グロース=アンディライリー

────さぁ、それでは永遠の凱歌を謳い上げよう。父親とは、娘を迎えに行ってやるものなのだから。

基本情報

【異名】グロース=アンディライリー（Growth= Andyriley）
【氏名】クロニク=A573MQ52
【性別】無性
【年齢】不詳
【出身】ケンタウルス座A銀河(シャプレー超銀河団)
【瞳色】赤

【イメージカラー】水底の黒
【好きなもの】進歩,歌うこと,作曲
【苦手なもの】後退,停止,衰退,抑止,人間

【起源】前進
【属性】無
【魔術特性】牽引

イメージ画像(第四呪詛使用時)

特技・特性

『繭火』

覆類七種架空知性体である彼らの母体シード。
後述の『イブン・ルスタの島主』の制御キーでもある字義通りの心臓部。
これを素体に半妖精ボルチェイブの魂の一部を転写され制作された二つの自律思考型記憶素子がクロニク・ナビ・ナバ。
すなわちグロースことクロニク=A573MQ52と、その妹にして娘のクロニク・ナビ・ナバ＝アンディライリーである。

『イブン・ルスタの島主』

移動要塞ハーカーン=ルーシ。24万ヘクタールという広大な甲板を有する宇宙船、、、。

起源覚醒者

『前進』の起源に覚醒している。
後退/停滞という概念は失われており、常に進歩するべきだという衝動に駆られている。
前に進むということから魔術特性である牽引とは相性が良い。

魔術

呪唱

森妖精コリャダの子であるボルチェイブから血肉を分けられた証。
歌を用いた詠唱を行うことで、対象へステータス変動を引き起こす。

偽典・第五呪詛

半妖精のボルチェイブ・ロォストが宿した対の魔眼。
人や物の物事の終点、つまり破滅・終焉だけを知覚する異形の未来視。
ボルチェイブはこれを破滅を回避する『先導の魔眼』と称したが、
避けられぬ終焉を経験したグロースは皮肉を込め『終点の魔眼』と呼ぶ。

人物像

アンディライリー家および紋章院の開祖にして末路。

【一人称】私　【二人称】貴様,お前　【三人称】彼、彼女

コンセプト

地球に不時着したら現地人に洗脳改造された宇宙人。
やっぱ怖いっすね半妖精は。

外見

自分の体は杖に加工したため表に出るときはクロニクの端末の1つを借りることになる。
どの端末を借りたかによって外見は変動。

第四呪詛・盲人によって受肉した際は宝石のように偏光する左目をもつアルビノの青年。

性格

いかにも魔術師らしい傲慢さを持つ人物で、自分の研究のこと以外はなにも考えていない引きこもり体質。
クロニク、ザイシャのことは愛しているつもりだが、どちらかと言えば上手く描けた絵に愛着を持つようなものに近い。
彼が愛するのは在りし日に散った妹弟子と、彼女をモデルとして生み出した愛娘のみ。

行動規範・行動方針

自分のためにしか動かないため、取り組んでいる命題に関わること以外に興味を示さない。
基本的にはクロニクに判断を任せる形となる。

参戦理由

大魔術『呪歌六節』発動のための魔力集め。

役どころ

起源「輪転」族のラスボス。吐き気を催す邪悪。

来歴

師から受け継いだ命題は『第六魔法への到達万人の幸福』。
第六魔法を追い求める者たちのご多分に漏れず、限界という壁に狭まれる。
情報が、能力が、技術が、時代が、人手が、なにより時間が足りない。
諦めず死徒に姿を変え、目的を忘れないように起源を暴走させて、足掻き続けた。
しかし、経年劣化による魂の腐敗が限界まで達したために、クロニクの本体である月雫箱に記憶・自意識・衝動を転写。
捨てた肉体を杖に作り変えた後は、クロニクというフラスコの中でしか生きられない寄生虫に零落し、生き長らえている。

それでも彼は決して敗北を認めず、どれだけみっともない姿を晒してでもなりふり構わない。
人である限り歩みを止めてはならないと、潰れた喉から血を吐きながら凱歌を歌って前進し続ける。
誰よりも先頭を歩み、周り全てを牽引しながら、ただ、前へ、前へと。

