最終更新:ID:Uh/4daR/XQ 2022年08月22日(月) 21:14:30履歴
「一体、こんな寂れた所に何の用ぅ……?……まぁ、皆まで聞かないけどぉ……」
「……あぁ、でも。折角なら、形だけでも手くらい合わせておいてよね…」
【元ネタ】初期キリスト教文化、民間伝承他
【CLASS】ランサー
【真名】チャーチ・グリム
【性別】女性
【身長・体重】147cm・36kg
【肌色】不健康な白
【髪色】掠れた黒
【瞳色】灰青
【スリーサイズ】71/51/74
【外見・容姿】黒一色のフード付きローブを纏った痩せぎすの少女。体格に対して大きなシャベルを抱えている。
影のように揺らめくローブの端はときおり獣のシルエットとなり、彼女が集合霊であることを示唆する。
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・ケモノ科・死霊・亡霊
【ステータス】筋力:B+ 耐久:EX 敏捷:E 魔力:D 幸運:E 宝具:B
picrew:ケモ魔女メーカー様
【CLASS】ランサー
【真名】チャーチ・グリム
【性別】女性
【身長・体重】147cm・36kg
【肌色】不健康な白
【髪色】掠れた黒
【瞳色】灰青
【スリーサイズ】71/51/74
【外見・容姿】黒一色のフード付きローブを纏った痩せぎすの少女。体格に対して大きなシャベルを抱えている。
影のように揺らめくローブの端はときおり獣のシルエットとなり、彼女が集合霊であることを示唆する。
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・ケモノ科・死霊・亡霊
【ステータス】筋力:B+ 耐久:EX 敏捷:E 魔力:D 幸運:E 宝具:B
picrew:ケモ魔女メーカー様
魔術に対する耐性。
亡霊・死霊とはいえ、人や魂を守るものとして定義されているランサーは高い対魔力を持つ。
また、後述するスキルの影響により、被害を受けても耐えられる、という点で言えばランク以上である。
亡霊・死霊とはいえ、人や魂を守るものとして定義されているランサーは高い対魔力を持つ。
また、後述するスキルの影響により、被害を受けても耐えられる、という点で言えばランク以上である。
墓場に最初に埋められた魂は天国へ行かず、眠る体のための守り人となろう。
はじめにこの橋を渡ったものの魂と引き換えに、これを不壊の橋としよう。
新たな教会の祭壇の下には、不変の神への供物として子羊を埋めるべし。
固有スキル。
チャーチ・グリムとその類話に共通する、生け贄としての死と不変性の具現。
このスキルによりランサーは、「死んでいる限り滅びない」。
即ち、サーヴァントとして召喚されているランサーを正規の方法で消滅させることは事実上不可能。
ただしそれは守護する土地、「不変でなければならない理由」があってこその能力であるため、地縛霊スキルの陣地喪失代償による霊基消滅は効果外となる。
はじめにこの橋を渡ったものの魂と引き換えに、これを不壊の橋としよう。
新たな教会の祭壇の下には、不変の神への供物として子羊を埋めるべし。
固有スキル。
チャーチ・グリムとその類話に共通する、生け贄としての死と不変性の具現。
このスキルによりランサーは、「死んでいる限り滅びない」。
即ち、サーヴァントとして召喚されているランサーを正規の方法で消滅させることは事実上不可能。
ただしそれは守護する土地、「不変でなければならない理由」があってこその能力であるため、地縛霊スキルの陣地喪失代償による霊基消滅は効果外となる。
ストーン・テープ。
土地に縛り付けられた、或いは執着をもって土地から離れようとしない亡霊・死霊が持つスキル。
シールダーやゲートキーパー等のクラスが持つような、陣地や領域に対する守護の力を手に入れるが、サーヴァントとして召喚された土地から離れられないデメリットを背負う。
