最終更新:ID:obtZ59QIlg 2020年02月28日(金) 20:52:22履歴
「まあ、サ。竜と人間だって、一緒に生きていけるんだーって、そんなことを言ってみたくなったんだ」
【出典】南アジア神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】オラ〔コモドオオトカゲ〕
【異名・別名・表記揺れ】Olah、コモドドラゴン
【性別】メス
【身長・体重】184cm・61kg/543cm・1.6t
【肌色】モンゴロイド系 【髪色】黒からピンクへのグラデーション 【瞳色】毒々しい紫
【スリーサイズ】割りと出るところは出ている
【外見・容姿】かなり丈の高い、何処か艷っぽい女性。所々に爬虫類の鱗が見える。/翼のない巨大な竜。
【地域】南アジア・コモド島周辺
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・超巨大・竜・猛獣
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:D 幸運:C 宝具:C
【CLASS】バーサーカー
【真名】オラ〔コモドオオトカゲ〕
【異名・別名・表記揺れ】Olah、コモドドラゴン
【性別】メス
【身長・体重】184cm・61kg/543cm・1.6t
【肌色】モンゴロイド系 【髪色】黒からピンクへのグラデーション 【瞳色】毒々しい紫
【スリーサイズ】割りと出るところは出ている
【外見・容姿】かなり丈の高い、何処か艷っぽい女性。所々に爬虫類の鱗が見える。/翼のない巨大な竜。
【地域】南アジア・コモド島周辺
【年代】神代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・超巨大・竜・猛獣
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:D 幸運:C 宝具:C
「狂戦士」のクラス特性。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
身体能力を強化するが、理性や技術・思考能力・言語機能を失う。また、現界のための魔力を大量に消費するようになる。
ランクが上がるごとに上昇するステータスの種類が増え、Bランク以上だと全能力が上昇するが、理性の大半を奪われる。
Dランクでは筋力と耐久が上昇するが、言語機能が単純化し、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。
また、バーサーカーの場合、宝具を発動することで一時的に効果が倍増し、手もつけられない巨竜となる。
身体能力を強化するが、理性や技術・思考能力・言語機能を失う。また、現界のための魔力を大量に消費するようになる。
ランクが上がるごとに上昇するステータスの種類が増え、Bランク以上だと全能力が上昇するが、理性の大半を奪われる。
Dランクでは筋力と耐久が上昇するが、言語機能が単純化し、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。
また、バーサーカーの場合、宝具を発動することで一時的に効果が倍増し、手もつけられない巨竜となる。
文字通り「変身」する。東洋のサーヴァントは「借体成形」とも呼ばれている。
バーサーカーは、母である竜の姫 から教わった、人へ化身する術を身に着けている。
普段は人の姿を取っているが、激怒すると本来の翼なき地竜が如き巨体へと戻り、大暴れする。
バーサーカーは、母である
普段は人の姿を取っているが、激怒すると本来の翼なき地竜が如き巨体へと戻り、大暴れする。
生物としての竜と見なされる存在が、類感原理によって幻想種としての竜と結び付けられていることを示すスキル。
スキルランクに応じて、竜の心臓の形成やドラゴンブレスの放射能力、肉体の変質などが発生する。
Cランクならば、幻想種としての竜の肉体を獲得し、それに相応しい防御力を発揮する他、神秘的な能力の断片が現れる。
長らく、竜の一種として周辺各国に伝えられていたバーサーカーは、その幻想が明かされた今でもなお竜としての威容を示す。
更に、コモドオオトカゲという種として持つ強烈な毒の牙や口腔内の細菌叢が、毒を帯びたブレスとして昇華されている。
スキルランクに応じて、竜の心臓の形成やドラゴンブレスの放射能力、肉体の変質などが発生する。
Cランクならば、幻想種としての竜の肉体を獲得し、それに相応しい防御力を発揮する他、神秘的な能力の断片が現れる。
