Dream comes true-終幕-
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nevadakagemiya 2017年11月25日(土) 20:22:27履歴
人の見る夢とは、元来色の無い、モノクロであったと言われている。
しかし、ある時を境に、色彩が与えられ極彩色へ転じたとされる。
TRPGリプレイ-Dream comes true-
その日は通常の穏やかな一日であった。君たちが睡眠に入るまでは
睡眠に入ると君たちは、見知らぬ世界に迷い込んでいた
そこはまるで白と黒だけの世界。しかし夢にしては、何処か現実のようである
痛覚も触覚もある。君たちは、此処が普通の夢ではないと気付いた
フリラ：「………？」
ロア：「うーん…ここは一体…」
フリラ：「……（ぺたぺた）」
フリラ：「…？」
ロア：「……なにあれ！？」
ロア：「なにあれ！？」
千速棗：「んー、なんだこりゃあ」
千速棗：「白黒って十年前のテレビみたいだなあ」
3人のPLが目を覚ました。……３"人"と言っていいのかは分からないが。
今宵、彼らは一時の探索に身を投じる事となる。
ロア：「フランスパンの頭をしたゴリラなんて初めて見るなぁ…」
This man：「ほう、………………なるほど。人間が来るには早すぎるようだが……」
戸惑う君たちの前に、突如として男が出現した
男はただ立ってこちらに微笑んでいるだけである。
フリラ：「……（首？を傾げる）」
This man：「………人間じゃないのも、混ざっているようだな」
ロア：「（あのフランスパンゴリラ略してフリラを見てあの人も困惑してるな…）」
千速棗：「私は人間に入るのかね」
千速棗：「心の中まで腐りきってはいないつもりだけど、自信無いなあ」
フリラ：「ピピピピピピ（ゴリラセンサーの音）」
フリラ：「（現在地：不明）」
ロア：「（なんなんだろうここ…ボクは一体何でこんなところに…？）」
This man：「"一体何でこんなところに"か」
This man：「そんなもの誰だって知らないさ。君らは当然、僕にもね」
ロア：「（思考が分かるんですか）」
ロア：「（そしてそこのフリラは中身はロボットなんだろうか…）」
フリラ：「……」
This man：「如何にも、ここは僕のテリトリーだからねぇ」
This man：「此処は夢の世界とでもいうべきか。正確にはその更に奥か」
千速棗：「夢の世界かあ。ならこの変な光景もなっとくだ」
千速棗：「日本中どこを歩いたってこんな景色は見たこと無いしね」
ロア：「日本ってどこです」
千速棗：「日本っていうのは四季折々色彩豊かな東洋の島国でね」
千速棗：「からし蓮根とか赤福とか美味しい食べ物がいっぱいあるよ」
ロア：「美味しい食べ物ですか。ボクもいつか行ってみたいですね。
行くことはできないでしょうけど……」
フリラ：「……（脳内はフランスパンで埋め尽くされている）」
This man：「人の夢というのはね、奥底にまで辿ると繋がっているんだ。
集合的無意識という奴だ。それがここだ。夢を通じて置いてかれた感情が形を取って溜まっている」
This man：「周りを見ろよ、風変わりな奴ばかり漂っているだろう？」
周囲を見渡すと、まさに"夢の住人"というべき風変わりな様相の存在がいた。
仮面をかぶったフードの男、騒がしい双子の姉妹、一つ目の異形の道化、クリオネのような歌姫……
フリラ：「……（周囲を見？て、うなずく）」
This man：「（──────と言いたかったところだが……、
それ以上に風変わりなゴリラのせいでインパクトが薄れるか）」
だが、それ以上に特異な見た目のゴリラがいたため、
流石の夢の住人、夢魔たちも二度見三度見をして通りすがる。
ロア：「集合的無意識…確かユングが唱えた説でしたっけ」
This man：「さて………ここで残念なお知らせだが、君たちは此処に来たからには帰れないだろう」
This man：「からし蓮根とか赤福とか、そんな美味しい食べ物にももうありつけない」
フリラ：「……！！！」
ロア：「ボクはそもそも食べたことないですけど」
フリラ：「（激しく痙攣）」
This man：「はは、そこの謎の存在も恐怖の感情はあるのか」
ロア：「（怖い…）」
ロア：「（そこのフリラが怖い…）」
確かに、通常の完成をしているのならば、夢から出られない事実もそうだが
隣で頭部がフランスパンのゴリラが激しく痙攣している方が怖い。
千速棗：「知らず、周の夢に胡蝶と為れるか、
胡蝶の夢に周と為れるかを……ってやつかい」
This man：「ほう、知っているか。随分と教養のあるやつが来たものだ」
千速棗：「長い間生きてると、どうしてもね」
ロア：「若そうに見えますけど…」
This man：「面白い。君たちには興味が尽きない。」
This man：「ここは一つ、僕とゲームでもしてみないか」
千速棗：「ゲーム？」
ロア：「ゲーム……ですか？」
フリラ：「……？（首？をかしげる）」
This man：「この前後左右すらもあやふやな"夢の世界"で、僕を探し当てて見せろ。
運が良ければ、その最中に出口を探り当てられるかもしれない」
This man：「あるいは、僕を倒せば………いや、これは杞憂か」
ロア：「夢の中で蝶を捕まえろ…ということですか」
ロア：「そんな話を聞いたことがあるような気がします」
千速棗：「お？ 斃していいの？」
This man：「それはまぁ、
探す道中で出会った夢魔たちと情報を交換してから決めると良い」
フリラ：「ピピッ（対象：正体不明）」
フリラ：「………」
This man：「蝶か、こんな寂しい私をそう呼んでくれるとは有り難い」
ロア：「たしかその話では夢の中で名前を名乗れなくては夢から覚めなかった気がします」
This man：「さぁ……どうかな？夢の終わりはいつも違う物だ」
ロア：「……そうですね、ボクの名前はロア・モーンストルムと名乗りましょう」
千速棗：「自分の定義は大事だね」
千速棗：「私はどう名乗っておこうかな……。よし、千速棗とでもしておこう」
フリラ：「………（名前、の意味を思い出している）」
千速棗：「我ながら良いネーミングセンスだよ」
This man：「そうかい、では僕も………と言いたいところだが、生憎名前がない」
This man：「まぁ僕の顔を見た人々が、必ず言う単語ならばある。そう呼んでくれて構わない」
This man：「"This man(この男)"と」
千速棗：「ナナシ！」
This man：「さて、では僕は行こう。真実を知りたければ……僕を捕まえてみるがいい」
そういうと、男は消えていった。
ロア：「ではThis Manさん…この夢の牢獄からの脱出ゲーム！僕たちが勝たせていただきます…！」
フリラ：「……！」
ロア：「そこのフランスパン頭のゴリラはフリラと名付けましょうか…」
千速棗：「最近はこういうデスゲームとかいうのが流行りらしいね」
千速棗：「妖怪かなんかかな」
フリラ：「……？（頷く…？）」
ロア：「おそらくフリラでいいようですね」
突如として夢の世界へ放り込まれた少女たちとゴリラ。
彼女たちはこの先、夢の世界から抜け出すことが出来るのであろうか
千速棗：「美味いの？」
フリラ：「（明確に頷く）」
ロア：「（夢の中だし食べても……いいのかな…）」
千速棗：「あとでおやつにしようかな」
フリラ：「………（フランスパンのことを考えている）」