教会/墓場の犬。土地や魂を守るための生贄として捧げられた動物霊の集合体であるランサーのこのスキルは最高クラスのもの。
いかなる召喚であっても墓場にしか召喚されず、また結び付いた墓場から出ることは敵わない。
加えて自身が生存していようとも守護する陣地が破壊された時点で霊基を保つことが出来なくなり消滅する、という大きなも代償も抱える。
そのぶん得られる恩恵も大きく、ランサーと結び付いた墓場は神殿クラスの陣地に等しい霊的防衛要塞となる。
土地に縛り付けられた、或いは執着をもって土地から離れようとしない亡霊・死霊が持つスキル。
シールダーやゲートキーパー等のクラスが持つような、陣地や領域に対する守護の力を手に入れるが、サーヴァントとして召喚された土地から離れられないデメリットを背負う。
教会/墓場の犬。土地や魂を守るための生贄として捧げられた動物霊の集合体であるランサーのこのスキルは最高クラスのもの。
いかなる召喚であっても墓場にしか召喚されず、また結び付いた墓場から出ることは敵わない。
加えて自身が生存していようとも守護する陣地が破壊された時点で霊基を保つことが出来なくなり消滅する、という大きなも代償も抱える。
そのぶん得られる恩恵も大きく、ランサーと結び付いた墓場は神殿クラスの陣地に等しい霊的防衛要塞となる。
自然界の法則を守り、その恩恵に与るもの。
イングランドに広く伝わる妖精の伝承、黒妖犬 の類話の一端を担う存在としてこのスキルを保有。
弱肉強食の価値観が常識レベルで染み付いており、個体としての性格とは関係なく、無慈悲な実力主義の考えが顔を覗かせる。
基本、穏やか(というか根暗)な性格で守護と安寧のために力を振るうランサーだが、このスキルの影響により、弱者と見なした相手には苛烈な面を見せてしまうことも。
イングランドに広く伝わる妖精の伝承、
弱肉強食の価値観が常識レベルで染み付いており、個体としての性格とは関係なく、無慈悲な実力主義の考えが顔を覗かせる。
基本、穏やか(というか根暗)な性格で守護と安寧のために力を振るうランサーだが、このスキルの影響により、弱者と見なした相手には苛烈な面を見せてしまうことも。
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。
曲がりなりにも獣系の妖精であることや墓守という性質から、ランサーはその細腕の内に見た目からは想像もつかない膂力を秘めている。
曲がりなりにも獣系の妖精であることや墓守という性質から、ランサーはその細腕の内に見た目からは想像もつかない膂力を秘めている。
ランク:B 種別:対魂宝具 レンジ:0〜50 最大捕捉:1新たなるチャーチ・グリムを作り出す契約を悪魔に対して持ち掛ける、対魂宝具。
シャベルを用いて墓を掘る(棺などの用意でも代用可)ことにより、発動に必要な儀式の準備が完了。
真名開放により無数に這い出る影の腕=悪魔の触覚が出現、契約に則った魂の収奪が起こり、哀れな生け贄を屍としたのち魂をチャーチ・グリムのカタチへと固定する。
次元のズレた悪魔の腕が魂を抜き取るため、物理的な防御でこの宝具は防げない。
そうして固定された魂はランサーの一部として取り込まれ、ランサーが退去する時まで無限に広がる暗闇の中に囚われることとなる。
また、取り込んだ魂の持つスキルや固有能力はランサーが自身のものとして使用可能であるが、名を奪いチャーチ・グリムの一匹に貶める都合上、宝具の真名開放は行えない。
実際に敵対者に起こる現象としては中東の『
ただ、直接悪魔が魂を拐うこと、そして、契約により為される収奪であるためにランサーの意思とは無関係に悪魔が獲物を選ぶことは大きな相違点として挙げられる。
