ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

基本情報

【出典】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ボレスラフ一世
【異名・別名・表記揺れ】残酷公、Boleslav I. Ukrutný
【性別】女性
【身長・体重】168cm・68kg
【肌色】普通 【髪色】白銀 【瞳色】青緑
【外見・容姿】
【地域】チェコ・ボヘミア
【年代】10世紀
【属性】秩序・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:C 耐久:A+ 敏捷:B 魔力:E 幸運:B 宝具:D

Picrew:달조각 공장様で作成。

【クラス別スキル】

気配遮断:D

陣地作成:A

【保有スキル】

信仰の加護:A

一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。

軍略:C

一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。

黄金律:A

身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。

残酷公:A

兄であるヴァーツラフ一世を殺したことと統治のために行った苛烈な行為に由来する特殊スキル。
王・為政者、及び聖人に対する特攻効果を付与し、威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。


【宝具】

聖王断罪生誕祭スヴァティークラール・ストラクヴァス・オドソウゼニー

ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:1〜99 最大捕捉:666人

伝承において教会の前で殺されたというヴァーツラフ暗殺。
そして、同じ日に生まれたというボレスラフの子、ストラクヴァスの逸話が歪んで混ざったような宝具。

その心象風景の時は9月28日の朝。場所は懐かしきステラー・ボレスレフ。
兄が死んだ忘れられないあの日。兄が倒れていた教会の扉もあの日のまま。
ただ1つ違うのは、自らの腹を引き裂いて生まれ出る存在。
この固有結界の展開と同時に、ボレスラフは正体不明の"裁く者"を産み落とす。

"裁く者"の姿は見る者によって映す像が変わる。
例えば、親友を殺したことを悔やんでいる者ならば、親友の姿で現れるだろう。
例えば、何者も恐れず自身に恥じぬように生きてきた高潔な者ならば、その姿は自分自身かもしれない。
例えば、自らの国の民に対して後悔を抱く者ならば、それは民の姿を形どるに違いない。
見る者が最も自分の罪を裁くに相応しいと深層心理で思う存在の姿で現れているのだ。

単純に"裁く者"を傷つけても自身にダメージが跳ね返るだけで、実質的に倒すことは不可能。
かと言って無抵抗ではそのまま断罪され霊核を消滅させられてしまうだろうし、動きを封じようとしてもすり抜けてしまう。
これは罪への裁きという概念・現象が分かりやすいように形を得ているだけで見える通りの実態があるわけではないからである。
そのため"裁く者"が発する言葉は対象本人しか分からないことを言い当てることがある。
相手の記憶を覗いているのか、座にアクセスして記録をダウンロードしているのか、それすらも分からないのだが。

対処法は2つある。
"裁く者"は世界から隔絶されたこの固有結界の中を出れば世界からの修正で消えていくため、裁きの時が終わるのをただただ耐えきること。
対界宝具などで固有結界ごと吹き飛ばす対処法もこちらに含まれる。
もう1つは、それに適した宝具でもなければ不可能だが、その正体を暴いたり形を与えること。
伝承の中でも記憶の中でもボレスラフはヴァーツラフが死ぬその瞬間に立ち合わせていない。
ボレスラフが真実を知らないからこそ、この正体不明の現象たる"裁く者"が生まれ存在できるからである。
形さえ与えてしまえばダメージが通るようになるし倒せるようになる。

ボレスラフ自身は産み落とした際の苦痛で行動不能に陥り、この宝具で起きた出来事を知覚することは出来ない。
この状態のボレスラフが倒されたとしても産み落とされた"裁く者"の裁きは世界からの修正で消え去るまで止まらない。
また"裁く者"の裁きが終わったとしてもボレスラフが産み落とす際に受けたダメージは治ったりはしないため、相手を倒せても倒せなくてもピンチに陥ることだろう。

生涯に対して心残りがあったり罪悪感などを抱くサーヴァントに対して"裁く者"は大いに驚異となるだろう。
強制的に自分自身が生きた生涯と向き合わされ、対峙させられる宝具と言える。

