最終更新: nevadakagemiya 2021年06月02日(水) 10:35:49履歴
「かつてフランスの偉大なる哲学者、ルネ・デカルトは『哲学原理』においてこう説いた、"我思う、故に我在り"と」
「ならばそれよりも更に偉大なる私は、それをこう言い変えよう。"我在り、故に世界在り"…………とね」
「そうだ。世界は全て……私を中心に回るようになる。いや、"回す"。
この天才たる私が聖杯によって、世界の中心となる記念すべき日が、幕を開ける……」
この天才たる私が聖杯によって、世界の中心となる記念すべき日が、幕を開ける……」
【氏名】ダニエル・トライス・クリフォード
【性別】男性【年齢】38歳
【出身】アメリカ合衆国
【身長】196cm【体重】86kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】濁
【イメージカラー】ギラギラと光を反射する漆黒
【属性】混沌・善
【魔術属性】-
【起源】『上昇』
【特技】独学、習得、応用
【好きなもの】才能のある者(だが彼は、これに当て嵌まる物は自分以外いないと考えている)
【苦手なもの】自分が知らない事全て
【魔術系統】黄金の夜明け以降の、世間に流布された儀礼魔術を下地に据えた独学魔術
【魔術回路】質:E 量:E 編成:通常
【決戦の日】『世界の中心で才を叫んだ男』
【階位・称号・二つ名】201X年世界長者番付度2位
201X年度「アメリカで最も成功したCEO」第1位
201X年度「世界に多くの波紋を起こす影響力の持ち主」第1位
201X年累計被RT数第1位
【サーヴァントクラス】
【サーヴァント真名】
【性別】男性【年齢】38歳
【出身】アメリカ合衆国
【身長】196cm【体重】86kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】濁
【イメージカラー】ギラギラと光を反射する漆黒
【属性】混沌・善
【魔術属性】-
【起源】『上昇』
【特技】独学、習得、応用
【好きなもの】才能のある者(だが彼は、これに当て嵌まる物は自分以外いないと考えている)
【苦手なもの】自分が知らない事全て
【魔術系統】黄金の夜明け以降の、世間に流布された儀礼魔術を下地に据えた独学魔術
【魔術回路】質:E 量:E 編成:通常
【決戦の日】『世界の中心で才を叫んだ男』
【階位・称号・二つ名】201X年世界長者番付度2位
201X年度「アメリカで最も成功したCEO」第1位
201X年度「世界に多くの波紋を起こす影響力の持ち主」第1位
201X年累計被RT数第1位
【サーヴァントクラス】
【サーヴァント真名】
常に得意げな笑みを浮かべ続け、苦悩や怒り、悲しみなどと言った負の感情を臆面も見せない男。
既に40代に迫っているがその顔には小じわ1つない。これはストレスとは無縁の生活を送っている証。
柔和な雰囲気を漂わせ続ける男だが、その裏側には非常に歪んだ傲慢性が潜んでいる。
既に40代に迫っているがその顔には小じわ1つない。これはストレスとは無縁の生活を送っている証。
柔和な雰囲気を漂わせ続ける男だが、その裏側には非常に歪んだ傲慢性が潜んでいる。
元々は、魔術を知らないとある大企業のCEOでしかなかった。だがあるきっかけにより魔術の世界を知る。
「自分の知らないことがこの世界にあるのは許せない」という、その高い天才性から来る傲慢により魔術世界に強引に踏み込む。
時計塔から逃げてきた弱小魔術師らを金で大量に抱え込み、彼は様々な神秘の知見を得た。結果、彼は『この世界は自分が思っているよりも不安定である』と結論付ける。
ならば「天才である自分は、そんな不完全な世界を安定させる義務がある」と拗らせ、アラヤやガイアを超える『人類大統君主』システムを考案。
そのシステムを強固なものとして生み出すべく、聖杯戦争を用いて根源への到達を狙う。
「自分の知らないことがこの世界にあるのは許せない」という、その高い天才性から来る傲慢により魔術世界に強引に踏み込む。
時計塔から逃げてきた弱小魔術師らを金で大量に抱え込み、彼は様々な神秘の知見を得た。結果、彼は『この世界は自分が思っているよりも不安定である』と結論付ける。
ならば「天才である自分は、そんな不完全な世界を安定させる義務がある」と拗らせ、アラヤやガイアを超える『人類大統君主』システムを考案。
そのシステムを強固なものとして生み出すべく、聖杯戦争を用いて根源への到達を狙う。
1980年代のアメリカに生を受けた彼は、幼い頃から“天才”という言葉なしには語れない程の才能を遺憾なく発揮していた。
生まれつきの偏屈な性格故に学校に行かず、自宅を拠点に学習を行う在宅教育を受ける子供時代を送る。
ある時、当時まだ高価だったコンピューターをプレゼントされた彼は、誰にも教わることなく独学でプログラミング技術を修得。
他にも数学、世界史、哲学、物理学……様々な分野に手を伸ばし、参考書を読み知識を吸収しては即座に応用方法まで網羅する。
「1を教えて100を知る」とまで言われたその天才性は人々の注目を集め始め、18歳の頃に周囲の推薦でマサチューセッツ工科大学へ入学した。
物理学・工学を専攻し多数の論文を発表するも、才能故に傲慢になっていた彼は人間関係にストレスを覚え中退、顔見知りのいないカナダへ移住する。
その後ブリティッシュコロンビア大学の大学院に入り経済学と電気電子工学を専攻、博士号を取得し、そのままオンラインコンテンツデザイン業を企業。
更にM&Aや同業他社との業務提携を重ね、2008年にはクリーンエネルギーを掲げた新時代のコンピューター会社『ドミネイト・エレクトロニクス』を設立。
半導体産業を主体として業績を飛躍的に伸ばし、年間売上高300億ドルを超える大企業のトップにまで上り詰めた。
そんなある日、自分の経営する工場の内の1つがガス爆発により被害を受けたと報告を受ける。
付近に爆発するような不安定なガス管はなかった筈だと疑念に思い現場を訪れた彼は、そこで自分の知らない“魔術世界”に触れることになる。
天才である自分に分からない事、出来ない事など無いと考えていたダニエルにとって、魔術という概念は決して認めることのできないものであった。
怒りに駆られた彼は人脈、金、ネット……ありとあらゆる手段を使って調べ上げた結果、ある一人の魔術師とコンタクトを取る事に成功。
そして魔術が実在すると知ると、更にその魔術師を通して他の魔術師たちに接触、金や土地を援助する代わりに魔術知識の提供を求める。
彼らがこれに応じたことで魔術を学ぶツテを確保したダニエルは、幸運にも最低限の回路を有していたこともあり、本格的に魔術の修得を開始。
履修や独学を通して魔術とは何なのかを学んでいく……が、その過程で一つの疑問が浮かび上がった。
「そもそも魔術とは、神秘とは何故成立しているのか」
「何故彼らが魔術を世間に知られないようにしているかは分かった。だが……こんなもの納得いかない。何故人の信仰が、魔術に影響する?
