最終更新:ID:obtZ59QIlg 2019年10月05日(土) 21:41:26履歴
「あンなに空は青いのに、其処には手が届かない」
「あの白い雲を抜けて、ずうッと遠くにまで」
「オレは、向こう側を目指してるンだ」
【氏名】レジュアム・ループ
【性別】男性
【年齢】26歳
【出身】アメリカ合衆国
【身長・体重】187cm・83kg
【肌色】モンゴロイド系(日焼け済み)【髪色】茶【瞳色】茶
【外見・容姿】天然パーマ、時と場合により大爆発アフロなナイスガイ。
【令呪の位置】右頬
【属性】混沌・中庸
【魔術系統】-
【魔術属性】-
【魔術特性】-
【魔術回路】質:- 量:- 編成:-
【起源】赫奕
【所属】機動海中都市フロンティア
【階位・称号・二つ名】アジール11・船長、大砲狂
【性別】男性
【年齢】26歳
【出身】アメリカ合衆国
【身長・体重】187cm・83kg
【肌色】モンゴロイド系(日焼け済み)【髪色】茶【瞳色】茶
【外見・容姿】天然パーマ、時と場合により大爆発アフロなナイスガイ。
【令呪の位置】右頬
【属性】混沌・中庸
【魔術系統】-
【魔術属性】-
【魔術特性】-
【魔術回路】質:- 量:- 編成:-
【起源】赫奕
【所属】機動海中都市フロンティア
【階位・称号・二つ名】アジール11・船長、
射出機構によって打ち出された弾の軌道を計算することに非常に長けている。蓄積された経験に裏打ちされた職人技であり、非常に感覚的。
風速、緯度、高度、その他然るべき情報がある程度与えられれば、半径10km圏内の任意の地点に対し、誤差5m前後の精度で砲撃を打ち込んでみせる。
しかし、あまりに感覚的すぎる為か、自身の技術を人に伝えるのは苦手である模様。
風速、緯度、高度、その他然るべき情報がある程度与えられれば、半径10km圏内の任意の地点に対し、誤差5m前後の精度で砲撃を打ち込んでみせる。
しかし、あまりに感覚的すぎる為か、自身の技術を人に伝えるのは苦手である模様。
彼の夢を達成する為に、常に試行錯誤を続けてきたことの証。「大砲」、つまり何らかの物理的・化学的作用で物質に推進力を与え射出するシステムの製造経験を積んでいる。
火薬を利用した従来型の砲は況や、ガスなどの気体を利用するガス銃に類するもの、電磁力を利用したレールガン・コイルガン、果ては魔術を利用したものまで。
大砲と呼べるものであれば何でも作成し、そして宇宙に向けてぶっ放してきたのが、レジュアムという男である。
なお、こうして作成された技術や製品は積極的にフロンティアに公開しており、彼の作品をベースにした商品が結構流通していたりする。
火薬を利用した従来型の砲は況や、ガスなどの気体を利用するガス銃に類するもの、電磁力を利用したレールガン・コイルガン、果ては魔術を利用したものまで。
大砲と呼べるものであれば何でも作成し、そして宇宙に向けてぶっ放してきたのが、レジュアムという男である。
なお、こうして作成された技術や製品は積極的にフロンティアに公開しており、彼の作品をベースにした商品が結構流通していたりする。
彼の大砲作成の副産物。極小規模の電磁石などが組み込まれたリニアガンの一種。
とは言ってもこれは武器ではなく、遠くのものを取ったり、逆に離れた場所にものを飛ばす為のマジックハンド銃である。
極限まで出力を絞り、内部に組み込まれた小型コンピュータが電磁石の作動をコントロールすることで実現される、無駄にハイテクが組み込まれたおもちゃ。
商品名「スーパーキャッチガン」。アジール11内の商業モジュール玩具店にて販売中。定価は1980円(税込)。こんなんでもお子様向けに結構人気があったりする。
とは言ってもこれは武器ではなく、遠くのものを取ったり、逆に離れた場所にものを飛ばす為のマジックハンド銃である。
極限まで出力を絞り、内部に組み込まれた小型コンピュータが電磁石の作動をコントロールすることで実現される、無駄にハイテクが組み込まれたおもちゃ。
商品名「スーパーキャッチガン」。アジール11内の商業モジュール玩具店にて販売中。定価は1980円(税込)。こんなんでもお子様向けに結構人気があったりする。
よく日焼けした、色黒の青年。チリチリとした茶色の天然パーマが特徴的だが、しばしば大砲の試射実験時の失敗などで髪が爆発しアフロのような状態になっている。