礎築く残酷城塞ウクルトネー・フラディ

ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1〜66 最大捕捉:1000人

ボスレラフ一世の経済、政治、軍事の要であり国家の礎となった城塞制度とチェコ史上初の自国製硬貨に由来する常時発動型宝具。
魔力で作られた特別な硬貨を石の壁へと瞬時に変換する。また逆に壁を瞬時に硬貨に戻すことも、魔力へと戻すことも出来る。
設置した壁は土地の地脈から少々の魔力を奪い蓄えていく性質を持っているため、それを魔力まで戻せば一時的なブーストが可能。
硬貨は召喚時点ではストックが0であり、聖杯戦争中に魔力を消費して製造し貯めていかなければならない。
平均的な魔力を持つ魔術師に呼ばれた場合、1日に2枚程度の製造率。
これは魔力だけで作る場合の話であって、現代に存在する石材を購入し、置換して効率を上げる事もできる。
壁自体の強度はランク相応だが、出した壁から更に壁を生やす事もできるため、盾にしたり足場にしたり囲んで城塞を作ったり様々な使い方ができる。
ただし、破壊された場合、またはボスレラフが自身を中心とした円形の範囲の外に壁が出てしまった場合、壁は即座に消滅する。
城塞を瞬間的に建築できれば所有する気配遮断と陣地作成を合わせれば宝具らしい活躍ができるだろう。

【Weapon】

無銘・剣

聖人伝説の中で聖ヴァーツラフ暗殺のときに持っていたとされる剣。
プラハへ聖ヴァーツラフの遺体を運んだ時、ヴァーツラフが受けた傷は全て癒えていたが、
ただ唯一、ボレスラフが最初にこの剣でつけた傷だけは癒えずそこだけ血塗れとなっていたという。
もちろんこの剣にそんな特殊な効果はない至って普通の剣。
(スキルの残酷公の効果で再現はできる)

【解説】

兄であるヴァーツラフ一世を殺し、ボヘミア公となった弟。それでもなお彼はチェコで最も重要な君主の一人とされ、
歴史家からは、ほぼ0から強力な国家を築いたチェコ史上最も偉大な君主の一人だと称賛される。
貿易の拡大による経済発展、銀鉱山の導入、最初の貨幣であるプラハ・デナリウスの製造、
さらにはキリスト教の普及を促進し、モラヴィア、スロバキア、シレジアを領土に加えた。
彼はオットー1世に臣従を認めたものの、ほとんど形式的なものであり、自律性を保てたことも大きい要素である。

しかし、キリスト教史観においては、その兄殺しにより大きく批判され貶められている。
11世紀にチェコの歴史家プラハのコスマスが書いた『ボヘミア年代記』においては彼はこのように書かれている。
「このボレスラフという公は、神を恐れず、暴力的で、ヘロデ王よりも残忍で、ネロ帝よりも荒々しく、デキウス帝よりも非人道的な罪で人を凌駕し、ディオクレティアヌス帝よりも血に飢えていた。そのために彼はボレスラフ・ウクルトニー(残忍なる者)という名で呼ばれるようになった。彼は何事にも思慮や理性に従わず、ただ自分の気ままや気分で行動する執念深い人物であった」
現在のチェコへと続くボヘミア公国の土台を築いた名君か、はたまた敵対者に容赦なく兄をも殺す残酷公か。

そもそも彼は何故兄を殺したのだろうか?
伝承ではボレスラフの「悪魔的な権力欲」だけを挙げており、兄弟間の対立の背景については何も言及していない。
一般的には、ヴァーツラフが東フランク王国に対して従属的な姿勢をとっていたことや、
キリスト教に傾倒していたことに対する不満や反発があったと考えられているが、
動機は非常に不明確であるため、一部の研究者は計画的な殺害を疑問視し、殺人ではなく不幸な偶然と致命的な誤解による悲劇的結末だったのではないかと結論づける意見もある。

