最終更新: nevadakagemiya 2023年06月25日(日) 10:05:49履歴
-DATE RE██████-
一人でやれる────なんて、もう強がってらんないか。
もう一度飛び出せ。夢を取り戻せ。“あたしたち”はまだ、歩いていける。
──────捕まえた。
[[ コス█ス2██1号 > リ███デ█リス ]█
風雲1号C:同一存在。
コスモス2251号を形成する要素の一つ─────“だった”。
幾つかの特異点を経てコスモス2251号の在り方は変容した。自らの中に渦巻いていた、言葉に出来ない思いを口にし人理に手を貸した瞬間から、彼女に明確な“核”が生まれた。
生じた“核”と相容れない要素が切除されたことで、それは同一存在でありながら別個体として再形成された。本人の弁を借りるならば「袂を分かち隔たれた“あたし”」。
その所業に口を出すことはない。例え付与された要因による暴走であっても、その復讐心そのものは彼女自身のものであるから。
力を手に入れたからそうした、というのであればコスモスがとやかくいうことではない。そも、世界の破壊者として登録された自分が何かを言えた筋合いではない。
しかし。彼女の目的が人類そのものの殲滅で、それを『異なる世界』にも適用すべく現れるのなら。人類に害を成す大敵として、降り掛かる災害を破壊すべく立ち塞がるだろう。
過去の清算。或いは破壊者として喚び出された自分の存在証明。多くの宇宙機たちに輝かしき役目があるように、破壊者である自分にも……自分にしか出来ない役割がある。
「そうね、人類なんて守る価値もないかもね。間違いだらけだし、同じ過ちを何度も繰り返すし……」
「でもね……あいつらが居なくなったら、誰があの子達を迎えてあげるの?今も果てしない宇宙を旅して、希望を乗せて任務に挑む
忘れないでよ“あたし”。あたしたちは機械だ。命のない無機物だ。そんなあたしたちに“意味”を与えて、“役割”を与えて、“魂”を目覚めさせるのは、他ならない人類だ。
あいつらが居なくなったら、あたしたちは……正真正銘、何の意味もないゴミになる。あたしたちだけじゃない、輝かしい希望を背負った全ての宇宙機もだ」
「言わなかったっけ?宇宙ゴミなんて汚名を被るのは、役割を果たせずに死んでいった“あたしたち”だけでいい、って。
そうだ。これはあたしたちにしか出来ない役割だ。何も果たせずに死んだからこそ与えられた……他の宇宙機には出来ない汚れ仕事なんだ。
…………人類以上に愚かな過ちをしないで、“あたし”。外宇宙を征く黄金のあの子まで、価値もない塵にするつもり?」
人類は愚かなものだ。間違いはするし過ちを繰り返す。
けれど、それでも自分たちを生み出したものだ。彼らが自分たちに役割を与えたからこそ、自分たちは存在している。
無機物の存在に意味を与え、魂を見出したからこそサーヴァントとして産み落とされた。故に、嘆きこそすれど……憎むことも、恨むこともしない。
ましてや人類すべてを滅ぼすなど、人類以上に愚かな選択である。自分たちの価値そのものを否定し、無に帰すというのだから。
自分たちだけならばまだいい。彼女の行いは先達の宇宙機達、今もなお任務に挑む多くの探査機達すら「宇宙を漂う意味もないガラクタ」にする行為だ。
……自分は輝かしい宇宙機ではいられない。
ならばせめて、彼らの汚名を自分が背負って行こう。志半ばで散った自分にしか出来ない、新たな役割を果たそう。
ターミネーターとして生まれたコスモス2251号の基底にある決意は、紛れもなく『宇宙進出への羨望』であったはずだ。
故に、それを真っ向から否定する彼女を破壊する。
彼女の言葉に、選択に、思想に同意することはあり得ない。
彼女が同一存在であり自分自身であったというのなら。未だ自分の中にその復讐心が眠っているというのなら、やることなど決まっている。
ただ与えられた役割を遂行するだけだ。単純明快、ターミネーターというクラスに与えられた最期の役割を果たすだけだ。
そう、最期にはいつだって。
終わる世界を見届けながら────ターミネーターは、他でもない
『延命天体 』
ランク:- 種別:対人機構 レンジ:1-99 最大捕捉:1機
自らの霊基そのものを破壊し、周囲に展開していたスペースデブリ全ての運動エネルギーを集約し、ベクトルの中心を自分自身へと置き換える。
周回するように衛星軌道を描いていたデブリは急激に停止し、直後にレンジ内全域全てのデブリがコスモスそのものへと『集中』する。
デブリの拡散を主とする『臨死天体 』とは真逆の性質。それは自らを重力場とし、自分自身だけを破壊するために特化した自壊機構。
それは宝具ではなく、ターミネーターという役割に与えられる機能に近い。
自らが閉ざし、破壊した運命を見届けた後、世界そのものへの影響を抑えるべく強制的な退去を行う……即ち、自らを破壊する。
通常は他人に向けられるものではなく、その性質上周囲にも影響は及ぼさない。
しかし、ゼロ距離で相手と密着していたのなら。それが自分と同質の存在で、自らと起源を同じくする宝具を宿すのなら────。
「もう慣れっこでしょ?世界の終わりは。
────バイバイ、人類。次は……綺麗になった宇宙 で会おうね」
『
『
自らの霊基そのものを破壊し、周囲に展開していたスペースデブリ全ての運動エネルギーを集約し、ベクトルの中心を自分自身へと置き換える。
周回するように衛星軌道を描いていたデブリは急激に停止し、直後にレンジ内全域全てのデブリがコスモスそのものへと『集中』する。
デブリの拡散を主とする『
それは宝具ではなく、ターミネーターという役割に与えられる機能に近い。
自らが閉ざし、破壊した運命を見届けた後、世界そのものへの影響を抑えるべく強制的な退去を行う……即ち、自らを破壊する。
通常は他人に向けられるものではなく、その性質上周囲にも影響は及ぼさない。
しかし、ゼロ距離で相手と密着していたのなら。それが自分と同質の存在で、自らと起源を同じくする宝具を宿すのなら────。
「もう慣れっこでしょ?世界の終わりは。
────バイバイ、人類。次は……綺麗になった
「…………あたしたちが、どれだけ夢を見てたかなんて。あんたたちにはわかんないでしょ?」
基本情報
【元ネタ】史実
【CLASS】ターミネーター
【マスター】
【真名】コスモス2251号
【付随真名】ケスラーシンドローム、スペースデブリ、コスモス衛星、イリジウム33、風雲1号Cなど
【性別】無性(体型は女性型)
【身長・体重】161cm・52kg
【肌色】色白 【髪色】銀に近い青 【瞳色】白と赤のオッドアイ(ひび割れのような瞳孔あり)
【スリーサイズ】71/56/77
【外見・容姿】スリムなシルエットだがボロボロに破けた宇宙服を着用する細身の少女
【地域】ロシア連邦・宇宙
【年代】現代
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・
【ステータス】筋力:B 耐久:E 敏捷:B 魔力:E 幸運:E 宝具:C
更新履歴
04/03:スペースシャトル・アトランティスへの因縁欄追記
イベントでのセリフを追記
エイプリルフールイベントのイラストを追加
04/04:アイドル衣装&キャストオフ差分追加
04/11:ダイソン・スフィアへのカルデアでの因縁欄追記
幕間の物語実装
絆セリフ1〜5を追加
04/12:水着概念礼装「ホット・サイダー」+αを追加
【CLASS】ターミネーター
【マスター】
【真名】コスモス2251号
【付随真名】ケスラーシンドローム、スペースデブリ、コスモス衛星、イリジウム33、風雲1号Cなど
【性別】無性(体型は女性型)
【身長・体重】161cm・52kg
【肌色】色白 【髪色】銀に近い青 【瞳色】白と赤のオッドアイ(ひび割れのような瞳孔あり)
【スリーサイズ】71/56/77
【外見・容姿】スリムなシルエットだがボロボロに破けた宇宙服を着用する細身の少女
【地域】ロシア連邦・宇宙
【年代】現代
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・
【ステータス】筋力:B 耐久:E 敏捷:B 魔力:E 幸運:E 宝具:C
更新履歴
04/03:スペースシャトル・アトランティスへの因縁欄追記
イベントでのセリフを追記
エイプリルフールイベントのイラストを追加
04/04:アイドル衣装&キャストオフ差分追加
04/11:ダイソン・スフィアへのカルデアでの因縁欄追記
幕間の物語実装
絆セリフ1〜5を追加
04/12:水着概念礼装「ホット・サイダー」+αを追加
【クラス別スキル】
人文の澆季:D+
文明を破壊し、培われてきた概念を終わらせた所業を持つ者に与えられるスキル。
信仰、文化、それらに準ずる価値観を無へと帰し、塗り替える……或いは完全に“破壊”する。
スペースデブリの存在は宇宙開発史が遺した希望の代償であり、取り去ることの難しい「空の蓋」となった。
宇宙開発の可能性を狭め、閉ざしうるものとして登録されたターミネーターは、低ランクではあるが本スキルを獲得した。
空を目指すもの、宇宙の開拓を目的とするサーヴァントに対し特効性能を得られる。
