ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

「何が悲しくてせこせこと肉体労働に従事しなければいけないんだ私は。あー……辞めたいなぁこの仕事……」


基本情報

【氏名】アルメア・I・ギャレット(Requiem)
【性別】男
【年齢】29歳
【出身】不明
【身長・体重】179cm・61kg
【肌色】白【髪色】金【瞳色】紫
【外見・容姿】シワひとつヨレひとつと無い安物スーツを着こなす金髪ポニテ白人男性。
       顔はいいが右手の五指に嵌めている金ピカの成金趣味な指輪が超絶にダサい。
       千年の恋も一瞬で覚めようかというくらいダサい。

【属性】秩序・善
【魔術系統】霊媒魔術
【魔術属性】虚数
【魔術特性】封印
【魔術回路】質:A 量:A 編成:異常(二重)
【起源】合一

【所属】HCU所属直営回収業者カラードダイバー・奏金重工専属
【称号(元)】『万鎖主』『アゼレンの神童』『ザ・ジーニアス』『「紅茶を守る会」初代会長』
【契約サーヴァント】なし

魔術・特殊技能・特性など

遠当て

体内を巡る気[ki]を飛ばすことで直接触れずとも攻撃できる。
遠当てと言っても自動迎撃や死角への攻撃も可能な優れもの。
アルメア曰く「あいりん地区で怪しい中国人に教わった」とか。
ディス・イズ・トウヨウノシンピデース。

礼装・装備など

刀気

体内を巡る気[ki]で不可視の『細断』概念兵装を形成し物質を切断する。
増殖スピードが早いのであまり意味はないが、最高硬度の凄鋼も切断できる。
この破壊力たっぷりな一芸がHCUのお眼鏡に適い直営回収業者に選ばれた。
ニポンノ・カラーテ・スバラシイデース。

『機動鎧 VJ-083』

奏金重工から貸与されたロストHCU装備。
服の下に着用することを想定された軽量鎧。要するに全身用の防弾チョッキ。
VL-136のような堅牢性や対魔術能力はないがまずまずの物理防御性能を有する。
付属のガスマスクに似た防護面を着用すれば簡易的だが防護服としても利用可能。

『駆動城 LM-092AW』

奏金重工から支給された全輪駆動車。名車と名高い"LM-090"の軍用六輪モデル"LM-092"Anti-wasteland対神戸仕様。
電磁嵐や強酸腐食に耐性を持つばかりかロータスLAを仮想敵とする防弾・防爆をタイヤにまで入念に施されており、
とにかく堅牢なので緊急時には車体の後ろに隠れることで簡易的なトーチカとしても利用できる優れもの。
対魔力を持つアップグレード版『LMM-090AW』もあったのだがストレガの遺物とのことでそちらは貸して貰えなかった。

人物像

若々しく中性的な少年のような面立ちをした魔術師。長い金髪を後ろでまとめたポニーテールのような髪型をしている。
毎日糊を効かせた三枚2,980円のシャツとピッシリとプレスされた青山スーツを身につける几帳面な男で、
時折見せる上品な所作から育ちの良さが伺い知れ、観察眼のある人間なら彼が良家の生まれであることが察せるだろう。
彼の正体は絶賛跡目争い中のリーベルス一門から行方を眩ました次期当主候補アルメア・I・リーベルスである。
二十年前、養子入りした分家のギャレット家と古巣のリーベルス当主家がアルメアと二人の妹を残して飛行機墜落事故に遭い、
これを自分たちの後見人となることで家督を得ようとした叔父の犯行であると看破したアルメアは、
当主家の直系である自分が家督を継承できる18歳になる直前に置きた"戦争"のドサクサに紛れて妹を連れ出奔。
戦後の混乱に乗じ叔父も実権狙いの人間に殺されるのが見えていたので血みどろ神輿に担がれないよう遥か極東まで逃げてきた。

リーベルス一門の内紛を耳にして、妾腹とはいえ唯一の男子である自分と生活を共にすれば妹たちを危険に晒すと思った彼は、
数年を妹たちが物心つくまで過ごした後に再び姿を眩まして妹たちに仕送りしながら日本各地を転々としていたが、
二年ほど前からは神戸に腰を落ち着けHCUの直営回収業者として(以前と比べれば)そこそこ安定した生活を送っている。

