ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

概要

都市再編によって誕生したモザイク都市ではない、、、、
名目上は海上遊星都市「シーランド=佐賀」を名乗るが、れっきとした一つの独立国家。貴族制。
旧時代で言う日本列島周辺を常に移動しており、半年かけて主要都市を一周するサイクルを繰り返している。
その性質から他都市との柵が非常に薄く、経済的勢力争いの外にあることもあってニュートラルな立場を保つ。
渡航制限が掛かっているのでモザイク都市の住人の殆どは正規の手段では入国することが適わない近くて遠い場所。

立ち寄った都市での商取引によって外貨を入手し各都市の貿易経済を円滑化させているため、ある意味ではモザイク都市群の循環器。
寄港した際は様々な珍品が出回り、それを求める商人や「シーランド=佐賀」国民による消費が増加するためちょっとしたお祭り騒ぎが起こる。
そのため、モザイク都市の住人からは年に二度訪れる風物詩のような扱いで受け入れられている。

都市世界観

【歴史】

地形の関係上その大部分が海中に没した九州地方も他の地方同様復興計画が進められたが《別府》、《桜島》、《那覇》の完成後、主要都市である関西圏および関東圏からの距離が生み出す便の悪さに端を発した多大な建造コストが問題となり、他国へのハブとして用いる場合には現状の三都市でも十分に機能することから全カレンシリーズの合意によって復興計画は凍結され、九州圏の地理的優位を除いた機能並びに住人の大部分は中国地方の各都市に分配される形で吸収されることになった。……が、この決定に納得しなかった一部の人間は確かに存在した。
彼らのような所謂"九州棄民"はカレンシリーズによる通達を跳ね除け、僅かに残った陸地を拠点にボートピープルとして滞留した。彼らは主に海賊行為によって生計を立てたため、カレンシリーズからは都市の敵対者"旧玄界灘私掠船団"とみなされ度々攻撃を受けており、後の「シーランド=佐賀」で戦争産業が発達しているのもその名残と言われている。
しかし、当然のことながらその隆盛は長く続かず、復興計画凍結から一年後にカレンシリーズが発令した「ネメアーの獅子作戦」によって旧アジア圏に存在する全ての都市での取引及び停泊を禁じられたことで"九州棄民"は補給線を絶たれ、一気呵成に壊滅状態に陥ることになる。
残るは餓死を待つばかりの死に体となった彼らはモザイク都市に向けて停戦協定を申し出たが、反社会的勢力となった彼らの都市への流入が害しか及ぼさないと判断したカレンシリーズはそれを黙殺し「ネメアーの獅子作戦」の包囲網を更に強化。戦後まもない当時に国際社会という概念が存在したかは定かでないが、包囲網が全球規模に広がったことで事実上"九州棄民"は国際的に生存を否認されることとなり、いよいよ彼らの滅亡は秒読みとなる。
そんな彼らに手を差し伸べたのが海上移動要塞「セント・オリガ」を擁する新シーランド公国であった。戦後唯一モザイク都市を保有しない国家だった新シーランド公国は「ネメアーの獅子作戦」に参入しておらず、カレンシリーズの"九州棄民"への非人道的行為に心痛めた新シーランド国王は世界から排斥されようとしていた彼らを自国に受け入れることを宣言したのである。これが後に言われる「筑紫独立宣言」のあらましとなる。
その後、住人の90%が元"九州棄民"となった新シーランド公国は海上遊星都市「シーランド=佐賀」と国名を改め今の世に至っている。

【爵位】

「シーランド=佐賀」最大の特徴が市民全員が何らかの爵位を所持することである。
この爵位は巨大な浮島である「シーランド=佐賀」において積載量を管理するために設けられたシステムで、より高位の爵位を得るほどより多くの物を所有できる。
積載量は経済と密接な関係を持ち、より優れた爵位を得ることが富と名声に繋がるため、多くの市民の目標となっている。
爵位位階可能積載限度量最大取得者数備考
公爵第一位無制限(※)無制限名誉称号に近い
侯爵第二位1,000,000t9人取得者は現在7人
伯爵第三位85,000t50人取得者は現在49人
子爵第四位5,000t800人取得者は現在800人
男爵第五位100t100,000人取得者は現在100,000人
準男爵第六位30t無制限一般的な市民に与えられる爵位
士爵第七位100kg無制限
※無制限とされているが国内では侯爵位相当