ロア：「棗さん、フリラ……さん？一緒に頑張りましょう…！」
ロア：「自由を勝ち取るために…！」
千速棗：「さて、お前たちが現実かどうかは知らないけど私は目覚めを探すとするよ」
千速棗：「手分けをした方が早そうだしね」
分かれた彼女たちとゴリラは、導かれるようにある方向に向かう。
それは魔力でつながっているパスであった。彼女たちは、己のパートナーと出会う。
ロア：「……うん？」
フリラ：「ピピッ」
フリラ：「！！！！！」
フリラ：「（ふらふらと歩きだす）」
フリラ：「（５フランスパン濃度を計測）」
フリラ：「……？」
ジャンヌ・レスネ：「ひっ！？」
フリラ：「ピピッ（対象：サーヴァント セイヴァー）」
フリラ：「……（掴む）」
ジャンヌ・レスネ：「なんですか！？なんですか！？…って、あれ…？」
ジャンヌ・レスネ：「（魔力のパスが…？）」
フリラ：「（フランスの香り）」
フリラ：「（＝、フランスパンの…）」
フリラ：「……」
ジャンヌ・レスネ：「よ、よくわかりませんが、よろしくお願いします、マスター…？」
フリラ：「………（ウホ、と心で呟いた）」
謎のライダーちゃん：「キミがマスター？サーヴァント、ライダーちゃんです！」
ロア：「ライダー…？何かに乗っているようには見えないけど…」
謎のライダーちゃん：「フフフ！どうでもいいことです！」
謎のライダーちゃん：「ライダーちゃんはライダーちゃんです」
ロア：「ま、まぁ…これからよろしく頼むよ…」
謎のライダーちゃん：「おっぱい揉む？」
ロア：「揉まないよ…」
謎のライダーちゃん：「そっかー」
ロア：「では皆さん…ボクらは先に探索しにいきますね
…それにしてもこの世界、やっぱり『聖杯』があるのかなぁ…」
ロア：「（早くあのフリラから離れたい…）」
謎のライダーちゃん：「ライダーちゃんはあると思います」
謎のライダーちゃん：「今ビビッときました。聖杯っぽいものはある気がします！！（直感EX）」
アウソン：シュゴォォォォォォォ
アウソン：「呼ばれて飛び出ましタ！ マイナー系イタリア王のアウソンでス！」
アウソン：「アナタが私のマスターですカ？」
千速棗：「ほう、アウソン！ ──アウソン？」
千速棗：「知らないなあ」
アウソン：「ですよネー」
千速棗：「西洋魔術の使い手とみた。
なんで私とのつながりが出来たかは知らないけれど、合縁奇縁というやつさね」
千速棗：「美味いものでも探しながら、親が甚振られる前に幻から覚めるとしよう」
アウソン：「美味しいものならおまかせあレ！」
各々が各々のサーヴァントと共に、それぞれの思いを胸に
This manを名乗る男を探すべく夢の中を歩み始めた。
GM：ではそれぞれ１ｄ４をお願いします
出た目によってスタート地点が決定されます
フリラ：1d4
DiceBot : (1D4) → 3
千速棗：1d4
DiceBot : (1D4) → 3
ロア：1d4
DiceBot : (1D4) → 2
ロア：フリラから離れたぞ！
ロア：棗ちゃんそいつの世話は任せたぞ…
千速棗：「件みたいな妖怪だね」
フリラと棗ちゃんは3番地点
ロアは2番地点からスタートとなった
ジャンヌ・レスネ：「この生き物、やっぱり妖怪なんですか…？」
千速棗：「美味いらしいから、怖がることは無い」
ジャンヌ・レスネ：「…（フリラが）美味しいんですか…？」
フリラ：「……！（フランスパンは美味しい、と頷く）」
千速棗：「私からすれば、黄泉平坂通ってきた英霊さんの方がよっぽど怖いと思うよ」
千速棗：「生者と死者なら、死者の方が異常だろ？」
ジャンヌ・レスネ：「…私は…えぇ、そうですね」
ロア：1d2
DiceBot : (1D2) → 2
ロア：下かな
ロア：1d12
DiceBot : (1D12) → 5
ロア：「ほんとうにこっちで良いのかいライダー」
謎のライダーちゃん：「ライダーちゃんはこっちでいいと思うのです」
ロア陣営は下に5マス移動した
フリラ：1d4
DiceBot : (1D4) → 2
ジャンヌ・レスネ：1d8
DiceBot : (1D8) → 7
フリラ：「ピピピッ」
ジャンヌ・レスネ：「なんですかその機器…座ではそんなもの…きゃあああああ！？」
フリラ：「………？」
ジャンヌ・レスネ：「と、止まってくれましたか…」
ジャンヌ・レスネ：「……今のところ手がかりはなし、ですね」
フリラ陣営は左に7マス移動した
千速棗：「さてと、韋駄天様の出番さね」
千速棗：1d4
DiceBot : (1D4) → 1
千速棗：1d3
DiceBot : (1D3) → 2
千速棗：これに+1だね
千速棗：進行数判定の結果に値を+1してもよい。
このスキルによって最終結果が(敏捷+幸運)以上の値になった場合、判定をクリティカルとして扱う。
GM：ああこれクリか
クリティカルとなった事で彼女は好きな方向に移動できる。
結果彼女は、上方向に５マス移動し、ロアと対峙した。
千速棗：「おやおや」
ロア：いやー犯されるー！
ロア：「あれ？」
千速棗：「別れたつもりがお早い再会だ」
千速棗：「情報は特に無いよ。あの妖怪が美味しいのは確からしいけど」
アウソン：「オリーブオイルを用意しましょウ！」
ロア：「そうだね…（チラッチラッ）フリラはいないようだね…？」
千速棗：「いないよー」
謎のライダーちゃん：「出会えた幸運におっぱい揉む？」
アウソン：「パパなら揉むって言ったでしょうネ」
ロア：「（何だこのライダー…？）ともかくこの脱出ゲーム、頑張りましょう」
フリラの方向に１移動する謎の存在X
ロア：何かがフリラに近づいてる…
ロア：1d3
DiceBot : (1D3) → 2
ロア：左生きたいからもっかい振ろう
ロア：1d3
DiceBot : (1D3) → 2
ロア：クソァ
ロア：1d12
DiceBot : (1D12) → 4
ロア陣営は下に４マス移動した
フリラ：んじゃワシらか
フリラ：1d3
DiceBot : (1D3) → 2
フリラ：1d4
DiceBot : (1D4) → 1
フリラ：あっ
なんと近づいてきた謎の存在Xとフリラが邂逅した！
まさかNPCと初邂逅するのが言葉通じぬゴリラとはこのGMの千里眼を以てしても良そうだにしなかった！！
ロア：フリラが謎の生物と出会った…
GM：まさか…お助けNPCと出会うのが言葉通じぬゴリラとはな………！！
ロア：（GM的にも悪夢だなこれ）
フリラ：「ピピッ（気配感知）」
フリラ：「…？」
ジャンヌ・レスネ：「え、あ、戻るんですか？」
XXX：探索を続ける貴方の横を、人影が通り過ぎる
夢魔の一種かと思われたが、見ると黄金の翼を生やしていると一味違う。
そしてその持つ魔力から、その人が……少女が、サーヴァントであるとあなたは分かった。
XXX：「あーはいはい、どいてどいてぇー」
XXX：「………なにあれ？（二度見」
ジャンヌ・レスネ：「…あなたは…？」
フリラ：「…？」
XXX：「……………ってあれ？え？えぇー！？」
XXX：「ちょっと！なんで………なんでこんな所に英霊連れたマスターがぁー！？」
XXX：「いやえー……？ちょっと私だけって言ったでしょーに
……他の人間巻き込むとかー………在り得ないでしょ普通…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」
ジャンヌ・レスネ：「もし、そこのお方…？」
ジャンヌ・レスネ：「見たところ、サーヴァントのようですが…」