信仰、文化、それらに準ずる価値観を無へと帰し、塗り替える……或いは完全に“破壊”する。
スペースデブリの存在は宇宙開発史が遺した希望の代償であり、取り去ることの難しい「空の蓋」となった。
宇宙開発の可能性を狭め、閉ざしうるものとして登録されたターミネーターは、低ランクではあるが本スキルを獲得した。
空を目指すもの、宇宙の開拓を目的とするサーヴァントに対し特効性能を得られる。
破壊性:B
対象に及ぼす影響力。ステータスやスキル、宝具などを参照し、形として算出される「破壊の規模」。
高ければ高いほど迅速に、かつ大規模な破壊を行うことが出来るが、代わりに人間としての理性や判断力は失われていく。
目に捉える事も難しい速度で飛来するその欠片は、10cm程度のものであっても容易く合金を貫き任務遂行を困難とさせる。
高ければ高いほど迅速に、かつ大規模な破壊を行うことが出来るが、代わりに人間としての理性や判断力は失われていく。
目に捉える事も難しい速度で飛来するその欠片は、10cm程度のものであっても容易く合金を貫き任務遂行を困難とさせる。
【保有スキル】
星屑の檻:EX
自らが破壊されることで生じるスペースデブリ(破片)を使い、自身が位置する低軌道に高速で飛び回る破片の迎撃網を展開する。
現実世界に於いて地球という惑星を取り巻いている、宇宙開発に伴う無数の破片が宇宙への道を閉ざすと評された星の牢獄を再現する。
2000個近くにもなる破片は推進力を帯びてターミネーターの周囲を漂い、銃弾……サイズによっては大口径徹甲弾に匹敵する威力で物体を「貫く」。
これらの破片は宝具も含め、対象の速度が速ければ速いほど相対的に威力が上昇する。敏捷ランクがAともなれば、1cmに満たないものであっても無視できぬダメージとなってしまう。
高速で飛翔する事が前提となる宇宙機に対して特効性能を持つ一方で、敏捷値が低い相手に対しては十分な効果を発揮せず「静止」している相手には十分な威力を与えられない。
また破片が残っている限りそれらを用いて身体の修復を行える。但し失った霊基が戻るわけではなく、一時的な応急処置に過ぎない。
現実世界に於いて地球という惑星を取り巻いている、宇宙開発に伴う無数の破片が宇宙への道を閉ざすと評された星の牢獄を再現する。
2000個近くにもなる破片は推進力を帯びてターミネーターの周囲を漂い、銃弾……サイズによっては大口径徹甲弾に匹敵する威力で物体を「貫く」。
これらの破片は宝具も含め、対象の速度が速ければ速いほど相対的に威力が上昇する。敏捷ランクがAともなれば、1cmに満たないものであっても無視できぬダメージとなってしまう。
高速で飛翔する事が前提となる宇宙機に対して特効性能を持つ一方で、敏捷値が低い相手に対しては十分な効果を発揮せず「静止」している相手には十分な威力を与えられない。
また破片が残っている限りそれらを用いて身体の修復を行える。但し失った霊基が戻るわけではなく、一時的な応急処置に過ぎない。
可能性の闇:A
宇宙開発という人類の夢、可能性の光が造り出した叡智の宇宙災害。
スペースデブリの発生に大きく関わり、名を残した衛星として得てしまった、変化に似て非なるスキルにして無辜の怪物によく似たスキル。
実験の名目による大量破壊。対衛星ミサイルによる気象衛星の破壊。人為的に発生したスペースデブリの汚名すらもターミネーターの霊格に刻まれる。
スペースデブリの発生に大きく関わり、名を残した衛星として得てしまった、変化に似て非なるスキルにして無辜の怪物によく似たスキル。
実験の名目による大量破壊。対衛星ミサイルによる気象衛星の破壊。人為的に発生したスペースデブリの汚名すらもターミネーターの霊格に刻まれる。
スイングバイ〔偽〕:B
軌道上を周回し続ける破片として、一度得た推進力を長時間保っていられる。
相手の運動エネルギーを利用した加速を可能とするが、減速は出来ずエネルギーそのものを奪う事もできない。
自身だけでなく生じた破片に付与することも可能で、得たエネルギーを周囲のデブリに分け与えて「ストック」しておく事も可能。
相手の運動エネルギーを利用した加速を可能とするが、減速は出来ずエネルギーそのものを奪う事もできない。
自身だけでなく生じた破片に付与することも可能で、得たエネルギーを周囲のデブリに分け与えて「ストック」しておく事も可能。
流波反射:B
目に見えぬエネルギー、電波や磁気、放射線、粒子線といったモノに対しての特性。
小さく細い針状の破片を自身の周りに展開することで人工的な電離層を造り出し、「目に見えぬもの」の力を検知する、或いは断絶し反射する。
嘗て行われたとある計画がスキルとなって具現化したもの。近代的なエネルギーに対しては有効だが、純粋な魔力までは防げない。
また自らのレーダーも対象となるため、反射片の展開中は一時的に索敵能力及び命中率が低下してしまう。
「針」そのものを座標として位置、距離を把握することは可能で、相手に刺さった針との距離を測り強引に位置関係を掴んで破片の半径を広げる、という戦い方も出来る。
小さく細い針状の破片を自身の周りに展開することで人工的な電離層を造り出し、「目に見えぬもの」の力を検知する、或いは断絶し反射する。
嘗て行われたとある計画がスキルとなって具現化したもの。近代的なエネルギーに対しては有効だが、純粋な魔力までは防げない。
また自らのレーダーも対象となるため、反射片の展開中は一時的に索敵能力及び命中率が低下してしまう。
「針」そのものを座標として位置、距離を把握することは可能で、相手に刺さった針との距離を測り強引に位置関係を掴んで破片の半径を広げる、という戦い方も出来る。
【宝具】
『病名:解離性星屑症候群 』
ランク:C 種別:対圏宝具 レンジ:10-70 最大捕捉:10機
普段は球状に漂っているデブリを薄く平たく、即ち「環」のように形成することで広範囲の相手を薙ぎ払う。
推進力を得て加速される破片は別の破片と衝突し、さらなるデブリとなって四散して行き瞬く間にその範囲を広げていく。
とある科学者によって提唱されたシミュレーション「スペースデブリの自己増殖」を根底として放たれる、近い将来発生しうる文字通りの「宇宙災害」。
球体から平面に絞ることでより効率的に、範囲を絞り拡大させることが可能となり、高速で軌道を描くそれは1枚の「刃」としてレンジ内全域を侵食する。
最高速に達すれば破片を目で追うことは不可能となり、傍目には「超高速で回り続ける光の軌跡」しか映らない。
尚、この円はターミネーターを中心とした軌道で形成されるため本人が動けば円も動く。逆に言えば円だけを移動させたり、散らばらせるといったことは出来ない。
「線」ではなく「面」という特性から防御は難しく、破片を「受け止める」ことは難しい。
というより、この宝具は「受ける」というよりも「飲み込まれる」という表現が近く、破片に満ちたレンジ内では360度を防ぐ技術が求められる。
そのためこの宝具の対処は防御ではなく「回避」が主となり、幸いにも面攻撃であるため回避は容易い。ターミネーターよりも上に移動すれば良いだけのこと。
地面という制約がある以上傾斜角を付けることも難しく、上空からの攻撃には滅法弱くなってしまうのがこの宝具の大きな欠点である。
――――しかし。地面という制約もなく、上も下も存在しない“無重力空間”で放ったなら――――?
「人は死ねば地獄に行くんだって」
「じゃあ、あたしたちは?あんたらは?……ポイント・ネモなんて、そんな安寧許されるわけない」
「ここで砕けろ!仲間を!友人を!志を同じくした“もの”を!殺し続ける苦しみを、あんたたちも味わえ――――」
「纏めて“ゴミ箱 ”行きだ」
『
普段は球状に漂っているデブリを薄く平たく、即ち「環」のように形成することで広範囲の相手を薙ぎ払う。
推進力を得て加速される破片は別の破片と衝突し、さらなるデブリとなって四散して行き瞬く間にその範囲を広げていく。
とある科学者によって提唱されたシミュレーション「スペースデブリの自己増殖」を根底として放たれる、近い将来発生しうる文字通りの「宇宙災害」。
球体から平面に絞ることでより効率的に、範囲を絞り拡大させることが可能となり、高速で軌道を描くそれは1枚の「刃」としてレンジ内全域を侵食する。
最高速に達すれば破片を目で追うことは不可能となり、傍目には「超高速で回り続ける光の軌跡」しか映らない。
尚、この円はターミネーターを中心とした軌道で形成されるため本人が動けば円も動く。逆に言えば円だけを移動させたり、散らばらせるといったことは出来ない。
「線」ではなく「面」という特性から防御は難しく、破片を「受け止める」ことは難しい。
というより、この宝具は「受ける」というよりも「飲み込まれる」という表現が近く、破片に満ちたレンジ内では360度を防ぐ技術が求められる。
そのためこの宝具の対処は防御ではなく「回避」が主となり、幸いにも面攻撃であるため回避は容易い。ターミネーターよりも上に移動すれば良いだけのこと。
地面という制約がある以上傾斜角を付けることも難しく、上空からの攻撃には滅法弱くなってしまうのがこの宝具の大きな欠点である。
――――しかし。地面という制約もなく、上も下も存在しない“無重力空間”で放ったなら――――?