準男爵、士爵を除く爵位は都市が運営する競売所にてオークションに掛けることが可能で、多くの市民はこの競売で爵位を買う。
この競売所では売上の約15%を税として天引きされるうえに、上限/下限額が決まっているため競売所を通さない闇取引に出されることもあるが、政府が闇取引を感知した場合は直ちに当該の爵位を取り消し、新たな候補者に授与することになるため後ろ暗い者たちの間でも推奨はされていない。*1
他、政府が相応の功績を為したと考えられる人物にも爵位が授与される。そのためにオークションに出される爵位の一部は政府に買い上げられ、取得人数のストックとして蓄積されている。

公爵位は都市の「領土」を著しく開拓した者に与えられるもので、侯爵位での積載限度量に相当する国土、つまり船舶を政府に納入することによってのみ授与される名誉号。
資本力のみならず優れた開発技術や造船技術が必須となるため、「シーランド=佐賀」成立から現在までに公爵位を授与されたのは三名のみ。

【雑多な国内情勢】

政治形態
国王を頂点とした貴族制だが実のところは統合制御AI「オスコルド」及び「ヂィル」の二頭政治によって統治される。
方針としては競争型社会の形態を取るが、重量の配分機能を爵位を担わせることで瞬間的な資本力が政治に及ぼす影響を絶っている。
「オスコルド」「ヂィル」は外政メインで内政は基本的に爵位の下賜による重量バランスの制御以外には手を出さないが、貴族が王や都市運営を脅かす存在と認めた場合は速やかに粛清を行い、正しい運行を取り戻す。
「シーランド=佐賀」の主要産業であるPMC、軍需産業、サルベージ、ブートレグ、海運を一手に握る三人の公爵、通称「三大老」は都市経済を牛耳る事実上の最高権力者であるが、「オスコルド」と「ヂィル」からの粛清を恐れ、彼ら自らが進んで動くことはない。
反AI主義者の多い「シーランド=佐賀」において、恐怖政治と暗黙の了解からAIの決定に従う彼ら三人の自主的マリオネットの存在が皮肉にも都市内の円滑かつ健全な競争経済を成り立たせている。

領土

聖オリガ号
機関方式:ソーサリー・エレクトリック 航行速力:10ノット 排水量:不明
 水上を渡航可能な機動船では世界最高峰の24万ヘクタールという広大な甲板を有する小国級船艇。
 二十重の同心円状からなる船体底部のバランサー機構が作動し続けることで莫大極まりない自重と積載量を支える船体のバランスを保っている。
 本来は飛行可能だとまことしやかに囁かれるが重量オーバー甚だしい現状では不可能。
 シーランドが何故このような超大型艦を保有していたかは不明。
随伴船団
 聖オリガ号の前後方を航走する多数の船舶。貨物船や客船、戦艦のような武装船までよりどりみどり。
 それら一つ一つが「シーランド=佐賀」の拡張された領土であり自由に動かせる手足。
 船の中には都市法に帰属していない「自治領」が存在しており、個人の所有物故に「シーランド=佐賀」の都市法から離れた無法地帯となる。
 侯爵から「自治領」を所有できるが、その際には「自治領」として申請するものと同規模以上の「領土」を政府に納入する必要があり、企業の体力を大幅に削るため現状では「三大老」が所有するのみ。
 尚、俗に「準自治領」と呼ばれるものも存在するが、こちらは単純に船団に同行しているだけの私有船のことを指す隠語。