長らく、竜の一種として周辺各国に伝えられていたバーサーカーは、その幻想が明かされた今でもなお竜としての威容を示す。
更に、コモドオオトカゲという種として持つ強烈な毒の牙や口腔内の細菌叢が、毒を帯びたブレスとして昇華されている。
本来相容れぬ異種である人と竜の調和を象徴するもの。
コモドオオトカゲの主要な生息地域であるコモド島では、コモドオオトカゲを人間の神話的祖先と見なし、今日でも「兄弟」と呼び親しんでいる。
神話においても、同じ母、同じ父から生まれ、一度別れこそしたものの、後に再会しては共に暮らすようになったこの種は、人と竜が共存する可能性を示している。
即ち、自身以外の竜種にのみ働く『動物会話』スキルと同じ効果を内包し、対象と会話して魔力判定に成功することで、一時的に敵対的感情を抑えることができる。
更に、彼女が仲立ちすることで、人間と竜との間に会話を成立させることも可能。これにより、本来は特殊なスキルがなければありえない「竜種への騎乗」を実現する可能性を持つ。
コモドオオトカゲの主要な生息地域であるコモド島では、コモドオオトカゲを人間の神話的祖先と見なし、今日でも「兄弟」と呼び親しんでいる。
神話においても、同じ母、同じ父から生まれ、一度別れこそしたものの、後に再会しては共に暮らすようになったこの種は、人と竜が共存する可能性を示している。
即ち、自身以外の竜種にのみ働く『動物会話』スキルと同じ効果を内包し、対象と会話して魔力判定に成功することで、一時的に敵対的感情を抑えることができる。
更に、彼女が仲立ちすることで、人間と竜との間に会話を成立させることも可能。これにより、本来は特殊なスキルがなければありえない「竜種への騎乗」を実現する可能性を持つ。
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:10人
けいまいなりやひととりゅうと。アナァ・プングとは、コモド語で「娘の始まり」の意。
人間態への擬態を解き、竜と見なされた自身の霊基の性質を強調することで、一時的に荒れ狂う巨竜へと転ずる。
『狂化』の効果を倍増させ、目前の獲物を喰らい、竜として獲得した毒のブレスを撒き散らす。それは、西洋の人間がイメージする邪悪な竜そのものであろう。
デメリットとして、一度この宝具を発動させると、マスターから供給される魔力が切れなければ彼女は止まることが出来ない。
干殺しに遭う前に彼女を止めたければ、彼女に対し、心の底からの誠意を以て接し、止まるように言葉をかけるしかない。
『竜との絆』によって、荒れ狂っていようとも彼女に声だけは届く。後は、暴虐を為す彼女が、その声に応じてくれるか次第である。
けいまいなりやひととりゅうと。アナァ・プングとは、コモド語で「娘の始まり」の意。
人間態への擬態を解き、竜と見なされた自身の霊基の性質を強調することで、一時的に荒れ狂う巨竜へと転ずる。
『狂化』の効果を倍増させ、目前の獲物を喰らい、竜として獲得した毒のブレスを撒き散らす。それは、西洋の人間がイメージする邪悪な竜そのものであろう。
デメリットとして、一度この宝具を発動させると、マスターから供給される魔力が切れなければ彼女は止まることが出来ない。
干殺しに遭う前に彼女を止めたければ、彼女に対し、心の底からの誠意を以て接し、止まるように言葉をかけるしかない。
『竜との絆』によって、荒れ狂っていようとも彼女に声だけは届く。後は、暴虐を為す彼女が、その声に応じてくれるか次第である。
文字通りの毒牙。竜態での話ではあるが、口内には捕食した腐敗肉に含まれる細菌などが残留し、其処で猛毒を生成している。
更に、ノコギリ状の牙は、それ自体が複数種の猛烈な毒性タンパク質を流し込む機能を持っており、一度噛まれれば英霊といえど唯では済まない。
近づかなければ良いと思って離れて戦ったとしても、猛毒を持つブレスを放ってくる為、全く安心はできない。
更に、ノコギリ状の牙は、それ自体が複数種の猛烈な毒性タンパク質を流し込む機能を持っており、一度噛まれれば英霊といえど唯では済まない。
近づかなければ良いと思って離れて戦ったとしても、猛毒を持つブレスを放ってくる為、全く安心はできない。
南アジア、小スンダ列島を構成する島の一つ、コモド島。この島には、古くから巨大な竜が生息していると言われていた。
無論、それは竜ではなく、実際には竜に例えられるほど巨大で獰猛なトカゲであった。名前を、コモドオオトカゲという。
2mを有に超える巨体を持ちながら俊敏に動き、口内の腐敗した肉などが作る細菌叢と、牙を通じて流し込む毒のダブルパンチで獲物を殺す。