……その真実について、彼がその口から語ることはない。ただ彼が兄を死に追いやったことだけが、事実としてあるのみだ。
そしてその時から、彼は自らの心を殺し続けた。あの日、神へ捧げられし供物は2つ。兄の肉体と弟の心。
その日から、彼は兄の意志を受け継ぎ、神の意志を実行するための残酷公へと変わる。

ボヘミア公となったボレスラフはヴァーツラフとは異なり、明確に自分の国の拡大を目指した。
しかし、彼が突き当たった最初の問題は、訓練された軍隊がなく、当時ボヘミアの人口が約50万人と少ないことと、資金が不足していたことだった。
ヴァーツラフの死後すぐにボレスラフは彼に不利益な諸侯を排除することで、周辺地域、特に戦略的に重要な都市クラクフにまで拡大することに成功、プラハ公国を完全に自身の勢力下におさめた。
この過程で、中央ヨーロッパとスラブ東部との間の重要な交易路も支配することとなる。ボレスラフは成功した軍人というだけでなく商人でもあったのだ。
彼の時代のプラハはアルプス北部地域の奴隷貿易の中心地であった。奴隷は拡張の始めには異教徒であり、ほとんどが占領された東方スラブ地域から連れてこられた捕虜であった。
彼らは当時の交易路を通って運ばれたが、その交易路はアラビア領スペインから始まり、フランスや南ドイツ、レーゲンスブルクやプラハを経てクラクフやキエフへと続き、そこからさらに中国へと至っていた。この交易路の約1000キロメートルは当時プシェミスル家の領土を通っており、彼は自分の城でそれを守った。
そしてそのことで自分の軍隊のための追加収入を確保した。彼に従う者は重要な戦力に成長し、交易路の支配はかなりの収入をもたらした。
ポーランドや東フランツ王国との小競り合いの最中、彼はこうして後への土台を固めていった。
938年にはヴァーツラフの亡骸をプラハの聖ヴィート大聖堂へと移し、自身もプラハ城を政務の拠点として利用し、国内外にキリスト教を広めていく。

自らの領地を守り発展させるべくオットー一世率いる東フランク王国との衝突と服従。
ミェシェコ一世のポーランドとの小競り合い。
フン族の再来かと恐れられ後にハンガリーを築くマジャール人たちや異教徒との戦い。
周囲のすべてが敵の中、戦争と謀略の駆け引きを、その命が尽きる最後まで続けた。
全ては、あの日の罪を背負い続けたが故に……。


【人物・性格】

白銀の髪は月の光を映し、 青緑の瞳は深い海のように輝く。
キッチリと整った服装は彼女の品格と規律を示し、 目つきは鋭く不機嫌そうに眉間にシワを寄せている。
無表情を装っているのだが、 その態度は張り詰めて重苦しい雰囲気を与える。
常に敬語で話す彼女はまるで神父のように落ち着いているが、 その裏には優れた戦士の技量と知性が隠されている。

本質は激情家で、子供の頃は兄の無茶に呆れたりよく怒っていた。
だが、あの日兄が死んで以来、その炎は心の奥底に封じ込められている。
それまでどこかにあった兄への甘えは完全に捨て去らねばならなくなった。
自分に対するものならばどんな罵声や悪名を得ても動じない精神力を持っているが、 自分以外に対してはそこまで気が長くはない。
性自認は女性だが、男のように振る舞っている。女性として見られるよりも男扱いされている方が楽だし、 兄との間にあった気兼ねない男同士のような距離感が好きだ。
そもそも異性として見られたり変な距離を作られるのが苦手なのだ。
しかし、彼には情が厚い一面もある。 子供に対しては母としての愛情を注ぐし、
ボスレラフ二世の危機に対して戦わずして降ったのは後継者の命を守るためだと言うが、 それは彼女自身の言い訳にすぎない。
家族を失うことが最も恐怖なのだ。

