最終更新:ID:AO5qel5byg 2019年11月16日(土) 22:56:17履歴
「良い子はあんま近寄んないようにした方がいいよ。」
「…私、悪い子だから」
【氏名】アンリエッタ・クロイツェルレフェルン(Requiem)
【性別】女性
【年齢】20歳
【出身】ドイツ
【身長・体重】168cm・46kg
【肌色】白【髪色】純白【瞳色】紅
【スリーサイズ】86/57/90
【令呪の位置】心臓部(→デザイン)
【属性】不明
【魔術系統】不明
【魔術属性】不明
【魔術特性】汚染
【起源】『悪』
【所属】紋章院復興派、HCU直営回収業者
【階位・称号・二つ名】『不良少女』 、『白昼夜』
【契約サーヴァント】”悪竜”のライダー
![](https://image01.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/MrTX9gFpyE-s.jpg)
【性別】女性
【年齢】20歳
【出身】ドイツ
【身長・体重】168cm・46kg
【肌色】白【髪色】純白【瞳色】紅
【スリーサイズ】86/57/90
【令呪の位置】心臓部(→デザイン)
【属性】不明
【魔術系統】不明
【魔術属性】不明
【魔術特性】汚染
【起源】『悪』
【所属】紋章院復興派、HCU
【階位・称号・二つ名】
【契約サーヴァント】”悪竜”のライダー
![](https://image01.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/MrTX9gFpyE-s.jpg)
シャーデンフロイデ。詳細はアンリエッタ・クロイツェルレフェルンを参照のこと。
彼女の心臓部、生命の起源たる臓器から無尽蔵に溢れ出る”人の悪性”をもって、悪意に満ちた異形の肉体をその身に宿す魔術。
それは正確には魔術ですらなく、呪いの副産物として生まれ出ただけの、忌むべき力である。
この世界における彼女は、肉体的成長によるもののみならず、聖杯の力や様々な機器、薬品の力を借り、相当なレベルでこの力を制御する事を可能としている。
具体的には異形腕を二本以上生やしたり、脚だけを異形化させて脚力を強化するなどの応用的利用法を編み出すなど。
このため本来あった、腕の本数による解放段階はあまり意味をなしていない。しかし「解放し過ぎれば、正気を失う危険性がある」という基本的な部分は変わらない。
心臓の黒聖杯がもたらす強い呪われた魔力の賜物か、異形化した部位は非常な強度を誇り、並の銃弾などは容易く跳ね返してしまう。またもがれたり千切れたりしても、異形体と化した部位なら再生し、新しい部位を生やすなどの芸当も可能。
この性質を利用し、正気は失うものの、最大解放の『極限散開』状態になって全身を異形化させることで、一時的な半不死性を獲得する事すらも出来る。
このように生身でも尋常の人間を超えた耐久性、攻撃性を持つ彼女は、この力をもってHCUの直営回収業者としての活動に従事する。
彼女の心臓部、生命の起源たる臓器から無尽蔵に溢れ出る”人の悪性”をもって、悪意に満ちた異形の肉体をその身に宿す魔術。
それは正確には魔術ですらなく、呪いの副産物として生まれ出ただけの、忌むべき力である。
この世界における彼女は、肉体的成長によるもののみならず、聖杯の力や様々な機器、薬品の力を借り、相当なレベルでこの力を制御する事を可能としている。
具体的には異形腕を二本以上生やしたり、脚だけを異形化させて脚力を強化するなどの応用的利用法を編み出すなど。
このため本来あった、腕の本数による解放段階はあまり意味をなしていない。しかし「解放し過ぎれば、正気を失う危険性がある」という基本的な部分は変わらない。
心臓の黒聖杯がもたらす強い呪われた魔力の賜物か、異形化した部位は非常な強度を誇り、並の銃弾などは容易く跳ね返してしまう。またもがれたり千切れたりしても、異形体と化した部位なら再生し、新しい部位を生やすなどの芸当も可能。
この性質を利用し、正気は失うものの、最大解放の『極限散開』状態になって全身を異形化させることで、一時的な半不死性を獲得する事すらも出来る。
このように生身でも尋常の人間を超えた耐久性、攻撃性を持つ彼女は、この力をもってHCUの直営回収業者としての活動に従事する。