一度人間を襲えば容易にこれを食い殺すという、猛獣と呼んで一向に差し支えない、恐るべき怪物である。
しかし、現に人間を襲った事例が存在するにも関わらず、現地の住人達は、この怪物を兄弟 と呼び、長らく親しんで共に暮らしてきた。
それは、彼らの神話において、コモドオオトカゲは人間と祖を同じくする、正しく兄弟であったからだ。
神話によれば、それはこういう次第である。
昔、コモド島にはマジョ(Majo)という男が住んでいた。マジョは、遠い場所(天国ともされる)から来た竜の姫 (Putri Naga)と呼ばれる姫と結婚した。
竜の姫は、結婚してすぐに双子を産み落とした。兄は人間で、名をオラン(Si Gerong)といい、妹はコモドオオトカゲで、名をオラ(Ora)と言った。
しかし、兄は人の社会の中でそのまま成長していったものの、妹は森へと移され、其処で暮らすことになった。この為、二人はお互いのことを知らずに大人になった。
ある日、オランは狩りの最中、鹿を追って森の奥へと入っていったが、獲物の鹿をあるコモドオオトカゲ――実はこれがオラであった――に取られてしまう。
これを取り返そうと、オランはオオトカゲに槍を突き立て殺そうとしたが、まさにその瞬間、母である竜の姫がその場に現れる。
彼女は、お互いが双子の兄妹であることを告げ、またオランに対しては、オラを人間同様に扱い、兄妹として共に過ごすべきだと伝えた。
これ以後、二人を初めてとして、コモドオオトカゲと人は共存し、人はコモドオオトカゲを傷つけることはなくなった。
どころか、オオトカゲが傷ついた時には、人はこれを助けてやるなど、種が違うにも関わらずその関係性は極めて良好であったという。
こういった伝説を受け継ぐが故に、今でもコモド島の人々は、危険生物であるコモドオオトカゲと共存しているのである。
さて、実際に現地で今なお語られるコモドオオトカゲに纏わる伝説は以上の通りであるが、少なくともこの霊基におけるオラは、これとはやや違う記憶を持っている。
まず、竜の姫とは、その名が示す通り、竜=コモドオオトカゲが化身したものであり、マジョは、竜の姫の正体を知った上で彼女と結婚した、コモド島の長であった。
お互いの間に結ばれた深い愛情によって、種族などものともせずに結婚した二人の間には、しかし、人と竜の子が生まれることになった。
これで、竜であるオラと人との意思疎通が叶うならば、それでも良かった。しかし、生まれたばかりのオラは人語を解さず、完全な竜としての意識しかなかった。
このまま二人の子を共に育てては、いつか破綻する。そう心配した両親は、一計を案じた。
まず、竜の姫がオラを一旦自然の環境へと移し、其処で竜としての暮らし方を教えると同時に、人の世界のことについても教えていく。
逆に、オランはマジョが村の中で養育するが、異種である竜との共存の可能性をそれとなく諭し、竜との共存という発想の芽を植え付ける。
そして、お互いがお互いを受け入れる素地を十分作った後、マジョと竜の姫は、オランとオラを引き合わせた。
オランは、獲物を取られると思い当然攻撃を仕掛けようとするが、一方で、普段からの父の言葉を受けてすぐに攻撃することはなかった。
オラもまた、獲物を取ってこれを食べようとするが、相手から攻撃されていない以上、此方から積極的に攻撃することはない。
お互いがお互いに対し、決定的な敵意を向けず、共にある時間を作ることができる。その事実を双方に認識させた上で、初めて竜の姫は姿を現したのである。
それからは、伝説に語られる通り。両親の思惑通り、オランとオラは再会を果たし、人と竜が共存できることを示した。これによって、二つの種族の調和がコモド島に出現したのである。
これ以後、オラは竜の姫から、人と暮らす上での様々な知識を学んだ。その中の一つに、人へと化身する術があった。
これによって、母と同様に、彼女は人の間で人の形を得て暮らすことになり、その後の長い人生を、人間と共に生きた。
人と竜の架け橋になった彼女は、父母と兄という家族の中へ帰り、幸せな時間を過ごしたのである。
しかし、そんな彼女にも、細やかな願いがあった。それは、彼女の母と同じように、誰かと結ばれたいという願いだ。
彼女を森の中で密かに育んだ竜の姫は、彼女に対し、父との思い出を語った。それは、最初竜としての感性しか持たなかった彼女に、人間としての情緒を育む重要な要素となった。
なったのだが、あまりにもその内容に比重が傾きすぎた為だろうか。彼女はどうも、恋、愛と呼ばれるそれを、強く求めてやまないようになってしまった。
無論、それは、人としての姿だけではなく、本来の姿まで含めて好いてくれる、そんな父母のような関係を求めてのことである。