すべては、雪仔を散らしたこの世界に復讐するはじまりの歌を謡うために。

因縁キャラ

TYPE-EXTRA
決して滅びぬ不滅の雪仔。異界根源の唯一種である架空知性体。ゆえに根源の写し身でもある。
受肉した彼女を分化させて灯火とすれば人が歩みを止める明日は人類史から永久に失われるだろう。

クロニク・ナビ・ナバ＝アンディライリー
彼と同じくボルチェイブの魂を汲み込まれたシードから生じた妹であり娘。唯一の肉親である。
同じシードから発生したがゆえに自身に並ぶ才覚を眠らせているとグロースは見ているが、
グロースが紋章院の当主である限りその能力は発揮されないだろうとも予期している。

モーチセン・デュヒータ
紋章院の中でも有力な『名家』。
人を憎み嫌うグロースと相反する理想を貫く彼には何かと目をかけ、
あまり他人に慣れないクロニクが珍しく懐いてることもあり紋章院の後継にと考えている。
世界の在り方によっては用途を失った『呪歌六節』の押し付け先最有力候補。

金朱孔
偽典・第四呪詛で構築されたゴーレム。
ノイズとして捨て去った唾棄すべき感情の集積。

雁来紅Ⅰ型
月雫箱を内蔵した新根源の器。便宜上ザイシャの名前を与えられた『星辰鋲“第三呪詛・逆流”』。
異界根源の劣化コピーとして降霊・受肉した純正の架空知性体であることから、
交じり物のグロースやクロニクとは異なり月雫箱に対して高位の干渉能力を保つ。

鏡造歌
『雁来紅Ⅰ型』の複製体。『祈再唱“第五呪詛・遠目”』。

ボルチェイブ=ロォスト
師にして父。『呪歌六節』の考案者である半妖精。

ザイシャ=アンディライリー
妹弟子。身体の弱い"雪仔"として産まれ、病弱ゆえに若くして未来を閉じた。
グロースがアンディライリーを名乗るのは彼女の死に際の願いを聞き届け魔術を継承したことに基づく。
紋章院が魔術刻印の保存を業態の一つとすることもザイシャの願いの影響が大きい。

その他の世界

イザーク=アンディライリー
グロースパパ困惑の極み。存在自体が筆舌に尽くし難い。

礼装『呪歌六節』

ボルチェイブ=ロォストが『第六魔法への到達万人の幸福』実現のため編み出し、グロースへと受け継がれた世界救済魔術。
儀式そのものは既に完遂されたが、生み出した根源が異物として弾かれたことでプランの修正を余儀なくされた。
現在のグロースは異界根源を此の世界に呼び戻し定着させることを命題としている。

『胎戔孚訓コリベル“第一呪詛・明月ジャツカ・ピェーシエンカ”』

事象同調の『呪歌六節』。
降霊した異界根源の受肉に用いられる。

『大改鎖器官メーラ・オーガン“第二呪詛・海綿スベラフチョレニク”』

紋章官クロニク・ナビ・ナバ＝アンディライリーの正体。事象希釈の『呪歌六節』。
数千数万の肉体をパスで繋ぎ、同時に同じ魔術を行使することで負担を分割する超大規模ジェネレーター。
ひとつひとつの魔術回路は貧弱でも、さながら電池を並列接続して電圧を高めるように魔力量を跳ね上げることが出来る。

また、平行世界に存在する無数の自分を共鳴させ更新し続けることで、世界を跨いだネットワーク状の巨大な自我を形成可能。
剪定された世界を観測することはできず、存在する世界以外への干渉は不可能。
他の世界から体内の魔力を取り寄せることは出来るが、個人の保有量では現実的ではない。
第二魔法と比べるまでもなく劣悪な模造品だが、完成度と影響力の低さから抑止や宝石翁の視覚範囲に入ることがない。