彼女の有する漆黒の心臓は、あらゆる人間の負の感情、忌むべき悪性の呪詛が高密度に練り上げられ、織られた”人工の大呪物”と言うべき代物である。
その中に内包される「人の悪性」が、世界変革後に心臓内に与えられた聖杯と融合した事で発生した「汚染された聖杯」。
聖杯から供給される膨大な魔力を得て流れ出す”物質としての悪意”は、さながら黒い泥のような濃密さを持っており、真黒の心臓部周辺に至っては呪詛が凝固する有様となっている。
仮に彼女の心臓部に人が直接触れれば、たちまち悪性に飲み込まれ発狂、最悪の場合は触れた部位が呪いにより溶解し、取り込まれてしまう危険がある。サーヴァントが触れた場合は「黒 化」の可能性さえも内包するなど、まさしく恐るべき呪いの心臓と言えるだろう。
普段はそのような事故が起きないよう、特殊な器具である『心影』によって隠し、保護している。
その中に内包される「人の悪性」が、世界変革後に心臓内に与えられた聖杯と融合した事で発生した「汚染された聖杯」。
聖杯から供給される膨大な魔力を得て流れ出す”物質としての悪意”は、さながら黒い泥のような濃密さを持っており、真黒の心臓部周辺に至っては呪詛が凝固する有様となっている。
仮に彼女の心臓部に人が直接触れれば、たちまち悪性に飲み込まれ発狂、最悪の場合は触れた部位が呪いにより溶解し、取り込まれてしまう危険がある。サーヴァントが触れた場合は「
普段はそのような事故が起きないよう、特殊な器具である『心影』によって隠し、保護している。
彼女の心臓そのものに丹念に刻まれた”人の悪意”が織りなす、異常なまでに濃い悪性の呪詛。それが魔力をもとにカタチを成して実体化する異形の肉体。
やり場のないあらゆる負の感情を内包しており、常にその怨念をぶつける先を探している。
彼女自身の成長とHCUの技術、および伯父と慕う人物の協力により、現在は”飼っている”ような認識に落ち着いているなど、その制御は幼い頃よりもずっと高いレベルにある。
しかし変質した『黒聖杯』の影響からその力は世界変革以前よりも更に強力なものとなっており、異形の肉体そのものが毒のごとき呪詛を宿している。
特に生物に対しては、触れただけで対象の負の感情を増幅させ、触り過ぎれば発狂させてしまう精神汚染の呪いをも発揮するため、使いどころを選ばなければ危険な事に変わりはない。
やり場のないあらゆる負の感情を内包しており、常にその怨念をぶつける先を探している。
彼女自身の成長とHCUの技術、および伯父と慕う人物の協力により、現在は”飼っている”ような認識に落ち着いているなど、その制御は幼い頃よりもずっと高いレベルにある。
しかし変質した『黒聖杯』の影響からその力は世界変革以前よりも更に強力なものとなっており、異形の肉体そのものが毒のごとき呪詛を宿している。
特に生物に対しては、触れただけで対象の負の感情を増幅させ、触り過ぎれば発狂させてしまう精神汚染の呪いをも発揮するため、使いどころを選ばなければ危険な事に変わりはない。
彼女の心臓部を覆う銀黒色の機器。泥の過度な流出を防ぎ、また心臓部が露出しないよう保護し、隠す機能を持つ。
精密機械的要素が少なく、機器というよりも器具に近い。
心臓から溢れる、呪われた悪性の泥を『欠片』としてカプセル内に一時保存し、ある程度安全に取り扱えるようにしている。
精密機械的要素が少なく、機器というよりも器具に近い。
心臓から溢れる、呪われた悪性の泥を『欠片』としてカプセル内に一時保存し、ある程度安全に取り扱えるようにしている。
カプセルに保管された少量の悪性の泥。
それ自体が特級の呪物であり、相当な危険物であるため、カプセル自体もなまなかに破壊されぬよう、HCU開発の特殊素材で作られている。
彼女が触れ、使う事で泥は自由変形し、主に強度の高い使い捨てのシールドとしての用途がメイン。
複数個使う事で全身を覆うシェルターにもなり、予報外の電磁嵐に遭遇した場合のその場しのぎとしても使える。
聖杯から常に悪性の泥は溢れ出てくるため、使用する量を超えた『欠片』は彼女のサーヴァントに「飲ませる」事で、適切な処分をすると同時に魔力供給も行う事が出来る。
それ自体が特級の呪物であり、相当な危険物であるため、カプセル自体もなまなかに破壊されぬよう、HCU開発の特殊素材で作られている。
