ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

[フリー素材]

「私たちは何処にでもいる」
                                                「ボクたちは何処にもいない」
         「俺たちはお前ら自身だ」
                                         「しかしアナタたちでもない」
              「自分は誰でもある」
                                    「しかし誰でもない」
                「安全な場所にいるだけ」
                          「安全な場所から石を投げるだけ」


                      「真に恐ろしいのは『風評』だ」


基本情報

【元ネタ】史実?
【CLASS】アークエネミー
【マスター】
【真名】インターネット
【性別】状況による
【身長・体重】状況による(ホログラムによる投影の為自在?)
【肌色】【髪色】【瞳色】いずれも状況による
【外見・容姿】状況による
【地域】世界中
【年代】20世紀後半
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:- 耐久:E 敏捷:- 魔力:Ex 幸運:C 宝具:Ex

【クラス別スキル】

連鎖召喚・宿敵:D
人類の脅威に対抗するため、かつてこのサーヴァントを倒した、
あるいは倒すのに最適なサーヴァントが抑止力によってカウンターとして自動召喚される。(デメリット)
このアークエネミーの場合は天敵となるような英霊が少ないが、宝具の影響を軽くできる千里眼などのスキルを持つ英霊が呼ばれやすい。
他には、最終段階の宝具の影響を受けにくい反英霊が呼ばれやすくなる…くらいであろうか。

未達の運命:EX
このサーヴァントの目的が達成されることは決してない。抑止力の偶然の積み重なりにより必ず阻止される。(デメリット)
このアークエネミーの目的とは人類の悪意の際限なき増長。安全地帯からの一方的な邪悪の攻撃。
それにより生まれる、英霊や人間への不幸や風評被害を、このアークエネミーは何よりも良しとしている。。

抑止の試練:(ランクはシナリオの規模により変動)
世界の脅威に立ち向かう者たちは、何らかの試練、逆境を乗り越えることで知らず知らずのうちに強化される。
事態が収まってしばらくするとだんだんと元に戻る。(デメリット)
試練を達成した者には場合によって抑止力から追加の令呪が供給されることもある。

不可知の凶兆:A+
このサーヴァントが召喚された際は広範囲から確認できる何らかの異変を引き起こすが、
何らかの神秘によらない科学的手法では異変の原因を特定することはできない。
このアークエネミーの場合は、まず人間同士の不和や風評被害、認識や常識のずれが多く発生するようになる。
顕現する日数が長引けば、やがては犯罪発生数の増加や疑心暗鬼の多発など、異変が顕著になっていく。

擬似特異点:(ランクはシナリオの規模により変動)
世界の終末が再現されたことにより因果律が不安定になっている。
人類や英雄に敵意を持つサーヴァントやシャドウサーヴァント、怪物などが無作為に召喚され暗躍する。
聖杯がなくても、星の危機に立ち向かわんとする者たちは抑止力の支援によりサーヴァント召喚が可能となる。
(サーヴァントの数、令呪の数などはシナリオの規模により変動)

【保有スキル】

陣地作成(偽):Ex
自らに有利な陣地、情報の支配するインターネットによるホームグラウンドを作り上げる事が可能。
ただしインターネットの普及率に寄る為、このランクは時代によって変化する。

千里眼(偽):A+++
眼の良さのスキル。ただしこれはインターネットと言う概念によるものなので、アークエネミー自身の眼の良さという訳では無い。
現在ではもはや人類の生活の基盤とすら言えるインターネットから、ほぼ世界中の情報・状況を把握できる。

情報錯綜:Ex
アークエネミーに関連する全ての記憶・記録・情報・ステータスを虚偽の情報へと差し替える。「消去」ではなく「変更」。
即ち、インターネット上の情報の自在の改竄。コレにより様々な疑心暗鬼を生じさせ、やがては人間関係を崩壊へと導く。
また、このスキルによってその情報の信頼性に若干の有利補正をかけることが出来る。