服装は基本的にいつもラフで、とても都市ユニット一つを任されている船長には見えないが、実験の時には白衣を着る。また、流石に運営会議に出席する際にはそれなりの服を着ている。
服装は基本的にいつもラフで、とても都市ユニット一つを任されている船長には見えないが、実験の時には白衣を着る。また、流石に運営会議に出席する際にはそれなりの服を着ている。
機動海中都市フロンティアの都市ユニット、アジール11の船長。そして、ひたすらに大砲を作っては宇宙に向けてぶっ放している「大砲狂 」。
基本的にはやりたい事をやるだけの自由人だが、フロンティアという組織、都市に対する帰属意識が他の人間と比べて強く、自身の夢と関係ない船長の役職に就くのも、フロンティアの役に立つ為。
結果、相対的にフロンティアの一般構成員よりもまともな振る舞いをするリーダーらしさを仄かに身につけ、苦労人としての立ち位置を確立してしまっている。
イメージカラー:爆発する炎のような赤
特技:機械いじり
好きなもの:大砲、青空、フロンティア
苦手なもの:会議出席時の髪のセット
天敵:運営会議
願い:空を飛んでみたい。
【一人称】オレ 【二人称】あンた 【三人称】アイツ
基本的にはやりたい事をやるだけの自由人だが、フロンティアという組織、都市に対する帰属意識が他の人間と比べて強く、自身の夢と関係ない船長の役職に就くのも、フロンティアの役に立つ為。
結果、相対的にフロンティアの一般構成員よりもまともな振る舞いをするリーダーらしさを仄かに身につけ、苦労人としての立ち位置を確立してしまっている。
イメージカラー:爆発する炎のような赤
特技:機械いじり
好きなもの:大砲、青空、フロンティア
苦手なもの:会議出席時の髪のセット
天敵:運営会議
願い:空を飛んでみたい。
【一人称】オレ 【二人称】あンた 【三人称】アイツ
アジア系アメリカ人として合衆国のさる都市に生を受け、戦後にモザイク市「秋葉原」へと両親と共に渡ってきた移住者。
彼の父は精密機械などの設計技師であり、その仕事ぶりを傍らで見ながら育った彼は、工学に強い関心を持ち、様々な工作に手を出して日々を過ごしていた。
特に、物心ついたばかりの彼に向けて、父が見せてくれた仕事の成果──アトラス宇宙ロケットが力強く空へと飛び立っていく姿は、彼の脳裏に強烈な印象を残した。
自由に羽撃く為の翼もない人間という生き物でも、技術を積み重ねたその果てに、ソラへ旅立つことができる。当時としては当たり前のような光景から、その奇跡に、彼は心底の感動を覚えた。
いつか、あんなものを作ってみたい。空へ、宇宙へと人を飛ばしてみたい。そんな幼い思いが彼の中に根を張ったのは、この時であった。
ところが、そんなレジュアム少年の夢を妨げる一大事が発生した。戦争の勃発と、その後に来た世界改変である。
《聖杯》によって、人々には“聖杯”と《令呪》が与えられ、魔術やサーヴァントという神秘が日常化した。そして世界はそれを受容し、変質していった。
……そんなことは彼にとって些事である。いや終生の仲となるサーヴァントと引き合わせてくれたことは流石に感謝するが。
それよりも彼にとって大事だったのは、「航空技術・航宙技術の喪失」である。
世界からは航空機と呼べるものは失せ、ロケットは記録映像の中だけの存在となった。関連技術の研究も当然ストップするし、新規機体の製造など以ての外。つまり、彼の夢はあえなく絶たれてしまった訳である。
ふざけるな!!!!!であった。当時レジュアム少年は11歳。その短い人生の中で最も激しく怒り、そして泣き喚いた瞬間はこの時だった。
それはもう家中をひっくり返す勢いで激怒し号泣した。彼の両親もそれほどまでにソラに彼が入れ込んでいたとは図れず、ただオロオロするばかりであった。
暫くしてようやく爆発した感情が落ち着き、そうすると彼は、今度は酷く落ち込んだ。変わってしまったものは仕方がない、と父が諭すも、一向に様子は変わらない。
以来、それまで抱いていた感情が反転したものか、彼から情熱というものは失せ、何に対しても無気力になってしまった。代わりの夢を探したら、という母の声も、一向に届かない。
余りにも塞ぎ込んでしまった彼を、どうにかしてやりたい。そんな思いで、彼の両親は様々な手を講じた。日本への移住も、環境を変えれば気分も変わるかも、という考えからのものだった。