つまり、世界の影響を受けずに平行世界を介した情報の統合が可能ということ。
紋章院設立も、命題を解くまでの猶予期間が100年という非常に長い期間なのも、この魔術が前提となっている。
各世界に集まった知識が1だとしても、無数の自分を掛け合わせることで十分な情報を手に入れられるからである。

『星辰鋲ジピィズィア“第三呪詛・逆流アンケル・バジュロンステ”』

礼装『雁来紅Ⅰ型』の正体。事象固定の『呪歌六節』。
降霊した新たな異界根源を人の身体に押し込み、この世界に定着させる絶対定礎。
第四呪詛に並ぶ核心である一方で、グロースすらその機構の全容を把握しておらず扱いが難しい。

『拍動器ヴァフノーチ“第四呪詛・盲人チューニャンクビォカ”』

グロースの工房であり魔術回路であり刻印。事象改竄の『呪歌六節』。
本体はスーツケース一つに収まるような大きさだが、SH.ME.EL.を全く別種のマテリアルに変換する機能を持つため、
上手く併用すれば全盛期の肉体を取り戻したり、その場その場で魔術礼装を作り出したりと、万能の魔術3Dプリンターのようなものとして用いることができる。
拍動、という名前はグロースの命ある体を復活させることに基づいた命名だが、死んだ金属であるSH.ME.EL.に命を吹き込む意も内包される。
言うまでもなく計画の基幹部。こればかりは第五でもスペアとなりえないため破壊・奪取された場合は続行不可能となる。

『祈再唱ジィリヴィーリ“第五呪詛・遠目ヴェルノッツァ・カ・ギリナル”』

如何なる奇跡をもクローニングする事象再訪の『呪歌六節』。
事象そのものを再現し一度確定した不可能という終焉を打破できる。
固有の役割は持たず、グロースの命題『雪仔の降霊と受肉。及び無限根源の自由リソース化』に於いてのピュアカード。
極めて制作が難航した『雁来紅Ⅰ型』は作者であるグロースすら十分に理解できていないブラックボックスだらけで使用素材の希少性も伴い再作成は不可能。しかし、初期状態の『雁来紅Ⅰ型』は『星辰鋲"第三呪詛・逆流"』との同期が上手くいかないことも多く、五感や運動機能などのオプションを制限した上で『偽典・第三呪詛』による補強を行っても死亡リスクは残る。おまけに肉体は耐えられても精神死を迎えるケースすらある。
『祈再唱“第五呪詛・遠目”』というカードはこうした事情で『雁来紅Ⅰ型』を失った際に切られるが、自然の帰結として一発成功した世界では死蔵されているのが常。

『彩蒐紋ポッスリニ"第六呪詛・「　」ニルズァボスク"』

異界根源。もう一つの根源であり、万象を統べる「　」の完全な複製体。
第六呪詛の降霊と受肉をもって『呪歌六節』は完成し世界は完結へと至る。

2018年時点で隠してた設定は出し切ったと思われる。ぶれた部分は忘れよ。
大物づらしてますが可愛がってた妹弟子が死ななければならなかったこの世の理不尽さに憤ってるだけの宇宙人もどき。
千年前を引きずってるとか愛の尺度が宇宙規模すぎて引くんだよね。娘にその子の名前つけたのもショウジキナイワー。

旧版

私は、止まらない。

私たちは、止まらない。

人が、人らしくあるために。

基本情報

【氏名】グロース=アンディライリー（Growth= Andyriley）
【性別】男性(？)
【年齢】不詳
【出身】白ルーシ
【瞳色】赤

【イメージカラー】水底の黒
【好きなもの】進歩,歌うこと,作曲
【苦手なもの】後退,停止,衰退,抑止

【起源】前進
【属性】無*1
【魔術特性】牽引

イメージ画像(第四呪詛使用時)