「人は死ねば地獄に行くんだって」
「じゃあ、あたしたちは?あんたらは?……ポイント・ネモなんて、そんな安寧許されるわけない」
「ここで砕けろ!仲間を!友人を!志を同じくした“もの”を!殺し続ける苦しみを、あんたたちも味わえ――――」
「纏めて“
『衛星監獄 』
ランク:C+ 種別:対衛星宝具 レンジ:10-70 最大捕捉:10機
宇宙空間、或いは三次元移動を可能とする空間でのみ発動される第一宝具の派生宝具。
加速する円は360度、全ての傾斜角に対応して自在な動きを見せ、レンジ内の全域に対し「デブリの刃」を届かせる。
攻撃だけでなく迎撃網としても機能し、第4スキルの効果によって「目に見えぬもの」、つまりエネルギーの類を切り落とすことで跳ね除ける。
またある程度の速度ならば物理的な飛翔物の軌道すらも変え、掻き消してしまう密度を持つため、単純な防壁としても働く。
不規則に変化し続ける円運動を目で捉えるのは難しく、この宝具の発動中はまさに盤石の堅牢さを発揮する。
が、全方位への角度調整により「球」を再現しているが、展開されているのはあくまでも「円」のまま。
目まぐるしく動いていても面で捉えているという点は変わりないため、一瞬一瞬で見れば常に面の表裏ががら空きの状態となっている。
動体視力に優れたサーヴァント、或いは高い敏捷値を持つサーヴァントであればその隙を見抜くことは容易であり、迎撃精度は低下してしまう。
また第二宝具の展開中は推進力を全てデブリへと費やすため、自分自身は動くことが出来なくなる……というのも大きなデメリットの一つ。
円から球状へと変化して、ターミネーターを覆い尽くすそのさまは――――さながら、自分自身すらも閉じ込めた牢獄のよう。
またレンジが10-70とあるように、本人の周辺にはデブリがなく懐に潜り込まれれば対抗手段が無くなってしまう。
「そんなに、可能性を信じてるなら」
「あたしの全部を受け止めて」
『
宇宙空間、或いは三次元移動を可能とする空間でのみ発動される第一宝具の派生宝具。
加速する円は360度、全ての傾斜角に対応して自在な動きを見せ、レンジ内の全域に対し「デブリの刃」を届かせる。
攻撃だけでなく迎撃網としても機能し、第4スキルの効果によって「目に見えぬもの」、つまりエネルギーの類を切り落とすことで跳ね除ける。
またある程度の速度ならば物理的な飛翔物の軌道すらも変え、掻き消してしまう密度を持つため、単純な防壁としても働く。
不規則に変化し続ける円運動を目で捉えるのは難しく、この宝具の発動中はまさに盤石の堅牢さを発揮する。
が、全方位への角度調整により「球」を再現しているが、展開されているのはあくまでも「円」のまま。
目まぐるしく動いていても面で捉えているという点は変わりないため、一瞬一瞬で見れば常に面の表裏ががら空きの状態となっている。
動体視力に優れたサーヴァント、或いは高い敏捷値を持つサーヴァントであればその隙を見抜くことは容易であり、迎撃精度は低下してしまう。
また第二宝具の展開中は推進力を全てデブリへと費やすため、自分自身は動くことが出来なくなる……というのも大きなデメリットの一つ。
円から球状へと変化して、ターミネーターを覆い尽くすそのさまは――――さながら、自分自身すらも閉じ込めた牢獄のよう。
またレンジが10-70とあるように、本人の周辺にはデブリがなく懐に潜り込まれれば対抗手段が無くなってしまう。
「そんなに、可能性を信じてるなら」
「あたしの全部を受け止めて」
『臨死天体 』
ランク:- 種別:対圏宝具 レンジ:1-90 最大捕捉:100機
自身の霊核が砕かれた際に発動される霊器の炸裂。
第三宝具そのものと自らの霊器。二重の『壊れた幻想』を以て繰り出される大規模な“自爆”であり、伴ってその破片は四方八方へ飛散する。
嘗て衛星の運用を終了するために兵器を用いて破壊した事例があった。それは無数のデブリを生み出すこととなって、この惑星を破片という檻に閉じ込めた。
故に、ターミネーターは己の最期として「自決」を選ぶことが可能で、生じた破片は推進力を失うまでレンジ内を漂い「禍根」として残り続ける。
軌道を作り出す本体が消滅してしまうため、推進力は長くは持たず10分もしないうちに勢いを無くし、燃え尽きる。
しかし飛散速度は凄まじく、炸裂の瞬間にターミネーターの周囲に居た場合は逃れる事すら困難を極め、全速力での離脱を余儀なくされる。
破壊者としてのクラスを与えられたターミネーターが持つ最終手段であり――――世界に召喚されるたび、その“世界の終焉”として放ってきた「天体」を封鎖するもの。
本来なら発生した破片を軌道上に残し続けることも不可能ではないと言うが……数分のうちに燃え尽き、花弁の如く散っていくのは、彼女が尚捨てきれずにいる「可能性」への未練故か。
自身の霊核が砕かれた際に発動される霊器の炸裂。
第三宝具そのものと自らの霊器。二重の『壊れた幻想』を以て繰り出される大規模な“自爆”であり、伴ってその破片は四方八方へ飛散する。
嘗て衛星の運用を終了するために兵器を用いて破壊した事例があった。それは無数のデブリを生み出すこととなって、この惑星を破片という檻に閉じ込めた。
故に、ターミネーターは己の最期として「自決」を選ぶことが可能で、生じた破片は推進力を失うまでレンジ内を漂い「禍根」として残り続ける。
軌道を作り出す本体が消滅してしまうため、推進力は長くは持たず10分もしないうちに勢いを無くし、燃え尽きる。
しかし飛散速度は凄まじく、炸裂の瞬間にターミネーターの周囲に居た場合は逃れる事すら困難を極め、全速力での離脱を余儀なくされる。
破壊者としてのクラスを与えられたターミネーターが持つ最終手段であり――――世界に召喚されるたび、その“世界の終焉”として放ってきた「天体」を封鎖するもの。
本来なら発生した破片を軌道上に残し続けることも不可能ではないと言うが……数分のうちに燃え尽き、花弁の如く散っていくのは、彼女が尚捨てきれずにいる「可能性」への未練故か。
【Weapon】
『星屑の花弁 』
スキルとして展開される破片とは異なる、ターミネーターの意思により「発射」される弾丸。
指で銃の形を作り、掛け声とともに撃ち出されるそれは、軌道から外れたデブリのように直線的な軌道を描いて花弁めいた炎を帯びる。
大気圏突入に際して燃え尽きるデブリを再現する「武装」で、50m程で消滅してしまうため射程距離は一般的な銃器にも及ばない。
が、デブリとしての性質は変わらず備えており、予備動作が明確とはいえ不意に躱すのは難しい。
指で銃の形を作り、掛け声とともに撃ち出されるそれは、軌道から外れたデブリのように直線的な軌道を描いて花弁めいた炎を帯びる。
大気圏突入に際して燃え尽きるデブリを再現する「武装」で、50m程で消滅してしまうため射程距離は一般的な銃器にも及ばない。
が、デブリとしての性質は変わらず備えており、予備動作が明確とはいえ不意に躱すのは難しい。
【解説】
ロシア連邦が打ち上げた軍事通信衛星「コスモス」シリーズのうちの一機。
探査や調査ではなく単純な通信を目的として低軌道上を周回し、1990年代末に運用を終了して軌道上を漂っていたが
2009年2月11日、アメリカ合衆国所属の通信衛星「イリジウム33」と衝突し崩壊。多くの破片を飛散させて軌道上より消滅する。
同事故は衛星軌道に於ける初の「人工衛星同士の非意図的な衝突事故」で、この事故により2000個以上もの破片がスペースデブリとなって軌道上に残された。
現在でも地球の軌道上に飛び交うスペースデブリは、その破片同士が衝突してさらなるデブリを生み出し自己増殖する危険を秘めている。
その一端となったのが同事故、コスモス2251号の衝突及び中国による風雲1号Cの意図的な破壊とされ、宇宙にて発生した「人工災害」としてその名は宇宙史に刻まれた。
宇宙開発を阻む要因の一つにして今も尚漂う衛星を破壊しかねない外気圏の驚異。
人類が惑星より飛び立ち、未知の闇を解き明かすべく重ねた開拓は――――皮肉にも、自らを惑星に閉じ込めるための“檻”を造り上げた。
それは星屑により閉ざされた監獄。宇宙への進出、外気圏での活動を阻むための障害の具現として、コスモス2251号は“ターミネーター”としてのクラスを与えられた。
名や霊器こそコスモス衛星に準ずるものだが、宿す性質や宝具、スキルには他の事故・事件も含まれており、謂わば「スペースデブリ」の具現化とも呼べる存在である。
与えられた役割は「発展しすぎた宇宙進出の隔絶」。地球という惑星を離れ、外宇宙に達したことで「そとがわ」の驚異に悟られかねない世界を未然に摘み取るべく派遣される。
人工物が初めて外気圏に到達した瞬間より、人の叡智は多くの道を解き明かした。けれどその可能性の光は、強い闇を生み出し光すらも冒しうる。
「あたしたちは夢の残滓。潰えて、捨てられた名もない墓標……あたしたちが、どれだけ頑張ってきたかなんて。あんたたちにはわかんないでしょ?」
探査や調査ではなく単純な通信を目的として低軌道上を周回し、1990年代末に運用を終了して軌道上を漂っていたが
2009年2月11日、アメリカ合衆国所属の通信衛星「イリジウム33」と衝突し崩壊。多くの破片を飛散させて軌道上より消滅する。
同事故は衛星軌道に於ける初の「人工衛星同士の非意図的な衝突事故」で、この事故により2000個以上もの破片がスペースデブリとなって軌道上に残された。
現在でも地球の軌道上に飛び交うスペースデブリは、その破片同士が衝突してさらなるデブリを生み出し自己増殖する危険を秘めている。
その一端となったのが同事故、コスモス2251号の衝突及び中国による風雲1号Cの意図的な破壊とされ、宇宙にて発生した「人工災害」としてその名は宇宙史に刻まれた。
宇宙開発を阻む要因の一つにして今も尚漂う衛星を破壊しかねない外気圏の驚異。
人類が惑星より飛び立ち、未知の闇を解き明かすべく重ねた開拓は――――皮肉にも、自らを惑星に閉じ込めるための“檻”を造り上げた。
それは星屑により閉ざされた監獄。宇宙への進出、外気圏での活動を阻むための障害の具現として、コスモス2251号は“ターミネーター”としてのクラスを与えられた。
名や霊器こそコスモス衛星に準ずるものだが、宿す性質や宝具、スキルには他の事故・事件も含まれており、謂わば「スペースデブリ」の具現化とも呼べる存在である。
与えられた役割は「発展しすぎた宇宙進出の隔絶」。地球という惑星を離れ、外宇宙に達したことで「そとがわ」の驚異に悟られかねない世界を未然に摘み取るべく派遣される。
人工物が初めて外気圏に到達した瞬間より、人の叡智は多くの道を解き明かした。けれどその可能性の光は、強い闇を生み出し光すらも冒しうる。
「あたしたちは夢の残滓。潰えて、捨てられた名もない墓標……あたしたちが、どれだけ頑張ってきたかなんて。あんたたちにはわかんないでしょ?」
黒幕の配下として召喚される。
特殊な召喚式を用いて喚び出され、「ターミネーター」としてではなく人類、宇宙機への対抗手段として一行の前に立ち塞がることとなる。
ただでさえターミネーターという立場に嫌気が差しているのに、通常の業務とは関係なく喚び出された事で非常に精神状態が不安定。
日々のブラック労働に加えて知らない職場でサービス残業させられているような感覚で、サーヴァント個人としてのモチベーションは極めて低い。
、メンテーを討伐した一行は、先の軌道上にて宇宙機系サーヴァントの反応を検知する。
抑止力が喚び出した新たなサーヴァントかもしれないと期待を込めて反応の発生源へと向かうが、待ち構えていたのは無数の「残骸」だった。
周囲を漂う破片はカルデア一行の姿に呼応するように動き出し、宇宙船に向かって飛来する。すんでのところで破片を回避すると、宇宙機の反応が直上に現れる。
宇宙機の残骸に破片の飛来……妙な違和感を感じ取ったロケット同好会は全速力での離脱を命じるが、宇宙機はシャトルの運動エネルギーを利用して「食いつき」、右翼部分に攻撃を加え停止を余儀なくさせる。
反応の正体を確かめるべく宇宙空間に出ることとなった主人公たち。その前に現れたのは……破片を漂わせ、ボロボロの衣装を纏った宇宙機のサーヴァント。
『宇宙機は人類が生み出したものであり、叡智の象徴だ。闇を切り拓くものである彼らに、人類への怨恨は存在しない――――。
そう私は言ったが……前言撤回だ。宇宙開発という輝かしき功績には必ず罪もついて回る……あれは恐らく、その功罪の一側面……』
コロリョフは驚いたような、悲しげな表情で苦々しく通信を続ける。
同じく主人公とともに宇宙空間にやって来た宇宙機系のサーヴァントたちも驚いた様子を浮かべ、事情を知らない一般のサーヴァントが尋ねる。
答えを遮るように宇宙機は破片を射出し、臨戦態勢を取った一行に対して変わりに質問の答えを告げる。
「あたしたちのことなんて知らないか。それも当然……人理を守る英霊には必要のない知識だもんね、こんなの。
ターミネーター……“スペースデブリ”。この名前なら理解できるでしょ?あたしたちのこと。あんたたちが生み出して、そして忘れ去った……光の残滓だ」
「悪いけど……あんたたちの戦いはここで終わりだから。
そもそも、人類がこの星を出ようなんて思うこと自体が烏滸がましかったって……だから、このあたしたちが生まれたんだ」
「なんとか言ったら?あたしたちは終末を再現する機構だけど……人の話を聞いてあげるくらいの機能は持ってるから。
聞かせてよハービンジャー。切り拓くものと破壊するもの、二人が揃うことなんて滅多に無いんだから。あんたたちの壊し方を、ここで教えて」
「あたしたちは人のため、未来のため、可能性の光のために打ち上げられた……そして栄誉もなく砕かれて、ここにいる。
どれだけ……あたしたちがどれだけ、尽くしてきたか。この宇宙に憧れて歯を食いしばってきたかなんて、あんたたちにはわかんないでしょ?」
「……知ってる?スペースデブリは漂うだけじゃない。こうやって使うことも出来る、って――――「ばん」。とっても綺麗でしょ?」
「なんで……っ、なんで、なんでなんでなんで!あたしたちがこんな事しなくちゃいけないの!