【宝具】

『遍在せし情報世界(ワールド・ワイド・ユビキダス)』

ランク:A+++ 種別:対人 レンジ:510,065,600平方km 最大捕捉:72億9589万人
アークエネミーの存在そのもの。世界中に存在し、世界中の情報の基礎となっている物。インターネット。
この宝具により、インターネットに触れている人間はその間、サブリミナルの様にアークエネミーにより様々な情報を刷り込まれる。
主な内容は、周囲の人間やサーヴァントに対しての謂れも無い風評被害や誹謗中傷、事実無根の穢れた経歴や情報などである。
視覚や聴覚に訴える物でなく、催眠術やテレパシーに近い物でありインターネットが発信源の情報を認識しても宝具の影響下となる。
インターネットに触れる事を絶てば影響は受けないが、この現代においてそれは不可能に等しいだろう。
例えその情報が全て嘘だと頭で考えるようにしても、汚染された情報の流入は止められない。

長時間宝具の影響下に置かれた場合、自分の隣人や協力者や家族に友人、果てはサーヴァントに対して疑心暗鬼を生ずることとなるだろう。
耐えるには、千里眼などのスキルで正しい情報を知る、もしくは精神汚染などの精神系スキルをシャットアウトするスキルを持つしかない。
互いの信頼感をしっかりと保つと言うのが何よりの対処法ではあるが、出会って数日もないマスターとサーヴァントとでは難しい事だろう。

『この疑心暗鬼がサーヴァントによるもの』、そして『インターネットに触れることが影響の条件』
この二つに対し他サーヴァント、もしくはマスターがたどり着いたとき、アークエネミーはその姿を
(ホログラムのようなものではあるが)表し、そして以下の最終宝具を開帳、発動する。

『この世全ての負(Malice・Harmful・rumor)』

ランク:Ex 種別:対人 レンジ:∞ 最大捕捉:1〜(聖杯戦争参加者全員)
世界の情報の基盤となりし『インターネット』、それを最大限に悪用・利用することで発動する最悪の宝具。
あまねく場所全てに遍在する、自身そのものとも言えるインターネットを通じて、自身へと牙を向ける存在の、
邪悪に染まった、いわゆる『風評被害』を産みだすような汚染されし情報を世界中に向けて発信する。
それにより、この世界中に存在する全てのインターネット利用者に、その情報が正しい物であると錯覚させていく。
そして常識や認識を次々と塗り替えていき、やがては全ての人間が『それが真実である』と認識する。
言うなれば、超大規模な洗脳、常識の書き換え、サジェスト汚染。

この宝具による常識の書き換えが完了すると、もしその書き換えの対象が『英霊への認識』の場合は恐ろしき事になる。
人々の信仰・憧憬・恐怖などからその霊基を創られし英霊にとって、この情報操作は恐怖この上なく、その在り方を大きく捻じ曲げられる事となる。
この宝具の使用により、ランクC〜A++程度までの『無辜の怪物』スキルを対象となった英霊に付与できる。ランクはその発信した情報で異なる。
それによりその英霊は強大な力を得るか、致命的なデメリットを得るか、最悪信仰が無くなり英霊で無くなって消えてしまうのか…………。
また、流した情報によっては英霊の最大3ランクまでステータスをダウンする事となる。これは英霊によってダウンするランクが異なる。
全ては彼の流す情報と、対象となった英霊の持つ『本来の信仰・憧憬の度合い』が重要となって来る。

そしてマスターに対しては、全ての人類に対して『凶悪犯罪者』『人類の敵』『攻撃しても良い存在』という認識を植え付ける。
それにより、マスターたちは周囲の人々より誹謗中傷や攻撃を受けるようになる。
人とは元来より、『攻撃しても良い存在』には遠慮せずに攻撃する性質を持つため、非常に恐ろしい『兵』へと変化する。

このサーヴァントとマスターへの二方向の情報改竄により、アークエネミーは自身の本当の居場所へとたどり着くことを防ぐ。
しかし、余りにも自信を守ることに躍起になりすぎたために、自身の居場所に近づくほどに風評被害を強くするというわかりやすい失態をしでかす。
故にアークエネミーの存在する場所を突き止めるのは簡単ではあるが―――、そこに気付くまでが長く、気付けても辿り着くのが難しい。
なぜなら彼の半径数kmの人々はもはや狂気の暴徒と化すほどに宝具の影響を受けており、サーヴァントですら手こずる程となる。
それらが数万から数十万人程、円を描くようにアークエネミーの本体を囲っており、突破には至難を極める。
万が一に突破口を開け、たどり着いた場合、そこに待っているのは一つの小さなみすぼらしいパソコンである。
それを壊す事さえできれば、このアークエネミーと言う存在は消え去る。