XXX：「ん？ああごめんごめん。」
XXX：「見た所……貴方もやっぱりサーヴァント？」
ジャンヌ・レスネ：「…はい、僭越ながら、セイヴァーのクラスとして…」
ジャンヌ・レスネ：「…あれ？召喚…？されて…？」
XXX：「へぇーセイヴァー！そりゃまた珍しい」
XXX：「私は………えーっと、クラスは忘れた。
けどね？珍しさじゃ負けないわよ」
ジャンヌ・レスネ：「…そうなのですか？」
XXX：「私はイリス。虹の女神。此度は人間の魂を依り代として、疑似サーヴァントとして顕現したの」
XXX：「ここに巣を構えたふてぶてしい野郎を倒す為に遣わされたの、抑止力にね」
ジャンヌ・レスネ：「女神…！」
ジャンヌ・レスネ：「…それは、ご無礼を。私はジャンヌ・レスネと申します…」
XXX：「多分貴方達もなんだろうけど………ご愁傷様ねぇ。こんな所まで」
XXX：「ジャンヌね。ジャンヌ………多分私の知ってるジャンヌとは違うのだろうけど、よろしくね！」
ジャンヌ・レスネ：「はい！」
GM：テレレテッテー いりすが ふりらの なかまに なった！
ジャンヌ・レスネ：「抑止力…（フリラの方を見る）」
ジャンヌ・レスネ：「……その、一応、なんですが、彼についてはなにか御存じないでしょうか…」
フリラ：←彼
イリス：「私が聞きたいわよ……！何その……何！？」
イリス：「人類……！？えーっと……ごめん、神霊だけど知らないこともいっぱいだわ私…」
ジャンヌ・レスネ：「そう、ですよね……私の、マスターです…はい…私にも、それ以上は、ちょっと」
イリス：「そう……よね、心中お察しするわ」
フリラ：「……（辺りを見？渡している）」
フリラ陣営は虹の女神と出会った。
来rにより彼女らは視界がぐんと広がる。まるで色彩のついた絵画の如く。
だが───────────
千速棗：1d4
DiceBot : (1D4) → 4
千速棗：1d3
DiceBot : (1D3) → 2
千速棗：+1します
またもやcritical
これにより彼女は好きな方向に好きな数だけ移動が───
イリス：ってあれ？これは
千速棗：5マス
千速棗：スーッ
なんと彼女が移動した先には、This manが待機していたのだ！
千速棗：「よぉ、また会ったねナナジンさん」
This man：「ほう………随分とまぁ、早いお着きだ」
This man：「よくもまぁここまで辿り着いたものだ。褒めてあげるよ」
千速棗：「こちとら800年前から韋駄天の異名を貰ってたのさ」
千速棗：「こういう人探しはお手の物ってね」
This man：「ほう、韋駄天…韋駄天と来たか！面白い！」
This man：「やはり君たちは面白い！！この僕を！倒すに相応しいと見る！！」
千速棗：「それでなんだい？ あんたをぶっ飛ばせば現実に戻れるのかな」
This man：「まぁ、そうだな。"そう言う事になっている"」
This man：「君たちには、これくらいの方が分かりやすいだろう？」
千速棗：「なるほどわかりやすい。
他の百八星と違って戦いは得意じゃないけど、相応のやり方ってもんがある」
This man：「ほう？どうするんだい？」
千速棗：(超高速でロアの所へ)
This man：「………ッ！！？」
千速棗：「見つけたよ〜」
謎のライダーちゃん：「え？」
千速棗：(フリラの所へ)
千速棗：「黒幕さんのお出ましだ」
千速棗：(戻る)
千速棗：「お待たせー」
This man：「馬鹿な……！！夢の中とはいえ……！！」
千速棗：「仙人になる前から仲間を集めることは得意でね」
千速棗：「天速星はそういう星の下にあるのさ」
アウソン：(陣地構築中)
天速星、それは天に輝く百八の魔星の内が1つの名。
彼女は此処に、肉持つマスター、現代に生きる人間の一人として現れた。
しかし、もし彼女が死んで此処に来たのだとしたら、まぎれもなく"英霊"として昇華されて来ていただろう。
その異名を持つという事は、そう言う事だ。
ロア：「さっき別れたばかりなのにまた会った…あの人もニンジャ…？」
ロア：「ニンジャはすごいなぁ…」
謎のライダーちゃん：「ともかく行きましょうマスター！道はわかります。感で」
謎のライダーちゃん：（直感EXパワーでてくてくてくと棗の所へあるって行く…）
フリラ：「……！！」
フリラ：「（フランスパンフランスパンフランスパンフランスパンフランスパンフランスパンフランスパンフランスパンフランスパンフランスパン）」
イリス：「え！？何今の！？私より早くなかった！？」
ジャンヌ・レスネ：「誰ですか今の人！？黒幕ってなんですか！？
…ちょっと待ってくださいフリラさーん！？！？！？」
イリス：「待って！！私につかまって！！そっちの方が早いから！ねぇ！！」
ジャンヌ・レスネ：「い、イリスさん！追いかけます！？」
イリス：「当然！」
ジャンヌ・レスネ：「…私はお願いします！」
イリス：「はぁい、じゃあゆっくり掴まってー」
ジャンヌ・レスネ：「は、はい…」
イリス：「全速力で行くから、喋ると舌噛むわよー。ってかあのゴリラもさっきの女の子も早いなぁ！！」
ジャンヌ・レスネ：「（ぎゅっ）」
こうして、全員が黒幕と思われる男の眼前に集合した
フリラ：「……！」ズウウウウン
イリス：「はぁー…はぁー疲れた。」
ジャンヌ・レスネ：「つ、着きました…？」
ジャンヌ・レスネ：「お疲れ様です…」
謎のライダーちゃん：「こんなに早く黒幕さんが見つかっちゃうなんてライダーちゃんは幸運です！」
ロア：「早かったね…」
This man：「はっはっはっはっは！！
なるほど仙人と来たか！全くもってこの世界は面白い！！
英霊でない存在ならば容易に乗っ取れると考えていたが！とんだイレギュラーだ！」
This man：「しかし！！それでこそ！！侵略しがいがあるという物だ！！」
アウソン：「侵略ですっテ？」
ロア：「侵略…？」
ジャンヌ・レスネ：「…侵略？（ピクッ）」
謎のライダーちゃん：「ライダーちゃんわかりました！
夢をこうバーっとやって現実をこうザーッとする感じでしょう」
アウソン：「フフフ……侵略……侵略……」
ジャンヌ・レスネ：「ほう、へぇ、はぁ、侵略と来ましたか…侵略と」
ジャンヌ・レスネ：「事情は全くもって分かりませんが！
あなたが誰であろうと私はその侵略に全身全霊で抵抗しましょうッ！！」
This man：「そう！！我がクラスの名は"侵略者(インベーダー)"！！君たちのその強さに感服し……」
This man：「全身全霊全力で君たちと戦ってあげよう」
This man：「フォルム！！チェンジ！！我が真なる名を聞け！！」
謎のライダーちゃん：「知ってますから別にいいです」
ロア：「いやボクはわかんないから聴きたいけど…」
胡蝶-パピヨン-：「アレはなんだ！？鳥か！？飛行機か！？違う！！
あれは蝶だ！儚き夜に舞う、一匹の孤高たる蝶だ！！そう！！その真なる名は──────ッ！！」
胡蝶-パピヨン-：「胡(パピ)ッ！！蝶(ヨン)ッ！！！ここに参上！！
覚えておくがいい。君たち人類を夢の内から侵食し、全てを乗っ取らんと画策するインヴェーダーの名前だ」
男の姿が突然変化した！！
半透明で半裸の男性の姿から、全身に蝶の意匠を持ちパピヨンマスクを被った男に変わったのだ！
その姿は、まごうことなき変態であった！！
フリラ：「ピピッ（鑑定結果：変態）」
フリラ：「……」
ジャンヌ・レスネ：「マスター…」