今でもリーベルス一門の血で血を洗う家督争いは続いているので素性が知られないように普段はカタコトの外人を装っている。
ロールの設定は「言葉の壁に阻まれモザイク市で定職につけず趣味の彫金を生かしたアクセサリ販売で日銭を稼ぐアメリカ人」
リーベルス一門では礼装づくりに彫金を多用するので、当代一の霊媒魔術師であるアルメアは装飾品作りの腕前は十分以上。
時たまエンゲージリングのような戦前の老舗ブランド支配が崩壊したジャンルのアクセサリを作って宝石店に納入していたりする。

イメージカラー:黒
特技:早寝早起き,彫金
好きなもの:自分、薔薇、風呂、掃除、天使ラーメンnew!
苦手なもの:汚いもの、臭いもの、"死に損ない"new!下村カグヤnew!
天敵:ゴキブリ
願い:仕事やめたい,結婚したい

【一人称】私 【二人称】君 【三人称】〜クン

台詞例

来歴

基底世界では『五の濠』に派遣される指導者、第一爪『災裾』だったアルメアのIF。
リーベルスの刻印がモートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼに呪われなかった場合の"もしも"。
モートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼ討伐時に当時のリーベルス当主が聖堂教会の悪魔祓いに協力していたように、
異端以上の脅威となりうる悪魔・悪霊を使役して封じるリーベルス一門は古くから異端審問会との太いパイプを持っており、
真性悪魔の出現にさえ立ち会わなければ、今でも万の悪魔を封じ込めた『万鎖殿』の異名をほしいままにしていたことだろう。
尚、今の所モートヤカ・キュギュヒュセシアン・ルズ・ヘイゼの呪いの影響下から逃れて成長できたケースはこの世界のみ。
他の『爪』たちの『大罪示現』ならその半分でも影響が届かないような世界距離でもリーベルス家は余裕で追いつかれるので、
『五の濠』の存在がなくても大抵リーベルス家の刻印は破壊されており、真性悪魔揺籃の呪いに書き換えられている。

この世界でのアルメアは西欧魔術師の大家リーベルス一門の当主の子、才覚と感性を生まれ持った稀代の霊媒魔術師だが、
人物像の欄で記したようにリーベルス一門が存続した世界だからこその様々な弊害が生じて現在は神戸に都落ちしている。
非殺傷捕縛用の悪魔使役を多用するように直営回収業者には珍しい不殺至上嗜好の偽善者……と彼を深く知らない者は思うだろうが、
殺さないのではなく返り血を浴びて汚れることに生理的嫌悪感を覚えるせいで殺したくないだけなので人道主義とはまるで縁がない。
ナルシストは更に拍車がかかって、ごてついた指輪を常時身につけるのもあってチャラさもアップ。ただし善人には違いない。
毎月の収入の八割を他のモザイク市で暮らしている妹たちへの仕送りとして送金するなど妹想いなところは相変わらず。
また、こちらでは血縁者に惹かれる近親相姦上等妹を腹違いの苦労人系妹に体よく押し付けてきた。今、彼は開放感に満ち溢れている。

性格

第一にナルシスト。第二に怠惰。
ストイックな敬虔さは失われたがRequiem世界では無能のリーベルスを装う必要がないので、
人としてはゴミでも決して悪人ではないナルシストのクズ野郎程度の評価でおおよそ固まるのではなかろうか。
誰彼構わずナンパするわ、マイペースで独断専行が多いわと組織人としてはご一緒したくないタイプの人間だが、
身体を張ってでも仲間を助ける半端な人の良さもあって「根はいいやつなんだよ…根は…」としか言えない。

色々と波乱万丈な人生を送っているが当の本人はマイペースそのものであまり気にしていない。
昔からリーベルスの内紛ではなく実妹の瞳に浮かぶ情欲の色の方に恐怖を抱いていたような人格をしているために、
身に迫る危機の方を優先しがちで、実のところはリーベルス出奔も実妹から逃げるための算段の一つでしかなかったり。
もちろん、妹たちの身を案じたから連れ出したのだし、妹の面倒は仕送りという形で見続けているから無責任でもない。
自分勝手だがそれだけではなく、複数の問題の最大公約数的解決を求めた上で自分の目的をどさくさで捩じ込むタイプ。

行動規範・行動方針

三十路までに結婚ないし婚約。
ちなみに自分より一回り以上年下の相手に婚約を申し込むほど常識は欠如していないので、
ティーンエージャーの少女を相手とする場合は「お嬢さん(レディ)」としての扱いを徹底する。
少女多めのモザイク都市で婚活が上手く行かない原因のひとつ。

付録・各社のロストHCU技術利用姿勢と貸与装備傾向(アルメア・I・ギャレットの手記より抜粋)

