kagemiya@ふたば

【元ネタ】史実
【CLASS】ハービンジャー
【マスター】
【真名】ロジャー・ベーコン
【異名・別名・表記揺れ】Roger Bacon、驚嘆的博士DoctorMirabilis
【性別】男性
【身長・体重】174cm・65kg
【肌色】白　【髪色】グレー　【瞳色】青
【外見・容姿】黒いローブを纏い金属の紐で編まれた球体を持った初老の男性。
【地域】イギリス
【年代】13世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力：E　耐久：D　敏捷：E　魔力：B　幸運：D　宝具： A

世界を切り開いた功績を持つ者に与えられるスキル。エクストラクラス・ハービンジャーのクラススキル。
自身の相対した未知であるもの、不可能であるもの、非常識であるものの属性を打ち消し、それによって効果を発揮する神秘を消滅させる。
実際に「不可能を不可能のままに可能にした」者に与えられる特級スキルが『星の開拓者』であるが、こちらはそれに類似した効果を持つ。
「未知性・不可能性・非常識性を一部でも解明・解体し、それらを損なわせるきっかけとなった」者に与えられるスキルと言える。

自然の有り様を研究し、その真髄を見抜く観察眼。
聖書が真実であることを前提とした演繹法・帰納法が主流だった13世紀において、ハービンジャーは近代自然科学の基礎と呼べる概念を生み出したため高ランクで保持している。

ハービンジャーは熱心なカトリックでありつつも錬金術の研究も並行して行い、イスラム世界の科学・哲学を積極的に取り入れていた。
味方陣営における科学による神秘への悪影響を無効化し、科学と神秘を破綻無く融合させる事が出来る。

数学的技能を表すスキル。
数式と呼ばれるおよそ全ての式を解明し、これを修復する技術。
「どの一つの科学も、数学なしでは十分に知ることはできない。」との言葉を残している事からも分かる通り、ハービンジャーは全ての科学の根底にあるものは数学であると定義していた。

視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になる。
幾つかの機械が後世に発明される事を予測した。純粋な視力や目に纏わる特殊能力ではなく、理論的に未来を推測する思考が特殊な千里眼と同等の力。
現在の情報からあらゆる可能性を含めた未来を思考領域でシミュレートし、将来開発される技術の姿を導き出す。

自身、あるいは武器などに魔力を纏わせ、放出する事で瞬間的にブーストするスキル。
聖人などが用いる亜種魔力放出とは別種のものであり、光の形態を取った魔力で戦闘能力をブーストする。
アイザック・ニュートンより400年早く、水の入ったグラスを使った実験で光のスペクトルを観測していた事から修得。

ランク：D　種別：対人(自分)宝具　レンジ：1　最大捕捉：1
ハービンジャーが執筆した『大著作』『小著作』『第三著作』が形となった宝具。外見は金属の紐で編まれた球体。
これらの著作の中でハービンジャーは数学、光学、化学、果ては宇宙の規模にまで言及している。

所持している限り、『天賦の叡智』『万理分解』『術理解明』『天理解明』『星理解明』『精密操作』『道具作成』と言った科学と相性の良い各種スキルを修得できる。

ランク：A　種別：対人(自分)宝具　レンジ：1　最大捕捉：1
後世において顕微鏡、望遠鏡、飛行機や蒸気船が発明されることを予想した逸話から生まれた宝具。
現行人類には作成不可能な機械であっても、ハービンジャーの想像力が及ぶ範疇に於いて作成可能になる。言うならば設計図を作り出す宝具。
更に『科学的予言書オプス・マイウス』 で得たスキルを用いればそれを実際に作成する事も出来る。

ある世界線においては、この宝具を用いてメイドロボを作成したらしい...。

13世紀イギリスのカトリック司祭・哲学者。当時のヨーロッパにおける学問の最先端であるパリ大学において講師を務めていた。
イスラム世界の科学を下地として経験知や実験観察を重視した姿勢から「近代科学の先駆者」や「イギリス経験論哲学の祖」とも呼ばれる。
科学分野での主な功績は拡大鏡の発明と暦の改訂。

神学部門での功績も大きく、当時の聖書がギリシャ語やヘブライ語からの不正確な翻訳により原典からかけ離れた部分の多かった事を見かね、大学のカリキュラムの改訂によりギリシャ語及びヘブライ語の講義を充実させた。
これにより、より原典に近い聖書を用いた研究が可能になっている。

当時の教皇クレメンス4世の庇護の元、『大著作』『小著作』『第三著作』を執筆したものの、クレメンス4世の死により後ろ盾を失い異端思想を広めた罪により投獄される。
17世紀頃になると錬金術師、魔術師としての側面が強調されるようになり、ヴォイニッチ手稿の作者であるとも言われている。

陽気で積極的。
疑問に思ったことは放置しておけず他人の意見や本を参考にしつつ徹底的に解明しようとする。
魔術協会及び聖堂教会に対して思う所が無いわけではないが、現界したならばそんな事に囚われるのは時間の無駄としてインターネットや図書館で科学についての参考書や論文を読み漁っている。

どうでもいいが常に早口で一気に喋るため言っている事が聞き取り辛い。

アイザック・ニュートン：
「なるほど後輩君ですか科学と錬金術について語り明かしたいですが少し価値観に違いがありますねー。」
「科学は魔術と信仰を補完するものでそれらを害するものではないと私は考えますが考え方は人それぞれでニュートン君の意見も一理あることは理解しています。」

アイザック・ニュートン〔ルーラー〕
「私が纏めた先人達の英知がほんの多少なりともルーラーのニュートン君の偉業を助けたと考えれば誇らしくも思いますが如何せん根本的な部分で話が合わなさそうですねー。」
「キャスターのニュートン君は主への信心と反骨心という形で魔術への関心を持っていましたが貴方は魔術への関心が無いか持っていても薄いのでしょうこれでは数学分野でしか話は出来なさそうですそれでも後世の数学を学べるだけで十分楽しそうではありますが。」
「何処かの可能性には神秘と科学の完全な統合に成功し神理と人理が互いに支え合う世の礎となった私が居たのかも知れませんこれは興味深い研究テーマです。」

アイギス：向こうは「出雲」に住んで居るため面識はないが仮に出会ったら目を輝かせる相手...そしてある世界線においてメイドロボを作成した理由
「古代ギリシャの神々が機械だったとは実に驚きです正にこれこそ私が目指す終着点たる科学による神秘の補完！」
「それはそうと貴女自身にも興味があります戦闘能力と奉仕者に要求される機能を破綻無く融合させる技量は正に神業これは是非とも私の宝具で再現を試みなくては！」

[2023/2/27　作成して頂いた性能を追加・スキル強化の形で驚嘆的博士を追加・科学的予言書のルビ修正]
[2023/6/24 　イメージソング追加]