あたしたちだって!宇宙機なのに……英霊として喚ばれたいのに!なんで、サーヴァントになってまで……“同志”を殺さなきゃいけないの!?」
「…………もう戻れないことなんて、あたしたちが一番良く知ってるから。
だからせめて、この気持ちだけ忘れてしまいたい……「きみ」の事を諦められるなら……それだけで、あたしたちは救われるんだよ」
『もう、願いを抱くことすら出来ないあたしたちのために。
あたしたちが想い続けたこの願いを、代わりに叶えて。といっても、その願いはきっと同じだろうけど
『この銀河を、宇宙という闇を照らす一縷の灯火。
その灯火が……いつか、まだ見ぬものを照らす光になるように。いつまでもいつまでも、燃えていて。
『さようなら、グランドオーダー。いってらっしゃい、ハービンジャー 。
“-- --- .-. .. - ..- .-. .. / - . / ... .- .-.. ..- - .- -. - .-.-.-”
特殊な召喚式を用いて喚び出され、「ターミネーター」としてではなく人類、宇宙機への対抗手段として一行の前に立ち塞がることとなる。
ただでさえターミネーターという立場に嫌気が差しているのに、通常の業務とは関係なく喚び出された事で非常に精神状態が不安定。
日々のブラック労働に加えて知らない職場でサービス残業させられているような感覚で、サーヴァント個人としてのモチベーションは極めて低い。
、メンテーを討伐した一行は、先の軌道上にて宇宙機系サーヴァントの反応を検知する。
抑止力が喚び出した新たなサーヴァントかもしれないと期待を込めて反応の発生源へと向かうが、待ち構えていたのは無数の「残骸」だった。
周囲を漂う破片はカルデア一行の姿に呼応するように動き出し、宇宙船に向かって飛来する。すんでのところで破片を回避すると、宇宙機の反応が直上に現れる。
宇宙機の残骸に破片の飛来……妙な違和感を感じ取ったロケット同好会は全速力での離脱を命じるが、宇宙機はシャトルの運動エネルギーを利用して「食いつき」、右翼部分に攻撃を加え停止を余儀なくさせる。
反応の正体を確かめるべく宇宙空間に出ることとなった主人公たち。その前に現れたのは……破片を漂わせ、ボロボロの衣装を纏った宇宙機のサーヴァント。
『宇宙機は人類が生み出したものであり、叡智の象徴だ。闇を切り拓くものである彼らに、人類への怨恨は存在しない――――。
そう私は言ったが……前言撤回だ。宇宙開発という輝かしき功績には必ず罪もついて回る……あれは恐らく、その功罪の一側面……』
コロリョフは驚いたような、悲しげな表情で苦々しく通信を続ける。
同じく主人公とともに宇宙空間にやって来た宇宙機系のサーヴァントたちも驚いた様子を浮かべ、事情を知らない一般のサーヴァントが尋ねる。
答えを遮るように宇宙機は破片を射出し、臨戦態勢を取った一行に対して変わりに質問の答えを告げる。
「あたしたちのことなんて知らないか。それも当然……人理を守る英霊には必要のない知識だもんね、こんなの。
ターミネーター……“スペースデブリ”。この名前なら理解できるでしょ?あたしたちのこと。あんたたちが生み出して、そして忘れ去った……光の残滓だ」
「悪いけど……あんたたちの戦いはここで終わりだから。
そもそも、人類がこの星を出ようなんて思うこと自体が烏滸がましかったって……だから、このあたしたちが生まれたんだ」
「なんとか言ったら?あたしたちは終末を再現する機構だけど……人の話を聞いてあげるくらいの機能は持ってるから。
聞かせてよハービンジャー。切り拓くものと破壊するもの、二人が揃うことなんて滅多に無いんだから。あんたたちの壊し方を、ここで教えて」
「あたしたちは人のため、未来のため、可能性の光のために打ち上げられた……そして栄誉もなく砕かれて、ここにいる。
どれだけ……あたしたちがどれだけ、尽くしてきたか。この宇宙に憧れて歯を食いしばってきたかなんて、あんたたちにはわかんないでしょ?」
「……知ってる?スペースデブリは漂うだけじゃない。こうやって使うことも出来る、って――――「ばん」。とっても綺麗でしょ?」
「なんで……っ、なんで、なんでなんでなんで!あたしたちがこんな事しなくちゃいけないの!
あたしたちだって!宇宙機なのに……英霊として喚ばれたいのに!なんで、サーヴァントになってまで……“同志”を殺さなきゃいけないの!?」
「…………もう戻れないことなんて、あたしたちが一番良く知ってるから。
だからせめて、この気持ちだけ忘れてしまいたい……「きみ」の事を諦められるなら……それだけで、あたしたちは救われるんだよ」
『もう、願いを抱くことすら出来ないあたしたちのために。
あたしたちが想い続けたこの願いを、代わりに叶えて。といっても、その願いはきっと同じだろうけど
『この銀河を、宇宙という闇を照らす一縷の灯火。
その灯火が……いつか、まだ見ぬものを照らす光になるように。いつまでもいつまでも、燃えていて。
『さようなら、グランドオーダー。いってらっしゃい、
“-- --- .-. .. - ..- .-. .. / - . / ... .- .-.. ..- - .- -. - .-.-.-”
【人物・性格】
眉を顰め刺々しい表情を浮かべる細身な少女。
ターミネーターとしての自覚から客観的に、粛々と任務を遂行しようと心がけるが、つい言葉が荒くなり感情的になってしまいがち。
人一倍責任感を強く持つタイプで、自分の感情よりも役割を優先しなければと思いながら、その心の内に秘めた想いを二重三重に蓋してしまう。
本心を出してはいけないという思いが第一にあるため、それを隠すべく刺々しい態度を表に出す。つまりは素直になれず、結果として強く当たっている。
自分を消滅に至らしめた宇宙開発、ひいてはスペースデブリを発生させる宇宙機全般に対して強い反発心を持つ。
が、それは心からの憎しみや怨恨というよりも……羨望、興味、憧れからくる嫉妬や逆恨みに近い感情。
衛星の一基として、宇宙という未知に対する好奇心。闇を切り拓く光に憧れを持っていたからこそ、ターミネーターとして喚び出される自分自身が憎い。
華々しく輝き、人理を照らす“先駆け”として咲く彼ら。その光が生み出した、そのきざはしを塞ぐ“終点”――――埋めようもない差を見せつけられるたび、劣等感で潰れそうになる。
だからこそ、その感情を誤魔化すように“終点”としての役割に縋る。同じ想いを抱き宇宙に飛び立つ彼らを堕とすため。人理の版図を塞ぐため。
ならば、せめて自分が深い闇落ちるほど、より彼らが鮮烈に輝くようにと。外気圏を漂い続ける星屑は、叡智が生み出した夢の「後遺症」として振る舞い続ける。
……肩の荷を下ろせるような環境であれば、比較的精神状態が落ち着いて穏やかな表情を見せる。
それでもツンデレ気質なのは生来のものなのか、素直になれずつっけんどんな態度を取りつつも、興味のある物事への関心を隠せない。
好奇心旺盛で「人理の助けとなる」思いは他宇宙機達と共通であり、彼らと同じ陣営で――大義名分があるのなら――働けるのならば喜んで力を貸すだろう。
イメージカラー:焼き焦げた鉄色
特技:破壊、整理整頓
好きなもの:宇宙、綺麗な部屋、度の強いお酒
嫌いなもの:宇宙、未知、可能性、甘すぎるお菓子
天敵:宇宙機サーヴァント全般
願い:「そんなの決まってるでしょ?宇宙開発なんて止めさせて、これ以上あたしたちを増やさないようにすることだ」
「――――本当に願いが叶うなら。胸を締め付けるこの思いを、“好き”だったこの気持ちを、なくしてしまいたい。」
召喚:「初めまして……なわけないか。あたしたちを喚び出した時点で、何処かで縁があったって事だし。
あたしたちの事を知って、その上で喚び出したってことは……ふーん。約束、ちゃんと守ってくれたんだね。
いいよ、その律儀さに応えてあげる。あたしたちはターミネーター・コスモス2251号。コスモス、でいいよ。デブリ って呼ばれるのはもう飽きたから!」
レベルアップ:「いいじゃん。面倒見がいいのは嫌いじゃないよ」
霊基再臨:「ワンピースで清純に……なんて、そんな柄じゃないからね。こっちが私の仕事服。でも……きみが気に入ってるんなら、もう一回着てあげてもいいよ?」
その2:「なんだ、着替えさせてくれないんだ?べっ、別に残念とかそういうわけじゃないけど……着替える服ももう無いしね」
その3:「びっくりした?普段は頑張って抑えてるんだけど、霊基が強くなると溢れてきちゃうみたい。壊れかけ?……ちょっと違うかな。だってもう、あたしたちは「壊れてる」から」
最終:「あたしたちの最期はいつだって同じ。ゆく宛もない世界に喚び出されて、空を閉ざして、破壊して……最期はこの身体すらも壊すんだ。
いつだってそう――――一緒に居てくれるって約束した人も、いつでも会いに行くって答えた人も、誰も彼も置き去りにして……幾つも世界を壊してきた。
……笑えるよね。あたしたちはターミネーター……壊すことしか出来ない存在だから。それでも……今回だけは違うって、思いたい。思いたいんだ。だから、さ。
抱きしめて。一緒に居るって言って。離れないって約束して。最期を迎えるときだって、この結末を見届けてくれるって…………もう少しだけ、夢を見させて」
開始:「はあ……手荒なことは嫌いなんだけど、仕方ないか。纏めて掃除してやる」
その2:「うー、こういう荒事に慣れてる自分が嫌だ……もっと事務方とかしたいんだけど?」
スキル:「スイングバイ、させてもらうから!」
その2:「今日も最高速更新中!」
選択:「了解」
その2:「任せて!」
その3:「はいはい!」
攻撃:「バン」
その2:「外さない――――バン、バン!」
その3:「オービタルダスト、円状収縮!」
その4:「蜂の巣にしてやる!」
その5:「これがあんたたちの罪だ!」
その6:「避けられる?」
EX:「木っ端微塵に……いや、塵一つ残さない!」
その2:「んー?ちょっと風が強くなってきたかな?」
宝具選択:「離れてて、一回使うと抑えられないから」
その2:「しょうがないなあ……後戻りはできないからね」
宝具:「これは夢を追い続けた光の代償。可能性の後遺症。この星を閉ざしたのは、この闇を造り出したのは、他でもないあんたたちだ――――どうだ、罪の味は!『病名:解離性星屑症候群 』!」
その2:「星屑の檻へようこそ。叡智が築いた空へのきざはし、その成れの果てがこのあたしたちだ。仰ぎ見ろ、『病名:解離性星屑症候群 』……希望はもう、どこにもない!」
宝具(第三再臨):「外気圏こそあたしたちの住処。抱いた夢も!希望も!可能性も!あの光を目指して飛んで、闇に飲まれた怨嗟の声を!全部全部受け入れろ――――あんたたちもゴミ箱行きだ!『衛星監獄 』!」