ジャンヌ・レスネ：「援護、お願いしますね…？」
フリラ：「…、……（頷く）」
アウソン：「最高峰の英雄を父に持ちながら、最高峰の魔女を母に持ちながラ……」
アウソン：「名前もとうに忘れられ、人に聞けば何それと知らぬ顔」
アウソン：「そして死後は支配地を姉に奪われた、そんな私の前で侵略とハ……」
アウソン：「許せませんね、パピーさん！」
アウソン：「父オデュッセウスならこう言ったでしょウ！ 侵略行為とは人の尊厳を踏みにじる絶対悪であるト！」
千速棗：「……そのオデュッセウスってのはトロイアを侵略したんじゃ」
アウソン：「ママキルケーなら言ったでしょウ！ 人を幻で誑かすのは人の尊厳を踏みにじる絶対悪であるト！」
千速棗：「……そのキルケーってのは悪の魔術で散々に人を誑かしたんじゃ」
謎のライダーちゃん：「何か滅ぼすまで行くには要素が足りないのでしょう？」
胡蝶-パピヨン-：「どれだけ吠えようと──────無駄だ。夢の中では君たちは僕には勝てない」
胡蝶-パピヨン-：「言ってくれるじゃあないか！だが私は夢の中では無敵だ！君も！
そのオデュッセウスやキルケーと言った奴でも！！この僕には勝てないだろう！」
ゾン！！と強大な魔力の波動が観測される。
胡蝶がスキルを行使したのだ！いや…夢の世界を自在に扱える彼のスキル、
それはまさしく"権能"と呼んで相違ない物であった。
【権能】This manの拘束 が発動されました
敵前衛の魔術・物理・奇襲攻撃と魔術・物理・奇襲防御は全てsides-100を受ける。
ジャンヌ・レスネ：「…イリスさん、何か抑止的な手立てはないでしょうか」
イリス：「無敵……ねぇ？……ハン笑わせるわ。、それは、どうかしら？」
胡蝶-パピヨン-：「君は………なるほど。ぼくを倒す為にここまで来た使者か？それにしても神霊とは。
ここならばそんなもの呼び放題だというのにわざわざ人間の容れ物まで用意してまで使役とは」
胡蝶-パピヨン-：「そんなに切羽詰まっているのかい？抑止は」
イリス：「さぁ？どうかしらねぇ？」
胡蝶-パピヨン-：「しかし、例え神霊を用意したとしても僕を倒すことは出来ない」
胡蝶-パピヨン-：「何故なら僕は、"夢そのもの"。夢の世界で、僕を殺すなどできない」
胡蝶-パピヨン-：「それは例えるならば、生身で根源の渦を破壊し、そして新しい根源を創るに等しい。
そんなことに挑む人間など、現実世界にいるはずがないだろう？」
胡蝶-パピヨン-：「そう、僕は夢の世界の住人における根源なのさ。
故に、この世界に立ち入るものは必ず、絶対に、僕を倒すことなど"ありえない"んだよ。」
イリス：「ふぅん、在り得ない。ねぇ？」
胡蝶-パピヨン-：「そうだ。在り得ないなんてありえないと詭弁を振るう奴もいるが、
それは現実世界での話。ここは夢の中だ。僕こそが絶対、僕こそが法則、神なのだ」
胡蝶-パピヨン-：「まぁ？夢に支配されていない…………眠っていない奴は別だが、
そんな奴はこの世界にまず立ち入ることが出来ない。つまり、僕は絶対に殺されない存在なのさ」
イリス：「ふっ……………、あっはっはっはっは！！あーっはっはっはっはっはっはっはっは！！」
得意げに語るパピヨンを前にして、黄金の翼を持つ虹の女神は爆笑をする。
胡蝶-パピヨン-：「なんだ？何がおかしい？」
イリス：「あーっはっはっは！！ひーおかしい。」
イリス：「あんたねぇ、そうやって調子に乗っている奴が一番、
"抑止力(わたしたち)"のカモだって知らないの？」
イリス：「この世界に絶対なんてない？そんなもん、現実だろうと夢ン中だろうと変わんないの。
絶対が存在しないなんて、それこそ憐れな存在の妄想の中だけだわ、あんたみたいにね」
胡蝶-パピヨン-：「ふん、随分と大口を叩く。だが……残念だが既に君はこの夢の中にいる。
これは、既にこの僕の術中にはまっているという事なんじゃないかな？」
イリス：「あらあら、虫って自分で言った言葉も覚えていられないのかしら？」
にやり、と女神は口端を釣り上げる。
胡蝶-パピヨン-：「──────────なんだと？」
イリス：「あんた、自分で言ったでしょ？"起きている人間は別"だって」
イリス：「それじゃあ、此処に立っている私が、もし起きているものだとしたら？」
胡蝶-パピヨン-：「───────莫迦な─────ッ！！そんなはずが……！
"起きて"いながら…………夢の世界に"入る"方法など────！！」
イリス：「あるのよ、私達神々の世界には。」
イリス：「ヘラ様とか、あとアポロンとか。命令してくる側は色々いるけど。
当然、命令なんていつ来るか分からない。夜でも昼でも夕方でも早朝でも」
イリス：「だから私は、いつでも起きれるしいつでも眠っていられる。
いいえ、正確には──────"起きながらにして、眠っている"」
イリス：「この矛盾を孕む神霊こそが、この私。虹の神格
嵐の終わりを、空に架かる事で高らかに告げる者。イリスというわけよ」
胡蝶-パピヨン-：「そんな………馬鹿な…………ッ！
貴様が……………"終わりを告げる者"だというのか！？」
イリス：「そう言う事！！んー…、ちょっと早いけれど、
ここいらでちょっと目覚めの時間とさせてもらうわよ！！皆！！」
人の見る夢とは、元来色の無い、モノクロであったと言われている。
イリス：「無垢清純の光在り、三千世界の遍く照らし、夢の彼方に希望を照らす」
しかし、ある時を境に、色彩が与えられ極彩色へ転じたとされる。
イリス：「嵐の後に水の雫在り、一天四海の騒乱を 静寂の元に打ち晴らす」
千速棗：「すごいぞ！ なんてパワーだ！」
白と黒だけであった夢の世界に、極彩色の色が灯り、希望を灯す。
イリス：「水の雫が、光と出会えば、天を七色に染め上げる！！！」
ロア：「凄まじいですね…！」
イリス、それは伝令神としての側面もある。
彼女はその速さを以て、このモノクロに染まった世界に色彩を与えて往く。
イリス：「夢を照らせ虹よ！！虹彩陸離の彼方まで！！」
千速棗：「いや、なんてスピードだ！ 韋駄天の私も顔負けだな！」
ロア：「あの時見たニンジャさんよりも素早いかもしれませんね！」
イリス：「こっから先は！！輝照時間(ショー・タイム)よ！！
さぁさぁさぁ！！人間の皆さん方とっとと目覚めた目覚めた！！」
今、希望の光が、世界の遍くを照らしたのだ。
- Thismanの拘束が解き放たれました-
謎のライダーちゃん：「やっぱりライダーちゃんは幸運です。」
アウソン：「これは……虹の女神イリスの理力！？」
胡蝶-パピヨン-：「ぐあああああああああああ！！！馬鹿な！馬鹿なぁぁぁぁ！！！
早い………！早すぎる！！貴様が……！貴様こそが"終わりを告げる者"のはずがないぃぃぃ！！」
イリス：「さぁ、こっからが───ッ！！ってあれ！？あっ、魔力切れ！？
うっわー！流石にやるの早すぎたかぁー………！ごめん力になれそうにない！」
イリス：「頑張って皆あいつを倒して！！私じゃこれだけで精一杯ー！」
ジャンヌ・レスネ：「…大丈夫です、力が通ればそれで良いです」
胡蝶-パピヨン-：「良いだろう！殺してみろ人間ども！！インベーダーたるこの僕を！！」
ジャンヌ・レスネ：「死ぬまで殴れば死なない奴はいません。私が保証します」
ロア：「後は僕たちに任せてください！」
フリラ：「………（フランスパン）」
千速棗：(エレキバンを足に貼る)
ロア：「ライダー！今こそその力を貸してくれ！」
謎のライダーちゃん：「いいよ」
grand battle !!
