影宮市
最終更新：ID:uLQYB6AcSQ 2023年07月29日(土) 10:51:56履歴
解説 
ここでは、Fate/Empty Heartの舞台となる影宮市に関する設定を掲載しています。
もくじ
影宮市
かげみやし。某県沿岸部に位置する地方都市。北部には月影山を背負い、南部には海を臨む。また、日照湖および二級水系である葦鞠川によって、その立地は東西に二分されている。
日照湖を中心に漁労で生計を立てる漁村部「字・日照/日照村」と、葦鞠川西岸を中心に広がっていた農村部「字・影宮/影宮村」からなる自然村群が、近代に入って影宮町として行政上改組。
更に現代に入り、財政難に伴う行政改革の波の影響を受けた市町村合併によって、葦鞠川東岸域「納屋備新町」を含む周辺地域と共に統合されることで、影宮市としての成立を見た。
現代では、門前町としての特徴を色濃く残す西岸部の「影宮町」と、明治以降の開発を受けて都市化した「（納屋備）新町」という二つのエリアに大別される。
影宮町地域で土産物として作られてきた「影宮餅」が特産品。ごまを散らした白い皮で、白花豆の混ざった黒餡を包んだもので、神社の祭神である天照・月読が象る日月の対比を表した縁起物とされる。
日照湖を中心に漁労で生計を立てる漁村部「字・日照/日照村」と、葦鞠川西岸を中心に広がっていた農村部「字・影宮/影宮村」からなる自然村群が、近代に入って影宮町として行政上改組。
更に現代に入り、財政難に伴う行政改革の波の影響を受けた市町村合併によって、葦鞠川東岸域「納屋備新町」を含む周辺地域と共に統合されることで、影宮市としての成立を見た。
現代では、門前町としての特徴を色濃く残す西岸部の「影宮町」と、明治以降の開発を受けて都市化した「（納屋備）新町」という二つのエリアに大別される。
影宮町地域で土産物として作られてきた「影宮餅」が特産品。ごまを散らした白い皮で、白花豆の混ざった黒餡を包んだもので、神社の祭神である天照・月読が象る日月の対比を表した縁起物とされる。
歴史
月影山
つきかげやま。市内最北部に位置する山。日照湖の水源でもあり、春頃になると栄養豊富な雪解け水が流れ出して湖に注ぐ。
原始神道における信仰対象である磐座がいくつかあり、また修験者の行場として、一時期は山中に庵が結ばれるようなこともあったという。
影宮村が成立した頃から、この山は月読尊の神意を示すものとされ、耕作などを始めるに良い折を迎えると、山全体が薄っすらと輝くという伝承が残っている。
原始神道における信仰対象である磐座がいくつかあり、また修験者の行場として、一時期は山中に庵が結ばれるようなこともあったという。
影宮村が成立した頃から、この山は月読尊の神意を示すものとされ、耕作などを始めるに良い折を迎えると、山全体が薄っすらと輝くという伝承が残っている。
影宮市立水族館
月影山の総合公園内に設けられた中規模の水族館。国内でも珍しい、山の中に存在する水族館。
そのロケーションもあり、飼育されている水生生物の多くは河川に棲息する魚、爬虫類、両生類である。
沿岸にも面する市であるため海水域の生物も少なからず展示されているが、施設としてのメーンは河川域の生物となる。
また研究施設としての側面も併せ持ち、むしろ研究を行う過程で生まれた余裕を市民に還元するため、娯楽施設としての要素を付け足した事で水族館が誕生した。
水族館としての規模は程々だが、敷地に対して詰め込まれた配置や工夫のある解説、接触型の展示など要所で来訪者を楽しませる作りとなっている。
マスコットはオオサンショウウオの「はんざきくん」。何を考えているのか読み取れない独特の表情が密かに人気を博している。
そのロケーションもあり、飼育されている水生生物の多くは河川に棲息する魚、爬虫類、両生類である。
沿岸にも面する市であるため海水域の生物も少なからず展示されているが、施設としてのメーンは河川域の生物となる。
また研究施設としての側面も併せ持ち、むしろ研究を行う過程で生まれた余裕を市民に還元するため、娯楽施設としての要素を付け足した事で水族館が誕生した。
水族館としての規模は程々だが、敷地に対して詰め込まれた配置や工夫のある解説、接触型の展示など要所で来訪者を楽しませる作りとなっている。
マスコットはオオサンショウウオの「はんざきくん」。何を考えているのか読み取れない独特の表情が密かに人気を博している。
日照湖
ひでるこ。市の北部にある湖。葦鞠川と並んで産業・灌漑用水を取水するための水路が幾つか接続するほか、古くはナマズを中心とした内水面漁業が盛んであった。
現代では湖畔にキャンプ場やホテルを備える観光地として開発されており、特に夏休みシーズンには観光客も多く訪れる。
月影山と同じく、天照大神の神意を示すものとされ、祭事の時期に湖面に映り込む太陽の様子を見て、その年の天候を占ったという。
現代では湖畔にキャンプ場やホテルを備える観光地として開発されており、特に夏休みシーズンには観光客も多く訪れる。
月影山と同じく、天照大神の神意を示すものとされ、祭事の時期に湖面に映り込む太陽の様子を見て、その年の天候を占ったという。
葦鞠川
あしまりがわ。市を縦断する河川。北部の日照湖から流れ出ており、明治に工業化を迎えるまでは、漁労民が少なからず活動する漁場でもあった。
また、日照村の住民は川の渡守を副業としており、名にある通り葦が繁茂する水辺を、船で行き来する光景が当たり前であった。
が、明治中頃には鉄道用の橋を架けることになり、それに合わせて大規模な車両・人間用の移動経路が確保されたことで、渡守は自然消滅。
また、工業排水の大量廃棄によって河川の環境が悪化したことで、漁業は完全に壊滅し、高度経済発展期には、一時期水質汚濁が著しかった。
幸い地元住民の尽力で環境改善の努力は続けられてきており、現代に至っては、それほどの酷い環境であったことを見て取るだけの痕跡を見出すのは困難である。
流域の中央部には、大正期に架けられた大型鉄橋である水慧 橋が存在しており、これが川で分かたれた影宮市の東西を繋ぐ主要路である。
また、日照村の住民は川の渡守を副業としており、名にある通り葦が繁茂する水辺を、船で行き来する光景が当たり前であった。
が、明治中頃には鉄道用の橋を架けることになり、それに合わせて大規模な車両・人間用の移動経路が確保されたことで、渡守は自然消滅。