ああ……苛立つ。天に選ばれた才覚を持つこの私に分からないことがあるなど……。苛立ちを隠せない。────何としてでも、知らなくては」
何故魔術は人に知られると力を失うのに、より多くの人に信じられると強くなるのか。何故人の信仰が魔術に影響を及ぼすのか。
多くの魔術師にとってそれらは疑う余地など無い常識だったが、ダニエルは魔術を今まで知らなかったが故に疑問を抱いた。
彼は何かに憑りつかれたように研究を始めた。魔術師にレポートを作成させ、時計塔の蔵書の複製などを取り寄せさせた。
そして彼はある可能性に辿り着く。
だがそれを認めることができなかった彼は、最新鋭の気象予測・災害予測用プログラムと開発中の量子演算スーパーコンピューターを借用。
物理学、生物学、化学、工学、そして哲学に至るまでのありとあらゆる定理に魔術的知見から得た法則を入力し、世界を演算した。
だが皮肉にも演算結果は、その可能性が杞憂で無く真実であることを証明してしまった。
それは、魔術の効果が人間の思想によって成り立っているというもの。そしてその魔術が、現実として物理法則に影響を及ぼすというもの。
即ち、人の意志には世界を変える力があるという事。だがそれは、今この瞬間も世界は人の意志という不安定なものに晒されていることも意味していた。
結果が出てなお認められなかった彼が顧問魔術師にこのことを問い質すと、その魔術師は彼に、この世界に抑止力なるものが存在することを教えた。
『確かに人間1人1人に微弱ながら世界を変える力があるのは認める。仮にも霊長種だからね、人間は。
だが、それ以上に大いなる意志があるんだ。人類そのものの集合的無意識とでも言うべき存在と、星そのものの意志とでも言うべきものがね』
「………………なるほど。もはや御伽噺の世界のようなスケールだが……。そもそも魔術自体が御伽噺か。それを前提にシミュレートしたところ矛盾もない……。信じるとしよう」
星の意志たるガイア。そして霊長種である人類の集合無意識たるアラヤ。この2つがそれぞれの観点から世界の均衡を維持しているという。
今の人類が星に比肩する存在だからこそ、人の思想に世界を変える力があるのだとようやく納得した彼だったが、そこから新たな疑問が生まれる。
人類は霊長種になったことで世界の主導権を得た。ならばもし星や人よりも大いなる意志を持つ者が現れたのなら、それに主導権を奪われるのでは、と。
そんなことは不可能に近い。だが人類という前例がある以上、不可能ではない。世界の不安定さを危惧したダニエルは、思案の果てにひとつの決意を抱く。
愚かなる群衆の集合無意識や何を考えているかも分からない星などではなく、絶対的天才である自分が創ったシステムによって世界を完全に安定させる。
アラヤやガイアを上回る新たな神、世界の全てを観測し演算する人口世界管理高等知能システム『人類大統君主』。
これを全ての始まり、アカシックレコードたる根源に投げ入れることを当面の目的と定めた彼は、根源へと通ずる孔を空けるための手段を模索。
かき集めた魔術師たちの協力もあってその手段──────聖杯戦争を準備したダニエルは、斯くして野望成就を果たすためにその開幕を高らかに告げる。
自らが聖杯戦争に勝利し世界に穴を穿ち、人と星の王を送り出す造物主となることを、彼は全く疑っていない。
生まれつきの偏屈な性格故に学校に行かず、自宅を拠点に学習を行う在宅教育を受ける子供時代を送る。
ある時、当時まだ高価だったコンピューターをプレゼントされた彼は、誰にも教わることなく独学でプログラミング技術を修得。
他にも数学、世界史、哲学、物理学……様々な分野に手を伸ばし、参考書を読み知識を吸収しては即座に応用方法まで網羅する。
「1を教えて100を知る」とまで言われたその天才性は人々の注目を集め始め、18歳の頃に周囲の推薦でマサチューセッツ工科大学へ入学した。
物理学・工学を専攻し多数の論文を発表するも、才能故に傲慢になっていた彼は人間関係にストレスを覚え中退、顔見知りのいないカナダへ移住する。
その後ブリティッシュコロンビア大学の大学院に入り経済学と電気電子工学を専攻、博士号を取得し、そのままオンラインコンテンツデザイン業を企業。
更にM&Aや同業他社との業務提携を重ね、2008年にはクリーンエネルギーを掲げた新時代のコンピューター会社『ドミネイト・エレクトロニクス』を設立。
半導体産業を主体として業績を飛躍的に伸ばし、年間売上高300億ドルを超える大企業のトップにまで上り詰めた。
そんなある日、自分の経営する工場の内の1つがガス爆発により被害を受けたと報告を受ける。
付近に爆発するような不安定なガス管はなかった筈だと疑念に思い現場を訪れた彼は、そこで自分の知らない“魔術世界”に触れることになる。
天才である自分に分からない事、出来ない事など無いと考えていたダニエルにとって、魔術という概念は決して認めることのできないものであった。
怒りに駆られた彼は人脈、金、ネット……ありとあらゆる手段を使って調べ上げた結果、ある一人の魔術師とコンタクトを取る事に成功。
そして魔術が実在すると知ると、更にその魔術師を通して他の魔術師たちに接触、金や土地を援助する代わりに魔術知識の提供を求める。
彼らがこれに応じたことで魔術を学ぶツテを確保したダニエルは、幸運にも最低限の回路を有していたこともあり、本格的に魔術の修得を開始。
履修や独学を通して魔術とは何なのかを学んでいく……が、その過程で一つの疑問が浮かび上がった。
「そもそも魔術とは、神秘とは何故成立しているのか」
「何故彼らが魔術を世間に知られないようにしているかは分かった。だが……こんなもの納得いかない。何故人の信仰が、魔術に影響する?