この宝具の対象はランサーの意思によっては決められず、チャーチ・グリムの逸話通りの「はじめの一匹」……宝具の発動時点で最も近くにいる、獣以上の格を持つ生命体が強制的に対象となるのだ。
ゆえにランサーは誰を巻き込むか分からないこの宝具の使用に対して(そもそも悪魔の力を借り受けること自体を忌んでいる節はあるが)非常に消極的であり、滅多なことでは使いたがらない。
サーヴァントとしての武装。死者を埋葬するための大きなシャベル。
埋葬の概念を保有するため死霊・不死への特攻を持ち、刺さる相手には並みの武器よりしっかり役立つ優れもの。
なお、『船の墓場』にはそもそも掘る土がないため、オールとして活用されている。
埋葬の概念を保有するため死霊・不死への特攻を持ち、刺さる相手には並みの武器よりしっかり役立つ優れもの。
なお、『船の墓場』にはそもそも掘る土がないため、オールとして活用されている。
チャーチ・グリムとしての逸話に複合され、ランサーの霊基に組み込まれている動物霊たち。
犬、羊、豚など様々であり、それらすべてがランサー同様の不滅と守護の性質を持つ。
黒妖犬 のイメージに引っ張られたためかみな影のような姿をしており、普段は集合してランサーのローブに擬態しているが有事には分散し戦闘を行う。
犬、羊、豚など様々であり、それらすべてがランサー同様の不滅と守護の性質を持つ。
新生SE.RA.PHにおけるレガリア分裂戦争において、珊瑚の海・『船の墓場』に召喚されたサーヴァント。
ごく初期のキリスト教の風習として、新たな教会/墓地を建てた時に、悪霊を追い払うため、或いは「最初に埋められたものは悪魔に連れていかれる」と信じられていたために、子羊や犬、豚などを生き埋めにした(イン・トゥ・ジ・アースと呼ばれる風習である)という。
土地を守るために埋められ、天の国へ行くことを許されないその霊は、時折教会や墓場に出没するようになった。
それがチャーチ・グリムやそれに類する名で呼ばれる亡霊/妖精の原型であり、このサーヴァントの霊基を構成する霊たちの素性である。
チャーチ・グリムはその役目の通りに人の魂を守護するとも言われる一方で、人の死の前に姿を表す凶兆の妖精ともされた。
これはイングランドに広く伝わる黒妖犬 の性質であり、同一視されたのか、原型となったのは定かではないが現在ではチャーチ・グリムも黒妖犬 の一種として扱われる。
また逸話にも多くのバリエーションがあり、洪水に耐える橋を作るために「悪魔の君」なる者との契約に命を差し出させられた犬の話であったり、教会に最初に足を踏み入れたものを悪魔が拐おうとしていた時に身代わりとして教会に追い立てられ悪魔に連れていかれた犬の話であったりと、必ずしも生き埋めにされるという話だけではなかったりもする。
サーヴァントとしては、墓守の道具であるシャベルを槍とみなしてかランサークラスで召喚された。
霊基の中心となっているのは、かつて生を受けた瞬間から人として扱われず、それゆえに生贄として埋められチャーチ・グリムとなった名もなき少女。
基底の肉体こそ人間ではあるがその内面はチャーチ・グリム」という集合体としてのものであり、野性的、妖精的な価値観がインプットされている。
なお、かつては文化として定着していた風習が元であるためか、個としての名を持たないタイプのサーヴァントとしては霊基数値が高い。
ごく初期のキリスト教の風習として、新たな教会/墓地を建てた時に、悪霊を追い払うため、或いは「最初に埋められたものは悪魔に連れていかれる」と信じられていたために、子羊や犬、豚などを生き埋めにした(イン・トゥ・ジ・アースと呼ばれる風習である)という。
土地を守るために埋められ、天の国へ行くことを許されないその霊は、時折教会や墓場に出没するようになった。
それがチャーチ・グリムやそれに類する名で呼ばれる亡霊/妖精の原型であり、このサーヴァントの霊基を構成する霊たちの素性である。
