ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

「……」


基本情報

【出典】生物史・絶滅種
【CLASS】ロスト
【真名】マーサ〔リョコウバト〕
【異名・別名・表記揺れ】地球上で最も繁栄した鳥類、最後のリョコウバト
【性別】メス
【身長・体重】37cm・293g
【嘴色】黒 【毛色】淡褐色と灰色 【瞳色】黒
【スリーサイズ】種としては平均的な範囲内
【外見・容姿】小さなハト。地味な色味をしている。
【地域】北アメリカ大陸
【年代】約10万年前〜1914年9月1日
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】獣・絶滅種
【ステータス】筋力:E 耐久:EX*1 敏捷:A++ 魔力:E 幸運:E- 宝具:D

【クラス別スキル】

喪失証明:-

 スキルを失っていることを示すだけのスキル。
 ロストは本来有するはずのクラススキルを持たず、また取り戻すこともない。

【保有スキル】

群体:EX

 本来はエージェントのクラススキル。このスキルにより、このサーヴァントは複数の体を持ち、その全てを破壊されない限り死亡しない。
 鳥類として最も多い生息個体数と、その完全な絶滅によって人類史に刻まれたロストは、種族単位で一つの霊基を構成する。
 即ち、ロストを構成するのは50億匹ものリョコウバトの群れ。空を覆うとまでされたその大群は、攻撃能力を持たずとも十分な脅威である。
 更に、後述の宝具により、ロスト本体を討伐しない限り、幾ら個体を殺そうとも何処からともなく新たな個体が湧き出し、個体数を維持する。

生息続行:A+

 人間によって絶滅が確認された種族の内、最後の一体(乃至はそうだと思われる個体)のみが保有する特殊なスキル。
 「自分がサーヴァントとしてここにいるということは、見せかけ上ではあるが、自分の種族はこの世から滅びていないと言える」。
 この見立てから飛躍し、「滅びていないのだから滅びない」という循環論法じみた強弁を世界に押し付けることで、『存在続行』と同等の現界維持能力を発揮する。
 但し、生命体としての活動を継続できる状態ならば幾らでもしぶとく生き残るが、頭部や心臓の破壊といった「その種が絶対に生存できない」類のダメージを受けると、このスキルは無力化される。
 嘗て地球上に50億存在したとされるリョコウバトは、ヨーロッパ人の新大陸入植に因って、僅かな年月の間に絶滅させられた。
 その最期の一個体であるロストは、人間の飼育環境下で生き延びさせられた、という事実から、非常に高いランクでこのスキルを有する。
 翼が折れようが、脚が砕けようが、人が介在しえる環境にある限り、この世界から退去することはない。

滅びの挽歌:EX

 絶滅した生物種のみが持つことを許された、滅びゆくもの達の叫び。『恐慌の声』の亜種スキル。
 彼らの叫声は生命活動を維持するあらゆる存在の魂を抉り、「滅びる」という恐怖を擬似体験させることで、精神ダメージを与える。
 空前絶後、史上最大規模の繁栄から瞬く間に滅び去ったリョコウバトの種は、人類史に刻まれたものとして、人類に対する最高等の「復讐」権を有する。
 故に、ロストの発する叫声は、単なる精神干渉を超えて強烈な呪いとして作用し、特に人類に対して致命的なダメージを与える。