ああ……苛立つ。天に選ばれた才覚を持つこの私に分からないことがあるなど……。苛立ちを隠せない。────何としてでも、知らなくては」
何故魔術は人に知られると力を失うのに、より多くの人に信じられると強くなるのか。何故人の信仰が魔術に影響を及ぼすのか。
多くの魔術師にとってそれらは疑う余地など無い常識だったが、ダニエルは魔術を今まで知らなかったが故に疑問を抱いた。
彼は何かに憑りつかれたように研究を始めた。魔術師にレポートを作成させ、時計塔の蔵書の複製などを取り寄せさせた。
そして彼はある可能性に辿り着く。
だがそれを認めることができなかった彼は、最新鋭の気象予測・災害予測用プログラムと開発中の量子演算スーパーコンピューターを借用。
物理学、生物学、化学、工学、そして哲学に至るまでのありとあらゆる定理に魔術的知見から得た法則を入力し、世界を演算した。
だが皮肉にも演算結果は、その可能性が杞憂で無く真実であることを証明してしまった。
それは、魔術の効果が人間の思想によって成り立っているというもの。そしてその魔術が、現実として物理法則に影響を及ぼすというもの。
即ち、人の意志には世界を変える力があるという事。だがそれは、今この瞬間も世界は人の意志という不安定なものに晒されていることも意味していた。
結果が出てなお認められなかった彼が顧問魔術師にこのことを問い質すと、その魔術師は彼に、この世界に抑止力なるものが存在することを教えた。
『確かに人間1人1人に微弱ながら世界を変える力があるのは認める。仮にも霊長種だからね、人間は。
だが、それ以上に大いなる意志があるんだ。人類そのものの集合的無意識とでも言うべき存在と、星そのものの意志とでも言うべきものがね』
「………………なるほど。もはや御伽噺の世界のようなスケールだが……。そもそも魔術自体が御伽噺か。それを前提にシミュレートしたところ矛盾もない……。信じるとしよう」
星の意志たるガイア。そして霊長種である人類の集合無意識たるアラヤ。この2つがそれぞれの観点から世界の均衡を維持しているという。
今の人類が星に比肩する存在だからこそ、人の思想に世界を変える力があるのだとようやく納得した彼だったが、そこから新たな疑問が生まれる。
人類は霊長種になったことで世界の主導権を得た。ならばもし星や人よりも大いなる意志を持つ者が現れたのなら、それに主導権を奪われるのでは、と。
そんなことは不可能に近い。だが人類という前例がある以上、不可能ではない。世界の不安定さを危惧したダニエルは、思案の果てにひとつの決意を抱く。
愚かなる群衆の集合無意識や何を考えているかも分からない星などではなく、絶対的天才である自分が創ったシステムによって世界を完全に安定させる。
アラヤやガイアを上回る新たな神、世界の全てを観測し演算する人口世界管理高等知能システム『人類大統君主』。
これを全ての始まり、アカシックレコードたる根源に投げ入れることを当面の目的と定めた彼は、根源へと通ずる孔を空けるための手段を模索。
かき集めた魔術師たちの協力もあってその手段──────聖杯戦争を準備したダニエルは、斯くして野望成就を果たすためにその開幕を高らかに告げる。
自らが聖杯戦争に勝利し世界に穴を穿ち、人と星の王を送り出す造物主となることを、彼は全く疑っていない。
彼は魔術師としては初心者であり、呪詛などに対する対策に疎い点がある。これは聖杯戦争参加者としては手痛い点である
それを補うため魔術師が行う各種魔術を撥ね退けるための礼装を、指輪やネックレスなどのアクセサリに擬態させて身に着けている。
塵も積もれば山となるという言葉があるが、1つ1つの効果は薄くても非常に多種多様な数と種類を揃えて装着しているため、魔術への耐性は一級の魔術師に匹敵する。
これらは全て、顧問魔術師を通じて雇い入れたアメリカ合衆国に根を張る魔術師達に作成させ、それを買い上げた物である。
そもそも彼自身がマスターとして参加しないという手もあるのだが、そこは自分の天才性に絶対な自信を持つ男。
「私以外の誰かが出るなど、私の頭脳への冒涜か?」と聞く耳を持たなかったという。
それを補うため魔術師が行う各種魔術を撥ね退けるための礼装を、指輪やネックレスなどのアクセサリに擬態させて身に着けている。
塵も積もれば山となるという言葉があるが、1つ1つの効果は薄くても非常に多種多様な数と種類を揃えて装着しているため、魔術への耐性は一級の魔術師に匹敵する。
これらは全て、顧問魔術師を通じて雇い入れたアメリカ合衆国に根を張る魔術師達に作成させ、それを買い上げた物である。
そもそも彼自身がマスターとして参加しないという手もあるのだが、そこは自分の天才性に絶対な自信を持つ男。
「私以外の誰かが出るなど、私の頭脳への冒涜か?」と聞く耳を持たなかったという。
彼がマスターとして力量が低く、サーヴァントの宝具を連発できないのではないかという不安を想定して作られた魔力の貯蔵庫。
死亡や失踪したとしても誰も取り沙汰さない浮浪者などを極秘に金で雇い、彼らを軟禁した上でその生命力を魔力に変換し貯蔵している。
非常時にはこれらにサーヴァントとの魔力経路を接続し、決戦の際には遠慮なく宝具の連発などを可能にする。人道的観点を除けば、非常に効率的なサーヴァントの魔力確保手段と言える。
だが、サーヴァントは稀にマスターと記憶や意識を夢を通じて共有することがある為、そこからこの非人道的な技術がバレるという可能性も秘めている。
死亡や失踪したとしても誰も取り沙汰さない浮浪者などを極秘に金で雇い、彼らを軟禁した上でその生命力を魔力に変換し貯蔵している。
非常時にはこれらにサーヴァントとの魔力経路を接続し、決戦の際には遠慮なく宝具の連発などを可能にする。人道的観点を除けば、非常に効率的なサーヴァントの魔力確保手段と言える。
