kagemiya@ふたば

【氏名】シュヴァル・フォン・ゼグラス
【性別】男性
【年齢】40歳
【出身】オーストリア
【身長・体重】184cm・78kg
【肌色】白【髪色】赤【瞳色】青
【外見・容姿】爛々とした狂気的な瞳の輝きを持つ男

【属性】混沌・善
【魔術系統】錬金術
【魔術属性】土
【魔術特性】変転
【魔術回路】質：C 量：C 編成：正常

【所属】『帝国主義者』
【階位・称号・二つ名】『管理者』

オーソドックスな錬金術の使い手。アトラス院のそれとは異なり思考分割、高速思考の類は納めていないものの平均的な魔術回路と用意していた各種礼装などでカバー…するはずだった。
技量としては一流には到底届かない二流程度。基本こそ納めているものの、その先に到達する才覚はなく、才覚を補うほどの狂気的な努力をするほどに魔術に傾倒することはなかった。
自他ともに認める、魔術を手段として扱う魔術使い。

土地の権力者としての顔も持つシュヴァルはダリルが率いる帝国主義者の人員とは別の、独自の手勢を持つ。
彼らは魔術的な効果を付与された近接装備と、携行銃を始めとした装備を持つ精鋭であり仮に適切に運用されていれば聖杯戦争において脅威にもなり得ただろう。

この聖杯戦争のマスターにおいて唯一…だったはずの、ウィーンに暮らし、土地を管轄するオーナーとして持ついくつかの有力な霊地。
既に帝国主義者陣営が管轄しているものの、魔術を扱う上で土地を保持することがどれだけのアドバンテージになるかは説明するまでもない。
彼が参戦しないことによってウィーンで暮らすマスターがいなくはなったものの、土地の多くは帝国主義陣営が所持しているのだろう。

爛々とした狂気的な瞳と、かなりの鍛えられた肉体を持つ壮年の男性。

本来帝国主義者陣営における四人目のマスターとなる予定だった人物。
その能力と財力を帝国主義者陣営に捧げ、自らがサーヴァントを操るマスターとなることを疑っていなかったが──────。

イメージカラー：燃える情熱の赤
特技：会計・事務処理
好きなもの：ドイツ人民/ビール/理想
苦手なもの：余所者
天敵：バベルマン
願い：偉大なるドイツを誕生させる事。そこには余所者も不純物も必要はない。

【一人称】私/昂ると俺　【二人称】君、（名前）さん、苛立つとお前だったり呼び捨て　【三人称】○○

代々ドイツ人同士で交配を続けた錬金術の家系、ゼグラス家の長男として生を受ける。
既に根源の到達を半ばあきらめ、神秘的な技能と有力な土地の管理者として貴族の立ち位置を得ていた家系に産まれたシュヴァルにとって魔術とは自らの地位を維持し向上させる手段でしかなく、それ故に割り切った魔術の鍛錬はかえって効率的なものであったが故に、一流には到底届きはしないものの一定のレベルまでの魔術の腕前を保持させることに成功した。

様々な技能に平均以上の能力を有していた彼にとって、自身の家系の地位の維持は容易なものでしかなく、次第に自身のルーツであるドイツ人というステータスを向上させることに執心することになる。
しかし動乱の時代において小ドイツ主義と大ドイツ主義といった思想のぶつかり合いになったところ、彼は必要以上にその争いに首を突っ込むこととなる。その結果、もはや彼は魔術師どころか魔術使いにも劣る政治と民族の思想に介入する思想家として活動するようになるも、そのどちらの主義も彼の望むドイツ人の立場をより推し進めるものではなかった。

自身が徒労に終わった状況において、風見鶏のような立ち位置を選びながらも家も自身の命すらも護ることが出来たダリルをシュヴァルは優れた存在として認識することになる。
『帝国主義』を掲げるダリルの下に彼は迅速に駆けつけ、そこで見た者はとてもドイツ人とは見えない得体の知れない男。
必要ではないと糾弾しようにも、その男は既に最初のダリルの同志として組織の中枢に入り込み、その容姿を指摘したのならば特に名残を見せることもなく次の日には金の髪に青の瞳というドイツ人らしい姿で姿を見せたことも精神を波立たせた。
あまつさえ、主義と反発するであろう異人の子を拾い上げたこと、そして不純物が連れてきた客人。彼にとって最初に理想として馳せ参じた帝国主義の理想は最早形のない夢想でしかないと断じるべきものだった。