彼女が触れ、使う事で泥は自由変形し、主に強度の高い使い捨てのシールドとしての用途がメイン。
複数個使う事で全身を覆うシェルターにもなり、予報外の電磁嵐に遭遇した場合のその場しのぎとしても使える。
聖杯から常に悪性の泥は溢れ出てくるため、使用する量を超えた『欠片』は彼女のサーヴァントに「飲ませる」事で、適切な処分をすると同時に魔力供給も行う事が出来る。
『自律の面』 *1 ![](https://static.seesaawiki.jp/img/usr_second/common/icon_pen.gif)
このマスクは本来の同期機能を失わせる代わりに器具としての性能を上げたものであり、付けていれば大抵の環境に適応できる優れもの。
保管していた『隷属の面』の破片を再利用したもので、普段は首元に下げており、すぐに着用できるようにしてある。
飲用することで使用者の精神を平静化させ、思考回路をより機械的なものとするエナジードリンク…の改造版。
極度の精神集中、瞑想のような効果を得られるが、過度な服用は深刻な中毒症状を引き起こす。
オーバードーズにより一時的な悟り状態に至ることも出来ると言うが……詳細は不明。
HCUに協力を要請し、彼女用に特に鎮静効果を高めたものを支給されている。
これを服用すれば、ほとんどの場合において正気を保ちながら力を解放する事が可能だが、実質的に中身は医療用鎮静剤であるため、中毒症状の発現自体に命の危険がある。
よって彼女は特に中毒性と用量・用法に気を配る必要があり、そもそもの支給量も健康を阻害しない頻度でしか送られない奥の手。
本人も「ヤク漬けはないわ」と余り使わない。
極度の精神集中、瞑想のような効果を得られるが、過度な服用は深刻な中毒症状を引き起こす。
オーバードーズにより一時的な悟り状態に至ることも出来ると言うが……詳細は不明。
HCUに協力を要請し、彼女用に特に鎮静効果を高めたものを支給されている。
これを服用すれば、ほとんどの場合において正気を保ちながら力を解放する事が可能だが、実質的に中身は医療用鎮静剤であるため、中毒症状の発現自体に命の危険がある。
よって彼女は特に中毒性と用量・用法に気を配る必要があり、そもそもの支給量も健康を阻害しない頻度でしか送られない奥の手。
本人も「ヤク漬けはないわ」と余り使わない。
色素の薄い傷んだ髪に、陶磁のごとく白い肌、不自然なまでに整った顔立ちの中には濁り淀んだ紅色の瞳を持ち、それはアルビノと呼ばれる特異な外見のように見える。
髪の右半分は豪快に後ろに流しているが、左半分は枝毛の目立つショートボブ。きつく鋭い目つきで、基本的には不機嫌そうな無表情。
「神戸」を歩く者には珍しく、精密機械類の武装を殆ど所持していないため、正規の回収業者にも関わらず、外見だけ見れば一般人にしか見えない。
身を隠していれば探知にも掛かりづらく目立たない上、装備のメンテナンスが最小限で済む事から、長期的な偵察・潜入には特に適する。
それは逆に言えば『装備を殆ど持つ必要がない』事をも意味しており、彼女のこの地における特異性を示すものでもある。
神戸に来た当初は薄汚れた白いワンピースの上に白のファーコートを身に付けていたが、天使町を訪れるようになって以来はスカジャンとジーパンを主に着用している。
髪の右半分は豪快に後ろに流しているが、左半分は枝毛の目立つショートボブ。きつく鋭い目つきで、基本的には不機嫌そうな無表情。
「神戸」を歩く者には珍しく、精密機械類の武装を殆ど所持していないため、正規の回収業者にも関わらず、外見だけ見れば一般人にしか見えない。
身を隠していれば探知にも掛かりづらく目立たない上、装備のメンテナンスが最小限で済む事から、長期的な偵察・潜入には特に適する。
それは逆に言えば『装備を殆ど持つ必要がない』事をも意味しており、彼女のこの地における特異性を示すものでもある。
神戸に来た当初は薄汚れた白いワンピースの上に白のファーコートを身に付けていたが、天使町を訪れるようになって以来はスカジャンとジーパンを主に着用している。
クロニク=アンディライリー主導の紋章院・復興派に属する「作品」にして、HCUに組織として協力し直営回収業者として「神戸」の調査に協力している少女。