チャーチ・グリムはその役目の通りに人の魂を守護するとも言われる一方で、人の死の前に姿を表す凶兆の妖精ともされた。
これはイングランドに広く伝わる
また逸話にも多くのバリエーションがあり、洪水に耐える橋を作るために「悪魔の君」なる者との契約に命を差し出させられた犬の話であったり、教会に最初に足を踏み入れたものを悪魔が拐おうとしていた時に身代わりとして教会に追い立てられ悪魔に連れていかれた犬の話であったりと、必ずしも生き埋めにされるという話だけではなかったりもする。
サーヴァントとしては、墓守の道具であるシャベルを槍とみなしてかランサークラスで召喚された。
霊基の中心となっているのは、かつて生を受けた瞬間から人として扱われず、それゆえに生贄として埋められチャーチ・グリムとなった名もなき少女。
基底の肉体こそ人間ではあるがその内面はチャーチ・グリム」という集合体としてのものであり、野性的、妖精的な価値観がインプットされている。
なお、かつては文化として定着していた風習が元であるためか、個としての名を持たないタイプのサーヴァントとしては霊基数値が高い。
一言で言うならば非常に自己評価が低く、暗い性格。
サーヴァントとしての性能はそこそこ……どころではない強さなのだが、それとは別に生前に人間扱いすらされなかった記憶から自信のなさが心を縛っている。
自分を卑下するような言動も、環境が悪かったというような言動も半々くらいのため、自分に原因があると抱えこんでしまうタイプではない。
自分や動物が犠牲となったイン・トゥ・ジ・アースの風習の問題点も、しっかりと認識できている(本人曰く「そりゃ生かしておいても何もできなかったあたしなんか死んだ方がマシだったかもしれないけどさ、わんこ達はそういうんじゃないじゃん……」とのこと)。
そのことからも分かるように物事の本質を見抜く力に長けており、あくまでメンタル強度が悲惨なだけで決してフィジカル以外の能力が極端に低い訳ではない。
筋力に関してだけはある程度自信があるのか、大きな廃船を頑張って動かした後に誰に見せるでもなく一人ドヤ顔をしている姿がたまに見られるとはルサルカ談。
意外にも他人と交流することにはあまり抵抗がなく、墓守の仕事の一環として『船の墓場』に迷いこんだ月の民やNPCに城下町への生き方を教えるなどもしている。
自分を徹底的に卑下していることと、見抜く力が高いことが影響しているのか、他人の良いところを見つけることも得意。根っこが優しい。
自分に出来ないことをしている相手であれば誰でも格上、というスタンスであり、役に立たないような特技でも「へぇ…すごいじゃん……」と褒めてくれるので『船の墓場』の数少ない住民には割と慕われている。
ただ、精神的同類 相手であればそれなりに会話することもできるが、相手がぐいぐいくるタイプ だとたじたじになってしまう点はイメージ通り。
相手が自分から会話を振ってこなければ自分から話しかけることもできるが、逆に相手から積極的に話しかけられると応対に困り固まってしまうタイプである。
また褒められることにもてんで弱いため、持ち上げられると照れながらフードを深く被り縮こまってしまう。
好きなものは暗くて静かなところ、嫌いなものは明るくうるさいところとシンプル。
静かに水が淀んでいく音と、風で揺れた廃船が擦れる音、そしてその中で仄かに聞こえる水妖の歌声だけが響く───そんな『船の墓場』をランサーはいたく気に入っている。
その環境を保つために、流れ着いてくる廃データの容量を確認しながら、偶然迷い混んだ者を元の場所へ送り出したり、たまに訪れる略奪者や侵攻勢力を単身迎え撃ったりするのが彼女の仕事である。
『船の墓場』の受入容量が溢れそうになると廃船をエリア内方向へと押し込んだり 、ものによっては直接沈めたり という力仕事も多い。