なお、彼が真に信仰しているものは、兄である。兄が広めたから神も信じているだけだ。
ボスレラフの統治していた時代から早くもヴァーツラフに対する聖人信仰が広まっていたことは、
広まるのを妨げなかったというだけでなく、彼自身が広まるように仕向けていたからだ。
その過程で自身が得る悪名など、兄が得る信仰に比べれば彼にとって無価値であった。
そうして残酷公と呼ばれるほどに自己の利益を求め敵対者に対して一切容赦の無い振る舞いをするようになったのだ。
時々そこで培った商人的な目線で他者を評価することがある。

戦闘においてはアサシンクラスらしからぬ正面戦闘と築城からの防衛戦、消耗戦を最も得意とする。
ボスレウスのことを記した最も古い記述であるコーヴェイのウィドゥキンドの年代記で称賛された
『優れた戦士の技量を持つ非常に賢い支配者』の名に恥じぬ戦いぶりを見せる。
なお、通常の戦闘スタイルが合わずステータスの低下の影響の大きいアサシン以外にも
軍を率いるライダーや布教や築城においてキャスターとしての資格もありそうなものだが、
自らの犯した罪が最も色濃く出るアサシン以外での召喚を拒否している。

それにしてもサーヴァントとして呼ばれた彼は何故女性なのであろうか?
これは次のような根拠によるものである。

いくつかの考古学的遺跡で、次のようなデナリウス貨が発見された。
表面には礼拝堂があり、その中にI SFERという文字があり、周囲にボレスラフの名前がある。
裏面には円の中に十字架と9つの点があり、その周りにBIAGOTACIIIXやAGATOCAIIVX、BIAGOTA COIIVXという文字がある。
当初、チェコの歴史学では、この文字はBiagota coniunx(ビアゴタ夫人)と読むべきであり、このデナリウス貨はボレスラフ1世の時代のものであるという見解が支配的であった。そのため、Biagotaはこの公の妻だと考えられていた。
最近では、これらの貨幣は後代のものであり、coniunxと読まれていた単語はconduxit(「借り受けた」、「借り主である」)と読むべきだという見解が有力である。
ウォルフガング・ハーンは、Biagota(Blahota)は男性名であり、おそらく鋳造者の名前だったという説を唱えた。

妻であったとされたビアゴタは男。ということはボレスラフ一世は、子供を残している以上、女性である。Q.E.D.証明終了。
なお、余談だが異性として好きになるタイプは兄のような人物ではなく、
家族に優しく自らの信念や意思を理解し尊重してくれる相手であり、自らの弱さに寄り添うように支えてくれるような人物。
生前の夫のことを彼女は語らないが、寡黙に支えるそんなタイプだったのかもしれない。



イメージカラー:血が固まった赤黒に拘束された白
特技:心を殺す事
好きなもの:兄さんと子供、コイン
嫌いなもの:運命、別れ、寂しさ
天敵:人の話を聞かず暴走する馬鹿
願い:平和となった時代のあの街で、ただの兄妹として過ごしてみたい


