最終更新: nevadakagemiya 2016年10月29日(土) 22:50:21履歴
【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】ガヴリロ・プリンツィプ
【性別】男性
【身長・体重】165cm・55kg
【属性】混沌・悪
【好きなもの】酒 煙草 女 賛同者 礼賛者
【嫌いなもの】権力者 権威者 強者 金持ち インテリ 努力家 真面目な人 自分を認めない者 努力 勤勉 勉強 鍛錬 労働 現実etc…
【特技】政治語り ナックルダスター
【イメージカラー】灰褐色
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:- 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
単独行動:EX
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
固有スキル"非英雄"と宝具"生刑"により、通常ではありえない期間の行動を可能とする。
【固有スキル】
非英雄:A
このスキルを持つサーヴァントは英霊と認められず、聖杯による恩恵を受けることができない。
宝具を除くすべてのステータスが2ランクダウンし、対魔力など一部のスキルが失われる。
このサーヴァントの場合、聖杯による補正がなくなったため、魔術に対して無防備となり、一般人と同等程度の力しか出せなくなったが、魔力消費量が極端に減少したことで、僅かな魔力だけでの長期間の自立が可能となった。
悪運:EX
呪いにも等しい因果の特異点である証。このスキルにより幸運ランクは消失している。歪んだ因果は常に最悪の結果を伴って現れる。
叛逆者:A+++
権力者、権威者に対する憎悪。
このスキルを持つサーヴァントが、権力者や権威者に対して判定を行う際、スキルランク分の補正を得ることができる。
【宝具】
『サラエボの銃声(ダウン・オブ・トラジディ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1〜500 最大捕捉:1
ガヴリロ・プリンツィプが持つ、FNブローニングM1900による銃撃。装弾数は一発のみ。この宝具は1セッション中、一回しか使えない。そして、このサーヴァントが消失するまでに、必ずこの宝具を発動しなければならない。
宝具未使用のまま戦闘により消失する場合、いかなるルール、制約にも優先して、このサーヴァントに対する攻撃判定が有効化する前に、この宝具は強制発動される。
この宝具は絶対に何者かに命中し、攻撃を受けた者は、いかなる判定も無視し、必ずその場で直ちに死亡、または消失する。ただしこの宝具は必ずしも狙った相手に発動されることはなく、このサーヴァントを除く、すべての登場人物の内の誰かが対象となる。
可能性として、このサーヴァントが召喚された瞬間に、召喚したマスターに対して宝具が発動するケースや、敵対するサーヴァントを狙撃した弾丸が外れ、NPCや他のマスターに当たる場合などがある。
宝具発動のタイミングは、基本的にこのサーヴァントのPLが決められるが、その結果についてはGMが決定する。GMはセッションの進行に合わせ、PLにフェイズ毎にダイスで判定させ、宝具を発動させても良い。またGM権限で指定のタイミングで強制発動させても良い。
また、この宝具の対象は人物以外にも、物品や自然物などでも構わない。対象が無生物の場合は死亡する代わりに、必ず再生不可能な状態に破壊される。
以上の効果の他に、この宝具には因果を捻じ曲げる効果がある。
この宝具により死亡した人物、物品などを起点に、少しずつ世界、人類、人理の因果が捻じ曲がって行き、宝具発動から一日目には1人分、二日目には10人分、三日目には100人分と、一日毎に10倍の因果が狂い、暴走し、放置すれば世界に大厄災を齎すことになる。
この災厄は、汚染された聖杯による被害などの比ではなく、史実通り複数の国家が消滅し、数千、数億の人間が死亡する終末戦争に発展する。恐らく放置すれば最終的には人理は焼却され、人類は滅ぶであろう。
この宝具による負の連鎖は、ガヴリロ・プリンツィプ自身にも止められず、ガヴリロ・プリンツィプを消失させても止まることはない。ガヴリロ・プリンツィプ自身は、自身の宝具の効果を一切知らず、ただの銃撃としか認識していない。