しかし、結局のところ彼の無気力は解消されず、日々を濁った瞳で過ごしているばかりであった。
転機となったのは、ある時を境にモザイク市全域で広がり始めた「人攫いの海底都市」の噂だった。
人々が突如としてサーヴァントもろとも消え去り、その痕跡すら残さないまま消息を断つ。どこから尾鰭がついたのか、それが海底に沈む都市の仕業だ、という話もあった。
この奇妙な噂をレジュアム青年が耳にした頃、まさに、彼の元にも、海底都市からの──フロンティアからの使者が現れたのだ。
「君の夢を追い求めたいならば、我々の元に来ないか?」
その言葉は、彼の燻り続けていた情熱に微かな火を灯した。口では信じられないと、そんな馬鹿なことがあるかと否定しつつ、しかし、彼の中に生まれた火は、彼自身を夢に向かって衝き動かした。
こうして、彼は一般社会から抜け出し、フロンティアへと誘われた。それまで身近にあったもの全てに分かれを告げて、無縁領域に夢を求めた。
フロンティアへと定着してからは、レジュアムはソラへ行く方法の研究に明け暮れていたが、従来のロケットや航空機によるアプローチは、今の世界にとって打ち捨てられた異質なものであり、その為にか中々上手くいかずにいた。
そこで彼が目をつけたのが、ジュール・ヴェルヌの「月世界旅行」。超巨大な大砲の弾丸に人を詰め込んで月へぶっ放すことで重力から逃れた、というSFの古典に、抜け道を見出した。
要するに、「ソラを飛ぼうとするから失敗する」のだ。「大砲で打ち出された先がたまたまソラだった」ならば、或いは、この世界の呪縛からも解放されるかもしれない。
……当然の話だが、月世界旅行はSFである。SFとはサイエンスフィクションの略であり、要するに空想である。従って、其処に示された手段が本当に実現できる可能性は、余りにも低い。
しかし、それまでの色の消えた世界から抜け出したレジュアムに、「不可能」とか「非現実的」とかいう単語を思い出す機能は付属していなかった。できるできないではなくやる。その意志は、恐ろしく強固だった。
こうした訳で、ソラへのアプローチの仕方を大幅に変えた彼は、とにかく大量の大砲を作った。作りまくった。そしてそれをソラに向けてぶっ放した。
自分の住まうアジール11が海上に出るタイミングを見つけると即座に大砲を甲板に引っ張り出し、そして盛大にぶっ放した。
他の多くの住人と同様、彼の頭の中に自重という概念はなく、自警隊の世話にならない範疇でとにかく大砲をぶっ放しまくった。
あんまりにもぶっ放すものだから、何か仕事を任せれば多少落ち着くのでは?ということで船長の役職を与えても、ちゃんと仕事はするがその合間を縫ってぶっ放す。
こうした奇行を山と積み上げた結果、ついた渾名が「大砲狂 」。今日も今日とて、彼はまた大砲をぶっ放していることだろう。
彼の父は精密機械などの設計技師であり、その仕事ぶりを傍らで見ながら育った彼は、工学に強い関心を持ち、様々な工作に手を出して日々を過ごしていた。
特に、物心ついたばかりの彼に向けて、父が見せてくれた仕事の成果──アトラス宇宙ロケットが力強く空へと飛び立っていく姿は、彼の脳裏に強烈な印象を残した。
自由に羽撃く為の翼もない人間という生き物でも、技術を積み重ねたその果てに、ソラへ旅立つことができる。当時としては当たり前のような光景から、その奇跡に、彼は心底の感動を覚えた。
いつか、あんなものを作ってみたい。空へ、宇宙へと人を飛ばしてみたい。そんな幼い思いが彼の中に根を張ったのは、この時であった。
ところが、そんなレジュアム少年の夢を妨げる一大事が発生した。戦争の勃発と、その後に来た世界改変である。
《聖杯》によって、人々には“聖杯”と《令呪》が与えられ、魔術やサーヴァントという神秘が日常化した。そして世界はそれを受容し、変質していった。
……そんなことは彼にとって些事である。いや終生の仲となるサーヴァントと引き合わせてくれたことは流石に感謝するが。
それよりも彼にとって大事だったのは、「航空技術・航宙技術の喪失」である。
世界からは航空機と呼べるものは失せ、ロケットは記録映像の中だけの存在となった。関連技術の研究も当然ストップするし、新規機体の製造など以ての外。つまり、彼の夢はあえなく絶たれてしまった訳である。