奏金重工

評議会を構成する一社。「港町」の主体に近いことからバッシングへ非常に敏感。
ロストHCU装備や回収業者の選出に細心の注意を払っており現HCUでは最も慎重派に近い。
当社の堅実かつ汎用的な商品群が示すように、日常でも活かせる研究に力を入れており、
他、モーターサイクル事業や旧ラジアルメカニカの吸収統合によりロボット事業に秀でるため、
ロストHCU技術の転用方針は防護具や陸上モビリティなど身の安全や道具としての利用に寄る。
貸与する装備は機動鎧やロストHCUをそのまま使った盾。ロボット兵器。車輌などが多い。

藤咲造船所

評議会を構成する一社。世界再編後の急激な企業成長で豊富な体力を得た藤咲造船所は、
「港町」プロジェクトを先導する奏金重工と違い"先進的な"研究へと特に注力している。
従ってロストHCU装備製作では現段階における技術限界の調査・検証を兼ねることが殆どで、
当然の帰結だが人間が運用することを想定していない大艦巨砲主義の産物ばかりが並ぶ。
貸与装備にはこれら規格外兵装に加え、ロストHCUを改造したブレードなどが採用される。
直営回収業者にはロストHCU装備を使いこなすことができる"人間以上"、
即ち肉体に機械化を施したものや聖杯機能が強化された所謂「羽付き」が集中しやすい。

ロータスFA

評議会に参画できなかったHCU企業。地元企業の他二社と違い「神戸」発展への意欲は薄く、
「神戸」奪還の"その後"のために混沌期の現在に他二社との差異を埋めようと積極的姿勢を取る。
見方次第で焦りとも取れるその性格はロータスFAが雇用する直営回収業者の数にも表れており、
ロストHCU技術も新技術開拓を避けロータスFAが得意な火器部門に直結する研究が優先される。
HCU唯一の外様企業ゆえに自社の企業体力を削る短期決戦へと経営の舵を切ったロータスFAだが、
一方でロストHCU技術を転用した装備の数々は奏金のそれを思い出させる堅実な設計思想に基づいており、
当社の作る銃火器よろしく"誰にでも扱える"極めて汎用性の高い攻性装備が好んで設計されている。
貸与されるロストHCU装備は銃などの火器。榴弾砲やロケット砲などの携行可能な大火力兵器。
一部ではあるが試作段階の兵装も貸与される。直営回収業者はテスターの役割を期待されることも。

因縁欄

HCU直営回収業者

静間ジュン
アルメアの鎖は人間とサーヴァントの無力化に秀でるが、物理防御性能の低いアルメア単独では奇襲戦法が主軸となるため、多人数戦においては使い物にならない。
その点。駆動鎧と盾で身を守り、自ら突っ込んでいって囮役になれる彼女との相性は最高。陽動さえしてもらえば一網打尽に無力化できる。
アルメアが苦手とする生物系のロストHCUの破壊にも秀でているため、彼女がストライクゾーン外の年齢ということ以外は文句ひとつ付けようのない同僚。
氷橋静雄
爆風に鎖の軌道を散らされるせいであまり組みたくない同僚。
礼装で使役している二柱以外を使えば対応は可能だが、それら三柱を使えば確実に返り血を浴びるので譲歩するという選択肢はない。
以前爆音で集中を散らされ、違法回収業者を聖杯ごと停止させて意識不明の重体にしかけた経験があるのでお互い二度と組まないようにしようと二人して固い握手を交わした。
モーチセン・デュヒータ&クロニク=アンディライリー
コンビネーションが二人だけで完結しているためアルメアとしては組む意味が少ないコンビ。
自分が仕事をしてなくてもどうにかなるだろうとの確信は得られるので容赦なくサボる。
婚活男子のアルメアだが彼は自分本意なので彼らに嫉妬はしておらず、むしろ普通に祝福する。
メリッサ・ロドニー〔Requiem〕
戦闘力はないが優秀なサポート。アルメアは悪魔に偵察を命じ待ち伏せすることが多く、彼女は主に暇を潰すための会話相手。
ふと顔を出す無理のある空元気が「流るる星雨の腕」ズパに取り憑かれる直前の妹の顔を想起させるので心配してはいるが、
同時に声に交じる諦念と怯えを尊重し『"羽付きの妖精さん"メリーお嬢ちゃん』として扱うことを徹底している。
深くは受け止めず、そして茶化さず、茶飲み友達として現実と戦う縁となる"楽しい"をゆっくりと積み上げて行こうという方針。
アンリエッタ・クロイツェルレフェルン(Requiem)
悪意や呪詛にどっぷりと浸かって使役する霊媒魔術師としては最高のパートナー。が、性格的な相性が最悪。
自分を取り巻く世界が全ての素行不良少女と世界に目を向けながらも唯我独尊のアラサー男というだけでもう不和の臭いしかしない。
アルメアは大人の対応を取るだろうが、余裕なクズ男など、お年頃の少女の苛立ちを煽るものではランキング上位。並べてはいけない。