『生刑(法にる無法の保護)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
他者に残酷な暴力を振るうことはできても、自らの命を絶つ覚悟も根性もなく、法を犯しながら法によって生命を保証されたガヴリロ・プリンツィプの人生が宝具となったもの。
この宝具を持つサーヴァントは、決して自らの手により死ぬことを許されない。たとえマスターが令呪を三画使おうとも、絶対に自害させることはできない。
また、戦闘で敗北する度、サーヴァントが消失する代わりに、強制的に令呪を一画消費し、好きな場所へ再配置される。
令呪がなくなってもこのサーヴァントは、他のサーヴァント、または魔術師からのランクC以上の神秘による攻撃、スキル、宝具の効果を受けなければ消失することはできない。
魔力切れにより消失することもできず、物理的に人の形を保っていなくとも、意識だけは残存し続け、止めが刺されない限り、延々と苦しみ続けることになる。
【Weapon】
『ナックルダスター』
『FN ブローニングM1900』
『ナイフ』
『手榴弾』
【解説】
ヨーロッパの君主制の消滅を齎し、旧世界秩序を決定的に破壊。ドイツ帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、そしてロシア帝国の4つの帝国を分解し、ホーエンツォレルン家、ハプスブルク家、オスマン家、そしてロマノフ家の中世以来の権力者4王家を没落させ、
ボリシェヴィキがロシア革命を起こす契機となり、20世紀に社会主義が世界を席巻する契機となった、人類史上初の世界規模の惨劇、第一次世界大戦の原因であるサラエボ事件で、オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子夫妻を暗殺した史上最悪のテロリスト。詳しくはwiki参照。
ガヴリロ・プリンツィプは決して英雄などではなく、人類にも聖杯にも誰からも認められることのない、ただの卑劣な犯罪者である。
貧困な家庭の中でガヴリロに期待し、自らの生活を擲って支援していた兄を裏切り、勉学を放棄し、政治活動に傾倒、テロリストとなり殺人を犯した末に自らの国を滅ぼした彼が聖杯にかける望みは、"過去に遡って暗殺が成功した時点で、全世界の人間から英雄と認められ、賞賛を受けながら生涯を偉大な英雄として過ごすことである"。
ルサンチマンである彼は、祖国や民族の独立でも、オーストリア=ハンガリー帝国の打倒でも、国家の政治改革でも、貧困層の救済でもなく、ただ自らの不平不満を、暴力という努力の必要のない、分かりやすい形でぶつけることで、他者からの賞賛を得たかったのである。
彼が皇太子夫妻を暗殺した時、民衆は彼を取り押さえ、殴り倒し銃を奪い、皆一様に罵った。普段はオーストリア=ハンガリー帝国に不満を持ち、嫌悪している人々でさえ、彼を蹴りつけ、民族の恥と罵倒した。
そして彼は服毒自殺に失敗し、護衛の兵士や、憲兵に保護されるような形で逮捕、連行された。皮肉にも法を犯し、市民を巻き込み、無防備な相手を一方的に射殺した彼は、法により死を免れ、投獄された。
その後持病の結核が悪化し、刑務所の中で人知れず死亡した。プリンツィプは獄中で、結核性脊椎症の悪化のために右腕を切断されており、死亡時の体重は40kgしかなかった。
彼は自身について、英雄としてすべての人類に賞賛されるべきであると考えており、そうはならなかった史実を認めず、聖杯の力により歴史を改編して別の未来を作るため聖杯戦争に臨む。
ガヴリロ・プリンツィプは英雄ではないため、通常召喚することは不可能である。英雄ではない彼が召喚された理由は、彼が汚染された聖杯により、世界に災いを齎すため作り出された、ガヴリロ・プリンツィプという人物の皮を被った泥人形だからである。
魂そのものはガヴリロ・プリンツィプ本人のものであり、記憶や性格なども本人を継承しているが、一般的なサーヴァントとは大きく性質が異なり、聖杯による補正がなくなっているため、魔術に対して無防備となり、一般人と同等程度の力しか出せない。
また、魔力消費量が極端に減少したことで、僅かな魔力だけでの長期間の自立が可能となった。さらに通常のサーヴァントとは気配が異なり、一般人と見分けがつかないため、技術がなくともAクラスの気配遮断と同等の効果を得ることができる。