だが、サーヴァントは稀にマスターと記憶や意識を夢を通じて共有することがある為、そこからこの非人道的な技術がバレるという可能性も秘めている。
人工世界管理高等知能システム『人類大統君主』の中枢。科学と魔術の双方のアプローチから作り出した、礼装とコンピューターの2つの側面を併せ持つ存在。
実際に存在する世界と、人の思想を根幹に置く神秘。2側面から世界を知る事を目指した「Larn pray, Larn cert(祈りを識り、確実なる物を識る)」という標語のもとに作られた機構*1。
その標語、および近代物理学によって提唱された「ある時点の全ての力学的・物理的な状態を把握・解析する事で全能を知る」という超人間的仮説『ラプラスの魔』に由来する形で命名された。
名前の通り、この世界に存在するあらゆる概念・数値・現象・状態を観測し、そして処理することでアラヤやガイアに対抗することを目的に作成された。
通常のコンピューターよりも膨大で迅速な計算を可能とする量子コンピュータを基礎とし、魔術礼装の技術を集約。
まだ試作段階にあった量子アニーリング方式を採用し演算能力を飛躍的に向上させ、技術的な課題を魔術の礼装によって補う。
最大の課題である"世界中の情報"という膨大なデータの保存と解析には、神秘の概念を学ぶことで彼が新たに提唱したフォトニック結晶を用いるデータ処理によって克服。
世界中の情報を観測・処理し、文字通りこの世界の全てを観測しきる機構を彼は完成させるに至った。
だが、世界中をまったく同時に観測する手段だけはどう足掻いても持ち得る事は出来なかった。
そこでダニエルは囲い込んだ魔術師達から意見を招集し、そして情報を収集。その中で、どのような魔術師でも根源への足掛かりをつかめる儀式、聖杯戦争の存在を知る。
「根源? 世界の始まり……まぁビッグバン理論を思い出すな。そこに行けば世界の全てがある? ならばそこをインプットとすればいい! その根源とやらにこのラプラスを設置するぞ!」
根源を目的とする魔術師ならば思いつきもしない、根源到達を通過点としか考えない発想だった。世界の全てよりも自分の天才性を優先するという傲慢性故の選択である。
これにより根源から世界の全ての情報を獲得し処理、その後機構内にて演算した情報を元としてダニエルという人間の思考ルーチンを模倣した人工知能を複製する。
無限人に増殖させたダニエル複製人格と、根源を踏み台とした全世界同時観測を組み合わせる事で、アラヤやガイアを超越する『人類大統君主』へと昇華せんと企む。
「無限の天才による世界同時観測と演算処理……。これで────私という存在そのものが……! 一個体の"霊長"となるのだ……!」
────だが悲しいかな、根源に到達しようとすれば抑止力に阻止されることを、彼はまだ知らない。
実際に存在する世界と、人の思想を根幹に置く神秘。2側面から世界を知る事を目指した「Larn pray, Larn cert(祈りを識り、確実なる物を識る)」という標語のもとに作られた機構*1。
その標語、および近代物理学によって提唱された「ある時点の全ての力学的・物理的な状態を把握・解析する事で全能を知る」という超人間的仮説『ラプラスの魔』に由来する形で命名された。
名前の通り、この世界に存在するあらゆる概念・数値・現象・状態を観測し、そして処理することでアラヤやガイアに対抗することを目的に作成された。
通常のコンピューターよりも膨大で迅速な計算を可能とする量子コンピュータを基礎とし、魔術礼装の技術を集約。
まだ試作段階にあった量子アニーリング方式を採用し演算能力を飛躍的に向上させ、技術的な課題を魔術の礼装によって補う。
最大の課題である"世界中の情報"という膨大なデータの保存と解析には、神秘の概念を学ぶことで彼が新たに提唱したフォトニック結晶を用いるデータ処理によって克服。
世界中の情報を観測・処理し、文字通りこの世界の全てを観測しきる機構を彼は完成させるに至った。
だが、世界中をまったく同時に観測する手段だけはどう足掻いても持ち得る事は出来なかった。
そこでダニエルは囲い込んだ魔術師達から意見を招集し、そして情報を収集。その中で、どのような魔術師でも根源への足掛かりをつかめる儀式、聖杯戦争の存在を知る。
「根源? 世界の始まり……まぁビッグバン理論を思い出すな。そこに行けば世界の全てがある? ならばそこをインプットとすればいい! その根源とやらにこのラプラスを設置するぞ!」
根源を目的とする魔術師ならば思いつきもしない、根源到達を通過点としか考えない発想だった。世界の全てよりも自分の天才性を優先するという傲慢性故の選択である。
これにより根源から世界の全ての情報を獲得し処理、その後機構内にて演算した情報を元としてダニエルという人間の思考ルーチンを模倣した人工知能を複製する。
無限人に増殖させたダニエル複製人格と、根源を踏み台とした全世界同時観測を組み合わせる事で、アラヤやガイアを超越する『人類大統君主』へと昇華せんと企む。
「無限の天才による世界同時観測と演算処理……。これで────私という存在そのものが……! 一個体の"霊長"となるのだ……!」
────だが悲しいかな、根源に到達しようとすれば抑止力に阻止されることを、彼はまだ知らない。
表向きは人当たりの良い社長だが、その実態は傲慢さに満ち溢れた“天才”。
生まれつき様々な事を一瞬で会得できたために幼い頃から自分の才能に絶対的な自信を抱いており、万能感に支配されていた。
それ故に「自分が知らないことを他の誰かが知っている」事を許せず、幼少期は嫉妬することも多く協調性に欠けていた。
歳を重ねてからは自分を偽ることを覚えたが、それは「そうした方が知識を得る機会が増えるから」というだけで、その根幹は何も変わっていない。