特技・特性

呪唱

ルーシに伝承される妖精、コリャダの血を継いでいる証。
歌を用いた詠唱を行うことで、対象のステータス変動を引き起こす。

起源覚醒者

礼装

偽典・第二呪詛

『並行世界の運営』をモデルに、グロースの起源、属性、魔術特性をフル活用して編み出された大魔術。
平行世界に存在する無数の自分を共鳴させ更新し続けることで、世界を跨いだネットワーク状の巨大な自我を形成する。
剪定された世界を観測することはできず、存在する世界以外への干渉は不可能。
他の世界から体内の魔力を取り寄せることは出来るが、個人の保有量では現実的ではない。
第二魔法と比べるまでもなく劣悪な模造品だが、完成度と影響力の低さから抑止や宝石翁の視覚範囲に入ることがない。

つまり、世界の影響を受けずに平行世界を介した情報の統合が可能ということ。
紋章院設立も、命題を解くまでの猶予期間が100年という非常に長い期間なのも、この魔術が前提となっている。
各世界に集まった知識が1だとしても、無数の自分を掛け合わせることで十分な情報を手に入れられるからである。

…………欠点は大魔術故に消費魔力が非常に高く、彼一人では一瞬しか持続できないこと。
仮に数百人の魔術師たちをパスで繋ぎ、全員が協力して発動させれば常時接続すら容易だが、そんなことは不可能だろう

人物像

アンディライリー家および紋章院の開祖にして末路。

【一人称】私　【二人称】貴様,お前　【三人称】彼、彼女

コンセプト

ヒモニート。

外見

自分の体は杖に加工したため表に出るときはクロニクの端末の1つを借りることになる。
どの端末を借りたかによって外見は変動。

性格

いかにも魔術師らしい傲慢さを持つ人物で、自分の研究のこと以外はなにも考えていない引きこもり体質。
娘のクロニク、ザイシャのことは愛しているつもりだが、どちらかと言えば上手く描けた絵に愛着を持つようなものに近い。

行動規範・行動方針

自分のためにしか動かないため、取り組んでいる命題に関わること以外に興味を示さない。
基本的にはクロニクに判断を任せる形となる。

参戦理由

大魔術・第■呪詛の発動のための魔力集め。

役どころ

吐き気を催す邪悪。

来歴

表に出るときはクロニクの端末を使い、紋章院はクロニクに任せ、紋章院が引き起こしたことの後始末もクロニクに任せる。
そして、クロニクの収集した情報をクロニクのネットワークで処理し、クロニクの記憶素子に保存して日夜研究を続けている。
ありとあらゆる全てがクロニク頼りの情けない父親。

彼の命題は『第六魔法への到達万人の幸福』。
第六魔法を追い求める者たちのご多分に漏れず、限界という壁に狭まれる。
情報が、能力が、技術が、時代が、人手が、なにより時間が足りない。
諦めず死徒に姿を変え、目的を忘れないように起源を暴走させて、足掻き続けた。
しかし、経年劣化による魂の腐敗が限界まで達したために、クロニクの本体である月雫箱に記憶・自意識・衝動を転写。
捨てた肉体を杖に作り変えた後は、クロニクというフラスコの中でしか生きられない寄生虫に零落し、生き長らえている。

それでも彼は決して敗北を認めず、どれだけみっともない姿を晒してでもなりふり構わない。
人である限り歩みを止めてはならないと、潰れた喉から血を吐きながら凱歌を歌って前進し続ける。
誰よりも先頭を歩み、周り全てを牽引しながら、ただ、前へ、前へと。

だから、クロニクはあの父親のことがこの世の誰よりも大好きなのだ。
自分を見失い、ただの衝動になり果てたとしても、挑むのをやめないその背中が、どんな英雄よりもかっこいいから。

────だから、気が付かなかった。背中に隠れたその魂が既に腐り落ちていたことに。

因縁キャラ

クロニク
愛するひとりめの娘。利口な長女。
いつも苦労をさせてしまっていることを悔やみ、自ら手伝いをしてくれることに感謝している。
最近は出張続きであまり家庭での時間が取れなかったためクロニクとの会話がおざなりなことには反省中。

ザイシャ
愛するふたりめの娘。奔放な次女。
「万の悶死を超越す灼痛に億の即死を迎え瞬間も保てぬ生に存在を無価値と断ずる問答を生の限り繰り返し続ける程度の」ちょっとしたことから家出した困った娘。
この子ならタフにやっていけるだろうと信頼しているので今のところは干渉しない予定でいる。