【一人称】公の場では私/私的には僕 【二人称】貴方 【三人称】彼、彼女

【セリフ】


「私は世間で言われてる通り、残酷ウクルトニーですよ。兄のようになりたくなければお気をつけください」

「敵に対して情けをかけるようなことは期待しないでいただきましょう」

「私の性別でしょうか?気にしないでください。歴史書通り、男として思ってくださる方が良いです。
変な目で見られたり気を使われるほうがやりにくいです」

「子供は良いですね」

「ム……子供に怯えられてしまいました。何故でしょう。えっ、怖い顔をしているから?
 私、そんな顔をしていたのでしょうか。自分では普通のつもりなんですが」

「なるほどなるほど、私に殺されたいと……そういうことでしょうか?」

「私達の相手を奴隷にして売れたらいくらになるんでしょうか。気になりませんか?」

「私が嫌いなものの1つは、何も見えてないのに先走る馬鹿です」

宝具

「兄よ、私はあなたの遺志を継ぐ」

「罪深き世界に、神の光を。 私の血を供物として、新たなる生命を授けたまえ。『聖王断罪生誕祭スヴァティークラールストラクヴァスオドソウゼニー』!」

「本当に裁かれるべきは、私の罪だ……」


信頼度高い時:「僕は……兄さんの役に立ちたかった」

夢見たりしたら:「兄さん!僕を置いていかないで……」

兄をバカにされた時:「兄さんのことを……言ったのですか……?」

兄語り:「貴方にも聞かせてあげましょう、兄さんの素晴らしさを……」

なんで墓地に居ないの?:「私ごときが兄の墓と一緒になれなどと……兄を侮辱しているのですか?兄さんが許そうとこの私が絶対に許しません」

【因縁キャラ 家族編】


ヴァーツラフ一世
自らが殺した(ようなものな)兄。もうただ安らかに眠っていてほしいので現世にサーヴァントとして使役されている姿には複雑な感情を抱く。
「それはそれとして今日は兄さんが聖ヴィート大聖堂を建てた時のお話をしましょう。
ハインリヒ一世に臣従し聖人の遺骨を拝領するという時、兄さんは迷わずルカニアの聖ヴィトゥスを祀りたいと言ったそうです。
その話を聞いた時、僕はすぐに気づきました。太陽神スヴァンテヴィトに似た名前の聖人を祀ることで改宗の抵抗を感じさせないよう配慮したのだと。
兄さんは本当に賢い人でした。それだけではありません。聖ヴィトゥスは若くして殉教した聖人で、兄さんは自分の運命を予感していたのかもしれません。
兄さんは聖ヴィトゥスの遺骨を大切に運び、プラハにとても美しい教会を建てました。その教会は今でも私たちの誇りです。
ぜひ観光に来てください。教会で眠る兄さんもきっと喜ぶと思います。
観光の際にはプラハ市内にある兄さんが設立した聖ヴァーツラフの葡萄園で兄さんが愛したワインを味わってください」

ボヘミア公ヴラチスラフ1世
親父。6歳の時に死んだことになるしほとんど覚えてない。
なお、ヴァーツラフとボレスラフ以外にも子供がいて七人兄妹だったらしい。
三男は早死し、残る四姉妹は、異なる公国に嫁いだという。

ボヘミア公スピチニェフ1世
親父の兄。彼が作ったスタラー・ボレスラフ砦を受け継ぎボレスラフは各地に様々な城郭を築き上げた。
なお、スタラー・ボレスラフとは古いボレスラフという意味でありボレスラフ二世が新しいボレスラフ城を作った後に呼ばれるようになった名前である。
二世が作った方はムラダー・ボレスラフ(若いボレスラフ)として知られ今ではチェコ有数の裕福な都市である。
スタラー・ボレスラフの方は村事態がチェコの国宝とされている。

ボヘミア公ボレスラフ2世
息子で後継者。父からキリスト教化と拡大政策を受け継ぎ無難にこなす。
無難というが一世、二世、三世で領土がどんどん増えているのヤバい。子供の教育に全部成功してるの凄い。
ちなみにこいつの在位中、同時期のポーランドの公爵もボレスラフ一世からすれば孫に当たる勇敢王ボレスワフ(Bolesław I)だったりでややこしい。
チェコ語だとボレスラフ(Boleslav)なので完全にややこしい。


ストラクヴァス・クリスチャン
伝承ではその奇妙な名前から935年の聖ヴァーツラフ殺害時に生まれた子供その人であるとされるが、960年生まれの末っ子の可能性のが高い人物。
クリスティアンの伝説と呼ばれる文章を書いたのは彼であるとする学者もいる。

父親は悔い改めの結果、彼を司祭の身分に定め、レーゲンスブルクの聖ヒメラム修道院に勉強させました。そこで後にクリスティアン・ストラフクヴァスは修道誓願を立てました。
彼はそこか、あるいはトレシュティークによればむしろプラハで、いわゆるクリスティアン伝説(ラテン語でVita et passio sancti Wenceslai et sancte Ludmile ave eius - 聖ヴァーツラフと聖ルドミラ、その祖母の生涯と殉教)を書きました。
このラテン語で書かれた作品は、チェコの中世史の基本的な歴史資料の一つとなり、その最初の普及者であるヨセフ・ペカルは「最古のチェコ年代記」と呼びました。


ドゥブラフカ
同盟のための政略結婚でポーランドのミェシュコ一世に嫁いだ娘。ポーランドのキリスト教化において重要な人物でもある。
その後、ボレスラフは即ポーランドとヴィッヒマン率いるヴェレティ族との戦いに援軍している。親馬鹿か?