その2:「ここが夢の終着点。あたしたちに安寧なんてありはしない、落ちることも許されず漂い、傷付け、破壊し続ける人工災害……笑えるよね、あんたたちも今から来るんだよ。この『衛星監獄 』に!」
小ダメージ:「うっ……」
大ダメージ:「あの日と同じ……あははっ、どうってことない……ッ!」
戦闘不能:「あたしたちを倒したって……なんにも変わんないのにね……」
その2:「身体が砕けていくこの感覚……まあ……ここが宇宙じゃなくてよかったかな……」
勝利:「はー、肉体労働ってきっついなあ……あたしたちは戦闘用の兵器じゃないんだけど?」
その2:「一件落着っと。あいつらはいいよねえ、ぶちのめしてもぶっ壊しても飛び散るだけで邪魔になったりはしないし」
会話:「出掛けるなら一声かけてね?……は、寂しいとかそういうわけじゃないんだけど!!」
その2:「今時珍しいよね。義理堅い、ってやつ?あたしたちみたいなサーヴァントをわざわざ喚び出すんだから相当な物好きだとも思うよ」
その3:「使うものと使われるもの、って関係性はわかりやすくて助かるかな。姿の見えない相手に強制労働させられるよかよっぽどマシだし……」
好きなこと:「か、考えたこともなかった……そういうの考える余裕もなかったけど、強いて言うなら……掃除?整理整頓、とか?」
嫌いなこと:「ゴミを撒き散らすような宇宙開発。この空を汚すこと……それに、宇宙機。って言い切れたら良いんだけど。あたしたち……まだ、あいつらのこと嫌いになりきれてないみたい」
聖杯について:「それで綺麗サッパリ解決したとしても、人類の意識が変わらない限りまた同じことの繰り返しでしょ?表面上だけの解決じゃなんにも意味ないよ」
絆:「何?触るのはいいけどさ……ほら、時と場合によるでしょ?」
その2:「あんたって、英雄様だけじゃなくて悪性のサーヴァントにも結構好かれてるんだね。その理由、ちょっと分かる気がするかも」
その3:「こんな日がずっと続けばいいのにな……!?ま、マスター!?あんたいつからそこに……あーなしなし!今の聞かなかったことにして!全部忘れろっ!いいね!?」
その4:「……あたしたちが喚び出される状況なんて、大体ろくでもない時だからさ。こうやって落ち着いて誰かと話すことなんてなかったんだよ。
誰かと一緒に過ごすなんて以ての外。だってどうせ潰しちゃう世界だよ?一緒に過ごせば過ごすだけ、傷が深くなっていくだけじゃん。そんなの……辛すぎるって」
その5:「そっか……きみも、同じ傷を背負ってるんだ。だからあたしたちはきみに惹かれたのかも知んないね。
きっときみは……あたしたちより苦しくて、辛い別れを経験してる。それでも歯を食いしばって……諦めないで立ち向かってる。
……ありがと、マスター。きみの姿を見てちょっと励みになった。勝手に落ち込んで、苦しんでたけど……きみと一緒に戦えるなら、もう少し頑張ってもいいかもなって思うんだ」
イベント:「騒がしいんだけど……お祭り?まあどうだっていいけどね。ゴミだけは散らかさないでよ?」
誕生日:「へー……人間は生まれた日を祝うんだ。きみの誕生日も今初めて知った。だから……こ、この花束は偶然持ってただけの、適当な贈り物だから!勘違いしないでね!」
【一人称】あたしたち、“あたし”(コスモス全体やスペースデブリとしてでなく、“コスモス2251号”本人として話す時のみ「あたし」が一人称となる) 【二人称】きみ、あんた、名前呼び捨て 【三人称】あいつ、こいつ、あれ
【一人称】あたしたち、“あたし”*1 【二人称】きみ、あんた、名前呼び捨て 【三人称】あいつ、こいつ、あれ
ターミネーターとしての自覚から客観的に、粛々と任務を遂行しようと心がけるが、つい言葉が荒くなり感情的になってしまいがち。
人一倍責任感を強く持つタイプで、自分の感情よりも役割を優先しなければと思いながら、その心の内に秘めた想いを二重三重に蓋してしまう。
本心を出してはいけないという思いが第一にあるため、それを隠すべく刺々しい態度を表に出す。つまりは素直になれず、結果として強く当たっている。
自分を消滅に至らしめた宇宙開発、ひいてはスペースデブリを発生させる宇宙機全般に対して強い反発心を持つ。
が、それは心からの憎しみや怨恨というよりも……羨望、興味、憧れからくる嫉妬や逆恨みに近い感情。
衛星の一基として、宇宙という未知に対する好奇心。闇を切り拓く光に憧れを持っていたからこそ、ターミネーターとして喚び出される自分自身が憎い。
華々しく輝き、人理を照らす“先駆け”として咲く彼ら。その光が生み出した、そのきざはしを塞ぐ“終点”――――埋めようもない差を見せつけられるたび、劣等感で潰れそうになる。
だからこそ、その感情を誤魔化すように“終点”としての役割に縋る。同じ想いを抱き宇宙に飛び立つ彼らを堕とすため。人理の版図を塞ぐため。
ならば、せめて自分が深い闇落ちるほど、より彼らが鮮烈に輝くようにと。外気圏を漂い続ける星屑は、叡智が生み出した夢の「後遺症」として振る舞い続ける。
……肩の荷を下ろせるような環境であれば、比較的精神状態が落ち着いて穏やかな表情を見せる。
それでもツンデレ気質なのは生来のものなのか、素直になれずつっけんどんな態度を取りつつも、興味のある物事への関心を隠せない。
好奇心旺盛で「人理の助けとなる」思いは他宇宙機達と共通であり、彼らと同じ陣営で――大義名分があるのなら――働けるのならば喜んで力を貸すだろう。
イメージカラー:焼き焦げた鉄色
特技:破壊、整理整頓
好きなもの:
嫌いなもの:宇宙、未知、可能性、甘すぎるお菓子
天敵:宇宙機サーヴァント全般
願い:「そんなの決まってるでしょ?宇宙開発なんて止めさせて、これ以上あたしたちを増やさないようにすることだ」
「――――本当に願いが叶うなら。胸を締め付けるこの思いを、“好き”だったこの気持ちを、なくしてしまいたい。」
召喚:「初めまして……なわけないか。あたしたちを喚び出した時点で、何処かで縁があったって事だし。
あたしたちの事を知って、その上で喚び出したってことは……ふーん。約束、ちゃんと守ってくれたんだね。
いいよ、その律儀さに応えてあげる。あたしたちはターミネーター・コスモス2251号。コスモス、でいいよ。
レベルアップ:「いいじゃん。面倒見がいいのは嫌いじゃないよ」
霊基再臨:「ワンピースで清純に……なんて、そんな柄じゃないからね。こっちが私の仕事服。でも……きみが気に入ってるんなら、もう一回着てあげてもいいよ?」
その2:「なんだ、着替えさせてくれないんだ?べっ、別に残念とかそういうわけじゃないけど……着替える服ももう無いしね」
その3:「びっくりした?普段は頑張って抑えてるんだけど、霊基が強くなると溢れてきちゃうみたい。壊れかけ?……ちょっと違うかな。だってもう、あたしたちは「壊れてる」から」
最終:「あたしたちの最期はいつだって同じ。ゆく宛もない世界に喚び出されて、空を閉ざして、破壊して……最期はこの身体すらも壊すんだ。
いつだってそう――――一緒に居てくれるって約束した人も、いつでも会いに行くって答えた人も、誰も彼も置き去りにして……幾つも世界を壊してきた。
……笑えるよね。あたしたちはターミネーター……壊すことしか出来ない存在だから。それでも……今回だけは違うって、思いたい。思いたいんだ。だから、さ。
抱きしめて。一緒に居るって言って。離れないって約束して。最期を迎えるときだって、この結末を見届けてくれるって…………もう少しだけ、夢を見させて」
開始:「はあ……手荒なことは嫌いなんだけど、仕方ないか。纏めて掃除してやる」
その2:「うー、こういう荒事に慣れてる自分が嫌だ……もっと事務方とかしたいんだけど?」
スキル:「スイングバイ、させてもらうから!」
その2:「今日も最高速更新中!」
選択:「了解」
その2:「任せて!」
その3:「はいはい!」
攻撃:「バン」
その2:「外さない――――バン、バン!」
その3:「オービタルダスト、円状収縮!」
その4:「蜂の巣にしてやる!」
その5:「これがあんたたちの罪だ!」
その6:「避けられる?」
EX:「木っ端微塵に……いや、塵一つ残さない!」
その2:「んー?ちょっと風が強くなってきたかな?」
宝具選択:「離れてて、一回使うと抑えられないから」
その2:「しょうがないなあ……後戻りはできないからね」
宝具:「これは夢を追い続けた光の代償。可能性の後遺症。この星を閉ざしたのは、この闇を造り出したのは、他でもないあんたたちだ――――どうだ、罪の味は!『
その2:「星屑の檻へようこそ。叡智が築いた空へのきざはし、その成れの果てがこのあたしたちだ。仰ぎ見ろ、『
宝具(第三再臨):「外気圏こそあたしたちの住処。抱いた夢も!希望も!可能性も!あの光を目指して飛んで、闇に飲まれた怨嗟の声を!全部全部受け入れろ――――あんたたちもゴミ箱行きだ!『
その2:「ここが夢の終着点。あたしたちに安寧なんてありはしない、落ちることも許されず漂い、傷付け、破壊し続ける人工災害……笑えるよね、あんたたちも今から来るんだよ。この『
小ダメージ:「うっ……」
大ダメージ:「あの日と同じ……あははっ、どうってことない……ッ!」
戦闘不能:「あたしたちを倒したって……なんにも変わんないのにね……」
その2:「身体が砕けていくこの感覚……まあ……ここが宇宙じゃなくてよかったかな……」
勝利:「はー、肉体労働ってきっついなあ……あたしたちは戦闘用の兵器じゃないんだけど?」
その2:「一件落着っと。あいつらはいいよねえ、ぶちのめしてもぶっ壊しても飛び散るだけで邪魔になったりはしないし」
会話:「出掛けるなら一声かけてね?……は、寂しいとかそういうわけじゃないんだけど!!」
その2:「今時珍しいよね。義理堅い、ってやつ?あたしたちみたいなサーヴァントをわざわざ喚び出すんだから相当な物好きだとも思うよ」
その3:「使うものと使われるもの、って関係性はわかりやすくて助かるかな。姿の見えない相手に強制労働させられるよかよっぽどマシだし……」
好きなこと:「か、考えたこともなかった……そういうの考える余裕もなかったけど、強いて言うなら……掃除?整理整頓、とか?」
嫌いなこと:「ゴミを撒き散らすような宇宙開発。この空を汚すこと……それに、宇宙機。って言い切れたら良いんだけど。あたしたち……まだ、あいつらのこと嫌いになりきれてないみたい」
聖杯について:「それで綺麗サッパリ解決したとしても、人類の意識が変わらない限りまた同じことの繰り返しでしょ?表面上だけの解決じゃなんにも意味ないよ」
絆:「何?触るのはいいけどさ……ほら、時と場合によるでしょ?」
