kagemiya@ふたば

【氏名】ナギィ・ニュレーネス
【性別】女性
【年齢】19歳
【出身】不明
【身長・体重】157cm・48kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】灰
【スリーサイズ】68/54/72
【外見・容姿】喉に巻かれた包帯が印象的な、寡黙な女性
【属性】中立・中庸
【起源】『静寂しじま』
【所属】青の林檎ブルーアップル
【階位・称号・二つ名】『闇夜渡しカローン』

　現役の画舫ゴンドラ乗りの中でも指折りの、極めて優れた操舵技術。
　波も、音も立てず水路を滑り抜けて行く。
　真横を通り抜けた人がその存在に気付けないその様は、幽霊船を連想させる。
　表面上は生ける伝説と呼ばれる画舫乗りのものと類似するが、操舵プロセスは全く異なる。
　彼方が水を友として親しみ、乗りこなす技術であれば此方は水を道具として操り、支配するもの。
　通常では読み取り不可能な深情報をも認識する、常軌を逸した水情報の解析能力による水流操作...限定的な水流掌握。

　優れた水泳技術。完璧なリップ・クリーン・エントリーによる限りなく無音に近い入水、最小の動きで最大の推進力を生み出す脚捌きなど、速さと静けさを兼ね備えた独特の泳法。

　ナギィの画舫ゴンドラを利用したとあるギリシャ系のサーヴァントが、ナギィの風貌とその業務体制を歌姫と比較し、皮肉を込めて呼んだ渾名。
　咽頭外傷による後天的な聴唖者であるナギィは当然ながら客を乗せていても何も喋る事はない。
　髪飾り型の電子音声による対話ソフトを用いることもあるが、それもテンプレートな文章と初期の汎用音声からなる必要最低限しか使用しない。
　客が何者であろうと、彼女は何も聞かず、何も語らず、淡々と渡し、運ぶのみ。
　一切の遊びのない、客商売有るまじき対応であるが、コミュニケーションや会話を苦手とする客、闇夜渡しカローンの噂を聞きつけて物珍しさで来た客、後ろ暗い事情がある客など意外にも顧客は多い。

　現在所属するギルドから与えられた一般的な画舫を塗装、改造したもの。
　船体は視認ギリギリなダークブルーに塗られ、ランタンの燈もやや薄暗くなっている。
　極限まで華やかさを切り落とした闇夜渡しカローンの霊船。

　肉付きは悪く、全体的に華奢な印象を受ける。真っ白な肌も相まって肉体労働に向かない様に見えるが、対話による接客を除いた全業務を十二分に熟せる体力と細腕でオールを自在に操る筋力を秘めている。
　黒いショートヘア、片目隠れ。瞳はアッシュグレイ。
　首に巻かれた包帯の下には、極めて痛々しい赤黒い傷跡が残っている。
　自分で付けたのか、他人に付けられたのかは不明。
　

　『珊瑚の海』の画舫ゴンドラ乗り。
　後天的聴唖者であるが「何も聞かず、何も語らない」という接客スタンスで一定の需要を得ている。

イメージカラー：暗闇に浮かび上がる限りなく黒に近いダークブルー
特技：語らない
好きなもの：語らない
苦手なもの：語らない
天敵：語らない
願い：語らない

【一人称】-【二人称】-【三人称】-

　数年前、珊瑚の海へと流れて来た謎の女性。
　当時から聴唖者であり、何も語らず、身元に繋がるような持ち物も持っていなかった事から前歴は不明。
　流れ者の例に漏れず、食い扶持を稼ぐ為に画舫ゴンドラ乗りギルド青の林檎ブルーアップルに参入、異様な水マテリアル解析能力を発揮し、研修の後、画舫乗りとして働く事となる。
　唖者である事から煙たがれる事もあったが、優れた才能と問題を起こす事なく淡々と仕事をこなす職務態度もあって現在では変わり者の一人くらいのポジションに落ち着いている。

　語らず、表情も変えず、他者とのコミュニケーションも必要最低限しか取らないためその内心を伺うことは非常に困難。
　感情がない訳ではないが、それを表に出す事は全くない。
　人との関わりを嫌っている、煩わしいと思っている、というよりは「そんなものはどうせ無意味になる」という深い諦観がある。

　生きているので、生きるために働き、行動している。

　相手がサーヴァントである事は、彼女に取って態度を変える理由にはならない。

　必要最低限しか喋らない床屋。
　華やかで楽しい画舫ゴンドラに乗りたくない方におすすめ。

ノノイ・5255：同僚
　世話がナギィの喜びになる事はない。今は。

ジヴ・ネルキンソン：同僚
　何となくアレな内面を持つ事は把握しているが、何も語らない。

ミコト・セルピナ：同僚
　その渾名に思うところはあるが、何も語らない。

フィー・トリアナ：同僚
　かなり長い間女性だと思っていた、というか今も勘違いしているが、それに付いて語らないので問題はない。

フローレンス・サリー・ホーナー：客
　人気の少ない時間帯に、たまに来る客。
　あからさまな訳あり客だが、何も聞かず、何も語らず、淡々と運ぶ。

　凪ィ。