【宝具】

絶滅を証せ、旅路は此処に途絶うロストワンズ・ジャーニー

ランク:E 種別:対己宝具 レンジ:0 最大捕捉:50億匹(1匹)
 絶滅種の最期の一匹であったという事実、そしてその種の莫大な個体数と、それすらも容易に絶滅させた人類の業。そういったものが綯い交ぜになった、「リョコウバト」という概念そのもの。
 一度ロストが召喚されれば、『群体』スキルとしてリョコウバトという種そのものが顕現する。天地を覆い尽くす程の大群は、存在するだけで脅威となる。
 無論、各個体は飽くまでもただのリョコウバトでしかなく、一般人でさえ鉄パイプの一本でもあれば容易に殴り殺すなどすることが可能。討伐するだけならば、量が多い以外の苦労はない。
 但し、ロスト本体が最期の個体であるということから転じ、ロスト本体を討伐しない限り、これらのリョコウバトは絶滅したことにならない。
 つまり、幾ら群れを討伐しても、本体を消滅させない限りリョコウバトは絶滅していないことになり、何処からともなく「殺されていない」個体が現れ、本来の50億匹に群れの数を復元してしまう。
 逆を言えば、本体さえ討伐してしまえば、50億匹は一瞬で消滅してしまうということでもあり、ロストを相手取るのであれば、本体のみを早急に殺す必要がある。

【Weapon】

 50億匹という同族の数こそが彼女最大の武器である。群れが其処に存在するだけで壁となり、飛びかかるだけで攻撃となるのだから。

【解説】

 リョコウバトは、主に北米大陸東部を主要な生息地としていた、渡りをする鳥類である。
 ハトとしては大型であり、体重は300g前後、体長は40cm程。時速100kmに迫る速度で飛行することから、翼などもそれに応じた構造をしていたことがわかっている。
 約10万年前、更新世と呼ばれる時代の地層から化石が発見されており、最低でもそれだけの年月を生き抜いてきた種であった。
 特筆すべきは、低い繁殖力にも関わらず膨れ上がったその個体数であり、最低でも30億匹、最大で50億匹とも言われている。
 現在人類が確認しているあらゆる種の鳥類の中で、最も繁栄した、と言っても過言ではなく、その繁栄は、途絶えることなどないと信じられて「いた」。

 リョコウバトと人間との関わりは古く、例えば北アメリカ先住部族のワイアンドット族は、狩猟対象となったリョコウバトを死者の魂であるとした。
 セネカ族は、若いリョコウバトを狩る前に成鳥に対して贈りものを捧げたし、ホー・チャンク族では、リョコウバトを鳥達の長だと見なしていた。
 東海岸近くに居住する部族達は、生活領域に棲むリョコウバトを狩猟の対象とこそしたが、一定の神秘性を見出し、敬意を払うべき対象だと考えていたのである。

 しかし、ヨーロッパ人が新大陸への入植を開始すると、話が変わってくる。彼らは、リョコウバトの内臓を薬品として、羽や肉を資源として消費した。
 この為に、数多くの人々がこれを狩猟・殺害し、それぞれの目的の為に活用することが頻りとなっていった。
 元来、現地の部族の人々は、成鳥の営巣や産卵を邪魔しないように、子供の一部だけを狩猟の対象とし、成鳥を狩ったものを罰することすらあった。
 当然ながら、外部からやってきたヨーロッパ人にそんなルールは存在せず、商品価値あるリョコウバトを、旧世界式の洗練された手段でどんどん狩猟していった。
 特に、食肉としての価値が高く認められており、開拓地での食料として人気が出てくると、商業的狩猟は益々盛んになっていった。
 更には、捕獲された個体を特殊なケージから離して飛行を制御することで、スポーツ射撃の「生きた的」としても利用され、その数は減少の一途を辿った。
 鉄道が北米大陸を縦横に走り、電信システムが普及するようになると、それによってリョコウバトの群れを素早く捕捉し狩猟に向かうことも容易になる。