外交と内情

渡航制限
 「シーランド=佐賀」には強固な渡航制限が掛かっており、モザイク市の住人が都市内に足を踏み入れることは出来ない。
 もしも密航者が発見された場合はモザイク市からの「シーランド=佐賀」への領土侵犯行為と扱われ、国際法に則って裁かれることになる。
 宣戦布告とみなされ戦争が勃発仕掛けた事も前例として存在するためモザイク市を統括するカレンシリーズからの締め付けも強い。
 また「シーランド=佐賀」の住人が都市を出る際にも専用のビザを発行する必要があり、滞在期限をすぎれば違法入国者として収容される。
 どちらの例でも最悪の事態にはアバシリ・プリズンで10年以上の服役刑となるため無理を通そうとする者は滅多にいない。
反AI主義
 「ネメアーの獅子作戦」の爪痕が大きく残っており、AI不要論を唱える人間は少なくない。
 彼ら反(アンチ)AI主義者はカレンシリーズへの不信を募らせており、AIが人の上に立ち人を管理する事態を恐れ拒絶する。
 (※「オスコルド」「ヂィル」は国王によって制御が行われるとされるため反AI主義者の主張に反しない)
 そのせいか「シーランド=佐賀」に移住してくる者にも反AI主義者やAIによる支配体制に疑問を抱く人物が多い。
ネットワーク
 独自の高速電脳ネットワーク「ハイウェイ」を築いている「シーランド=佐賀」ではネットワーク上も領土として認識されており、外部からのハッキングなどは厳しく取り締まられる。
 が、入国が許されない現実とは違い「ハイウェイ」はモザイク市の住人も利用料を支払えば利用可能で、なかなかの人気と収益を誇っている。
 しかしカレンシリーズだけは別。ネットワークから侵入し都市を制圧し得る演算能力を持つ彼女らはこちらでも依然として仮想敵であり、そのため彼女らが「ハイウェイ」に電子的介入を行うことは宣戦布告を意味するものと扱われる。
荷重貧民
 「シーランド=佐賀」に存在する10%の下層民。社会問題の一つ。
 殆どは正規でない手段で入植したために準男爵位を授与されなかった移民や「オスコルド」「ヂィル」の粛清で爵位を剥奪された者たち。
 彼ら荷重貧民は最低位の士爵位しか持っておらず体重を合わせ100kgまでの所有しか許されていない。
 慣例として「シーランド=佐賀」では家屋の借り入れ時に店子が重量の半分を負担するため荷重貧民は自宅を所有することが出来ず、所謂ドヤ街暮らしを強要される。
 所有を許されぬ彼らは必要最低限の生活資材を持ち歩けばすぐ限界重度に達してしまうが故に重量制限のないデジタルデータに依存しており、実に七割以上が「ハイウェイ」なしには生活できない状態にある。
 「玄武海運」は荷重貧民対策に自社の社員を企業の持ち物である社宅に住まわせ、同じく企業の所有物扱いの備品を貸し出すなどして改善を行っているが、こちらも生活を企業に依存しており健全とは言い難い。
 批評家の中には荷重貧民を企業奴隷と称する*2者もいるように、企業からは一種の資源として注目を集めており、荷重貧民こそが企業闘争において勢力圏を大きく変動させうる因子とする従属論が唱えられている。

軍事

「シーランド=佐賀」は国有の軍隊を所有しておらず、都市防衛はPMCによって行われる。
複数の企業がPMCとして参加しているため国内シェアの奪い合い激しく、時にはPMC同士で小競り合いも起きる。
このような対立が有事に影響しては問題となるため「シーランド=佐賀」ではロータス・オムニサービスなど都市内勢力に関わらない外来のPMCを一部採用している。

