最終更新: nevadakagemiya 2018年06月26日(火) 22:53:42履歴
「(前略)言っておくけどね、グレティルよ。お前さん、運に見放されるだろうよ。いっさいの幸運、分別、知恵というものにね。長生きすればするほどだよ。グレティル、ここで、今までより楽しい日は送れないだろうよ」━━━『グレティルのサガ』(松谷健二訳)より
厄・不運などを込めたルーン呪術によるデバフ攻撃。
対象の幸運値が低くなるほどに効果を増す特攻を持つ。
剛なるグレティルを死に至らせた呪い。
「俺の人生を脅かしてきたのは、しばしば男であったために、俺は敵から身を守る術はよく知っていた。だが見てみろ、今や女が俺を死なせた。邪悪なる者の放つ呪文こそが真に強力だったのだ」━━━『グレティルのサガ』80章より*3
神代の終了した時代に適応するため脱ぎ捨てた、己の身体であった巨岩と、夫の肉体が変化した巨岩、そしてドラング島へと変化した巨大な飼い牛を召喚し、魔力を流して再起動させる宝具。
現代の法則下では時間制限などの大きい制約を受けるが、異界や特異点、ムーンセルといった環境では万全に近い神代の巨人が現れることになる。
【元ネタ】グレティルのサガ、ドラング島の伝承など
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ケルリング
Kerling Drangey (ドラングエイ のケルリング)
【表記揺れ】Carlineカーライン/カーリン(英訳版)*1、老婆(和訳版)*2
【偽名?】スリーズル(トゥリード) Þuríður(Thurid)
【性別】女
【身長・体重】142cm・38kg
【外見・容姿】ローブを着た楽しそうな少女
【地域】北欧(アイスランド北部ドラングエイ島、デンマークのフェロー諸島など)
【年代】不明(ただし彼女に呪殺されたグレティルは、1030〜1040年頃(一説によれば1031年)に死亡したとされる)
【属性】中立・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型・巨人・ナアトトロール
【ステータス】筋力:D 耐久:B 敏捷:D 魔力:A 幸運:■(EX) 宝具:A
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ケルリング
Kerling Drangey (
【表記揺れ】Carlineカーライン/カーリン(英訳版)*1、老婆(和訳版)*2
【偽名?】スリーズル(トゥリード) Þuríður(Thurid)
【性別】女
【身長・体重】142cm・38kg
【外見・容姿】ローブを着た楽しそうな少女
【地域】北欧(アイスランド北部ドラングエイ島、デンマークのフェロー諸島など)
【年代】不明(ただし彼女に呪殺されたグレティルは、1030〜1040年頃(一説によれば1031年)に死亡したとされる)
【属性】中立・悪
【天地人属性】地
【その他属性】人型・巨人・ナアトトロール
【ステータス】筋力:D 耐久:B 敏捷:D 魔力:A 幸運:■(EX) 宝具:A
トロールドームルと呼ばれる術は、地形すら変容させると伝わる。
また、彼女は負の土地守護霊 ・幸運の女守護霊 として、土地そのものを負の運命、災厄で汚染する力を持つ。
足を踏み入れたものの幸運を低下させる。
また、彼女は負の
足を踏み入れたものの幸運を低下させる。
様々な呪具を作成できる。
この魔術系統における呪具の例としては以下のようなものがある。
「ニーズステング」ルーンを用いた儀式を行うことで、対象の土地・霊地そのものを呪い、厄を纏わせる呪具。エギル・スカラグリームスソンはこれを血斧のエイリークの土地へと使用した。
「精神干渉の毒」グズルーンの母グリムヒルドがシグルドに飲ませたもの。ケニング(詩的な言い換え)では毒全体の代名詞として、ヴォルスング族の者が飲んだもの とも呼ばれる。こちらも起動にルーンが必要。
この魔術系統における呪具の例としては以下のようなものがある。
「ニーズステング」ルーンを用いた儀式を行うことで、対象の土地・霊地そのものを呪い、厄を纏わせる呪具。エギル・スカラグリームスソンはこれを血斧のエイリークの土地へと使用した。
「精神干渉の毒」グズルーンの母グリムヒルドがシグルドに飲ませたもの。ケニング(詩的な言い換え)では毒全体の代名詞として、
ルーン魔術とセイズ魔術、呪術などが混合された魔術系統。
ルーン呪術の主な使い手と思われるのはグリムヒルド、グンヒルド、エギル・スカラグリームスソンなど。
神代の巨人である彼女の場合、原初のルーンの一部も含まれている。
ルーン呪術の主な使い手と思われるのはグリムヒルド、グンヒルド、エギル・スカラグリームスソンなど。
神代の巨人である彼女の場合、原初のルーンの一部も含まれている。
ナアトトロール。
巨人とも幻想種ともつかぬ人型の異種存在、トロールの一種。その中でも夜に属するもの。
後世のアイスランドでは魔女の呼称としても用いられた。
呪力放出、変化、霊種会話などの複合スキル。
巨人とも幻想種ともつかぬ人型の異種存在、トロールの一種。その中でも夜に属するもの。
後世のアイスランドでは魔女の呼称としても用いられた。
呪力放出、変化、霊種会話などの複合スキル。
- 呪力放出
- 魔力放出の互換スキル。彼女の場合は、その吐く息、言葉、立ち振る舞いなどの全てに禍々しき呪いが含まれており、耐性の低いものは彼女を視認しただけでも影響を受ける。ノルンの適性と合わさったことにより、幸運を低下させる追加効果も付随する。
- 霊種会話
- 死霊、精霊、守護霊といった霊種全般との会話能力。音声ではなく魂による意思疎通。魔術的手順を要せずして瞬時に霊の使役や情報収集などを可能とする。彼女の場合は圧力で強引に霊を従わせるもの。