また、工業排水の大量廃棄によって河川の環境が悪化したことで、漁業は完全に壊滅し、高度経済発展期には、一時期水質汚濁が著しかった。
幸い地元住民の尽力で環境改善の努力は続けられてきており、現代に至っては、それほどの酷い環境であったことを見て取るだけの痕跡を見出すのは困難である。
流域の中央部には、大正期に架けられた大型鉄橋である
影宮町
単に「町内」とも言われるエリア。旧日照村村域も含まれるが、年配の地元住民が「影宮町」と言う場合、葦鞠川西岸、水慧橋を東西に延長した一線を境にした南部一帯を特に指す。
地主である公輪家と、その保有する田地、そして影宮神社の社地を中心に広がる門前町であり、元は川の渡を経由していた旧街道沿いに商店街が立ち並んでいる。
基本的にはその始まりである農村としての性格を残し、一次産業衰退の著しい現代でも、大通りから離れれば、少なからざる数の耕作地が点在している。
が、近年は北方の旧日照村村域に向けて開発が拡大しており、所によっては安土桃山時代以前にまで遡るともされる古民家の取り壊しなども相次いでいる。
県の条例、そして文化財保護法などによって景観の維持が図られているが、そもそも新町や他の大都市への人口の流出によって、家屋の維持を担う若年層が年々減少している。
リノベーションやそれに伴う民泊施設化なども試みられているが、歯止めがかかる様子はなく、次第に町全体が寂れつつある。
地主である公輪家と、その保有する田地、そして影宮神社の社地を中心に広がる門前町であり、元は川の渡を経由していた旧街道沿いに商店街が立ち並んでいる。
基本的にはその始まりである農村としての性格を残し、一次産業衰退の著しい現代でも、大通りから離れれば、少なからざる数の耕作地が点在している。
が、近年は北方の旧日照村村域に向けて開発が拡大しており、所によっては安土桃山時代以前にまで遡るともされる古民家の取り壊しなども相次いでいる。
県の条例、そして文化財保護法などによって景観の維持が図られているが、そもそも新町や他の大都市への人口の流出によって、家屋の維持を担う若年層が年々減少している。
リノベーションやそれに伴う民泊施設化なども試みられているが、歯止めがかかる様子はなく、次第に町全体が寂れつつある。
公輪邸
影宮町の一等地に建てられた公輪家の邸宅。
古き良き町並みが残る影宮町の中では比較的現代的な、所謂モダニズム建築の外観を持つ。
比較的広めの庭、地下室、離れなども存在し、豪邸と呼んで差し支えのない規模の住宅である。
魔術家系らしからぬ様式だが、これは魔術師としての工房が地上でなく地下に存在しているため。
地表の邸宅はあくまで生活用・物理的な防壁に過ぎず、聖杯戦争の度に作り変えられるのが習わしであるという。
現在の公輪邸も10年ほど前に建て直されたもので、以前は西洋的な外観のクラシカルな洋館だったという。
建築後、程なくして姉と母が相次いで亡くなったこともあり、殆どが空き部屋となったままである。
現在は亞海が一人（と、ペットの猫）で暮らしていて、空き部屋には収納しきれなくなった季節物の服がちらほら置かれている。
風呂場は大人2人が入っても余裕がある広さ。ダークウッド調の床に天然石を使用したアッシュグレーの壁と、落ち着いた内装である。
庭が広いことを活かしてか大きめの窓も取り付けられており、開放感のあるバスタイムを楽しむことも出来る。
まあ、亞海にそんな心の余裕は無いので大体はシャワーで済ませているが。
前述の通り、魔術家系としての工房は地下に存在する。
地下室……というよりは地下空間。地下にまるごと一件住宅が埋まっている程のスペースを有する。
本宅から繋がっている地下室はその一角に過ぎず、工房に入るためには庭の片隅の古びた石扉を通らねばならない。
魔術によって偽装された石扉を抜けると、天体系に通ずる公輪家の工房が広がる。
また古くからの文献や蒐集された礼装を保管しておくための倉庫も存在し、亞海ですらその全容は把握していない。
母の失踪とともに文献や礼装が幾つか持ち出されたようだが、それでも魔術的な価値は十二分に残されている。
が、用もないので亞海はそれほど出入りせず、代わりに縁のあるシスターが入り込んでいたりする。
古き良き町並みが残る影宮町の中では比較的現代的な、所謂モダニズム建築の外観を持つ。
比較的広めの庭、地下室、離れなども存在し、豪邸と呼んで差し支えのない規模の住宅である。
魔術家系らしからぬ様式だが、これは魔術師としての工房が地上でなく地下に存在しているため。
地表の邸宅はあくまで生活用・物理的な防壁に過ぎず、聖杯戦争の度に作り変えられるのが習わしであるという。
現在の公輪邸も10年ほど前に建て直されたもので、以前は西洋的な外観のクラシカルな洋館だったという。
建築後、程なくして姉と母が相次いで亡くなったこともあり、殆どが空き部屋となったままである。
現在は亞海が一人（と、ペットの猫）で暮らしていて、空き部屋には収納しきれなくなった季節物の服がちらほら置かれている。
風呂場は大人2人が入っても余裕がある広さ。ダークウッド調の床に天然石を使用したアッシュグレーの壁と、落ち着いた内装である。
庭が広いことを活かしてか大きめの窓も取り付けられており、開放感のあるバスタイムを楽しむことも出来る。
まあ、亞海にそんな心の余裕は無いので大体はシャワーで済ませているが。
前述の通り、魔術家系としての工房は地下に存在する。
地下室……というよりは地下空間。地下にまるごと一件住宅が埋まっている程のスペースを有する。
本宅から繋がっている地下室はその一角に過ぎず、工房に入るためには庭の片隅の古びた石扉を通らねばならない。
魔術によって偽装された石扉を抜けると、天体系に通ずる公輪家の工房が広がる。
また古くからの文献や蒐集された礼装を保管しておくための倉庫も存在し、亞海ですらその全容は把握していない。
母の失踪とともに文献や礼装が幾つか持ち出されたようだが、それでも魔術的な価値は十二分に残されている。
が、用もないので亞海はそれほど出入りせず、代わりに縁のあるシスターが入り込んでいたりする。
影宮神社
影宮町の中心に存在する神社。祭神は天照大神と月読尊であり、両者を明確に太陽と月の神と見なした上で同時に祀っている、影宮信仰の本山である。
これは極めて珍しい例であり、月読尊を祀る社がないわけではないが、皇祖神ならぬ太陽神としての天照大神と対となる形で祀っている事例はほぼ絶無。