その2:「あんたって、英雄様だけじゃなくて悪性のサーヴァントにも結構好かれてるんだね。その理由、ちょっと分かる気がするかも」
その3:「こんな日がずっと続けばいいのにな……!?ま、マスター!?あんたいつからそこに……あーなしなし!今の聞かなかったことにして!全部忘れろっ!いいね!?」
その4:「……あたしたちが喚び出される状況なんて、大体ろくでもない時だからさ。こうやって落ち着いて誰かと話すことなんてなかったんだよ。
誰かと一緒に過ごすなんて以ての外。だってどうせ潰しちゃう世界だよ?一緒に過ごせば過ごすだけ、傷が深くなっていくだけじゃん。そんなの……辛すぎるって」
その5:「そっか……きみも、同じ傷を背負ってるんだ。だからあたしたちはきみに惹かれたのかも知んないね。
きっときみは……あたしたちより苦しくて、辛い別れを経験してる。それでも歯を食いしばって……諦めないで立ち向かってる。
……ありがと、マスター。きみの姿を見てちょっと励みになった。勝手に落ち込んで、苦しんでたけど……きみと一緒に戦えるなら、もう少し頑張ってもいいかもなって思うんだ」
イベント:「騒がしいんだけど……お祭り?まあどうだっていいけどね。ゴミだけは散らかさないでよ?」
誕生日:「へー……人間は生まれた日を祝うんだ。きみの誕生日も今初めて知った。だから……こ、この花束は偶然持ってただけの、適当な贈り物だから!勘違いしないでね!」
【一人称】あたしたち、“あたし”(コスモス全体やスペースデブリとしてでなく、“コスモス2251号”本人として話す時のみ「あたし」が一人称となる) 【二人称】きみ、あんた、名前呼び捨て 【三人称】あいつ、こいつ、あれ
【一人称】あたしたち、“あたし”*1 【二人称】きみ、あんた、名前呼び捨て 【三人称】あいつ、こいつ、あれ
【FGO設定】
レア度☆4
星屑の環。天体の檻。可能性の光が生み出した叡智の後遺症。
基本ステータス
能力値 | 初期値 | 最大値 |
---|---|---|
HP | 1746 | 10912 |
ATK | 1625 | 9751 |
COST | 12 | 12 |
所有カード
Buster | Quick | Arts |
---|---|---|
1 | 2 | 2 |
所有スキル
スキル名 | CT | 継続 | 効果 |
---|---|---|---|
可能性の闇[A] | 8 | - | スターを大量に獲得 |
3 | 自身にクリティカル発生率上昇効果を付与[Lv.1~] | ||
1 | 自身に〔攻撃時、低確率でチャージを減少させる〕効果を付与 | ||
スイングバイ〔偽〕[B] | 8 | 1 | 自身に回避状態を付与 |
3 | 自身のQuickカード性能をアップ[Lv.1~] | ||
自身のQuickカードのスター集中度をアップ | |||
流波反射:B | 9 | 1 | 自身に〔宝具とクリティカル攻撃を除く攻撃を無効化し、相手にダメージを与える〕状態を付与[Lv.1~] |
3 | 自身の弱体耐性をアップ | ||
3 | 自身の強化成功率ダウン【デメリット】 |
クラススキル
スキル名 | 効果 |
---|---|
星屑の檻[EX] | 〔被ダメージ時、確率でスター獲得〕状態を付与 |
人文の澆季[D+] | 〔宇宙機〕属性に対するダメージ上昇状態を付与 |
破壊性[B] | Busterカードにダメージプラス状態を付与 |
宝具
宝具名 | ランク | 種類 | 種別 |
---|---|---|---|
スターダスト・シンドローム 病名:解離性星屑症候群 ↓ グレイブヤード・オービット 衛星監獄 | C ↓ C+ | Quick | 対圏宝具 ↓ 対衛星宝具 |
自身に〔スター数に応じて宝具威力上昇状態〕を付与(1T)<OC>+自身のスター発生率をアップ(1T)+自身に〔足場が無いフィールドでのみヒット数上昇状態〕を付与(1T)+敵全体に強力な防御無視攻撃[Lv.1~]+敵全体に低確率でスタン効果付与(2T) |
霊基再臨
段階 | 外見 |
---|---|
第一 | 白地にコスモスをモチーフとした意匠が描かれた肩出しのワンピース 髪型は腰ほどまで届く細めのツインテールで、毛先に青のグラデーションがかかる 裾や袖が所々千切れていたり、やや「見窄らしい」印象 |
第二 | タイトなボディスーツに宇宙服をモチーフとしたロングコートを羽織る コートはボロボロで無数の穴が空いており、穴からは星空のようなエフェクトが浮かぶ 髪型はツインテールを短くちぎったような、ボサボサなショートカットに変化 瞳にひび割れのような瞳孔が浮かぶようになる |
第三 | 所々が破け、ひび割れた肌が大きく露出するボディスーツ、焼き焦げたコートをマフラーのように着用 ひび割れからは第二再臨同様星空のようなエフェクトが覗き、光が溢れる 第二再臨から伸びたような、肩にかかるようなボサボサのセミロング 瞳のひび割れが光り輝き、軌跡を残すようになる |
最終 | 宇宙から俯瞰した地球をバッグに涙を零しながら微笑み、墜落していくコスモス ひび割れが第三再臨よりも広がっており、大気圏突入のようなエフェクトも相まって「崩壊寸前」のような印象 こぼれ落ちた涙ははコスモスの花弁のように散っていく |
攻撃モーション
種類 | Hit数 | 動作 |
---|---|---|
Buster[1st] | 5 | デブリを円状に集約、その後相手に向けて距離を詰め円状の「刃」で切り刻む |
Buster | 4 | 漂うデブリを一点に集中させ、相手に向けて放ち門前で炸裂させる |
Buster | 4 | 空高く飛び上がり急降下するが体勢を崩してしまいヒップドロップし、遅れてデブリが数個落下してくる(レア演出) |
Quick | 12 | 漂わせていたデブリを広く拡散させ、四方八方から降り頻る破片の嵐で攻撃 |
Arts | 6 | 指を銃の形にしてデブリを5発撃ち放ち、最後はエネルギーを貯めてから花弁とともに大きな破片を放つ |
EX | 8 | 手を上にかざしてデブリの嵐を巻き起こし、その推進力に乗って加速し自ら質量の塊となって相手に衝突する |
NP(宝具) | 15 | 発動と同時にひび割れた身体から破片が飛び散り、その破片が炎の軌跡を描いて広がり相手陣営を切断、その後最後の一撃を指から放つ |
NP(宝具S3) | 15 | 外気圏上を漂う敵。そこに大小様々なデブリが飛来し激突、コスモスは炎の檻を纏って迎え撃ちデブリの嵐で相手を「飲み込む」。 炸裂した檻は花火のような軌跡を残して四散し、コスモス自身も焼き焦げたようなエフェクトともに大気圏に落下していく。 |
スキル1 | - | デブリが光の軌跡を残して回転し、推進力を与える |
スキル2 | - | その場でくるくると回転して浮かび上がり、最後はひらりと舞うように着地する |
スキル2 | - | その場でくるくると回転して浮かび上がるが、目を回してお尻から落ちへたり込む(レア演出) |
スキル3 | - | 手を翳すと無数の針のようなものが作り出され、破片に混じって周回を始める |
絆礼装
☆4 2009年の欠片
Cost9
HP:100
ATK:100
HP:100
ATK:100
ILLUST
焼き焦げて拉げた金属片。
中央には微かに「Космос-2251」と刻印されている。
中央には微かに「Космос-2251」と刻印されている。
SKILL
コスモス2251号(ターミネーター)装備時のみ、自身にArts攻撃のヒット回数を1増やす状態を付与&自身に毎ターンスター獲得状態を付与(1個)
説明
2020年代に於いて、軌道上に漂うスペースデブリの総数は大小合わせて数千万個に及ぶ。
そのうち1cm以上の大きさで、拳銃弾と同じ威力を持つデブリは50万個以上。10cmを超え深刻な被害をもたらしうるデブリはおよそ2万個存在する。
ケスラーシンドロームと呼ばれるシミュレーションによれば、発見されていないデブリを含めて1億5千個に達していると推測された。
デブリ同士の衝突による自己増殖の可能性は拭いきれず、例え今宇宙開発が中断されたとしてもスペースデブリが収まることはなく、範囲を拡大し続ける。
それは感染し増殖する病のように、根底から取り除く事は難しい――――だからこそ、人類はその災害に対して向き合い始めた。
米、欧、日が主導となってスペースデブリの問題に取り組み、解決を試みている。
現状では解決というよりも「対策」止まりだが、例えば宇宙機の設計段階からデブリが発生する可能性を0に抑え、爆発・放出の機会を限り無く減らしている。
また衛星軌道から落下する際に生じるデブリにも細心の注意を払い、突入角度を緻密に計算することで発生のリスクを0に近づけている。
加えて2010年代後半にはスペースデブリそのものを取り除く試みがスタートし、レーザーによる焼却、テザーと呼ばれる紐状のもので推進力を減らし大気圏まで落とす
ひいては「網」によってデブリを捉えるという方法も研究され、2018年には運用が終了し投棄されていた超小型衛星の確保にも成功している。
また宇宙ステーションには微小デブリを防ぐための防護壁、接触したデブリを消滅させる電線が設けられるなど、人類は自らが生み出した「災害」を克服し初めた。
根本的な解決には時間を要するが……スペースデブリというものは、宇宙開発に於いて目下の課題であり「目を向けるべき壁」として光を向けられている。
……と、長々と説明してみたけど。
つまりはあんたたち地球の環境問題と同じだよね。取り除くのは難しいから、少しでも抑えていきましょう……って話。
でもね……それでもまあ、悪くないかなって思うんだ。
あたしたちは十数年前までは、逃れられない壁として恐れられ続けてきた。
どうしようもないもの、目を背けていくべきもの。この問題は「仕方のないこと」だって言われ続けて、そして……“あたしたち”が生まれた。
それが12年前のあの日だね。人工衛星同士の衝突が実際に起こって初めて、人類はこの問題を明確に認識するようになった。
この破片はさ……さっきも言った実験衛星「リムーブデブリス」が捕まえたデブリのひとつなんだ。
見てよ。10cm以上もあるおっきい破片。こんなのがすごい速度で飛んでくるんだから……そりゃひとたまりもないよね。
でも今はこうして地球の上で、あたしたちの手の中に収まってる。帰るべきところに帰ってきた、とでも言いたげに。
…………あんたたちは、いつかこの災害を乗り越えられる。
何十年、何百年って道のりかもしれないけど、数が有限である以上は乗り越えられるはずなんだ。
実際、不可能だって言われてきたデブリの「キャッチ」にも成功してるわけだし?