彼女、ひいては母親たるクロニクの命を救い出したモーチセン・デュヒータと紋章院に対する恩義から、「復興派」として同じ道を歩む決意を固めている。
かつては自身も紋章院で被験体として扱われていた「作品」としての来歴から、ロストHCUと看做されている「羽根付き」に対する同情と親近感を持っており、同時に彼らを研究対象として見、隔離しようとするHCUには複雑な心象を抱く。そのため直営回収業者の名目でありながら、HCUの技術力にあまり頼りたがらない。
そうした事情もあってか、HCUへの態度は大雑把な面がある。仮にも精密機器であるロストHCUを黒腕で大雑把に”掴んで”持ち帰って来たり、凶暴化したロストHCUをその場で破壊してしまう事もしばしば。
時には競合する業者の回収しようとしているロストHCUを、伸縮自在なタイプの黒腕を用いて横から掻っさらうなどのハイエナ戦法も行う素行不良少女 。
しかしながら、ほとんど無装備でありながら高い戦闘能力を有する事も相まって、偵察斥候や潜入捜査に関して高い技能を持ち、事実諸々の情報やロストHCUを持ち帰った実績もあって業者としての評価自体は高く、ひいては紋章院に対する信頼度にも貢献している。
彼女の使役するサーヴァントである”悪竜”のライダーの力も駆使する事で、正面切った戦いにおいても十二分に戦力となり得る。
だが、たいていの場合は潜伏状態から突然現れては漆黒の異形腕を用いて単身で暴れ回るため、そこから『白昼夜』 の異名で呼ばれる事が多い。
持ち前の精神汚染能力から対人戦においても突出した強みを持ち、時には違法回収業者の”処分”といった業務を請け負う事も。
普段は「天使町」で友人を作り、年頃の遊びを覚えるなど、ある程度は現地の生活に溶け込めているようだ。
イメージカラー:混じる事のない白と黒
特技:逃げる事
好きなもの:母さん 、伯父さん、紋章院、他人の不幸
苦手なもの:HCU、グリーンピース、自分の悪意
願い:父さんに会う。紋章院を復興する。
【一人称】私 【二人称】貴方/貴女/あんた 【三人称】あの人
彼女、ひいては母親たるクロニクの命を救い出したモーチセン・デュヒータと紋章院に対する恩義から、「復興派」として同じ道を歩む決意を固めている。
かつては自身も紋章院で被験体として扱われていた「作品」としての来歴から、ロストHCUと看做されている「羽根付き」に対する同情と親近感を持っており、同時に彼らを研究対象として見、隔離しようとするHCUには複雑な心象を抱く。そのため直営回収業者の名目でありながら、HCUの技術力にあまり頼りたがらない。
そうした事情もあってか、HCUへの態度は大雑把な面がある。仮にも精密機器であるロストHCUを黒腕で大雑把に”掴んで”持ち帰って来たり、凶暴化したロストHCUをその場で破壊してしまう事もしばしば。
時には競合する業者の回収しようとしているロストHCUを、伸縮自在なタイプの黒腕を用いて横から掻っさらうなどのハイエナ戦法も行う
しかしながら、ほとんど無装備でありながら高い戦闘能力を有する事も相まって、偵察斥候や潜入捜査に関して高い技能を持ち、事実諸々の情報やロストHCUを持ち帰った実績もあって業者としての評価自体は高く、ひいては紋章院に対する信頼度にも貢献している。
彼女の使役するサーヴァントである”悪竜”のライダーの力も駆使する事で、正面切った戦いにおいても十二分に戦力となり得る。
だが、たいていの場合は潜伏状態から突然現れては漆黒の異形腕を用いて単身で暴れ回るため、そこから
持ち前の精神汚染能力から対人戦においても突出した強みを持ち、時には違法回収業者の”処分”といった業務を請け負う事も。
普段は「天使町」で友人を作り、年頃の遊びを覚えるなど、ある程度は現地の生活に溶け込めているようだ。
イメージカラー:混じる事のない白と黒
特技:逃げる事
好きなもの:
苦手なもの:HCU、グリーンピース、自分の悪意
願い:父さんに会う。紋章院を復興する。
【一人称】私 【二人称】貴方/貴女/あんた 【三人称】あの人
幼少をカザンの紋章院で過ごした彼女にとって、彼女の「父」の紋章官たるクロニクは母親同然であり、そして実際にそう言える存在であった。