召喚された当初はほぼ趣味で行っていたこれらの活動だが、現在は「王の落胤」公認で彼女に任せられた業務となっている。
その事に不満はないが、同時に持ち掛けられた王のサーヴァントとしての契約については固辞し今に至る。
曰く『船の墓場』そのものが消滅しない限り死亡しない自らの特性があり、そして持ち場を離れることもできない都合上、互いにとってメリットが少ないから……とランサーは説明するが、その実際の理由は誰かと深い関係を持つこと自体が怖かっただけである。
いざ戦闘となると、闘争本能を昂らせることによって凶暴な一面が垣間見えるようになる。
妖精の一端として、自然の摂理たる弱肉強食の掟を振りかざす強大な守護者……それがサーヴァントとしてのランサーの姿であり、もう一つの本性。
敵と見なした相手には徹底的なまでの攻撃を加え、倒しきるか完全に領域を追い出すまで攻撃の手を緩めることはない。
呼応して口調も荒くなり、普段の彼女であればおよそ口にしないような言葉で弱者を罵り蹂躙する姿は周囲に恐怖を抱かせる。
ランサー本人はこの豹変を単なる仕事モードとして割り切っているが、『船の墓場』の住民達から恐れられることについてはあまりよい顔はしない。
そのためできるだけ戦おうとしないスタンスであり、見るからに実力で下回っている相手に対しては警告に留めようとする場合も多い。
……却ってその態度を侮って攻撃を加えてくるような無礼者も多いというが。
イメージカラー:日陰の灯火
特技:腕相撲
好きなもの:暗いところ、静かなところ
嫌いなもの:明るいところ、うるさいところ
天敵:太陽とかそれっぽい人間とか
願い:自分の役目を果たすこと
【一人称】あたし
【二人称】あんた
【三人称】あいつ
サーヴァントとしての性能はそこそこ……どころではない強さなのだが、それとは別に生前に人間扱いすらされなかった記憶から自信のなさが心を縛っている。
自分を卑下するような言動も、環境が悪かったというような言動も半々くらいのため、自分に原因があると抱えこんでしまうタイプではない。
自分や動物が犠牲となったイン・トゥ・ジ・アースの風習の問題点も、しっかりと認識できている(本人曰く「そりゃ生かしておいても何もできなかったあたしなんか死んだ方がマシだったかもしれないけどさ、わんこ達はそういうんじゃないじゃん……」とのこと)。
そのことからも分かるように物事の本質を見抜く力に長けており、あくまでメンタル強度が悲惨なだけで決してフィジカル以外の能力が極端に低い訳ではない。
筋力に関してだけはある程度自信があるのか、大きな廃船を頑張って動かした後に誰に見せるでもなく一人ドヤ顔をしている姿がたまに見られるとはルサルカ談。
意外にも他人と交流することにはあまり抵抗がなく、墓守の仕事の一環として『船の墓場』に迷いこんだ月の民やNPCに城下町への生き方を教えるなどもしている。
自分を徹底的に卑下していることと、見抜く力が高いことが影響しているのか、他人の良いところを見つけることも得意。根っこが優しい。
自分に出来ないことをしている相手であれば誰でも格上、というスタンスであり、役に立たないような特技でも「へぇ…すごいじゃん……」と褒めてくれるので『船の墓場』の数少ない住民には割と慕われている。
ただ、
相手が自分から会話を振ってこなければ自分から話しかけることもできるが、逆に相手から積極的に話しかけられると応対に困り固まってしまうタイプである。
また褒められることにもてんで弱いため、持ち上げられると照れながらフードを深く被り縮こまってしまう。
好きなものは暗くて静かなところ、嫌いなものは明るくうるさいところとシンプル。
静かに水が淀んでいく音と、風で揺れた廃船が擦れる音、そしてその中で仄かに聞こえる水妖の歌声だけが響く───そんな『船の墓場』をランサーはいたく気に入っている。