ジョン=ザ=ラックランド
愛娘をたぶらかすチャラ男。
死ね！

帚木輝日宮
極東で出会った友人。妙に懐かれてるので困惑気味だったがもう慣れた。
娘とともに紋章院を支えてくれる良きパートナー。

モーチセン・デュヒータ
紋章院の中でも有力な『名家』。
あまり他人に慣れない娘が珍しく懐いてることもあり自分が滅びた、または目的を達成し紋章院を必要としなくなった時には
彼へ紋章院を~~押し付け~~譲り渡そうと思案していたりする。もちろんモーチセンには言ってないし本人の意向などは知らない。

アークライト博士

「質問に答える前に忠告しておこうミスター・アークライト。貴殿はどうにも近眼が進んでいるようだ。眼鏡を新調した方が良いだろう」
「そもそも、だ。アークライト。貴様の唱える新世界は短期間すぎる。神秘を燃やし科学の灯火で世界を照らし人々を救う？　なるほど悪くない」
「しかし、それが何年持つ？　ニ百年か？　三百年か？　少なくとも、千年は続くまい。その先に待つ未来は堕落し衰退した人類が迎える滅亡のみだ」
「貴様の謳う新世界はブルジョワジーが家畜化した霊長に残飯を与え見かけ上の平和を保っているに他ならないのだから」
「……ああ、すまない。ひとつだけ訂正しようミスター・アークライト。そもそも貴様の求める未来は百年と経たずに終演を迎える」
「ああ、そうだ。その通り！　この世界が"可能性の減少"を許容するわけがない！　減算ではこの世界を救うことなど出来るものか！」
「アークライト。鏡の国のアリスを読んだことはあるかね？　我々の立つ地平でも『同じ場所にいるためには力の限り走らねばならない』のだよ」
「この世界は可能性が閉ざされることを受け入れない。前進することをやめてしまえば次の百年を越えることは出来ない」
「編纂事象に留まりたいのなら、人類種は弛まぬ前進を以って残された分岐可能性を守り続けねばならない！」
「お前は近眼視が過ぎるのだアークライト！　私が向かう未来は十度の剪定を越えた先にある！　それを貴様は理解できていないだけだ！」

桜坂フローラ
いや、科学が魔術と同じなわけがないだろう。
貴様のようなやつがいるからカザンの炉が原子炉扱いを受けるのだ！
それはそうと興味はあるのでクロニクに勧誘用資料を発送させた。

ボルチェイブ=ロォスト
かつて、雪のなかで幸福を歌ったひとりの老魔術師。

■■■■■
「おまえが果てだというのなら。きっと、人々は誰もが幸福なのだろう。」
「だとすれば、私は──」

台詞例

「第二魔法ではない。第二呪詛だ。私は初めから魔法をトレースする気などない。これが完成形だ」
「……私は研究に戻らせてもらおう。あとは頼むぞクロニク」
「さぁ、歌おう。全てを塗り替えるはじまりの歌ニルズァボスクを」*2

その他

作品集
紋章院のグロース=アンディライリーが手ずから書き上げた作品。
何千何万も積み上げられた譜面の中で、特筆すべき代表的なもの。

敗軌物プラジェーニア

別名：アンディライリー家,紋章官
ライフワーク、つまり彼の歩みの軌跡。『雁来紅』製作時に出来た無数の失敗作。
二種類が存在し、不老不死だが肉体が崩壊すると生命を失うものと死徒化してしまったものに分かれる。
前者に記憶処理を施し、肉体が傷つきにくい事務作業に務めさせたものがクロニク以前の紋章官である。
後者はグールから吸血鬼へ変化したものに同様の処理を施し紋章官に、その他をクロニクの肉体へ利用。

鳴潰ウナビチ

別名：隷属の面

嚥錐プリスモータル

別名：グロース紋章院
■■■年の作品。魔術師を取り込むシステム。
100のリソースで1の成果しか得られないグロース=アンディライリーきっての駄作。
しかし、その1が欲しかった彼にとっては他の全てにも勝るとも劣らぬ超大作にして怪作。