彼は、暴力的で短絡的、視野が狭く理解力に欠け、知性に乏しいにも関わらず、つまらない理屈に拘り、周囲との不和を招き、軽蔑と顰蹙を買い、常に問題を起こし、
残酷で利己的、傲慢で自己中心的、大物を気取り、嘘で自らを誇大に見せるが、実力、根性はなく、小心で臆病で卑劣で卑怯な性格の小物である。
しかし思い切りの良さもあり、何故か悪い方向にばかり行動的で積極的な面がある。
見た目は老けているが、一応19歳の未成年。人相が悪く怪しいので、人に疑われやすい。
マスターの見た目が強そうか、怖そうな場合は、比較的従順にはなるが、女、子供、老人など自分よりも弱そうな相手の場合、途端に強気になり傲岸な態度で武器をちらつかせ、マスターを威圧する。
とは言え、マスターに魔術か武術の心得がある場合、令呪を使わなくとも暴力で簡単に言うことを聞かせることができ、そうでなくても刀剣や銃火器で武装していれば彼は大人しくなる。
また、マスターが極悪人やサイコパス、猟奇殺人鬼などの場合、自分も悪人であるにも関わらずドン引きして、恐怖から平身低頭し服従する。
しかし、一人になるとすぐに杜撰な考えで裏切り、寝返ろうとするので、使い魔などにより監視をつけておくべきだろう。
彼は他者に認められることを強く切望しており、少し褒めればすぐに気を良くする。酒でも飲ませながら美女が彼を褒めちぎれば、彼はどんな情報でも簡単に明かし、あることないこと喋りに喋り続けるだろう。勿論暴力で脅されても、簡単に情報を手渡す。頭が悪いため、簡単に騙されもする。
それ以前に、生前自身がサラエボ事件を起こしたことを、誇るべき武勇伝のように捉えているので聞かれていなくても喋る。
マスターが彼の真名と、使用するFNブローニングM1900から宝具の危険性に気付いても、彼は理解しない。そもそも何故サラエボ事件が、第一次世界大戦に繋がったのかを説明しても理解できない。むしろ、あまり難しい話をすると怒り出す。
彼は気軽に宝具を使おうとするので、マスターは撃たれないように注意する必要があるだろう。
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】ガヴリロ・プリンツィプ
【性別】男性
【身長・体重】165cm・55kg
【属性】混沌・悪
【好きなもの】酒 煙草 女 賛同者 礼賛者
【嫌いなもの】権力者 権威者 強者 金持ち インテリ 努力家 真面目な人 自分を認めない者 努力 勤勉 勉強 鍛錬 労働 現実etc…
【特技】政治語り ナックルダスター
【イメージカラー】灰褐色
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:- 宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
単独行動:EX
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
固有スキル"非英雄"と宝具"生刑"により、通常ではありえない期間の行動を可能とする。
【固有スキル】
非英雄:A
このスキルを持つサーヴァントは英霊と認められず、聖杯による恩恵を受けることができない。
宝具を除くすべてのステータスが2ランクダウンし、対魔力など一部のスキルが失われる。
このサーヴァントの場合、聖杯による補正がなくなったため、魔術に対して無防備となり、一般人と同等程度の力しか出せなくなったが、魔力消費量が極端に減少したことで、僅かな魔力だけでの長期間の自立が可能となった。
悪運:EX
呪いにも等しい因果の特異点である証。このスキルにより幸運ランクは消失している。歪んだ因果は常に最悪の結果を伴って現れる。
叛逆者:A+++
権力者、権威者に対する憎悪。
このスキルを持つサーヴァントが、権力者や権威者に対して判定を行う際、スキルランク分の補正を得ることができる。
【宝具】
『サラエボの銃声(ダウン・オブ・トラジディ)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1〜500 最大捕捉:1