その環境を保つために、流れ着いてくる廃データの容量を確認しながら、偶然迷い混んだ者を元の場所へ送り出したり、たまに訪れる略奪者や侵攻勢力を単身迎え撃ったりするのが彼女の仕事である。
『船の墓場』の受入容量が溢れそうになると廃船を
召喚された当初はほぼ趣味で行っていたこれらの活動だが、現在は「王の落胤」公認で彼女に任せられた業務となっている。
その事に不満はないが、同時に持ち掛けられた王のサーヴァントとしての契約については固辞し今に至る。
曰く『船の墓場』そのものが消滅しない限り死亡しない自らの特性があり、そして持ち場を離れることもできない都合上、互いにとってメリットが少ないから……とランサーは説明するが、その実際の理由は誰かと深い関係を持つこと自体が怖かっただけである。
いざ戦闘となると、闘争本能を昂らせることによって凶暴な一面が垣間見えるようになる。
妖精の一端として、自然の摂理たる弱肉強食の掟を振りかざす強大な守護者……それがサーヴァントとしてのランサーの姿であり、もう一つの本性。
敵と見なした相手には徹底的なまでの攻撃を加え、倒しきるか完全に領域を追い出すまで攻撃の手を緩めることはない。
呼応して口調も荒くなり、普段の彼女であればおよそ口にしないような言葉で弱者を罵り蹂躙する姿は周囲に恐怖を抱かせる。
ランサー本人はこの豹変を単なる仕事モードとして割り切っているが、『船の墓場』の住民達から恐れられることについてはあまりよい顔はしない。
そのためできるだけ戦おうとしないスタンスであり、見るからに実力で下回っている相手に対しては警告に留めようとする場合も多い。
……却ってその態度を侮って攻撃を加えてくるような無礼者も多いというが。
イメージカラー:日陰の灯火
特技:腕相撲
好きなもの:暗いところ、静かなところ
嫌いなもの:明るいところ、うるさいところ
天敵:太陽とかそれっぽい人間とか
願い:自分の役目を果たすこと
【一人称】あたし
【二人称】あんた
【三人称】あいつ
「……あたし達は、チャーチ・グリム。クラスはランサー……。今も昔も、ずっと墓を守り続けるだけのしがない亡霊……ってとこ」
「……やるって言うなら、容赦しない……。あたし、これでもここの番人、任されてるんだから……」
「は、恥ずかしいこと言わせないでくれるぅ……?あたしが、まっとうなサーヴァントみたいじゃん……」
「……たかがモノの墓場だ、って言ってもさ。こいつらだって、自分の仕事をやり通して、それでここに流れ着いたんだから……労ってあげたいなって思うし……守っても、あげたいし……」
「……き、急に褒めないでよぉ……あたしのご機嫌取っても何も良いこと無いんだからぁ……」
「……っ、分かった風な口利かないでよぉ、あたしより弱いくせに……!あんたなんか、あたしがやろうと思えばいつでも……!」
「あたしにも勝てない雑魚の癖にさぁ……何喧嘩売ってきてるのぉ……?……まぁ、いいや。身の程知らずがどうなるか、身をもって教えてあげようじゃない……」
「墓場じゃ静かにしろってさぁ、言わなくても分からない……?分かんないかぁ……じゃあ、さっさと死んで黙れよッ!」
「首をもいだから、勝ったと思ったぁ……?残念だけど、あたしはもう死んでるからさぁ、そういうの関係ないんだよねぇ……ははっ。同じ事、お返ししてあげる」
「あんたも、あたしと同じにしてやる……。……此処に新たなる贄を定め、守護の為の礎に捧ぐ。来たれ、魔の手よ!『
ルサルカ:『船の墓場』に暮らす数少ない住民の一人。人見知り同士(?)のため最初はお互いに距離を測りかねていたが一月ほどで意気投合した。
来客もほぼいない『船の墓場』では話し相手は貴重であるため、変わらない風景に飽いたならばどちらともなく会話を持ちかける間柄。
教えに敬虔な地域に生まれながらも聖歌すら習うこともなく埋められた記憶を持つランサーにとって、彼女の歌は手も理解も届かない領域にある、素晴らしいことだけは理解できる芸術品のようなもの。