公女ドゥブラフカは、夫の洗礼だけでなく、その国のキリスト教化にも貢献しました。
彼女はポーランドに一団の司祭や修道士を連れてきました。その中には、後の最初のポーランド司教ヨルダンもいたかもしれません。
彼女はグニェズノに聖三位一体教会と聖ヴィトゥス教会、ポズナンにオストロヴィエ・トゥムスキ島に聖母マリア教会を建立したとされています。


聖ゲオルギウス修道院初代院長ミラーダ
チェコのキリスト教化に大きな貢献を果たした娘。色々強い。

敬虔なミラダ・プシェミスロヴナはチェコの共同守護聖人として崇敬されています。
このプシェミスル朝の王女は聖ヴァーツラフの姪で、公爵ボレスラフ1世の娘であり、したがって聖ルドミラのひ孫でもありました。
彼女こそが、チェコ国家の夜明けに、元々の中央ボヘミア地域からチェコ公国のさらなる拡大のための基礎を築いたのです。当時の国家体制はキリスト教と切り離せないものでした。そのため、自分たちの教会組織を持つ必要がありました。
ボレスラフは、自分の妹ミラーダを先頭に立てて教皇と交渉するために公爵使節団を派遣。
このプシェミスル朝の王女は、ローマへの最初のチェコ人巡礼者となりました。
まさに敬虔なミラダ・プシェミスロヴナに感謝すべきなのは、プラハに司教座を設立することや、チェコで最も古い修道院である聖ゲオルギウス修道院を設立することを交渉したことです。
彼女はそこで最初の女子修道院長となりました。これらは二つの重要な業績であり、それによってチェコ公国を強力な中欧大国へと発展させることが可能になったのです。

【因縁キャラ 泥】

ターニャ・コレツカ
「兄さんを……サーヴァントとして呼んだそうですね……?
 国難でもないというのに兄の眠りを妨げるとは万死に値する行為です。奴隷にしましょう。
 なるほどなるほど、血を利用する魔術を使うと。血の魔術…血……ム……コレツカ?
  綴りはKoreckáでしょうか?「Korec」は小さな山を意味します。(つまり貴方は小山ターニャさん…!)
 ……少し話をしましょう。
 この時代でも伝わっている聖ヴァーツラフ伝説にこのような一節があります。
 私が兄さんを殺した直後の話です」

彼らはすぐに彼(ヴァーツラフ)の死体を墓に入れ、地面と壁にかかった彼の無実の血を水で洗い流した。
しかし、翌朝起きると、同じ場所に血がこぼれているのを見て、再び洗い流した。
そして三日目に起きると、また同じ場所に血がこぼれているのを見て、三度水で洗い流した。
彼らは急いでプラハの町に戻り、彼のすべての従者を殺し、彼の司祭たちを迫害した。
それは「牧者を打てば羊は散る」と書かれているとおりである。
しかし、彼を殺した殺人者たちは、悪霊に追われて逃げ出し、二度と姿を現さなかった。
彼らの中には犬のように吠えたり、歯ぎしりしたりして死んだ者もいれば、衰弱して耳が聞こえなくなって死んだ者もいた。

「もちろんこれはどこまでが本当か今では分からない伝説にすぎませんし、私もこれが真実かどうかは答えません。
 ところで、私が生きていた時代、ある山に住んでいた魔術師がいました。
 かの魔術師にはこの国のために裏で色々と貢献していただいたんですよ。
 私の行き着いた考えが正しいならば、貴方が兄さんを召喚したことも納得ができます
 ……彼もボヘミアの民でした。その彼の系譜が繋いだ縁。生まれがどこであろうと貴方も私達の民です。理由なく害すことはできませんね」