紋章院のために働きつつも、成功例の「作品」として、クロニクの庇護のもとで安穏な日々を送っていた彼女であったが、ある日、突如として異変が訪れた。
全ての人に“聖杯”と、使い魔たるサーヴァントが与えられたのだ。
彼女の心臓部の悪性の呪いとかち合って『黒聖杯』として汚染された聖杯の魔力により、その能力までもが不安定化し、文字通り命がけで自己を抑える日々を送る内、紋章院そのものにも変革が起こる。
グロース・アンディライリーの死に、クロニクの破損────『月雫箱』の破壊に伴う組織機構の瓦解と、組織自体の分裂であった。
カザン支部で興った「革命派」の一派は、片端からグロースの遺産を回収・征圧。当然の帰結ながら、カザン支部を住居としていた彼女の母親たるクロニクにも彼らの魔の手が及ぼうとした。
その光景を目の当たりにした彼女は訳も分からぬままに、不安定化していた力を即座に解放。『負』に取り込まれながらも母を守るべく、目に付く革命派の者達を片端から叩き潰した後で、彼女の意識は消失した。
…気が付いた時には、彼女と母親 は、見知らぬ森の中で焚き火に当たっていた。
そこで初めて、彼女はそのサーヴァントと出逢う。眼前のサーヴァント、”悪竜”のライダーが彼女らを助け出し、この森まで運んできた事。そして、すぐに追っ手が来るらしい事を把握した。
その後もライダーと共に「革命派」の追っ手を退けながらも逃避行を続けていたが、ついにその道中で魔力が尽き、ライダーの力も頼れなくなり、母親共々地に行き倒れる。
ついに死を覚悟したその時、かすかに遠くで、呼ぶ声が聞こえた。
モーチセン・デュヒータ…紋章院「復興派」との奇跡的な出会いをもって、彼女と母親のクロニクは、その一命を取り留めたのである。
以後はカザンの生き残りとして、また命拾いをした恩返しとして、彼等の遺物回収の旅に同行。
長い年月の中、多くの困難を経て、彼女の精神はより強靭できつい、棘のある物へと変化し、その行動も敵と見れば躊躇なく攻撃を加えるような過激さを見せるようになる。
かくして命懸けの遍歴の中ですっかりグレた少女、アンリエッタ・クロイツェルレフェルンは、いつしか「伯父」と慕いはじめたモーチセンに付き従うままに、モザイク市「神戸」の街へ足を踏み入れた。
紋章院のために働きつつも、成功例の「作品」として、クロニクの庇護のもとで安穏な日々を送っていた彼女であったが、ある日、突如として異変が訪れた。
全ての人に“聖杯”と、使い魔たるサーヴァントが与えられたのだ。
彼女の心臓部の悪性の呪いとかち合って『黒聖杯』として汚染された聖杯の魔力により、その能力までもが不安定化し、文字通り命がけで自己を抑える日々を送る内、紋章院そのものにも変革が起こる。
グロース・アンディライリーの死に、クロニクの破損────『月雫箱』の破壊に伴う組織機構の瓦解と、組織自体の分裂であった。
カザン支部で興った「革命派」の一派は、片端からグロースの遺産を回収・征圧。当然の帰結ながら、カザン支部を住居としていた彼女の母親たるクロニクにも彼らの魔の手が及ぼうとした。
その光景を目の当たりにした彼女は訳も分からぬままに、不安定化していた力を即座に解放。『負』に取り込まれながらも母を守るべく、目に付く革命派の者達を片端から叩き潰した後で、彼女の意識は消失した。
…気が付いた時には、彼女と
そこで初めて、彼女はそのサーヴァントと出逢う。眼前のサーヴァント、”悪竜”のライダーが彼女らを助け出し、この森まで運んできた事。そして、すぐに追っ手が来るらしい事を把握した。
その後もライダーと共に「革命派」の追っ手を退けながらも逃避行を続けていたが、ついにその道中で魔力が尽き、ライダーの力も頼れなくなり、母親共々地に行き倒れる。
ついに死を覚悟したその時、かすかに遠くで、呼ぶ声が聞こえた。
モーチセン・デュヒータ…紋章院「復興派」との奇跡的な出会いをもって、彼女と母親のクロニクは、その一命を取り留めたのである。
以後はカザンの生き残りとして、また命拾いをした恩返しとして、彼等の遺物回収の旅に同行。
長い年月の中、多くの困難を経て、彼女の精神はより強靭できつい、棘のある物へと変化し、その行動も敵と見れば躊躇なく攻撃を加えるような過激さを見せるようになる。