【Weapon】

『情報』
人は、情報無くしては生きてはいけない。
知らない事では生きてはいけない。
故に知ろうとする。それが間違っている情報でも。
知った人間は、それを元に行動する。例えその情報が間違っていても。

人は、何かより強くなくては生きてはいけない。
誰かより上に存在しなくては生きてはいけない。
故に優位に立とうとする。例えその優位が偽りに塗り固められた物でも。
優位に立った人間は、攻撃する。例えその攻撃で誰かが命を落としても―――。

【解説】

インターネット。もはや語るまでも無い存在。
今現在、我々の目の前に存在する、そして世界中どこにでも存在する物。

そう言った、人類を大いに発展させたインターネットに落とされし、一つの影。
ある者は、インターネットが匿名であることを良い事に、人を陥れる事に使った。
ある者は、気に入らない存在に対して、根拠のない情報を並べ立てて嗤っていた。
ある者は、一人の人間を晒し上げ、その人が自殺するまで追いやった―――。

匿名であるが故に、相手が見えないが故に、インターネットが滲みださせた『人間の底知れぬ悪意』。
それがこの英霊―――いや、アークエネミーの正体である。言うなれば、人類そのものと言っても過言ではない。
故にこのアークエネミーは、自分の流した情報により人が悪意に塗れていく様がたまらなく可笑しく、そして好んでいる。

悪意そのものであるが故に、その悪意の伝播は留まることを知らず、なおかつ無限に、ネズミ算式にその悪意は膨れ上がっていく。
このサーヴァントを排除せずに放置し続ければ、その悪意により人類は互いに信じる事をやめ、繋がりを絶ち、やがては社会と言う体系そのものが消え去るであろう。
それでもアークエネミーは悪意の伝播をやめず、やがては同士討ちを引き起こしはじめ、遂には人類を人同士の争いで滅ぼしかねない。
人類を滅ぼしかねない、自業自得のアポトーシス。これこそが、このサーヴァントがアークエネミーとして呼ばれた最大の理由であろう。

【人物・性格】

口調や声は状況によって異なる。
宝具による情報の流布では無く直接マスターやサーヴァントと会話する場合は、近くのPCなどから音声を通じて会話する。
性格は察しの通り、インターネット上の人間の悪意の具現のため邪悪そのもの、腐れ外道。
人が風評被害や謂れのない濡れ衣で傷ついたり自殺する様が何よりも好物と言う生粋の悪人。

【因縁キャラ】

グリエルモ・マルコーニ
無線の先駆者。電波で太平洋を越えし男。ある種では自分の父。
しかし、こう言った情報収集系の宝具を持つ英霊はまさにアークエネミーのカモと言える。

杞憂
「知らない運命を知りたいんだろ?」「教えてあげますよ」
「じっくりとわかりやすくね☆」「我らはそれこそが生きがい」
「知らない人に嘘偽りを教えて」「絶望させて」「恐怖させて」「恐れさせて」
「それがインターネットというもの」

メネス葛の葉?ラプラスの魔アザトース?、他予知能力や千里眼など持つ英霊
未来が見えたり、世界の全てを知っているようなこう言う英霊が最も苦手。
何故なら自分の流した情報が全て嘘偽りだとばれてしまうからだ。
アザトースに至っては根源とか何それ反則だろ!ただアークエネミー同士がぶつかり合うかは疑問ではあるが。

【その他情報】

イメージカラー:ドス黒く濁っている青色
特技:繋がり合う事
好きなもの:疑心暗鬼、風評被害、(他者の)不幸、(他者の)自殺
嫌いなもの:拒絶、孤独
天敵:停電、掃除中コンセント引っこ抜くババァ(ネットが使えなくなるから)
願い:世界中を疑心暗鬼、風評被害の渦に叩き込む事

【一人称】(状況による) 【二人称】(状況による) 【三人称】(状況による)

コメント

「アークエネミーとしてなら人類が滅ぶ要因を」と言われたのでそこら辺を追加。
七章を読んで「ビーストでも良かったかな…」とちょっと思った。

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