papillon 顕現
BGM
ロア：「フリラさん、棗さん！あの蝶を倒し、この夢の支配から脱出しましょう！！」
フリラ：「……！（頷き、胸を勢い良く乱打する）」
胡蝶-パピヨン-：「おっと、これから戦う所だが、そこの少女よ１つ訂正させてもらおう。
蝶ではない。僕の名はパピヨン！もっと愛を込めて！！」
ロア：「あ、はい」
ロア：「ではもう一度」
ロア：「フリラさん、棗さん！あのパピヨンを倒し、この夢の支配から脱出しましょう！！」
ロア：「これでいいんですね！」
胡蝶-パピヨン-：「そうだ、それでいい」
アウソン：「我が名はアウソン！ 南イタリアの王にして、英雄と魔女の娘！」
アウソン：「輝く太陽の力をここニ！ いきますよパピーさん！」
胡蝶-パピヨン-：「違ァう！僕の名はパピッヨンッ！！だがパピーか、それも良いか」
ジャンヌ・レスネ：「名前のオリジナリティは大事ですね」
胡蝶-パピヨン-：「そう！！物わかりの良い娘！仙人！
南イタリアの王！ゴリラ！！相手にとって！不足なしだ！！」
千速棗：「あとは任せた。私は戦いは出来ないんだ」
ジャンヌ・レスネ：「ふふ、ふふふ…」
胡蝶-パピヨン-：ごめんねジャンヌ………なんて言えばいいかわからず…
フリラ：「ピピピッ（サーヴァント支援モード）」
ジャンヌ・レスネ：ゴリラ２でいいよ
胡蝶-パピヨン-：よし！では存分にその斧を振るえゴリラ�供�
胡蝶-パピヨン-：「では貴様らの戦力が揃ったところで、宝具発動！！」
胡蝶-パピヨン-：「我が前に顕れよ夢魔たちよ！！」
胡蝶-パピヨン-：1d5
DiceBot : (1D5) → 2
This man…いや、胡蝶の目の前に先ほど周囲を漂っていた夢魔が現出する。
仮面をかぶったフードの男、そして騒がしい双子の少女たち。
彼らは幻霊にも満たない亡霊である。しかし、ある一点だけを見れば異常なまで特化している存在だ。
ジャンヌ・レスネ：「何やら取り巻きがいますね（パキポキ）」
千速棗：「みんながんばれー」
謎のライダーちゃん：「がんばれー」
謎のライダーちゃん：（密かに後方に下がろうとする）
イリス：「貴方は戦いなさい！私と違って魔力あるでしょ！」
謎のライダーちゃん：「仕方ない」
謎のライダーちゃん：「後衛に下がっていたほうが良い気がするのに」
アウソン：「イリス様は魔力切れですカ？」
ロア：「さっきとてつもないことをやってのけたから仕方ないよ」
イリス：「うん………なんか急に力出せ無くなってェ……ごめんねぇ…ダメな女神で……」
ロア：「あれはそうだね…大作映画の作画ぐらい気合の入った描写だったしね」
イリス：「(やっぱり早すぎたんだ……あの子たち待ってれば
………でもそれって人道的に…いや私神だけど…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ)」
アウソン：「父オデュッセウスならこう言ったでしょウ！」
アウソン：「ボクと魔力供給する？ ト！」
イリス：「もちろん！！………って何言ってんのよ私！！オデュッセウスなんて男じゃない！！」
謎のライダーちゃん：「ライダーちゃんとならする？」
アウソン：「パパは女ですヨ？」
イリス：「えっ！？嘘！？でもそっちのライダーも迷う！ああどうしよう！」
イリス：「とりあえず！あいつ倒してから！」
胡蝶-パピヨン-：「(話長いなあの女神)」
胡蝶-パピヨン-：「お話は済んだかな？
私は既に、仲間を呼ばせてもらったよ(2人しかこねぇのかよ……)」
ロア：「あの人…人望ないんだね…」
胡蝶-パピヨン-：2d4
DiceBot : (2D4) → 2[1,1] → 2
胡蝶-パピヨン-：こんな時にゾロメ出るんじゃねぇよ！
胡蝶-パピヨン-：1d4
DiceBot : (1D4) → 1
胡蝶-パピヨン-：クソぁ！！
胡蝶-パピヨン-：1d4
DiceBot : (1D4) → 2
ロア：夢魔1がやる気ありすぎる…
ジャンヌ・レスネ：チェイサーさん出たがりすぎる…
夢魔_2：「というわけで」
夢魔_1：「我々がまずはお相手しよう」
夢魔_1：(CVジョージ)
謎のライダーちゃん：「いい声だー」
ジャンヌ・レスネ：こいつらは鯖じゃなさそうだな
夢魔_1：幻霊未満の亡霊です
謎のライダーちゃん：いい声なのに…
謎のライダーちゃん：ジョージとか型月じゃラスボスじゃないか…
胡蝶-パピヨン-：なぁに、ジョージはファミレスのマネージャーとか平凡なオジサンもやる
ジャンヌ・レスネ：「まとめて消し飛ばしてから大本を叩き潰せればいいんですが…」
そして先手判定に移る
ジャンヌ・レスネ：高いのはライダーちゃん？
謎のライダーちゃん：4d6？
ジャンヌ・レスネ：相手は５ｄ６
胡蝶-パピヨン-：騎乗持たせてあげればよかった…
謎のライダーちゃん：よしやってやろうじゃねぇかこっちは幸運EXだぞオラッ
ジャンヌ・レスネ：となるとワシ辺りが令呪切ってもいいかもしれん
謎のライダーちゃん：いやここは幸運EXに任せてくれ
謎のライダーちゃん：なんたって幸運EXだからな
謎のライダーちゃん：（フラグ）
ジャンヌ・レスネ：任せた
謎のライダーちゃん：「みんなーいくぞー」
謎のライダーちゃん：4d6
DiceBot : (4D6) → 16[1,6,5,4] → 16
胡蝶-パピヨン-：これはなかなか
ジャンヌ・レスネ：ちょい良い
謎のライダーちゃん：平均よりは上ぐらい
胡蝶-パピヨン-：だが期待値で言えば私が上だ！
胡蝶-パピヨン-：5d6
DiceBot : (5D6) → 14[2,5,2,4,1] → 14
胡蝶-パピヨン-：ン何ぃ！？
謎のライダーちゃん：「ライダーちゃんは幸運です」
ジャンヌ・レスネ：相手の運を下げるのか…
謎のライダーちゃん：フフフこのライダーちゃんが周囲から幸運を奪う英霊だということよ
胡蝶-パピヨン-：「ふふふふ、そうでないと面白くないよ」
ジャンヌ・レスネ：「紙一重の先手、良い手腕です」
紙一重でライダーが先行を取る。
しかし選考を取るだけでは勝てないぞ！一体ここからどうするのか！？
今戦闘の火ぶたが切って落とされた！
胡蝶-パピヨン-：「まぁ良い、肉壁は任せたぞ」
夢魔_1：「委細承知」
千速棗：「エレキバン貼っといた方が良かったかな？」
夢魔_1：さて、誰からくる
謎のライダーちゃん：さて誰から動くか
夢魔_1：被った
ジャンヌ・レスネ：あうあうが焼却してタコ殴る？
謎のライダーちゃん：宝具以外役に立たなそうだライダーちゃん
千速棗：まず全体でとっちめた方がいいだろうか
夢魔_1：一応ガッツ持ってます
夢魔_1：無効に出来ますが
ジャンヌ・レスネ：それでワシが令呪殴り宝具してガード貰うから
ジャンヌ・レスネ：仕留めきれなくてもなんとかなるかも
夢魔_1：下手したらそれで死にそう
ジャンヌ・レスネ：恒常１０ｄ６です
夢魔_1：向上守備10d6+8！ギリ勝てる！
話し合いの結果、アウソン→斧ンヌ→ライダーという順となった
千速棗：とりあえず焼いておくか
夢魔_2：「魔術攻撃ぃー？ならギリ勝てるかも？」
夢魔_1：「ふん、魔術師の英霊か……何をしようというのか」
夢魔２、双子の少女は魔術に特化した夢魔であった。
その魔力数値はなんとEx。通常のサーヴァントでも珍しい数値だ。
いや、サーヴァント出ないからこそこのようなステータスとなれるのだろう。
だが………！
ジャンヌ・レスネ：FIRE
