架空国家を作ろう

南アフリカ自由党は、白人リベラル政党（アパルトヘイトと共産主義の両方に反対し、自由主義と個人主義を支持）として1946年に設立された。当初は南アフリカ国民党の権威主義体制下での、非WASP白人やリベラルな白人のガス抜きとしての意味合いが強く、重要な政策については国民党に追従していた。しかしながら1960年代差別撤廃運動の高まりを背景に、よりリベラルな路線に転向し、国民党に反旗を翻した。民主化後は国民党から多くの党員が流入し、党勢は拡大した。しかし国民党からの転向者の受け入れで白人政党と多くの有権者から見做されてしまい、党勢は伸び悩んだ。その後南アフリカ社会党政権が長引く中で、反対票として同党が選ばれることが増えた他、白人政党からリベラル政党への内実・イメージ両方の転換の努力の結果。1990年の総選挙で初めて与党となった。しかしながら新自由主義改革が国民の顰蹙を買い、2000年に下野をしてしまった。2010年には再度与党となるなど、党勢は徐々に拡大しており、南アフリカの中道・中道右派を代表する政党として成長している。