むしろ取り繕うようになったことで彼の本性に気付く人がいなくなり、その拗れ切った内面を矯正する機会が失われてしまう原因となってしまった。
現在の彼は人並み外れたプライドの持ち主で、自分の頭脳だけでなくそこから生み出された発明やプラン、仮説にも強い拘りを持つ。
自らが勢力を注いで組み上げた計画や発明品を自分自身の分身と考えており、それらを邪魔することを全て自分への冒涜だと捉える。
そのため自分の思い通りにならない存在を決して許さず、構築したプランを少しでも邪魔されると「私の頭脳を愚弄するのか……」と静かに怒り狂う。
上記した幼稚なまでの嫉妬心により、自分の創造物に並び立つ物を作り出す存在にも「私の劣化コピーめ……」と嫌悪感を露骨に露わにする。
彼にとって自分の頭脳と自分が生み出した物だけが至高であり、それ以外は(世間から見れば比較相手の方が優れていたとしても)全て自分の劣化でしかない。
総じてダニエルという人間は『圧倒的な頭脳、権力、財力、影響力を併せ持った子供』と言える。
それも単なる子供ではなく、自分の本性を隠す事を知った狡い子供であり、だからこそ誰も彼の歪みを悟ることができずここまで捻くれてしまった。
日本には“馬鹿は死んでも治らない”という言葉があるが、彼のここまで捻じれ狂った馬鹿さは果たして死ぬ程度で治るのか。その答えは誰にも分からない。
生まれつき様々な事を一瞬で会得できたために幼い頃から自分の才能に絶対的な自信を抱いており、万能感に支配されていた。
それ故に「自分が知らないことを他の誰かが知っている」事を許せず、幼少期は嫉妬することも多く協調性に欠けていた。
歳を重ねてからは自分を偽ることを覚えたが、それは「そうした方が知識を得る機会が増えるから」というだけで、その根幹は何も変わっていない。
むしろ取り繕うようになったことで彼の本性に気付く人がいなくなり、その拗れ切った内面を矯正する機会が失われてしまう原因となってしまった。
現在の彼は人並み外れたプライドの持ち主で、自分の頭脳だけでなくそこから生み出された発明やプラン、仮説にも強い拘りを持つ。
自らが勢力を注いで組み上げた計画や発明品を自分自身の分身と考えており、それらを邪魔することを全て自分への冒涜だと捉える。
そのため自分の思い通りにならない存在を決して許さず、構築したプランを少しでも邪魔されると「私の頭脳を愚弄するのか……」と静かに怒り狂う。
上記した幼稚なまでの嫉妬心により、自分の創造物に並び立つ物を作り出す存在にも「私の劣化コピーめ……」と嫌悪感を露骨に露わにする。
彼にとって自分の頭脳と自分が生み出した物だけが至高であり、それ以外は(世間から見れば比較相手の方が優れていたとしても)全て自分の劣化でしかない。
総じてダニエルという人間は『圧倒的な頭脳、権力、財力、影響力を併せ持った子供』と言える。
それも単なる子供ではなく、自分の本性を隠す事を知った狡い子供であり、だからこそ誰も彼の歪みを悟ることができずここまで捻くれてしまった。
日本には“馬鹿は死んでも治らない”という言葉があるが、彼のここまで捻じれ狂った馬鹿さは果たして死ぬ程度で治るのか。その答えは誰にも分からない。
自らの天才性を信じて疑わない傲慢不遜な人物だが、その頭脳に胡坐をかいた愚か者ではない。
神に愛された頭脳も、磨き続けなければ腐り果ててしまう。故に誰よりも天才な自分は誰よりも努力し続けなければならないという上昇志向を持つ。
自分が知らないことを知っている人間がいること以上にそれを知らない自分を許せず、どんな手段を使ってでも自らに足りないものを補い上を目指す。
そして全くの門外漢でありながら僅か数年で魔術分野に対し高い知見を得た事から、そのストイックさと結果を付いてこさせるポテンシャルの高さが伺える。
また「自分が天才として生まれたことには何か意味がある」と考えており、自分がやるべきことに飢え、常にそれを探している。
かつては「その頭脳を以て人々を牽引する」と考えていたが、世界が自分が思うよりも不安定であるとを知ったことで、牽引では足りないと目標を改める。
結果「自分という天才を全人類と星の頂点に置くことで世界を安定させる」というトンチキな発想へと至り、現在はそれを目指して日夜研鑽を積み続けている。
神に愛された頭脳も、磨き続けなければ腐り果ててしまう。故に誰よりも天才な自分は誰よりも努力し続けなければならないという上昇志向を持つ。
自分が知らないことを知っている人間がいること以上にそれを知らない自分を許せず、どんな手段を使ってでも自らに足りないものを補い上を目指す。
そして全くの門外漢でありながら僅か数年で魔術分野に対し高い知見を得た事から、そのストイックさと結果を付いてこさせるポテンシャルの高さが伺える。
また「自分が天才として生まれたことには何か意味がある」と考えており、自分がやるべきことに飢え、常にそれを探している。
かつては「その頭脳を以て人々を牽引する」と考えていたが、世界が自分が思うよりも不安定であるとを知ったことで、牽引では足りないと目標を改める。
結果「自分という天才を全人類と星の頂点に置くことで世界を安定させる」というトンチキな発想へと至り、現在はそれを目指して日夜研鑽を積み続けている。
よくある魔術師のように、所詮は戦いの道具と軽視……するような事はない。
むしろ"再現体とはいえ、過去に存在した偉人に変わりはない"として、最大限の敬意は払う。
「この一時のみの共闘ではありますが、共に全霊を以てして協力し合いましょう」と、普段の本性を見せない状態、いわゆる"社長モード"で接する。
これはサーヴァントという存在が持つ力の高さを理解しているからであり、ほんの少しでも疑念や嫌悪を抱かれれば根源到達が不利になると分かっているから。
結局のところ内心では根源へ到達するための手段としてしか見ておらず、そこに本当の意味での敬意などは微塵も抱いていない、あくまでそうした方が都合良いのでそう接するだけである。