 これによって、リョコウバトは本来の生息地から西に追いやられ、それでも尚それを追うものによって狩り尽くされ、とうとう1900年前後、野生個体の存在を確認することができなくなった。
 それ以降も、飼育下にある個体が辛うじて生き残っていたものの、最早此処から、嘗てあった繁栄を取り戻すことは不可能であった。
 多くの人々によって繁殖が試みられたものの、前述した通りリョコウバトの繁殖力は極めて低く、絶滅を回避できるほどの個体数確保は、竟ぞ達成されなかった。
 それでも、幾つかの番が卵を産み落とし、そして卵からは雛が孵った。こうして生まれた「最後の世代」のリョコウバトの内、最後の一匹エンドリングとして生き残ったのが、マーサであった。
 ジョージ・ワシントン大統領夫人の名に因んで名付けられたというこのメスのリョコウバトは、オハイオ州のシンシナティ動物園にて飼育された。
 絶滅寸前の種を見る為に多くの人々がこの動物園に訪れたが、老衰や脳卒中などの病によって動かなくなった彼女が動く姿を見ようと、訪問者達は彼女に砂を投げつけたという。
 動物園側はこれを受けて、彼女の入ったケージをロープで囲い、訪問者の接近を禁止したが、同族全てが死に絶えた後、彼女はずっとそのケージの中でじっとしていた。
 そして、1914年9月1日の午後1時頃。彼女はゲージの床で死亡しているところを発見された。彼女の享年には幾つかの説があるが、最も高いものでは、29歳であったという。

 彼女の絶滅という経験は、人類に対して「生物がこの世から完全に消滅することがある」ことを明示した一つの実例となった。
 これ以降、他の生物種の絶滅が危惧される場合、これを回避する取り組みが徐々に行われるようになっていったことは、事実である。
 であるが故に、彼女は人類史に「絶滅の証明者」として刻まれ、その後の「絶滅という現象」に対する対応を喚起した功績から座に登録された。
 しかし、彼女の内心は誰にも分からない。己らを絶滅させた人間という種に召喚されることを是とした彼女が、何を考えているのかは。
 ロストとして、つまり人類史に刻まれた在り方を意図的に歪めた「過程」のクラスとして召喚された理由など、知りようもない。

【人物・性格】

 ハトであり、これといって人とのコミュニケーションを可能とする能力を獲得している訳ではない為、不明である。
 一応、記録された情報から、リョコウバトの鳴き声を挙げることがあれば大雑把に意図は読み取れるが、その回数すらも少ない。
 どういう意図を彼女が持っているのか、それを聞き出すことは、『動物会話』を以てしてもできていない。
 ただ、召喚された彼女は、じっとマスターを見つめる。多くの同胞の幻影を使役し、滅びては蘇るその様を見ながら。

イメージカラー:灰色がかった茶色
特技:長時間の高速飛行
好きなもの:ドングリ、何もない空
嫌いなもの:地上での歩行、銃、籠、人間
天敵:人間
願い:…………。

【一人称】- 【二人称】- 【三人称】-

因縁キャラ

[[]]

【コメント】

絶滅種シリーズ。


























「――――見届けましょう。貴方がたという種の終わりを」

「それこそが、私という個体に託された役割なのですから」

基本情報

【出典】生物史・絶滅種
【CLASS】ロスト→ストレンジャー
【真名】マーサ〔リョコウバト〕
【異名・別名・表記揺れ】地球上で最も繁栄した鳥類、最後のリョコウバト
【性別】メス
【身長・体重】142cm・41kg
【肌色】モンゴロイド系 【髪色】淡褐色と灰色 【瞳色】黒
【スリーサイズ】種としては平均的な範囲内
【外見・容姿】何処かネイティブ・アメリカンのような見てくれをした女性。
【地域】北アメリカ大陸
【年代】約10万年前〜1914年9月1日
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】獣・絶滅種
【ステータス】筋力:E 耐久:EX*2 敏捷:A++ 魔力:E 幸運:E- 宝具:D

【クラス別スキル】

喪失証明:-

 スキルを失っていることを示すだけのスキル。
 ロストは本来有するはずのクラススキルを持たず、また取り戻すこともない。

編纂権限:-

 限定的英霊編纂権能。現界している自分自身を世界に刻み込むことで理想の姿に再臨する。
 編纂権限によって再臨したサーヴァントは基となる霊基から離れた全く新規の英霊となり、シナリオに一度限り、ステータス、クラス、スキル、宝具、逸話を再設定することが出来る。