一緒に歌う?などと誘われても、謙遜ではなく天と地の差があるため全力で断る。それで寂しそうな顔をされると教えてくれるならまぁ……?などと引き下がってしまうのもランサーであるが。
また、それ以外にも一人の少女として、彼女の肉感的な身体とラブロマンスな逸話に憧れている面もあるが、基本的にそれを本人に伝えることはない。
「……あんたの歌聞いてると、あたしに憑いてるやつらもすごい落ち着くんだ。……まぁ、実は下手な歌って聞いたことないから相対的なのは分かんないけど……うん。上手い、と思う……」
「……え?あたし?あたしはいいって……いやほんとに……。……え、な、泣かなくてもいいじゃんかぁ……わ、分かった。教えてくれるなら、歌ってみるから……」
ノノイ・5255:ある日、うたた寝をしていたらうっかり流れ着いてしまいましたと言って『船の墓場』に来た月の民。
いつものように(と、言っても迷ったのではなく寝こけて来た月の民は初めてだったのでやや戸惑いながら)帰る道を教えようとしたところ、なぜか捕獲される。
ノノイ曰く「心なしかお疲れに見えまして」とのことだったらしく、一通りたっぷりと癒されてダメにされた。
その後は初めて来るという『船の墓場』についてある程度の説明をさせられた後(物好きな客が観光で指定する可能性を考えたのだとか)、道案内に従って画舫 で帰って行った。
嵐のような襲来だった……とランサーは苦い顔で思い返すが、心や身体が軽くなったのも事実であり翌日は妙に上機嫌に仕事しているのをルサルカが目撃したという。
この後、時たま彼女が仕事の合間に『船の墓場』を訪れランサーの様子を見に来るようになったのはまた別の話。
「……いくら寝てても、三時間くらいはかかると思うんだけど、ここ…。……そんなに寝心地よかったのぉ……?……はぁ。……いや、城下町の風が良かった話とかされてもさぁ、あたしはここから離れられないし……」
「…………ぐいぐい来られるのは、苦手、だけど……あんたに、その、色々、されるのは……いい……よ。……き、気持ちいい、し……。……でもさ、あたしなんかに構わなくても、あんたには……」
セレスティア・コラルリウム・クレセンティス:珊瑚の海の「王の落胤」。高貴すぎて眩しいのでランサーは彼女を苦手としているが、幾度かの会話を経てだいぶ慣れている。
廃棄データが際限なしに流れ着く『船の墓場』では、定期的にレガリアを使用し、かつて作動していた浄化装置を一時的に再稼働させる必要がある。
その作業の折に彼女が『船の墓場』を訪れる時のみ顔を合わせる関係。
正式に『船の墓場』の『墓守 』として任じられるなどある程度の信頼関係は築いているが、前述の理由より持ちかけられた主従契約については突っぱねた。
「えっと……今回は、十日くらい動かしてくれれば溢れない、と思う……。必要な魔力量はこのくらい……。一応、データ処理だけはあたしもいくらか手伝えるから……何かあったら言ってよ。……同じエリアの、仲間、なんだし……」
トリスタン:セレスティアの護衛としてよく来る騎士。
共闘したことはないものの、その身なりと得物から強力なサーヴァントであることは察しており、あっこれあたしとは比べ物にならないやつだ…こわ……と距離を置いている。
話しかけられるとついビビって逃げそうになるが、セレスティアもいる事が多い都合下手な事は言えないと精一杯応対する。
なお、ノノイとの一件で筋肉についてちょっと語られてからは彼の身体が少し気になるようになった。
「あたしも鍛えたら、もっと強くなったりできるのかな……。……いや。冷静に考えてあんなムッキムキになるのはどう考えても無理……物理的にも……絵面的にも……」
来客もほぼいない『船の墓場』では話し相手は貴重であるため、変わらない風景に飽いたならばどちらともなく会話を持ちかける間柄。