観光案内

豪華客船「楓」
 三大企業に数えられる「群雲マテリアル」の自治領。
 他二社が自治領を本社施設に用いる中「群雲」は自治領をレジャーに特化させた商業施設として一般に開放している。
 自治領は都市法の対象外になるため当施設はモザイク市の住人が唯一観光できる「シーランド=佐賀」であるため興味本位の客足も引き込んで盛況を博す。
 設備にはショッピングセンターの他、屋内スキー場や大型温水プール、多目的スタジアム、カジノ施設など充実しており「日帰り可能な豪華客船」として人気が高い。
 ホテルもグレードに分けて複数併設されているため泊りがけのクルーズも可。名物は「群雲せんべい」
「イミネント」
 三大企業「玄武海運」の傘下にあるPMC「クロムアームズ」の保有する訓練船。
 一般向けの軍事教練サービスを行っており、PMC登録者が受けるものと遜色ない訓練に参加できる。
 「クロムアームズ」の宣伝を目的としたサービスなので訓練の密度に対して参加費が破格の値段。
 プロの指導を受けられることもあってモザイク市によっては都市軍の育成をこちらに丸投げすることもある。
 尚、二週間に渡る訓練を完走した者には認定証が与えられ新たに「クロムアームズ」に登録する際に軍事教練を省略できる。
 名物は「玄武せんべい」
「ハイウェイ」
 三大企業「バージュ・コンツェルン」の主導で運営されている上位型ネットワーク。
 メインサーバーを自治領に置くことで電波法や著作権などのありとあらゆる軛から解放されたネットワーク利用を可能にした。
 「ハイウェイ」に入場したアカウントは「ハイウェイ」内での足取りを完全に秘匿されるため検閲などからの脱獄にも多用される。
 電脳適性が高いほど深部に潜れるため霊子ハッカー級の素養を持つ者の中には検索代行で生計を立てる者も。
 「シーランド=佐賀」国王もお忍びで通っているようで、現実では表に出てこない彼の姿を一目見ようと「国王発見ツアー」が度々組まれている。
 名物は「ハイウェイせんべい」
ガルダリキ宮殿
 「シーランド=佐賀」国王の座す宮殿……と言うことになっているが住居機能はなく、政府機関の中枢としての意味が強い。
 爵位を授与される際には必ずここに足を運ぶため「シーランド=佐賀」の住人からの認知度は高め。
 交通の便がよく建物も目立つので待ち合わせ場所として採用されるのが頻繁。名物は「さが錦」
ラジオ・シーランド
 「シーランド=佐賀」の国営ラジオ放送局。
 海賊放送を行っていたシーランドの歴史に則り、随伴船の一隻を基地局としたラジオ放送を行っている。
 普段はノイズしか入らないはずの周波数から誰かの声が聞こえたら、それは「シーランド=佐賀」が近海にいる証拠。
 ちなみに、ラジオ番組はネット配信もされており、各モザイク都市からも視聴可能。根強いファンもいるとか。

【企業】

「シーランド=佐賀」最大の特徴が政府による民衆の統治が行われていない点である。
政府は企業への抑止力として働き、政府の監視のもとに企業が大衆を導くピラミッド構造を取っており、都市民は複数の企業が提示する政策のうち希望に沿うものを選び移住する。
形態としてはシュメールの都市国家やローマのポリスに近く、後ろ盾となる企業の力に比例して企業支配圏の力も高まることになる。*3
特に公爵企業三社は侯爵級の爵位を持つ貴族を複数雇用しているため、企業の保有可能な重量キャパシティが非常に高く、都市内権力も強い。

一覧


【キーワード】

・PMC
・海上要塞と群れなす船舶
・反AI主義/カレンシリーズのいない都市/モザイク都市の仮想敵
・ラジオ放送
・「ハイウェイ」
・荷重貧民
・戦前文化の採掘と研究
・隠れ潜む魔術師

泥一覧

佐賀

サーヴァント名/マスター名所属・拠点とする場所簡易説明
"焔"のライダー/ヒガナ/XVIIロータス・オムニサービス第5機動艦隊外部の企業がM&A目的の接触のため派遣したが、
現在は佐賀PMC群に与する機動艦隊の長。
戦艦ティルピッツ/なし海の何でも屋フィヨルド・前衛打撃護衛艦ティルピッツ佐賀伯爵にして海の何でも屋フィヨルド代表取締役
秋山真之/なし海の何でも屋フィヨルド・情報収集仮想工作艦ノイマルクII佐賀子爵伯爵にして海の何でも屋フィヨルド会計兼相談役
ブルグマンシア/ケネト=オルフ・マグヌソン結社バイエルン・『奴隷船』完全受注制の『英霊堕とし』。裏取引のプロであり周囲には根回し済。

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