単独漂流:B

 ストレンジャーのクラススキル。
 特定の条件下で単体で現世に現れるスキル。彼女の場合“人類種が滅ぶ時間軸”。人類の絶滅がほぼ決定的なものとなった時、世界から彼女が派遣される。
 また、このスキルは“条件を満たすどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。

文明理解:A-

 ストレンジャーのクラススキル。
 流れ着いた異邦の地の文化や言語を、知識ではなく肌で理解できる特権。
 異邦人であるにもかかわらず、その世界に馴染むことができる。言ってしまえば“郷に入っては郷に従う”スキル。
 世界の状況に応じ、鳥類としての姿、人としての姿を切り替え、環境に適応する。但し、派手な活動を行うと世界から排斥されてしまう。

忘却補正:A

 世界から課せられた役割による呪い。
 彼女は見届けた終焉を忘れることができない。
 否、忘れるものか。貴方がたが滅び去るその瞬間を。
 貴方がたが、私達が滅びるのを忘れなかったように。

【保有スキル】

群体:EX

 本来はエージェントのクラススキル。このスキルにより、このサーヴァントは複数の体を持ち、その全てを破壊されない限り死亡しない。
 鳥類として最も多い生息個体数と、その完全な絶滅によって人類史に刻まれたロストは、種族単位で一つの霊基を構成する。
 即ち、ロストを構成するのは50億匹ものリョコウバトの群れ。空を覆うとまでされたその大群は、攻撃能力を持たずとも十分な脅威である。
 更に、後述の宝具により、ロスト本体を討伐しない限り、幾ら個体を殺そうとも何処からともなく新たな個体が湧き出し、個体数を維持する。

生息続行:A+

 人間によって絶滅が確認された種族の内、最後の一体(乃至はそうだと思われる個体)のみが保有する特殊なスキル。
 「自分がサーヴァントとしてここにいるということは、見せかけ上ではあるが、自分の種族はこの世から滅びていないと言える」。
 この見立てから飛躍し、「滅びていないのだから滅びない」という循環論法じみた強弁を世界に押し付けることで、『存在続行』と同等の現界維持能力を発揮する。
 但し、生命体としての活動を継続できる状態ならば幾らでもしぶとく生き残るが、頭部や心臓の破壊といった「その種が絶対に生存できない」類のダメージを受けると、このスキルは無力化される。
 嘗て地球上に50億存在したとされるリョコウバトは、ヨーロッパ人の新大陸入植に因って、僅かな年月の間に絶滅させられた。
 その最期の一個体であるロストは、人間の飼育環境下で生き延びさせられた、という事実から、非常に高いランクでこのスキルを有する。
 翼が折れようが、脚が砕けようが、人が介在しえる環境にある限り、この世界から退去することはない。

 ……逆を言えば。彼女が存在できなくなるということは、「その世界から人類が消え去る」ことをも意味するのである。

滅びの挽歌:EX

 絶滅した生物種のみが持つことを許された、滅びゆくもの達の叫び。『恐慌の声』の亜種スキル。
 彼らの叫声は生命活動を維持するあらゆる存在の魂を抉り、「滅びる」という恐怖を擬似体験させることで、精神ダメージを与える。
 空前絶後、史上最大規模の繁栄から瞬く間に滅び去ったリョコウバトの種は、人類史に刻まれたものとして、人類に対する最高等の「復讐」権を有する。
 故に、ロストの発する叫声は、単なる精神干渉を超えて強烈な呪いとして作用し、特に人類に対して致命的なダメージを与える。