未発表作品

月雫箱ナビ・ナバ

別名：クロニク=アンディライリー
■■■年の作品。彩蒐紋の核。
隕石を素体に制作された自律思考型記憶素子。現在は加工され雁来紅内部に格納されている。

雁来紅アマランサス

別名：ザイシャ=アンディライリー
20■■年の作品。月雫箱を収める箱。
人間を素体に制作された人型形状記憶合金。素体となった少女の肉体に月雫箱を混ぜ込んである。
彼の作品の中でも極めて制作が困難だったもので、彼に観測できる平行世界で完成は数例しかない。
死徒でも霊長でも生物でも無生物でもなく抑止に見放され死にすら見限られた単一種。ボルチェイブの正当なる後継。

呑月ハティ

別名：■■■■■■■■・■■■■■■
平行世界の彼の作品。

Lording........

金朱孔プレグラスタチア

別名：ガフ・V・K・ボネリ
1■■■年の作品。雁来紅の原案であり最初の敗軌物。
死徒を鋳溶かした合金に魔術的処理を加えて精錬した形状記憶合金から制作されたゴーレム。
第三呪詛の核として作られたが感情を吸収する性質があることが発覚し安定性に欠くと判断されたため廃棄。

逍遙遊イジャアンニ

別名：■■■,■■■,■■■■■,■■■■■

Lording........

イブン・ルスタの島主ハーカーン・ルーシ

詳細不明。

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��B��B�J��Ԃ��‚ǂɌܓx�B�䂪�n��ɏ]��̌_��j�p��B……………………Yes,Master.

だいたい全部コイツのせい。
頭がおかしくなってるので言ってることがおかしくても本人は理屈が通ると思いこんでいるぞ！
無駄に行動力があるから本当にそれっぽいもの作れちゃう警察が一番手を焼くタイプの狂人だ！
本当にどうしようもなくなったら歌って誤魔化しはじめるからいい感じのライムでディスろう！　

補足

呪歌六節のサルベージに成功して記述も九龍城砦めいてきたのでそのうちリメイクならぬリライト予定

パパの思考回路

パパの経歴

礼装『呪歌六節』

『胎戔孚訓コリベル“第一呪詛・明月ジャツカ・ピェーシエンカ”』

事象同調の『呪歌六節』。
降霊した第六呪詛の受肉に用いる。

『大改鎖器官メーラ・オーガン"第二呪詛・海綿スベラフチョレニク"』

彼の娘、クロニク=アンディライリーの正体。
『偽典・第二呪詛』とパルテンキルヒェン家の『存在同期による擬似的平行世界』の研究成果を組み合わせて作られた超大規模ジェネレーター。
数千数万の肉体をパスで繋ぎ、同時に同じ魔術を行使することで負担を分割する。
ひとつひとつの魔術回路は貧弱でも、さながら電池を並列接続して電圧を高めるように魔力量を跳ね上げることが出来る。

グロースは自分をクロニクの1人に作り変え、上位権限を得たまま紛れ込ませたことで自由に使える魔力タンクを手に入れたも同然となった。
そのため、クロニクが紋章官となった■■■■年より、グロースは既に平行世界を介した接続を開始。
現在までに第一から第五呪詛をほぼ完成させ、向こう100年以内に第六呪詛を完成させることが出来る地点に辿り着いている。

『星辰鋲ジピィズィア"第三呪詛・逆流アンケル・バジュロンステ"』

端的に言ってしまえば新たな世界の幹。
新たな根源から産み落とされた新世界を固定するための絶対定礎。
『偽典・第三呪詛』とは異なり、隔絶された上位存在へ昇華させることが可能で、
形而上の存在を汲み上げ物質に転換するのではなく肉体と魂を形而下から解放し物質界に影を落とさせる。