それでも、計画が実現するのならば自らの能力を振るおうと考えていたところに、土壇場で帝国主義者と今まで関わりのなかった部外者であるラインブーフの取引によって、マスターとして力を振るう機会すらも失ったシュヴァルは最後の手段として自らの手勢を行使して、マスターとして戦うべく、かつて自身が見た輝きである帝国主義者の当初の姿に戻し、自身がドイツ人民の地位を向上させるべく行動を移すことになるのであった。

自信家ではありつつも、自らが上と認めた相手を認める度量も持つ男。
細かい部分に気が付いたうえで対処するものの、フラストレーションを内に内に貯めていくタイプ。その結果、自分でもそのつもりはなかった爆発も引き起こしてしまうときもあるがそれが結局死因にも繋がった。

平時では余所者等に不満を持ちつつも組織の会計なども担当し、縁の下の力持ちとして働いてはいたために他者からは欠かせぬ人物として扱われ、帝国主義者陣営のマスターとして除外された件についても、魔術師というよりマスターとしての能力が劣ると目されていた部分もあるが、そのような人物を前線に置くべきではなかったと気が付くことの出来る冷静さも併せ持っていた。
それ故にダリルからは重宝され、組織の人員からもある程度慕われてはいたものの、土壇場で貢献をしてきた自分の梯子が外されることを許せぬプライドの高さと、その決定があまりにも唐突なものであったが故に彼を凶行に走らせたのだろう。

仮に聖杯戦争に最初から帝国陣営のマスターとして参加していたのならば召喚したサーヴァントを陣営に貢献するように動かしていただろう。
しかし余所者ばかりか土壇場にあって部外者であるラインブーフの家のものをマスターにする判断が彼を狂気に動かした。

できなかった。南無。

ウリエラどころかダリルも予想外だった凶行に及んだNPC。
ある意味物語の始まりの原因ではあるものの、以降はストーリーに関わらずそのまま死亡している。ゴールデンカムイとかでの最初に見つかって入れ墨を見せた死刑囚みたいな役どころ。

名前はダリルがボスだからシュヴァルだな！貴族だからフォンもつけておくか！へー海藻ってドイツ語だとゼーグラスなのか！じゃあそれで！と秒で決めた。

ダリル・ブラットヴェーク

組織の首魁。

帝国主義という組織が発足される前からの知り合いではあったものの、当初は魔術の技能を持たない人間として見ていた。
しかしその先を見る異能と行動によって正しい道を歩む姿を評価し、自身の上に置くべき存在として忠誠を誓うようになっていく。

ローリエ・ブラットヴェーク

ダリルの娘。組織に必要なドイツ人の血を引く希望。

ダリルの娘であり、組織になくてはならない戦力と認識する存在。当初は異物の血を引く魔道に産まれた怪物と認識していたものの、その認識は完全に変えはしないもののドイツ人の血を引く存在として欠かせない人物と認識することになった。
色々と物を与えることはあっただろうが恐らく彼女からの好感度は非常に低い。

バベルマン

得体の知れない不純物。

明らかにドイツ人ではなく、だというのに最初の共感者として気が付けばダリルの傍に自らを置き、時には余所者を呼び込む行為も行う理解の出来ない存在。
ダリルの心を惑わすメフィストフェレスと認識しているが、彼を排斥できるほどの地位も実力もついぞ得ることはできなかった。

アミラ・ナジーラ・サーラム

必要だとは到底思えない異物

グレンが連れてきた魔術師。当初は排斥しようと動きはしたものの、ダリルに窘められ、バベルマンは彼女を保護するような動きをするためにそのまま組織に置かざるを得なかった。
しかし凶行に及んだ当日、召喚したサーヴァントが別行動をしているのならば処分することも可能なはずだと彼女もまた排斥対象として手勢に襲わせるようにした。
結局のところ、彼はドイツ人であるかどうかで他者を第一に認識しているため、彼女のような優れた力を持つ存在を受け入れられぬ度量でしかなかったのだ。

ウリエラ・ラインブーフ

確保対象。自らを押し上げる便利な道具だったもの。

自身をセイバーのマスターとして存分に戦わせるために必要と考えていた娘。その意思も容姿も関係なく、ただ魔力タンクとして認識していたために、仮に彼がセイバーの召喚に成功したとしても離反は時間の問題だっただろう。

女王スクルド

面識自体はない。

シュヴァルが有力な土地を保有していたために、本領を発揮することが難しい哀れなサーヴァント。
アウェーに加えて事前の霊地確保も難しく更にはマスターの倫理観的な問題で縛りプレイを強いられているため、仮にシュヴァルのような存在がいなければもう少し暴れられたかもしれない。

即死するNPC