違法回収業者

"死に損ない"
肉体を破壊しながら再生して戦う彼と、対象を仮死化させる『静止鎖』との相性が最悪。
「高波」ファンダク、「首水車」タカンパット、「闇夜」カカカカも破壊には長けるが切断は不得手で、
首を落とさなけない限りは死なない彼を相手にするには二進も三進もいかない役立たず。
正面から『久遠鎖』でチマチマ武器を壊せば捕縛は容易いが向こうもそれをわかっているので千日手気味。
「……『静止鎖』当てたよね私。君は仮死状態の筈なのになんで動けてるのか……あーロストHCUか。何でも作りすぎだろあの会社!」
 
松葉ユイカ
質量兵器もりもりの人間火薬庫。なにあれ怖い。
攻撃手段を武器に依存している彼は『久遠鎖』の敵ではない。一度武装破壊に成功すればなんなく捕縛可能。
……が、アルメアは彼とは戦いたがらず、互いが互いに構わずに素通りするようなシーンが多い。
「カリガネか…………。んー困ったね。私達はなにも見ていないし出逢っていない。そういうことにしておこう。いいね?」

天使街

差別意識は高くないので特別対抗意識などは抱いていない。
現状は立ち入りをそう快く思ってない住人の感情を鑑みて干渉を避けている。
(意訳:後で書きます)

月関連

下村カグヤ
「神戸」の酒場で同席した美少女ピアニスト。微妙に年増感あったので同年代以上と判断。薔薇の花束捧げて即告白。
そこの儚げながらどこか煩いアンビレントな波動を感じる美しいお嬢さん! 結婚を前提に私と交際してはいただけませんか?
執事に追い出された。

その後

 
石上ツバメ
数日後。神出鬼没のはずの両名の前に再登場したのは三角巾で吊った片腕に先日の倍大きな花束を携えた消毒液臭漂う気障三十路ナンパ野郎
ピアニストを素通りして、その隣で静かに首と拳を鳴らす執事へと薔薇を差し出し、添え木付きの足を軋ませながら優雅に跪いた。
強い女性は美しい……まさに荒野に咲く一輪の薔薇の如き貴女の美に、このアルメア・I・ギャレット海よりも深く感服し、そして心奪われました。
「神戸」を彩りし気高く可憐な野薔薇の天使よ、私は貴女の庭師になりたい。どうかお美しい貴女の側で生涯傅くことをお許───────。
*3

その後

 
御門ヒカル
「……さては節穴というやつなのかな君は?」と言いたくなるのをグッと我慢して見守っているフリーター。
恋に身を焦がされる熱情はよくわかるが"アレ"だけはないだろう。"アレ"だけは。
下村カグヤの危険性を直感しているアルメアはやんわりと忠告してみたが当然御門青年はけんもほろろ。
カグヤからも暗に「私が楽しんでいるのだから邪魔をするな」と警告されて引き下がることを決めた。
アルメアとて馬に蹴られるならまだしも火中の栗を拾って死亡率を高めたくはないのだ。
「まぁ、恋をするなら火傷することもあるだろう! 頑張れ若人! 私は知ーらないっ!」

『ナシヴ』
「異界常識の類型、か。というかこれ、氷山の一角じゃないのか? ……私にどうしろって言うんだよこれを」

備考

婚活告白はジョーク代わりにやるものと本気で口説くものの二種。優先順位は後者>前者。
前者は(あわよくば結婚したいけど、まー断るのは見えてるなーこの人)という相手へ。
後者は(断るのが見えてるけど一目惚れした以上はここを逃す手はない! あわよくば結婚したい!)という相手へ。

前者は人によっては断るとこ含めてコミュニケーション代わりになるので、そのような相手なら告白再チャレンジする。
後者は一目惚れした相手に全力告白し玉砕している。よって脈がない以上は不快にさせるだけと判断して一度こっきり。
それがナンパ野郎のポリシー。

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