教えに敬虔な地域に生まれながらも聖歌すら習うこともなく埋められた記憶を持つランサーにとって、彼女の歌は手も理解も届かない領域にある、素晴らしいことだけは理解できる芸術品のようなもの。
一緒に歌う?などと誘われても、謙遜ではなく天と地の差があるため全力で断る。それで寂しそうな顔をされると教えてくれるならまぁ……?などと引き下がってしまうのもランサーであるが。
また、それ以外にも一人の少女として、彼女の肉感的な身体とラブロマンスな逸話に憧れている面もあるが、基本的にそれを本人に伝えることはない。
「……あんたの歌聞いてると、あたしに憑いてるやつらもすごい落ち着くんだ。……まぁ、実は下手な歌って聞いたことないから相対的なのは分かんないけど……うん。上手い、と思う……」
「……え?あたし?あたしはいいって……いやほんとに……。……え、な、泣かなくてもいいじゃんかぁ……わ、分かった。教えてくれるなら、歌ってみるから……」
ノノイ・5255:ある日、うたた寝をしていたらうっかり流れ着いてしまいましたと言って『船の墓場』に来た月の民。
いつものように(と、言っても迷ったのではなく寝こけて来た月の民は初めてだったのでやや戸惑いながら)帰る道を教えようとしたところ、なぜか捕獲される。
ノノイ曰く「心なしかお疲れに見えまして」とのことだったらしく、一通りたっぷりと癒されてダメにされた。
その後は初めて来るという『船の墓場』についてある程度の説明をさせられた後(物好きな客が観光で指定する可能性を考えたのだとか)、道案内に従って
嵐のような襲来だった……とランサーは苦い顔で思い返すが、心や身体が軽くなったのも事実であり翌日は妙に上機嫌に仕事しているのをルサルカが目撃したという。
この後、時たま彼女が仕事の合間に『船の墓場』を訪れランサーの様子を見に来るようになったのはまた別の話。
「……いくら寝てても、三時間くらいはかかると思うんだけど、ここ…。……そんなに寝心地よかったのぉ……?……はぁ。……いや、城下町の風が良かった話とかされてもさぁ、あたしはここから離れられないし……」
「…………ぐいぐい来られるのは、苦手、だけど……あんたに、その、色々、されるのは……いい……よ。……き、気持ちいい、し……。……でもさ、あたしなんかに構わなくても、あんたには……」
セレスティア・コラルリウム・クレセンティス:珊瑚の海の「王の落胤」。高貴すぎて眩しいのでランサーは彼女を苦手としているが、幾度かの会話を経てだいぶ慣れている。
廃棄データが際限なしに流れ着く『船の墓場』では、定期的にレガリアを使用し、かつて作動していた浄化装置を一時的に再稼働させる必要がある。
その作業の折に彼女が『船の墓場』を訪れる時のみ顔を合わせる関係。
正式に『船の墓場』の『
「えっと……今回は、十日くらい動かしてくれれば溢れない、と思う……。必要な魔力量はこのくらい……。一応、データ処理だけはあたしもいくらか手伝えるから……何かあったら言ってよ。……同じエリアの、仲間、なんだし……」
トリスタン:セレスティアの護衛としてよく来る騎士。
共闘したことはないものの、その身なりと得物から強力なサーヴァントであることは察しており、あっこれあたしとは比べ物にならないやつだ…こわ……と距離を置いている。
話しかけられるとついビビって逃げそうになるが、セレスティアもいる事が多い都合下手な事は言えないと精一杯応対する。
なお、ノノイとの一件で筋肉についてちょっと語られてからは彼の身体が少し気になるようになった。
「あたしも鍛えたら、もっと強くなったりできるのかな……。……いや。冷静に考えてあんなムッキムキになるのはどう考えても無理……物理的にも……絵面的にも……」
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