要するに人を完全なる根源接続者に変える礼装。ただし対象は新たな根源のみ。

『拍動器ヴァフノーチ"第四呪詛・盲人チューニャンクビォカ"』

カザン支部の奥深くに隠された秘密倉庫に眠るとされる礼装。
実態は闇の中だが失われた何かを取り戻すことを目的に作られたことだけは確か。

『祈再唱ジィリヴィーリ“第五呪詛・遠目ヴェルノッツァ・カ・ギリナル“』

如何なる奇跡をもクローニングする事象再訪の『呪歌六節』。
事象そのものを再現し一度確定した不可能という終焉を打破できる。
固有の役割は持たず、グロースの命題『雪仔の降霊と受肉。及び無限根源の自由リソース化』に於いてのピュアカード。
極めて制作が難航した『雁来紅T-1』は作者であるグロースすら十分に理解できていないブラックボックスだらけで使用素材の希少性も伴い再作成は不可能。しかし、初期状態の『雁来紅T-1』は『星辰鋲"第三呪詛・逆流"』との同期が上手くいかないことも多く、五感や運動機能などのオプションを制限した上で『偽典・第三呪詛』による補強を行っても死亡リスクは残る。おまけに肉体は耐えられても精神死を迎えるケースすらある。
『祈再唱“第五呪詛・遠目”』というカードはこうした事情で『雁来紅T-1』を失った際に切られるが、自然の帰結として一発成功した世界では死蔵されているのが常。

『彩蒐紋ポッスリニ"第六呪詛・「　」ニルズァボスク"』

彼が二人の娘を用いて作り上げるだろう礼装。
全ての根源であり、万象を統べる「　」の完全な写本。

平行世界の彼らから第六呪詛起動のために膨大な魔力が送られる。
その時に発生した特異点を乗り越えることが出来なかったとすれば、
もはや何ぴとたりとも止めることは不可能なまま、世界は新世界を目指し前進する。

■TYPE-EXTRA
かつて、大いなる根を生み出した。
しかし植木鉢には系統樹は一本だけで一杯でね。新たな小さな根は植木鉢の外へと追いやられたのだ。
打ち捨てたれた哀れな根。彼は矮小ながらも系統樹を伸ばして第一の住人を作り出す。
唯一の住人、唯一の人類、唯一の生物、唯一の物質、唯一の概念…………
それがTYPE-EXTRA。不死の雪仔。方向性を与えられなかった宇宙の最強種────アルテミット・ワン。
彼女は産まれながらの根源接続者であり、根源の具現。新たな系統樹を一身に占する者。
無性生殖によって殖える彼女は総体の生物でね、系統樹を分岐させるには完成されすぎていた。
データをコピーアンドペーストするように。情報劣化なしに個体数を無限に増やしていく。繁殖形態としてはこれ以上はないことだろう。
が、それはあの世界の中では無意味だ。意識が同じなら、どれだけ殖えても、どれだけ分岐しても、彼女は彼女のまま。進むことはない。
いわば彼女は根源そのものだ。ならば、どうだね。彼女を呼び出せば根源をこの世界に持ち込むことができると思わないか？
彼女の他に観測者を得ることで個体ごとの差異が生まれれば、増殖は生物としてではなく意識ある根源として行われるだろう。
限りなく無色に近い彼女を操るのは容易いこと。人は外部リソースとして望むだけ殖え続ける他の世界を利用できるようになる。
その先にあるものは、然り。人類の可能性の無限化だ。我々はTYPE-EXTRAによって世界の理不尽な剪定から開放されるのだ。
ニルズァ・ボスク。それは彼女をこの世界に召喚するための大降霊術。我が師、ボルチェイブから受け継いだ世界救済魔術。
……もう、お前も気がついているのだろう。ザイシャ。いや、雁来紅。
不死の雪仔。傷と死を知らぬ不滅の娘よ。
異界根源の触覚たるお前の本体こそTYPE-EXTRA、ザイシャ=アンディライリー。"私が生み出せた、たったひとりの娘"だ。
────さぁ、それでは永遠の凱歌を謳い始めよう。父親とは、娘を迎えに行ってやるものなのだから。

『彩蒐紋ポッスリニ"第六呪詛・「　」ニルズァボスク"』

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グロース=アンディライリー - kagemiya@ふたば先頭へ

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