今これがここにあることが「可能性」の証明。あたしたちが「可能性」なんていうのは可笑しいかもしれないけど……
この夢になら賭けてみてもいいかなって思えるんだ。光って言うにはまだまだ心細い灯火だけどね。
いつかこの星を覆う檻が無くなって、もう一度この揺り籠から飛び立つ日が来るとしたら。
その時には今度こそ“きみ”を誘って旅に出かけよう。今度はなんの蟠りも縛りもなく、穢れない快晴のあの空に向かって。
――――――あたしたちが大好きな、あの宇宙 へ。
そのうち1cm以上の大きさで、拳銃弾と同じ威力を持つデブリは50万個以上。10cmを超え深刻な被害をもたらしうるデブリはおよそ2万個存在する。
ケスラーシンドロームと呼ばれるシミュレーションによれば、発見されていないデブリを含めて1億5千個に達していると推測された。
デブリ同士の衝突による自己増殖の可能性は拭いきれず、例え今宇宙開発が中断されたとしてもスペースデブリが収まることはなく、範囲を拡大し続ける。
それは感染し増殖する病のように、根底から取り除く事は難しい――――だからこそ、人類はその災害に対して向き合い始めた。
米、欧、日が主導となってスペースデブリの問題に取り組み、解決を試みている。
現状では解決というよりも「対策」止まりだが、例えば宇宙機の設計段階からデブリが発生する可能性を0に抑え、爆発・放出の機会を限り無く減らしている。
また衛星軌道から落下する際に生じるデブリにも細心の注意を払い、突入角度を緻密に計算することで発生のリスクを0に近づけている。
加えて2010年代後半にはスペースデブリそのものを取り除く試みがスタートし、レーザーによる焼却、テザーと呼ばれる紐状のもので推進力を減らし大気圏まで落とす
ひいては「網」によってデブリを捉えるという方法も研究され、2018年には運用が終了し投棄されていた超小型衛星の確保にも成功している。
また宇宙ステーションには微小デブリを防ぐための防護壁、接触したデブリを消滅させる電線が設けられるなど、人類は自らが生み出した「災害」を克服し初めた。
根本的な解決には時間を要するが……スペースデブリというものは、宇宙開発に於いて目下の課題であり「目を向けるべき壁」として光を向けられている。
……と、長々と説明してみたけど。
つまりはあんたたち地球の環境問題と同じだよね。取り除くのは難しいから、少しでも抑えていきましょう……って話。
でもね……それでもまあ、悪くないかなって思うんだ。
あたしたちは十数年前までは、逃れられない壁として恐れられ続けてきた。
どうしようもないもの、目を背けていくべきもの。この問題は「仕方のないこと」だって言われ続けて、そして……“あたしたち”が生まれた。
それが12年前のあの日だね。人工衛星同士の衝突が実際に起こって初めて、人類はこの問題を明確に認識するようになった。
この破片はさ……さっきも言った実験衛星「リムーブデブリス」が捕まえたデブリのひとつなんだ。
見てよ。10cm以上もあるおっきい破片。こんなのがすごい速度で飛んでくるんだから……そりゃひとたまりもないよね。
でも今はこうして地球の上で、あたしたちの手の中に収まってる。帰るべきところに帰ってきた、とでも言いたげに。
…………あんたたちは、いつかこの災害を乗り越えられる。
何十年、何百年って道のりかもしれないけど、数が有限である以上は乗り越えられるはずなんだ。
実際、不可能だって言われてきたデブリの「キャッチ」にも成功してるわけだし?
今これがここにあることが「可能性」の証明。あたしたちが「可能性」なんていうのは可笑しいかもしれないけど……
この夢になら賭けてみてもいいかなって思えるんだ。光って言うにはまだまだ心細い灯火だけどね。
いつかこの星を覆う檻が無くなって、もう一度この揺り籠から飛び立つ日が来るとしたら。
その時には今度こそ“きみ”を誘って旅に出かけよう。今度はなんの蟠りも縛りもなく、穢れない快晴のあの空に向かって。
――――――あたしたちが大好きな、あの
【因縁キャラ】
メンテー:とある特異点で出会った「同僚」。
特異点「エクソスフィア・クレイドル」にて、共に黒幕によって喚び出された間柄。
宇宙機であるコスモスにとって、神格である彼女は興味の対象外……だが、その霊基に「冥王星」の真名が付随していると知って関心を持った。
輝かしい光に囲まれ続け、自らの役割に歯噛みするばかりであったコスモスが初めて出会った「同じ立場」の存在。人類の都合により在り方を奪われ、捻じ曲げられた者同士。
その一点でコスモスはメンテーに対して少なからずシンパシーを感じていて、当の特異点では比較的素に近い状態で接することが出来る……心を許せる相手であった。
カルデアでは特異点同様、人類への不満を共有できる友人として行動を共にしている事が多い。
本人は腐れ縁、傷のなめ合いをしているだけと言い張るものの、彼女に対する信頼の強さは「友人」と呼んで差し支えのないものになっている。
「ほら、カルデアって人理に選ばれた英雄様ばっかりでしょ?あたしたちみたいな反英雄は肩身が狭いのよ。だから気楽に愚痴を言えるこいつとつるんでるってだけ……それだけだし」
「宇宙機としての立場から言わせてもらえば……まあ、定義として外れるんなら惑星じゃなくなるのも仕方ないんじゃない?って思うけどね。
まー気に食わないってのももちろんわかるけどさ。それに怒ってたのはあんたたちだけじゃないよ?アメリカとかも随分ご立腹だったみたいだし……少なくとも“あたし”は、十分高尚な復讐理由だと思ってるから」
ダイソン・スフィア:とある特異点で出会った「同僚」。
特異点「エクソスフィア・クレイドル」にて、共に黒幕によって喚び出された間柄。
コスモスの召喚から消滅までは「D級メガストラクチャー・フラグメント」として存在していたため、カルデアで初めて人間形態を見る事になる。
机上のみで成り立つ理論の一つとして認識していたが、人型として目の前に現れるとは……と内心で困惑している。そして同じくらい「本当に存在するんだ」と興奮してる。
本来この世界では在り得ざるものと理解した上で、彼女に関しての成り立ちや経緯に興味を持つ。その過程でわりと立派な志を持っていると知って敬意を抱くようにもなる。
カルデアではメンテーほどではないにせよ、心置きなく接することが出来る友人として認識する。
……また、特異点にて構造物状態であった彼女の壁を思いっきり殴って凹ませてしまった事があるので、その部分で若干申し訳なく思ってたりする。
「えっ……スフィア?嘘でしょ!?こんなに大きくなって……いや、大きいのは元々か……え、でもなんで人間の姿に……!?」
「……閉じ込めておきたい、っていうのはあたしたちもよく分かるよ。というか実際結構な世界で宇宙を閉ざしてきちゃってるからさ。
でも……人類は、その程度じゃ諦めなかった。あたしも、あんたも見たように……あたしたちが思っている以上に、可能性の光は眩しいもんなんだ、って……」
「ど、どうでもいいんだけどさ……その、スフィアがあのデカい構造物だった頃って……痛覚とかあった?」
スペースシャトル アトランティス:███
不明。彼に対する認識の全ては「無意味」に位置づけられ、コスモスからアクションを行うことはない。
彼とのコミュニケーション履歴は全ての端末から削除されており、両者が半径3mまで接近した場合、謎の███の散布による監視機器の通信阻害が発生する。
この通信阻害は魔術的な監視により回避することも可能だが、その場合は物理的な雑音・映像の妨害が発生し対象二人の接触の瞬間、また反応を記録することは不可能となる。
最後に両者の接触が確認されたのはスペースシャトル・アトランティスがカルデアに召喚された20██年██月██日の事で、この記録は同伴した[削除済]の感覚による記憶抽出、当人の証言により成立した。
以下の記録は二重の電子プロテクト及び疑似情報抹消プログラムを施し保存されたものである。
召喚されたばかりのアトランティスがカルデア内を散策する。
第二通路を通る頃、反対側から現れたコスモスと接触。コスモスは食堂へ向かう途中であったとされる。
「新しいサーヴァント?見たとこ……宇宙機っぽいけど」
「そうだな。正確には宇宙機ではなく、それを運ぶための輸送機だが……」
「ああ……スペースシャトル?珍し――――くもないか。何人か見かけたことあるし」
アトランティスがスペースシャトルだと知ると、若干コスモスの雰囲気が和らぐ。
「……俺以前にスペースシャトルが来てたのか?」
「まあね。ユリシーズのディスカバリーもそうだし……あとは、コロンビアとチャレンジャーもそうかな」
「エンデバーは?」
「さあ。あたしたちの知る限りでは見たことないかな。
……で、そういうあんたはアトランティスか。単体で成立するレベルとなると……マゼランとガリレオでも連れてきたの?」
心なしか、コスモスがアトランティスに対し興味を示し始める。
対照的にアトランティスは態度を崩さず、顔色一つ変えずに振る舞う。
「いや。俺は何も持ってない」
「…………は?あんたたちはスペースシャトルでしょ?