ふざけるな!!!!!であった。当時レジュアム少年は11歳。その短い人生の中で最も激しく怒り、そして泣き喚いた瞬間はこの時だった。
それはもう家中をひっくり返す勢いで激怒し号泣した。彼の両親もそれほどまでにソラに彼が入れ込んでいたとは図れず、ただオロオロするばかりであった。
暫くしてようやく爆発した感情が落ち着き、そうすると彼は、今度は酷く落ち込んだ。変わってしまったものは仕方がない、と父が諭すも、一向に様子は変わらない。
以来、それまで抱いていた感情が反転したものか、彼から情熱というものは失せ、何に対しても無気力になってしまった。代わりの夢を探したら、という母の声も、一向に届かない。
余りにも塞ぎ込んでしまった彼を、どうにかしてやりたい。そんな思いで、彼の両親は様々な手を講じた。日本への移住も、環境を変えれば気分も変わるかも、という考えからのものだった。
しかし、結局のところ彼の無気力は解消されず、日々を濁った瞳で過ごしているばかりであった。
転機となったのは、ある時を境にモザイク市全域で広がり始めた「人攫いの海底都市」の噂だった。
人々が突如としてサーヴァントもろとも消え去り、その痕跡すら残さないまま消息を断つ。どこから尾鰭がついたのか、それが海底に沈む都市の仕業だ、という話もあった。
この奇妙な噂をレジュアム青年が耳にした頃、まさに、彼の元にも、海底都市からの──フロンティアからの使者が現れたのだ。
「君の夢を追い求めたいならば、我々の元に来ないか?」
その言葉は、彼の燻り続けていた情熱に微かな火を灯した。口では信じられないと、そんな馬鹿なことがあるかと否定しつつ、しかし、彼の中に生まれた火は、彼自身を夢に向かって衝き動かした。
こうして、彼は一般社会から抜け出し、フロンティアへと誘われた。それまで身近にあったもの全てに分かれを告げて、無縁領域に夢を求めた。
フロンティアへと定着してからは、レジュアムはソラへ行く方法の研究に明け暮れていたが、従来のロケットや航空機によるアプローチは、今の世界にとって打ち捨てられた異質なものであり、その為にか中々上手くいかずにいた。
そこで彼が目をつけたのが、ジュール・ヴェルヌの「月世界旅行」。超巨大な大砲の弾丸に人を詰め込んで月へぶっ放すことで重力から逃れた、というSFの古典に、抜け道を見出した。
要するに、「ソラを飛ぼうとするから失敗する」のだ。「大砲で打ち出された先がたまたまソラだった」ならば、或いは、この世界の呪縛からも解放されるかもしれない。
……当然の話だが、月世界旅行はSFである。SFとはサイエンスフィクションの略であり、要するに空想である。従って、其処に示された手段が本当に実現できる可能性は、余りにも低い。
しかし、それまでの色の消えた世界から抜け出したレジュアムに、「不可能」とか「非現実的」とかいう単語を思い出す機能は付属していなかった。できるできないではなくやる。その意志は、恐ろしく強固だった。
こうした訳で、ソラへのアプローチの仕方を大幅に変えた彼は、とにかく大量の大砲を作った。作りまくった。そしてそれをソラに向けてぶっ放した。
自分の住まうアジール11が海上に出るタイミングを見つけると即座に大砲を甲板に引っ張り出し、そして盛大にぶっ放した。
他の多くの住人と同様、彼の頭の中に自重という概念はなく、自警隊の世話にならない範疇でとにかく大砲をぶっ放しまくった。
あんまりにもぶっ放すものだから、何か仕事を任せれば多少落ち着くのでは?ということで船長の役職を与えても、ちゃんと仕事はするがその合間を縫ってぶっ放す。
こうした奇行を山と積み上げた結果、ついた渾名が「
我道邁進、猪突猛進、しかし頭はよく回る。他人のことなどお構いなし、自分のやりたいようにやるという傍若無人振りを曝け出して憚らない奇人。
しかも、別に規則を覚えていないとか、気遣いが存在していないという訳ではないが、それよりも自分の欲求が持つ比重が大きいからそれに従っている、つまり意図的に傍若無人に振る舞っている節がある。
一応比較的真っ当な倫理観などは備えているし、自分のやりたいことができなくなるような迂闊な真似をしないで我慢するくらいには社会性もあるが、逆を言えばそうでないなら大体人を思いやるということをしない。
また、長らく意気消沈したまま過ごしてきた影響か、喋り方はいつも気だるげ。しかも日本語には些か訛りがあり、ところどころ発音に違和感があることもあって、彼と話していると真面目にやり取りをしていないように見えてしまう。
