kagemiya@ふたば

【元ネタ】宇宙開発史
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】スペースシャトル アトランティス
【異名・別名・表記揺れ】Atlantis OV-104
【性別】男性
【身長・体重】181cm・73kg
【肌色】白　【髪色】茶　【瞳色】茶
【外見・容姿】古ぼけた白いロングコートを着た男性。
【地域】アメリカ/宇宙
【年代】近代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】星
【その他属性】人型・機械・宇宙機・浮遊
【ステータス】筋力：D　耐久：D　敏捷：A　魔力：D　幸運：C　宝具：EX
【一人称】俺
【二人称】お前
【三人称】あいつ

　文明を破壊し、培われてきた概念を終わらせた所業を持つ者に与えられるスキル。
　信仰、文化、それらに準ずる価値観を無へと帰し、塗り替える……或いは完全に“破壊”する。
　そこに対象への理解など無く、慈悲などもありはしない。純粋な破壊の意思、全てを終わらせるという決断だけが存在する。

　経済的に割に会わない。
　それだけの理由でアメリカにおけるスペースシャトル計画は中止された。
　アトランティスは宇宙開発における人類の挫折の象徴である。

「俺の夢はもう、燃え尽きたんだ。」

宇宙輸送システムSpaceTransportationSystem。再使用型宇宙往還機RLVに最も近い、繰り返し宇宙へと飛び立って貨物を輸送した打ち上げ機。

14回の人工衛星輸送、ロシアの宇宙ステーション「ミール」との7回のドッキング、ISSとの12回のドッキング等、アトランティスの功績は他のスペースシャトルに劣るものでは無い。

「けど全部過去の栄光だろ？未来の栄光に繋がらないなら何の意味がある？」

大気圏再突入の際、オービターを守る底面の熱シールド。黒いタイル状で、シリカガラス繊維で構成される。

シャトル本体が200度で強度が低下するアルミニウム製であるのに対し、対熱タイルは1600度以上の圧縮熱に耐えうることができる。
ただしこのタイルは本体から剥離した場合に致命的な弱点を露にする。そのため飛行ごとに一枚一枚の状態をチェックしなければならない。

「その費用が高々1200ドル？創造主NASAの馬鹿さ加減には呆れを通り越して笑えてくる。」

人類の抱いた宇宙開発という夢の一つの挫折。
それを体現するアトランティスはハービンジャー・アドベンチャー・ストレンジャークラス及び宇宙機のサーヴァントからの攻撃に強い耐性を持つ。
更に宇宙機のサーヴァントに対しては強力な特攻となる。

「俺も宇宙は大好き"だった"よ。今はどうでもいいけどな。」

ランク：B　種別：対人宝具　レンジ：1〜99　最大捕捉：80人
飛行の度に要求される巨額のメンテナンス費用、官僚主義に侵されたせいで十分な安全対策が取れなかったNASA、スペースシャトル計画が修了された原因を拡大解釈して標的に押し付ける。

その効果は標的の耐久と幸運をEランク以下まで引き下げる上、対魔力等の防御スキルも無効化し、
更に現界維持や宝具・魔術の使用に必要な魔力を激増させると言うもの。
特に宇宙機に属するサーヴァントは如何なる手段を使ってもこの宝具に抵抗できない。

「ああ、そうだな。結局これは八つ当たりという事になるんだろう、だから俺を憎んでくれて結構。だが、俺の味わった物をお前も味わってもらう。」

アメリカが主導したスペースシャトル計画、それに所属する最後のスペースシャトルである。

使い捨てのロケットより安価な次世代宇宙輸送システム...「100回の飛行もしくは10年間の使用に耐えられるもの」として進められたスペースシャトル計画の実態は杜撰なものだった。

安全面への配慮を含めると一回の飛行毎に約10億ドルのメンテナンス費用がかかり、
外壁の耐熱タイルの点検や交換は一つ一つ手作業で行う必要があるため手間がかかる上、作業誤差や重過の問題が付きまとい、それらに対処すべきNASAは官僚主義に侵されたせいで十分な対策が取れない惨状。

結局、一回の飛行あたり1200万ドルほどのコストで飛ばすことができるという甘い見込みで進められた計画が中止されるのは当然だった。

アトランティスに与えられた最終任務は2011年7月8日から7月21日までのSTS-135であり、それがスペースシャトル計画における最後の飛行である。

その後、ISSへの物資補給は民間商用宇宙船に委ねられる事になったものの、アメリカと人類の威信をかけた一大プロジェクト…夢が現実に破れた事に代わりは無い。

挫折に打ちのめされ、光を失った事に怒る気力さえ無くした無感情系。
ターミネータークラスと見まごうばかりに宇宙機としてのアイデンティティーを破壊し尽くした生ける屍と言っても過言では無い。
あるいは、あるターミネーターが生まれなかった場合においては彼こそが宇宙開発が行き過ぎた世界を終わらせる役割を持っていたのかもしれない。

彼が唯一感情らしきものを覗かせるのは『継承』の話題になったとき、これが意味するものは…。

宇宙機全般：
「宇宙を…光を目指すなら勝手にしろ。燃え尽きた俺を巻き込むな。」

泥新宿の配達人：先輩、多少感情を見せる相手
「お前達だってNASAの馬鹿さ加減は俺以上に見てきた筈だろ？何故そこまで夢を持てる…？」
「俺達の希望を引き継ぐべき者はもういない...それも分かってるだろ！」

フォン・ブラウン：
「謝らないでくれ、あんたは悪くないんだから。」
「生きられなきゃ希望を託す以前の話だってのは分かってる。だから俺はもう諦めた…諦めるしか無かったんだ…。」

コスモス2251号：
「お前はまだ怒る事も妬む事もできるんだな...俺みたいになるなよ。」

アポロ〔イマジナリ〕：
「所詮人は現実に勝てない。結局NASAはお前から何も学ばなかったって事だ。」

燃え尽き系宇宙機
[2022/4/4/0:45 色々追記・15:25 人物像を色々追記]
[2022/4/5/10:07 イメージカラー等を追加。追記するたび増していく手遅れ感]
[2022/4/8/20:31 関連キャラにフォン・ブラウン追加]
[2023/3/11　関連キャラに風雲1号C追加]











































「同じ宇宙機として許せない？何度も言ってるだろ。俺なんか無視して勝手に宇宙を目指してろってな。」
「それに今更遅すぎるんだ。仮にこれを使えたとして俺にその資格は無いし使いたいとすら思わない。」