ガヴリロ・プリンツィプが持つ、FNブローニングM1900による銃撃。装弾数は一発のみ。この宝具は1セッション中、一回しか使えない。そして、このサーヴァントが消失するまでに、必ずこの宝具を発動しなければならない。
宝具未使用のまま戦闘により消失する場合、いかなるルール、制約にも優先して、このサーヴァントに対する攻撃判定が有効化する前に、この宝具は強制発動される。
この宝具は絶対に何者かに命中し、攻撃を受けた者は、いかなる判定も無視し、必ずその場で直ちに死亡、または消失する。ただしこの宝具は必ずしも狙った相手に発動されることはなく、このサーヴァントを除く、すべての登場人物の内の誰かが対象となる。
可能性として、このサーヴァントが召喚された瞬間に、召喚したマスターに対して宝具が発動するケースや、敵対するサーヴァントを狙撃した弾丸が外れ、NPCや他のマスターに当たる場合などがある。
宝具発動のタイミングは、基本的にこのサーヴァントのPLが決められるが、その結果についてはGMが決定する。GMはセッションの進行に合わせ、PLにフェイズ毎にダイスで判定させ、宝具を発動させても良い。またGM権限で指定のタイミングで強制発動させても良い。
また、この宝具の対象は人物以外にも、物品や自然物などでも構わない。対象が無生物の場合は死亡する代わりに、必ず再生不可能な状態に破壊される。
以上の効果の他に、この宝具には因果を捻じ曲げる効果がある。
この宝具により死亡した人物、物品などを起点に、少しずつ世界、人類、人理の因果が捻じ曲がって行き、宝具発動から一日目には1人分、二日目には10人分、三日目には100人分と、一日毎に10倍の因果が狂い、暴走し、放置すれば世界に大厄災を齎すことになる。
この災厄は、汚染された聖杯による被害などの比ではなく、史実通り複数の国家が消滅し、数千、数億の人間が死亡する終末戦争に発展する。恐らく放置すれば最終的には人理は焼却され、人類は滅ぶであろう。
この宝具による負の連鎖は、ガヴリロ・プリンツィプ自身にも止められず、ガヴリロ・プリンツィプを消失させても止まることはない。ガヴリロ・プリンツィプ自身は、自身の宝具の効果を一切知らず、ただの銃撃としか認識していない。
『生刑(法にる無法の保護)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
他者に残酷な暴力を振るうことはできても、自らの命を絶つ覚悟も根性もなく、法を犯しながら法によって生命を保証されたガヴリロ・プリンツィプの人生が宝具となったもの。
この宝具を持つサーヴァントは、決して自らの手により死ぬことを許されない。たとえマスターが令呪を三画使おうとも、絶対に自害させることはできない。
また、戦闘で敗北する度、サーヴァントが消失する代わりに、強制的に令呪を一画消費し、好きな場所へ再配置される。
令呪がなくなってもこのサーヴァントは、他のサーヴァント、または魔術師からのランクC以上の神秘による攻撃、スキル、宝具の効果を受けなければ消失することはできない。
魔力切れにより消失することもできず、物理的に人の形を保っていなくとも、意識だけは残存し続け、止めが刺されない限り、延々と苦しみ続けることになる。
【Weapon】
『ナックルダスター』
『FN ブローニングM1900』
『ナイフ』
『手榴弾』
【解説】
ヨーロッパの君主制の消滅を齎し、旧世界秩序を決定的に破壊。ドイツ帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、そしてロシア帝国の4つの帝国を分解し、ホーエンツォレルン家、ハプスブルク家、オスマン家、そしてロマノフ家の中世以来の権力者4王家を没落させ、
ボリシェヴィキがロシア革命を起こす契機となり、20世紀に社会主義が世界を席巻する契機となった、人類史上初の世界規模の惨劇、第一次世界大戦の原因であるサラエボ事件で、オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子夫妻を暗殺した史上最悪のテロリスト。詳しくはwiki参照。
ガヴリロ・プリンツィプは決して英雄などではなく、人類にも聖杯にも誰からも認められることのない、ただの卑劣な犯罪者である。