神徳は主に農耕に関わるもので、天候を温順なものとし、また播種などの農事を行うべき時を示すともされた。月影山、日照湖の伝承はそれに纏わるものである。
近代社格制度においては、祭神の関係から国社中社に相当し、旧国制における国内全体から尊崇を集めた。
また、本殿には御神体として両神を象った木造の像、それも神の首のみが安置されているという、これもまた珍しい事例である。
縁起によれば、本来はきちんと全身が存在したが、平安末期頃、戦火を逃れるために一時宮司が社を離れた折、止む無く首だけを持ち出してからそのままになっているとのことである。
これは極めて珍しい例であり、月読尊を祀る社がないわけではないが、皇祖神ならぬ太陽神としての天照大神と対となる形で祀っている事例はほぼ絶無。
神徳は主に農耕に関わるもので、天候を温順なものとし、また播種などの農事を行うべき時を示すともされた。月影山、日照湖の伝承はそれに纏わるものである。
近代社格制度においては、祭神の関係から国社中社に相当し、旧国制における国内全体から尊崇を集めた。
また、本殿には御神体として両神を象った木造の像、それも神の首のみが安置されているという、これもまた珍しい事例である。
縁起によれば、本来はきちんと全身が存在したが、平安末期頃、戦火を逃れるために一時宮司が社を離れた折、止む無く首だけを持ち出してからそのままになっているとのことである。
「雅苑 」
コーポ葦原
駅前から徒歩10分ほどのところにある比較的新しいアパート。オートロック付きのエントランスが設定されていて防犯性が高いのが売りの物件。
前空すずめの現住居であり、彼女の愛車もこのアパートの駐車スペースに止めてある。
「今じゃ電子データ上でいくらでも管理できるから翻訳業でもそこまで荷物は要らない」とは語るものの、彼女の自室は一般的な目から見れば十分資料に埋もれている。
前空すずめの現住居であり、彼女の愛車もこのアパートの駐車スペースに止めてある。
「今じゃ電子データ上でいくらでも管理できるから翻訳業でもそこまで荷物は要らない」とは語るものの、彼女の自室は一般的な目から見れば十分資料に埋もれている。
日照村
ひでるむら。日照湖岸南岸に広がる集落。古くは葦鞠水系での漁労で生計を立てる漁民の村であったが、水質汚染が深刻化した大正期以降は一気に廃れていった。
しかし、複数回の戦争を受けての工業化進展、そしてそれに伴う労働者の需要拡大に伴って、近隣の都市圏への労働力供給源として辛うじて命脈を保つ。
第二次世界大戦での空襲と敗戦を受けて工員の需要が激減してからは再び荒廃の危機に陥るが、月影山を中心とするレジャー産業に活路を見出し、以後第三次産業に注力。
環境活動の高まりと実践に伴い水質が改善されてよりは、日照湖をも含めた広域リゾートエリア構想「サン・アンド・ムーン・リゾート」を打ち出し、これによって観光地として復活を遂げる。
一方で、古い時代には神事の場として在ったはずの静謐な風景は今やすっかり消え失せ、地元の住民よりも観光客の方が目立つ有様である。
しかし、複数回の戦争を受けての工業化進展、そしてそれに伴う労働者の需要拡大に伴って、近隣の都市圏への労働力供給源として辛うじて命脈を保つ。
第二次世界大戦での空襲と敗戦を受けて工員の需要が激減してからは再び荒廃の危機に陥るが、月影山を中心とするレジャー産業に活路を見出し、以後第三次産業に注力。
環境活動の高まりと実践に伴い水質が改善されてよりは、日照湖をも含めた広域リゾートエリア構想「サン・アンド・ムーン・リゾート」を打ち出し、これによって観光地として復活を遂げる。
一方で、古い時代には神事の場として在ったはずの静謐な風景は今やすっかり消え失せ、地元の住民よりも観光客の方が目立つ有様である。
ウルトラパシフィックリゾート
月影山の麓一帯に位置する、遊園地、動物園、プールを併設した大規模レジャー施設。
近郊には無い施設を集約することで観光客を呼び込もうという大胆極まる構想のもと、20年ほど前にオープンした。
上記3つの施設のみならず多くの娯楽施設を内包しており、小規模ながら野球場や運動場、冬季にはスケートリンクまで開業される。
独特で耳に残るリズムのローカルCMでも知られ、近郊一帯の住民であればイントロを耳にしただけでフレーズを完全に歌えるほどの知名度を誇る。
近郊には無い施設を集約することで観光客を呼び込もうという大胆極まる構想のもと、20年ほど前にオープンした。
上記3つの施設のみならず多くの娯楽施設を内包しており、小規模ながら野球場や運動場、冬季にはスケートリンクまで開業される。
独特で耳に残るリズムのローカルCMでも知られ、近郊一帯の住民であればイントロを耳にしただけでフレーズを完全に歌えるほどの知名度を誇る。
ソル・プール
リゾート内のプールエリア。近郊では最大規模となる敷地面積を誇る、ウルトラパシフィックリゾートの目玉。
夏季のみ開放される野外の流水プール、浅瀬プール、段違いに積み重ねられたプールと、年中利用可能な室内温水プールを併設する。
野外プールには全長百メートルを超えるスライダーや疑似サーフィンを楽しめる波の出るプールがあり、夏となれば多くの観光客で賑わう。
また夜間限定でフォトジェニックにライトアップされたナイトプールも開放され、サン・アンド・ムーンの構想に違わず夜であっても楽しむことが出来る。
一方の温水プールはリゾート内のスーパー銭湯とも融合し、レジャーと言うよりもリラクゼーションを追求した設備となっている。
夏季のみ開放される野外の流水プール、浅瀬プール、段違いに積み重ねられたプールと、年中利用可能な室内温水プールを併設する。
野外プールには全長百メートルを超えるスライダーや疑似サーフィンを楽しめる波の出るプールがあり、夏となれば多くの観光客で賑わう。
また夜間限定でフォトジェニックにライトアップされたナイトプールも開放され、サン・アンド・ムーンの構想に違わず夜であっても楽しむことが出来る。
一方の温水プールはリゾート内のスーパー銭湯とも融合し、レジャーと言うよりもリラクゼーションを追求した設備となっている。
ルナ・ランド
リゾート内の遊園地エリア。といっても単独で成立している他県の遊園地とは異なり、規模自体は控えめである。
目玉となる絶叫ジェットコースターに加えて影宮市を一望できる観覧車、心臓が悪い人や小学生以下は立入禁止の『国内最恐』を謳うお化け屋敷などのアトラクションがある。
