きローブを身に纏った金髪の少女
【令呪の位置】右手首
【属性】秩序・悪
【魔術系統】降霊術、死霊魔術、音楽魔術
【魔術属性】火
【魔術特性】循環、強化
【魔術回路】質:C+ 量:C+ 編成:変質(血管系と半ば融合)
【起源】『灯す』
【所属】時計塔
【階位・称号・二つ名】封印指定執行者、赤い死神エリスロース・ハロス

魔術・特殊技能・特性など

血環輪廻エマティノス・キクロス・ゲネシオン


「───Sacrifico Sanguis汝、我に血を捧げよ

 古代ギリシャの密儀宗教であるオルフェウス教に端を発する降霊術・死霊魔術師家系であるサナトキクロス家の家伝魔術。
 再生の輪廻Kyklos genesionとはオルフェウス教の用語であり、所謂インド哲学に於ける輪廻転生サンサーラと同義。
 死と再生の通過儀礼イニシエーションにより、霊的進化を経る事で肉体という枷より脱却し、輪廻からの最終解脱を目指すオルフェウス教の教義と血液循環を重ね合わせた魔術。
 自らの身体を斬り裂き、血を捧げるという普遍的な宗教供犠が術式の要であるが、この魔術の場合、流血を捧げる対象は"自分自身"となる。
 その結果、流血→自己供犠による血液還元という循環ループ構造が発生。
 最終的には宛ら死の神の威を顕す光輪ハイローのように、血液の円環が構成される。
 これは言うならば血中魔力濃度を高める「遠心機」であり、サナトキクロス家の血管と融合した特殊な魔術回路の性質を擬似的に体外まで拡張する事で、効率を大幅に高める「加速路」である。
 魔術回路の質と量にプラス評価が付いているのはその為であり、端的に言えば円環状の血管を体外に仮想構築し、それに血液を高速循環させ、魔術回路と誤認させる事で魔力効率を引き上げているということ。
 血を己に捧げ、循環させる。無論、それは完璧な循環ではなく、術式の過程で少なくない血液が消費される。
 血を巡らせれば廻らせるほど、生命力は喪われ、「死」へと近づく事になるが、それと比例して「死」に関連する魔術の威力と精度が向上する。
 神代世界を回していた、循環の理とは程遠い、死と消費を無尽蔵に繰り返す破滅の円環。欠陥輪廻。
 血の廻りを繰り返すごとに失われていく生命力を感じ取り、失血による意識低下に伴う臨死体験を増長し、「死」を想い、「死」を見つめ、「死」を抱き、最終的に「死」を識り、「死」を統べるものとなる...
 血環輪廻エマティノス・キクロス・ゲネシオン。これは死霊魔術師の家系であるサナトキクロス家が「死」を探求する手段でもあるのだ。
 なお、長年に渡る肉体改造の成果により、サナトキクロス家の人間は血液操作、制御能力に優れており、他者から積極的に血を吸われたり傷付けられない限り、基本的に「出血」が死因とならない。
 2リットル以上の大量の血を流し、本来なら出血性ショックで死亡する損傷を受けても、血流を制御する術式や血液循環を魔術回路に代替させるなどの手段で長く耐える事ができる。
 血の刃を高速で射出する攻撃呪法や血液を媒介とした降霊術も得意とする。

音楽魔術

 オルフェウスに由来する音楽魔術を修得している。
 声や楽器の奏でる音階を、旋律に魔力を乗せることで発動する魔術形態。
 なお、本人の魔術的な素質以上に音楽的な素養が重要となる。
 キリアの音楽的才能はそれなり。美声であり、音感も優れているが表現力は発展途上。
 魅了や支配などの精神干渉系の術式と相性が良い魔術系統であるが、キリアの場合は死霊の指揮や操作、死と霊障の恐怖を音楽により「演出」する事で降霊術や死霊魔術を行使するのに適した「場」を作り出す、心身の癒しと調律、治癒の促進などの術式を主に使用する。
 また、戦闘用の術式ではないが、超音波により周囲の物質に働きかけ、風化作用を増長する事で魔術犯罪などの痕跡を分解するという、神秘の秘匿にとても役立つ魔術式も習得している。
 冥府神ハデスの「土に還す権能」をモチーフとした魔術だとか。