貧困な家庭の中でガヴリロに期待し、自らの生活を擲って支援していた兄を裏切り、勉学を放棄し、政治活動に傾倒、テロリストとなり殺人を犯した末に自らの国を滅ぼした彼が聖杯にかける望みは、"過去に遡って暗殺が成功した時点で、全世界の人間から英雄と認められ、賞賛を受けながら生涯を偉大な英雄として過ごすことである"。
ルサンチマンである彼は、祖国や民族の独立でも、オーストリア=ハンガリー帝国の打倒でも、国家の政治改革でも、貧困層の救済でもなく、ただ自らの不平不満を、暴力という努力の必要のない、分かりやすい形でぶつけることで、他者からの賞賛を得たかったのである。
彼が皇太子夫妻を暗殺した時、民衆は彼を取り押さえ、殴り倒し銃を奪い、皆一様に罵った。普段はオーストリア=ハンガリー帝国に不満を持ち、嫌悪している人々でさえ、彼を蹴りつけ、民族の恥と罵倒した。
そして彼は服毒自殺に失敗し、護衛の兵士や、憲兵に保護されるような形で逮捕、連行された。皮肉にも法を犯し、市民を巻き込み、無防備な相手を一方的に射殺した彼は、法により死を免れ、投獄された。
その後持病の結核が悪化し、刑務所の中で人知れず死亡した。プリンツィプは獄中で、結核性脊椎症の悪化のために右腕を切断されており、死亡時の体重は40kgしかなかった。
彼は自身について、英雄としてすべての人類に賞賛されるべきであると考えており、そうはならなかった史実を認めず、聖杯の力により歴史を改編して別の未来を作るため聖杯戦争に臨む。
ガヴリロ・プリンツィプは英雄ではないため、通常召喚することは不可能である。英雄ではない彼が召喚された理由は、彼が汚染された聖杯により、世界に災いを齎すため作り出された、ガヴリロ・プリンツィプという人物の皮を被った泥人形だからである。
魂そのものはガヴリロ・プリンツィプ本人のものであり、記憶や性格なども本人を継承しているが、一般的なサーヴァントとは大きく性質が異なり、聖杯による補正がなくなっているため、魔術に対して無防備となり、一般人と同等程度の力しか出せない。
また、魔力消費量が極端に減少したことで、僅かな魔力だけでの長期間の自立が可能となった。さらに通常のサーヴァントとは気配が異なり、一般人と見分けがつかないため、技術がなくともAクラスの気配遮断と同等の効果を得ることができる。
彼は、暴力的で短絡的、視野が狭く理解力に欠け、知性に乏しいにも関わらず、つまらない理屈に拘り、周囲との不和を招き、軽蔑と顰蹙を買い、常に問題を起こし、
残酷で利己的、傲慢で自己中心的、大物を気取り、嘘で自らを誇大に見せるが、実力、根性はなく、小心で臆病で卑劣で卑怯な性格の小物である。
しかし思い切りの良さもあり、何故か悪い方向にばかり行動的で積極的な面がある。
見た目は老けているが、一応19歳の未成年。人相が悪く怪しいので、人に疑われやすい。
マスターの見た目が強そうか、怖そうな場合は、比較的従順にはなるが、女、子供、老人など自分よりも弱そうな相手の場合、途端に強気になり傲岸な態度で武器をちらつかせ、マスターを威圧する。
とは言え、マスターに魔術か武術の心得がある場合、令呪を使わなくとも暴力で簡単に言うことを聞かせることができ、そうでなくても刀剣や銃火器で武装していれば彼は大人しくなる。
また、マスターが極悪人やサイコパス、猟奇殺人鬼などの場合、自分も悪人であるにも関わらずドン引きして、恐怖から平身低頭し服従する。
しかし、一人になるとすぐに杜撰な考えで裏切り、寝返ろうとするので、使い魔などにより監視をつけておくべきだろう。
彼は他者に認められることを強く切望しており、少し褒めればすぐに気を良くする。酒でも飲ませながら美女が彼を褒めちぎれば、彼はどんな情報でも簡単に明かし、あることないこと喋りに喋り続けるだろう。勿論暴力で脅されても、簡単に情報を手渡す。頭が悪いため、簡単に騙されもする。
それ以前に、生前自身がサラエボ事件を起こしたことを、誇るべき武勇伝のように捉えているので聞かれていなくても喋る。
マスターが彼の真名と、使用するFNブローニングM1900から宝具の危険性に気付いても、彼は理解しない。そもそも何故サラエボ事件が、第一次世界大戦に繋がったのかを説明しても理解できない。むしろ、あまり難しい話をすると怒り出す。
彼は気軽に宝具を使おうとするので、マスターは撃たれないように注意する必要があるだろう。
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