二人用アトラクションが豊富ということもあって、どちらかと言えばファミリー層でなくカップル層をターゲットとしている様子。影宮市内では定番のデートスポットとしても認識される。
目玉となる絶叫ジェットコースターに加えて影宮市を一望できる観覧車、心臓が悪い人や小学生以下は立入禁止の『国内最恐』を謳うお化け屋敷などのアトラクションがある。
二人用アトラクションが豊富ということもあって、どちらかと言えばファミリー層でなくカップル層をターゲットとしている様子。影宮市内では定番のデートスポットとしても認識される。
ネロ・サファリ
リゾート内の動物園エリア。動物たちを間近で感じることが出来るサファリパークとしての様式を持つ。
アフリカ、サバンナ地帯に住む動物たちが多く飼育されていて、サイやライオン、キリン、ゾウといった人気の動物たちを初め多種多様な生物が出迎える。
モルモットやハムスターなどの小動物との触れ合いやウマ、ヒツジなどへの餌やりを体験できる牧場も併設されており、マイカーで訪れたファミリー層に人気のエリアとなっている。
アフリカ、サバンナ地帯に住む動物たちが多く飼育されていて、サイやライオン、キリン、ゾウといった人気の動物たちを初め多種多様な生物が出迎える。
モルモットやハムスターなどの小動物との触れ合いやウマ、ヒツジなどへの餌やりを体験できる牧場も併設されており、マイカーで訪れたファミリー層に人気のエリアとなっている。
納屋備新町
なやびしんまち。元は納屋備「新田」と称し、江戸後期以後に新規開拓が進んだ葦鞠川東岸地域の名称であった。
酒香堂家が中心となって開拓を進めた地域であり、現在でも同家から土地を借りている法人や公的機関も多い。
私鉄が通した納屋備駅を中心に、鉄道沿線に張り付くように拡大していった市街地であり、ビルなども比較的多く見受けられる。
酒香堂家が中心となって開拓を進めた地域であり、現在でも同家から土地を借りている法人や公的機関も多い。
私鉄が通した納屋備駅を中心に、鉄道沿線に張り付くように拡大していった市街地であり、ビルなども比較的多く見受けられる。
イメージイラスト（企画主によるAI生成）
私立木楼高等学校
しりつもくろうこうとうがっこう。学校法人木律館が運営する高校であり、同法人の「木律館大学」へエスカレーター進学する生徒が非常に多い。
その創立は大正期にまで遡る由緒ある学校であり、当時小字として用いられていた地名が学校名になっている。
所在地は新町エリアで、それなりの学力と、エスカレーター進学が可能であることに由来する進学実績から、市内全域から生徒を集める。
敷地内には様々な樹木が植樹されており、その面積もそれなりに広いため、桜が植えてあるあたりなどは花見にもってこいである。
なお、新町内から通学する場合は大体徒歩で事足りるが、影宮町内から通う場合はやや距離があり、余程の事情がない限りは他の手段を取る。
多くは、水慧橋の県道を経由して東西を結ぶ市バスを使うか、同じく橋を跨ぐ私鉄を使うが、自転車を使うものもいる。
こ
の
男
は
︙
︙
？
その創立は大正期にまで遡る由緒ある学校であり、当時小字として用いられていた地名が学校名になっている。
所在地は新町エリアで、それなりの学力と、エスカレーター進学が可能であることに由来する進学実績から、市内全域から生徒を集める。
敷地内には様々な樹木が植樹されており、その面積もそれなりに広いため、桜が植えてあるあたりなどは花見にもってこいである。
なお、新町内から通学する場合は大体徒歩で事足りるが、影宮町内から通う場合はやや距離があり、余程の事情がない限りは他の手段を取る。
多くは、水慧橋の県道を経由して東西を結ぶ市バスを使うか、同じく橋を跨ぐ私鉄を使うが、自転車を使うものもいる。
制服（男子）
こ
の
男
は
︙
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？
土厳寺
どごんじ。華厳宗に属する寺院であり、元は影宮神社に付属する神宮寺。今日では納屋備新町の一角に在し、敷地内の多くの建造物は、影宮社境内から移築されたものである。
真偽は定かではないが、ルーツを辿っていくと、東大寺で直接学んだ高僧が建立した小さな伽藍から始まったとされる、極めて古い寺院。
縁起などの史料を紐解く限り、歴史的に実在が証明可能なのは影宮神社と共存を開始した頃からであるが、それでも千年近い歴史を誇ることになる。
本尊は毘盧遮那仏、所謂「奈良の大仏」と同じ仏であり、密教では大日如来と同一視される点から、本地垂迹説では天照に対応する。
こうした親和性を有するためか、天照を祀る影宮神社の建設直後に土厳寺も境内に建立され、明治の神仏分離令までは長らく神社とともに「影宮信仰」を構成する重要な一部分で有り続けた。
また、火勝院と称する小さな僧坊が存在しており、こちらは長年の戦火や災害を逃れた極めて古い建築であることが判明している。
その建築様式には、唐代の中国に伝来した西方世界の諸宗教の影響が見受けられ、シルクロードを介した東西交流の痕跡をはっきりと残す極めて貴重な文化財である。
真偽は定かではないが、ルーツを辿っていくと、東大寺で直接学んだ高僧が建立した小さな伽藍から始まったとされる、極めて古い寺院。
縁起などの史料を紐解く限り、歴史的に実在が証明可能なのは影宮神社と共存を開始した頃からであるが、それでも千年近い歴史を誇ることになる。
本尊は毘盧遮那仏、所謂「奈良の大仏」と同じ仏であり、密教では大日如来と同一視される点から、本地垂迹説では天照に対応する。
こうした親和性を有するためか、天照を祀る影宮神社の建設直後に土厳寺も境内に建立され、明治の神仏分離令までは長らく神社とともに「影宮信仰」を構成する重要な一部分で有り続けた。
また、火勝院と称する小さな僧坊が存在しており、こちらは長年の戦火や災害を逃れた極めて古い建築であることが判明している。
その建築様式には、唐代の中国に伝来した西方世界の諸宗教の影響が見受けられ、シルクロードを介した東西交流の痕跡をはっきりと残す極めて貴重な文化財である。
金華教会
きんかきょうかい。明治維新後に建設されたカトリック系の小規模な教会であり、モダンな建物が多い納屋備エリアにあってなお、その新古典主義様式の誂えは目を引く。