長く森の中で、母以外の他者と接触することなく過ごしてきた彼女にとって、分かりやすく深い誰かとの繋がりは、何よりも暖かくて嬉しいものだった。
だからこそ、恋情や愛情に対する執着心も強くなったのだが……生憎と、彼女は生前、良い相手を見つけることはできなかったようだ。
家族の情は、たっぷりともらった。母は勿論、再会してからの父や兄からも、沢山大切にしてもらったという自覚がある。
しかし、他の誰かと、同じくらい深い繋がりは、遂に作れなかった。
だから、今度こそは。そんな思いもあって、彼女は聖杯戦争や聖杯探索に応じるのだ。決してずっと一緒でなくてもいい。ただ、ほんの一瞬でも、本当に愛してくれる誰かが欲しい、と。
無論、それは竜ではなく、実際には竜に例えられるほど巨大で獰猛なトカゲであった。名前を、コモドオオトカゲという。
2mを有に超える巨体を持ちながら俊敏に動き、口内の腐敗した肉などが作る細菌叢と、牙を通じて流し込む毒のダブルパンチで獲物を殺す。
一度人間を襲えば容易にこれを食い殺すという、猛獣と呼んで一向に差し支えない、恐るべき怪物である。
しかし、現に人間を襲った事例が存在するにも関わらず、現地の住人達は、この怪物を
それは、彼らの神話において、コモドオオトカゲは人間と祖を同じくする、正しく兄弟であったからだ。
神話によれば、それはこういう次第である。
昔、コモド島にはマジョ(Majo)という男が住んでいた。マジョは、遠い場所(天国ともされる)から来た
竜の姫は、結婚してすぐに双子を産み落とした。兄は人間で、名をオラン(Si Gerong)といい、妹はコモドオオトカゲで、名をオラ(Ora)と言った。
しかし、兄は人の社会の中でそのまま成長していったものの、妹は森へと移され、其処で暮らすことになった。この為、二人はお互いのことを知らずに大人になった。
ある日、オランは狩りの最中、鹿を追って森の奥へと入っていったが、獲物の鹿をあるコモドオオトカゲ――実はこれがオラであった――に取られてしまう。
これを取り返そうと、オランはオオトカゲに槍を突き立て殺そうとしたが、まさにその瞬間、母である竜の姫がその場に現れる。
彼女は、お互いが双子の兄妹であることを告げ、またオランに対しては、オラを人間同様に扱い、兄妹として共に過ごすべきだと伝えた。
これ以後、二人を初めてとして、コモドオオトカゲと人は共存し、人はコモドオオトカゲを傷つけることはなくなった。
どころか、オオトカゲが傷ついた時には、人はこれを助けてやるなど、種が違うにも関わらずその関係性は極めて良好であったという。
こういった伝説を受け継ぐが故に、今でもコモド島の人々は、危険生物であるコモドオオトカゲと共存しているのである。
さて、実際に現地で今なお語られるコモドオオトカゲに纏わる伝説は以上の通りであるが、少なくともこの霊基におけるオラは、これとはやや違う記憶を持っている。
まず、竜の姫とは、その名が示す通り、竜=コモドオオトカゲが化身したものであり、マジョは、竜の姫の正体を知った上で彼女と結婚した、コモド島の長であった。
お互いの間に結ばれた深い愛情によって、種族などものともせずに結婚した二人の間には、しかし、人と竜の子が生まれることになった。
これで、竜であるオラと人との意思疎通が叶うならば、それでも良かった。しかし、生まれたばかりのオラは人語を解さず、完全な竜としての意識しかなかった。
このまま二人の子を共に育てては、いつか破綻する。そう心配した両親は、一計を案じた。
まず、竜の姫がオラを一旦自然の環境へと移し、其処で竜としての暮らし方を教えると同時に、人の世界のことについても教えていく。
逆に、オランはマジョが村の中で養育するが、異種である竜との共存の可能性をそれとなく諭し、竜との共存という発想の芽を植え付ける。
そして、お互いがお互いを受け入れる素地を十分作った後、マジョと竜の姫は、オランとオラを引き合わせた。
オランは、獲物を取られると思い当然攻撃を仕掛けようとするが、一方で、普段からの父の言葉を受けてすぐに攻撃することはなかった。
オラもまた、獲物を取ってこれを食べようとするが、相手から攻撃されていない以上、此方から積極的に攻撃することはない。
お互いがお互いに対し、決定的な敵意を向けず、共にある時間を作ることができる。その事実を双方に認識させた上で、初めて竜の姫は姿を現したのである。
それからは、伝説に語られる通り。両親の思惑通り、オランとオラは再会を果たし、人と竜が共存できることを示した。これによって、二つの種族の調和がコモド島に出現したのである。