と、こんな塩梅で、まず深い付き合いを持ちたいと思うようなタイプの性格ではないのだが、そんな彼にも、受けた恩義を返そうとしたり、自分が好き放題していると自覚し、それを認めてくれるフロンティアへ感謝する感性は持っている。
故に、半ば彼の行動を制限する為に与えられた船長という役職にも真面目に取り組むし、それを厭うどころか、恩を返せるということで寧ろ喜んで職務を全うしている。
これは私的な対人関係でも同じで、彼の行動を許容してくれる人間、或いは手助けしてくれる人間に対しては、何だかんだと情を見せたり、頼みを聞いたりすることもしばしば。
逆に、自分の行動を諌める相手に対しても、その諫言を聞き入れるかは別にして、諌めたこと自体を疎んだりするようなことはない。
まともな人間とは決して言えず、かといって非人間でもなく。自分の中で通用する、自分なりの道理と義理がある。故に、彼は奇人と呼ばれている。
しかも、別に規則を覚えていないとか、気遣いが存在していないという訳ではないが、それよりも自分の欲求が持つ比重が大きいからそれに従っている、つまり意図的に傍若無人に振る舞っている節がある。
一応比較的真っ当な倫理観などは備えているし、自分のやりたいことができなくなるような迂闊な真似をしないで我慢するくらいには社会性もあるが、逆を言えばそうでないなら大体人を思いやるということをしない。
また、長らく意気消沈したまま過ごしてきた影響か、喋り方はいつも気だるげ。しかも日本語には些か訛りがあり、ところどころ発音に違和感があることもあって、彼と話していると真面目にやり取りをしていないように見えてしまう。
と、こんな塩梅で、まず深い付き合いを持ちたいと思うようなタイプの性格ではないのだが、そんな彼にも、受けた恩義を返そうとしたり、自分が好き放題していると自覚し、それを認めてくれるフロンティアへ感謝する感性は持っている。
故に、半ば彼の行動を制限する為に与えられた船長という役職にも真面目に取り組むし、それを厭うどころか、恩を返せるということで寧ろ喜んで職務を全うしている。
これは私的な対人関係でも同じで、彼の行動を許容してくれる人間、或いは手助けしてくれる人間に対しては、何だかんだと情を見せたり、頼みを聞いたりすることもしばしば。
逆に、自分の行動を諌める相手に対しても、その諫言を聞き入れるかは別にして、諌めたこと自体を疎んだりするようなことはない。
まともな人間とは決して言えず、かといって非人間でもなく。自分の中で通用する、自分なりの道理と義理がある。故に、彼は奇人と呼ばれている。
自分の欲求が第一。フロンティアの為の活動がそれと同じくらいか少し下くらい。それ以外の他人の事情は時と場合によるが基本的に第五か第六くらい。
いっそ清々しいまでの自分本位主義だが、アジール11の船長として振る舞う時には、流石にもうちょっとは公正且つ協調性を維持するように心がける。
また、他人のことは優先順位が低いだけで一応ちゃんと考えており、自分がやりたいことや船長としての職務が特になければ、知人と遊びにでかけるくらいのことはする。
こういう性質から、場面が非常に限定されるものの、ある程度場のまとめ役として動くことも苦手ではない。
いっそ清々しいまでの自分本位主義だが、アジール11の船長として振る舞う時には、流石にもうちょっとは公正且つ協調性を維持するように心がける。
また、他人のことは優先順位が低いだけで一応ちゃんと考えており、自分がやりたいことや船長としての職務が特になければ、知人と遊びにでかけるくらいのことはする。
こういう性質から、場面が非常に限定されるものの、ある程度場のまとめ役として動くことも苦手ではない。
幼年から、自分のやりたいことを全力で支えてくれている、もうひとりの父親のようなもの。
家族との縁を切った今、彼は唯一の身内と言ってもよい人物であり、幼少期から変わらぬ信頼を向けている。
家族との縁を切った今、彼は唯一の身内と言ってもよい人物であり、幼少期から変わらぬ信頼を向けている。
- 機動海中都市フロンティア:感謝
- ナナシ:感謝
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