 ……しかし、この霊基へと再臨を果たした彼女は、この呪いを積極的に人間へ向けることはない。そうせずとも、彼らはいずれ滅ぶのだから。

【宝具】

絶滅を証せ、旅路は此処に途絶るロストワンズ・ジャーニー

ランク:E 種別:対己宝具 レンジ:0 最大捕捉:50億匹(1匹)
 ぜつめつをあかせ、たびじはここにおわる。
 絶滅種の最期の一匹であったという事実、そしてその種の莫大な個体数と、それすらも容易に絶滅させた人類の業。そういったものが綯い交ぜになった、「リョコウバト」という概念そのもの。
 一度ロストが召喚されれば、『群体』スキルとしてリョコウバトという種そのものが顕現する。天地を覆い尽くす程の大群は、存在するだけで脅威となる。
 無論、各個体は飽くまでもただのリョコウバトでしかなく、一般人でさえ鉄パイプの一本でもあれば容易に殴り殺すなどすることが可能。討伐するだけならば、量が多い以外の苦労はない。
 但し、ロスト本体が最期の個体であるということから転じ、ロスト本体を討伐しない限り、これらのリョコウバトは絶滅したことにならない。
 つまり、幾ら群れを討伐しても、本体を消滅させない限りリョコウバトは絶滅していないことになり、何処からともなく「殺されていない」個体が現れ、本来の50億匹に群れの数を復元してしまう。
 逆を言えば、本体さえ討伐してしまえば、50億匹は一瞬で消滅してしまうということでもあり、ロストを相手取るのであれば、本体のみを早急に殺す必要がある。

絶滅を証せ、旅路は此処に継承くロストワンズ・ジャーニー

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1種類
 ぜつめつをあかせ、たびじはここにつづく。
 『編纂権限』によってストレンジャーへと霊基再臨を果たしたロストが、終わりゆく種族に対して手向ける憐憫。
 ストレンジャーとして霊基情報が更新されたことにより、彼女は「人類が滅びる」世界への顕現を許されることになった。
 これによって、そのような世界へ顕れた彼女は、人類がまさしく絶滅しつつあるその情景を、最後まで見届ける。
 そして、それらが完全に断絶し、人類史が完全に閉ざされたことを見届けた後、彼女は世界を記録する。
 人類が滅びるまでにどのようにして世界が存在したか。それを記録することで、その世界における人類の痕跡を座へと情報として持ち帰る。

 これは、彼女の傲慢であり、憐憫である。
 同族全てを滅ぼした人類すらも、何れは滅ぶのだというのならば。その最後を見届けるものは、私でなければならない。
 彼らが私達を滅ぼすその過程を克明に記録し、亡骸を剥製にし、嘗て生きていた姿を残して、自分勝手にも「これ以上生命を絶滅させてはならない」などと宣ったように。
 今度は、滅び去った私達が、貴方がたが同じ所へ来るところを観測しましょう。絶滅するその瞬間を、私という霊基が記録しましょう。
 自然の猛威、不可避の天災、或いは自業自得の自滅。いかなる最期であれ、それを記録し、哀れむのが人類あなたがたなのだから。
 私にそれをしてはならないなどとは、言いませんよね?

【Weapon】

 50億匹という同族の数こそが彼女最大の武器である。群れが其処に存在するだけで壁となり、飛びかかるだけで攻撃となるのだから。
 しかし、その主要な利用法は、人類が絶滅するまで自身を生きながらえさせる為の手段である。

【解説】

 一度は滅び去り、人類という種に対する憎悪を孕みつつも、アヴェンジャーではなく態々ロストとして彼女が召喚された本当の理由。
 それは、他種を完全絶滅せしめるという悪性を発揮した人類に、本当に未来があるのかどうかを確かめる為であった。
 未来があるというのであれば、それでもいい。その時、彼女は復讐者へと姿を転じ、大いにその憎悪に報いたことであろう。
 滅ぼしておきながら滅ぼされたくないなどという戯言を、彼女が聞き入れてやる必要はない。人類という種を殲滅するべく、霊基を改竄し、殺戮の限りを尽くすに違いない。
 ――だが、もしも。その世界に生きる人類もまた、滅びてしまうのだとすれば。嘗ての己と同じく、絶滅の運命を辿るのだとすれば。
 嘗て人類がそうしたように、その最期を看取り、あらゆる情報を記録して遺してやる、そんな傲慢が許されてもよいだろう。そんな憐憫が許されてもよいだろう。
 それくらいの哀れみを、自分が抱いてもいいだろう。