メッキが剥がれた際の激情もなるべくサーヴァントの前では出さないように心がけるが、基本的に妨害などは普通の聖杯戦争において隠し通すのは難しいだろう。
だがその激情や苛烈さがサーヴァント自体に向くことはほぼないので、こういったお茶目な面を許せるサーヴァントが主従としては理想である。
むしろ"再現体とはいえ、過去に存在した偉人に変わりはない"として、最大限の敬意は払う。
「この一時のみの共闘ではありますが、共に全霊を以てして協力し合いましょう」と、普段の本性を見せない状態、いわゆる"社長モード"で接する。
これはサーヴァントという存在が持つ力の高さを理解しているからであり、ほんの少しでも疑念や嫌悪を抱かれれば根源到達が不利になると分かっているから。
結局のところ内心では根源へ到達するための手段としてしか見ておらず、そこに本当の意味での敬意などは微塵も抱いていない、あくまでそうした方が都合良いのでそう接するだけである。
メッキが剥がれた際の激情もなるべくサーヴァントの前では出さないように心がけるが、基本的に妨害などは普通の聖杯戦争において隠し通すのは難しいだろう。
だがその激情や苛烈さがサーヴァント自体に向くことはほぼないので、こういったお茶目な面を許せるサーヴァントが主従としては理想である。
甘利もぐ
「魔術使い……。話には聞いていましたが、想像以上に俗らしいのですね。興味深い」
ダニエルが知る"魔術師らしい"人物像とは程遠い存在。だがそれでも、聖杯戦争に参加したからには重要な賓客として扱う。
とは言っても、所詮は最後には負ける存在と見ているが、魔術を知りながらも非常に俗らしいその人間性には興味を持つ。
“埋葬者”
「私から言わせてもらえば、貴方は運が悪かっただけです。それで私にまで憎悪を向けるのは、甚だ筋違い……幼稚と言っても良いでしょうね」
魔術という世界が自分の知らない世界ではあったが、紛争と言う身近な世界にも魔術が関わっていたという事を知るきっかけになった人物。
自分のような新参者ですら人間を犠牲にする手法 に辿り着いたのだから、当然自分以外にもそういった人間がいるのは自明の理だった。
必然的にそう言った犠牲者や復讐者も存在すると想像はついていたため、そう言った人間が自分の聖杯戦争に来ることは、むしろ"仮説の証明"となるのでダニエル的には歓迎している。
クレイト・アンドリアシカタ
「シャーマンですか。少し前の私ならば一笑に付していたでしょうが、魔術を知ると感慨深いものですね」
開催したマダガスカル現地に在住する魔術師と認識している。金で買い付けた潤沢な霊地での開催の為、面識は存在しない。
金でも渡して黙ってくれればそれでいいと考えてはいたが、聖杯戦争に参加するとなれば重要な参加者の1人として丁重に扱う。
ケイ
「かのアーサー王の親族ですか。女性だという理屈は不明ですが、よろしくお願いします。貴方とは、良きパートナーとなれそうだ」
本来フィクションであると考えられてきた円卓の物語の騎士。伝承に語られるものと異なる性別。何より、騎士でありながら口八丁手八丁で戦うその手口。いずれも高い興味をそそられる。
はっきり言って女性としては好みではないし、戦争におけるパートナーとしては心許ないと感じてはいる。だが高いポテンシャルを持っているとも感じており、非常に期待はしている。
ひとまず召喚したその日に彼女が出てくる文献の記述を全て読み解き、どのような宝具やスキルが考えられるかを一通り調べ尽くした。
「魔術使い……。話には聞いていましたが、想像以上に俗らしいのですね。興味深い」
ダニエルが知る"魔術師らしい"人物像とは程遠い存在。だがそれでも、聖杯戦争に参加したからには重要な賓客として扱う。
とは言っても、所詮は最後には負ける存在と見ているが、魔術を知りながらも非常に俗らしいその人間性には興味を持つ。
“埋葬者”
「私から言わせてもらえば、貴方は運が悪かっただけです。それで私にまで憎悪を向けるのは、甚だ筋違い……幼稚と言っても良いでしょうね」
魔術という世界が自分の知らない世界ではあったが、紛争と言う身近な世界にも魔術が関わっていたという事を知るきっかけになった人物。
自分のような新参者ですら
必然的にそう言った犠牲者や復讐者も存在すると想像はついていたため、そう言った人間が自分の聖杯戦争に来ることは、むしろ"仮説の証明"となるのでダニエル的には歓迎している。
クレイト・アンドリアシカタ
「シャーマンですか。少し前の私ならば一笑に付していたでしょうが、魔術を知ると感慨深いものですね」
開催したマダガスカル現地に在住する魔術師と認識している。金で買い付けた潤沢な霊地での開催の為、面識は存在しない。
金でも渡して黙ってくれればそれでいいと考えてはいたが、聖杯戦争に参加するとなれば重要な参加者の1人として丁重に扱う。
ケイ
「かのアーサー王の親族ですか。女性だという理屈は不明ですが、よろしくお願いします。貴方とは、良きパートナーとなれそうだ」
本来フィクションであると考えられてきた円卓の物語の騎士。伝承に語られるものと異なる性別。何より、騎士でありながら口八丁手八丁で戦うその手口。いずれも高い興味をそそられる。
はっきり言って女性としては好みではないし、戦争におけるパートナーとしては心許ないと感じてはいる。だが高いポテンシャルを持っているとも感じており、非常に期待はしている。
ひとまず召喚したその日に彼女が出てくる文献の記述を全て読み解き、どのような宝具やスキルが考えられるかを一通り調べ尽くした。
「初めまして。私は、ダニエル。ダニエル・トライス・クリフォード。
"ドミネイト・エレクトロニクス"の創業者にして現CEOと言えば……幾分かニュースで見たことは、あるだろう?