謎のライダーちゃん：やっちゃえバーサーカー
アウソン：宝具1令呪3つ陣地スキル2スキル3
謎のライダーちゃん：なーにそれぇ
夢魔_1：32d4？5？
ジャンヌ・レスネ：なそにん
アウソン：ついでに棗の援護も入れるか
アウソン：攻撃は出来ないが援護が出来ないとは書いてない
夢魔_1：良いよー
ジャンヌ・レスネ：…３４ｄ５か
千速棗：「さぁ、丸焼きのお時間だ！」
夢魔_2：「さーっさとやっちゃってくれるー？
ちゃちゃっと防いでちゃっちゃっと終わらせたいんで」
ジャンヌ・レスネ：いっけー！
千速棗：「燃えろファイヤー！ 戦え！」
夢魔_2：「ってえ？何これ？」
アウソン：「古今東西、料理は火力が命！
南イタリアの偉大なる火山でカリッと揚げてさしあげましょウ！」
アウソン：「偉大なる鍛冶神ヘパイストスの御力と、ママの魔術が融合してなせるこの最大火力！」
アウソン：ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
夢魔_2：「これやばいんじゃないの」「やばいなんてもんじゃないわよ」
双子の夢魔がおろおろあたふたする。そりゃあ当然だ。
何せ彼女が持ち出したのは、他でもない。大噴火している火山そのものなのだから！！
アウソン：(召喚した火山を持ち上げる)
夢魔_2：「わぁーっ！！？」
アウソン：「ふぬぬぬぬ……」
夢魔_1：「ふっくっくっく………これはこれは……」
アウソン：「喰らいなさイ！
南イタリア風山盛り直火焼き(ヴルカーノ・デッラ・フォッサ)」
アウソン：(ぽいっ)
千速棗：34d5
DiceBot : (34D5) → 88[1,4,3,4,1,2,3,4,5,1,3,1,2,1,4,4,2,2,1,1,1,3,2,2,2,5,4,3,5,2,1,2,3,4] → 88
謎のライダーちゃん：ちょい低め！
夢魔_2：「「いーーーーやーーーーーーっ！！」」
夢魔_2：8d6
DiceBot : (8D6) → 25[4,4,1,4,5,2,1,4] → 25
夢魔_1：「やれやれ、これはまた随分と大がかりだな」
夢魔_1：1d6
DiceBot : (1D6) → 4
夢魔_1：うｎ
謎のライダーちゃん：ムリだこれ
謎のライダーちゃん：オーバーキルすぎる…
夢魔たちは一転特化ではある。
しかし、その特化を大いに上回れては勝ち目など毛頭もない。
彼らはコンロの燃えカスの如く消滅していった。
夢魔_2：「灼熱度フォルティシモ級なんですけどぉーっ！！？（ｼﾞｭｯ」
夢魔_1：「追跡者として、お前たちに一つ最後に忠ｋ」
フリラ：でもパピーは一応回避できるのか
アウソン：控え目に調整してGMの修正を受けていないシートだよ
胡蝶-パピヨン-：「とんでもない攻撃だ………令呪3画を使うとは思ってもみなかったぞ」
胡蝶-パピヨン-：「だが、私にはこの通り傷一つ！！ついていなぁい！！」
千速棗：「あ、これ霊力の塊だと思ってたけど令呪だったのか」
千速棗：「まあいいや」
だがこれで終わりではない。
夢魔に命の概念など無い。殺すには己の夢を対価とする必要がある！
胡蝶-パピヨン-：「さて、では選ぶがいい。
こいつらを殺した代償を支払うか、それともこいつらがよみがえるのを選ぶか！！」
フリラ：「ピピピピピ（診断結果：夢魔の再生は自身の夢を削り相殺可能）」
フリラ：「ピピッ（必要体力：最大１２ 安全圏です）」
夢魔_2：「もうあんなのと戦いたくないんだけど………（再生しかけながら」
アウソン：「生きてますネ」
夢魔_2：2d6
DiceBot : (2D6) → 7[6,1] → 7
夢魔_2：7ダメージ受けますか？→はい Yes
アウソン：受けよう甘んじて
夢魔_2：OK！
アウソンは甘んじて己の夢を削って夢魔に安らかな眠りを与えた。
夢魔が眠るとはこれまたおかしい話だが、ともかく安らかに死なせてあげた。
千速棗：「あとは任せたぞ妖怪！」
ロア：「フリラさん！頑張ってください！」
ジャンヌ・レスネ：「では…行きますよ」ジャキッ
胡蝶-パピヨン-：「ふん、連中がいなくとも私は強いぞ？来い！！」
ジャンヌ・レスネ：一画、スキル１と２、援護で物理
胡蝶-パピヨン-：19d5
ジャンヌ・レスネ：じゃの
ジャンヌ・レスネ：「触れることが重要ですので、切り開く力を下さい。マスター」
フリラ：「……！（なんか吸われる！）」
胡蝶-パピヨン-：「思えばお前たちは不思議だった………」
胡蝶-パピヨン-：「何故夢魔でもないのにそんな摩訶不思議な姿なのだと！」
ロア：「ですよね」
千速棗：「美味そうだよな」
アウソン：「アヒージョと食べたいですよネ」
ロア：「多分、夢の中だから姿が変わってるんだとボクは思います」
ロア：「案外、目が覚めたらフリラはイケメンかもしれませんね」
ジャンヌ・レスネ：「私が明らかに一致しない顔と体なのは某聖女のせいですが」
ジャンヌ・レスネ：「彼は知りません」
胡蝶-パピヨン-：「さぁ来い！！」
ジャンヌ・レスネ：「…ですが、力を貸してくれる以上！良いですとも！！」
ジャンヌ・レスネ：19d5
DiceBot : (19D5) → 55[5,3,5,2,1,3,2,1,3,5,2,4,2,2,2,2,4,4,3] → 55
ジャンヌ・レスネ：「破ァ！！！」
胡蝶-パピヨン-：「なんのぉ！！！」
胡蝶-パピヨン-：15d6+8
DiceBot : (15D6+8) → 51[6,4,4,6,3,1,3,2,6,4,1,4,1,4,2]+8 → 59
ロア：防ぎやがった
胡蝶-パピヨン-：防いじゃったよ
ジャンヌ・レスネ：「…触れ…ないっ！？」
ジャンヌ・レスネ：「くっ…やはり全力でゴリラするべきでしたか…！」
なんとパピヨンはその細腕で、振り下ろされた斧を受け止めたのだ！！
イリスに権能を奪われてもこの夢の支配者に変わりはない！彼はやはり強敵であった！
胡蝶-パピヨン-：「ふん、その躊躇が勝敗を分けたというわけだ」
ロア：令呪で振り直し使うの…か？
胡蝶-パピヨン-：ああ、振りなおしもできるよー
ジャンヌ・レスネ：あー
ジャンヌ・レスネ：使っとくか！
胡蝶-パピヨン-：来い！！
ジャンヌ・レスネ：自己保存貰えないと紙だしね！
ジャンヌ・レスネ：なんか足すっけ
胡蝶-パピヨン-：dice+2できるよ
しかしセイヴァーは諦めない！今度こそ殺す、
その意思を固く込め、渾身の力で斧を振り下ろす。
ジャンヌ・レスネ：21d5 するわ
DiceBot : (21D5) → 70[2,5,5,4,2,4,4,3,5,5,4,5,4,2,1,1,4,1,3,5,1] → 70
ジャンヌ・レスネ：ようやくか…すまない…
ジャンヌ・レスネ：「…入った！ことにしました！！」
胡蝶-パピヨン-：「ぐあああああああああああ！！！」(HP13→2)
胡蝶-パピヨン-：「くっ！ははっ！！だがどうした！？私はまだ倒れない！！倒れないぞ！」
ジャンヌ・レスネ：宝具発動！！
胡蝶-パピヨン-：「っ！？なんだ………！？」
ジャンヌ・レスネ：「あなたの力、貰い受けます…！」
胡蝶-パピヨン-：「これは………！！」
胡蝶-パピヨン-：「おのれ……！！我がスキルを奪うとは！」
ジャンヌ・レスネ：「『我が手の内に勝利は在りて』！！
…なんか高ランクばかりですが！この自己保存をちょいします！」
胡蝶-パピヨン-：「ふっ、高ランクは当然だろう。私はインベーダーなのだから」