開国後に来日した宣教師が寄付を募って建てたとされるが、そのような背景があるとは思えないほどに荘厳であり、聖堂正面の聖マリアを象った美麗なステンドグラスは、いつでも静かに来訪者を迎える。
余談ながら、地域における結婚式のほとんどはここで行われており、ブライダル関係の企業関係者からは、その人気ぶりで多少ながら知られている。
開国後に来日した宣教師が寄付を募って建てたとされるが、そのような背景があるとは思えないほどに荘厳であり、聖堂正面の聖マリアを象った美麗なステンドグラスは、いつでも静かに来訪者を迎える。
余談ながら、地域における結婚式のほとんどはここで行われており、ブライダル関係の企業関係者からは、その人気ぶりで多少ながら知られている。
濡羽城
ぬればじょう。沿海部に聳える天守を備えた城。厳密には、近代に入って建造された、天守閣を擁する城郭風建築……いわゆる模擬天守である。
この名自体は通称であり、瓦や城壁などが建造当初に美しい黒色であったことから、「鴉の濡れ羽色」に肖ってつけられたもの。本来の名は「木楼城」である。
濡羽城という城そのものは過去に実在しており、室町時代末期から安土桃山時代初頭にかけて、当時影宮村の領主であった戦国大名の命により築城された平山城であった。
影宮町の中央部付近、公輪家邸宅の近郊に築かれたそれは、領主にとっての支配拠点であると同時に、交通の要諦を押さえる軍事拠点としての性格が非常に濃いものであった。
しかし、遂にこの地方で目立った戦闘が発生しなかったことを受け、織豊政権期末期頃には行政機能の中枢と生活空間としての城郭に役割をシフトさせ、文化人の趣向を凝らした内装に改められた。
以後、幕末までに複数回の火災や地震に見舞われるも、幸運にも致命的な損害を被ることもなく、一国一城令によって打ち壊されることもなく、遂に維新を迎えるまでこの城郭は存在し続けていた。
が、そこがこの城にとっての寿命だったのか、とうとう明治年間前葉には落雷による火事に見舞われ、いくつかの天守建築を残して焼失。
これを機に城郭全体が取り壊され、残った構造物もそれぞれに競売などにかけられて、あるものはこれを移築し、あるものはこれを資材に変えた。
が、このうちの一つを競り落とした当時の酒香堂家当主が、敢えて天守建築の完全移築と保存を試み、結果として納屋備新町の一角には「城のような建物」が聳えることになった。
この天守建築は、それ以降影宮近隣地域の象徴的な建築として保護されており、第二次大戦の空襲をも生き延びたことも相俟って、戦後復興がひと段落したのちにランドマークとしての再建が試みられた。
それが、本来の所在地から離れた場所に立つ、今日知られる「濡羽城」という城郭風建築の始まりである。
現代では天守建築が県の文化財として指定されており、各種の法によって守られているが、それを囲むように再現された再建部分については一般解放され、多くの観光客を呼び込んでいる。
なお、某国産有名特撮映画作品において影宮市が舞台になった際には、ハーバータワーは作中で容赦なく破壊されたものの、城については遂に破壊されることがなかった、という小話があったりする。
この名自体は通称であり、瓦や城壁などが建造当初に美しい黒色であったことから、「鴉の濡れ羽色」に肖ってつけられたもの。本来の名は「木楼城」である。
濡羽城という城そのものは過去に実在しており、室町時代末期から安土桃山時代初頭にかけて、当時影宮村の領主であった戦国大名の命により築城された平山城であった。
影宮町の中央部付近、公輪家邸宅の近郊に築かれたそれは、領主にとっての支配拠点であると同時に、交通の要諦を押さえる軍事拠点としての性格が非常に濃いものであった。
しかし、遂にこの地方で目立った戦闘が発生しなかったことを受け、織豊政権期末期頃には行政機能の中枢と生活空間としての城郭に役割をシフトさせ、文化人の趣向を凝らした内装に改められた。
以後、幕末までに複数回の火災や地震に見舞われるも、幸運にも致命的な損害を被ることもなく、一国一城令によって打ち壊されることもなく、遂に維新を迎えるまでこの城郭は存在し続けていた。
が、そこがこの城にとっての寿命だったのか、とうとう明治年間前葉には落雷による火事に見舞われ、いくつかの天守建築を残して焼失。
これを機に城郭全体が取り壊され、残った構造物もそれぞれに競売などにかけられて、あるものはこれを移築し、あるものはこれを資材に変えた。
が、このうちの一つを競り落とした当時の酒香堂家当主が、敢えて天守建築の完全移築と保存を試み、結果として納屋備新町の一角には「城のような建物」が聳えることになった。
この天守建築は、それ以降影宮近隣地域の象徴的な建築として保護されており、第二次大戦の空襲をも生き延びたことも相俟って、戦後復興がひと段落したのちにランドマークとしての再建が試みられた。
それが、本来の所在地から離れた場所に立つ、今日知られる「濡羽城」という城郭風建築の始まりである。
現代では天守建築が県の文化財として指定されており、各種の法によって守られているが、それを囲むように再現された再建部分については一般解放され、多くの観光客を呼び込んでいる。
なお、某国産有名特撮映画作品において影宮市が舞台になった際には、ハーバータワーは作中で容赦なく破壊されたものの、城については遂に破壊されることがなかった、という小話があったりする。
イメージイラスト（企画主によるAI生成）
影宮ハーバータワー
納屋備新町に聳える影宮市のランドマーク。企業オフィスなどをテナントとして収容することを主眼においた商業ビルだが、低層階と最上層には各種一般客向けの店舗が入っている。
バブル経済が弾ける前、金を消費するためだけに建設されたようなハコモノではあるが、大規模なスーパーマーケットなどが入るなど、特に若者にとっての憩いの場となっている。
市民のシンボルでもあり、展望台からは市内や周辺の山々を一望できる。特に夏祭りの時期には、ここから月影山方面に打ち上がる花火を目当てに人々が集まる。
バブル経済が弾ける前、金を消費するためだけに建設されたようなハコモノではあるが、大規模なスーパーマーケットなどが入るなど、特に若者にとっての憩いの場となっている。
市民のシンボルでもあり、展望台からは市内や周辺の山々を一望できる。特に夏祭りの時期には、ここから月影山方面に打ち上がる花火を目当てに人々が集まる。
水々木の湯
みみきのゆ、と読む。水慧橋にほど近く、木楼高校並びに木律館大学が並び立つ学区に存在する温泉。