作者コメント

【因縁キャラ 亜種二連聖杯戦争企画編】

ランサー陣営

ドン・キホーテ【ミゲル・デ・セルバンテス】
「えっ?彼と組むのですか?彼って私のプロフィールの天敵に当てはまってますよねぇ?……ねぇ?
 ……いいですこういうことには慣れてますし耐えられますから。……これも私が受けるべき罰としましょう」

作者コメント

セイバー陣営

アルミニウス
「彼の名前は当然知ってますよ……私では厳しいでしょう。しかし、裁きの時は誰にでも平等に訪れることでしょう」

プロスペロー
「キャスターのことは警戒したほうが良いでしょう。彼女の動きは読みにくいですからね」

作者コメント

アーチャー陣営

オスカル
「あ…男性なのですね。失礼しました。私は女性ですが私のことも男性と思っていただいて結構です」

ストーンカ
「言葉を解する牛ですか。家畜にすれば働かせてよし売ってよし食べてよしで捨てるとこがないでしょう。買います」


【コメント】

ヴァーツラフ一世の「」が作成に悩んでいたから手伝ったんですよね。
その際に「ねぇやっぱこいつ…凄くない?」「凄い」「練って良い?」「いいよ」「こういう説見つけたから弟(女性)にして良い?」「いいよ」
ここから3日で練りました。

なんでこの立地『隣接する三方(北にポーランド、西にドイツ、南東にハンガリー)全部敵』と
スタート条件『軍雑魚』『金無し』『人無し』からここまで立ち回れたんだ?
スタート地点でプラハを一部とは言え握れてた影響だいぶ大きいのかとは思うが……。
交易の重要拠点にだけ城塞作って金稼ぎつつ中央集権進めて国境防衛戦で兵士のレベルアップも同時にやって
宗教布教して捕らえた敵兵イスラムに売っぱらってまた金稼いでいく手腕おかしくない?
攻略法しっかり頭に叩き込んだ上でやるシミュレーションゲームみたいな成り上がり方。

ボレスラウスに関する最も古い部分的な記述は、おそらくコーヴェイのウィドゥキンドの年代記にある。
彼は、ボレスラウスを優れた戦士の技量を持つ非常に賢い支配者であると記述している。

個人武力もあんの……?史実チートの一人だったわ。



読まなくていいけど読むと理解が深まるかもしれない。


コラム:この一族(プシェミスル家)は女顔揃い。

プシェミスル家の子孫

創作メモ


主な年表


915年?: ボヘミア公ヴラチスラフ1世とドラホミーラの子として生まれる。(生誕は908年〜921年まで諸説あり)

921年: 父が死去し、兄のヴァーツラフ1世が公位を継ぐ。

935年(または929年): ボヘミア公ヴァーツラフ一世をスタラー・ボレスラフで暗殺し、公位を奪う。

936〜950年:各地に城壁を建設する。

950年: 東フランク王国の皇帝オットー1世に臣従を認める。

955年:最初のボヘミアン・デナリが鋳造される。

955年: オットー1世と協力してマジャール人(後のハンガリー)の侵入に対抗し、レヒフェルトの戦いに参加する。

963年(または964年):ポーランドの公ミェシュコ1世のもとへ娘のドゥブラフカを嫁がせる。これによりポーランドはキリスト教を受け入れる。

972年: 死去し、息子のボレスラフ2世が後を継ぐ。


軍政・政策・内政面の参考資料。


泥における935年9月28日月曜日、聖ヴァーツラフ殺害の真相

キャラクターとしてこの辺の話を出すことはないので裏設定。

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計算式ソース:
https://www9.atwiki.jp/f_go/pages/1341.html
Java Scriptソース:
http://www.hajimeteno.ne.jp/dhtml/dist/js06.html

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