礼装・装備など

双つ牙の葬奏バイデント・フォルミンクス

 冥府神ハデスの武器である二叉槍バイデントと吟遊詩人オルフェウスの銀の竪琴フォルミンクスをモチーフとした魔術礼装。
 死神の鎌グリム・リーパーと呼称される魔術礼装の類型であり、Fの字の様に柄に二つの刃が並んでいる。
 とあるロードの弟子が保有する封印礼装に比べれば強度や機能性は劣るが、純粋な降霊術の魔術礼装としては相当に強力なもの。
 振るう事で周囲の死者の魔力─── 死者という『概念』を核として、土地の霊脈から滲出する大源マナ、はたまた多くの人間が無意識に漏出する精気オド───を刈り取る事で大量の魔力を獲得し、後述の提灯ランタン型の魔術礼装に蓄積する事で強力な霊体を作り出す他、刃と柄の間に魔力で構成された弦を展開し、弾き鳴らす事で音楽魔術を行使する事もできる。
 真空の刃による斬撃、指向性を持たせた「音響」に降霊するという高等技術により、遠距離へ音速の呪縛・呪殺攻撃を行うことも可能。

汝、愚者を導く燈火イグニス・ファトゥウス

 「再誕」の性質を持つ、特殊な地層から採掘した濃縮されたマナが宿った石炭を核として作り出された提灯ランタン型の魔術礼装。
 所謂愚者の火ウィル・オ・ウィスプの伝承に加えて、ザグレウスの心臓をディオニュソスへと再誕させたゼウスの腿の伝説も組み込まれている。
 前述の鎌型魔術礼装が刈り取った「死者の魔力」を蓄積し、その性質を組み替える変換炉。死霊魔術的なプロセスで強力な霊体を加工・開発・製造する極小の魔術工廠とも表現出来る。
 死者の魔力を加工する事で動物霊の使い魔を作り出したり、灼熱の鬼火を大量に解き放ち攻撃を行うのが主な使用方法。
 限定的な霊基再臨アセンションを行う事により、下級霊の位階を一つ引き上げ、強力な霊体を作り出す事も可能だが、相当量の触媒カタリストと呪体を焚べて消費する必要がある。
 最大火力は膨大な量の霊体を霊基臨界オーバー・アセンションさせ、大規模な球電現象を発生させる『是、地を廻る雷霆リンカーネーション・ザグレウス
 鬼火で焼けないような耐火性が高い敵も、強烈な電圧で神経ごと焼き切る奥の手。

血塗れの赤頭巾レッド・リビング・フード

 衣服型の魔術礼装であり、赤いフード付きのローブ。
 魔獣の毛皮を特殊な工程で血抜きしてからなめし、死霊魔術により加工したものであり、一工程シングルアクションの魔術をほぼ無効化する耐魔力性能を持つ。
 また、魔獣の血管の一部を生かしたまま加工しており、キリアの血液を貯蔵する外付けのタンクとしても利用可能。

外見・容姿の詳細など

 真っ赤なフード付きローブに身を包んだ、明るい金髪のちんまい少女。
 一族が行ってきた肉体改造や血管と融合した魔術回路など影響により、若干成長に不全が起きているらしい。
 その橙色の大きな瞳は、煌々と燃える灯火のように光っている。
 巨大な鎌型の魔術礼装は魔術によりギターに偽装した上でケースに入れて持ち運んでいる。
 ....そういうコスプレやヴィジュアル系バンドと言い張れなくも無さそうだが、流石に目立つので公共の場などでは脱いで取り繕う。

人物像

 「赤い死神」の異名で知られる新米封印指定執行者。
 魔導に堕ちた宗教集団を源流とする降霊術・死霊魔術師の家系に産まれた少女。

イメージカラー:新鮮な血と渇いた血で汚れた白い肌
特技:死んだふり、人体研究
好きなもの:死神モチーフのアクセサリー、レアな焼き加減の肉料理、ぶどうジュース
苦手なもの:苦い増血剤
天敵:対策は考えてあるものの、やはり代行者は苦手

【一人称】キリ、わたし【二人称】呼び捨て、キミ【三人称】アイツ

来歴

 サナトキクロス家は古代ギリシャの密儀宗教であるオルフェウス教の一派を起源とする魔術家系である。
 輪廻転生が教義に組み込まれたオルフェウス教は、一般的な古代ギリシャ神話とは一部異なる世界観を持つ秘教であり、その神話伝承に於いて人類の誕生はこのように語られる。

 ゼウスの子である少年神ザグレウス。神の寵愛を一身に受けた彼はその境遇を疎まれ、嫉妬された事により巨神ティターン達に惨殺され、煮て食べられてしまう。
 しかし、唯一心臓のみは救い出され、後にそれはディオニュソスとして転生する事となる。
 そして、ザグレウスを惨殺した巨神ティターン達は怒れるゼウスの雷霆により灰と化した。
 焼き尽くされた巨神ティターンの灰と、その体内に残留していた彼らが喰い荒らしたザグレウスの灰。
 その混合物から産まれたのが人類であり、それ故に神の子ザグレウスの要素である神聖な霊魂が、巨神ティターンの要素である肉の器に閉じ込められる事となったのである。