ジャンヌ・レスネ：「まぁ無効化はできないんですけどね……でも味方全体にこれをあげられます！」
ジャンヌの攻撃は大きく胡蝶のHPを削った。
しかしまだ倒れない。どうするライダー！
ロア：「では行こうかライダー」
謎のライダーちゃん：「そろそろライダーちゃんの正体を明かす時かー」
ジャンヌ・レスネ：「そういえば」
胡蝶-パピヨン-：「そういえば、貴様だけ名を聞いていなかったな」
謎のライダーちゃん：「ライダーちゃんの真名は……幸運（フェリクス）！！」
胡蝶-パピヨン-：「フェリクスと読み幸運……なるほど、ラテン語か」
謎のライダーちゃん：「ルキウス・コルネリウス・スッラ・フェリクス！」
謎のライダーちゃん：「そしてスッラちゃんの宝具は！！」
謎のライダーちゃん：『処刑名簿（プロスクリプティオ）』
「スッラちゃんは貴方からすべてを奪います」「いつでもスッラは幸運です」
胡蝶-パピヨン-：「面白い………奪えるものなら！！奪って見せろ！！」
胡蝶-パピヨン-：「この！！パピヨンからぁ！！」
だが彼女は、宝具を宣言するや否やそそくさと裏方へと去っていった。
胡蝶-パピヨン-：「ハッ！それだけ大口をたたいて逃げるのか！？」
謎のライダーちゃん：「もう貴方が負けることは決まりました」
謎のライダーちゃん：「スッラちゃんは幸運ですから」
胡蝶-パピヨン-：「何がしたいのか分からんが！！この私が負けるなどと戯言を！！」
胡蝶-パピヨン-：「私がこの一撃を以てして！！貴様ら全員を今楽に────────」
フリラ：「…ピピッ（電池切れです）」
胡蝶-パピヨン-：「────────何だ！？」
アウソン：「一体何ガ！？」
フリラ：「ビーッビーッ（あと１５秒で盛大に爆発します）」
フリラ：「…！」ポイッ
イリス：「ちょっ！？やばいやばいやばい！！みんな私の背に！！」
ジャンヌ・レスネ：「自己保存！！」
イリス：「あ、さっき奪ったスキルあったわねそう言えば」
ジャンヌ・レスネ：「みなさん使えますよ！」
謎のライダーちゃん：「いやー偶然、味方のお陰で被害をまぬがれるスッラちゃんは幸運です。」
胡蝶-パピヨン-：「こんな………馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁあああああ！！！」
スッラ：8d6
DiceBot : (8D6) → 29[4,1,4,6,3,5,5,1] → 29
スッラ：結構いい出目
胡蝶-パピヨン-：5d6+8
DiceBot : (5D6+8) → 18[2,4,5,2,5]+8 → 26
胡蝶-パピヨン-：ギリギリで死んだ！
スッラ：スッラちゃんは幸運だし
スッラ：（他人から奪うタイプの）
千速棗：ギリギリ死んだか
ジャンヌ・レスネ：不幸にもぎりぎり死んだ
ドゴォォォォォォォォォン！！！！！と凄まじい爆発が発生する。
そしてその後、もくもくもく……と煙が晴れる
そこには見るも無残な姿となりつつも、気高く立っている胡蝶がいた
千速棗：「気高いとは……」
胡蝶-パピヨン-：「ふん………ッ！随分と………まぁ、バカげた結末だ」
胡蝶-パピヨン-：「こんな夢、フロイトやユングが見たら大爆笑だな」
ジャンヌ・レスネ：「…困惑では……」
ロア：「フランスパンのゴリラ…蝶の怪人…」
胡蝶-パピヨン-：「だがおめでとう、君たちはインベーダーを倒した。
ほどなくして君たちは、現実で"この"悪夢からは目覚めるだろうな」
スッラ：「プロスクリプティオに名が書かれた以上、
いずれ滅ぶのは確定してます。お疲れ様でした」
ジャンヌ・レスネ：「…となると、私たちにとってもこれは…夢？」
胡蝶-パピヨン-：「そうだ……そもそも…サーヴァントが顕現しているという事は、
座にいる英霊が見ている夢を現実に投影しているようなものだ。つまり、君たちにとってはこれもまた夢だ。」
千速棗：「そりゃあ夢じゃなかったらこんな変態いないよな」
胡蝶-パピヨン-：「しかし………油断はするなよ少女たち、英霊。そしてゴリラ。」
フリラ：「……？」
胡蝶-パピヨン-：「抑止をめぐる悪夢、ガーディアン・オーダーは始まったばかり。
この悪夢はそう簡単には覚めないぞ？フフフフ、ハーハハハハハハハハハハ！！！」
そう、最後に高笑いをして、胡蝶は消滅していった。
ジャンヌ・レスネ：「抑止を…？」
イリス：「ああ、うん。忘れてた。私のマスター、抑止力なの」
イリス：「まぁあいつを倒したってこと考えると、もうすぐ消えちゃうけどね？」
ジャンヌ・レスネ：「あぁ、いえ。それは…そうですけど…」
千速棗：「抑止力って美味しいのか？」
イリス：「美味しくないわよ、食べたらゲロ吐くわよ今回だってあなた達を
………って、これは言わない方がいっか」
スッラ：「スッラちゃんにはわかります」
スッラ：「すべてうまく行きます。スッラちゃんは幸運です」
ジャンヌ・レスネ：「巡る、となると…。いえ、杞憂かもしれませんが、
もし出来るのなら厳重警戒とか言っておいた方が良いかもしれませんね」
イリス：「そうね、それに越したことはないわ」
イリス：「それじゃあ私は消えちゃうけど………
そこのスッラは、また会ったらよろしくやりましょ？」
フリラ：「………」
スッラ：「またといわずにいまこれくらいなら」
スッラ：抱きしめてキスしにいく
ジャンヌ・レスネ：「あらあら…」
イリス：「っ！……ふふっ、ありがと。受け取っておくわ
それにアウソン。アナタん所のオデュッセウスにもよろしく言っておいてね」
アウソン：「パパも喜びそうですヨ」
イリス：「それじゃあね！あなたたちに会えたの、楽しかったわ！！じゃあね！」
イリス：ｽｩｰ
ジャンヌ・レスネ：「では！」
ロア：「行っちゃったな…」
アウソン：「私もそろそろお時間ですネ」
スッラ：「みんなを抱きしめるには時間が足りません。スッラにはわかります」
ジャンヌ・レスネ：「…私たちも、そろそろでしょうか…」
その瞬間、ふと胡蝶がいた場所に魔力反応が出現する
見るとそこには膨大な魔力の塊があった。行き場をなくしたインベーダーの保有魔力だ
夢の中ではイメージが形となる。故にその魔力は………金色の盃の形となっていた
ジャンヌ・レスネ：「…おや？」
フリラ：「………！！！」
スッラ：「幸運（フェリクス）です」
千速棗：「おっ、なんだこりゃあ？」
千速棗：「へー、これが聖杯か……見るのは初めてだな」
ロア：「ボクは…二度目ですかね」
千速棗：「どう使うんだろうな？」
フリラ：「……！、……！！！（近寄る）」
ジャンヌ・レスネ：「マスター！？」
千速棗：「世界がバナナ化したりしないだろうね」
ロア：「どうしましょうか…？」
フリラ：「…、…、……（息切れ）」
スッラ：「スッラちゃんにはわかります。
あのフリラさんはきっと良き願いを叶えてくれます！」
ジャンヌ・レスネ：「……マスター，聖杯欲しかったんですか…？」
フリラ：「……！（激しく頷く）」
千速棗：「私も漠然と聖杯があればいいななんて思ってたからさ」
千速棗：「叶えたい願いは無いんだよな」
ロア：「ボクはただこの世界から帰りたいだけですからね…」
ロア：「会社に戻らないと…」
千速棗：「企業戦士ってやつかい？」
ロア：「スッラは何か願いはあるのかい？」
スッラ：「スッラの願いはマスターが考えてくれた願いならなんでもいいです！」
ロア：「つまりないってことか…」
ジャンヌ・レスネ：「…どんな願いを…と聞きたいですが、先ほどの機械ももう無いですし…」