おっと……そう身構えないでくれたまえ……。私は君と、対話しに来たんだ」
「魔術? なんだ、それは? 知らんな……。御伽噺の世界であろう。
いや。御伽噺と切り捨てるのは、無知の肯定でしかない。実際に、この世界に、ある。そう前提として見えてくる新たな視点もあるはずだ」
「何故どれだけ調べても魔術について出てこない……。ああ、そうか。奴らの存在を、誰も知らないのだな。
無論────この私を除いて。この私が、彼らという存在に、世間で初めて、光を当てた……という事か。神に選ばれし、"才"ゆえに」
「かのルネサンスにおける崇高な人文主義者、エラスムスは『痴愚神礼讃』においてこう説いた。"盲者の国ならば、片目がつぶれている者でも王になれる"と、ね」
「ならばそれよりも更に崇高なる私は、それをこう言い変えよう。"愚者の集団ならば、目を見開いた者を王とする"と────────」
「それが、私だ。私は天才だ。魔術? そんなもの……即座に、理解してくれる。私の手に入らない知恵など、無いのだから。
愚かなる民衆の目を見開かせ、王として彼らを導く。天性の才を得た者の、義務としてぇ……!」
「選ばれし天才の頭脳を持つ私こそが──────魔術という蒙昧な概念に、光を差すべきだ。
誰かがやらなくてはならない。ならば誰が適任だ? 私だ……。私しか、いなぁい……!」
「誰も彼も、魔術について無知蒙昧すぎる。何故か……?
それは神秘が力になるからと言って、魔術師達が魔術を隠し続けたからだ……。
そもそも神秘などというものが、力を持つことそのものが……間違いなんだ……。
もっと強固なシステムを……。もっと手堅い安全弁を……。私が作り上げる……! 天才故に…!」
「美しい……。そして素晴らしい……。このような物を生み出せる、私の頭脳、財力、コネクション……その全てが、美しい……」
「美しきイタリアの芸術家、ミケランジェロはこう言い放った。"どれだけの労力を注ぎ込んだかを知れば、天才なんて呼べないはずだ"と」
「ならばそれよりも遥かに美しい私は、それをこう言い変えよう。"私がどれほどの労力でこれを作ったかを知れば、私を天才としか呼べない"と、な」
「人の思想が世界を変える。ああ。そんなことは事実、この世界でも実際に当たり前に起こり得ることだ。
カール・マルクスの提唱した社会主義なども良い例だろう。アレは彼以降の世界の動きすらも決定付けた。確かに、人間の思想は世界を変える。
だが、それは"その思想に応じて行動した人間がいたから"だ。人間の行動が、思想と現実の間に存在する。その過程を省略する神秘の存在は、世界を不安定にしている」
「私は高額納税者だ……。おそらくきっと、この場にいる誰よりも社会に貢献している。
孤児院を立てた。アフリカの恵まれぬ子供たちに教材を送った。浄水装置を届けたこともあったか。環境問題への取り組みも、もちろん心がけている。
そんな私の行いで救われた人に比べれば、この聖杯戦争で死んだ数など、誤差だ。単純な四則演算も出来ないのかね?」
「────────……自分が、何をしたか分かっているのか?
何をしたのかと聞いている……。……君は、私が描いたプロジェクトに、泥を塗った。
私の頭脳が……。大いなる神の寵愛を受けた頭脳が生み出したプランを……っ! 侮辱したぁぁぁ……っ!!」
「お前たちに大量の魔術師を雇い入れる金があるか? お前たちにこれほどのコンピューターを設計する頭脳があるか? 断言する。無いね。
だが私にはある……。私には財も地位も頭脳もある。この私以上に……、全人類の、星の頂点に立つに相応しい存在があるだろうか……?」
「間違っているのは君たちの方だ。君たちは私を殺そうとしている。それは大きな間違いだ。
変化が恐ろしいから旧体制にしがみついて離れない、憐れな老人と何ら変わらない……。まぁ、所詮は愚昧な凡人か。
大きな変革の中に犠牲はつきものなんだ……。分かってくれ。分かったら、そこをどいてくれないか?」
「────死ぬ? ────私、が? ……はは……。悪い、冗談だ…………。
おい……何をしている……。すぐに医療班を呼べ……。千切れている……? 何が…? 関係ない……。すぐに治せ……!!
お前たちでも良い…! すぐに私を治せ…! 金ならあるぞ…! 殺し合ってたなど水に流す。地位も名誉も約束する。だから私をすぐに治せ!!
この私が…! 失われるんだぞ……!! この世界から!! この私の頭脳が喪われるなど!! 今後の人類の歴史数千年分の損失だぞ!!!」
"ドミネイト・エレクトロニクス"の創業者にして現CEOと言えば……幾分かニュースで見たことは、あるだろう?