 本来のオルフェウス教であれば、禁欲的瞑想と秘儀的な通過儀礼、肉体を霊魂が離れる霊的な旅路と高次元存在からの精密な啓示などを通して『因果応報の車輪』からの脱却を目指すのが正しい教義であるが、その一派は上記の人類誕生神話から発生した『我々の霊魂を縛り付ける肉の器を調べる事が、解脱への道筋となる』という思想に基づいた独自の祭儀を行なっていた。
 つまり輪廻転生より解脱した、霊魂のみで存在出来る高次存在...魔術世界でいうところの"魂の物質化"へ至る為に先ず肉体という器を調べ尽くし、その研究成果を足掛かりに人間の魂のあり方を探求しようとしたのだ。
 死体の解剖、観察、実験。死の神ハデスに血を捧げ、流血による意識混濁、臨死体験を通して高次元への接触を試みる、など。
 血腥き秘儀の果てに命を落とす者も少なくなかったが、こうした儀式を繰り返していく内に、奇跡まじゅつを起こす才能かいろを持つ者が産まれ、彼らにより単に非効率的で残虐な儀式であった教義は正され歪まされ、神秘探求に不要な宗教理念が削ぎ落とされた事で完全なる魔導へと堕ちた。
 密教としての体制もあり、外部との交流は殆ど断っていたが、若くして家門を継いだキリア・サナトキクロスが好奇心から魔術協会の門を叩く。
 降霊科に所属後、サナトキクロス家がそれなりの歴史と権威はあっても時計塔内での権力がない家系である事に付け込まれて何度も体のいい便利屋として使われる憂き目に遭うが、そこで下手に高い戦闘能力(死霊魔術師としての)と証拠隠滅の手際の良さ(密儀宗教に起源を置く魔術師としての)を発揮してしまった為、半ば無理矢理封印指定執行者に任命されてしまったのだ。

性格

 好奇心旺盛。かなり陰鬱で血腥い魔術を修めているのだが、明るく溌剌としている。魔術師の中でもグロテスクな物事への耐性が高い方。
 封印指定執行者に任命された事には不満もあったが、対象となった魔術師やその研究成果こそ魔術協会へ監禁、保存する為に差し出す必要があるものの、その過程で発生した死体や魔術利権の一部を報酬として支払われている為、これはこれで旨味もあるしやり甲斐があるとも考えている。
 気安い口調とは裏腹に(魔術師として)とても真面目であり、神秘の秘匿などの魔術倫理、魔術師としての最低限のルールがしっかり身に付いているタイプ。
 優秀だが執行者としての経験は浅く、今のところ重要度が低い魔術犯罪者狩りの業務などを任される事が多い。
 死霊魔術師のさがとして、戦争やクーデターなど死体大量獲得の機会が訪れると研究資源を掻き集めるべく積極的に危険地帯へと踏み込んで行く。
 死体の扱いは他死霊魔術師と比較すると丁重であり、彼女が死体から作り出した死霊魔術の礼装は、グロテスクながらも宗教美術品のような美しさがある。
 これはサナトキクロス家の死霊魔術式に「死者への崇敬、罪の精算」の概念が取り入れられている為。
 呪詛的な形で死者の魔力を扱う事もあるが、輪廻の果てに霊魂が神聖なる領域へと到達するという思想を基盤として魔術を行使しているという事。
 残虐な儀式で呪詛の威力を高めるタイプの死霊魔術と比べると総合火力は低いが、"高次元、神聖な領域へ向かう霊体"を主軸テーマに添えている為、神秘的な強度で優位に立ちやすい。
 キリアの個人的な心情としては、残虐な儀式は趣味じゃないが、特に人様のやり方に口を出す気はないし、魔術師が倫理観について語るとか冗談きついと考えている。
 しかし、残虐趣味で効率を下げていたり、加虐に傾向して死者を無駄に浪費する行為には怒りと嫌悪を覚える。

行動規範・行動方針

 魔術世界の秩序を乱す者を狩り、希少な才能の持ち主を橋の底へと連れて行く。そして報酬で死霊魔術の研究を進める。
 過度な正義感も過激な暴力性も持ち合わせていない、ビジネスライクでフラットな思想を持つ執行者。
 一言で言うと「優等生な魔術師」

参戦理由

 上からの命令。

サーヴァントへの態度

 境界記録帯ゴーストライナーとはある意味では彼女達の家が探求する「高次元へと到達した霊魂」そのものだ。
 その為、強い興味を持って接する。
 基本的に良い相棒として接しようとするが、秩序を乱すようなタイプのサーヴァントならば頃合いを見て自害させることも辞さない。

役どころ・コンセプトなど

 キリちゃん。陽キャな死神。

因縁キャラ

ドクトル・キリ
 特に関係のない人。

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