大正時代からの歴史を持つ温泉で、県外ではあるが近郊の「令鰭温泉」「泰天符湯」に並び名湯三泉に数えられる。
市外、県外からの湯治客は日照村周辺のリゾートエリアを訪れることが多く、こちらは地域住民に利用される庶民派の温泉といった雰囲気。
学区に近いということもあって、部活終わりの生徒が汗を流しに訪れることも少なくない。木楼、木律館に通う運動部員であれば一度はお世話になるであろう憩いの場。
街中ではあるが広い浴場を有し、打たせ湯や薬湯のような昔ながらの浴槽からジャグジー、サウナといった設備もあり、葦鞠川を望む露天風呂まで完備する。
また併設される食堂は学生に合わせた良心的価格で提供されており、ここで山盛りのご飯と唐揚げを平らげてから汗を流すというのが木楼高校運動部の通過儀礼であるらしい。
大正時代からの歴史を持つ温泉で、県外ではあるが近郊の「令鰭温泉」「泰天符湯」に並び名湯三泉に数えられる。
市外、県外からの湯治客は日照村周辺のリゾートエリアを訪れることが多く、こちらは地域住民に利用される庶民派の温泉といった雰囲気。
学区に近いということもあって、部活終わりの生徒が汗を流しに訪れることも少なくない。木楼、木律館に通う運動部員であれば一度はお世話になるであろう憩いの場。
街中ではあるが広い浴場を有し、打たせ湯や薬湯のような昔ながらの浴槽からジャグジー、サウナといった設備もあり、葦鞠川を望む露天風呂まで完備する。
また併設される食堂は学生に合わせた良心的価格で提供されており、ここで山盛りのご飯と唐揚げを平らげてから汗を流すというのが木楼高校運動部の通過儀礼であるらしい。
前空邸
酒香堂邸
新町の中心地、駅にもほど近い場所に位置する、酒香堂家の邸宅。家業である「酒香堂本舗」の酒造設備や蔵なども併置されているとはいえ、その敷地は広大。
大きく分けて、旧街道に面し、酒類の販売を実際に行う店舗である町家と、それに隣接する建物としての酒蔵、そして背後に広がる本邸という配置になっている。
酒香堂蓮、酒香堂銀桂の居宅であり、市の認定する歴史的建造物として、敷地全体がある種の名所となってもいる。
元は影宮町域に邸宅があり、納屋備には湧き水確保の関係で建てられた酒蔵のみがあったとされるが、江戸期頃の本格的な新田開発に伴って邸宅もこちらに移転。
以降、酒香堂家は庄屋として新町地域における開発の中心となり、近代化以前は事実上新町の行政上の中枢としても機能した。
町家及び酒蔵は、現在酒香堂本舗の運営を担う縁戚筋によってかなりシステム化され、IoTの導入なども図られているが、本邸は江戸期頃の建築がかなり残されている。
台所や居間など、日常的な生活空間に関しては流石に電気・水道・ガスが通されるなどしているが、寝室などは畳敷きの書院造である。
当然のように付帯する日本庭園はしっかりと業者によって手入れされ、桜のような見栄えの良い種こそないものの、侘び寂びの感じられるものとなっている。
なお、魔道の徒が住まう家として、当然ある種の工房も設置されているが、西洋式のそれとは異なり、邸宅全体の器物や植物の配置によって、本宅全域を酒香堂の工房と為すものになっている。
祭礼を行うための神棚などは屋内にあり、そこでしか行えないことも多いが、侵入者を報せる警報や迎撃用の術式などは敷地のどこであろうとも万全に機能する。
また、聖杯戦争の参加者を輩出することもあった経験を踏まえ、長い年月を掛けて強化が重ねられており、その効力は折り紙付き。
キャスターなどがしばしば使役する低級の使い魔などが相手であれば、サーヴァントの到着まで防戦が可能なほどで、少なくとも一流の魔術師でも小手先で攻略できるほどのものではない。
因みに、影宮市全域の地勢利用のために、この邸宅の位置にも細心の注意が払われており、葦鞠川を挟んで公輪家邸宅の丁度反対側に在する。
大きく分けて、旧街道に面し、酒類の販売を実際に行う店舗である町家と、それに隣接する建物としての酒蔵、そして背後に広がる本邸という配置になっている。
酒香堂蓮、酒香堂銀桂の居宅であり、市の認定する歴史的建造物として、敷地全体がある種の名所となってもいる。
元は影宮町域に邸宅があり、納屋備には湧き水確保の関係で建てられた酒蔵のみがあったとされるが、江戸期頃の本格的な新田開発に伴って邸宅もこちらに移転。
以降、酒香堂家は庄屋として新町地域における開発の中心となり、近代化以前は事実上新町の行政上の中枢としても機能した。
町家及び酒蔵は、現在酒香堂本舗の運営を担う縁戚筋によってかなりシステム化され、IoTの導入なども図られているが、本邸は江戸期頃の建築がかなり残されている。
台所や居間など、日常的な生活空間に関しては流石に電気・水道・ガスが通されるなどしているが、寝室などは畳敷きの書院造である。
当然のように付帯する日本庭園はしっかりと業者によって手入れされ、桜のような見栄えの良い種こそないものの、侘び寂びの感じられるものとなっている。
なお、魔道の徒が住まう家として、当然ある種の工房も設置されているが、西洋式のそれとは異なり、邸宅全体の器物や植物の配置によって、本宅全域を酒香堂の工房と為すものになっている。
祭礼を行うための神棚などは屋内にあり、そこでしか行えないことも多いが、侵入者を報せる警報や迎撃用の術式などは敷地のどこであろうとも万全に機能する。
また、聖杯戦争の参加者を輩出することもあった経験を踏まえ、長い年月を掛けて強化が重ねられており、その効力は折り紙付き。
キャスターなどがしばしば使役する低級の使い魔などが相手であれば、サーヴァントの到着まで防戦が可能なほどで、少なくとも一流の魔術師でも小手先で攻略できるほどのものではない。
因みに、影宮市全域の地勢利用のために、この邸宅の位置にも細心の注意が払われており、葦鞠川を挟んで公輪家邸宅の丁度反対側に在する。
松濤マンション
表向きには新町の町並みを睥睨できる一等地に建つ高級マンション。そういうことで話は通っているし、それについては何一つとして不正な面は存在しない。何なら一切関わりない住居者がいるくらいである。
で、裏向きはというと、関西系の盃を受けてこの街に拠点を築いている極道、花房組の拠点。1階がその事務所になっている。
方針として少なくとも直系団体については麻薬関連には手を染めないということで一貫しており、“比較的”ヤクザとしてはクリーン。勿論非合法組織なので、ある程度は真っ黒な面を持ってはいるのだが。