ジャンヌ・レスネ：「…ですが、その必死さは伝わりました。…私は、良いと思いますよ」
千速棗：「動物と話す術は身につけて無いんだよなあ」
ロア：「ともかくフリラを見守ろうか」
フリラ：「！！」
夢魔_1：（ちなみに私達も遠目で見守っている）
奇怪な合成ゴリラが、聖なる杯へと手を伸ばす。
そして───────パァァァァァァァと聖杯が輝きを放つ。
千速棗：「世界バナナワニ園化か？」
ロア：「みんなゴリラになるのかも」
夢魔_1：(それはやだなぁ)
フリラ：ガパァ
突如フランスパン出会った頭部に口のようなものが開いた！
千速棗：「なんだぁ？」
夢魔_3：「ﾋｨ」
ロア：「フリラに…口が…？…まさかサメと融合……？」
フリラ：「……！！」
フリラ：「ウホ！！ウホホ！！！！」
ジャンヌ・レスネ：「…口。…そうですか、そういう事なんですね」
ジャンヌ・レスネ：「…彼は、先ほど…フランスパンが好きだと、そう言いました」
ジャンヌ・レスネ：「つまりあなたは、最初からフランスパンと一体化していたのではなくーーーーーー」
ジャンヌ・レスネ：「ーーーーーフランスパンが好きすぎるあまりに、その姿になってしまった」
ロア：「そうか…フリラはゴリラに戻りたかったんだね…普通のゴリラに…！」
フリラ：「……ウホ」
千速棗：「喋りたかったのか……」
ロア：「ふふふ…フリラらしい言葉だね…」
千速棗：「そうか……妖怪扱いしてごめんな」
ジャンヌ・レスネ：「……はぁ、なんて人騒がせな方なのでしょう…。…ですが…」
ジャンヌ・レスネ：「…そう、ですね。今度、もしまた召喚されたなら……」
ジャンヌ・レスネ：「……その時は、私がフランスパンを焼いてあげましょう！」
フリラ：「ウホォ！！」
夢魔_3：「えーっと……こういう場面って祝福すればいいんでしょうか…？」
スッラ：「おめでとうフリラくん！キミたちは幸運です！」
先ほどまでは敵対していた夢魔たちも、胡蝶の呪縛から解き放たれたのか、
パチパチと………若干困惑しながらも祝福の拍手を送った。
ジャンヌ・レスネ：「…では、そのときまで、しばしお別れです。
……バランスの良い食事も、心がけてくださいね？」
ジャンヌ・レスネ：スゥー
フリラ：「ウホー！（手を振る）」
ロア：「スッラの言うとおり……彼の願いは大丈夫だったね」
スッラ：「では最後にマスター！」
スッラ：スッラはロアを抱きしめ、その唇にキスをした
スッラ：「いいマスターを持てたスッラは幸運です！」
スッラ：スゥーッ
アウソン：「パンにスパゲティ、ピッツァにクスクス」
アウソン：「パン以外にも美味しい主食はたくさんありますヨ！」
アウソン：「また次の機会には私が作ってあげましょウ！」
フリラ：「ウホ…！ウホッホー！」
千速棗：「夢の中だっていうならごちそうはお預けかな」
千速棗：「さてと、私も夢から覚める時間みたいだ」
ロア：「フリラ、棗、そろそろ僕たちも夢から覚める時間のようだ」
フリラ：「ウホホ、ウホウホホ…」
夢魔_1：「では暫しお別れだ人の子等よ。また会えるのならばその時に………」
夢魔_1：「願わくば、真実の追跡のその果てで会おう」
フリラ：「ウホ、ウッホホホフホ」
ロア：「まだ…終わりじゃないってことか…」
千速棗：「暇潰しになりそうだし、私は構わないよ」
千速棗：「長く生き過ぎると、楽しいことを見つけるにも一苦労なんだ」
ロア：「起きたらしゃちょーにも手伝ってもらおうか…」
フリラ：「……ウホオオ！！ウッヒョオオオ！！」ドコドコドコドコ
ロア：「キミたち二人とともに戦ったこと、ボクは忘れないよ」
フリラ：「ウホ」
千速棗：「──そうだな、仲間が出来たのは久しぶりだ」
フリラ：「……ウホ、ホホホホ、ウホホ」
千速棗：「もしかしたら百八の星がまた集まることも……なんてな」
ロア：「ボクたちは夢でつながった不思議な関係だけど、縁っていうのは不思議なもの」
ロア：「いつか現実でも出会うかもしれないね。その時、ボクを認識してもらえるかわからないけど」
千速棗：「私は基本的に日本をぶらぶらしているだけだけど」
ロア：「ああ、そろそろ目覚めるようだ……意識が遠のいていく……」
千速棗：「仲間を探しにどこかに出てみるのも悪くないかもな。
数年、もしかしたら数十年したらまた会えるかもしれない」
アウソン：「また会いましょウ！ 次は温泉も見せてあげますネ！」
アウソン：スゥー
フリラ：「…ウホンホハンハ、ヲイヒイ、ホ。ウホホホホ、ハウホホホ、ホ」
フリラ：「ウ、ホウホホ、ウホウホ！」
ロア：「最後にフリラのフランスパン…食べていいかな？」
フリラ：「ウホ？…ウホ！」ブチィ
千速棗：「誓いの仏蘭西麺麭だな」
手渡されたそれは、どう見ても普通に最高級のフランスパンだった
ロアはフリラが千切ったフランスパンを受け取って食べる
千切られた箇所は、目を離した隙に再生している
ロア：「……これは……とっても美味しい！！」
千速棗：「私にも一切れおくれよ」
フリラ：「ウホ」ブチィ
千速棗：「便利だなお前。お前がいれば山中で飢えることもないのに」
フリラ：「…ウホホー！！」ブチィパクッ
千速棗：「おっと仙人が欲望丸出しじゃ仕方ない。日々是仙道を極めるための修業也」
千速棗：(もぐもぐ)
千速棗：「うひゃあ美味い！ 食欲を捨てるなんて無理だな！」
ロア：「このフランスパンの味はボク絶対に忘れないよ」
夢魔_1：「ククク、良いものを見させてもらった……」
そして彼は三度千切ったそれを自分の口に入れると、極めて満足げに遠吠えをあげ…
フリラ：「ウホ！ウホッホホー！」ブンブン
手を振りながら、綺羅星に似たパン粉の奔流とともに夢から醒めていった
ロア：「みんな、今日はとってもいい夢を見れたよ」
ロア：スゥーッ
ロア：「ギィー」
チュドーヴィシチェ：「ギギィ…」
ロアも現実へと変える。
彼は、いや彼女は…現実世界では人ではない異形であった。
しかし、それでも彼は（彼女は？）人の為に、人の世界を夢の中で救ったのだ。
千速棗：「大陸の故事に仙人を目指す男が夢から醒めておシャカになった話があったけど」
千速棗：「人生どこまで夢かわからない……」
千速棗：「ってなんだお前ぇ！？」
千速棗：(びっくりして目覚める)
夢魔_1：「…皆…行ったか」
夢魔_1：「さて………私達も帰るぞ。
あの懐かしの集合的無意識の彼方へ」
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────────さて──────
インベーダーの核であった、胡蝶は敗北し、消滅した。
そして彼をインベーダータラ占めていた膨大な魔力は、ゴリラの願いを叶えるべく使われた。
では、遺った者は何か？
そう、This manという幻霊は未だ残っている
This manは、いったい、どこへ、行ったのだろうか？
Dr.ノンボーン：「やれやれ、手間をかけさせる」
Dr.ノンボーン：「ようやく見つけたと思ったら泥濘の新宿に、
新宿の呪縛から解き放ってやったと思ったら、今度は人理の大敵なんぞになりやがって」
Dr.ノンボーン：「だがまぁ、ようやく"これ"単体になったか。随分と長い回り道だ。」
Dr.ノンボーン：「まぁいい………。これでこちらも、切り札を得た」
Dr.ノンボーン：「俺は俺なりのやり方で、抑止を潰す」
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