おっと……そう身構えないでくれたまえ……。私は君と、対話しに来たんだ」
「魔術? なんだ、それは? 知らんな……。御伽噺の世界であろう。
いや。御伽噺と切り捨てるのは、無知の肯定でしかない。実際に、この世界に、ある。そう前提として見えてくる新たな視点もあるはずだ」
「何故どれだけ調べても魔術について出てこない……。ああ、そうか。奴らの存在を、誰も知らないのだな。
無論────この私を除いて。この私が、彼らという存在に、世間で初めて、光を当てた……という事か。神に選ばれし、"才"ゆえに」
「かのルネサンスにおける崇高な人文主義者、エラスムスは『痴愚神礼讃』においてこう説いた。"盲者の国ならば、片目がつぶれている者でも王になれる"と、ね」
「ならばそれよりも更に崇高なる私は、それをこう言い変えよう。"愚者の集団ならば、目を見開いた者を王とする"と────────」
「それが、私だ。私は天才だ。魔術? そんなもの……即座に、理解してくれる。私の手に入らない知恵など、無いのだから。
愚かなる民衆の目を見開かせ、王として彼らを導く。天性の才を得た者の、義務としてぇ……!」
「選ばれし天才の頭脳を持つ私こそが──────魔術という蒙昧な概念に、光を差すべきだ。
誰かがやらなくてはならない。ならば誰が適任だ? 私だ……。私しか、いなぁい……!」
「誰も彼も、魔術について無知蒙昧すぎる。何故か……?
それは神秘が力になるからと言って、魔術師達が魔術を隠し続けたからだ……。
そもそも神秘などというものが、力を持つことそのものが……間違いなんだ……。
もっと強固なシステムを……。もっと手堅い安全弁を……。私が作り上げる……! 天才故に…!」
「美しい……。そして素晴らしい……。このような物を生み出せる、私の頭脳、財力、コネクション……その全てが、美しい……」
「美しきイタリアの芸術家、ミケランジェロはこう言い放った。"どれだけの労力を注ぎ込んだかを知れば、天才なんて呼べないはずだ"と」
「ならばそれよりも遥かに美しい私は、それをこう言い変えよう。"私がどれほどの労力でこれを作ったかを知れば、私を天才としか呼べない"と、な」
「人の思想が世界を変える。ああ。そんなことは事実、この世界でも実際に当たり前に起こり得ることだ。
カール・マルクスの提唱した社会主義なども良い例だろう。アレは彼以降の世界の動きすらも決定付けた。確かに、人間の思想は世界を変える。
だが、それは"その思想に応じて行動した人間がいたから"だ。人間の行動が、思想と現実の間に存在する。その過程を省略する神秘の存在は、世界を不安定にしている」
「私は高額納税者だ……。おそらくきっと、この場にいる誰よりも社会に貢献している。
孤児院を立てた。アフリカの恵まれぬ子供たちに教材を送った。浄水装置を届けたこともあったか。環境問題への取り組みも、もちろん心がけている。
そんな私の行いで救われた人に比べれば、この聖杯戦争で死んだ数など、誤差だ。単純な四則演算も出来ないのかね?」
「────────……自分が、何をしたか分かっているのか?
何をしたのかと聞いている……。……君は、私が描いたプロジェクトに、泥を塗った。
私の頭脳が……。大いなる神の寵愛を受けた頭脳が生み出したプランを……っ! 侮辱したぁぁぁ……っ!!」
「お前たちに大量の魔術師を雇い入れる金があるか? お前たちにこれほどのコンピューターを設計する頭脳があるか? 断言する。無いね。
だが私にはある……。私には財も地位も頭脳もある。この私以上に……、全人類の、星の頂点に立つに相応しい存在があるだろうか……?」
「間違っているのは君たちの方だ。君たちは私を殺そうとしている。それは大きな間違いだ。
変化が恐ろしいから旧体制にしがみついて離れない、憐れな老人と何ら変わらない……。まぁ、所詮は愚昧な凡人か。
大きな変革の中に犠牲はつきものなんだ……。分かってくれ。分かったら、そこをどいてくれないか?」
「────死ぬ? ────私、が? ……はは……。悪い、冗談だ…………。
おい……何をしている……。すぐに医療班を呼べ……。千切れている……? 何が…? 関係ない……。すぐに治せ……!!
お前たちでも良い…! すぐに私を治せ…! 金ならあるぞ…! 殺し合ってたなど水に流す。地位も名誉も約束する。だから私をすぐに治せ!!
この私が…! 失われるんだぞ……!! この世界から!! この私の頭脳が喪われるなど!! 今後の人類の歴史数千年分の損失だぞ!!!」
・〜〜には、一旦褒め称える文章を入れましょう。形容詞1語だと締まりが良いです。
・××の○○には、くどくなりすぎないようにどういう人物か紹介してから名前を入れましょう。
・××の○○には、くどくなりすぎないようにどういう人物か紹介してから名前を入れましょう。
・重要な部分です。その人の遺した言葉を此処に置きます。
知識を要求されるのでなるべく知られていない名言を出すとダニエルポイント高めです。
ただし、あまりマイナー狙いすぎると言いたい事とズレるので注意しましょう。
知識を要求されるのでなるべく知られていない名言を出すとダニエルポイント高めです。
ただし、あまりマイナー狙いすぎると言いたい事とズレるので注意しましょう。
・〜〜には、1で発言者に対して使った形容詞をそのまま使いましょう。自分がその偉人より上だとはっきりさせます。
ですがここは別に主題ではないので、あまりくどくならない形容詞を一言目の時点で選ぶことが大切です。
ですがここは別に主題ではないので、あまりくどくならない形容詞を一言目の時点で選ぶことが大切です。
・最大限に重要な部分です。その人の遺した言葉を自分の言葉にします。
言いたい事はこの一文に集約されるので、あらかじめ言いたい事を整えてから発言しましょう。
この部分を考える前に一言目から話し始めると、この部分が思いつかず言葉に詰まることになるので格好悪いです。
言いたい事はこの一文に集約されるので、あらかじめ言いたい事を整えてから発言しましょう。
この部分を考える前に一言目から話し始めると、この部分が思いつかず言葉に詰まることになるので格好悪いです。
コメントをかく