この花房組の組長である花房上助が内縁の妻としているのが御堂筋華の母。住まいもこのマンションの最上階であるが、あくまで内縁ということで直接の関わりはない、ということになっている。
たまたま本編にはあまり関わることがなく（つまり大した被害もなく）軽く名前が出るだけで終わるのだが、ファンディスクでは取り沙汰されるイベントが生まれる。
で、裏向きはというと、関西系の盃を受けてこの街に拠点を築いている極道、花房組の拠点。1階がその事務所になっている。
方針として少なくとも直系団体については麻薬関連には手を染めないということで一貫しており、“比較的”ヤクザとしてはクリーン。勿論非合法組織なので、ある程度は真っ黒な面を持ってはいるのだが。
この花房組の組長である花房上助が内縁の妻としているのが御堂筋華の母。住まいもこのマンションの最上階であるが、あくまで内縁ということで直接の関わりはない、ということになっている。
たまたま本編にはあまり関わることがなく（つまり大した被害もなく）軽く名前が出るだけで終わるのだが、ファンディスクでは取り沙汰されるイベントが生まれる。
募集
参加者の皆様にとって必要な施設や拠点など追加したい案があればここでお書きください。
**（場所の名前） （内容）
蒼龍飯店
マスター・繧縲縺が拠点とする中華料理屋。
新町の大通りから2つほど通りを外れたところにある、いわゆる町中華といった趣の簡素な佇まい。
メニュー自体はオーソドックスな中華料理が揃うが、とある「呪文」を付け加えることで尋常ではない“激辛”を味わう事が出来るという。
ただ痛いだけの辛さでなく、数千年の歴史に裏付けられた麻辣味により成り立つ奥深い辛さが人気を博し、繁華街からやや外れた場所でありながらそれなりの賑わいを見せる。
数年前までは齢80にもなろうかという店主が一人で切り盛りしていたが、最近バイトが増えた。その人物こそが繧縲縺。店では「桃 」の偽名を使っている。
2階の空き部屋を借りて生活拠点としており、8畳ほどの広さの部屋には所狭しとコンピューターが並べられ“次世代の魔術工房”といった様相を呈している。
加えて非合法な手段で持ち込まれた銃器も数挺並べられていて、非常に物々しい雰囲気。繧個人に関する私物はごく僅か。ただ、数日前から何やら物々しい神話に関する文献や原稿が増え始めた。
入口の扉は“開く”という機能を瑕疵魔術により失っているため、繧以外の人間が立ち入ることは出来ない。扉ごと破壊すればいけるかもしれない。
新町の大通りから2つほど通りを外れたところにある、いわゆる町中華といった趣の簡素な佇まい。
メニュー自体はオーソドックスな中華料理が揃うが、とある「呪文」を付け加えることで尋常ではない“激辛”を味わう事が出来るという。
ただ痛いだけの辛さでなく、数千年の歴史に裏付けられた麻辣味により成り立つ奥深い辛さが人気を博し、繁華街からやや外れた場所でありながらそれなりの賑わいを見せる。
数年前までは齢80にもなろうかという店主が一人で切り盛りしていたが、最近バイトが増えた。その人物こそが繧縲縺。店では「
2階の空き部屋を借りて生活拠点としており、8畳ほどの広さの部屋には所狭しとコンピューターが並べられ“次世代の魔術工房”といった様相を呈している。
加えて非合法な手段で持ち込まれた銃器も数挺並べられていて、非常に物々しい雰囲気。繧個人に関する私物はごく僅か。ただ、数日前から何やら物々しい神話に関する文献や原稿が増え始めた。
入口の扉は“開く”という機能を瑕疵魔術により失っているため、繧以外の人間が立ち入ることは出来ない。扉ごと破壊すればいけるかもしれない。
クラウドタワー納屋備
納屋備駅前の古い商業店舗が解体された土地を活用し10年前に建てられた、高さ105m30階建のタワーマンション。
月影山と日照湖を望むことのできる北側の部屋が人気が高い。
最上階の角部屋(当然北側が見える)である3001号室にはとある観光業の幹部の男性が住んでいたが、3年ほど前に妲己が彼を籠絡し部屋を乗っ取った。
妲己は聖杯戦争から解放されて以降の25年間、こうした「財布」を乗り換えながら生活している。
上階はかなり高価な住まいだが、地方都市ゆえ価格は都市圏のタワーマンションに比べれば多少控えめ。
他にもNPCなどが住んでいるかもしれない。
月影山と日照湖を望むことのできる北側の部屋が人気が高い。
最上階の角部屋(当然北側が見える)である3001号室にはとある観光業の幹部の男性が住んでいたが、3年ほど前に妲己が彼を籠絡し部屋を乗っ取った。
妲己は聖杯戦争から解放されて以降の25年間、こうした「財布」を乗り換えながら生活している。
上階はかなり高価な住まいだが、地方都市ゆえ価格は都市圏のタワーマンションに比べれば多少控えめ。
他にもNPCなどが住んでいるかもしれない。
�蠖慧張侫紂璽船磧璽�リエイトサービス駅前支店(仮称)
納屋備駅前繁華街の裏通りにひっそりと建つ廃ビル。国栖聖矢の上司こと苗羽が過去に債務者から奪い取った物件の一つ。
奪ったは良いものの特に使い道も無かったため、長らく聖矢のような麻薬密売人 達が取り扱う「商品」の保管場所兼下っ端連中の溜まり場として利用されていた。
一応寝泊まり出来る最低限の設備は備わっており、生前の苗羽が『組』から預かった銃火器も持ち込まれていたため、現在はアサシン陣営の拠点となっている。
立地的に外部からの発見は非常に困難な反面、魔術的なセキュリティは何一つ設置されていないため見つけてしまえば侵入は容易。
……というか、覚醒剤やら拳銃やらの非合法物品が大量に保管されているため、警察に踏み込まれたらその時点でアウトである。
奪ったは良いものの特に使い道も無かったため、長らく聖矢のような
一応寝泊まり出来る最低限の設備は備わっており、生前の苗羽が『組』から預かった銃火器も持ち込まれていたため、現在はアサシン陣営の拠点となっている。
立地的に外部からの発見は非常に困難な反面、魔術的なセキュリティは何一つ設置されていないため見つけてしまえば侵入は容易。
……というか、覚醒剤やら拳銃やらの非合法物品が大量に保管されているため、警察に踏み込まれたらその時点でアウトである。
慶漁邸
高坂一真の住まう邸宅。邸宅の名前は育ての親である老人の家名から。