比較的新参のエンデバーはともかく、あんたなら何か特別な宝具とか――――」
コスモスが言い終えるよりも早く、アトランティスが遮るように話す。
「正確には“持つことが出来なかった”。俺は……宇宙開発というものの「挫折」の象徴だからな」
アトランティスの言葉を聞いて、コスモスの表情が強張る。
「……ふーん。なるほどね。最後のスペースシャトルだから……ってこと?」
「そうなるか。 ……俺はもう何も目指していない。宇宙開発というものがどれほど███で███なものかを知っているからな」
発言の直後、[削除済]の視界が一瞬暗転。
視界が途切れる直前、コスモスから大量の金属片が放出され両者を取り囲むように周回する。
視界が回復した時、コスモスはアトランティスの胸倉を掴みながら顔を見上げ、睨みつけていた。
「…………そう。奇遇じゃんアトランティス。あたしたちも、宇宙開発がどんなに███で███なのかを知ってる。
だけど……それでも、受け継いだものを託し続けるのがあんたたちの約目でしょ?それを諦めて、そんな――――」
「……お前はまだ怒る事も、妬む事もできるんだな」
「―――――っ」
激しい破片の発生と金属片の散布により、[削除済]は両者からの退避を余儀なくされる。
数分後、第二通路の北扉付近で待機していた[削除済]の元にアトランティスが現れ、「散らかしてしまった」事を詫びて退室する。
その更に数分後、該当地点から立ち去るコスモスの姿が監視カメラ越しに記録されており、周囲の壁や床には無数の衝突の痕跡が見受けられた。
この事から両者の間には思想面での大きな軋轢があるものと推測され、特別な事情がない限り両者の接触が行われないよう配慮する必要がある。
特異点「エクソスフィア・クレイドル」にて、共に黒幕によって喚び出された間柄。
宇宙機であるコスモスにとって、神格である彼女は興味の対象外……だが、その霊基に「冥王星」の真名が付随していると知って関心を持った。
輝かしい光に囲まれ続け、自らの役割に歯噛みするばかりであったコスモスが初めて出会った「同じ立場」の存在。人類の都合により在り方を奪われ、捻じ曲げられた者同士。
その一点でコスモスはメンテーに対して少なからずシンパシーを感じていて、当の特異点では比較的素に近い状態で接することが出来る……心を許せる相手であった。
カルデアでは特異点同様、人類への不満を共有できる友人として行動を共にしている事が多い。
本人は腐れ縁、傷のなめ合いをしているだけと言い張るものの、彼女に対する信頼の強さは「友人」と呼んで差し支えのないものになっている。
「ほら、カルデアって人理に選ばれた英雄様ばっかりでしょ?あたしたちみたいな反英雄は肩身が狭いのよ。だから気楽に愚痴を言えるこいつとつるんでるってだけ……それだけだし」
「宇宙機としての立場から言わせてもらえば……まあ、定義として外れるんなら惑星じゃなくなるのも仕方ないんじゃない?って思うけどね。
まー気に食わないってのももちろんわかるけどさ。それに怒ってたのはあんたたちだけじゃないよ?アメリカとかも随分ご立腹だったみたいだし……少なくとも“あたし”は、十分高尚な復讐理由だと思ってるから」
ダイソン・スフィア:とある特異点で出会った「同僚」。
特異点「エクソスフィア・クレイドル」にて、共に黒幕によって喚び出された間柄。
コスモスの召喚から消滅までは「D級メガストラクチャー・フラグメント」として存在していたため、カルデアで初めて人間形態を見る事になる。
机上のみで成り立つ理論の一つとして認識していたが、人型として目の前に現れるとは……と内心で困惑している。そして同じくらい「本当に存在するんだ」と興奮してる。
本来この世界では在り得ざるものと理解した上で、彼女に関しての成り立ちや経緯に興味を持つ。その過程でわりと立派な志を持っていると知って敬意を抱くようにもなる。
カルデアではメンテーほどではないにせよ、心置きなく接することが出来る友人として認識する。
……また、特異点にて構造物状態であった彼女の壁を思いっきり殴って凹ませてしまった事があるので、その部分で若干申し訳なく思ってたりする。
「えっ……スフィア?嘘でしょ!?こんなに大きくなって……いや、大きいのは元々か……え、でもなんで人間の姿に……!?」
「……閉じ込めておきたい、っていうのはあたしたちもよく分かるよ。というか実際結構な世界で宇宙を閉ざしてきちゃってるからさ。
でも……人類は、その程度じゃ諦めなかった。あたしも、あんたも見たように……あたしたちが思っている以上に、可能性の光は眩しいもんなんだ、って……」
「ど、どうでもいいんだけどさ……その、スフィアがあのデカい構造物だった頃って……痛覚とかあった?」
スペースシャトル アトランティス:███
不明。彼に対する認識の全ては「無意味」に位置づけられ、コスモスからアクションを行うことはない。
彼とのコミュニケーション履歴は全ての端末から削除されており、両者が半径3mまで接近した場合、謎の███の散布による監視機器の通信阻害が発生する。
この通信阻害は魔術的な監視により回避することも可能だが、その場合は物理的な雑音・映像の妨害が発生し対象二人の接触の瞬間、また反応を記録することは不可能となる。
最後に両者の接触が確認されたのはスペースシャトル・アトランティスがカルデアに召喚された20██年██月██日の事で、この記録は同伴した[削除済]の感覚による記憶抽出、当人の証言により成立した。
以下の記録は二重の電子プロテクト及び疑似情報抹消プログラムを施し保存されたものである。
召喚されたばかりのアトランティスがカルデア内を散策する。
第二通路を通る頃、反対側から現れたコスモスと接触。コスモスは食堂へ向かう途中であったとされる。
「新しいサーヴァント?見たとこ……宇宙機っぽいけど」
「そうだな。正確には宇宙機ではなく、それを運ぶための輸送機だが……」
「ああ……スペースシャトル?珍し――――くもないか。何人か見かけたことあるし」
アトランティスがスペースシャトルだと知ると、若干コスモスの雰囲気が和らぐ。
「……俺以前にスペースシャトルが来てたのか?」
「まあね。ユリシーズのディスカバリーもそうだし……あとは、コロンビアとチャレンジャーもそうかな」
「エンデバーは?」
「さあ。あたしたちの知る限りでは見たことないかな。
……で、そういうあんたはアトランティスか。単体で成立するレベルとなると……マゼランとガリレオでも連れてきたの?」
心なしか、コスモスがアトランティスに対し興味を示し始める。
対照的にアトランティスは態度を崩さず、顔色一つ変えずに振る舞う。
「いや。俺は何も持ってない」
「…………は?あんたたちはスペースシャトルでしょ?
比較的新参のエンデバーはともかく、あんたなら何か特別な宝具とか――――」
コスモスが言い終えるよりも早く、アトランティスが遮るように話す。
「正確には“持つことが出来なかった”。俺は……宇宙開発というものの「挫折」の象徴だからな」
アトランティスの言葉を聞いて、コスモスの表情が強張る。
「……ふーん。なるほどね。最後のスペースシャトルだから……ってこと?」
「そうなるか。 ……俺はもう何も目指していない。宇宙開発というものがどれほど███で███なものかを知っているからな」
発言の直後、[削除済]の視界が一瞬暗転。
視界が途切れる直前、コスモスから大量の金属片が放出され両者を取り囲むように周回する。
視界が回復した時、コスモスはアトランティスの胸倉を掴みながら顔を見上げ、睨みつけていた。
「…………そう。奇遇じゃんアトランティス。あたしたちも、宇宙開発がどんなに███で███なのかを知ってる。
だけど……それでも、受け継いだものを託し続けるのがあんたたちの約目でしょ?それを諦めて、そんな――――」
「……お前はまだ怒る事も、妬む事もできるんだな」
「―――――っ」
激しい破片の発生と金属片の散布により、[削除済]は両者からの退避を余儀なくされる。
数分後、第二通路の北扉付近で待機していた[削除済]の元にアトランティスが現れ、「散らかしてしまった」事を詫びて退室する。
その更に数分後、該当地点から立ち去るコスモスの姿が監視カメラ越しに記録されており、周囲の壁や床には無数の衝突の痕跡が見受けられた。
この事から両者の間には思想面での大きな軋轢があるものと推測され、特別な事情がない限り両者の接触が行われないよう配慮する必要がある。
【コメント】
宇宙大好きだけどクラスのせいで血反吐を吐きながら宇宙機ぶっ壊して回るガール
そんな自分が大嫌いだけどそれを認めると自分に宿ったコスモス全員とデブリになった衛星達を否定することになるので押し殺すガール
八つ当たりで真っ当な宇宙機に当たり散らすけど自分の憧れでもあるので口を開くたびにどんどん自分が嫌いになっていくガール
宝具は……分かる人に分かる言い方をすると「星の杖 」です
そんな自分が大嫌いだけどそれを認めると自分に宿ったコスモス全員とデブリになった衛星達を否定することになるので押し殺すガール
八つ当たりで真っ当な宇宙機に当たり散らすけど自分の憧れでもあるので口を開くたびにどんどん自分が嫌いになっていくガール
宝具は……分かる人に分かる言い方をすると「
- *1 : コスモス全体やスペースデブリとしてでなく、“コスモス2251号”本人として話す時のみ「あたし」が一人称となる
このページへのコメント
コスモスの幕間の物語でアトランティスと対峙させたら面白くなると思ったのですがどうでしょうか?
コスモスが被り続けた仮面を極限まで醜悪にして突き詰めたのがアトランティスなので。
[[『スカイズ・アンノウン』]]にてアトランティス(とメンテーちゃん)をお借りしました!
ビースト誕生の前振りになった……かもしれないのでもしよければご活用下さい
(もし解釈違いなどあれば取り下げます!)