かくして命懸けの遍歴の中ですっかりグレた少女、アンリエッタ・クロイツェルレフェルンは、いつしか「伯父」と慕いはじめたモーチセンに付き従うままに、モザイク市「神戸」の街へ足を踏み入れた。
『黒聖杯』の強い精神汚染力、及び『人の翳』の影響から、常に理由のない負の感情が内に渦巻いている。そのためか声の調子は平坦で、感情の起伏に乏しいダウナー系。
これは感情を出そうとするとまず不機嫌で怒っている様になってしまうため、相手に不快感を与えないようにという配慮の表れでもある。
他人の不幸を喜んでしまう生来の呪われた性質はそのままであるが、半ば諦めがちにそれを受け入れており、「はいはいメシウマ」とその感情さえも無理やり茶化す事で、自己嫌悪感を抑えようと彼女なりに努力している。
しかしそんな中でも、自身に生を与えてくれた紋章院、母親たるクロニク、伯父と見なしているモーチセンに対する恩義と、その為に役立とうとする信条を基軸として、他者への優しさと自己意思を保とうとする芯の強さを持つ。
聖杯を得てより強力になった精神汚染と、過酷な遍歴の中で多くの戦いを経験したことから、幼い頃よりもかなりスレてしまっており、口調や性格もより強気で、トゲのある物になっている。
しかし、その根底にある他者への優しさと、社会的公共善を成そうとする気持ちに変わりはなく、人助けを積極的にしたり、困っている人の相談に乗るなど、持ち前の善性、面倒見の良さはしっかりと行動に現れている。
それをして彼女はやはり、生まれついて性悪説を実践する者なのであろう。
これは感情を出そうとするとまず不機嫌で怒っている様になってしまうため、相手に不快感を与えないようにという配慮の表れでもある。
他人の不幸を喜んでしまう生来の呪われた性質はそのままであるが、半ば諦めがちにそれを受け入れており、「はいはいメシウマ」とその感情さえも無理やり茶化す事で、自己嫌悪感を抑えようと彼女なりに努力している。
しかしそんな中でも、自身に生を与えてくれた紋章院、母親たるクロニク、伯父と見なしているモーチセンに対する恩義と、その為に役立とうとする信条を基軸として、他者への優しさと自己意思を保とうとする芯の強さを持つ。
聖杯を得てより強力になった精神汚染と、過酷な遍歴の中で多くの戦いを経験したことから、幼い頃よりもかなりスレてしまっており、口調や性格もより強気で、トゲのある物になっている。
しかし、その根底にある他者への優しさと、社会的公共善を成そうとする気持ちに変わりはなく、人助けを積極的にしたり、困っている人の相談に乗るなど、持ち前の善性、面倒見の良さはしっかりと行動に現れている。
それをして彼女はやはり、生まれついて性悪説を実践する者なのであろう。
強力かつ、自らに絶対の忠誠を誓う存在。
彼女の為ならば悪しき行いをも厭わず、主を護る為の悪性を良しとする、「悪を礎とした善」を体現したサーヴァント。
それ故に彼女の内に宿す悪意に惹かれ、やって来たのだろうか。事実、彼女の心臓から溢れる特級の悪性の呪いをも平然と飲み干して力に変えてしまうなど、底知れぬ能力を持っている。
彼女にとっては非常に頼れる相棒であり、また命を救ってくれた恩人の一人でもあるが、仕えられるといった事に慣れていない為、そういった感謝を表に出す事が正しいのか、未だに対応に悩む相手。
ゆえにたまに居ないかのように振舞ったり、何かと邪険に扱ってはいるが、大切な存在として気にかけているのは確かなようだ。
「でもそんなに魔力持ってくのはやめて。いやマジで。死ぬから。」
彼女の為ならば悪しき行いをも厭わず、主を護る為の悪性を良しとする、「悪を礎とした善」を体現したサーヴァント。
それ故に彼女の内に宿す悪意に惹かれ、やって来たのだろうか。事実、彼女の心臓から溢れる特級の悪性の呪いをも平然と飲み干して力に変えてしまうなど、底知れぬ能力を持っている。
彼女にとっては非常に頼れる相棒であり、また命を救ってくれた恩人の一人でもあるが、仕えられるといった事に慣れていない為、そういった感謝を表に出す事が正しいのか、未だに対応に悩む相手。
ゆえにたまに居ないかのように振舞ったり、何かと邪険に扱ってはいるが、大切な存在として気にかけているのは確かなようだ。
「でもそんなに魔力持ってくのはやめて。いやマジで。死ぬから。」
コメントをかく