ノルニルエフェクト。
北欧の女性の一部が持つ、運命に干渉する能力。
彼女の場合は対面したものにとって凶兆そのものであり、周囲に災いを招き、死に近付ける。
周囲の幸運を低下させるとともに、対象にファンブル率を上昇させた再判定を強いる。
運命観察も内包しており、不運を纏うものを敏感に嗅ぎつける。
北欧の女性の一部が持つ、運命に干渉する能力。
彼女の場合は対面したものにとって凶兆そのものであり、周囲に災いを招き、死に近付ける。
周囲の幸運を低下させるとともに、対象にファンブル率を上昇させた再判定を強いる。
運命観察も内包しており、不運を纏うものを敏感に嗅ぎつける。
ランク:A 種別:原初のルーン断片 レンジ:? 最大捕捉:? |
対象の幸運値が低くなるほどに効果を増す特攻を持つ。
剛なるグレティルを死に至らせた呪い。
「俺の人生を脅かしてきたのは、しばしば男であったために、俺は敵から身を守る術はよく知っていた。だが見てみろ、今や女が俺を死なせた。邪悪なる者の放つ呪文こそが真に強力だったのだ」━━━『グレティルのサガ』80章より*3
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:500 |
現代の法則下では時間制限などの大きい制約を受けるが、異界や特異点、ムーンセルといった環境では万全に近い神代の巨人が現れることになる。
- ケルリング
- 神代の終了した時代に適応するため脱ぎ捨てた、己の身体であった巨岩。遠隔操作したり、パイルダーオンして操縦したりと様々な運用法がある。
- カルリ・リシン
- ケルリングの夫である、石化した巨人。力自慢。
- ドラングエイ
- ドラング島の真体。島と化した巨大な神獣。ユミルを養った原初の牛アウドムラ(アウズフムラ)の末裔であり、スヴェアのエイステイン王が使役した神牛シビリヤと同じく、敵の正気を失わせる咆哮や怪力などの特殊能力を持つ。
『グレティルのサガ』に登場する人物。
故郷を追放されたグレティルが最後に辿り着いた地、ドラング島の有力者の1人である釣針のトルビエルン の養母。
グレティルを追い出したいトルビエルン(ソルビョルン)の頼みを受け、ルーンで呪殺した。
作中で一度だけ、トルビエルンの養母の名はスリーズル(英語読み:トゥリード)であると触れられるが、もっぱらケルリング(魔女)の名で呼ばれる。台詞でも「あれはケルリングに違いない、トルビエルンの養母だ」のように語られる。
「ケルリング」の名はアイスランド語で老婆、妻、あるいは少女を意味するため、和訳などで「老婆」などとされて呼称が消えていることがある。
対となる「カルリ/カーリ」(男)という単語がサガ等においてポピュラーな人名であることや作中での文章上の扱い(ほぼ彼女個人へ限定されている)を踏まえると、「老婆」という訳はややニュアンスが違うものと思われる。
また、ドラング島には同名の女巨人、あるいは夜トロール (nátttröll)の伝説が伝えられる。(ヨウン・アウルトナソンの『アイスランドの伝説と民話』など)
女巨人のケルリングと同行者の巨人カルリは牛を連れてフィヨルドを横断しようとしたが、夜明けの日光を浴びて石となった。
そして石になった牛がドラング島となったのだという。石化したケルリングは島の南に、カルリは島の北に居たが、やがて姿を消したという。
また、フェロー諸島のエストゥロイ島にも同名の女巨人の伝説があり、リシン・オグ・ケルリンギン("リシンとケルリング")という名の海上の2つの石が、石化した巨人とされる。
ちなみに「カルリ」は男、「リシン(リシ)」は巨人を意味する。
故郷を追放されたグレティルが最後に辿り着いた地、ドラング島の有力者の1人である
グレティルを追い出したいトルビエルン(ソルビョルン)の頼みを受け、ルーンで呪殺した。
作中で一度だけ、トルビエルンの養母の名はスリーズル(英語読み:トゥリード)であると触れられるが、もっぱらケルリング(魔女)の名で呼ばれる。台詞でも「あれはケルリングに違いない、トルビエルンの養母だ」のように語られる。
「ケルリング」の名はアイスランド語で老婆、妻、あるいは少女を意味するため、和訳などで「老婆」などとされて呼称が消えていることがある。
対となる「カルリ/カーリ」(男)という単語がサガ等においてポピュラーな人名であることや作中での文章上の扱い(ほぼ彼女個人へ限定されている)を踏まえると、「老婆」という訳はややニュアンスが違うものと思われる。
また、ドラング島には同名の女巨人、あるいは
女巨人のケルリングと同行者の巨人カルリは牛を連れてフィヨルドを横断しようとしたが、夜明けの日光を浴びて石となった。
そして石になった牛がドラング島となったのだという。石化したケルリングは島の南に、カルリは島の北に居たが、やがて姿を消したという。
また、フェロー諸島のエストゥロイ島にも同名の女巨人の伝説があり、リシン・オグ・ケルリンギン("リシンとケルリング")という名の海上の2つの石が、石化した巨人とされる。
ちなみに「カルリ」は男、「リシン(リシ)」は巨人を意味する。
釣針のトルビエルン - ケルリングが養母として育てた、ドラング島の有力者の息子。短期でひねくれてて乱暴で迂闊。「鉤針」の異名は顔に鉤針でつけられた傷跡から。グレティル殺しの自慢をしていたところをグレティルの兄に殺される。
- グレティル・アースムンダルソン
- 『グレティルのサガ』の主人公。実在の人物とされる。ケルリングの呪いで衰弱したところを釣針のトルビエルンに首を落とされる。
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