 それは、その世界の人類絶滅を、高みから見物する行為である。
 何かを為す訳ではない。救ってやる道理も義理もない。ただ、己を滅ぼしたものが滅ぶのを、看取ってやるだけ。
 何処までも、見下した視点。憎悪を積み上げた果てに抱いた、愚かな種族に対する微かな哀れみ。
 無為であると嗤うならば嗤え。それでも貴方がたは滅ぶのだ。私達が滅びたように、貴方がたすら絶滅からは逃れられないのだ。
 その滅びは誰にも知られることはない。その終わりは世界に記録されることはない。
 そんな哀れな貴方がたを、それでも、私だけは覚えていましょう。それが、貴方がたの流儀なのでしょう?

【人物・性格】

 人類に対する憎悪、そして蔑視を隠そうともしない女性。霊基再臨によって人型へと変化する機能こそ得たが、それは必要な場面でのみそうしているだけ。
 人類の姿を得ていること自体は不本意極まりなく、必要がなければハトの姿のままでいることの方が多い。
 物腰こそ柔らかいが、人類に対する憎悪は堆く積み上がっており、意思疎通は可能でも、分かり合うことは不可能である。
 それでも彼女が召喚に応じるのは、その世界の人類が滅びる可能性を持っている為。
 そのまま滅びてしまうのならば、終わりを「看取ってやる」為にストレンジャーへと再臨し、滅びを乗り越えようとするのならば、魔鳥の域に達した怪物的アヴェンジャーへと変貌する。
 召喚したマスターにとってははた迷惑どころの話ではないが、少なくとも、何れかへ再臨することを決定するまでは、彼女は一羽のリョコウバトに過ぎない。

 なお、彼女がストレンジャーに再臨した場合、それは世界が滅びる確率が極めて高いことを意味するが、それでも人類が生き延びる可能性も存在しなくはない。
 万が一、億が一にも人類が生き延びられた場合、彼女はこの上なく不機嫌になる。が、それでも契約が結ばれている限り、自分から自死を選ぶことはない。
 形だけとはいえ、契約を結んでいるのである。勝手にそれを破っては、人類ごときと同じ土俵に立ってしまう。それを嫌う為、彼女は律儀にサーヴァントであり続けるだろう。
 更に言えば、『編纂権限』を一度行使してしまった為、アヴェンジャーに変化することもない。このような状況であれば、少なくとも、人類にその爪を突き立てることはない。

イメージカラー:灰色がかった茶色
特技:長時間の高速飛行
好きなもの:ドングリ、何もない空
嫌いなもの:地上での歩行、銃、籠、人間
天敵:人間
願い:人類が絶滅すること。自分から絶滅させる気はありませんが。

【一人称】私 【二人称】貴方、貴方がた 【三人称】彼、彼女

因縁キャラ

[[]]

【コメント】

人類が滅んでるところみたいバード。

コメントをかく


利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

【初めて来た人へ】

【TRPG】

【ボードゲーム】

【動画】

 

泥ガチャ
(現在カード18種)

Wiki内検索

News

泥HPATK計算機

レア度
クラス
ステータス傾向
筋力
魔力
敏捷
耐久

※小数点以下切り捨て
 HP
初期HP
最大HP

 物理タイプATK
初期ATK
最大ATK

 魔術タイプATK
初期ATK
最大ATK

DL版HPATK計算機
計算式ソース:
https://www9.atwiki.jp/f_go/pages/1341.html
Java Scriptソース:
http://www.hajimeteno.ne.jp/dhtml/dist/js06.html

どなたでも編集できます