これ以後、オラは竜の姫から、人と暮らす上での様々な知識を学んだ。その中の一つに、人へと化身する術があった。
これによって、母と同様に、彼女は人の間で人の形を得て暮らすことになり、その後の長い人生を、人間と共に生きた。
人と竜の架け橋になった彼女は、父母と兄という家族の中へ帰り、幸せな時間を過ごしたのである。
しかし、そんな彼女にも、細やかな願いがあった。それは、彼女の母と同じように、誰かと結ばれたいという願いだ。
彼女を森の中で密かに育んだ竜の姫は、彼女に対し、父との思い出を語った。それは、最初竜としての感性しか持たなかった彼女に、人間としての情緒を育む重要な要素となった。
なったのだが、あまりにもその内容に比重が傾きすぎた為だろうか。彼女はどうも、恋、愛と呼ばれるそれを、強く求めてやまないようになってしまった。
無論、それは、人としての姿だけではなく、本来の姿まで含めて好いてくれる、そんな父母のような関係を求めてのことである。
長く森の中で、母以外の他者と接触することなく過ごしてきた彼女にとって、分かりやすく深い誰かとの繋がりは、何よりも暖かくて嬉しいものだった。
だからこそ、恋情や愛情に対する執着心も強くなったのだが……生憎と、彼女は生前、良い相手を見つけることはできなかったようだ。
家族の情は、たっぷりともらった。母は勿論、再会してからの父や兄からも、沢山大切にしてもらったという自覚がある。
しかし、他の誰かと、同じくらい深い繋がりは、遂に作れなかった。
だから、今度こそは。そんな思いもあって、彼女は聖杯戦争や聖杯探索に応じるのだ。決してずっと一緒でなくてもいい。ただ、ほんの一瞬でも、本当に愛してくれる誰かが欲しい、と。
全体的にワイルドで、見た目通りと言えば見た目通りの奔放な性格。生まれと育ちを考えれば、文字通りの野生児という言葉を当てはめてもいいだろう。
姫とまで呼ばれた母の教育があったとはいえ、生まれついたコモドオオトカゲという獣竜としての本能は根強く、毒が効きにくい体質の為悪食でもある。
一方で、根本的に人肌の温もりに飢えている節があり、中々相手に気を許そうとはしないものの、一度打ち解ければ、恐ろしくパーソナル・スペースが近くなる。
コモドオオトカゲにとっては同族食いは珍しいものではなく、母を除けば、同じ種であるはずの他の個体にすら狙われた幼少期の体験が、半ばトラウマになっているようだ。
成人し、人間達と共に暮らすようになっても、その恐怖感は未だ拭えず、気を許した誰かと長時間離れることを極度に嫌い、別れを厭う。
常に繋がりがあることを確認しなければ安心できず、それ故にこそ、彼女は伴侶を探しているのであろう。
たとえ離れていても繋がっていた父母のように、恐怖を克服し、生命が果てるまでも共に生きていけるような、そんな誰かを。
イメージカラー:毒々しい肉色
特技:マラソン、取っ組み合い、毒味
好きなもの:腐肉(腐ってるくらいが美味しい)、腐敗臭(大人から身を守ってくれた匂い)、家族
嫌いなもの:母以外の同族、いきなり近づいてくる人間
天敵:竜殺し
願い:終生を共にすると言ってくれるくらい、自分を大切にしてくれる人が欲しい。
【一人称】あたし 【二人称】アンタ 【三人称】あの人間、あの(外見的特徴)
姫とまで呼ばれた母の教育があったとはいえ、生まれついたコモドオオトカゲという獣竜としての本能は根強く、毒が効きにくい体質の為悪食でもある。
一方で、根本的に人肌の温もりに飢えている節があり、中々相手に気を許そうとはしないものの、一度打ち解ければ、恐ろしくパーソナル・スペースが近くなる。
コモドオオトカゲにとっては同族食いは珍しいものではなく、母を除けば、同じ種であるはずの他の個体にすら狙われた幼少期の体験が、半ばトラウマになっているようだ。
成人し、人間達と共に暮らすようになっても、その恐怖感は未だ拭えず、気を許した誰かと長時間離れることを極度に嫌い、別れを厭う。
常に繋がりがあることを確認しなければ安心できず、それ故にこそ、彼女は伴侶を探しているのであろう。
たとえ離れていても繋がっていた父母のように、恐怖を克服し、生命が果てるまでも共に生きていけるような、そんな誰かを。
イメージカラー:毒々しい肉色
特技:マラソン、取っ組み合い、毒味
好きなもの:腐肉(腐ってるくらいが美味しい)、腐敗臭(大人から身を守ってくれた匂い)、家族
嫌いなもの:母以外の同族、いきなり近づいてくる人間
天敵:竜殺し
願い:終生を共にすると言ってくれるくらい、自分を大切にしてくれる人が欲しい。
【一人称】あたし 【二人称】アンタ 【三人称】あの人間、あの(外見的特徴)
コメントをかく