時代に取り残されたかのような木造建築の様式に当世風の住宅部分も混ざった珍妙な屋敷。観光客はあれは何かの施設？と聞いたりすることもあるのだとか。
二階建てかつ地下室もあり、一人暮らしをするにはかなり大きな邸宅であるため、敷地面積に対して一真が使用している部屋は少な目。掃除こそ定期的にするものの、遊びに来る家族用の部屋や、友人が置いたままにした荷物を置くための部屋もあるなど、どちらかというと民宿といった雰囲気すら存在する。
一真はここから徒歩で一時間かかる程度に距離のある学校に毎日ダッシュで通っていたが、最近は急いでいるのか自転車登校をするようになった。
魔術を扱う家系としての工房は地下室の一区画に存在し、書物なども存在しているが、中身を暗記したこともあって再読されることもなく埃を被り、どちらかというとトレーニングルームになっている有り様である。
時代に取り残されたかのような木造建築の様式に当世風の住宅部分も混ざった珍妙な屋敷。観光客はあれは何かの施設？と聞いたりすることもあるのだとか。
二階建てかつ地下室もあり、一人暮らしをするにはかなり大きな邸宅であるため、敷地面積に対して一真が使用している部屋は少な目。掃除こそ定期的にするものの、遊びに来る家族用の部屋や、友人が置いたままにした荷物を置くための部屋もあるなど、どちらかというと民宿といった雰囲気すら存在する。
一真はここから徒歩で一時間かかる程度に距離のある学校に毎日ダッシュで通っていたが、最近は急いでいるのか自転車登校をするようになった。
魔術を扱う家系としての工房は地下室の一区画に存在し、書物なども存在しているが、中身を暗記したこともあって再読されることもなく埃を被り、どちらかというとトレーニングルームになっている有り様である。
照美団地 B棟303号室
影宮町北部・旧日照村村域に建てられた集合住宅団地。その一室。
公輪怜音と公輪芙蓉が、偽名である空原姓を名乗って暮らしている。
内部は魔術により位相をズラした空間に拡張されており、本来は二人でも手狭なところをそれぞれの私室と工房を備えた立派な居住空間が構成されている。防音防振も完備。
なお人払いの魔術はかけられているが、なおも芙蓉の許可を得ていない人間が無理やり入ろうとすると本来の303号室が罠まみれに改造された場所へと飛ばされたいていの場合死ぬ。
セキュリティはほぼ万全な一方、消防設備点検等どうしようもないものが来たときは妲己が誤魔化しているなど細かい部分は力技。
芙蓉の工房はここの他にも市内に何ヶ所かあり、「一つでも生き残れば建て直せるよう」魔術書等の財産が分割して置かれている。怜音も妲己もその全ての場所については知らされていない。
公輪怜音と公輪芙蓉が、偽名である空原姓を名乗って暮らしている。
内部は魔術により位相をズラした空間に拡張されており、本来は二人でも手狭なところをそれぞれの私室と工房を備えた立派な居住空間が構成されている。防音防振も完備。
なお人払いの魔術はかけられているが、なおも芙蓉の許可を得ていない人間が無理やり入ろうとすると本来の303号室が罠まみれに改造された場所へと飛ばされたいていの場合死ぬ。
セキュリティはほぼ万全な一方、消防設備点検等どうしようもないものが来たときは妲己が誤魔化しているなど細かい部分は力技。
芙蓉の工房はここの他にも市内に何ヶ所かあり、「一つでも生き残れば建て直せるよう」魔術書等の財産が分割して置かれている。怜音も妲己もその全ての場所については知らされていない。
白滝邸
白滝弓美が住む邸宅。
月影山麓に建てられた洋風建築の平屋の一軒家。
25年前に持ち主が失踪した為、権利が宙に浮いた廃屋となり、10年程前まで月影山麓の幽霊屋敷として有名なオカルトスポットになっていた。
実際には25年前の聖杯戦争の参加者が拠点として使用していた屋敷であり、参加者の敗北後は工房の防衛機構や貯まった魔力に群がる残留思念が暴走し、人に害成す幽霊屋敷と化していた。
影宮市に引っ越して来た弓美は公輪家からも酒香家からも目をつけられていない事を良いことに行政と交渉、権利者の相続人を見つけ出すと土地と建物の権利を『穏便』に譲り受け、数ヶ月間の死闘の後、幽霊屋敷を調伏制圧。
その後数年掛けて自力でリフォームを行い(費用はギリギリ4桁行かなかったらしい)、2台分の屋内ガレージと爬虫類(と生餌の虫)飼育スペースのある現代風の住宅になっている。
地下にはかつての持ち主が作ったものを再利用した魔術工房があり、怪しい植物や薬品はそちらで育成保管している。
魔術要塞と言うほど堅牢ではないが、立てこもるには十分な砦。
影宮市を走る霊脈の支流の付け根に当たり、本流から魔力が吸える位置にある。弓美曰く、土地に根付いていない魔術使いが得られたなら上々の土地。
余談ではあるが、結構な額の寄付と引き換えに飼育している爬虫類達は弓美が死亡した際には市立水族館に引き取ってもらう契約をしている
月影山麓に建てられた洋風建築の平屋の一軒家。
25年前に持ち主が失踪した為、権利が宙に浮いた廃屋となり、10年程前まで月影山麓の幽霊屋敷として有名なオカルトスポットになっていた。
実際には25年前の聖杯戦争の参加者が拠点として使用していた屋敷であり、参加者の敗北後は工房の防衛機構や貯まった魔力に群がる残留思念が暴走し、人に害成す幽霊屋敷と化していた。
影宮市に引っ越して来た弓美は公輪家からも酒香家からも目をつけられていない事を良いことに行政と交渉、権利者の相続人を見つけ出すと土地と建物の権利を『穏便』に譲り受け、数ヶ月間の死闘の後、幽霊屋敷を調伏制圧。
その後数年掛けて自力でリフォームを行い(費用はギリギリ4桁行かなかったらしい)、2台分の屋内ガレージと爬虫類(と生餌の虫)飼育スペースのある現代風の住宅になっている。
地下にはかつての持ち主が作ったものを再利用した魔術工房があり、怪しい植物や薬品はそちらで育成保管している。
魔術要塞と言うほど堅牢ではないが、立てこもるには十分な砦。
影宮市を走る霊脈の支流の付け根に当たり、本流から魔力が吸える位置にある。弓美曰く、土地に根付いていない魔術使いが得られたなら上々の土地。
余談ではあるが、結構な額の寄付と引き換えに飼育している爬虫類達は弓美が死亡した際には市立水族館に引き取ってもらう契約をしている
nevadakagemiya
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